JP6070163B2 - アンテナ装置および通信装置 - Google Patents

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本発明はRFIDシステムや近距離無線通信システムに用いられるアンテナ装置およびそれを備えた通信装置に関するものである。
携帯端末に実装されているNFC(Near Field Communication)などの13.56MHz帯のRFIDにおいては、RFID用ICチップや整合素子は主に回路基板に実装され、アンテナは樹脂製の端末筺体の内側に貼り付けられ、RFID用ICチップとアンテナとはスプリングピンなどを介して直流的に接続されるのが一般的である。
一方、最近の携帯電話端末などの無線通信装置は薄型化が進められ、薄型化による強度不足に対応するために樹脂筐体にマグネシウムメッキ加工を施したり、金属筐体を用いたりして、筐体の「金属化」によって強度を補う場合が増えてきている。
しかし筐体を「金属化」した場合、端末に内蔵するアンテナが金属によって遮蔽されるため、相手側装置との通信ができなくなる問題が生じる。
そこで、特許文献1や特許文献2のようにアンテナコイルに対し、アンテナコイルよりも広い面積の金属板をアンテナコイルに近接(磁界結合)させて、金属板を放射体として使用する構造のアンテナ装置が提案されている。
特開2011−97657号公報 特開2011−249935号公報
しかしながら、特許文献1,2では金属板にスリットを形成しているため、金属板が無線通信装置の筐体の一部となっている場合、スリットが露出することで、意匠上の制約が生じる(美観が損なわれる)といった問題がある。
そこで、本発明の目的は、金属筐体を用いることで強度を保ちつつ、美観を損ねることのないアンテナ装置およびそれを備えた通信装置を提供することにある。
本発明に係るアンテナ装置は、厚み方向に貫通した切欠き部が外縁部から内側に向かって形成された金属筐体と、前記切欠き部に磁束が通ることで前記金属筐体と磁界結合するコイルアンテナと、を備え、前記金属筐体は、前記切欠き部を挟んで対向した第1の突出部および第2の突出部を有し、前記第1の突出部は、前記厚み方向に沿った一の直線に対し交差する第1の面を有し、前記第2の突出部は、前記一の直線に対し交差し、かつ、第1の面と対向する第2の面を有することを特徴とする。
この構成では、金属筐体をアンテナ装置の放射板として作用させることができ、この金属筐体に形成された切欠き部を厚み方向から視た場合、第1の突出部の第1の面および第2の突出部の第2の面によって、切欠き部を通じて金属筐体の反対側を見えなくすることができる。換言すれば、切欠き部を厚み方向から視た場合、切欠き部には、第1の面(または第2の面)が視えるため、金属筐体における切欠き部の境界を分かり難くすることができ、外観が損なわれるおそれを低減できる。
前記第1の面および前記第2の面は、前記一の直線に対して傾斜し、互いに対向している構成でもよい。
この構成では切欠き部の形成が容易となる。また、第1の面および第2の面が一の直線に対して平行である場合の切欠き部に形成されるキャパシタよりも大きくできるため、アンテナ装置の共振周波数の上昇を抑えることができる。すなわち、切り欠き部のキャパシタと金属筐体のインダクタンスによる共振周波数が低下し、使用周波数(13.56MHz)に近づく。その結果、相手側アンテナと結合しやすくなるので良好なアンテナ特性を得ることができる(コイルアンテナによる共振と金属筐体による共振がある)。
前記第1の面および前記第2の面は、前記一の直線に対して直交し、一部が互いに対向している構成でもよい。
この構成では、第1の面および第2の面が一の直線に対して平行である場合の切欠き部に形成されるキャパシタよりも大きくできるため、アンテナ装置の共振周波数の上昇を抑えることができる。
前記第1の面および前記第2の面の間に設けられた絶縁体を備えている構成が好ましい。
この構成では、切欠き部の空間に絶縁体が充填されるため、切欠き部の形成による強度低下を抑制できる。
前記コイルアンテナは、絶縁体層に形成されたコイル導体を有し、前記コイル導体のコイル開口が前記厚み方向から視て前記開口に対し少なくとも一部と重なる位置に配置されている構成でもよい。
この構成では、アンテナ装置の薄型化を実現できる。
前記切欠き部は、開口と、前記開口および前記外縁部を繋ぐスリットと、を有し、前記第1の面および前記第2の面は前記スリットに沿って対向し、前記コイルアンテナは、前記コイル導体のコイル開口が前記厚み方向から視て前記開口に対し少なくとも一部と重なる位置に配置されている構成でもよい。
この構成では、例えば、アンテナ装置を携帯電話機などに用いた場合、カメラモジュール部分等の既存の開口を利用することで、携帯電話機の金属筐体を磁界信号の放射板として作用させることができる。
前記コイルアンテナは、コイル導体が形成された複数の絶縁体層が積層された積層構造であり、コイル開口を前記切欠き部に向けて配置されている構成でもよい。
この構成では、コイルアンテナの巻回軸が金属筐体の平面に対して垂直でなくても、巻回軸の延長方向に切り欠き部を配置することによって、金属筐体を放射板として作用させることができる。
本発明によれば、強度を上げるために筐体を金属化し、その金属筐体に切欠き部を設けてその金属筐体とコイルアンテナとを磁界結合させることによって金属筐体を放射板として作用させることができる。この金属筐体における切欠き部の境界を分かり難くすることができ、外観が損なわれるおそれを低減できる。
図1は実施形態1に係るアンテナ装置の斜視図である。 図2はアンテナ装置の平面図および側面図である。 図3は、実施形態1に係るアンテナ装置を適用した無線通信装置の筐体内部の構造を示す図である。 図4は実施形態1に係るアンテナ装置の変形例であり、(A)は斜視図、(B)は側面断面図である。 図5は実施形態2に係るアンテナ装置の斜視図である。 図6はアンテナ装置の平面図および側面図である。 図7は実施形態3に係るアンテナ装置の分解斜視図である。 図8はアンテナ装置の平面図および側面図である。 図9は実施形態3に係るアンテナ装置の変形例を示す図である。 図10(A)は実施形態4に係るアンテナ装置の斜視図、図10(B)はアンテナ装置の側面図である。
(実施形態1)
図1は実施形態1に係るアンテナ装置の斜視図である。図2はアンテナ装置の平面図および側面図である。アンテナ装置1は、HF帯(13.56MHz帯)の高周波信号をキャリア周波数とするアンテナ装置であり、NFCシステムに用いられるリーダライタ用として構成されている。アンテナ装置1は面状導体10とコイルアンテナ20とを備えている。
面状導体10は、例えばアンテナ装置1が搭載される通信装置の金属筐体の一部である。面状導体10には外縁の一部から内部へ延びるスリット(切欠き部)11と、スリット11に接続される開口(切欠き部)12が形成されている。すなわち、開口12はスリット11により外縁と繋がっている。
スリット11は面状導体10の厚み方向に貫通した直線状の切欠きである。外縁の一部から開口12までのスリット11に沿った面状導体10の部分は、本発明の第1の突出部および第2の突出部に相当する。この第1の突出部は第1の面111を有し、第2の突出部は第2の面112を有している。
第1の面111および第2の面112は、面状導体10の厚み方向に沿った一の直線に対して傾斜し、かつ、互いに対向している。より詳しくは、図2に示すように、平面視した場合に、スリット11全体に亘って第1の面111が視えるように、第1の面111および第2の面112は傾斜している。この構成により、平面視した場合にスリット11と面状導体10との境界が視認し難くなる。
コイルアンテナ20は、不図示の絶縁体基材の一面に矩形渦巻状にコイルパターンが形成されている。コイルアンテナ20は、開口12よりも大きいコイル開口を有し、コイル開口が開口12と重なるように面状導体10に近接配置されている。このコイルアンテナ20には、HF帯の信号を給電する給電回路としてのRFIC(不図示)が接続されている。なお、コイルアンテナ20は、コイル開口内に開口12が収まるように配置されてもよいし、コイル開口の一部が開口12と重なるように配置されていてもよい。また、図4に示すように、コイルアンテナ20の背面に、開口15Aを形成したフェライト磁性体15を配置することで、アンテナコイルのQ特性を向上させてもよい。図4は実施形態1に係るアンテナ装置の変形例であり、(A)は斜視図、(B)は側面断面図である。開口15Aは、コイルアンテナ12のコイル開口および面状導体の開口12とほぼ同じ形状および大きさである。絶縁体基材の一面に矩形渦巻状にコイルパターンが形成したコイルアンテナ20を面状導体10に近接配置することで、アンテナ装置1の薄型化が可能となる。
以上の構成のアンテナ装置1において、図2に示す破線矢印方向にコイルアンテナ20に電流が流れると、図1に示す磁束φ1が生じる。この磁束φ1が開口12を通り、コイルアンテナ20と面状導体10とが磁界結合する。この結果、面状導体10には電流が誘導され、図1および図2の実線矢印方向に示すように、縁端効果によって面状導体10の主に端縁に沿って流れ、面状導体10からは磁束φ2が生じる。これにより、面状導体10がアンテナ装置1の放射板として作用する。
このアンテナ装置1では、面状導体10のインダクタンスと、スリット11のキャパシタンス、具体的には第1の面111および第2の面112との間に形成されるキャパシタンスとで、LC共振回路が構成される。アンテナ装置1のインダクタンスは、スリット11の長さや幅によって変わる。例えば第1の面111と第2の面112との対向面積を大きくすることで、スリット11におけるキャパシタンスが大きくなる。第1の面111と第2の面112とは厚み方向に対し傾斜している。したがって、第1の面111と第2の面112との間に形成されるキャパシタンスC1は、仮に第1の面111および第2の面112が厚み方向に平行である場合の第1の面111および第2の面112の間に形成されるキャパシタンスC2と比べて大きい(C1>C2)。この結果、LC共振回路による共振周波数を低くすることができるため、HF帯に必要なキャパシタンスを確保することができる。この共振周波数を携帯電話のセルラー周波数(例えば800MHz)より低くすることで、スリット11が高周波でショートして見えるので、また、コイルアンテナ20の背面にフェライト磁性体を配置した場合には、コイルアンテナ20の背面につけたフェライトコイルには高周波電流が流れなくなる。これにより、セルラーアンテナ等の通信品質の劣化を防ぐことができる。
図3は、実施形態1に係るアンテナ装置1を適用した無線通信装置の筐体内部の構造を示す図である。図3では、無線通信装置100の上部筐体91と下部筐体92とを分離して内部を露出させた状態での平面図である。この例では、下部筐体92は樹脂製であり、強度の強化のため一部を面状導体10としてあるが、UHF帯アンテナの放射を妨げない箇所において全部が金属化されていてもよい。
筐体91の内部には回路基板71,81、バッテリーパック83等が収められている。回路基板71には通信回路を備えたRFIC3等が実装されている。この回路基板71にはUHF帯アンテナ72、カメラモジュール76等も搭載されている。また、回路基板81にはUHF帯アンテナ82等が搭載されている。回路基板71と回路基板81とは同軸ケーブル84を介して接続されている。
下部筐体92の面状導体10にはスリット11および開口12が形成されている。なお、図3では開口12は円形状としてある。開口12には、接続ピン31を介してRFIC3が接続されたコイルアンテナ20が近接配置されている。また、開口12には、カメラモジュール76のレンズが光学的に露出するように配置されている。
このように、筐体の一部である面状導体10をアンテナ装置1の放射板として機能させることができる。さらに、放射板として機能させるために形成したスリット11は、第1の面111および第2の面112により、面状導体10の他の部分との境界が分かり難いため、無線通信装置100の外観を損ねることがない。
また、開口12は、無線通信装置100のカメラモジュール76に用いるためのものであり、その開口12を利用することで、面状導体10に別途開口を形成する必要がない。すなわち、既存の構造を利用することで、無線通信装置100の金属筐体を放射板として作用させることができる。
(実施形態2)
図5は実施形態2に係るアンテナ装置の斜視図である。図6はアンテナ装置の平面図および側面図である。以下の説明では、実施形態1と部材については同じ符号を付して説明は省略し、実施形態1との相違点についてのみ説明する。
アンテナ装置1Aは面状導体10Aおよびコイルアンテナ20を備えている。面状導体10Aにはスリット11が形成されている。面状導体10Aは、厚み方向に沿った一の直線に対して傾斜し、互いに対向する第1の面111および第2の面112を有し、第1の面111および第2の面112の間にスリット11が形成されている。スリット11は、実施形態1と同様、第1の面111により、面状導体10Aとの境界が視認し難く、外観を損なうことを抑制できる。なお、スリット11の長さや幅は、アンテナ装置1Aの共振周波数に合わせて適宜変更される。
コイルアンテナ20は、コイル開口がスリット11と重なる位置に配置されている。第1の面111および第2の面112は、所定距離を隔ててスリット11を挟んで対向している。すなわち、実施形態1では面状導体に開口が形成されているが、実施形態2では開口が形成されていない。したがって、放射板として機能させる面状導体10Aの製造が簡易となり、また、強度の低下を抑制できる。このアンテナ装置1Aを無線通信装置に用いることで、外観を損なうことなく、金属筐体により強度を向上させることができる。
なお、放射板として機能する面状導体10Aの誘導電流、磁束などについては、実施形態と同じであるため説明は省略する。
実施形態2では、実施形態1と異なり開口12を形成する必要がないため、面状導体10Aの製造が簡易となる。また、開口を形成しないため、面状導体10Aの強度低下をより抑制することができる。
(実施形態3)
図7は実施形態3に係るアンテナ装置の分解斜視図である。図8はアンテナ装置の平面図および側面図である。アンテナ装置1Bは面状導体10Bおよびコイルアンテナ20を備えている。
面状導体10Bは、複数の金属板10B1,10B2,10B3が積層されている。金属板10B1には、矩形状の開口121、および、開口121と外縁とを接続するスリット131が形成されている。金属板10B2には矩形状の切欠き132が形成されている。金属板10B3には、矩形状の開口122、および、開口122と外縁とを接続するスリット133が形成されている。
開口121と、切欠き132と、開口122とはそれぞれ同じ幅を有していて、金属板10B1,10B2,10B3が積層されることで、一つの開口12を形成している。コイルアンテナ20は、コイル導体が開口12と重なるように面状導体10Bに近接している。
また、スリット131とスリット133とは、図8の側面図に示すように、互いに反対側に位置している。そして、スリット131およびスリット133は切欠き132により連通している。これにより、スリット13は、面状導体10Bの厚み方向の経路と、厚み方向に水平な経路とを有している。この構成により、平面視において、スリット13からは金属板10B3が視認されるため、スリット13は、実施形態1,2と同様、面状導体10Bとの境界が視認し難く、外観を損なうことを抑制できる。なお、金属板10B1,10B2における切欠き132に接する面が、本発明に係る第1の面および第2の面に相当する。
このアンテナ装置1Bを無線通信装置に用いることで、外観を損なうことなく、金属筐体により強度を向上させることができる。また、面状導体10Bの厚み方向におけるスリット13の長さが長いため、スリット13に形成されるキャパシタンスが大きくなり、HF帯に必要なキャパシタンスを確保することができる。
図9は実施形態3に係るアンテナ装置の変形例を示す図である。図9に示すように、金属板10B1,10B3で挟まれる切欠き132の位置に絶縁体14を配置して、スリットの形状を安定化させ、かつ、面状導体10Bの強度を高めるようにしてもよい。この絶縁体14はゴム、樹脂等である。絶縁体14をスリット13に設けることで、スリット13におけるキャパシタンスを高くすることができ、HF帯に必要なキャパシタンスを確保することができる。
なお、絶縁体14に代えて、スリット13全体に金属酸化膜微粒子、例えば酸化アルミニウムを充填してもよい。面状導体10Bがアルミニウムである場合、絶縁体14を酸化アルミニウムとすることで、平面視した場合のスリット13をより分かり難くすることができる。また、絶縁体としては、アクリル樹脂、エポキシ樹脂などの透明樹脂を用いてもよい。
(実施形態4)
図10(A)は実施形態4に係るアンテナ装置の斜視図、図10(B)はアンテナ装置の側面図である。アンテナ装置1Cは面状導体10Cおよびコイルアンテナ30を備えている。実施形態4に係るコイルアンテナ30は、磁性体コアとコイル導体とで構成されていて、コイル導体は磁性体コアの周囲を巻回するようなパターンに形成されている。コイル導体は磁性体コアに巻回された導線であってもよいし、磁性体層を含む積層体に導体パターンで形成されていてもよい。コイルアンテナ30には給電回路であるRFICが接続される。
面状導体10Cは、図5で説明した面状導体10Aと同様の構成であって、スリット11の幅、すなわち、第1の面111と第2の面112との間の距離は面状導体10Aよりも細い。コイルアンテナ30は、面状導体10Cの下面に配置されている。このとき、コイルアンテナ30はコイル導体の巻回軸が面状導体10Cに対して平行となるようにスリット11のほうを向いてスリット11に近接配置されている。また、コイルアンテナ30は、コイル開口がスリット11の方を向くように配置されている。
上述のようにコイルアンテナ30を配置することで、図10(B)に示したように、コイルアンテナ30から生じる磁束φ3がスリット11を通り、実施形態1で説明したように、面状導体10Cとコイルアンテナ30とが磁界結合する。このように、コイルアンテナ30がチップ部品であっても、面状導体10Cを放射板として作用させることができる。
1,1A,1B,1C−アンテナ装置
10,10A.10B,10C−面状導体(金属筐体)
11,13−スリット
12−開口
14−絶縁体
20,30−コイルアンテナ
111−第1の面
112−第2の面

Claims (8)

  1. 厚み方向に貫通した切欠き部が外縁部から内側に向かって形成された金属筐体と、
    前記切欠き部に磁束が通ることで前記金属筐体と磁界結合するコイルアンテナと、
    を備え、
    前記金属筐体は、前記切欠き部を挟んで対向した第1の突出部および第2の突出部を有し、
    前記第1の突出部は、前記厚み方向に沿った一の直線に対し交差する第1の面を有し、
    前記第2の突出部は、前記一の直線に対し交差し、かつ、第1の面と対向する第2の面を有する、
    アンテナ装置。
  2. 前記第1の面および前記第2の面は、前記一の直線に対して傾斜し、互いに対向している、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記第1の面および前記第2の面は、前記一の直線に対して直交し、一部が互いに対向している、請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1の面および前記第2の面の間に設けられた絶縁体を備えている、請求項1から3の何れかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記コイルアンテナは、
    絶縁体層に形成されたコイル導体を有し、前記切欠き部は、スリットおよびスリットに接続される開口を有し、前記コイル導体のコイル開口が前記厚み方向から視て前記スリットに接続される開口に対し少なくとも一部と重なる位置に配置されている、
    請求項1から4の何れかに記載のアンテナ装置。
  6. 前記第1の面および前記第2の面は前記スリットに沿って対向し、
    前記コイルアンテナは、
    前記コイル導体のコイル開口が前記厚み方向から視て前記スリットに接続される開口に対し少なくとも一部と重なる位置に配置されている、
    請求項5に記載のアンテナ装置。
  7. 前記コイルアンテナは、
    コイル導体が形成された複数の絶縁体層が積層された積層構造であり、コイル開口を前記切欠き部に向けて配置されている、
    請求項1から6の何れかに記載のアンテナ装置。
  8. 請求項1から7の何れかに記載のアンテナ装置を備え、前記金属筐体を外装としている、
    通信端末装置。
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