JP6078572B2 - 栓の締め付け状態目視確認装置 - Google Patents

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本発明は、地下タンク等に設けられている液面計のネジ穴に栓がねじ込まれ、ネジ穴に締め付けられていることを目視で確認可能とするための締め付け状態目視確認装置に関する。
地下タンク等の油の在庫量を計測する液面計は、油のベーパーが飛散することを防止できるように、通常時においては液面計本体を密閉する構造になっているが、定期的に地下タンク等の内部に溜まった水を点検する必要がある。
そこで、その点検を容易に行えるようにするため、液面計のケースに点検用のネジ穴を設けるとともに、そのネジ穴を塞ぐ密封栓を取り付けることができるようになっている。
同密封栓はネジ部材の頭部の下側にOリングを配置しておき、液面計のケースの上面に設けられているネジ穴にそのネジ部材をねじ込んで締め付け、Oリングを液面計のケースの上面とネジ部材の頭部下面との間に圧縮して密封する構造となっている。
しかし、密封状態の確認は目視だけでは難しく、ネジ部材を再度増し締めする等して、密封栓がしっかり締め付けられたことを確認していた。
ところで、ボルトをねじ込むことにより径が拡大する座金を用い、ボルトの締付確認を行えるようにすることや、ボルト頭部の座金に対する接触面の外周部を座金の拡径を案内するテーパー状面に形成することは、特許文献1(特許第4390555号公報)に開示されているように従来公知の技術である。
特許文献1の締付確認機能付き座金および締結部品では、図3(B)の状態を目視するようになっているが、比較的離れたところから座金の状態を目視することは困難である。
また、近くで目視できる場合においても、座金の状態を目視して締め付けが完了しているか否かを判断するためには相当の経験を要する。
特許第4390555号公報
本発明が解決しようとする課題は、液面計のケースに設けられているネジ穴に栓をねじ込む時において、栓のネジ部材がネジ穴に締め付けられていることを確実に、かつ、誰にでも確認できるようにすることにある。
上記の課題を解決するための請求項1に係る発明は、ネジ穴にねじ込まれる栓が、前記ネジ穴に締め付けられたことを目視で確認可能とするための締め付け状態目視確認装置であって、頭部の下面の全部又は一部を環状のテーパー面としたネジ部材と、線状の弾性部材の一端又は両端にプレートを有するとともに、前記弾性部材の中間部を、前記環状のテーパー面の最も小さい側の直径より大きく、最も大きい側の直径より小さい直径の円に沿った形状に曲げてなるリング状部材と、前記環状のテーパー面の最も小さい側の直径より大きく、前記リング状部材の外径より小さい直径の穴を有する板状部材を備え
前記栓が前記ネジ穴に締め付けられていない状態においては、前記リング状部材の直径が変化せず、前記栓が前記ネジ穴に締め付けられている状態においては、前記リング状部材に前記環状のテーパー面がくい込んで前記リング状部材の直径が変化するように構成されており、前記リング状部材は、前記弾性部材の一端のみに前記プレートを有し、前記板状部材は、その上面に前記弾性部材の他端側を固定する固定部材を有していることを特徴とする。
上記の課題を解決するための請求項に係る発明は、請求項に係る発明の締め付け状態目視確認装置において、前記板状部材は、前記ネジ部材が前記ネジ穴に締め付けられていないとき前記プレートが位置する部分に対応する上面部分に設けられる第1の表示、又は前記ネジ部材が前記ネジ穴に締め付けられているとき前記プレートが位置する部分に対応する上面部分に設けられる第2の表示を有していることを特徴とする。
上記の課題を解決するための請求項に係る発明は、請求項又はに係る発明の締め付け状態目視確認装置において、前記板状部材は、前記ネジ部材が前記ネジ穴に締め付けられていないとき前記プレートを上方から見えないようにする遮蔽板、又は前記ネジ部材が前記ネジ穴に締め付けられているとき前記プレートを上方から見えないようにする遮蔽板を有していることを特徴とする。
上記の課題を解決するための請求項に係る発明は、ネジ穴にねじ込まれる栓が、前記ネジ穴に締め付けられたことを目視で確認可能とするための締め付け状態目視確認装置であって、頭部の下面の全部又は一部を環状のテーパー面としたネジ部材と、線状の弾性部材の一端又は両端にプレートを有するとともに、前記弾性部材の中間部を、前記環状のテーパー面の最も小さい側の直径より大きく、最も大きい側の直径より小さい直径の円に沿った形状に曲げてなるリング状部材を備え、
前記栓が前記ネジ穴に締め付けられていない状態においては、前記リング状部材の直径が変化せず、前記栓が前記ネジ穴に締め付けられている状態においては、前記リング状部材に前記環状のテーパー面がくい込んで前記リング状部材の直径が変化するように構成されており、前記リング状部材は、前記弾性部材の一端に設けられた第1のプレートと他端に設けられた第2のプレートを有し、前記第1のプレート及び前記第2のプレートは、前記ネジ部材が前記ネジ穴に締め付けられていないときに少なくとも一部が重なり合うとともに、前記ネジ部材が前記ネジ穴に締め付けられているとき重なり合わないように設けられていることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するための請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明の締め付け状態目視確認装置において、前記環状のテーパー面の最も小さい側の直径より大きく、前記リング状部材の外径より小さい直径の穴を有する板状部材をさらに備えることを特徴とする。
上記の課題を解決するための請求項に係る発明は、請求項1〜5のいずれかに係る発明の締め付け状態目視確認装置において、前記リング状部材の円周上に応力吸収部を有していることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、ネジ部材がネジ穴に締め付けられていないときとネジ部材がネジ穴に締め付けられているときとで、リング状部材の直径が変化し、その直径の変化に応じてプレートの位置が変化するので、ネジ部材から離れたところからでも目視し易いプレートの位置の変化を確認することによって、ネジ部材がネジ穴に締め付けられているか否かを確実に判断することができる。
そして、板状部材を備えているので、ネジ穴上部の直径がリング状部材の外径より大きい場合でも、ネジ部材の締め付けによってリング状部材の直径を変化させることができ、また、板状部材下面とネジ穴上部の間にOリング等の密封部材を配置して密封性を向上することができる。
さらに、固定部材を有していることにより、ネジ部材がネジ穴に締め付けられていないときのプレートと板状部材との相対位置及びネジ部材がネジ穴に締め付けられているときのプレートと板状部材との相対位置が固定的な関係となるので、板状部材とプレートとの相対的な位置関係を確認するだけでネジ部材の締め付けが完了しているか否かを判断することができる。
請求項に係る発明によれば、請求項に係る発明による効果に加え、板状部材の上面部分に設けられる第1の表示又は第2の表示とプレートとの位置関係を目視するだけで板状部材とプレートとの相対的な位置関係を確認することができるので、プレート位置の確認に習熟していない者であっても容易にネジ部材の締め付けが完了しているか否かを判断することができる。
請求項に係る発明によれば、請求項又はに係る発明による効果に加え、板状部材が有する遮蔽板とプレートとの位置関係を目視するだけで板状部材とプレートとの相対的な位置関係を確認することができるので、プレート位置の確認に習熟していない者であっても容易にネジ部材の締め付けが完了しているか否かを判断することができる。
請求項に係る発明によれば、ネジ部材がネジ穴に締め付けられていないときとネジ部材がネジ穴に締め付けられているときとで、リング状部材の直径が変化し、その直径の変化に応じてプレートの位置が変化するので、ネジ部材から離れたところからでも目視し易いプレートの位置の変化を確認することによって、ネジ部材がネジ穴に締め付けられているか否かを確実に判断することができる。
また、ネジ部材がネジ穴に締め付けられていないときには第1のプレートと第2のプレートの少なくとも一部が重なり合い、ネジ部材がネジ穴に締め付けられているときには第1のプレートと第2のプレートが重なり合わない状態となるので、第1のプレートと第2のプレートが重なっているかいないかを確認するだけでネジ部材の締め付けが完了しているか否かを判断することができる。
次に、請求項5に係る発明によれば、請求項4に係る発明による効果に加え、板状部材を備えているので、ネジ穴上部の直径がリング状部材の外径より大きい場合でも、ネジ部材の締め付けによってリング状部材の直径を変化させることができ、さらに、板状部材下面とネジ穴上部の間にOリング等の密封部材を配置して密封性を向上することができる。
請求項に係る発明によれば、請求項1〜5のいずれかに係る発明による効果に加え、ネジ部材の開閉によるリング状部材の直径の変化が繰り返し行われたとしても、リング状部材に掛かる応力が分散されるため破断などが防止され、長期に渡って使用することができる。
実施例1に係る締め付け状態目視確認装置の斜視図。 実施例1に係る締め付け状態目視確認装置が取り付けられた密封栓をネジ穴に締め付けていく過程を示す図。 実施例2に係る締め付け状態目視確認装置が取り付けられた密封栓をネジ穴に締め付ける前の状態と締め付けた後の状態を示す図。 実施例3に係る締め付け状態目視確認装置が取り付けられた密封栓をネジ穴に締め付けていく過程を示す図。 リング状部材に応力吸収部6を複数箇所設けた変形例を示す図。 ネジ部材の頭部の上面にツマミを設けた変形例を示す図。
以下、実施例1〜3によって本発明の実施形態を説明する。
実施例1に係る締め付け状態目視確認装置1の斜視図を図1に、同装置1が取り付けられた密封栓を液面計のケースに設けてあるネジ穴17に締め付けていく過程を図2に示す。
そして、実施例1に係る締め付け状態目視確認装置1は次の各構成部材からなっている。
(a)頭部の上面にドライバー等の工具を受け入れる溝部2を設けるとともに、頭部の下面に環状のテーパー面3を設けたネジ部材4。
(b)1本の細長い弾性部材を、ネジ部材4の下部の直径より大きくテーパー面3の上部の直径より小さい直径の円となるように曲げてなるとともに、弾性部材の一端に矩形のプレート5が設けられ、弾性部材のほぼ中央に応力吸収部6が設けられ、弾性部材の他端に折り曲げ部7が設けられているリング状部材8。
(c)ネジ部材4の下部を差し込むことができ、かつ、リング状部材8の外径より小さい直径の穴9、及び折り曲げ部7が差し込まれる固定穴10を有するとともに、折り曲げ部7を固定穴10に差し込んだ時プレート5が位置する部分に対応する上面部分(図2では左側)を青く、位置しない部分に対応する上面部分(図2では右側)を赤く塗り、かつ、青の領域11にOKの文字12、赤の領域13にNGの文字14を表示した板状部材15。
実施例1に係る締め付け状態目視確認装置1が取り付けられた密封栓を液面計のケースに設けてあるネジ穴17にねじ込む際には、固定穴10に折り曲げ部7を差し込んでリング状部材8を板状部材15の上面にセットし、ネジ部材4を板状部材15の上面側から差し込んだ後に、ネジ部材4の下部側からOリング16を嵌めて、板状部材15の下面に接触するまで押し込む。
その後、ネジ部材4の下部先端をネジ穴17の上に置き、ドライバーを溝部2に押し付けて回転させ、ネジ部材4の下部をネジ穴17にねじ込んでいくと、図2(1)の状態に至り、さらにネジ部材4をねじ込むことで最終的には図2(3)の状態となる。
以下では、図2(1)〜(3)を用いて、ネジ部材4のねじ込み状態と、プレート5の位置及び板状部材15の見え方について順を追って説明する。
(1)ネジ部材4をねじ込み、Oリング16がネジ穴17の上端の周囲と板状部材15の穴9の周囲にちょうど接触した状態が図2(1)であり、この時プレート5は固定穴10の近く(板状部材15の左側)に位置している。
そのため、青の領域11及びOKの文字12はプレート5で覆われて見えず、赤の領域13及びNGの文字14だけが見える。
(2)ネジ部材4をねじ込んでいき、Oリング16がネジ穴17の上端の周囲と板状部材15の穴9の周囲との間で圧縮されるとともに、テーパー面3がリング状部材8に少しくい込んだ状態が図2(2)であり、この時プレート5は上記(1)の状態より右側(板状部材15の中央)に位置している。
そのため、青の領域11の右側及びOKの文字12はプレート5で覆われて見えず、赤の領域13の右側及びNGの文字14だけが見える。
(3)ネジ部材4をさらにねじ込み、Oリング16がネジ穴17の上端の周囲と板状部材15の穴9の周囲との間でしっかり圧縮され完全に密封された状態になるとともに、テーパー面3がリング状部材8に完全にくい込んだ状態が図2(3)であり、この時プレート5は上記(2)の状態よりさらに右側(板状部材15の右側)に位置している。
そのため、青の領域11及びOKの文字12だけが見え、赤の領域13及びNGの文字14は見えない。
このように、ネジ部材4のネジ穴17に対する締め付けによる密封状態に応じてプレート5が移動し、板状部材15の上面に施された色や表示の見え方が変化するので、作業者は密封栓がネジ穴17にしっかり締め付けられ密封されているか否かを間違いなく判断することができる。
実施例2に係る締め付け状態目視確認装置が取り付けられた密封栓をネジ穴17に締め付ける前の状態を図3(1)に、同密封栓がネジ穴17に締め付けられた状態を図3(2)に示す。
図3に示すように、実施例1と実施例2の違いは、プレート5の上面が赤く塗られ、かつ、その赤の領域18にNGの文字19が表示されている点と、実施例1の板状部材15における赤の領域13に代えて遮蔽板20が設けられ、ネジ部材4のネジ穴17への締め付けが完了しているとき、プレート5が遮蔽板20の下側に入り込んで見えないようになっている点である。
そして、実施例2に係る締め付け状態目視確認装置が取り付けられた密封栓においても、ネジ部材4のネジ穴17に対する締め付け状態に応じてプレート5が移動し、プレート5の上面に施された色や表示及び板状部材15の上面に施された色や表示の見え方が変化するので、作業者は密封栓がネジ穴17にしっかり締め付けられているか否かを間違いなく判断することができる。
実施例3に係る締め付け状態目視確認装置が取り付けられた密封栓をネジ穴17に締め付けていく過程を図4(1)〜図4(3)に示す。
図4に示すように、実施例1と実施例3の違いは、リング状部材8の弾性部材の一端に設けられているプレート5に代えて円形の第1のプレート21が設けられるとともに、同弾性部材の他端に設けられている折り曲げ部7に代えて、上面が青く塗られ、かつ、その青の領域22にOKの文字23が表示されている円形の第2のプレート24が設けられている点と、板状部材15の上面に固定穴10、青の領域11、OKの文字12、赤の領域13及びNGの文字14が設けられていない点である。
そして、実施例3に係る締め付け状態目視確認装置が取り付けられた密封栓においては、ネジ部材4のネジ穴17に対する締め付け状態に応じて、第1のプレート21と第2のプレート24が相対的に移動し、同密封栓をネジ穴17に締め付ける前の状態においては図4(1)に示すように、第1のプレート21と第2のプレート24が完全に重なって、第2のプレート24に施されている青の領域22及びOKの文字23が見えず、同密封栓をネジ穴17に締め付ける途中の状態においては図4(2)に示すように、第1のプレート21と第2のプレート24の一部が重なって、第2のプレート24に施されている青の領域22及びOKの文字23の一部が見え、同密封栓がネジ穴17に締め付けられた状態においては図4(3)に示すように、第1のプレート21と第2のプレート24が重ならず、第2のプレート24に施されている青の領域22及びOKの文字23が完全に見える。
したがって、第2のプレート24の上面に施された色や表示の見え方を確認するだけで、作業者は密封栓がネジ穴17にしっかり締め付けられているか否かを間違いなく判断することができる。
実施例1〜3の締め付け状態目視確認装置に関する変形例を列記する。
(1)実施例1〜3は、ネジ部材4を有する密封栓が液面計のケースに設けてあるネジ穴17に締め付けられているか否かを確認し易くするための締め付け状態目視確認装置1についてのものであるが、本発明は液面計に限らず、ネジ部材を有する栓の締め付けや栓をねじ込むことによる密閉の確認が求められる全ての装置に応用することが可能である。
(2)実施例1〜3においては、ネジ部材4を板状部材15の上面側から差し込み、ネジ部材4の下部側からOリング16を嵌めた上でネジ穴17にねじ込んだが、ネジ穴17の上部の直径がリング状部材8の中間部の直径より小さく、ネジ穴17の上部にOリング16を設ける必要がなければ、板状部材15を省略しリング状部材8を差し込んだネジ部材4を直接ネジ穴17にねじ込んでも良い。
(3)実施例1においてはプレート5の移動を見やすくするため、板状部材15の上面に青の領域11、OKの文字12、赤の領域13及びNGの文字14を施し、実施例2においてはプレート5の移動を見やすくするため、プレート5の上面に赤の領域18及びNGの文字19、板状部材15の上面左側に青の領域11及びOKの文字12を施すとともに、板状部材15の右側に遮蔽板20を設けてあり、また、実施例3においては第1のプレート21及び第2のプレート24の移動を見やすくするため、第2のプレート24に青の領域22及びOKの文字23が施してあるが、プレート5又は第1のプレート21及び第2のプレート24にある程度の面積があれば、離れた位置からその移動状態を確認することができるので、これらの色、文字及び遮蔽板20はなくても良い。
また、色と文字を併せて施す代わりにいずれか一方のみを施しても良い。
(4)実施例2においてはプレート5の移動を見やすくするため、プレート5の上面に赤の領域18及びNGの文字19、板状部材15の上面左側に青の領域11及びOKの文字12を施すとともに、板状部材15の右側に遮蔽板20を設けてあるが、プレート5の上面に青の領域及びOKの文字、板状部材15の上面右側に赤の領域及びNGの文字を施すとともに、板状部材15の左側に遮蔽板20を設けても良い。
(5)実施例1及び2においては、リング状部材8に折り曲げ部7を設けるとともに、板状部材15に固定穴10を設け、折り曲げ部7を固定穴10に差し込むことによって、リング状部材8を板状部材15に固定しているが、折り曲げ部7と固定穴10に限らず、リング状部材8を板状部材15に固定できれば、ネジ、釘、接着等どのような手段を用いても良い。
また、リング状部材8の他端を固定するとプレート5の移動量が最も大きくなるが、プレート5から離れている他端側であれば、リング状部材8のどの部分を固定しても良い。
さらに、上記変形例(1)で説明したように、板状部材15に色、文字及び遮蔽板20を施さない場合には、リング状部材8を板状部材15に固定せず、リング状部材8の他端側と板状部材15が接触する部分を滑りにくくするだけでも、プレート5の動きを目視することによって密封栓がネジ穴17にしっかり締め付けられているか否かを判断することが可能である。
(6)実施例1及び2においては、折り曲げ部7が差し込まれる固定穴10を板状部材15の左側に設けているが、固定穴10を板状部材15の右側に設け、ネジ部材4をねじ込んでいくとプレート5が左側に移動していくようにしても良い。
そうした場合、図2では青の領域と赤の領域を逆にするとともにOKとNGを逆にし、図3では遮蔽板20を左側に設けるとともに、右側に青の領域とOKの文字を設けることとなる。
(7)実施例3においては、リング状部材8を板状部材15に固定していないが、第1のプレート21及び第2のプレート24と板状部材15との相対位置を固定するため、リング状部材8のいずれかの部分を板状部材15に固定するようにしても良い。
(8)実施例1〜3においては、弾性部材のほぼ中央にR状の応力吸収部6を設けているが、応力吸収部6は1箇所に限らず、図5(1)に示すように2箇所設けても良く、図5(2)に示すように3箇所設けても良い。また設ける場所については任意の場所で良く、形状についてはR状に限らず、くの字状やコの字状等適宜の形状で良い。
そして、応力吸収部6は複数箇所設けた方が、ネジ穴17に締め付けてある密封栓を外した時における残留応力をより小さくすることができる。
(9)実施例1〜3においては、ネジ部材4の頭部の上面にドライバー等の工具を受け入れる溝部2を設けているが、図6(1)及び(2)に示すように溝部2に代えてツマミ25を設けても良く、また、ネジ部材4の頭部を六角柱状に形成しボックスレンチ等を用いて締め付けられるようにしても良い。
(10)実施例1及び2においては、プレート5の形状は矩形とし、実施例3においては、第1のプレート21及び第2のプレート24の形状は円形としたが、これらはいずれも矩形や円形に限らず、離れた位置から見えやすい大きさのものであればどのような形状でも良い。
1 締め付け状態目視確認装置 2 溝部 3 テーパー面
4 ネジ部材 5 プレート 6 応力吸収部
7 折り曲げ部 8 リング状部材 9 穴
10 固定穴 11 青の領域 12 OKの文字
13 赤の領域 14 NGの文字 15 板状部材
16 Oリング 17 ネジ穴 18 赤の領域 19 NGの文字
20 遮蔽板 21 第1のプレート 22 青の領域
23 OKの文字 24 第2のプレート 25 ツマミ

Claims (6)

  1. ネジ穴にねじ込まれる栓が、前記ネジ穴に締め付けられたことを目視で確認可能とするための締め付け状態目視確認装置であって、
    頭部の下面の全部又は一部を環状のテーパー面としたネジ部材と、
    線状の弾性部材の一端又は両端にプレートを有するとともに、前記弾性部材の中間部を、前記環状のテーパー面の最も小さい側の直径より大きく、最も大きい側の直径より小さい直径の円に沿った形状に曲げてなるリング状部材と、
    前記環状のテーパー面の最も小さい側の直径より大きく、前記リング状部材の外径より小さい直径の穴を有する板状部材を備え
    前記栓が前記ネジ穴に締め付けられていない状態においては、前記リング状部材の直径が変化せず、前記栓が前記ネジ穴に締め付けられている状態においては、前記リング状部材に前記環状のテーパー面がくい込んで前記リング状部材の直径が変化するように構成されており、
    前記リング状部材は、前記弾性部材の一端のみに前記プレートを有し、
    前記板状部材は、その上面に前記弾性部材の他端側を固定する固定部材を有している
    ことを特徴とする締め付け状態目視確認装置。
  2. 前記板状部材は、前記ネジ部材が前記ネジ穴に締め付けられていないとき前記プレートが位置する部分に対応する上面部分に設けられる第1の表示、又は前記ネジ部材が前記ネジ穴に締め付けられているとき前記プレートが位置する部分に対応する上面部分に設けられる第2の表示を有している
    ことを特徴とする請求項に記載の締め付け状態目視確認装置。
  3. 前記板状部材は、前記ネジ部材が前記ネジ穴に締め付けられていないとき前記プレートを上方から見えないようにする遮蔽板、又は前記ネジ部材が前記ネジ穴に締め付けられているとき前記プレートを上方から見えないようにする遮蔽板を有している
    ことを特徴とする請求項又はに記載の締め付け状態目視確認装置。
  4. ネジ穴にねじ込まれる栓が、前記ネジ穴に締め付けられたことを目視で確認可能とするための締め付け状態目視確認装置であって、
    頭部の下面の全部又は一部を環状のテーパー面としたネジ部材と、
    線状の弾性部材の一端又は両端にプレートを有するとともに、前記弾性部材の中間部を、前記環状のテーパー面の最も小さい側の直径より大きく、最も大きい側の直径より小さい直径の円に沿った形状に曲げてなるリング状部材を備え、
    前記栓が前記ネジ穴に締め付けられていない状態においては、前記リング状部材の直径が変化せず、前記栓が前記ネジ穴に締め付けられている状態においては、前記リング状部材に前記環状のテーパー面がくい込んで前記リング状部材の直径が変化するように構成されており、
    前記リング状部材は、前記弾性部材の一端に設けられた第1のプレートと他端に設けられた第2のプレートを有し、
    前記第1のプレート及び前記第2のプレートは、前記ネジ部材が前記ネジ穴に締め付けられていないときに少なくとも一部が重なり合うとともに、前記ネジ部材が前記ネジ穴に締め付けられているとき重なり合わないように設けられている
    ことを特徴とする締め付け状態目視確認装置。
  5. 前記環状のテーパー面の最も小さい側の直径より大きく、前記リング状部材の外径より小さい直径の穴を有する板状部材をさらに備える
    ことを特徴とする請求項4に記載の締め付け状態目視確認装置。
  6. 前記リング状部材の円周上に応力吸収部を有している
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の締め付け状態目視確認装置。
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