JP6076523B1 - 積層光学フィルムの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ナーリング部を有する光学フィルムを一対の貼合ロールにより他のフィルムと圧着する場合であっても、製造される積層光学フィルムのナーリング部にシワが発生しにくい積層光学フィルムの製造方法を提供する。【解決手段】回転する一対の貼合ロール7a,7bの間に、第1の光学フィルム2と、第1の光学フィルム2の片面側又は両面側に接着剤層,又は粘着剤層を介して配置した第2の光学フィルム3,3と、を導入し、一対の貼合ロール7a,7bによって第1の光学フィルム2と第2の光学フィルム3,3とを加圧して貼合する、積層光学フィルムの製造方法であって、第1の光学フィルム2及び第2の光学フィルム3の少なくとも一方は、幅方向の縁部にナーリング部3a,3aを有し、一対の貼合ロール7a,7bは、ナーリング部3a,3aを加圧することを避けながら第1の光学フィルム2と第2の光学フィルム3,3とを貼合する。【選択図】図4

Description

本発明は、積層光学フィルムの製造方法に関する。
従来、少なくとも二枚の光学フィルムを、接着剤層又は粘着剤層を介して一対の貼合ロール間を通過させることによって圧着する積層光学フィルムの製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
他方、長尺の光学フィルムをロール状に巻いたときの巻きずれや変形を防止するために、光学フィルムの流れ方向に沿った両端部に、ナーリングと呼ばれる微小な凹凸を帯状に付与することが行われている(例えば、特許文献2参照)。
特開2014−172290号公報 特開2014−218016号公報
ナーリングが付与された部分(ナーリング部)を有する光学フィルムを一対の貼合ロールにより他のフィルムと圧着して積層光学フィルムを製造すると、ナーリング部にシワが発生しやすく、積層光学フィルムとしての品質が低下しやすい。
そこで本発明は、ナーリング部を有する光学フィルムを一対の貼合ロールにより他のフィルムと圧着する場合であっても、製造される積層光学フィルムのナーリング部にシワが発生しにくい積層光学フィルムの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、回転する一対の貼合ロールの間に、第1の光学フィルムと、第1の光学フィルムの片面側又は両面側に接着剤層又は粘着剤層を介して配置した第2の光学フィルムと、を導入し、一対の貼合ロールによって第1の光学フィルムと第2の光学フィルムとを加圧して貼合する、積層光学フィルムの製造方法であって、第1の光学フィルム及び第2の光学フィルムの少なくとも一方は、幅方向の縁部にナーリング部を有し、一対の貼合ロールは、ナーリング部を加圧することを避けながら第1の光学フィルムと第2の光学フィルムとを貼合する。
この製造方法によれば、ナーリング部が貼合ロールによって加圧されないので、製造される積層光学フィルムのナーリング部にシワが発生しにくい。
一対の貼合ロールは、少なくとも一方の貼合ロールが弾性ロールであってもよい。従来ナーリング部に発生していたシワは、貼合ロールが弾性ロールである場合に発生しやすかったので、貼合ロールが弾性ロールである場合は本発明を適用するのに好適である。
第1の光学フィルムと第2の光学フィルムとは、接着剤層を介して貼合され、一対の貼合ロールの延在方向における接着剤層の幅は、第1の光学フィルムの幅よりも広くなっていてもよい。この場合、第1の光学フィルムと第2の光学フィルムとを良好に接着することができる。
また、一対の貼合ロールは、ナーリング部に接触することを避けるようにして第1の光学フィルムと第2の光学フィルムとを貼合してもよい。この場合、貼合ロールはナーリング部に接触さえしないので、ナーリング部にシワが発止することが一層防止される。
本発明によれば、ナーリング部を有する光学フィルムを一対の貼合ロールにより他のフィルムと圧着する場合であっても、製造される積層光学フィルムのナーリング部にシワが発生しにくい積層光学フィルムの製造方法を提供することができる。
本実施形態の製造方法で製造される積層光学フィルムの幅方向の断面図である。 (A)〜(C)はいずれもナーリング部の例を模式的に示す断面図である。 一対の貼合ロールによって各フィルムが貼合される様子を示す図である。 図3のIV-IV断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において同一部分又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に示されているとおり、本実施形態の製造方法で製造される積層光学フィルム1は、第1の光学フィルム2と、その両面側に接着剤層5を介して接着された第2の光学フィルム3,3とを備えている。積層光学フィルム1は長尺であって、ロール状に巻かれて保存される。
第2の光学フィルム3,3は互いに幅が等しく、いずれも、幅方向の縁部の両面にナーリング部3a,3aを有している。ナーリング部3a,3aは、積層光学フィルム1の製造時に搬送される方向(図示手前方向)に沿って帯状に、且つ互いに平行に付されている。
図2(A)〜(C)は、ナーリング部3aの例を模式的に示す第2の光学フィルム3の側端部の断面図である。図2(A)は、片面(図では上面)に突起を設け、反対側の面(図では下面)には該突起に対応する位置に凹陥を設けた例であり、図2(B)は、片面(図では上面)に突起及び凹陥を設け、反対側の面(図では下面)は平滑面とした例であり、図2(C)は、両面に突起及び凹陥を設けた例である。
本実施形態においてナーリング部とは、第2の光学フィルム3の側端部において両面のいずれかの面で突起又は凹陥の形成が開始される幅方向の位置の内、一番内側の位置から一番外側の位置までをナーリング部という。本実施形態において、第2の光学フィルム3に施されているナーリング部3aは、図2(A)〜(C)のいずれの形態であってもよくまたこれらの形態に限定されない。ナーリング部3aの幅は限定されないが、各側端部においてそれぞれフィルム全体の幅の0.5〜5%程度であり、5〜30mm程度である。
ナーリング部3aに設ける突起や凹陥の形状として、図2(A)〜(C)の各例では台形を示したが、この台形は、円錐台形であってもよいし、角柱台形であってもよい。また、台形以外の形状としては、例えば、円柱や角柱、円錐や角錐などが挙げられ、不定形であってもよい。2種以上の形状を混在させることも可能である。
本実施形態では、フィルムにナーリング加工を施す際、そのナーリング高さを2〜10μm、好ましくは3〜6μmに調整する。ここで、ナーリング高さとは、ナーリング部3aの厚さから、ナーリング加工が施されていない部分の厚さを差し引いた値であり、図2(A)〜(C)の各例では、ナーリング部3aの厚さt’から、ナーリング加工が施されていない部分の厚さtを差し引いた「t’−t」の値である。ナーリング高さがあまり小さいと、フィルムの巻き取り外観不良を十分に抑制できず、あまり大きいと、ナーリング加工時や加工後にフィルムが破断し易くなる。なお、ナーリング加工が施されていない部分が厚さ較差を有する場合は、その平均厚さを用いてナーリング高さを算出すればよいが、その際、ナーリング高さが該較差を上回るようにするのがよい。
また、ナーリング加工が施されていない部分の厚さ、すなわち第2の光学フィルム3の厚さは、積層光学フィルム1の薄膜化の観点から薄いことが好ましいが、薄すぎると強度が低下して加工性に劣る。5〜90μm以下であることが好ましく、より好ましくは5〜60μm、さらに好ましくは5〜50μmである。
上記のようなナーリング部3aを有することにより、長尺の光学フィルムをロール状に巻いた際の巻きずれや変形、光学フィルム搬送時にフィルムの端部でのカール等の変形発生を防止することができる。ナーリング部3aの高さは、2〜10μmと僅かではあるが、第1の光学フィルム2と第2の光学フィルム3との貼合時に、このナーリング部3aに対しロールから加圧されるとナーリング部の凹凸が基点となって、シワが発生しやすくなる。
接着剤層5は、第2の光学フィルム3に付されたナーリング部3a,3a間に収まる幅で存在している。すなわち、接着剤層5の幅は、第2の光学フィルム3の幅よりも狭い。
接着剤層5の幅は、第1の光学フィルム2の幅よりも広いことが好ましい。この場合、第1の光学フィルム2と第2の光学フィルム3とを良好に接着することができる。
ここで、各部材の種類や材料について例示する。光学フィルムの組み合わせとして、第1の光学フィルム2が偏光子であり、第2の光学フィルム3が保護フィルムである場合が挙げられる。このとき、製造される積層光学フィルム1は偏光板である。
偏光子の材料としては、従来から偏光板の製造に使用されている公知の材料を用いることができ、例えば、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、エチレン/酢酸ビニル(EVA)樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル系樹脂等が挙げられる。なかでもポリビニルアルコール系樹脂が好ましい。フィルム状に成形するときは、一軸延伸したフィルムにヨウ素又は二色性染料による染色を施し、ついでホウ酸処理することが好ましい。
偏光子の厚さは、2〜75μmであることが好ましく、2〜50μmであることがより好ましく、2〜30μmであることが更に好ましい。
保護フィルムは、偏光子の主面や端部の割れや傷つきを防止するフィルムである。ここで「保護フィルム」とは、偏光子に種々積層され得るフィルムのなかでも、偏光子に最も近い位置に物理的に積層されたフィルムを指している。
保護フィルムは、偏光板の分野で知られている各種の透明樹脂フィルムで構成することができる。例えば、トリアセチルセルロースを代表例とするセルロース系樹脂、ポリプロピレン系樹脂を代表例とするポリオレフィン系樹脂、ノルボルネン系樹脂を代表例とする環状オレフィン系樹脂、ポリメチルメタクリレート系樹脂を代表例とするアクリル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂を代表例とするポリエステル系樹脂等が挙げられる。なかでも、セルロース系樹脂が代表的である。
二枚の保護フィルムは、互いに同種の材料からなっていてもよいし、別種の材料からなっていてもよい。
保護フィルムとしては、光学機能を有しないフィルムであってもよいし、位相差フィルムや輝度向上フィルムといった光学機能を併せもつフィルムであってもよい。
保護フィルムの厚さは、5〜90μmであることが好ましく、5〜80μmであることがより好ましく、5〜50μmであることが更に好ましい。
接着剤層5をなす接着剤としては、従来から偏光板の製造に使用されている各種の接着剤を使用することができる。例えば、耐候性や屈折率、カチオン重合性等の観点から、分子内に芳香環を含まないエポキシ樹脂が好ましい。また、活性エネルギー線(紫外線又は熱線)の照射によって硬化するものが好ましい。
エポキシ樹脂としては、例えば水素化エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂等が好ましい。エポキシ樹脂に対して、重合開始剤(例えば紫外線照射で重合させるための光カチオン重合開始剤、熱線照射によって重合させるための熱カチオン重合開始剤)や、更に他の添加剤(増感剤等)を添加して、塗布用のエポキシ樹脂組成物を調製して使用することができる。
また、接着剤としては、アクリルアミド、アクリレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート等のアクリル系樹脂や、ポリビニルアルコール系の水系接着剤を使用することもできる。
製造される偏光板は、液晶セル等の表示用セル(画像表示素子)の片面又は両面に貼着されるものである。偏光板は、保護フィルム上に積層される他の光学層を更に含むことができる。他の光学層としては、ある種の偏光を透過し、それと逆の性質を示す偏光を反射する反射型偏光フィルム;表面に凹凸形状を有する防眩機能付フィルム;表面反射防止機能付フィルム;表面に反射機能を有する反射フィルム;反射機能と透過機能とを併せ持つ半透過反射フィルム;視野角補償フィルム等が挙げられる。
偏光子と二枚の保護フィルムの三層からなる偏光板の厚さは、10〜500μmであることが好ましく、10〜300μmであることがより好ましく、10〜200μmであることが更に好ましい。
光学フィルムの他の組み合わせとして、第1の光学フィルム2が上記偏光板であり、第2の光学フィルム3がセパレータ又は仮保護フィルムである場合が挙げられる。このとき、接着剤層5の代わりに粘着剤層が用いられ、製造される積層光学フィルム1は「セパレータ付き偏光板」又は「仮保護フィルム付き偏光板」である。
粘着剤層は、偏光板を他の物品(例えば液晶セル)に貼着させるときに機能する層である。粘着剤層は、アクリル系樹脂や、シリコーン系樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエーテル等で構成することができる。
粘着剤層の厚さは、2〜500μmであることが好ましく、2〜200μmであることがより好ましく、2〜50μmであることが更に好ましい。
偏光板に粘着剤層を積層する方法としては、例えば、偏光板に上記樹脂や任意の添加成分を含む溶液を塗布する方法でもよく、セパレータ上に当該溶液で粘着剤層を形成した後に保護フィルムに積層する方法でもよい。
セパレータは、粘着剤層の保護や異物の付着防止等を目的として貼着される剥離可能なフィルムであって、偏光板の使用時に剥がされて粘着剤層が露出される。セパレータは、例えばポリエチレンのようなポリエチレン系樹脂、ポリプロピレンのようなポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレートのようなポリエステル系樹脂等で構成することができる。中でも、ポリエチレンテレフタレートの延伸フィルムが好ましい。
セパレータの厚さは、2〜500μmであることが好ましく、2〜200μmであることがより好ましく、2〜100μmであることが更に好ましい。
仮保護フィルムは、偏光板から剥離することが可能なフィルムであり、仮保護フィルムを積層した偏光板の表面を損傷、摩損等から保護するためのフィルムである。仮保護フィルムの材料としては、上記保護フィルムと同様のものを用いることができ、なかでもポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂が好ましい。
仮保護フィルムは、偏光板に積層された後、偏光板の使用時まで偏光板に貼合されており、使用時において偏光板から剥離される。
仮保護フィルムの厚さは、2〜500μmであることが好ましく、2〜200μmであることがより好ましく、2〜100μmであることが更に好ましい。
次に、本実施形態の製造方法について説明する。第1の光学フィルム2と第2の光学フィルム3,3とは、図3に示されているとおり、これらを搬送しながら一対の回転する貼合ロール7a,7b間に導入し、貼合ロール7a,7bによって互いに加圧することによって貼合される。貼合された両フィルムは貼合ロール7a,7b間を通過し、積層体4となって搬送される。なお、図3では接着剤層5を省略して描いている。
ここで、貼合ロール7a,7b間における両フィルムの配置は、図4に示されているとおり、第1の光学フィルム2の存在幅が第2の光学フィルム3の二つのナーリング部3a,3a間に位置するように、且つ、二枚の第2の光学フィルム3,3のナーリング部3a,3aが互いに対面するようにする。なお、図4では図面を見やすくするために貼合ロール7a,7bを積層体4から離して描いている。
接着剤層5は、第2の光学フィルム3の二つのナーリング部3a,3a間に収まる幅、且つ、第1の光学フィルム2の幅よりも広い幅を有している。そして、接着剤層5は、第2の光学フィルム3の二つのナーリング部3a,3a間に内包されるように、且つ、第1の光学フィルム2の存在幅を内包するように位置している。接着剤層5は、第2の光学フィルム3の面のうち第1の光学フィルム2に対面する面に上記接着剤を塗布して設けることができる。
一対の貼合ロール7a,7bは、より詳細には弾性ロール7aと金属ロール7bとからなっている。ここで「弾性ロール」とは、ロールの最外層が例えばゴムのような弾性体で構成されているロールをいう。弾性ロール7aは、その全体がゴムから構成されていてもよいし、中心部は金属からなり最外層のみがゴムから構成されていてもよい。ゴムの材料としては、ニトリルブタジエン系ゴム、ウレタン系ゴム、シリコーン系ゴム等が挙げられる。
弾性ロール7aの幅(搬送方向に垂直な方向の延在幅)は、これに接触する第2の光学フィルム3が有する二つのナーリング部3a,3a間の距離よりも狭く(小さく)、接着剤層5の幅よりも広い(大きい)。そして、弾性ロール7aは、二つのナーリング部3a,3a間に内包されるように、且つ、接着剤層5の存在幅を内包するように位置している。ここで弾性ロール7aの幅とは、貼合に寄与する有効接触面となる部分と同径を維持しながら延びている部分の全幅を意味する。例えば、弾性ロール7aの端部側において幅方向の一部が縮径し第2の光学フィルム3と接触しない部分がある場合は、縮径した部分を除いた部分の幅を弾性ロール7aの全幅とする。
金属ロール7bの幅は、これと接触する第2の光学フィルム3の幅よりも広く、第2の光学フィルム3の幅の全体を内包するように位置している。貼合時、当該第2の光学フィルム3が有するナーリング部3a,3aは、金属ロール7bに接触する。
一対の貼合ロール7a,7bは、第1の光学フィルム2と第2の光学フィルム3,3とを、接着剤層5を介した状態で加圧(ニップ)して、第1の光学フィルム2と第2の光学フィルム3,3とを貼合する。このとき、二枚の第2の光学フィルム3,3のいずれのナーリング部3aも、加圧されることが避けられる。すなわち、弾性ロール7a側の第2の光学フィルム3が有するナーリング部3a,3aは、弾性ロール7aには接触さえしておらず、他方、金属ロール7b側の第2の光学フィルム3が有するナーリング部3a,3aは、金属ロール7bに接触はしているが、弾性ロール7a側の存在幅が足りないので加圧されることはない。
貼合に際し、一対の貼合ロール7a,7bは、これら自身はフィルムを加圧する機構を有していなくてもよく、代わりにこれらに接触するように設けられた一対の押圧ロールによって押圧されてフィルムを加圧する態様としてもよい。
貼合により作製された積層体4はその後、接着剤層5が硬化することで、図1に示された積層光学フィルム1として完成する。
上記製造方法によれば、ナーリング部3aが一対の貼合ロール7a,7bによって加圧されないので、製造される積層光学フィルム1のナーリング部3aにシワが発生しにくい。
また、接着剤層5の幅が第1の光学フィルム2の幅よりも広くなっているので、第1の光学フィルム2と第2の光学フィルム3とが良好に接着される。また、弾性ロール7aが接着剤層5の存在幅を内包するように位置しているので、第1の光学フィルム2と第2の光学フィルム3とが一層良好に接着される。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、一対の貼合ロール7a,7bが弾性ロール7aと金属ロール7bの組み合わせである態様を示したが、一対の貼合ロール7a,7bは二本の弾性ロールからなっていてもよいし、二本の金属ロールからなっていてもよい。
また、上記実施形態では、二枚の第2の光学フィルム3,3がいずれもナーリング部3aを有している態様を示したが、いずれか一方の第2の光学フィルム3がナーリング部3aを有していなくてもよい。
また、上記実施形態では、金属ロール7bの幅がこれと接触する第2の光学フィルム3の幅よりも広く、金属ロール7bが第2の光学フィルム3の幅の全体を内包するように位置している態様を示したが、金属ロール7bの幅を第2の光学フィルム3の二つのナーリング部3a,3a間の距離よりも狭くし、金属ロール7bが二つのナーリング部3a,3a間に内包されるように位置している態様としてもよい。この場合、一対の貼合ロール7a,7bが、ナーリング部3a,3aに接触することを避けるようにして第1の光学フィルム2と第2の光学フィルム3とが貼合されるので、ナーリング部3aにシワが発止することが一層防止される。
また、上記実施形態では、第1の光学フィルム2がナーリング部を有していない態様を示したが、第1の光学フィルム2もナーリング部を有していてもよい。この場合、弾性ロール7aの幅は、第1の光学フィルム2のナーリング部間の距離よりも狭くし、且つ弾性ロール7aが当該ナーリング部間に内包されるように位置するようにする。
また、第1の光学フィルム2、第2の光学フィルム3及び接着剤層5の各幅の大小関係は、上記実施形態の大小関係に限定されず、任意のものとすることができる。
また、上記実施形態では、一枚の第1の光学フィルム2と二枚の第2の光学フィルム3とを貼合する態様(三枚貼合)を示したが、一枚の第1の光学フィルム2と一枚の第2の光学フィルム3とを貼合する態様(二枚貼合)としてもよい。
また、上記実施形態では第1の光学フィルム2として偏光要素を含むフィルムを示したが、第1の光学フィルム2は偏光要素を含まない光学フィルムであってもよい。
1…積層光学フィルム、2…第1の光学フィルム、3…第2の光学フィルム、3a…ナーリング部、4…積層体、5…接着剤層、7a…弾性ロール(貼合ロール)、7b…金属ロール(貼合ロール)。

Claims (4)

  1. 回転する一対の貼合ロールの間に、第1の光学フィルムと、前記第1の光学フィルムの片面側又は両面側に接着剤層又は粘着剤層を介して配置した第2の光学フィルムと、を導入し、前記一対の貼合ロールによって前記第1の光学フィルムと前記第2の光学フィルムとを加圧して貼合する、積層光学フィルムの製造方法であって、
    前記第1の光学フィルム及び前記第2の光学フィルムの少なくとも一方は、幅方向の縁部にナーリング部を有し、
    前記一対の貼合ロールは、前記ナーリング部を加圧することを避けながら前記第1の光学フィルムと前記第2の光学フィルムとを貼合する、積層光学フィルムの製造方法。
  2. 前記一対の貼合ロールは、少なくとも一方の貼合ロールが弾性ロールである、請求項1記載の積層光学フィルムの製造方法。
  3. 前記第1の光学フィルムと前記第2の光学フィルムとは、前記接着剤層を介して貼合され、
    前記一対の貼合ロールの延在方向における前記接着剤層の幅は、前記第1の光学フィルムの幅よりも広い、請求項1又は2記載の積層光学フィルムの製造方法。
  4. 前記一対の貼合ロールは、前記ナーリング部に接触することを避けるようにして前記第1の光学フィルムと前記第2の光学フィルムとを貼合する、請求項1〜3のいずれか一項記載の積層光学フィルムの製造方法。
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