JP6082977B2 - 自吸式ポンプ - Google Patents

自吸式ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP6082977B2
JP6082977B2 JP2012204072A JP2012204072A JP6082977B2 JP 6082977 B2 JP6082977 B2 JP 6082977B2 JP 2012204072 A JP2012204072 A JP 2012204072A JP 2012204072 A JP2012204072 A JP 2012204072A JP 6082977 B2 JP6082977 B2 JP 6082977B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
priming
chamber
runner
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012204072A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014058899A (ja
Inventor
足達 勇治
勇治 足達
前田 一憲
一憲 前田
宮内 隆
隆 宮内
井上 恵介
恵介 井上
村田 吉隆
吉隆 村田
鑓 健太郎
健太郎 鑓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2012204072A priority Critical patent/JP6082977B2/ja
Publication of JP2014058899A publication Critical patent/JP2014058899A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6082977B2 publication Critical patent/JP6082977B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、洗濯機に内蔵される風呂水吸水ポンプ等の自吸式ポンプに関するものである。
従来の洗濯機では、節水を目的として、風呂水吸水ポンプ等の自吸式ポンプ(以下、ポンプと呼ぶ)を内蔵し、洗濯槽に洗濯水を給水する給水行程にて、ポンプを動作させて、風呂水の残り湯を吸水し、洗濯水として再利用するものがある。(例えば、特許文献1)
特許文献1に記載されたポンプを内蔵した洗濯機では、洗濯機上部に配された給水電磁弁に水道蛇口から給水ホースが接続されている。
一方、ポンプ上部の吸水口には吸水ホースが接続され、吸水ホースの他端は浴槽の湯水へと配されている。そして、ポンプの呼び水口と吐出口から溢れた水は、洗濯槽へ導かれる構成となっている。
まず、給水電磁弁を通電し、給水電磁弁から水道水を供給する。供給された水道水は、その一部が呼び水口へ接続されたホースを通じてポンプ内に呼び水として供給される。給水電磁弁の通電停止後、ポンプモータの回転によってランナー(羽根車)室にてランナー(羽根車)が回転し、吸水ホース内の空気と呼び水が攪拌され気水混合状態となる。
その後、気水混合流体は、気水分離室にて再度、空気と水に分離される。分離された空気は吐出口と呼び水口から排出されるので、吸水ホース内の気圧が低下し、吸水ホース内に浴槽の湯水が吸い上げられる。吸い上げられた湯水は、ポンプ内に到達し、吐出口と呼び水口から排出されて洗濯槽へ給水される。
ここで、洗濯機においては、ポンプや他の機器が取り付けられる洗濯機上部の空間を有効活用するために、ポンプの小型化が求められてきた。
具体的には、ポンプの気水分離室の容積を小さくすることや、呼び水口や吐出口をより下部に配して吸水口のみを洗濯機上部板から露出させることで、ポンプを取り付ける洗濯機上部の空間の上下幅を小さくすることなどである。
特許文献1に示されるポンプ構造では、吸水ホース内の空気と呼び水が攪拌されて気水混合状態となっている間は、ポンプモータの回転に伴って、ランナー室より吐出された気水混合流体が、ポンプケーシング面にぶつかるために、呼び水口側が吐出口側よりも***した水面状態となる。
それは、渦巻形に形成されたランナー室から気水混合流体が呼び水口側の側面に向かって排出されるためである。
呼び水口を低くした場合、その***された水が呼び水口の内部に流れ込み、呼び水口の内部が満水状態となり、***される気水混合流体の水圧に押されて、呼び水口から呼び水の一部が徐々に排出されていき、呼び水水量が十分確保できなくなって気水分離の効率が低下し、自吸時間が増加する場合や自吸不能となる場合があった。
この課題に対して、例えば、特許文献2では呼び水口を吐出口よりも下部に配したポンプにおいて、内側にL字形パイプを接続し、他端開口部を吐出口最下部より上方に備える
ことでポンプ内からの呼び水の排出を防ぎ、呼び水口の位置を、従来よりも低くすることを提案している。
特開2000−291581号公報 特許第2904126号公報
しかしながら、特許文献2に記載のL字形のパイプでは、給水電磁弁からの水道水の一部を呼び水としてポンプに給水する際に、L字形パイプの開口部が呼び水口よりもより上方に配されるため、給水電磁弁から供給される水道水の水圧が低く、結果的に呼び水口に到達する呼び水の水圧が低い場合、呼び水がポンプ内に供給できない場合があった。
また、呼び水口が斜め下方となるように傾斜して設置された場合に、水が入りにくくなるという欠点もあった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、呼び水口を低く配した場合でも、呼び水口からの呼び水の排出を防ぎ、また、呼び水の水圧が低い場合でも、呼び水供給を妨げない構造を持つ自吸式ポンプを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の自吸式ポンプは、モータ側ケーシングと、ホース側ケーシングと、仕切板などから構成された自吸式ポンプであって、ランナーと、前記ランナーを回転するポンプモータと、前記モータ側ケーシングと前記仕切板とにより形成され前記ランナーが収容され渦巻き形状に形成されたランナー室と、前記ホース側ケーシングに形成され前記ランナーの回転により風呂水を前記ホース側ケーシングと前記仕切板とにより形成された吸込室内に吸水する吸水口と、前記仕切板に設けられ前記吸込室と前記ランナー室とを連通する吸込孔と、前記モータ側ケーシングと前記仕切板と前記ホース側ケーシングとにより形成され前記ランナーの回転により前記ランナー室の渦巻き形状の端部に形成されたランナー室出口から水が排出される気水分離室と、前記ホース側ケーシングに設けられ前記気水分離室内に吸水された水を吐出する吐出口と、前記ホース側ケーシングに設けられ前記気水分離室内に呼び水を供給する呼び水口と、前記ランナー室に設けられ前記気水分離室から前記ランナー室に水が流入するための孔と、を備え、前記気水分離室内部において前記呼び水口は、前記ランナー室出口の上部に設けられ、前記ホース側ケーシングには、前記呼び水口と連通した筒状構造体を設け、前記筒状構造体の断面積は、前記呼び水口の断面積よりも大きいことを特徴とするものである。
これによって、呼び水口を低く配した場合でも、呼び水口からの呼び水の排出を防ぎ、また、呼び水の水圧が低い場合でも、呼び水供給を妨げない構造を持つ自吸式ポンプを実現することができるようになる。
本発明の自吸式ポンプは、呼び水口を低く配した場合でも、呼び水口からの呼び水の排出を防ぎ、また、呼び水の水圧が低い場合でも、呼び水供給を妨げない構造を持つ自吸式ポンプを実現することができる。
実施の形態1における自吸式ポンプの断面図 実施の形態1における自吸式ポンプのホース側ケーシングの上面図 実施の形態1における洗濯機の自吸式ポンプの配管図 実施の形態1における自吸式ポンプの側面図 実施の形態1における自吸式ポンプの傾斜時の状態を示す側面図 実施の形態2における自吸式ポンプのホース側ケーシングの平面図 (a)実施の形態2における筒状構造体の断面図(b)同、筒状構造体の他の例を示す断面図(c)同、筒状構造体の他の例を示す断面図 実施の形態2における自吸式ポンプの筒状構造体を示す側面図 (a)実施の形態3における筒状構造体の断面図(b)同、筒状構造体の他の例を示す断面図(c)同、筒状構造体の他の例を示す断面図 従来の自吸式ポンプのホース側ケーシングの上面図 従来の自吸式ポンプにおける運転時の状態を示す側面図
第1の発明は、モータ側ケーシングと、ホース側ケーシングと、仕切板などから構成された自吸式ポンプであって、ランナーと、前記ランナーを回転するポンプモータと、前記モータ側ケーシングと前記仕切板とにより形成され前記ランナーが収容され渦巻き形状に形成されたランナー室と、前記ホース側ケーシングに形成され前記ランナーの回転により風呂水を前記ホース側ケーシングと前記仕切板とにより形成された吸込室内に吸水する吸水口と、前記仕切板に設けられ前記吸込室と前記ランナー室とを連通する吸込孔と、前記モータ側ケーシングと前記仕切板と前記ホース側ケーシングとにより形成され前記ランナーの回転により前記ランナー室の渦巻き形状の端部に形成されたランナー室出口から水が排出される気水分離室と、前記ホース側ケーシングに設けられ前記気水分離室内に吸水された水を吐出する吐出口と、前記ホース側ケーシングに設けられ前記気水分離室内に呼び水を供給する呼び水口と、前記ランナー室に設けられ前記気水分離室から前記ランナー室に水が流入するための孔と、を備え、前記気水分離室内部において前記呼び水口は、前記ランナー室出口の上部に設けられ、前記ホース側ケーシングには、前記呼び水口と連通した筒状構造体を設け、前記筒状構造体の断面積は、前記呼び水口の断面積よりも大きいことを特徴とする自吸式ポンプとすることにより、筒状構造体および呼び水口内部に空気層を形成できるため、呼び水の排出を防ぐことができる。また、筒状構造体の断面が呼び水口の断面積より大きいため、呼び水の水圧が低い場合でも呼び水を供給しやすくなる。
第2の発明は、特に、第1の発明の筒状構造体の断面形状は、楕円、または多角形、または円弧と矩形との組み合わせからなる形状を有することにより、単純な円形状で発生しやすい表面張力の影響を低減して、呼び水の水圧が低い場合でも、呼び水の流入を容易とすることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の筒状構造体の断面積は、前記筒状構造体の軸方向に沿って徐々に変化するようにしたことにより、呼び水水圧が低い場合に、軸方向内面の傾斜を利用して、水を重力方向に沿って流すことで、呼び水の流入を容易とすることができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の筒状構造体の内周面には、前記内周面に立設するリブを設けたことにより、呼び水水圧が低い場合に、筒状構造体内部に流入した呼び水を整流してポンプ内部に導くことができるので、呼び水の流入を容易とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。またこの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における自吸式ポンプの断面図を示し、洗濯機に搭載し風呂水を洗濯水として利用するための風呂水吸水ポンプとして機能する。図2は、本実施の形態における自吸式ポンプのホース側ケーシングの上面図、図3は、本実施の形態における洗濯機の給水電磁弁および自吸式ポンプの配管図を示す。
図1において、自吸式ポンプ(以下、ポンプと呼ぶ)は2つのケーシング(モータ側ケーシング1とホース側ケーシング2)、仕切板3、ポンプモータ4、ランナー5、逆止弁6などから構成されている。
モータ側ケーシング1は、ポンプモータ4の収納部7とオイルシール部8があり、ポンプモータ4は、オイルシール部8を介してモータ側ケーシング1に結合され、モータ軸10には、ランナー5が取り付けられている。
ホース側ケーシング2には、浴槽まで接続する風呂水吸水ホース15の吸水口11と、吸込室12が形成されている。また、ポンプ内に呼び水を供給する呼び水口13と、ランナー5の回転により吸水口11から吸水した風呂水を吐出する吐出口14が設けられてい
る。
吸込室12には、風呂水吸水ホース15側に水が逆流するのを防ぐための逆止弁6が配されている。モータ側ケーシング1とホース側ケーシング2の間には仕切板3が配されており、2つのケーシングは、気密性が保たれるように接合されている。
この仕切板3は、ランナー室16と吸込室12を区分けしており、中央の吸込孔17によって連通する。後述する図6に示すように、ランナー室16は、渦巻き形状で、ランナー室16にはケーシングから水が流入する孔26が設けられている。ポンプ内部には気水分離室18が形成されている。
次にポンプの動作について説明する。
図3において、風呂水吸水動作が開始になると、蛇口に接続された給水電磁弁19が通電されて水道水が給水される。水は給水室20に30秒間供給され、給水電磁弁19は非通電となって停止する。
給水室20と給水電磁弁19はパッキン21によって接続され、給水室20とポンプの呼び水口13はパッキン22aを介して接続され、給水室20とポンプの吐出口14はパッキン22bを介してで接続されている。
給水室20は、大気開放となっており、大気圧に近い圧力の一部の水が給水時に呼び水口13を通じてポンプ内へ供給され、溢れた水は下部の洗濯槽へと導かれる。
ポンプモータ4の回転により、ランナー5が回転する。これに伴い、吸水口11を介して吸込室12に接続された風呂水吸水ホース15内の空気が吸込まれて吸込室12は負圧となり、ランナー室16内にて水が気水混合状態とされて気水分離室18側に排出される。
気水分離室18にて分離された水と空気のうち、空気は呼び水口13及び吐出口14より排出され、水は再び、孔26を通じて、ランナー室16に戻り風呂水吸水ホース15内の空気を吸込んでいく。
図10は、従来の自吸式ポンプのホース側ケーシングの上面図を示しており、図10に示すように、ポンプ内に呼び水を入れてかつ吸水した風呂水を一部吐出する呼び水口13と、吸水した風呂水を吐出する吐出口14を設けている。
また、図11は、従来の自吸式ポンプにおける運転時の状態を示す側面図で、呼び水口13側のケーシング内部の水位24が示されている。
従来、図11に示すように、ランナー室16から出てくる水が、ポンプケース壁面にぶつかってポンプケース内で***し水位24が高くなる。そのため、ポンプを小型化し、呼び水口13をより下方に配置しようとすると、***した水が呼び水口13内で満水となるため、風呂水吸水ホース15内部の空気を排出している途中では、呼び水口13から水が排出されて、呼び水が低下してしまう。
しかしながら、本実施の形態によれば、図2に示すように、ケーシングの内部には、呼び水口13と連通した筒状構造体23を設けたのでこのようなことは生じない。
図4は、本実施の形態における自吸式ポンプの側面図で、呼び水口13側のケーシング
内部の水位24が示されている。
筒状構造体23は、呼び水口13と連通しており、ポンプのケーシング内部に延長されている。この構成において、ポンプモータ4が回転されると、ランナー室16から排出された水が***して水位24が上昇する。その***水位は、ランナー室出口28の上部をピークとして低くなる。そして低くなった部分は空気層となる。
ランナー室出口28の上部には、筒状構造体23があるため、風呂水吸水ホース15内の空気を気水混合している間は、***された水が筒状構造体23の下部にぶつかるだけで筒状構造体23の内部に入らず、また、筒状構造体23の他端周辺も、空気層ができる位置となっているため、筒状構造体23の内部に水はほとんど入らない。
このように、筒状構造体23の端部をケーシング内の空気層まで到達する長さとすることで、筒状構造体23および呼び水口13内部を空気層とすることができ、呼び水口13内部が満水になることがなく、呼び水の排出を防ぐことができる。
ポンプモータ4の運転を継続すると、やがて、風呂水吸水ホース15内の全ての空気が排出され、浴槽からの水を吸込んでポンプ内で呼び水口13及び吐出口14より排出する。
このときは、ポンプ内が満水状態となるため筒状構造体23内部も水で満たされて呼び水口13も水で満たされるため、呼び水口13と吐出口14両方から水が排出される。
ポンプモータ4の運転を停止すると、ポンプ内の水位24は呼び水口13の下部の位置まで自然流出して低下した後、停止する。
このように筒状構造体23を備えれば、ポンプ運転中のランナー部の水の***があっても呼び水が排出されずに継続してポンプ動作を行える。
図4に示すように、筒状構造体23を呼び水口13の断面積より大きく、断面の下端が呼び水口の下端よりも下に配することによって、呼び水口13から入ってきた水が重力によって下側へ流れるので、呼び水口13と同形状の筒状構造体23にするよりも、呼び水が入りやすい。
図5は、本実施の形態における自吸式ポンプの傾斜時の状態を示す側面図で、呼び水口13側が、若干下向きに傾いたときの水位24の状態においても、筒状構造体23の断面の広がり分が傾斜の影響を吸収するので、呼び水の水圧が低い場合でも呼び水を容易に供給することができる。
また、この筒状構造体23の構成としては、ホース側ケーシング2と一体成型してもよいし、別部品をホース側ケーシング2の内側から呼び水口部に接合してもよい。
このように、呼び水口の断面積より大きい断面積を持つ筒状構造体を延長して備えることにより、呼び水の水圧が低い場合や、呼び水口と吐出口側が斜め下方になるように傾斜して取り付けられても、呼び水が入りやすい構造となり、自吸するための呼び水を十分確保することができる。
(実施の形態2)
図6は、モータ側ケーシング1側から見たホース側ケーシング2の平面図を示す。
仕切板3にランナー室16が形成され、ランナー室16は渦巻き構造となっている。ランナー室16から排出された気水混合状態の水は、気水分離板25a、25b、25cに衝突して流速が低減し、気体と水に分離されて空気だけが呼び水口13と吐出口14から排出されていく。
ここで、図6においては、筒状構造体23の断面形状は、断面積が呼び水口13よりも大きい円形を例示したが、図7は、筒状構造体23の他の断面形状を例示したものである。
呼び水口13の断面は、通常、ホースを接続するために円形状をしているが、筒状構造体23側は、ホース接続という条件がないので円形以外の形状であっても良い。例えば、図7(a)に示す楕円形状、図7(b)に示す長方形形状、図7(c)に示す円弧と矩形との組み合わせからなる形状とすることができる。
図7(a)、図7(b)、図7(c)に示すように、筒状構造体23の断面形状の下端を呼び水口13の下端よりも下方の位置にずらすことによって、呼び水口13から入ってきた水が、呼び水口13と筒状構造体23との連通部で重力によって下方に落下し、水の流れを発生させて呼び水を入り易くすることができる。
また、水は円弧状に表面張力を発生する性質があり、その影響で低水圧時に、筒状構造体23内部で水の流れが阻害される場合があるが、図7(a)に示す楕円形状や、図7(b)に示す長方形形状にすることで、低水圧時でも水の流れが阻害されることはない。
図8は、筒状構造体23の他の例を示す側面図である。
図8において、筒状構造体23は若干下方に向けて傾斜しており、また、筒状構造体23の断面積が、筒状構造体23の軸方向に沿って徐々に変化するようにしたものである。
このように、筒状構造体23に傾斜部分を設けることで、傾斜部分に水を伝わらせることによって水の流れを発生させて呼び水を入り易くすることができる。
なお、呼び水口13は、ランナー室16の出口より上位置までは下げて対応することができる。
(実施の形態3)
図9に示すように、筒状構造体23の内周面の下部に、内側に凸のリブ27を設ける。
このように、筒状構造体23の内周面に立設するリブを設けることで、筒状構造体23の中を流れる水が整流されて、より滑らかに呼び水がポンプ内に供給できる。
以上のように、本発明にかかる自吸式ポンプは、呼び水口の位置低い場合でも、ポンプモータ運転中の呼び水排出を防ぐことができるので、風呂水吸水ポンプ等の自吸式ポンプを備えた機器に適用できる。
4 ポンプモータ
5 ランナー
11 吸水口
13 呼び水口
14 吐出口
23 筒状構造体
27 リブ

Claims (4)

  1. モータ側ケーシングと、ホース側ケーシングと、仕切板などから構成された自吸式ポンプであって、ランナーと、前記ランナーを回転するポンプモータと、前記モータ側ケーシングと前記仕切板とにより形成され前記ランナーが収容され渦巻き形状に形成されたランナー室と、前記ホース側ケーシングに形成され前記ランナーの回転により風呂水を前記ホース側ケーシングと前記仕切板とにより形成された吸込室内に吸水する吸水口と、前記仕切板に設けられ前記吸込室と前記ランナー室とを連通する吸込孔と、前記モータ側ケーシングと前記仕切板と前記ホース側ケーシングとにより形成され前記ランナーの回転により前記ランナー室の渦巻き形状の端部に形成されたランナー室出口から水が排出される気水分離室と、前記ホース側ケーシングに設けられ前記気水分離室内に吸水された水を吐出する吐出口と、前記ホース側ケーシングに設けられ前記気水分離室内に呼び水を供給する呼び水口と、前記ランナー室に設けられ前記気水分離室から前記ランナー室に水が流入するための孔と、を備え、前記気水分離室内部において前記呼び水口は、前記ランナー室出口の上部に設けられ、前記ホース側ケーシングには、前記呼び水口と連通した筒状構造体を設け、前記筒状構造体の断面積は、前記呼び水口の断面積よりも大きいことを特徴とする自吸式ポンプ。
  2. 前記筒状構造体の断面形状は、楕円、または多角形、または円弧と矩形との組み合わせからなる形状を有することを特徴とする請求項1に記載の自吸式ポンプ。
  3. 前記筒状構造体の断面積は、前記筒状構造体の軸方向に沿って徐々に変化するようにした請求項1または2に記載の自吸式ポンプ。
  4. 前記筒状構造体の内周面には、前記内周面に立設するリブを設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の自吸式ポンプ。
JP2012204072A 2012-09-18 2012-09-18 自吸式ポンプ Active JP6082977B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012204072A JP6082977B2 (ja) 2012-09-18 2012-09-18 自吸式ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012204072A JP6082977B2 (ja) 2012-09-18 2012-09-18 自吸式ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014058899A JP2014058899A (ja) 2014-04-03
JP6082977B2 true JP6082977B2 (ja) 2017-02-22

Family

ID=50615585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012204072A Active JP6082977B2 (ja) 2012-09-18 2012-09-18 自吸式ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6082977B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000291581A (ja) * 1999-01-01 2000-10-17 Hitachi Ltd 自吸式ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014058899A (ja) 2014-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5364043B2 (ja) 横軸ポンプ設備、及びその運転方法
JP6158106B2 (ja) ポンプ装置
JP6082977B2 (ja) 自吸式ポンプ
JP2013209961A (ja) 剥離防止構造体を備えたポンプ装置
TWM523767U (zh) 高位儲水引導裝置及自吸泵
JP2015143476A (ja) ポンプ装置
JP4463484B2 (ja) 立軸ポンプ
JP6420594B2 (ja) ポンプ
JP2005238071A (ja) ろ過機
JP2010285972A (ja) 自吸式ポンプ
JP2007239598A (ja) 自吸ポンプ
CN111997907A (zh) 立式导叶式自吸离心泵
JP4542124B2 (ja) 洗濯機
JP4562088B2 (ja) 自吸式ポンプ
JP4137614B2 (ja) 自吸式ポンプ
JP4617920B2 (ja) 自吸式電気ポンプ
JP2006291900A (ja) 先行待機型立軸ポンプ
US20050089420A1 (en) Circulation pump
JP5478430B2 (ja) 先行待機ポンプ
JP2017194021A (ja) 給水装置
JP6747855B2 (ja) 給水装置
JP2010121480A (ja) 先行待機運転ポンプ
JP4034301B2 (ja) 洗濯機
JP4702064B2 (ja) 自吸式ポンプ
JP4414707B2 (ja) 吸込管を有する立軸ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150819

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150925

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161226

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6082977

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151