JP6076446B1 - スタータ - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、上記のような問題を解決しようとするものであって、ピニオン前方の全長UPを抑制し、エンジン組み付け性を改善すると共に、構造簡素化を行ったスタータを得ることを目的とする。
また、位置固定部材は、筒状凹部の段差部との係合後ピニオンスプリングから受ける反力を規制してピニオンを係止する際、すなわちピニオン(筒状凹部の段差部)が係止のため位置固定部材に衝突した際に、位置固定部材の外周側への広がりを抑制し、円筒状移動体に構成された環状挿入溝から位置固定部材の脱落を防止することができる。
更に、位置固定部材の径方向厚みは、筒状凹部内径の半径寸法と円筒状移動体外径の半径寸法との差分より厚くすることにより、ピニオンスプリングの反力を受けて、ピニオンが位置固定部材に衝突した際に、位置固定部材の拡開を抑制することができるので、従来のストッパを廃止しピニオンの全長を短縮することができる。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
図1は、この発明の実施の形態1におけるスタータを示す断面図、図2は、スタータのオーバーランニングクラッチ部を示す断面図、図3は、ピニオンスプリングが撓んだ状態のオーバーランニングクラッチ部を示す断面図である。
図において、1は、スタータモータ3の軸方向に押し出されたピニオン21が、エンジンのリングギヤ9の端面に当接した後、リングギヤ9に噛み合わされて、スタータモータ3の回転力をピニオン21からリングギヤ9に伝達するスタータである。
また、ピニオン21は、ピニオンスプリング22の初荷重以上の力を受けると、セレーション部20にて摺動しスタータモータ側に移動するものであり、ピニオン21のリングギヤ側端面には、セレーション部20に向かって延在する筒状凹部(後述)21aが形成されている。
位置固定部材24は、例えば硬鋼線又はピアノ線で加工されたC状リングが採用され、筒状凹部21a内において円筒状移動体23のリングギヤ側端部外周面に形成された環状挿入溝27に圧入し嵌め込み状態で装着され、円筒状移動体23とピニオン21がピニオンスプリング22から受ける反力を規制するものである。
すなわち、位置固定部材24は、ピニオン21がリングギヤ側に向かって移動した時、その最終段階でピニオン21の筒状凹部21aの段差部d3を当接、係合させることによってピニオン21を係止するものである(0017、0018参照)。
ピニオン21は、ピニオンスプリング22の撓みで相対移動するが、円筒状移動体セレーション部のスタータモータ側端部に形成された環状溝26aの係止部(溝壁)26によってピニオン21のセレーション部が係止される。
従って、ピニオン21の距離(移動量)、すなわちピニオンスプリングの圧縮距離は、ピニオンスプリング22のセット長Dと、円筒状移動体23に構成された係止部26と円筒状移動体側段差部d1間の軸方向長さEとの差分(D-E)となる。
そして、この実施の形態1では、ピニオン21の移動量(D-E)を、ピニオン21に形成された筒状凹部21aの軸方向長さFより小さくなるようにしている(D-E<F)。
この面取り部28は、この面取りが無いと位置固定部材24の環状挿入溝27への組み付けが困難なため、組み付け性も考慮して位置固定部材24の圧入時のガイドとしている。
また、この面取り部28と筒状凹部21aとの構成により、ピニオンスプリング22を撓ませた状態において、位置固定部材24の外周部に、面取り部28の軸方向長さ分の外壁をピニオン21によって構成できるため、ピニオン21が位置固定部材24に衝突(当接)する場合の拡開抑制に加えて、位置固定部材24がスタータモータ回転による遠心力を受けて拡開することをも抑制できる。
21:ピニオン、 21a:ピニオンの筒状凹部、 22:ピニオンスプリング、
23:円筒状移動体、 23a:クラッチインナー、 24:位置固定部材、
25:クラッチアウター、 26:係止部、 27:環状挿入溝、
28:ピニオン筒状凹部の面取り部、 30:ヘリカルスプライン結合部、
3:スタータモータ、 7:出力軸、 9:リングギヤ、
A:ピニオンの筒状凹部内径の半径寸法、
B:円筒状移動体のセレーション外径の半径寸法、
C:位置固定部材の厚み寸法、 D:ピニオンスプリングのセット長、
E:係止部の軸方向長さ、 F:ピニオンの筒状凹部の凹部軸方向長さ、
G:面取り部と環状挿入溝との最短距離
Claims (2)
- 出力軸を有しこの出力軸の端部に配置したリングギヤを駆動するスタータモータ、前記出力軸に対し軸方向に移動自在に組み付けられ、スタータモータ側端部に、オーバーランニングクラッチ部及び前記出力軸と結合するヘリカルスプライン結合部を有し、リングギヤ側端部に、セレーション部で結合され前記リングギヤとの噛合時に前記スタータモータの回転力が伝達されるピニオンを有する円筒状移動体、この円筒状移動体に設けた円筒状移動体側段差部とこの円筒状移動体側段差部と対向して前記ピニオンに設けた段差部間に張架され、前記ピニオンをリングギヤ側に付勢するピニオンスプリング、前記円筒状移動体と共に前記ピニオンを、前記リングギヤとの噛合位置に移動させる押し出し機構部、及び前記スタータモータへの通電電流をON−OFFする電磁スイッチを備えたスタータであって、
前記ピニオンのリングギヤ側端面には前記セレーション部に向かって延在する筒状凹部を有し、前記円筒状移動体のリングギヤ側端部外周面には前記筒状凹部に対向する環状挿入溝を有し、この環状挿入溝には、前記筒状凹部の段差部との係合時に前記ピニオンスプリングから受ける反力を規制して前記ピニオンを係止する位置固定部材が、嵌め込み状態で装着され、前記位置固定部材の径方向厚みは、筒状凹部内径の半径寸法と円筒状移動体外径の半径寸法との差分より厚く設定され、前記ピニオンスプリングのセット長と前記円筒状移動体に構成されたピニオンの係止部の軸方向長さとの差分である前記ピニオンの移動距離は、前記筒状凹部の軸方向長さより短く設定され、且つ前記筒状凹部の外側端部には、外方に向かって拡径する面取り部が形成されていることを特徴とするスタータ。 - 前記面取り部と前記環状挿入溝のリングギヤ側溝縁との最短離間距離は、前記位置固定部材の径方向厚み寸法と同等、もしくは狭く設定されていることを特徴とする請求項1に記載のスタータ。
Priority Applications (1)
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JP2015236240A JP6076446B1 (ja) | 2015-12-03 | 2015-12-03 | スタータ |
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JP2015236240A JP6076446B1 (ja) | 2015-12-03 | 2015-12-03 | スタータ |
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JP6076446B1 true JP6076446B1 (ja) | 2017-02-08 |
JP2017101617A JP2017101617A (ja) | 2017-06-08 |
Family
ID=57981496
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JP2015236240A Active JP6076446B1 (ja) | 2015-12-03 | 2015-12-03 | スタータ |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006161590A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Denso Corp | スタータ |
JP2013522529A (ja) * | 2010-03-19 | 2013-06-13 | ヴァレオ エキプマン エレクトリク モトゥール | 出力ピニオンを有する燃焼機関スタータ |
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2015
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Patent Citations (2)
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JP2006161590A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Denso Corp | スタータ |
JP2013522529A (ja) * | 2010-03-19 | 2013-06-13 | ヴァレオ エキプマン エレクトリク モトゥール | 出力ピニオンを有する燃焼機関スタータ |
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JP2017101617A (ja) | 2017-06-08 |
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