JP6076032B2 - オイルミスト除去装置 - Google Patents

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本発明は、空気に含まれるオイルミストを除去するオイルミスト除去装置に関する。
従来から、切削機等の工業機械の設備内で発生したミスト状の油であるオイルミストを除去するために、オイルミスト除去装置によりフィルタでオイルミストを吸収することが一般的に行われている(例えば特許文献1参照)。図7は、従来のオイルミスト除去装置の縦断面図である。従来のオイルミスト除去装置100は、図7に示すように、吸気口102及び排気口103が形成された本体ケース101と、本体ケース101内に配置され、オイルミストを含む空気を回転により吸気口102から吸引して排気口103に送る羽根車104と、本体ケース101内において羽根車104と排気口103との間に配置された筒状のフィルタ105とを備えており、羽根車104の回転により吸引された空気がフィルタ105を通過して排気口103から排出されるように構成されている。このような従来の構成によれば、オイルミストを含む空気が筒状のフィルタ105を通過するときに、オイルミストがフィルタ105によって捕集され、オイルミストが除去された新鮮な空気が排気口103から排出される。
特開2005−199170号公報
しかしながら、上記のような従来のオイルミスト除去装置100では、空気が筒状のフィルタ105を通過するときに、フィルタ105の空気抵抗によりフィルタ105を通過する空気に圧力損失が生じ、空気がスムーズに流れなくなることがあった。特に、フィルタ105によりオイルミストを除去することができるが、切削機等で発生した切粉や研磨粉等により、フィルタ105に目詰まりが生じると、更に、圧力損失が上昇し、処理風量が低下することが発生していた。そこで、処理風量を長期間維持して、オイルミストの除去効率を高めることが要望されていた。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであって、空気をスムーズに流しつつ、オイルミストを効率的に除去することができるオイルミスト除去装置の提供を目的とする。
本発明のオイルミスト除去装置は、上記課題を解決するためのものであり、オイルミストを含む空気からオイルミストを除去するオイルミスト除去装置であって、吸気口及び排気口が形成された本体ケースと、前記本体ケース内に配置され、オイルミストを含む空気を回転により前記吸気口から吸引して前記排気口に送る羽根車と、前記本体ケース内において前記羽根車と前記排気口との間に配置された外側管及び内側管と、を備え、前記外側管が前記内側管を取り囲むように配置されており、前記本体ケースと前記外側管との間に第1流路が形成され、前記外側管と前記内側管との間に第2流路が形成されており、前記羽根車の回転により吸引された空気が前記第1流路から前記第2流路へ流れて前記排気口から排出される。
このような構成によれば、空気が第1流路及び第2流路を流れる過程で、外側管及び内側管の周方向に沿って旋回流を作ることで、遠心分離効果が発生し、この遠心分離によりオイルミストを効率的に除去することができる。また、外側管及び内側管を配置したことにより、外側管及び内側管の周方向に沿って流れる旋回流が衰えることがなく、長時間にわたって旋回流の勢いを維持することができる。これにより、長時間にわたって勢いのある旋回流によりオイルミストを遠心分離することができる。また、空気が第1流路から第2流路へ流れて排気口から排出される過程で、例えば従来技術のフィルタ等により空気の流れが阻害されることがないので、旋回流の勢いが衰えることがなく、空気をスムーズに流すことができる。よって、本発明のオイルミスト除去装置によれば、空気をスムーズに流しつつ、オイルミストを効率的に除去することができる。このように、本発明のオイルミスト除去装置は、羽根車が作り出した旋回流を長期的に維持する第1流路と第2流路、及びその旋回流から発生する遠心分離効果で、オイルミストを効率的に除去するという点に着目し、成し得た発明である。
また、上記のオイルミスト除去装置において、前記外側管及び前記内側管の少なくとも一方が、空気の流れ方向に沿って傾斜していることが好ましい。
また、前記羽根車と前記外側管との間に配置された隔壁を備え、前記隔壁には、前記羽根車の回転により吸引された空気が通過する少なくとも1つの連通口が形成されていることが好ましい。
また、前記吸気口を覆うように前記本体ケースに固定されたコレクタケースと、前記コレクタケース内に配置されたコレクタと、を備え、前記コレクタは、空気が衝突する一次衝突板及び二次衝突板を備えていることが好ましい。
本発明のオイルミスト除去装置によれば、空気をスムーズに流しつつ、オイルミストを効率的に除去することができる。
本発明の一実施形態に係るオイルミスト除去装置の縦断面図である。 本発明の一実施形態に係るオイルミスト除去装置の一部を断面で示す斜視図である。 図1のA−A断面図である。 (a)外側管の斜視図、及び、(b)内側管の斜視図である。 他の実施形態に係るオイルミスト除去装置の縦断面図である。 更に他の実施形態に係るオイルミスト除去装置の縦断面図である。 従来のオイルミスト除去装置の縦断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るオイルミスト除去装置の縦断面図であり、図2は、オイルミスト除去装置の一部を断面で示す斜視図であり、図3は、図1のA−A断面図である。このオイルミスト除去装置1は、オイルミストを含む空気からオイルミストを除去する装置であり、図1及び図2に示すように、本体ケース2と、本体ケース2の前側(上流側)に固定されたコレクタケース5とを備えている。図1に示す実施形態では、図の左側が前側(上流側)で右側が後側(下流側)である。また、オイルミスト除去装置1は、本体ケース2内に配置された電動機4、羽根車3、外側管11及び内側管12を備えている。
本体ケース2は、筒状の胴部カバー23と、胴部カバー23の前端部に固定されたフロントカバー24と、胴部カバー23の後端部に固定されたリヤカバー25と、内部に配置された隔壁26とを備えており、フロントカバー24の中央部に吸気口21が形成され、リヤカバー25の中央部に排気口22が形成されている。本体ケース2の内部は、胴部カバー23に固定された隔壁26により前側(上流側)の羽根車室31と後側(下流側)の分離室29とに区切られており、羽根車室31は吸気口21を介してコレクタケース5の内部と連通しており、分離室29は排気口22を介して外部と連通している。また、排気口22には排気管34が接続されており、排気口23から排出された空気か排気管34を通過して外部に排出される。この排気管34は、湾曲しており、内部に金属フィルタ341が配置されている。また、隔壁26には、羽根車室31と分離室29とをつなぐ連通口33が電動機4の周囲において周方向に沿って並んで複数形成されており、連通口33を介して羽根車室3から分離室29へ空気が流れるように構成されている。また、胴部カバー23の下部には、下方に張り出すようにオイル流下部27が形成されており、分離室29で分離されたオイルがオイル流下部27に流下するように構成されている。また、オイル流下部27には、オイルを外部に排出するための排油口28が形成されている。
電動機4は、ハウジング42と、ハウジング42から突出する回転軸41とを備えており、回転軸41が空気流れの上流側(図1の左側)に向いた状態で分離室29の中央部に配置され、ハウジング42が第1隔壁26に固定されている。この電動機4は、電力により回転軸41が回転し、羽根車3を回転駆動する。
羽根車3は、羽根車室31に配置され、電動機4の回転軸41に固定されており、回転軸41の回転により回転し、オイルミストを含む空気を回転により吸気口21から吸引して排気口22に送ることができる。羽根車3としては特に限定されるものではないが、空気流に遠心力を加える観点から遠心式のものを好ましく用いることができ、本実施形態ではパドルファン形式の遠心式の羽根車3を用いている。また、羽根車3と排気口22との間に、電動機4、外側管11及び内側管12が配置されている。
図4は、(a)外側管の斜視図、及び、(b)内側管の斜視図である。外側管11は、小径の基端部111と、大径の先端部112とを備え、基端部111から先端部112に向かって拡開するように筒状に形成され、両端部が開口している。また、内側管12も同様に、小径の基端部121と、大径の先端部122とを備え、基端部121から先端部122に向かって拡開するように筒状に形成され、両端部が開口している。この外側管11及び内側管12は、分離室29(隔壁26とリヤカバー25との間)に配置されている。また、外側管11及び内側管12は電動機4を取り囲むように配置されており、外側管11は胴部23の内側に配置され、内側管12は外側管11の内側に配置されており、外側管11が内側管12の一部を覆い、内側管12が電動機4の一部を覆うように、互いに重なり合って配置されている。また、内側管12は排気口22を取り囲むように配置されている。また、外側管11は、基端部111が第1隔壁26に固定され、先端部112がリヤカバー25に向かって延びており、胴部23と外側管11との間に第1流路13が形成されている。一方、内側管12は、基端部121がリヤカバー25に固定され、先端部122が第1隔壁26に向かって延びており、外側管11と内側管12との間に第2流路14が形成されている。また、内側管12と電動機4のハウジング42との間には第3流路15が形成されている。
第1流路13、第2流路14及び第3流路15は、この順で連通しており、羽根車3により本体ケース2内に吸引された空気が、羽根車室31から連通口33を通って第1流路13に流入し、第1流路13から第2流路14を経て第3流路15に流れるように構成されている。第1流路13と第2流路14、及び、第2流路14と第3流路15は、それぞれ空気の流れ方向が対向しており、空気は、第1流路13、第2流路14及び第3流路15の順に蛇行しながら流れてゆく。また、第1流路13、第2流路14及び第3流路15を流れる空気は、外側管11及び内側管12の周方向に沿って回転しながら旋回流となって渦を巻くように流れてゆく。
また、外側管11は、空気の流れ方向に沿って、基端部111から先端部112に向かって外側に傾斜して延びるように配置されており、これにより第1流路13は、空気の流れ方向に沿って狭くなるように形成されている。また、内側管12も同様に、空気の流れ方向に沿って、基端部121から先端部122に向かって外側に傾斜して延びるように配置されており、これにより第2流路14は、空気の流れ方向に沿って狭くなるように形成されている。また、第3流路15も、内側管12の傾斜により空気の流れ方向に沿って狭くなるように形成されている。
コレクタケース5は、本体ケース2のフロントカバー24に固定されており、その内部にはコレクタ50が配置されている。また、コレクタケース5は、前側(上流側)の中央部に吸気口56が形成され、後側(下流側)が本体ケース2の吸気口21を覆うように配置されており、コレクタケース5の吸気口56から吸引された空気がコレクタ50を通過して、本体ケース2の吸気口21に流れるように構成されている。また、コレクタケース5の内部にはコレクタ保持部材59が固定されており、このコレクタ保持部材59によりコレクタ50が保持されている。
コレクタ50は、中央の支持板53と、支持板53に支持された1次衝突板51、2次衝突板52及び金属フィルタ54を備えている。支持板53には連通口55が形成されており、コレクタケース5内に吸引された空気が連通口55を通過して下流側へ流れるように構成されている。1次衝突板51は、表面が吸気口56に対向するように支持板53の前方に配置されており、吸気口56から吸引された空気が1次衝突板51に衝突するように構成されている。また、2次衝突板52は、表面が連通口55に対向するように支持板53の後方に配置されており、連通口55を通過した空気が2次衝突板52に衝突するように構成されている。空気が1次衝突板51及び2次衝突板52に衝突すると、この衝突の衝撃により空気に含まれる粗いダストや大きいオイルミストが空気から分離して下方に落下する。また、2次衝突板52の下端部と支持板53との間には間隙60が形成されており、2次衝突板52に衝突した空気が間隙60を通過して下流側へ流れるように構成されている。
金属フィルタ54は、支持板53と2次衝突板52との間に配置されており、コレクタ50の上流側から下流側へ流れてゆく空気が金属フィルタ54を通過するように構成されている。また、金属フィルタ54は、例えば複数のアルミ線を絡ませることにより形成されており、金属フィルタ54を通過する空気からオイルミストやダストを捕集することができる。また、コレクタケース5の下部には、下方に張り出すようにオイル流下部57が形成されており、コレクタケース5内で捕集されたオイルがオイル流下部57に流下するように構成されている。また、オイル流下部57には、オイルを外部に排出するための排油口58が形成されている。
次に、上記のような構成を備えるオイルミスト除去装置1によりオイルミストを除去する方法について説明する。オイルミストを除去するときは、まず電動機4を作動させることにより、回転軸41に取り付けられた羽根車3を回転させる。そうすると、羽根車3の回転により空気流が生じ、外部の空気が吸気口56を介してコレクタケース5内に吸引される。この空気には、オイルミストやダストが含まれており、このオイルミストやダストも空気と共にコレクタケース5内に吸引される。コレクタケース5内に吸引された空気は、まず1次衝突板51に衝突し、その後、連通口55を通過して2次衝突板52に衝突し、間隙60を通過してコレクタ50の後側(下流側)へ流れてゆく。また、この空気は金属フィルタ54も通過する。このとき、1次衝突板51及び2次衝突板52に空気が衝突した衝撃により、空気に含まれる粗いダストや大きいオイルミストが空気から分離して下方に落下する。また、金属フィルタ54により空気に含まれる粗いダストや大きいオイルミストが捕集される。金属フィルタ54に捕集されたオイルミストは、この金属フィルタ54に沿って下方へ流れてゆき、オイル流下部57に流下して排油口58から外部に排出される。これにより、空気に含まれるダストやオイルミストの一部が除去されるが、細かいダストや小さいオイルミストは、まだ空気に含まれたままになっている。
その後、コレクタ50の下流側へ流れた空気は、羽根車3の回転により本体ケース2の吸気口21を介して本体ケース2内の羽根車室31内に吸引される。また、この空気は、羽根車室31から隔壁26の連通口33を通過して分離室29へ流れてゆく。分離室29へ流れた空気は、まず第1流路13へ流れ、その後、第2流路14及び第3流路15へ流れてゆき、排気口22を介して排気管34へ流れ、外部へ排出される。このとき、第1流路13、第2流路14及び第3流路15を通過する空気は、外側管11及び内側管12の周方向に沿って回転しながら旋回流となって排気口22へ流れてゆく。そして、空気が回転しながら流れてゆく過程で、旋回流の遠心力により、空気に含まれるオイルミストやダストが外側管11及び内側管12の径方向外方へ遠心分離する。これにより、空気からオイルミストやダストを遠心分離して除去することができ、排気口22から新鮮な空気を排出することができる。また、遠心分離されたオイルミストは、外側管11及び内側管12の内面に吸着し、外側管11及び内側管12に沿って流れてゆき、オイル流下部27へ流下してゆく。また、細かいダストもオイルミストと共にオイル流下部27へ流下してゆく。そして、オイル流下部27へ流れたオイルミストおよびダストは、排油口28から外部に排出される。このようにして、オイルミストを空気から除去することができる。
以上のようなオイルミスト除去装置1によれば、本体ケース2内において羽根車3と排気口22との間に配置された外側管11及び内側管12を備え、外側管11が内側管12を取り囲むように配置されており、本体ケース2と外側管11との間に第1流路13が形成され、外側管11と内側管12との間に第2流路14が形成されており、羽根車3の回転により吸引された空気が第1流路13から第2流路14へ流れて排気口22から排出されるように構成されているので、空気が第1流路13及び第2流路14を流れる過程で、外側管11及び内側管12の周方向に沿って回転しながら流れてゆき、この空気の回転(旋回流)により、空気に含まれるオイルミストを遠心分離により除去することができる。また、外側管11及び内側管12を配置したことにより、外側管11及び内側管12の周方向に沿って流れる旋回流が衰えることがなく、長時間にわたって旋回流の勢いを維持することができる。これにより、長時間にわたって勢いのある旋回流によりオイルミストを遠心分離することができる。したがって、遠心分離によりオイルミストを確実に除去することができるので、オイルミストの除去効率を高めることができる。また、空気が第1流路13から第2流路14へ流れて排気口22から排出される過程で、例えば従来技術のフィルタ等により空気の流れが阻害されることがないので、旋回流の勢いが衰えることがなく、空気をスムーズに流すことができる。よって、本発明のオイルミスト除去装置1によれば、空気をスムーズに流しつつ、オイルミストを効率的に除去することができる。
また、外側管11及び内側管12が空気の流れ方向に沿って傾斜しているので、遠心分離して外側管11及び内側管12に付着したオイルミストを外側管11及び内側管12に沿ってスムーズに流すことができる。これにより、オイルミストをより効率的に除去することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の具体的な態様は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、外側管11及び内側管12が傾斜している構成であったが、オイルミストを除去することができればこの構成に限定されるものではなく、図5に示すように、外側管11及び内側管12が傾斜せずに、空気の流れ方向に沿って直線的に延びる構成であってもよい。この場合、外側管11は、基端部111と先端部112とが同じ径になるように形成されており、拡開していない。また、内側管12も同様に、基端部121と先端部122とが同じ径になるように形成されており、拡開していない。なお、図5において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
また、上記実施形態では外側管11及び内側管12の両者が傾斜している構成であったが、この構成に限定されず、外側管11及び内側管12のいずれか一方が傾斜している構成であってもよく、例えば図6に示すように、内側管12のみが傾斜して延びており、外側管11が直線的に延びる構成であってもよい。また、外側管11のみが傾斜している構成であってもよい。この場合、外側管11及び内側管12の一方のみが拡開するように形成されている。なお、図6において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
また、コレクタ50の構成は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上下端が開口して縦方向に延びる複数のエアパスを備える構成であってもよい。また、積層された複数の樹脂フィルタを備える構成であってもよい。
以下、実施例及び比較例を用いて本発明を更に詳細に説明する。ただし、本発明が本実施例に限定されるものではない。
(実施例)
実施例として、図1に示すオイルミスト除去装置1を用いて空気に含まれるオイルミストを除去した。具体的には、コレクタケース5の吸気口56に向けてオイルミストを含む空気を噴霧し、このオイルミストをオイルミスト除去装置1により除去した。また、このとき、電動機4の出力を0.75kWとし、羽根車3の外径をφ300mmとし、羽根車3の幅を60mmとした。そして、コレクタケース5の吸気口56近傍の最大風量及び最大静圧を測定した。また、オイルミストの捕集効率を測定した。このオイルミストの捕集効率は、「オイルミスト除去装置1により回収したオイルミストの質量/吸気口56に噴霧したオイルミストの質量」として求めた。なお、オイルミスト除去装置1により回収したオイルミストは、オイルミスト除去装置内に付着したオイルと排出口28および排出口58から排出されたオイルを足し合わせたものとした。その結果、最大風量は6.6m/minであり、最大静圧は1.49kPaであった。また、オイルミストの捕集効率は98.72%であった。
(比較例)
比較例として、図1に示すオイルミスト除去装置1から外側管11及び内側管12を取り除いたオイルミスト除去装置を用いて空気に含まれるオイルミストを除去した。その他は、上記の実施例と同じ条件とした。その結果、最大風量は5.6m/minであり、最大静圧は1.43kPaであった。また、オイルミストの捕集効率は97.94%であった。
よって、実施例のオイルミスト除去装置により、比較例よりもオイルミストの捕集効率が向上したことを確認できた。また、空気がスムーズに流れることを確認できた。
1 オイルミスト除去装置
2 本体ケース
3 羽根車
4 電動機
5 コレクタケース
11 外側管
12 内側管
13 第1流路
14 第2流路
15 第3流路
21 吸気口
22 排気口
26 隔壁
50 コレクタ
51 一次衝突板
52 二次衝突板

Claims (4)

  1. オイルミストを含む空気からオイルミストを除去するオイルミスト除去装置であって、
    吸気口及び排気口が形成された本体ケースと、
    前記本体ケース内に配置され、オイルミストを含む空気を回転により前記吸気口から吸引して前記排気口に送る羽根車と、
    前記本体ケース内において前記羽根車と前記排気口との間に配置された外側管及び内側管と、を備え、
    前記外側管は、前端部が前記本体ケースの内部に配置された隔壁に固定され、後端部が前記本体ケースの後端部に向かって延びており、
    前記内側管は、後端部が前記本体ケースの後端部に固定され、前端部が前記隔壁に向かって延びており、
    前記外側管が前記内側管を取り囲むように配置されており、
    前記本体ケースと前記外側管との間に第1流路が形成され、前記外側管と前記内側管との間に第2流路が形成されており、
    前記羽根車の回転により吸引された空気が前記第1流路から前記第2流路へ流れて前記排気口から排出される、オイルミスト除去装置。
  2. 前記外側管及び前記内側管の少なくとも一方が、空気の流れ方向に沿って外側に傾斜している、請求項1に記載のオイルミスト除去装置。
  3. 前記羽根車と前記外側管との間に配置された隔壁を備え、
    前記隔壁には、前記羽根車の回転により吸引された空気が通過する少なくとも1つの連通口が形成されている、請求項1又は2に記載のオイルミスト除去装置。
  4. 前記吸気口を覆うように前記本体ケースに固定されたコレクタケースと、
    前記コレクタケース内に配置されたコレクタと、を備え、
    前記コレクタは、空気が衝突する一次衝突板及び二次衝突板を備えている、請求項1から3のいずれかに記載のオイルミスト除去装置。
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