JP6075251B2 - コネクタ及びワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、ハイブリット車や電気自動車等の電気モータに電流を供給するために用いられるコネクタ及びワイヤハーネスに関する。
従来、コネクタ及びワイヤハーネスとして、ハウジングとケーブルとの間をシールするシール部材を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載のコネクタは、複数のケーブルの端部にそれぞれ設けられた接合端子と、複数の接合端子を整列して収納するターミナルハウジングと、ターミナルハウジングと各ケーブルとの間をシールするシール部材と、シール部材のターミナルハウジングからの脱落を防止するテールプレートと、相手側コネクタに嵌合された際、相手側ハウジングに熱的かつ電気的に接続される筒状シールド体とを備えている。
シール部材は、ターミナルハウジングのケーブル挿入側の端部に形成された収容部に収容され、ターミナルハウジングの内面及び各ケーブルの外面にそれぞれ接触してターミナルハウジングと各ケーブルとの間の気密を保っている。テールプレートは、ターミナルハウジングの外壁に形成された係止突起に係止される係止片を有し、収容部の開口を閉塞することによりシール部材の収容部からの脱落を防止している。筒状シールド体は、テールプレートの係止片の先端部をターミナルハウジングの外壁との間で挟み込み、係止片の係止突起に対する係止が解除されることを防止する押え部材としての機能を有している。
特開2012−204084号公報
特許文献1のように構成されたコネクタを車両のエンジンや電気モータ等の発熱源の近傍で使用すると、シール部材によるシール性が低下する場合があった。本発明者らは、この原因を鋭意研究し、シール性の低下は、ハウジング内に圧縮された状態で収容されたシール部材が膨張し、ハウジングがこのシール部材の膨張による応力を受けて変形することによって引き起こされることを見出した。
そこで、本発明は、この知見に基づいてなされたものであり、その目的は、シール部材の膨張によるハウジングの変形を抑えてシール性の低下を抑制することが可能なコネクタ及びワイヤハーネスを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、相手側コネクタとの嵌合により相手側端子に接続される端子と、前記端子が接続された電線の一部を収容するハウジングと、前記ハウジングに形成されたシール部材収容部に収容され、前記電線と前記シール部材収容部との間をシールするシール部材と、少なくとも前記シール部材収容部を囲繞する囲繞体と、を備え、前記囲繞体は、前記シール部材収容部と接触しているコネクタを提供する。
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、前記コネクタと、前記電線とを備えたワイヤハーネスを提供する。
本発明に係るコネクタ及びワイヤハーネスによれば、シール部材の膨張によるハウジングの変形を抑えてシール性の低下を抑制することが可能である。
本発明の実施の形態に係る雌コネクタを含むコネクタ装置の構成例を示し、(a)は斜視図、(b)は非嵌合状態における側面図である。 図1(a)のA−A線断面図である。 雌側ハウジングを示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のC矢視方向から見た平面図である。 シール部材を示す斜視図である。 テールプレートを示す斜視図である。 シールドケースを示す斜視図である。 図1(a)のB−B線断面拡大図である。 図1(a)の第1〜第3の電線の導出側から見た平面図である。 本発明の実施の形態に係る雌コネクタの比較例を示す平面図であり、(a)はシール部材収容部の変形前の状態、(b)はシール部材の膨張時(高温時)における状態、(c)はシール部材収容部の変形後の状態を示す。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る雌コネクタを含むコネクタ装置の構成例を示し、(a)は斜視図、(b)は非嵌合状態における側面図である。図2は、図1(a)のA−A線断面図である。
(コネクタ装置1の構成)
コネクタ装置1は、本発明のコネクタとしての雌コネクタ11及び相手側コネクタとしての雄コネクタ12を備えている。雌コネクタ11と雄コネクタ12とは、雌コネクタ11の雌側ハウジング3と雄コネクタ12の雄側ハウジング2とを嵌合することにより結合される。本実施の形態では、雄側ハウジング2の一部が雌側ハウジング3に収容されるように、雌側ハウジング3と雄側ハウジング2との嵌合が行われる。
雌コネクタ11には、例えば車両の駆動源としての電気モータに電流を供給するための3本の第1〜第3の電線111〜113が接続され、雌コネクタ11及び3本の第1〜第3の電線111〜113によりワイヤハーネス110が構成されている。電気モータは、例えば三相交流モータであり、3本の第1〜第3の電線111〜113は、三相交流モータに各相の電流を供給する。この場合、コネクタ装置1は、電気モータとインバータとの間を電気的に接続する。なお、電気モータ付近は、―40〜150℃になる可能性のある環境であり、コネクタ装置1は、当該環境下において使用される。
(雄コネクタ12の構成)
雄コネクタ12は、相手側端子としての複数(本実施の形態では3つ)の雄側接続端子41,42,43と、雄側接続端子41,42,43を保持する雄側ハウジング2とを有している。
雄側接続端子41,42,43は、例えば銅合金からなる基材の表面を錫メッキすることにより形成されている。雄側接続端子41,42,43は、図2に示すように、一端が平板状の接触片41a,42a,43aとして形成され、他端が後述する端子台部24を構成する座金片41c,42c,43cとして形成されている。接触片41a,42a,43aと座金片41c,42c,43cとは、連結部41b,42b,43bによって連結されている。接触片41a,42a,43aと座金片41c,42c,43cとは、連結部41b,42b,43bを介すことにより、それぞれの平面の向きが90°変更されている。
雄側ハウジング2は、雄側接続端子41,42,43の接触片41a,42a,43aを収容する筒状の筒部21と、筒部21から外方に張り出して形成されたフランジ部22と、雄側接続端子41,42,43の連結部41b,42b,43bを収容する収容部23と、雄側接続端子41,42,43の座金片41c,42c,43cを保持する端子台部24とを有している。
筒部21及びフランジ部22は、例えばアルミニウム等の導電性を有する金属からなる。筒部21は、図1(b)に示すように、その外周面に雌側ハウジング3との間をシールする環状シール部材212aを保持する保持溝212が形成されている。また、筒部21の一側面には、雌側ハウジング3に嵌合される嵌合突起211が外方に突出して形成されている。
筒部21には、雄側ハウジング2と雌側ハウジング3とを嵌合させた状態で固定するための押付部材10aが回転可能に保持されている。この押付部材10aを工具にて回動させながら締め付けることにより、雄側接続端子41,42,43と後述する雌側接続端子71,72,73とが電気的に接続される。
フランジ部22には、図1(a)に示すように、雄側ハウジング2を機器のケース等に取り付けるためのボルト(図略)を挿通させる挿通孔22aが形成されている。フランジ部22の一側面(筒部21とは反対側の側面)には、環状シール部材220aが保持されている。
収容部23は、端子台部24とは反対側の端部が筒部21に収容され、収容部23とフランジ部22との間には、シール部材230aが配置されている。収容部23の内部には、雄側接続端子41,42,43の連結部41b,42b,43bを案内するガイド部材230が収容されている。
また、収容部23の内面と雄側接続端子41,42,43の連結部41b,42b,43bとの間には、シール部材231,232,233がそれぞれ介在している。
端子台部24には、雄側接続端子41,42,43の座金片41c,42c,43cが第1〜第3の電線111〜113の並び方向に対応するように並列して保持されている。座金片41c,42c,43c及び端子台部24には、接続対象となる外部機器の端子を固定するためのボルト(図略)を挿通させる貫通孔40がそれぞれ形成されている。
(雌コネクタ11の構成)
雌コネクタ11は、雄側接続端子41,42,43に接続される雌側接続端子71,72,73と、雌側接続端子71,72,73がそれぞれ接続された第1〜第3の電線111〜113の一部を収容する雌側ハウジング3と、導電性の金属からなる筒状のシールドケース5とを備えている。
第1〜第3の電線111〜113は、導電性の金属からなる芯線111a,112a,113aと、芯線111a,112a,113aをその先端部を除いて被覆する絶縁被膜111b,112b,113bとを有している。
雌側接続端子71,72,73は、例えば銅合金からなる基材の表面を錫メッキすることにより形成されている。雌側接続端子71,72,73は、一端が平板状の接触片71a,72a,73aとして形成され、他端が第1〜第3の電線111〜113の芯線111a,112a,113aの先端部を加締める加締め部71b,72b,73bとして形成されている。
雌側ハウジング3と雄側ハウジング2とが嵌合すると、雌側接続端子71,72,73の接触片71a,72a,73aと雄側接続端子41,42,43の接触片41a,42a,43aとがそれぞれ接触し、第1〜第3の電線111〜113の並び方向に沿って積層構造をとる。
また、雌側接続端子71,72,73の接触片71a,72a,73aと雄側接続端子41,42,43の接触片41a,42a,43aとは、それぞれ接触した状態において第1〜第3の電線111〜113の並び方向に絶縁部材100によって挟まれている。
雌側ハウジング3は、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PA(ポリアミド)等の絶縁性樹脂からなり、第1筒部31、第2筒部32、及び第3筒部33を一体に有している。
第1筒部31には、雌側接続端子71,72,73の接触片71a,72a,73a、雄側接続端子41,42,43の接触片41a,42a,43a、及び絶縁部材100が収容されている。
第1筒部31には、雌側ハウジング3と雄側ハウジング2とを嵌合させた際に押付部材10aを覆うように蓋部材10bが設けられ、押付部材10aを回転させて締め付けるための工具を嵌め合わせるための貫通孔312が形成されている。第1筒部31から第2筒部32に亘る一側面には、雄側ハウジング3の筒部21の一側面に設けられた嵌合突起211とランス嵌合する嵌合凹部311が形成されている。
第2筒部32は、その内側に、第3筒部33が配置されている。図2に示すように、雌側ハウジング3と雄側ハウジング2とが嵌合した際、雄側ハウジング2の筒部21の端部が、第2筒部32と第3筒部33との間に挿入される。
第3筒部33は、雌側接続端子71,72,73の接触片71a,72a,73a側の開口端部の内側に、接触片71a,72a,73aを整列して支持する端子支持部材81、及び雄側ハウジング2との間をシールするシール部材14が配置されている。また、第3筒部33における第1〜第3の電線111〜113の導出側の端部の内側には、第1〜第3の電線111〜113を所定の並び方向に配置して支持する電線支持部材82が配置されている。
第3筒部33は、第1〜第3の電線111〜113の導出側の端部が、シール部材13を収容するシール部材収容部335として形成されている。シール部材13は、シール部材収容部335と第1〜第3の電線111〜113のそれぞれとの間をシールする。シール部材収容部335は、シール部材13が収容された状態でテールプレート6により開口部が閉塞されている。すなわち、テールプレート6は、シール部材13のシール部材収容部335からの抜け出しを防止する抜け出し防止部材の一態様である。
シールドケース5は、少なくともシール部材収容部335を囲繞する囲繞体の一態様である。ここで、「囲繞」とは、周りを囲むことをいう。本実施の形態では、シールドケース5は、シール部材収容部335の周りをその外周側から取り囲んでいる。
図2に示すように、シールドケース5は、第2筒部32と第3筒部33との間に介在している。雌側ハウジング3と雄側ハウジング2とが嵌合すると、第2筒部32と第3筒部33との間に挿入された雄側ハウジング2の筒部21とシールドケース5とが接触する。また、シールドケース5は、シール部材収容部335の少なくとも一部と接触している。
(雌側ハウジング3の構成)
次に、雌側ハウジング3の構成について、図3を参照してより具体的に説明する。
図3は、雌側ハウジング3を示し、(a)は第1〜第3の電線111〜113の導出側から見た斜視図、(b)は(a)のC矢視方向から見た平面図である。
雌側ハウジング3は樹脂からなり、第1筒部31には、第2筒部32及び第3筒部33側の側面に、蓋部材10b(図1及び図2参照)を挿入するための挿入孔313が形成されている。
本実施の形態では、第2筒部32と第3筒部33とは、複数(本実施の形態では4つ)のリブ34によって互いに連結されている。なお、第2筒部32及び第3筒部33は一体に形成されていなくともよく、個々に形成されていてもよい。また、第2筒部32はなくともよい。
第3筒部33には、第1の電線111を挿通させる第1の挿通孔33a、第2の電線112を挿通させる第2の挿通孔33b、及び第3の電線113を挿通させる第3の挿通孔33cがそれぞれ形成されている。
第1の挿通孔33aと第2の挿通孔33bとの間には、第1の挿通孔33aと第2の挿通孔33bとを区切るための第1の仕切り336が設けられている。同様にして、第2の挿通孔33bと第3の挿通孔33cとの間には、第2の挿通孔33bと第3の挿通孔33cとを区切るための第2の仕切り337が設けられている。
第3筒部33のシール部材収容部335は、長円形状に開口している。なお、シール部材収容部335は、長円形状に限らず楕円形状に開口していてもよい。すなわち、シール部材収容部335は、後述するシール部材13に応じて長円形状又は楕円形状に開口していればよい。
シール部材収容部335の内面335aは、シール部材13の外周縁が接触するシール面として形成されている。また、シール部材収容部335の外面335bには、第2筒部32側に向かって突出する複数(本実施の形態では6つ)の突部330が形成されている。
6つの突部330は、第1〜第3の電線111〜113を挟んで3つずつ第1〜第3の電線111〜113の並び方向(シール部材収容部335の長手方向)に沿って並んで形成され、シールドケース5(図1及び図2参照)の内面にそれぞれ接触する。
第1〜第3の電線111〜113を挟む一方の外面に形成された3つの突部330と他方の外面に形成された3つの突部330とは同様の構成であるため、一方の外面に形成された3つの突部330を例にとって具体的に説明する。
3つの突部330は、第1の突部331、第2の突部332、及び第3の突部333により構成されている。シール部材収容部335の外面335bにおいて、第1の突部331は、第1の挿通孔33aに対応する位置に、第2の突部332は、第2の挿通孔33bに対応する位置に、第3の突部333は、第3の挿通孔33cに対応する位置に、それぞれ配置されている。
第1の突部331と第2の突部332との間、及び第2の突部332と第3の突部333との間には、後述するテールプレート6の係止片610を係止するための係止突起334a,334bが、それぞれシール部材収容部335の外面335bから第2筒部32側に突出して形成されている。
係止突起334a,334bの外面335bからの突出高さは、第1〜第3の突部331〜333の外面335bからの突出高さよりも低く、係止突起334a,334bはシールドケース5の内面に接触しない。
(シール部材13の構成)
次に、シール部材13の構成について、図4を参照してより具体的に説明する。
図4は、シール部材13を示す斜視図である。
シール部材13は、例えばシリコンゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピルゴム等からなり、シール部材収容部335の内面335a(図3(a)及び(b)参照)に接触する外周縁が長円形状を有している。なお、シール部材13の当該外周縁は、長円形状に限らず楕円形状でもよい。すなわち、シール部材13の当該外周縁は、長円形状又は楕円形状を有していればよい。
シール部材13には、第1〜第3の電線111〜113の並び方向(シール部材13の長手方向)に沿って形成され、第1〜第3の電線111〜113をそれぞれ挿通させる第1〜第3の挿通孔131〜133が形成されている。
シール部材13の外周面には、シール部材収容部335の内面335aに当接する頂部を有する複数(本実施の形態では3つ)の外側シールリップ部13aが形成されている。
第1の挿通孔131の内周面には、第1の電線111の外周面に当接する頂部を有する複数(本実施の形態では3つ)の内側シールリップ部131aが形成されている。同様にして、第2の挿通孔132の内周面には、第2の電線112の外周面に当接する頂部を有する複数(本実施の形態では3つ)の内側シールリップ部132aが、第3の挿通孔133の内周面には、第3の電線113の外周面に当接する頂部を有する複数(本実施の形態では3つ)の内側シールリップ部133aが、それぞれ形成されている。
外側シールリップ部13a及び内側シールリップ部131a,132a,133aにより、シール部材収容部335と第1〜第3の電線111〜113のそれぞれとの間の気密が保たれている。
(テールプレート6の構成)
次に、テールプレート6の構成について、図5を参照してより具体的に説明する。
図5は、テールプレート6を示す斜視図である。
テールプレート6は、外周縁が長円形状を有する基部61と、基部61から第1〜第3の電線111〜113の延伸方向に突出した凸部62とを一体に有している。なお、基部61の外周縁は、長円形状に限らず楕円形状でもよい。すなわち、基部61の外周縁は、シール部材収容部335(図3参照)の開口部に応じて長円形状又は楕円形状であればよい。基部61及び凸部62には、シール部材13の第1〜第3の挿通孔131〜133(図4参照)から導出された第1〜第3の電線111〜113を貫通させる第1〜第3の貫通孔6a,6b,6cがそれぞれ形成されている。
基部61は、その外縁に、凸部62側に突出した複数(本実施の形態では4つ)の係止片610を有している。4つの係止片610は、第1〜第3の貫通孔6a,6b,6cを挟んで2つずつ第1〜第3の貫通孔6a,6b,6cの並び方向に沿って並んで配置されている。第1〜第3の貫通孔6a,6b,6cを挟む両端部のうち一方の端部に形成された2つの係止片610と他方の端部に形成された2つの係止片610とは同様の構成であるため、一方の2つの係止片610を例にとって具体的に説明する。
2つの係止片610は、第1の係止片611及び第2の係止片612により構成されている。第1の係止片611は、第1の貫通孔6aと第2の貫通孔6bとの間に対応する基部61の外縁に、第2の係止片612は、第2の貫通孔6bと第3の貫通孔6cとの間に対応する基部61の外縁に、それぞれ位置している。
第1の係止片611には、雌側ハウジング3の第3筒部33の外面335bに形成された係止突起334a(図4参照)に係止される係止孔611aが形成されている。同様にして、第2の係止片612には、雌側ハウジング3の第3筒部33の外面335bに形成された係止突起334b(図4参照)に係止される係止孔612aが形成されている。本実施の形態では、係止孔611a,612aは、それぞれ矩形状を有している。
第1の係止片611は、第1〜第3の電線111〜113の導出側からシールドケース5の内面と第3筒部33の外面335bとの間に挿入され、第1の突部331と第2の突部332との間で係止突起334aに係止される。
同様にして、第2の係止片612は、第1〜第3の電線111〜113の導出側からシールドケース5の内面と第3筒部の外面335bとの間に挿入され、第2の突部332と第3の突部333との間で係止突起334bに係止される。
(シールドケース5の構成)
次に、シールドケース5の構成について、図6及び図7を参照してより具体的に説明する。
図6は、シールドケース5を示す斜視図である。図7は、図1(a)のB−B線断面拡大図である。
シールドケース5は、樹脂からなる雌側ハウジング3よりも剛性の高い、例えばアルミニウム等の導電性を有する金属からなり、本体51とフェルール52とが例えば溶接等により接合されて筒状に形成されている。シールドケース5には、第1〜第3の電線111〜113を覆う編組シールドが接続される。より具体的には、編組シールドは、フェルール52で加締められることにより、シールドケース5と電気的に接続される。
本体51は、フェルール52とは反対側の開口端部51bに、複数(本実施の形態では6つ)のばね部51aが形成されている。6つのばね部51aは、第1〜第3の電線111〜113を挟んで3つずつ第1〜第3の電線111〜113の並び方向に沿って並んで形成されている。一方の側面に形成された3つのばね部51aと他方の側面に形成された3つのばね部51aとは同様の構成であるため、一方の側面に形成された3つのばね部51aを例にとって具体的に説明する。
3つのばね部51aは、第1のばね部511、第2のばね部512、及び第3のばね部513により構成されている。図7に示すように、雌側ハウジング3と雄側ハウジング2との嵌合状態において、第1〜第3のばね部511〜513は、それぞれ雄側ハウジング2の筒部21の内面21aに接触する。なお、図7では、第1〜第3のばね部511〜513のうち第2のばね部512のみが図示されている。
第1のばね部511は、本体51とは反対側に向かって突出した突起511aを有し、本体51の開口端部51bにおける金属板をフェルール52側に向かって折り返して形成されている。雌側ハウジング3と雄側ハウジング2とが嵌合すると、第1のばね部511が弾性変形して、突起511aが雄側ハウジング2の筒部21の内面211aに弾性的に接触する。
同様にして、第2のばね部512は、本体51とは反対側に向かって突出した突起512aを有し、本体51の開口端部51bにおける金属板をフェルール52側に向かって折り返して形成されている。雌側ハウジング3と雄側ハウジング2とが嵌合すると、第2のばね部512が弾性変形して、突起512aが雄側ハウジング2の筒部21の内面21aに弾性的に接触する。
第1のばね部511及び第2のばね部512と同様にして、第3のばね部513は、本体51とは反対側に向かって突出した突起513aを有し、本体51の開口端部51bにおける金属板をフェルール52側に向かって折り返して形成されている。雌側ハウジング3と雄側ハウジング2とが嵌合すると、第3のばね部513が弾性変形して、突起513aが雄側ハウジング2の筒部21の内面211aに弾性的に接触する。
本体51には、開口端部51bからフェルール52側に向かって延びる複数(本実施の形態では8つ)の切り欠き514が形成されている。8つの切り欠き514は、第1〜第3の電線111〜113を挟んで4つずつ並んで形成されている。第1〜第3のばね部511〜513と4つの切り欠き514とは、第1〜第3の電線111〜113の並び方向に沿って交互に配置されている。
(シールドケース5とシール部材収容部335との関係について)
次に、シールドケース5とシール部材収容部335との関係について、図8及び本発明の実施の形態に係る雌コネクタ11の比較例に係る雌コネクタ11Aを示した図9を参照して、以下説明する。
図8は、図1(a)の第1〜第3の電線111〜113の導出側から見た平面図である。図9は、本発明の実施の形態に係る雌コネクタ11の比較例を示す平面図であり、(a)はシール部材収容部335の変形前の状態、(b)はシール部材13の膨張時(高温時)における状態、(c)はシール部材収容部335の変形後の状態を示す。
図9において、実施の形態に係る雌コネクタ11について説明したものと同一の機能を有する部位については共通する符号を付し、その重複した説明を省略する。
比較例に係る雌コネクタ11Aは、雌側ハウジング3Aにおける第3筒部33Aのシール部材収容部335Aの構成が、実施の形態に係る雌側ハウジング3における第3筒部33のシール部材収容部335の構成と異なる。
より具体的には、シール部材収容部335Aは、図9(a)に示すように、内面335aの外面335bに複数の突部を有していない。したがって、シール部材収容部335Aとシールドケース5とは接触しておらず、シール部材収容部335Aとシールドケース5との間には空間が形成されている。
例えば、雌コネクタ11Aをエンジンや電気モータ等の発熱源の近傍、すなわち高温環境下で使用した場合、図9(b)に示すように、シール部材収容部335Aは、シール部材13の膨張による応力を受けて第2筒部32側に向かって広がるように変形する。より具体的には、シール部材13はシール部材収容部335Aに接触する外周縁が長円形状であるため、第1〜第3の電線111〜113の並び方向に対して直交する方向(シール部材13の短手方向)に向かって膨張し易く、シール部材収容部335Aも当該方向に変形し易い。
その後、使用環境が常温に戻った場合、図9(c)に示すように、シール部材13は元の形状に戻ろうと収縮する。樹脂からなるシール部材収容部335Aは、その収縮率がシール部材13の収縮率に比べて小さい。これにより、変形したシール部材収容部335Aと収縮したシール部材13との間に隙間130が形成され、シール部材13のシール性が低下する。
一方、実施の形態に係るシール部材収容部335では、図8に示すように、第1の突部331、第2の突部332、及び第3の突部333を第1〜第3の電線111〜113の並び方向(シール部材収容部335の長手方向)に沿って形成し、かつシールドケース5の内面5aに接触させることによって、シール部材13の膨張に対するシール部材収容部335の変形を低減する構造となっている。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明した実施の形態によれば、以下のような作用及び効果が得られる。
(1)シール部材13が収容されたシール部材収容部335は、シール部材収容部335を囲繞するシールドケース5と接触しているため、シール部材13の膨張によるシール部材収容部335の変形を抑えてシール部材13のシール性の低下を抑制することが可能である。
(2)シール部材収容部335の第1〜第3の突部331〜333は、第1〜第3の電線111〜113の所定の並び方向に沿って形成されているため、断面長円形状又は断面楕円形状のシール部材13が膨張し易い第1〜第3の電線111〜113の並び方向に対して直交する方向(シール部材13の短手方向)におけるシール部材収容部335の変形を抑制することが可能である。
(3)シール部材13は、断面長円形状又は断面楕円形状を有しているため、第1〜第3の挿通孔131〜133(第1〜第3の電線111〜113)間の間隔を狭めることができ、シール部材収容部335の小型化につながる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]相手側コネクタ(雄コネクタ12)との嵌合により相手側端子(雄側接続端子41,42,43)に接続される端子(雌側接続端子71,72,73)と、雌側接続端子(71,72,73)が接続された電線(第1〜第3の電線111〜113)の一部を収容するハウジング(雌側ハウジング3)と、雌側ハウジング(3)に形成されたシール部材収容部(335)に収容され、第1〜第3の電線111〜113とシール部材収容部(335)との間をシールするシール部材(13)と、少なくともシール部材収容部(335)を囲繞する囲繞体(シールドケース5)と、を備え、シールドケース(5)は、シール部材収容部(335)と接触しているコネクタ(雌コネクタ11)。
[2]シール部材収容部(335)には、シールドケース5の内面に接触する突部(330)が形成されている、[1]に記載の雌コネクタ(11)。
[3]第1〜第3の電線(111〜113)が所定の並び方向に配置され、突部(330)は、第1〜第3の電線(111〜113)の所定の並び方向に沿って複数(第1〜第3の突部331〜333)形成されている、[2]に記載の雌コネクタ(11)。
[4]シール部材(13)は、シール部材収容部335の内面335aに接触する外周縁が長円形状又は楕円形状であり、第1〜第3の電線(111〜113)の所定の並び方向に沿って形成され第1〜第3の電線(111〜113)をそれぞれ挿通させる複数の挿通孔(第1〜第3の挿通孔131〜133)を有し、シール部材収容部(335)は、断面長円形状又は断面楕円形状である、[3]に記載の雌コネクタ(11)。
[5]シール部材(13)のシール部材収容部(335)からの抜け出しを防止する抜け出し防止部材(テールプレート6)をさらに備え、テールプレート6は、シール部材収容部(335)における第1〜第3の突部331〜333の間に形成された係止突起(334a,334b)に係止される係止片(610)を有する、[2]乃至[4]の何れか1項に記載の雌コネクタ(11)。
[6]シールドケース(5)は、導電性の金属からなる筒状であり、シールドケース(5)には、第1〜第3の電線(111〜113)を覆う編組シールドが接続される、[1]乃至[5]の何れか1項に記載の雌コネクタ(11)。
[7]雌側ハウジング(3)は、樹脂からなり、シールドケース(5)は、雌側ハウジング(3)よりも剛性の高い金属からなる、[6]に記載の雌コネクタ(11)。
[8][1]乃至[7]の何れか1項に記載の雌コネクタ(11)と、第1〜第3の電線(111〜113)とを備えたワイヤハーネス(110)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、囲繞体の一態様としてシールドケース5について説明したが、これに限らず、少なくともシール部材収容部335を囲繞するものであればその用途や機能について特に制限はない。
また、上記実施の形態では、雌側ハウジング3における第3筒部33のシール部材収容部335に複数の突部330が形成されていたが、これに限らず、例えばシールドケース5に、その内面5aからシール部材収容部335に向かって突出する突部が形成されていてもよい。
また、上記実施の形態では、シール部材13は断面長円形状又は断面楕円形状であったが、これに限らず、種々の形状を有するシール部材13に対しても本発明は適用可能である。
また、上記実施の形態では、雌コネクタ11は、シール部材13の脱落を防止するためのテールプレート6を備えていたが、これに限らず、テールプレート6を備えていなくともよい。
また、雌コネクタ11やワイヤハーネス110の用途や、第1〜第3の電線111〜113の本数等についても特に制限はない。
1…コネクタ装置
2…雄側ハウジング
3,3A…雌側ハウジング(ハウジング)
5…シールドケース(囲繞体)
5a…内面
6…テールプレート(抜け出し防止部材)
11,11A…雌コネクタ(コネクタ)
12…雄コネクタ(相手側コネクタ)
13…シール部材
41,42,43…雄側接続端子(相手側端子)
71,72,73…雌側接続端子(端子)
110…ワイヤハーネス
111,112,113…第1〜第3の電線
131〜133…第1〜第3の挿通孔
330…突部
331〜333…第1〜第3の突部
334a,334b…係止突起
335…シール部材収容部
335a…内面
610…係止片
611…第1の係止片
612…第2の係止片

Claims (6)

  1. 相手側コネクタとの嵌合により相手側端子に接続される複数の端子と、
    前記複数の端子が接続され所定の並び方向に配置されている複数の電線の一部を収容するハウジングと、
    前記ハウジングに形成されたシール部材収容部に収容され、前記複数の電線と前記シール部材収容部との間をシールするシール部材と、
    少なくとも前記シール部材収容部を囲繞し前記シール部材収容部と接触している囲繞体と、
    を備え、
    前記シール部材は、前記シール部材収容部の内面に接触する外周縁が一対の第1長辺部と前記一対の第1長辺部を連結する一対の第1円弧部とを有する長円形状であり、前記所定の並び方向に沿って形成され前記複数の電線をそれぞれ挿通させる複数の挿通孔を有し、
    前記シール部材収容部は、前記一対の第1長辺部と接触する一対の第2長辺部と前記一対の第2長辺部を連結し前記一対の第1円弧部と接触する一対の第2円弧部とを有する断面長円形状であり、
    前記一対の第2長辺部にはそれぞれ、前記所定の並び方向における中央部に前記囲繞体の内面に接触する第1突部が形成されている
    コネクタ。
  2. 前記一対の第2長辺部には、前記囲繞体の内面に接触し前記所定の並び方向に沿って配置され前記第1突部を挟む一対の第2突部が形成されている
    請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記シール部材の前記シール部材収容部からの抜け出しを防止する抜け出し防止部材をさらに備え、
    前記抜け出し防止部材は、前記シール部材収容部における前第1突部と前記一対の第2突部との間に形成された係止突起に係止される係止片を有する、
    請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記囲繞体は、導電性の金属からなる筒状のシールドケースであり、
    前記シールドケースには、前記電線を覆う編組シールドが接続される、
    請求項1乃至の何れか1項に記載のコネクタ。
  5. 前記ハウジングは、樹脂からなり、
    前記シールドケースは、前記ハウジングよりも剛性の高い金属からなる、
    請求項に記載のコネクタ。
  6. 請求項1乃至の何れか1項に記載のコネクタと、
    前記複数の電線とを備えた
    ワイヤハーネス。
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