JP6071041B2 - シンチレータアレイの製造方法及び放射線検出器の製造方法 - Google Patents

シンチレータアレイの製造方法及び放射線検出器の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、シンチレータアレイの製造方法及び放射線検出器の製造方法に関するものである。
放射線検査装置の1つにコンピュータ断層撮影装置(Computed Tomography:以下、CT装置と称する)がある。このCT装置は、扇状のファンビームX線を照射するX線管と、多数の放射線検出素子を配列した放射線検出器を有する。X線管と放射線検出器は、測定対象を中央にして、対向するように配置される。X線管から測定対象に向けてファンビームX線が照射される。測定対象を透過したX線は放射線検出器で検出される。1回照射を行うごとに、照射方向の角度を変えていき、X線吸収データを収集する。デ−タをコンピュータで解析して、測定対象の断層面における個々の位置のX線吸収率を算出し、X線吸収率に応じた画像を構成する。放射線検出素子はシンチレータ材で構成される。放射線検出器として、シンチレータ材及びシリコンフォトダイオードを組み合わせた検出器、或いはシンチレータ材及び光電子増倍管を組み合わせた検出器が用いられていた。
特許文献1には、シンチレータアレイの製造方法として、発光部を接着シートの上に設置し、発光部を囲むように型枠を前記接着シートの上において、エポキシ樹脂とルチル型酸化チタン粉末とを混合したものを型枠内に流し込んで、発光部の周りをこの混合物(光反射層となる)で鋳包み、ついで、加熱して樹脂を固化して、接着シート及び型枠を取り除いて、機械加工を行うことが開示されている(段落0020参照)。
特許文献2には、ルチル型酸化チタンを混合したポリエステル樹脂を櫛歯状シンチレータウェファーを覆うように充填した後、加熱し、固化させて光反射材を形成することが開示されている(文献2の図2c)。ルチル型酸化チタンを混合したポリエステル樹脂が流れ出さないようにシンチレータウェファーの周囲には堰を設けている(段落0031参照)。
特許文献3には、その第2図に示すように型枠内にシンチレータ結晶を間隙を隔てて配置し(段落0016参照)、シンチレータ結晶間の空隙に、シンチレーション光を反射させ、かつ、放射線を吸収する液状の物質を、流し込み(段落0017参照)、前記光反射−放射線吸収材の硬化後、型枠をはずすこと(段落0020参照)が開示されている。そして、上記の方法以外に、粘着シートを用いる方法として、シンチレータ材と外枠を粘着シートに密着させ、前記光反射−放射線吸収材を注入し硬化させ、その後、粘着シートを取り除くことが開示されている(段落0025参照)。
特許文献4には、第1の接着フィルムと反対側にある発光層の表面に、第2の接着フィルムを貼り付けることが開示されている。そして、紫外線に敏感な物質からなる第1の接着フィルムが発光層に貼り着けられること、これに紫外線を作用させることにより除去されることが開示されている(段落0011参照)。溝形成工程と樹脂被覆工程の間に、第2の接着フィルムを発光層に貼りつけ、第1の接着フィルムに紫外線を照射することを要する。
特開2000−241554号公報 特開2004−3970号公報 特開平4−273087号公報 特開2000−98041号公報
特許文献1には、型枠に樹脂を流し込む前に、発光部を接着シートの上に設置する製造方法が開示されている。しかし、接着シートを剥がすために、溶解工程及び洗浄工程を要するので、工数がかかってしまう。
特許文献2には、堰を用いて樹脂を流し込む前に、接着シートや粘着シートを用いる製造方法は開示されていない。
特許文献3には、粘着シートを用いる製造方法が開示されている。しかし、粘着シートの面で、流し込んだ樹脂が硬化すると、密着性が増して粘着シートを剥がし難い。溶解工程及び洗浄工程を要するので、工数がかかってしまう。
特許文献4には、第2の接着フィルムを支持する部材は無い。第2の接着フィルムが撓み、樹脂被覆工程の前に、溝で分離した発光層同士が位置ずれを起こしやすい。効率のよい製造方法ではない。
そこで、本発明は、効率よくシンチレータアレイを製造する方法、及び放射線検出器を製造する方法をそれぞれ提供することを目的とする。
本発明のシンチレータアレイの製造方法は、少なくとも1つのシンチレータ材を貼付けシートを介して保持基板に支持する支持工程を有し、
前記シンチレータ材をm×nのシンチレータセルに加工で分離する分離工程を有し、
前記シンチレータセルに反射材を被覆する被覆工程を有し、
前記反射材を被覆したシンチレータセルから前記貼付けシートを剥がす剥離工程を有し、
前記支持工程では、前記貼付けシートが熱剥離型貼付けシートであり、
前記シンチレータ材を支持する側で、前記保持基板の面粗さRaが10μm以下であり、前記保持基板の高さのばらつきが0.1mm以下であり、
前記分離工程では、前記m及び前記nは2以上の自然数であり、m=nの場合を含み、
前記分離工程では、前記シンチレータセルの高さt及び幅wによるアスペクト比w/tが0.2以上であることを特徴とする。
前記剥離工程では、80℃以上の温度で熱処理することで、前記貼付けシートを前記保持基板から剥離することを特徴とする。前記反射材は反射材用樹脂を硬化して形成する。その硬化温度が、熱剥離型貼付けシートが剥離する温度以下であることが好ましい。前記硬化温度は室温よりも高いことが好ましい。熱剥離型貼付けシートは、所定の温度以上で発泡を生じることによって粘着力が急激に低下する層を有するものである。熱剥離型貼付けシートが剥離する温度は、熱剥離型貼付けシートにおける発泡開始温度(すなわち、発泡を生じる温度)であることが好ましい。熱処理によって熱剥離型貼付けシートを剥がした場合、わずかな残渣を除去するための洗浄工程で済むので、熱剥離型貼付けシート全体を溶解液で除去するための溶解工程は不要となる。
前記被覆工程は、前記シンチレータセルを囲むように前記保持基板に枠を設け、前記枠は第2の熱剥離型貼付けシートで構成され、前記反射材を形成するための反射材用樹脂を前記枠内に注ぐことを特徴とする。
前記被覆工程は、前記シンチレータセルを囲むように前記保持基板の側面に第2の熱剥離型貼付けシートを貼り付け、前記第2の熱剥離型貼付けシートで構成された枠内に前記反射材を形成するための反射材用樹脂を注ぐことを特徴とする。
前記シンチレータセルのアスペクト比が5.0以下であることが好ましい。すなわち、アスペクト比は0.2以上、5.0以下が好ましい。
前記保持基板は、前記シンチレータ材を支持する側で面粗さRaが0.01μm以上、10μm以下であることを特徴とする。さらに好ましくは前記面粗さRaを0.1μm以上、2μm以下の範囲内とする。
前記保持基板の高さのばらつきが0.01μm以上、0.1mm以下であることを特徴とする。さらに好ましくは前記高さのばらつきを0.1μm以上、0.02mm以下の範囲内とする。
本発明によれば、効率よくシンチレータアレイを製造する方法及び放射線検出器を製造する方法をそれぞれ提供することができる。
本発明の第1の実施形態に関するフローチャートである。 図1の続きを示すフローチャートである。 第1の実施形態のステップA3に係る概略図である。 第1の実施形態のステップA4に係る概略図である。 第1の実施形態のステップA7に係る概略図である。 第1の実施形態のステップA8に係る概略図である。 第1の実施形態のステップA11に係る概略図である。 第1の実施形態のステップA14に係る概略図である。 第1の実施形態のステップA15に係る概略図である。 図9に係る第2の研削体を反転して見た概略図である。 第1の実施形態のステップA16に係るシンチレータアレイの概略図である。 第2の実施形態に関するシンチレータアレイの概略図である。 貼付けシートで形成する(a)枠及び(b)他の枠の概略図である。 貼付けシートで形成するさらに他の枠(c)〜(e)の概略図である。 放射線検出器の概略図である。
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。ただし、本発明の実施の形態は必ずしもこれらに限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1及び図2は、第1の実施形態の製造方法を示すフローチャートである。図1のステップA8の続きは、図2のステップA9に相当する。まず、シンチレータ焼結体を用意する。このシンチレータ焼結体を矩形の板状に加工して、シンチレータ基板を得る。
このシンチレータ基板を格子状に切り刻んで得たm×n個の立方体状(又は矩形体状)の小片となったものを、個々にシンチレータセルと称する。m及びnは2以上の自然数で、m=nを含む。前記シンチレータ焼結体がGdSの組成を有する場合、前記組成を“GOS”と表わす。シンチレータ焼結体をGOS焼結体、シンチレータ基板をGOS基板、シンチレータセルをGOSセルと称してもよい。前記シンチレータ焼結体、前記シンチレータ基板、前記シンチレータセル等は、シンチレータ材という表現に包含される。
ついで、基層の両面側に粘着層を備え、さらに各々の粘着層をセパレータ(保護層)で被覆した熱剥離型の貼付けシートを用意する。図3の保持基板30の片面を十分に覆う広さになるように、貼付けシートを切り出す。切り出した貼付けシート30aの一方の面において、第1の粘着層を覆うセパレータを引き剥がす。露出した第1の粘着層の面を保持基板30の上面に貼り付ける(ステップA1:シート貼付け)。
ついで、貼付けシート30aの他方の面で、第2の粘着層を覆うセパレータを剥がす。露出した第2の粘着層の面Fsに第1のシンチレータ基板の下の面Faを貼り付ける(ステップA2:基板保持)。第2の粘着層は、感圧粘着層であり、所定の温度に加熱すると被貼付け対象(シンチレータ基板)に貼り付けた面が発泡を起こし、粘着力が低下して剥離されやすくなる。
なお、第1の粘着層についても、第2の粘着層と同様に構成し、同じ温度で発泡を起こし、剥離することが好ましい。
ついで、回転砥石19(たとえば、ダイヤモンド砥石)による切削で、第1のシンチレータ基板の面に複数の溝13bを平行に形成する。形成した平行溝に交差して、さらに複数の溝を形成する。溝13bの深さは貼付けシート30aまで達するので、溝13bを挟んでシンチレータセル12b同士は分離される。貼付けシート30aは保持基板30に貼付いて支持されているので、シンチレータ基板をm×nのシンチレータセルに分離しても、シンチレータセル同士の間隔がずれることは抑制される。溝13bの形成後、図3に示すように、保持基板30上に配列したシンチレータセル11bを得る。配列したシンチレータセル11bは、m×nの配列を有し、中央付近のシンチレータセル12bとは幅の異なるシンチレータセル15bも端に有する。なお、図3では、狭幅の溝の様子を線で表している。
分離されたシンチレータセル12bにおいて、Y軸方向或いはZ軸方向の寸法のうち短いほうを幅w、X軸方向の寸法を高さtとする。
このとき、w/tで表されるシンチレータセル12bのアスペクト比は0.2以上、5.0以下であることが好ましい。アスペクト比が0.2未満の範囲では、分離するときにセルの保持が困難になるため好ましくない。なお、CT装置の解像度を向上させるという観点によると、アスペクト比が5.0以下であることがより好ましい。
第1のシンチレータ基板の面Faに対して、反対側を面Baと定義する。面Baは溝13bの形成により、複数の面に分割される(被分割面)。平面研削盤等を用いて、これらの被分割面に平面研削を施し、シンチレータセル12bの厚さを一定にする(ステップA3:研削)。平面研削後の被分割面をまとめて研削面Bbと称する。なお、研削後に研削面Bbに研磨を施すこともできる。
分割されたシンチレータ基板とそれらを支持する保持基板30には、研削或いは研磨の後、且つステップA5の前に、有機溶剤やイオン交換水等で洗浄を施す。図3には、X軸、Y軸、Z軸の座標軸を記載する。シンチレータ基板の厚さ方向はX軸方向に沿っており、回転砥石で溝を形成していく向きはY軸方向或いはZ軸方向に沿っている。溝の並び方向はY軸方向或いはZ軸方向に沿っている。
保持基板は、貼付けシートを貼付ける面において、面粗さRaを0.01μm以上、10μm以下の範囲内とする平滑な面を有することが好ましい。面粗さRaは、JISB0601−1994にて定義される算術平均粗さで求める。Raを0.01μm以上にすると、保持基板を研磨する、本発明を行う前の準備にかかる時間を抑えることができるので好ましい。Raが10μm超であると、シンチレータセル毎に保持基板間との距離が大きく異なったりするので、シンチレータセルの厚さの均一性を回復する為に、予め研削前のシンチレータセルの厚さに大きく余裕しろを設け、研削或いは研磨の工程にかける工数が増大する。さらに好ましくは前記面粗さRaを0.1μm以上、2μm以下の範囲内とする。これらを満たすガラス板を保持基板として用いることが好ましい。
また、Raとは別に、高さのばらつきを抑えて保持基板の面を平坦な面とすることは、上述の平面研削の工程において、シンチレータ基板厚さやセルの厚さを均一化するうえで好ましい。そこで高さのばらつきを抑える。
具体的には、保持基板において、貼付けシートを貼り付ける側の面を保持基板おもて面とし、反対側の面を保持基板うら面とする。前記保持基板うら面を平坦な定盤の上に置く。前記保持基板うら面と相対する定盤の面が基準面となる。前記基準面から前記保持基板おもて面までの高さをダイヤルゲージで測定する。保持基板おもて面の5箇所以上について、高さの値を測定し、高さの平均値(すなわち、平均高さ)を求める。そして、ずれ量として、各々の高さの値と平均高さとの差を絶対値で表わした値を用いる。ずれ量のうち、最大値を、高さのばらつきとして定義し、評価した。ダイヤルゲージで測定することが難しい場合には、レーザーを用いた3次元測定器で前記高さの値を測定し、ずれ量を求め、高さのばらつきを求める。
前記の評価によると、高さのばらつきは0.01μm以上、0.1mm以下であることが好ましい。高さのばらつきを0.01μm以上にすると、保持基板を研磨する時間を抑えられるので好ましい。高さのばらつきが0.1mm超であると、シンチレータセル毎に保持基板との距離が大きく異なったりする。シンチレータセルの厚さの均一性を確保する為には、予め、研削前のシンチレータセルの厚さに大きく余裕しろを設ける。ただし、研削或いは研磨の工程にかける工数が増大する。さらに好ましくは前記高さのばらつきは0.01μm以上、0.02mm以下とする。
ついで、ステップA1で用いるものと同様に、切り出し前の熱剥離型の貼付けシートを用意する。保持基板30の側面の長さ寸法αと、形成したい白色樹脂の厚さ寸法β及び側面貼付けしろ寸法γを合わせた寸法(β+γ)とに合う広さ(α×(β+γ))になるように、貼付けシートを4枚切り出す。切り出した貼付けシート31Fについて、第1の粘着層を覆うセパレータを剥がす。露出した第1の粘着層の面の下の部分を保持基板30及び貼付けシート30aの1つの側面に貼り付ける。同様に、貼付けシート31R、31B及び31Lについても、保持基板30の他の側面に1枚ずつ貼り付けていくことで、白色樹脂を溜める為の貼付けシートの枠を形成する(ステップA4:シート枠)。
図4に示すように、4枚の貼付けシート31F,31R,31B及び31Lは、端を寄せ合うことで四角い枠を形成する。この四角い枠と貼付けシート30aに囲われた空間は、開口31を有する第1の容器とみなすことができる。
図4では、貼付けシートで隠される部位を破線で示した。4枚の貼付けシートは、保持基板の側面をすべて覆うように貼り付けてもよいし、保持基板30の下端あたりを少し露出させるように貼り付けてもよい。なお、貼付けシート31F,31R,31B及び31Lは薄い面状に図示しているが、貼付けシート30aはわかり易くするために厚さを強調して図示している。
なお、貼付けシート31F,31R,31B及び31Lとして、両面粘着層を有する構成に代えて、片面粘着層を有する構成を用いることもできる。つまり、基層の片面側に粘着層を備え、さらに粘着層をセパレータ(保護層)で被覆した熱剥離型の貼付けシートである。また、貼付けシート31F,31R,31B及び31Lとして、片面粘着層を有する構成に代えて、基層がなく、基層の機能を粘着層及びセパレータが担う構成を用いることもできる。
ついで、反射材形成用の白色樹脂を開口31から流し込み、第1の容器内に充填する。溝13bは白色樹脂で充填され、シンチレータセル12bは白色樹脂で被覆される(ステップA5:樹脂被覆)。貼付けシート31F,31R,31B及び31Lは白色樹脂の流出を抑制するので、硬化後の白色樹脂は所定の厚さ以上に形成される。
なお、貼付けシート31F,31R,31B及び31Lが無い状態で白色樹脂を流し込むと、白色樹脂は保持基板の四方に流れ出るので、硬化後の白色樹脂を所定の厚さ以上にすることが難しい。四方に流れ出さないように流動性を低下させた白色樹脂を用いると、白色樹脂が溝13bに十分に満たされず、硬化後の白色樹脂の表面又は内部にボイドを生じることがある。
ついで、白色樹脂を流し込んだものを第1の加熱装置に入れて、第1の熱処理を行って、白色樹脂を硬化させる。第1の熱処理の温度は、白色樹脂を硬化させる温度(樹脂硬化温度)とする(ステップA6:加熱硬化)。
白色樹脂が硬化すると、m×nに配列された複数のシンチレータセルが白色樹脂部32で一体化される。
なお、前記白色樹脂としては、硬化後に光を反射する部材として機能するものを用いる。例えば、白色の酸化チタン粒子をエポキシ樹脂に混合することにより構成した白色樹脂を用いることができる。白色樹脂を硬化させる為の熱処理の時間は、たとえば1時間〜6時間とする。より好ましくは1時間〜3時間である。
白色樹脂が硬化した後に、第2の加熱装置で第2の熱処理を行う。第2の熱処理の温度は、前記樹脂硬化温度以上であることが好ましい。これにより、貼付けシートの粘着力が低下して、第2の熱処理の後に貼付けシートを容易に剥離できる。第2の熱処理後に、保持基板の側面に貼り付けていた貼付けシート31F、31R、31B及び31Lを、貼付けシート30a及び保持基板30から引き剥がして除去する。そして、硬化した白色樹脂及びシンチレータセルから貼付けシート30aを引き剥がして除去する。洗浄を施すことにより、図5に示す樹脂硬化体33を得る(ステップA7:加熱剥離)。
なお、第2の熱処理の温度は、貼付けシート31F等が第2の熱処理中に剥離して、樹脂硬化体とそれ以外の部材が分離するように設定してもよい。第2の熱処理の温度を第1の熱処理の温度より高くすることがさらに好ましい。もし、貼付けシートの剥離温度が第1の熱処理の温度より大幅に低いと、白色樹脂が硬化するよりも前に貼付けシートが剥離するおそれがある。
ついで、シンチレータセル12bが露出するように、樹脂硬化体33の背面Bcに平面研削を施し、樹脂硬化体33の厚さh1+h2を、一様な厚さh1まで薄くする。また、樹脂硬化体33のおもて面Fcにも平面研削を施す(ステップA8:両面研削)。研削後の樹脂硬化体を第1の研削体36として図6に示す。シンチレータセル12bは研削を施されてシンチレータセル12dになる。おもて面Fc及び背面Bcの両面に平面研削を施すことで、シンチレータセル12d、白色樹脂層13d及び端のシンチレータセル15d(研削前はシンチレータセル15bに相当)は、露出される。これらは白色樹脂外周部35に囲われている。シンチレータセル12dの厚さをより正確に決定することができる。
ここで、セル表面における光の透過率を高めるために、樹脂硬化体33のおもて面Fcの加工として、平面研削に代えて研磨を施してもよいし、或いは、平面研削に続けて研磨を行ってもよい。
貼付けシート30aと同様の熱剥離型の貼付けシート60aを用意し、保持基板60の上面に貼り付ける(ステップA9:シート貼付)。そして、貼付けシート60aの他方の面で、第2の粘着層を覆うセパレータを剥がす。露出した第2の粘着層の面に第1の研削体36の面を貼り付ける(ステップA10:研削体保持)。
ついで、ステップA4(たとえば図4)で用いたものと同様の熱剥離型の貼付けシートを用意する。保持基板60の側面の長さ寸法α´と、形成したい白色樹脂の厚さ寸法β´及び側面貼付けしろ寸法γ´を合わせた寸法(β´+γ´)とに合う広さ(α´×(β´+γ´))になるように、貼付けシートを4枚切り出す。切り出した貼付けシート61F,61R,61B及び61Lを使うことにより、白色樹脂を溜める為の貼付けシートの枠を形成する手法は、ステップA4と同様である(ステップA11:シート枠)。
図7に示すように、4枚の貼付けシート61F,61R,61B及び61Lは、端を寄せ合うことで四角い枠を形成する。この四角い枠と貼付けシート60aに囲われた空間は、開口61を有する第2の容器とみなすことができる。この第2の容器の深さはh3である。図7では、貼付けシートで隠される部位を破線で示した。
ついで、ステップA5と同様の白色樹脂を開口61から流し込み、第2の容器内に充填する。第1の研削体36の背面は白色樹脂で被覆される。貼付けシート61F,61R,61B及び61Lは白色樹脂の流出を抑制するので、硬化後の白色樹脂を所定の厚さ以上に形成できる(ステップA12:樹脂被覆)。
ついで、上記図7の構成に白色樹脂を流し込んだものを第1の加熱装置に入れて、第3の熱処理を行って、白色樹脂を硬化させる。第3の熱処理の温度は、白色樹脂を硬化させる温度(樹脂硬化温度)とする。白色樹脂が硬化すると、研削体部36e(元の研削体36に相当)とその背面を被覆した白色樹脂部72が一体化する。第3の熱処理の樹脂硬化温度は、第1の熱処理のそれと同様に設定することができる(ステップA13:加熱硬化)。
白色樹脂が硬化した後に、第2の加熱装置で第4の熱処理を行う。第4の熱処理の温度は、第3の熱処理の樹脂硬化温度よりも高い温度である。そして、貼付けシートの粘着力が低下して、第4の熱処理の後に貼付けシートが容易に剥離するように、第4の熱処理の温度を設定する。第4の熱処理後に、保持基板の側面に貼り付けていた貼付けシート61F、61R、61B及び61Lを、貼付けシート60a及び保持基板60から引き剥がして除去して、洗浄することにより、図8に示す樹脂硬化体73を得る(ステップA14:加熱剥離)。なお、ステップA9及びA12の各々は、白色樹脂や貼付けシートとして、ステップA1及びA5に係るものと同じ材質のものを用いることが好ましい。
ついで、樹脂硬化体73の背面Beに平面研削を施し、樹脂硬化体73の厚さh1+h3´を、一様な厚さh1+h4まで薄くする。背面の研削によって得られた第2の研削体76を図9に示す(ステップA15:背面研削)。研削後の背面はBfである。ステップA12で被覆された白色樹脂のうち、背面研削後の白色樹脂部72fの厚さはh4に相当する。図9では、シンチレータセル12dは、第2の研削体76の一部である厚さh1の研削体36e中に隠れているが、元の背面Bdに相当する面についてのみ、破線で透視して示している。
図10には、図9の第2の研削体76を座標のY軸を回転軸として180°回転させた様子を示す。第2の研削体76のおもて面はFfであり、配列した複数のシンチレータセル12dが露出している。
ついで、第2の研削体76の外周を回転砥石による切断で除去することで、外周寸法を整え、図11に示すシンチレータアレイを得る(ステップA16:外周加工)。このシンチレータアレイは、シンチレータセル12d間に白色樹脂層13dを有し、外周に白色樹脂部75を有し、背面にも白色樹脂を有する。狭幅の白色樹脂層13dは便宜上、直線で表現している。これら白色樹脂は反射材として機能する。そして、シンチレータアレイのおもて面側には、m×nで配列された複数のシンチレータセルが露出しており、露出したシンチレータセル12dの面の各々は発光面となる。
(実施形態2)
ステップA3(図3)において、異幅のシンチレータセル15b(シンチレータセル12bとは幅が異なる部位)を切削で除去し、同幅のシンチレータセル12bでアレイを構成する以外は、実施形態1と同様にする。ただし、図12に示すように、ステップA16に相当する外周切断において、側面の白色樹脂部75gの厚さをより薄くしている。この方法によっても、白色樹脂層13dを介して複数のシンチレータセル12dを配列したシンチレータアレイ76gを得ることができる。
(実施形態3)
白色樹脂を硬化させる為の熱処理と、貼付けシートを剥離させるための熱処理とを、1つの加熱装置で行うことを除いては、実施形態1と同様にしてシンチレータアレイを作製する。この加熱装置は、加熱対象物を樹脂硬化温度で所定時間保持して白色樹脂を硬化させた後に、温度を上昇させ、加熱対象物を剥離温度で所定時間保持して貼付けシートを剥離させるように、温度を制御する。1つの加熱装置を用いるため、2つの加熱装置間で加熱対象物を入れ替える工程を省略できる。
(実施形態4)
白色樹脂を硬化させるための熱処理と、貼付けシートを剥離させるための熱処理とを、1つの連続加熱装置で行うことを除いては、実施形態1と同様にしてシンチレータアレイを作製する。この連続加熱装置はベルトを有する。このベルトは、加熱対象物を載せる区域と、樹脂硬化温度とする区域と、貼付けシートの剥離温度とする区域と、熱処理終了後の加熱対象物を取り出す区域とを順に通過する。ベルトの移動方向における各区域の長さと、ベルトの移動速度と、熱処理可能な区域の温度分布などを設定する。加熱対象がベルトに載せられて移動すると、まず白色樹脂が硬化され、ついで貼付けシートが剥離される。多数の加熱対象物を連続的に流すので、実施形態1や3に比べて、より高い効率で製造できる。
(実施形態5)
図13の(a)は、実施形態5に係る、貼付けシートで形成した枠の斜視図である。実施形態1のステップA4(図4)又はステップA11(図7)で示す4枚の貼付けシートで形成した四角い枠を、図13の(a)に示す四角い枠で置き換える以外は、実施形態1と同様にしてシンチレータアレイを作製することができる。図4や図7に係る枠は、隣り合う貼付けシートの間に隙間が生じると白色樹脂がはみ出すことがあるが、図13(a)の枠では白色樹脂の漏れはなく、白色樹脂の硬化直後の厚さをより均一化することに寄与する。
図13の(a)の枠は、ステップA1で用いた熱剥離型の貼付けシートと同様のものから、帯状の貼付けシートを切り出し、保持基板の側面に巻きつけることでほぼ四角い枠状とするものである。帯の幅は、代替する4枚の貼付けシートと同程度に設定できる。帯の長さは、代替する4枚の貼付けシートの合計の長さ以上とするので、帯の端同士は重なっている。
(実施形態6)
図13の(b)は、実施形態6に係る、貼付けシートで形成した枠の斜視図である。図13の(a)に示す四角い枠を図13(b)に示す枠で置き換える以外は、実施形態5と同様にしてシンチレータアレイを作製することができる。図13の(b)の枠は、ステップA1で用いた熱剥離型の貼付けシートと同様のものから、帯状の貼付けシートを切り出し、保持基板の側面に巻きつけることでほぼ四角い枠状とするものである。帯の長さは、代替する4枚の貼付けシートの合計の長さ以上としており、一方の端は余裕しろとして開放し、他方の端とは重ねていない。一方の端の余裕しろを残すことは、帯をハンドリングするうえで好ましい。手作業による貼付けよりも、機械を用いて自動的に巻きつけを行うことに適している。
(実施形態7〜9)
図14の(c)〜(d)は、それぞれ、実施形態7、実施形態8及び実施形態9に係る貼付けシートで形成した枠の斜視図である。図13の(a)に示した四角い枠を、図14(c)〜(d)に示す枠のいずれかで置き換える以外は、実施形態5と同様にしてシンチレータアレイを作製することができる。図14(c)〜(d)の枠は、ステップA1で用いた熱剥離型の貼付けシートと同様のものから、4枚の貼付けシートを切り出し、保持基板の側面に順に貼り付けていく際に、隣り合う貼付けシートを端部同士で接合したものである。接合しろを要するので、実施形態1のステップA4(図4)又はステップA11(図7)で示す4枚の貼付けシートよりも長い。接合によって貼付けシート間に隙間がなく、白色樹脂が漏れることはない。
(実施形態10)
ステップA4の前までは実施形態1と同様に行う。ついで、実施形態1のステップA4に代えてステップB4、B5を行う。すなわち、4枚の貼付けシートに代えて後述する図13(a)に係る貼付けシートの枠を用いて(ステップB4:シート枠)、時間をかけて慎重に白色樹脂を流し込み、流入した白色樹脂の厚さが均一となるようにする(ステップB5:樹脂被覆)。たとえば白色樹脂をごく少量ずつ垂らしていく(ディッピングする)。
ついで、実施形態1と同様にステップA6、A7を行う。ステップA8に代えてステップB8を行う。すなわち、白色樹脂で溝及び背面を被覆した側とは反対側について、研削加工を施し、配列したシンチレータセルの発光面を均一な面に仕上げる。より好ましくは、研削面にさらに研磨を施す(ステップB8:片面研削)。
ついで、外周研削を行って、シンチレータアレイを得る(ステップB16:外周加工)。なお、ステップB5に時間を要することと、白色樹脂の厚さが均一にならなかったものを選別で除外すること(歩留り)を考慮すると、トータルの製造効率は実施形態1の方が良い。
(実施形態11)
実施形態1のステップA2において、第1のシンチレータ基板に代えて、予め溝入れ加工を行った第2のシンチレータ基板に置き換えることができる。複数本の溝を平行に形成した側の面を、露出した第2粘着層の面Fsに貼り付ける(ステップA2´)。ついで、第2のシンチレータ基板の背面(溝が貫通していない側の面)に平面研削を施す。平面研削によって、溝を介して隣り合っていた部分が分離されてm×nのシンチレータセルに分離される(ステップA3´)。分割された第2のシンチレータ基板とそれらを支持する保持基板には、研削或いは研磨の後、且つ次の工程の前に、有機溶剤、イオン交換水等で洗浄を施す。
次の工程としては、実施形態1のステップA4と同様に白色樹脂による被覆を行う。後の工程を実施形態1と同様にして、シンチレータアレイを作製する。なお、シンチレータ基板に溝入れ加工を施した後、且つ貼付けシートを貼る前に、溝入れ加工で蓄積された歪みを緩和する為に、高温(例えば1000〜1400℃)のアニールを第2のシンチレータ基板に施す。
実施形態1のステップA2において、第1のシンチレータ基板に代えて、予め溝入れ加工及び平面研削加工を行った第3のシンチレータ基板を用いることもできる。また、実施形態1のステップA2において、第1のシンチレータ基板に代えて、複数のシンチレータセルをm×nの配列となるように、第2の粘着層の面に一括して貼り付けてもよい。また、m×nの配列に代えて、n本の構成にすることも可能である。
各実施形態において、シンチレータ基板として、ガドリニウムオキシサルファイドを用いる。例えばPr、Ce、Tbから選ばれる少なくとも1種で賦活し、GdSを主組成とするセラミックスのシンチレータ材が挙げられる。
各実施形態において、シンチレータ基板として、ガドリニウムアルミニウムガリウムガーネット(すなわち、GAGG或いはGGAG)を用いる。例えばCe、Pr等から選ばれる少なくとも1種で賦活し、(Gd1−xLu)3+a(GaAl1−u)5−a12で表わされる主組成を有し、xは0〜0.5、uは0.2〜0.6、aは−0.05〜0.15であるセラミックスのシンチレータ材が挙げられる。たとえば、シンチレータセルをGGAGセルに置き換える。
(実施形態12)
図15は放射線検出器の概略を示す斜視図である。この放射線検出器100は、半導体光検出素子群に相当するフォトダイオードアレイ120の上に、シンチレータアレイ110が光学接着層130を介して取り付けられたものである。
フォトダイオードアレイ120は、行方向にN個、列方向にM個のマトリクス状になるように、複数のフォトダイオード121を平板上に配列したものである。シンチレータアレイ110は、立方体状或いは柱状に加工されたシンチレータセル111が、行方向にN個、列方向にM個のマトリクス状に配列したものである。各々のシンチレータセルは、放射線を入射すると発光するので、素子状のシンチレータ材に相当する。シンチレータセル間には白色樹脂112が被覆されている。図15では、シンチレータアレイの背面113や側面114を覆う白色樹脂については、図示を省略している。これら白色樹脂は反射材に相当する。
各シンチレータセル111は、その発光面がそれぞれ対応するフォトダイオード121の受光面に一致するように位置あわせされ、光学接着層130を介して取り付けられる。シンチレータセルで生じた発光は、フォトダイオードに向かっていったり、反射材によって反射されてからフォトダイオードに向かって導かれる。フォトダイオード或いはそれと組合せた回路等は、シンチレータセルから受けた発光を、電気信号に変換する。図15において、シンチレータアレイ110を、上述の各実施形態で作製するシンチレータアレイに置き換えて、放射線検出器を作製することができる。
(実施例1)
実施形態1の製造方法を用いて、次の条件で図12のシンチレータアレイを作製した。
すなわち、シンチレータ基板用の焼結体には、GdS:Ce,Prの組成式を有するものを用いた。保持基板にはRa=0.1μm、高さのばらつき=50μmとしたガラス基板を用い、熱剥離型の貼付けシートには、剥離温度が90℃のものを用いた。樹脂には、ルチル型酸化チタンの粉末とエポキシ樹脂を混ぜて形成した白色樹脂を用い、白色樹脂を硬化させる熱処理の温度を80℃とし、熱処理時間を3時間とした。シンチレータセルのアスペクト比w/t=1.0とした。そして、得られたシンチレータアレイとフォトダイオードアレイを光学接着剤を介して接合し、放射線検出器を作製した。
(実施例2)
実施例1の条件を次の点で変更して、実施例1と同等の工数で、シンチレータアレイ及び放射線検出器を作製した。すなわち、熱剥離型の貼付けシートには、剥離温度が120℃のものを用いた。
(実施例3)
実施例1の条件を次の点で変更して、実施例1と同等の工数で、シンチレータアレイ及び放射線検出器を作製した。すなわち、熱剥離型の貼付けシートには、剥離温度が150℃のものを用いた。
(比較例1)
実施例1の製造方法で次のように条件等を変更して、シンチレータアレイを作製した。すなわち、熱剥離型の貼付けシートに代えて、熱剥離機能を持たない圧着型の貼付けシートを用いた、また、第2及び第4の熱処理を省略した。その結果、貼付けシートを溶解・剥離するために溶解工程及び洗浄工程を要した。シンチレータアレイの製造について、実施例1に比べて長い時間を要することとなった。
(実施例4)
実施例1の条件を次の点で変更して、実施例1と同等の工数で、シンチレータアレイ及び放射線検出器を作製した。すなわち、熱剥離型の貼付けシートには、剥離温度が120℃のものを用いた。白色樹脂を硬化させる熱処理の温度を100℃とした。
(実施例5)
実施例1の条件を次の点で変更して、実施例1と同等の工数で、シンチレータアレイ及び放射線検出器を作製した。すなわち、熱剥離型の貼付けシートには、剥離温度が150℃のものを用いた。白色樹脂を硬化させる熱処理の温度を120℃とした。
(実施例6)
実施例1の条件を次の点で変更してシンチレータアレイ及び放射線検出器を作製した。すなわち、白色樹脂を流し込む為の枠を図13(a)の枠に変更した。ピンセットで枠をハンドリングしならが巻き付けていくので、4枚貼付けよりも工数を要した。
(実施例7)
実施例1の条件を次の点で変更してシンチレータアレイ及び放射線検出器を作製した。すなわち、白色樹脂を流し込む為の枠を図13(b)の枠に変更した。実施例6のように手動ではなく、自動巻き付け装置を用いるので、実施例1よりも短い工数で貼付けシートの貼付けを完了することができた。
(実施例8)
実施形態11の製造方法を用いて、次の条件で図11のシンチレータアレイを作製した。すなわち、GOS基板の熱処理を、酸素を含むアルゴン雰囲気中で温度1200℃という条件のもとで行った。
(実施例9)
実施例1の条件を次の点で変更して、実施例1と同等の工数で、シンチレータアレイ及び放射線検出器を作製することができた。すなわち、シンチレータセルのアスペクト比をw/t=0.2に変更した。ここで、w=0.5mm、t=2.5mmとした。
(実施例10)
実施例1の条件を次の点で変更して、実施例1と同等の工数で、シンチレータアレイ及び放射線検出器を作製することができた。すなわち、シンチレータセルのアスペクト比をw/t=0.6に変更した。ここで、w=0.8mm、t=1.4mmとした。
(実施例11)
実施例1の条件を次の点で変更して、実施例1と同等の工数で、シンチレータアレイ及び放射線検出器を作製することができた。すなわち、シンチレータセルのアスペクト比をw/t=5.0に変更した。ここで、w=5.0mm、t=1.0mmとした。
(比較例2)
実施例1の条件を次の点で変更して、シンチレータアレイ及び放射線検出器を作製した。すなわち、シンチレータセルのアスペクト比をw/t=0.1に変更した。ここで、w=0.1mm、t=1.0mmとした。その結果シンチレータセルの保持が困難になり、加工負荷を下げて加工した。シンチレータアレイの製造について、実施例1に比べて長い加工時間を要することとなった。
(実施例12)
実施例1の条件を次の点で変更して、実施例1と同等の工数で、シンチレータアレイ及び放射線検出器を作製することができた。すなわち、保持基板の面粗さをRa=2μmに変更した。
(実施例13)
実施例1の条件を次の点で変更して、実施例1と同等の工数で、シンチレータアレイ及び放射線検出器を作製することができた。すなわち、保持基板の面粗さをRa=0.01μmに変更した。
(実施例14)
実施例1の条件を次の点で変更して、実施例1と同等の工数で、シンチレータアレイ及び放射線検出器を作製することができた。すなわち、保持基板の面粗さをRa=10μmに変更した。
(実施例15)
実施例1の条件を次の点で変更して、実施例1と同等の工数で、シンチレータアレイ及び放射線検出器を作製することができた。すなわち、保持基板の高さのばらつきを0.1mmに変更した。
(実施例16)
実施例1の条件を次の点で変更して、実施例1と同等の工数で、シンチレータアレイ及び放射線検出器を作製することができた。すなわち、保持基板の高さのばらつきを0.01mmに変更した。
(実施例17)
実施例1の条件を次の点で変更して、実施例1と同等の工数で、シンチレータアレイ及び放射線検出器を作製することができた。すなわち、保持基板の高さのばらつきを1μmに変更した。
X線CT装置或いは手荷物検査装置等に用いるシンチレータアレイを製造する方法として、本発明を適用することで、効率よくシンチレータアレイを提供することができる。
30:保持基板、
30a:貼付けシート、
Fs:貼付けシートの第2粘着層の面、
Fa:シンチレータ基板の面、
11b:配列したシンチレータセル、
12b:シンチレータセル、
13b:溝、
15b:シンチレータセル、
19:回転砥石、
Bb:研削面、

31:開口、
31F,31R,31B,31L:貼付けシート、
32:白色樹脂部、
33:樹脂硬化体、
Fc:おもて面、
Bc:背面、
h1:研削体の厚さ、
h2:樹脂硬化体33の厚さからh1を差し引いた厚さ、

12d:シンチレータセル、
13d:白色樹脂層、
15d:シンチレータセル、
35:白色樹脂外周部、
36:第1の研削体、
Fd:おもて面、
Bd:背面、

36e:研削体部、
60:保持基板、
60a:貼付けシート、
61:開口、
61F,61R,61B,61L:貼付けシート、
h3:第2の容器の深さ、

72:白色樹脂部、
73:樹脂硬化体、
Be:背面、
h3´:被覆した白色樹脂部の厚さ、
72f:白色樹脂部、
75:白色樹脂部、
76:第2の研削体、
Bf:背面、
h4:背面研削後の厚さ、
Ff:おもて面(発光面側)、
76f:シンチレータアレイ、
75g:白色樹脂部、
76g:シンチレータアレイ

Claims (6)

  1. 少なくとも1つのシンチレータ材を貼付けシートを介して保持基板に支持する支持工程を有し、
    前記シンチレータ材をm×nのシンチレータセルに加工で分離する分離工程を有し、
    前記シンチレータセルに反射材を被覆する被覆工程であって、前記シンチレータセルを囲むように前記保持基板に枠を設け、前記枠は第2の熱剥離型貼付けシートで構成され、前記枠内に反射材を形成するための反射材用樹脂を注ぐ被覆工程を有し、
    前記反射材を被覆したシンチレータセルから前記貼付けシートを剥がす剥離工程を有し、
    前記支持工程では、前記貼付けシートが熱剥離型貼付けシートであり、
    前記シンチレータ材を支持する側で、前記保持基板の面粗さRaが10μm以下であり、前記保持基板の高さのばらつきが0.1mm以下であり、
    前記分離工程では、前記m及び前記nは2以上の自然数であり、m=nの場合を含み、
    前記分離工程では、前記シンチレータセルの高さt及び幅wによるアスペクト比w/tが0.2以上であることを特徴とするシンチレータアレイの製造方法。
  2. 少なくとも1つのシンチレータ材を貼付けシートを介して保持基板に支持する支持工程を有し、
    前記シンチレータ材をm×nのシンチレータセルに加工で分離する分離工程を有し、
    前記シンチレータセルに反射材を被覆する被覆工程であって、前記シンチレータセルを囲むように前記保持基板の側面に第2の熱剥離型貼付けシートを貼り付け、前記第2の熱剥離型貼付けシートで構成された枠内に反射材用樹脂を注ぐ被覆工程を有し、
    前記反射材を被覆したシンチレータセルから前記貼付けシートを剥がす剥離工程を有し、
    前記支持工程では、前記貼付けシートが熱剥離型貼付けシートであり、
    前記シンチレータ材を支持する側で、前記保持基板の面粗さRaが10μm以下であり、前記保持基板の高さのばらつきが0.1mm以下であり、
    前記分離工程では、前記m及び前記nは2以上の自然数であり、m=nの場合を含み、
    前記分離工程では、前記シンチレータセルの高さt及び幅wによるアスペクト比w/tが0.2以上であることを特徴とするシンチレータアレイの製造方法。
  3. 前記剥離工程では、80℃以上の温度で熱処理することで、前記貼付けシートを前記保持基板から剥離することを特徴とする請求項1又は2に記載のシンチレータアレイの製造方法。
  4. 前記保持基板は、前記シンチレータ材を支持する側で面粗さRaが0.01μm以上であることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のシンチレータアレイの製造方法。
  5. 前記アスペクト比が5.0以下であることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のシンチレータアレイの製造方法。
  6. 入射した放射線により発光を生じる複数のシンチレータセルと、前記発光を受光素子に導くための反射材と、前記発光を電気信号に変換する複数の受光素子を備える放射線検出器の製造方法であって、
    前記反射材は反射材用樹脂を硬化させて形成されており、
    前記複数のシンチレータセル及び前記反射材はシンチレータアレイを構成しており、前記シンチレータアレイは請求項1ないしのいずれかに記載のシンチレータアレイの製造方法で作製され、
    前記シンチレータアレイに対向するように前記複数の受光素子を設けることを特徴とする放射線検出器の製造方法。
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