JP6078825B2 - 鉄筋検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、せん断補強筋やアンカーボルトを挿入するためなどに鉄筋コンクリート構造物に穿孔された孔に、鉄筋が露出していないかなどを検知させる鉄筋検知装置に関するものである。
鉄筋コンクリート製のボックスカルバートの壁や床版、又は橋脚や柱などの耐震補強を行うに際して、既設の鉄筋コンクリート構造物に孔を穿孔して、せん断補強筋を挿入するせん断補強方法が知られている(特許文献1,2など参照)。
これらのせん断補強方法を実施するにあたっては、まずコンクリート内部に埋設されている鉄筋の位置を確認し、鉄筋を損傷させないように穿孔を行う必要がある。
このように既設の鉄筋コンクリート構造物に埋設されている鉄筋の位置を確認する方法としては、様々な非破壊検査方法が知られている(特許文献3−5など参照)。
例えば、特許文献1には、送信コイルを用いて電磁波を発生させ、その電磁波をコンクリート内に侵入させ、その反射波を受信コイルで受信させることにより鉄筋の存在を検知させる電磁探査法が開示されている。
この特許文献1では、鉄筋位置を精度よく検出させるために、電磁探査法に磁気探査法を組み合わせている。磁気探査法は、センサー内に組み込まれたコイルによって磁界を発生させて送信し、鉄筋から電磁誘導によって発生される磁界強度を観測することにより鉄筋の位置を測定する方法である。特許文献4の金属物体認識方法も、この磁気探査法に基づいている。
一方、特許文献5には、マイクロ波を使ったコンクリートの非破壊検査方法が開示されている。この方法では、コンクリート構造物の表面からマイクロ波を照射して内部の温度を上昇させ、その温度分布を測定することで、内部にある空洞、又は鉄筋の位置や形状を検出させることができる。
特許第3932094号公報 特許第3829081号公報 特開2003−315004号公報 特開2011−69667号公報 特開2007−132739号公報
しかしながら、電磁探査法や磁気探査法などの非破壊検査によって、鉄筋コンクリート構造物の内部に埋設されている鉄筋の位置を正確に特定するのは、依然として難しい。また、検知精度が向上しても、高密度で配筋が行われていたり、正確な位置に穿孔できなかったりすると鉄筋を損傷させる可能性がある。
このため、実際に穿孔された孔に対して、削孔機によって損傷を受けた鉄筋が孔の壁面に露出していないかどうかなどを確認できることが理想的である。一方、鉄筋コンクリート構造物に穿孔された孔は、非常に狭い(孔径が小さい)ものが多く、挿入できる測定機器も限定される。
また、上述したような電磁探査法や磁気探査法による測定精度では、鉄筋が孔壁に極めて近い位置にあるが露出はしていないような状態を判別することができない。
そこで、本発明は、孔が狭くても挿入可能に構成できるうえに、確認したい状態を確実に検知させることができる鉄筋検知装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の鉄筋検知装置は、鉄筋コンクリート構造物に穿孔された孔に挿入されて鉄筋を検知させる鉄筋検知装置であって、前記孔の全長が検知可能となる長さに形成される軸部と、前記軸部の先端に設けられる検知部と、前記検知部によって得られた情報を検知信号として出力させる出力部とを備え、前記検知部は、前記孔の壁面に接触可能となるように配置された少なくとも1組の正負の導電性の接触子を有するとともに、前記正負の接触子間に閾値以上の電流が流れたときに前記出力部に検知信号が出力されることを特徴とする。
ここで、前記正負の接触子間には絶縁体が介在されている構成にすることができる。また、前記出力部は前記軸部の後端に設けられた報知部を有しており、前記検知信号が出力されると前記報知部による報知が行われる構成にすることができる。
さらに、前記軸部には、前記孔に挿入された長さを計測するための目盛部が設けられていてもよい。また、前記接触子は、前記軸部の軸直交方向に広がる可撓性の面材によって形成させることができる。
また、前記接触子は、弾性的に開閉自在に形成された前記軸部の先端に取り付けられる構成であってもよい。さらに、前記接触子は、針状に形成されていてもよい。
そして、前記検知信号は、前記接触子による通電位置が識別可能となるように出力されるのが好ましい。また、前記軸部には、前記孔よりも大きな外形のリセット器が軸方向に沿って移動可能に装着されており、前記検知部に隣接する位置に設けられたスイッチ部まで前記リセット器を移動させることによって検査開始状態に設定される構成にすることができる。
このように構成された本発明の鉄筋検知装置は、孔の全長が検知可能となる長さに形成された軸部の先端に検知部が設けられている。この検知部は、導電性の接触子を有しており、正負を区別して回路に接続された接触子間に閾値以上の電流が流れたときに、孔の壁面に鉄筋が露出していることなどを検知する。
このように軸部の先端に検知部を設ける構成であるため、孔が狭くても挿入可能な構成にすることができる。また、鉄筋に対して接触子の接触があった場合のみを検知させることができるので、孔の壁面に鉄筋が露出した状態だけを検知させるなどの確認したい状態のみを確実に検知させることができる。
また、正負の接触子間に絶縁体が介在されていれば、誤って正負の接触子どうしが短絡して鉄筋を検知したのと同等の状態になることを防ぐことができる。さらに、軸部の後端に、光や音によって鉄筋の検知を知らせる報知部が設けられていれば、検査者は即座に鉄筋が検知されたことを認識することができる。また、軸部に挿入した長さを計測するための目盛部が設けられていれば、鉄筋が検知された孔の深さ方向の位置を容易に認識することができる。
そして、接触子を軸部直交方向に広がる可撓性の面材によって形成する場合は、面材を撓ませることで確実に接触子を孔の壁面に接触させることができる。また、弾性的に開閉自在に形成された軸部の先端に接触子を取り付ける構成であれば、弾性力によって接触子を孔の壁面に接触させることができる。さらに、接触子が針状に形成されていれば、接触子による通電位置を点で識別することができるようになる。
また、接触子による通電位置が識別可能となるように検知信号が出力されるのであれば、鉄筋が検知された孔の周方向の位置を特定することができ、露出した鉄筋の種類を判別できるようになる。
さらに、孔よりも大きな外形のリセット器を検知部に近づけることによって検査開始状態に設定できるように構成しておけば、孔の全長の検査を省略することなく実施させることができる。
本発明の実施の形態の鉄筋検知装置の構成を説明する図であって、(a)は全体図、(b)は部分拡大図である。 鉄筋検知装置の全体の構成を示した側面図である。 鉄筋検知装置を鉄筋コンクリート構造物の孔に挿入した検査時の状態を示した説明図である。 検知部の構成を示した斜視図である。 接触子の構成を示した正面図である。 通電位置が識別可能となる検知部の構成を示した分解斜視図である。 報知部の構成を説明する図であって、(a)は横方向に通電位置があった場合の報知状態を示した図、(b)は縦方向に通電位置があった場合の報知状態を示した図である。 鉄筋検知装置によって鉄筋コンクリート構造物の孔の検査を行う手順を説明する手順図である。 実施例1の鉄筋検知装置の検知部の構成を説明する部分拡大斜視図である。 実施例1の鉄筋検知装置の構成を説明する図であって、(a)は孔に検知部を挿入する前の状態を説明する図、(b)は孔に検知部を挿入した状態を説明する図である。 実施例2の鉄筋検知装置の構成を示した説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1−3は、本実施の形態の鉄筋検知装置1の構成を説明する図である。この鉄筋検知装置1は、柱や壁や床版などの鉄筋コンクリート構造物Rに穿孔された孔Hに挿入されて、鉄筋Sが孔内側に露出しているか否かを検知する。
このような孔Hは、鉄筋コンクリート構造物Rの耐震補強を行うためにせん断補強筋を後から配置する場合や、鉄筋コンクリート構造物Rに対して設備や機器などを固定するためにアンカーボルトを打ち込む場合などに穿孔される。
本実施の形態の鉄筋検知装置1は、図1に示すように、孔Hの全長が検知可能となる長さに形成される軸部2と、軸部2の先端に設けられる検知部3と、検知部3によって得られる情報を検知信号として出力させる出力部としての把持部4とを主に備えている。
この軸部2は、管体部21と、管体部21の外周面に記される目盛部22とから主に構成される。目盛部22は、検知部3からの距離が読み取れるように記される。
また、管体部21の内部では、後述するように検知部3と把持部4とを接続するための配線が行われる。このため管体部21は、接触子間(電極間)の絶縁性を高めるためなどに、必要に応じて二重管や三重管などの多重管構造とすることができる。
一方、検知部3は、図1(b)に示すように、正の接触子としての正側電極板31と、負の接触子としての負側電極板32と、絶縁体としての絶縁板33とが積層された構造となっている。
接触子の形状について、図5を参照しながらさらに詳しく説明する。ここで、正側電極板31と負側電極板32とでは同様の構造となるため、正側電極板31を例に説明する。
正側電極板31は、軸部2の軸直交方向に面が広がる円板状に形成される。例えば、円形の中央部311の外周が複数の扇状の扇部312,・・・によって囲繞された形状にすることができる。
この扇部312,・・・は、金属板などの導電性の円板の外縁から、周方向に等間隔でスリット313,・・・を入れることによって形成することができる。またスリット313は、例えば円板の放射線上であって、半径の半分程度の長さの切り込みによって形成できる。このように正側電極板31の外周部を複数の扇部312,・・・で形成すれば、外周部を容易に撓ませることができる。
一方、中央部311の中心には、検知部3の組み立て用の先端ボルト36(図6参照)を挿通させるための中心孔314を設ける。また、中心孔314の周囲には、図1に示すような配線用のリード線34,35A,35Bを挿通させるための配線孔315,316を設ける。
なお、絶縁板33は、ゴム板や塩化ビニルシートなどの絶縁体によって製作される以外は、正側電極板31とほぼ同じ形状となるため、詳細な説明については省略する。
このように形成される正側電極板31、負側電極板32及び絶縁板33は、少なくとも1組が検知部3に組み込まれる。図1に示した検知部3は、軸部2側から見て、負側電極板32、絶縁板33、正側電極板31、絶縁板33、負側電極板32、絶縁板33、正側電極板31の順に積層されている。要するにこの検知部3には、2組の正負の電極板(31,32)が組み込まれている。図4は、組み立てられた検知部3の外観を示した斜視図である。
そして、正側電極板31と負側電極板32には、それぞれリード線34,35A,35Bが結線される。図1(b)を参照しながら結線の一例を説明すると、まず正側の配線となるリード線34に対して、2枚の正側電極板31,31がそれぞれ接続点341A,341Bにおいて接続される。
一方、負側の配線となるリード線35Aに対しては、軸部2側の負側電極板32が接続点351Aにおいて接続される。さらに負側の配線となるリード線35Bに対しては、もう一枚の負側電極板32が接続点351Bにおいて接続される。
このように正側電極板31と負側電極板32とが結線された検知部3に対して、図1(b)に示すように鉄筋Sが接触すると、鉄筋Sを介して正側電極板31と負側電極板32とが短絡して電流が流れることになる。
そして、リード線34,35A,35Bは、軸部2の管体部21の内部を通って把持部4まで延伸される。管体部21が二重管構造となっている場合は、例えばリード線34を内管側(内管の内部)に配線し、リード線35A,35Bを外管側(外管と内管との隙間)に配線する。
把持部4は、図1(a)に示すように、リード線34,35A,35Bと接続される検知回路41と、その検知回路41を収容する函体部43と、報知を行う報知部としての検知ランプ42と、これらを駆動させる電源46とによって主に構成される。
検知回路41は基板41a上に取り付けられ、リード線34,35A,35Bと検知ランプ42とに接続される。リード線34,35A,35Bのいずれかの経路に電流が流れると検知回路41によってその電流の大きさ(又は抵抗値)が判定され、その計測値が閾値を超えた場合に検知信号が生成されて検知ランプ42に電流が流れることになる。
要するに、正側電極板31と負側電極板32との間が水を介して短絡したり、薄いコンクリート膜を介して近接する鉄筋Sによって短絡したりした場合でも、微量の電流が検知回路41には流れ込む。これらの微量な電流を含めたすべての電流が計測された場合に検知信号を生成すると、実際には孔Hの壁面に鉄筋Sが露出していない健全な状態の孔Hであっても、鉄筋Sが検知されたとして誤判定されるおそれがある。
そこで、検知回路41によって計測された抵抗値や電流値の大きさを判定させて、確認したい状態が適切に検知できるようにする。例えば、水の電気抵抗率と鉄筋Sの電気抵抗率との間には107以上の差があるため、確実に判別させることができる。そして、検知回路41によって検知信号が生成された場合にだけ、検知ランプ42が点灯するように構成する。
図2,3を参照しながら、把持部4の構成についてさらに説明する。把持部4の函体部43は、前後が開放された円筒形に形成されており、図3に示すように前蓋431によって軸部2側が塞がれ、後蓋432によって後端が塞がれる。
この前蓋431には、軸部2の管体部21の端部が取り付けられる。また、前蓋431は、締結具431aによって函体部43に着脱自在に固定される。一方後蓋432は、締結具432aによって函体部43に着脱自在に固定される。
そして、函体部43には、鉄筋検知装置1を起動させる起動ボタン44が設けられる。この起動ボタン44を押して、後述する所定の条件が揃ったときに、検査開始状態となって後蓋432の作動ランプ44aが点灯することになる。
この作動ランプ44aを点灯させる条件とは、リセット器451によって設定される。このリセット器451は、図3に示すように、孔Hの直径よりも大きな鍔部451aと、その鍔部451aと一体に成形される孔Hに挿入可能な大きさの円筒状の胴体部451bと、胴体部451bに収容される円環状の磁石部451cとによって主に構成される。
このリセット器451は、軸部2の軸方向に沿って移動可能に管体部21に装着されている。一方、検知部3に隣接する管体部21の内部には、スイッチ部452が設けられている。このスイッチ部452は、図2に示すようにスイッチ部452の位置が外部からも識別できるようになっている。
また、スイッチ部452は、管体部21に沿って検知部3側に移動させたリセット器451の内側に格納されると、磁石部451cに反応してスイッチが切り替わる磁気スイッチとなっている。要するに検査を開始するためには、起動ボタン44を押すだけでは充分ではなく、リセット器451をスイッチ部452上まで移動させてスイッチを入れなければならない。スイッチが入ると、後蓋432に設けられた作動ランプ44aが点灯するため、外部から認識することができる。
そして、検査開始後に検知部3が鉄筋Sを検知すると、後蓋432に設けられた検知ランプ42が点灯するので、孔Hの壁面に鉄筋Sが露出していたと判別することができる。
この検知ランプ42は、鉄筋Sの有無のみを検知させるのであれば、点灯パターンは1種類でよい。これに対して、図6に示すように検知部3Aを構成すれば、孔Hの周方向における鉄筋Sの露出位置が識別できるようになるので、その場合は点灯パターンも複数、必要になる。
図6に分解斜視図で示した検知部3Aは、正負の接触子(31A,31B,32A,32B)が翼状に形成される。すなわち上述した正側電極板31は、円板状に形成されていたが、図6の先端ボルト36側に示した正側電極板31Aは、上下の扇部312,・・・が取り除かれて、左右の扇部312,・・・のみが残された形状となっている。
このような形状となった正側電極板31Aは、孔Hの左右方向(X方向)に露出する鉄筋Sにしか接触することができない。同様の形態に負側電極板32Aも形成することによって、正側電極板31Aと負側電極板32AとにはX方向にある鉄筋Sのみを検知させることができる。
一方、上下方向(Y方向)に露出する鉄筋Sに対しては、正側電極板31A及び負側電極板32Aを90度回転させた、正側電極板31B及び負側電極板32Bを配置すればよい。
このように構成された検知部3Aであれば、鉄筋Sが孔HのX方向に露出しているか、Y方向に露出しているかを識別することができる。そこで、図7に示すように、2種類の検知ランプ42A,42Bを設けて、鉄筋Sの検知位置を検査者が識別できるようにする。
まず図7(a)は、孔HのX方向に鉄筋Sが露出していた場合の点灯パターンを示している。孔HのX方向に鉄筋Sが露出していると、図6の正側電極板31Aと負側電極板32Aとの間に電流が流れて検知回路41に入力される。検知回路41では、この計測値から後蓋432の左右に配置された検知ランプ42A,42Aを点灯させる検知信号を生成して出力を行う。
これに対して、図7(b)は、孔HのY方向に鉄筋Sが露出していた場合の点灯パターンを示している。孔HのY方向に鉄筋Sが露出していると、図6の正側電極板31Bと負側電極板32Bとの間に電流が流れて検知回路41に入力される。検知回路41では、この計測値から後蓋432の上下に配置された検知ランプ42B,42Bを点灯させる検知信号を生成して出力を行う。
このように点灯パターンを複数設定することによって、孔Hの周方向の鉄筋Sの露出位置を検知ランプ42A,42Bを見て識別することができるようになる。
次に、本実施の形態の鉄筋検知装置1を使った孔Hの検査方法について、図8を参照しながら説明する。
まず、図8(a)に示すように、軸部2後端の函体部43に設けられた起動ボタン44を押す。この段階では、まだ作動ランプ44aは点灯しない。そこで、図8(b)に示すように、リセット器451を軸部2に沿って検知部3側に移動させる。
そして、リセット器451がスイッチ部452を覆う位置まで移動すると、磁気スイッチが入って作動ランプ44aが点灯し、検査開始状態になったことを検査者は認識できる。なお、この時点では、すべての検知ランプ42,42が消灯している。
続いて図8(c)に示すように、検査者は把持部4を持って検知部3を孔Hに向けて挿入する。ここで、リセット器451は孔Hよりも外形が大きいため、孔口に引っ掛かって孔Hの内部には挿入されない。すなわち、検知部3と軸部2と把持部4のみが、孔Hの長さ分だけ前進することになる。
このようにして検知部3が孔Hの内部を前進している際に、孔Hの壁面に鉄筋Sが露出している箇所があると、図1(b)に示すように鉄筋Sを介して正側電極板31と負側電極板32とが短絡して、検知回路41まで電流が流れることになる。
この鉄筋Sのように電気抵抗率が小さい部材を介して正側電極板31と負側電極板32との間が短絡すると、検知回路41に予め設定された閾値以上の電流が計測されることになる。
そして、この計測値に基づいて検知回路41で検知信号が生成されると、生成された検知信号は検知ランプ42に出力されて、図8(d)に示すように検知ランプ42が点灯することになる。この検知ランプ42が点灯した時には、ブザーなどの警報音による報知を併せて行ってもよい。
なお、孔Hの内部は、穿孔時に使用した削孔水などで湿潤状態になっている場合もあるが、水を介して正側電極板31と負側電極板32との間に流れる微量の電流では検知回路41で検知信号が生成されないため、検知ランプ42が点灯することはない。
また、検知ランプ42が点灯した時点で一旦、検知部3の挿入を止めて、軸部2の外周面に記された目盛部22(図1参照)を読み取れば、検査者は鉄筋Sが孔Hのどの深さの位置で露出していたかを知ることができる。
次に、本実施の形態の鉄筋検知装置1の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態の鉄筋検知装置1は、孔Hの全長が検知可能となる長さに形成された軸部2の先端に検知部3が設けられている。この検知部3は、導電性の正側電極板31及び負側電極板32を有しており、正負を区別して検知回路41に接続された接触子(31,32)間に閾値以上の電流が流れたときに、孔Hに鉄筋Sが露出していることを検知する。
このように軸部2の先端に検知部3を設ける構成であるため、孔Hが狭くても挿入可能な構成にすることができる。例えばせん断補強筋を挿入するために穿孔される孔Hの直径は、20mm−100mm程度の大きさしかなく、従来の電磁探査法や磁気探査法などで使用される計測機器は挿入することができない。また、ファイバースコープを挿入したとしても、暗くて狭い孔の中に僅かに露出した鉄筋Sを漏れなく見つけ出すことは難しく、検査に時間がかかる。これ対して本実施の形態の鉄筋検知装置1であれば、検知部3を孔Hに挿入するだけで短時間に鉄筋Sの露出の有無を検知させることができる。
また、鉄筋Sに対して正側電極板31及び負側電極板32の接触があった場合のみを検知させることができるので、孔Hに鉄筋Sが露出した状態だけを検知させるなどの確認したい状態のみを確実に検知させることができる。
すなわち、穿孔によって鉄筋Sが損傷していなければ孔Hは正常に穿孔されたといえるので、薄膜一枚でも鉄筋Sが覆われていれば、鉄筋Sが検知されたとして報知する必要はない。しかしながら、鉄筋Sとの間に極薄いコンクリート膜が介在されているだけでは、正側電極板31と負側電極板32との間にわずかに電流が流れることがあるため、検知回路41において検知させる状態であるか否かを電流値などの計測値の大きさに基づいて判別させる。
また、正側電極板31と負側電極板32との間に絶縁板33が介在されていれば、正側電極板31及び負側電極板32が撓んだりして変形しても、誤って直接、接触して短絡することがないため、誤検知を防ぐことができる。
さらに、軸部2の後端に、光や音によって鉄筋Sの検知を知らせる報知部(42,42A,42B)が設けられていれば、検査者は即座に鉄筋Sの検知を認識することができる。
また、軸部2に孔Hに挿入した長さを計測するための目盛部22が設けられていれば、鉄筋Sが検知された孔Hの深さ方向の位置を検査者は容易に読み取ることができる。
そして、正側電極板31及び負側電極板32を軸部2の直交方向に広がる可撓性の面材によって形成することで、図3の左側に示すように検知部3の外周部を撓ませて、確実に孔Hの壁面に接触させることができる。
また、図6,7を参照しながら説明した検知部3Aのような構成であれば、鉄筋Sが露出している位置(正側電極板31Aと負側電極板32Aによる通電位置(又は正側電極板31Bと負側電極板32Bによる通電位置))が識別可能となるように検知信号を検知ランプ42A,42Bに出力させることによって、鉄筋Sが検知された孔Hの周方向の位置を特定することができる。
鉄筋Sが孔Hの周方向のどの位置で露出していたかがわかれば、その鉄筋Sが構造的に重要な主筋なのか、補助的に配置される配力筋やフープ筋等なのかを判別することができる。
さらに、孔Hよりも大きな外形のリセット器451を検知部3に近づけることによって検査開始状態に設定できるように構成しておけば、孔Hの全長の検査を省略することなく実施させることができる。すなわち、どのような状態でも起動ボタン44を押すことによって作動ランプ44aを点灯させることができれば、検知部3が孔底に到着したときに起動ボタン44を押すことによって、鉄筋Sの露出がなかったことを装うこともできる。これに対して、孔Hに挿入することができないリセット器451を検知部3に近づけることが検査開始状態になる条件とした場合は、目盛部22で挿入深さを読み取ることによって(又は、軸部2が孔Hから突出している長さと孔Hの深さとを比較することによって)、検知部3を実際に孔底まで挿入して検査を行ったか否かを判別することができる。
以下、前記実施の形態で説明した鉄筋検知装置1とは別の形態の鉄筋検知装置1Aについて、図9,10を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一符号や同一用語を使って説明する。
前記実施の形態で説明した鉄筋検知装置1の検知部3は、軸部2の軸直交方向に広がる面材である正側電極板31及び負側電極板32が組み込まれた構成であった。これに対して実施例1で説明する検知部5は、接触子が弾性的に開閉自在に形成された軸部6の先端に取り付けられている。
この実施例1の軸部6は、図9,10に示すように、軸部6の継手部61よりも先が2分割された先割部62となっている。この先割部62は、鋼管などの円筒状の弾性部材を軸に沿って半分に分割することによって形成することができる。
この半円筒状の2つの半円筒部62a,62aは、図9に示すように、先端に行くほど離隔するように外側に沿った弓状にそれぞれ成形される。この半円筒部62a,62aは、弾性材料によって形成されているので、弾性的に開閉させることができる。すなわち外力が作用していない状態では、図9に示すように開いた状態になるが、図10(a)の矢印の方向に力を加えると閉じた状態になる。そして、図10(b)に示すように、復元力によって孔Hの大きさに応じて開くことになる。
この先割部62の先端に、検知部5が設けられる。検知部5は、図9に示すように、正の接触子としての正側電極板51と、負の接触子としての負側電極板52と、絶縁体としての絶縁板53とが先割部62の周方向に積層された構成となっている。
詳細には、半円筒部62a,62aの外周に半円筒状の基部54A,54Bがそれぞれ取り付けられ、それらの基部54A,54Bに対して複数の正側電極板51、負側電極板52及び絶縁板53が取り付けられる。
正側電極板51及び負側電極板52は、金属板などの導電性の板状材料によって長方形に成形される。また、絶縁板53は、ゴム板などの絶縁体によって正側電極板51や負側電極板52とほぼ同じ長方形に成形される。
これらの正側電極板51、負側電極板52及び絶縁板53は、基部54A,54Bの外周面に対して法線方向に突出するように取り付けられる。それに加えて正側電極板51、負側電極板52及び絶縁板53は、先割部62が閉じた状態のときの軸方向と略平行に表面がなる方向に向けて取り付けられる。
この図9に示した形態では、長方形板(51,52,53)の短辺方向が基部54A,54Bの外周面の法線方向と一致し、長辺方向が先割部62の軸方向と平行になる。要するに、正側電極板51、負側電極板52及び絶縁板53は、軸部6の軸方向を含む方向に広がる面材として基部54A,54Bに取り付けられる。
また、基部54A,54Bに対して、周方向に正側電極板51、絶縁板53、負側電極板52の順となるように、複数組の正負の接触子及び絶縁体が取り付けられる。
このようにして軸部6の先端に設けられる検知部5と把持部4との間をつなぐ配線については、上述した鉄筋検知装置1のリード線34,35A,35Bによる配線と同様となるため、詳細な説明は省略する。
続いて、実施例1の鉄筋検知装置1Aを使った孔Hの検査方法について説明する。
まず、鉄筋検知装置1Aの検知部5を、図10(a)に示すように鉄筋コンクリート構造物Rに穿孔された孔Hの孔口に近づけ、孔Hの直径よりも検知部5の外形が小さくなるまで矢印方向に力を加えて先割部62を閉じさせる。
この状態で検知部5を孔Hに挿入すると、図10(b)に示すように孔Hの内部で先割部62が復元力によって開いて、検知部5の外周面が孔Hの壁面に密着することになる。この検知部5の外周面とは、すなわち正側電極板51及び負側電極板52の端面によって形成されている。
このため、鉄筋Sが孔Hに露出していれば、正側電極板51と負側電極板52との間が鉄筋Sによって短絡することになる。そして、正側電極板51と負側電極板52との間に閾値以上の電流が流れれば、検知回路41によって検知信号が生成されて検知ランプ42が点灯すため、検査者は鉄筋Sが検知されたことを認識することができる。
このように構成された実施例1の鉄筋検知装置1Aは、弾性的に開閉自在に形成された軸部6の先端の先割部62に、長方形板状の正負の接触子(51,52)が軸部6の軸方向を含む方向に広がる面材として取り付けられる。
このため、先割部62の弾性力(復元力)によって接触子(51,52)を確実に孔Hの壁面に接触させることができる。また、このような先割部62の弾性力を利用する構成であれば、接触子(51,52)を変形させるわけではないため、孔Hへの挿入を繰り返しても接触子(51,52)自体は損傷しにくく、多くの孔Hの検査に使用することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるので説明を省略する。
以下、前記実施の形態又は実施例1で説明した鉄筋検知装置1,1Aとは別の形態の鉄筋検知装置1Bについて、図11を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態又は実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一符号や同一用語を使って説明する。
前記実施の形態及び実施例1では、板状に形成された接触子(31,32,51,52)を有する検知部3,5について説明したが、実施例2では、針状の接触子を有する検知部7が設けられた鉄筋検知装置1Bについて説明する。
この検知部7は、軸部2の先端に設けられた円筒状の基部77の外周面から、複数の針状の接触子が放射方向に突出する構成となっている。この針状の接触子には、正の接触子としての正側針部71と、負の接触子としての負側針部72とがある。
正側針部71及び負側針部72は、例えば銅線などの導電性の電線によって形成することができる。正側針部71及び負側針部72は、先端のみが露出しており、基部77までの大部分は絶縁体としての被覆部73によって覆われている。被覆部73は、例えばポリ塩化ビニルやポリエチレンなどの合成樹脂によって形成される。
複数の正側針部71,・・・及び負側針部72,・・・が取り付けられた基部77は、先端ボルト76によって軸部2の先端に固定される。また、正側針部71,・・・は、検知回路41の正側に接続されるリード線74にそれぞれ接続される。一方、負側針部72,・・・は、検知回路41の負側に接続されるリード線75A,75Bなどに接続される。
このように構成された実施例2の鉄筋検知装置1Bは、検知部7が多くの針状の接触子(71,・・・、72,・・・)によって構成される。このため、鉄筋Sの検知位置を点で認識することができるようになる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、報知部として光で報知を行う検知ランプ42を主に説明してきたが、これに限定されるものではなく、音で報知を行う報知部であってもよい。
また、前記実施の形態では、出力部としてその場で検査者が認識できる検知ランプ42や警報音などの報知部を有する構成について説明したが、これに限定されるものではなく、フラッシュメモリやハードディスクなどの記憶媒体、又は別途設置されたモニタ画面などが出力部であってもよい。
さらに、前記実施の形態では、軸部2の外周面に目盛部22が設けられた形態について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば挿入距離を計測するための車輪などを有する距離計を鉄筋検知装置1,1A,1Bに組み込んで計測を行ってもよい。
また、前記実施の形態では、金属板などを導電性材料として使用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、半導体材料によっても本発明の導電性の接触子を形成することができる。半導体材料によって接触子を形成するのであれば、材料特性としてある大きさを超えたときにだけ電流が流れるという構成にできるため、検知回路41を省略して、直接、出力部に検知信号を送らせることも可能になる。
さらに、前記実施の形態では、孔Hの壁面に鉄筋Sが露出している状態のみを検知させる構成について説明したが、これに限定されるものではなく、検知回路41の設定を調整することによって、露出はしていないが孔Hに近接している鉄筋Sであっても検知させることができるようになる。
R 鉄筋コンクリート構造物
S 鉄筋
H 孔
1 鉄筋検知装置
2 軸部
22 目盛部
3,3A 検知部
31,31A,31B 正側電極板(正の接触子)
32,32A,32B 負側電極板(負の接触子)
33 絶縁板(絶縁体)
4 把持部(出力部)
41 検知回路
42,42A,42B 検知ランプ(報知部)
451 リセット器
452 スイッチ部
1A 鉄筋検知装置
5 検知部
51 正側電極板(正の接触子)
52 負側電極板(負の接触子)
53 絶縁板(絶縁体)
6 軸部
62 先割部
1B 鉄筋検知装置
7 検知部
71 正側針部(正の接触子)
72 負側針部(負の接触子)
73 被覆部(絶縁体)

Claims (9)

  1. 鉄筋コンクリート構造物に穿孔された孔に挿入されて鉄筋を検知させる鉄筋検知装置であって、
    前記孔の全長が検知可能となる長さに形成される軸部と、
    前記軸部の先端に設けられる検知部と、
    前記検知部によって得られた情報を検知信号として出力させる出力部とを備え、
    前記検知部は、前記孔の壁面に接触可能となるように配置された少なくとも1組の正負の導電性の接触子を有するとともに、前記正負の接触子間に閾値以上の電流が流れたときに前記出力部に検知信号が出力されることを特徴とする鉄筋検知装置。
  2. 前記正負の接触子間には絶縁体が介在されていることを特徴とする請求項1に記載の鉄筋検知装置。
  3. 前記出力部は前記軸部の後端に設けられた報知部を有しており、前記検知信号が出力されると前記報知部による報知が行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄筋検知装置。
  4. 前記軸部には、前記孔に挿入された長さを計測するための目盛部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鉄筋検知装置。
  5. 前記接触子は、前記軸部の軸直交方向に広がる可撓性の面材によって形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鉄筋検知装置。
  6. 前記接触子は、弾性的に開閉自在に形成された前記軸部の先端に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鉄筋検知装置。
  7. 前記接触子は、針状に形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鉄筋検知装置。
  8. 前記検知信号は、前記接触子による通電位置が識別可能となるように出力されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の鉄筋検知装置。
  9. 前記軸部には、前記孔よりも大きな外形のリセット器が軸方向に沿って移動可能に装着されており、前記検知部に隣接する位置に設けられたスイッチ部まで前記リセット器を移動させることによって検査開始状態に設定されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の鉄筋検知装置。
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