JP6069924B2 - 膨張弁 - Google Patents

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Description

本発明は、プランジャの先端に設けた弁体と細径の冷媒流路(オリフィス)を有した弁座によって、冷媒を膨張させる冷媒流路を開閉可能に構成した膨張弁に関する。
従来より、自動販売機等の冷却や加熱に用いられる冷媒サイクル装置に備えられる冷媒の膨張手段として、電磁弁を開閉することにより冷媒の膨張度を調整するパルス式の電子膨張弁が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の電子膨張弁の構成の一例を図6に示す。図6に示す電子膨張弁100は、図示しない圧縮機、凝縮器及び蒸発器等によって冷媒回路が構成された冷媒サイクル装置に用いられるものであり、高圧冷媒が流通する高圧流入管101が接続される入口ポート102と、弁座104に形成された細径の冷媒流路(オリフィス)106を介して膨張された低圧冷媒が流通する低圧流出管107が接続される出口ポート108とを備える。そして、電磁コイル110とヨーク112によって形成される磁気回路により、ヨーク112の下端にコイルばね114を介して支持されたプランジャ116を進退移動させることで、冷媒流路106を開閉制御する。
特開昭53−1352号公報
図6に示すように、電子膨張弁100では、電磁コイル110への通電をオンすると、プランジャ116がコイルばね114の付勢力に抗して後退し、該プランジャ116の先端面116aが弁座104から離間して、冷媒流路106が開放される。一方、電磁コイル110への通電をオフすると、プランジャ116がコイルばね114の付勢力によって前進し、その先端面116aが弁座104に着地(密着)して冷媒流路106を閉塞する(図6中に破線で示すプランジャ116参照)。これらの動きを高速で行うために、プランジャ116の移動に必要な力が大きいと駆動部を大型化する傾向があった。また、冷媒流路(オリフィス)の高低圧力差が大きいとプランジャ116の所要引き上げ力が大きくなり、電磁コイルの大型化によるコストアップ、消費電力量の増大につながる。
また、このような電子膨張弁100では、可動部材であるプランジャ116を用いているため、プランジャ116の外周面と該プランジャ116を収納するケース118の内周面との間に一定量の隙間120が設けられている。このため、プランジャ116の可動状態によっては、図7に示すように、隙間120によってプランジャ116が傾いて動作することがある。そうすると、電磁コイル110への通電をオフした場合であっても、プランジャ116の先端面116aが弁座104に密着することができず、冷媒流路106からの冷媒漏れが発生し、冷媒サイクルの能力が低下し消費電力が増大することになる。
また、弁座面104aが大きい場合は、図8に示すように弁座104の外周両端部から冷媒流路106までの距離が長くなり、冷媒が減圧することによるプランジャ116の引き下げ力が発生し、引き上げ力が増加するため、磁気回路の大型化につながる。
なお、電子膨張弁としては、上記の電子膨張弁100のようにプランジャ116の平坦な先端面116aを弁体として弁座104に着地(密着)させる構成以外のものもあり、例えば、ボール型の弁体を用いた電磁弁によって冷媒流路を閉塞する構成もある。ボール型の弁体を用いると、プランジャの傾きの影響を少なくすることができるという利点があるが、その構造上、弁体の開閉に大きな力が必要となり、特に、二酸化炭素のように高い圧力差を生じる冷媒を用いた冷媒サイクルでは、磁気回路の大型化やコストアップの要因となり得る。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、弁構造を小型化し、特に弁座面を小型にして、弁体の開閉に必要な駆動力の増加を抑えると共に、冷媒漏れを低減することができる膨張弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る膨張弁は、少なくとも冷媒を流入させる入口ポート、前記冷媒を流出させる出口ポート、および前記入口ポートと前記出口ポートとの間に設けられる弁室とを有するケースと、前記弁室内に配置され、前記入口ポートから前記弁室内に流入した冷媒を膨張させて前記出口ポートへと流出させる冷媒流路が形成された弁座と、電磁コイルへの通電オン・オフにより前記弁室内を進退移動する態様で前記弁座に対向配置されるとともに付勢手段により前記弁座に向けて付勢され、電磁コイルへの通電オンにより前記弁座から離間する一方、電磁コイルへの通電オフにより前記弁座に当接(着地)して冷媒流路を開閉可能なプランジャとその下部の弁体と、を備える膨張弁であって、前記弁座あるいは前記弁体、または前記弁座と前記弁体の双方に高圧の冷媒が流通する溝部を有するとともに、前記弁座と前記弁体が当接する弁座面を、中央部にオリフィスを有する弁座面と、前記溝部を介して外方側に配した弁座面とを同一高さで形成したことを特徴とする。
本発明によれば、弁座に高圧冷媒を流通する溝部を設置することにより、弁体開放時に弁体と弁座が当接する弁座面の負圧領域が減少し、より小さい力で弁体を引き上げることができる。また溝部の外方側にもオリフィスを有する弁座面と同じ高さの弁座面を設けることにより、弁座面を小さくした場合に発生していた弁体の不安定(傾き)を防止できる。その結果、冷媒流路の閉塞性が向上し、冷媒漏れを低減することができる。また、中央部にオリフィスを有する弁座面を溝部の内側に形成できるため、冷媒が減圧することによる引き下げ力が低減し、引き上げ力を抑制できるため、磁気回路を構成する電磁コイル等の小型化が可能となる。
図1は、本発明に係る電子膨張弁を備えた冷媒サイクル装置の全体構成図である。 図2は、本発明に係る電子膨張弁の側面断面図であり、図2(a)は電子膨張弁の通電をオンにした状態を示し、図2(b)は本発明に係る弁座の詳細図である。 図3は、本発明に係る電子膨張弁の側面断面図であり、弁体側に溝部を形成したものである。 図4は、本発明に係る電子膨張弁の側面断面図であり、弁体を板状で形成したものである。 図5は、本発明に係る電子膨張弁の側面断面図であり、板状の弁体に連通孔を形成したものである。 図6は、従来の電子膨張弁の構成を示す側面断面図である。 図7は、図6に示す電子膨張弁において、弁座面が小さくプランジャが傾いた状態を示す側面断面図である。 図8は、図6に示す電子膨張弁において、弁座面を大きくした状態を示す側面断面図である。
以下、本発明に係る膨張弁について、この膨張弁を備えた冷媒サイクル装置との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子膨張弁(膨張弁)10を備えた冷媒サイクル装置12の全体構成図である。この冷媒サイクル装置12は、例えば、自動販売機の冷却加熱装置として用いられ、3つの商品収納庫14a、14b、14cをそれぞれ冷却・加熱し、缶飲料等の販売商品を所定温度に保持するためのものである。勿論、電子膨張弁10は、自動販売機以外、例えば室内用や車両用の空調装置や各種ショーケース等に用いられる冷媒サイクル装置に適用することもできる。
先ず、冷媒サイクル装置12の構成の一例について説明する。
図1に示すように、冷媒サイクル装置12は、図示しない自動販売機の機械室に配置される圧縮機16、庫外熱交換器18、補助熱交換器20、内部熱交換器22及び電子膨張弁10と、商品収納庫14aに配設される蒸発器24及び加熱用熱交換器26と、商品収納庫14bに配設される蒸発器28と、商品収納庫14cに配設される蒸発器30とを備え、これらが所定量の冷媒(例えば、二酸化炭素)を封入した配管によって接続されることで冷媒回路を構成している。商品収納庫14bには、さらに、庫内を加熱するためのヒータ32が設けられている。
圧縮機16は、低温低圧の冷媒を吸引側配管34を介して吸引口から吸引し、それを圧縮することで高温高圧状態にして吐出口から吐出側配管35へと吐出するものであり、例えば2段圧縮式で構成される。吐出側配管35は三方弁36によって2方に分岐しており、一方の配管38は庫外熱交換器18に接続され、他方の配管40は商品収納庫14a内へと配設されて加熱用熱交換器26に接続される。そして三方弁36を切替制御することにより、圧縮機16から吐出された冷媒は庫外熱交換器18又は加熱用熱交換器26に択一的に流通される。
庫外熱交換器18の出口側において、配管38は、補助熱交換器20及び内部熱交換器22を順に経由して分配器42に接続される。分配器42は、配管38を3方に分岐させ、分岐した各配管43a、43b、43cは、それぞれ電子膨張弁10を介して蒸発器24、28、30に接続された後、その出口側の配管44a、44b、44cが、蒸発器24、28、30の出口側で吸引側配管34に合流し、内部熱交換器22を経て圧縮機16の吸引口に接続される。一方、加熱用熱交換器26の出口側において、配管40は、庫外熱交換器18と補助熱交換器20の間の配管38に合流し、補助熱交換器20の入口側へと接続される。
庫外熱交換器18、補助熱交換器20、蒸発器24、28、30及び加熱用熱交換器26には、図示しないファンが近接配置される。庫外熱交換器18及び補助熱交換器20に近接配置されるファンは庫外送風用であり、庫外熱交換器18等の周囲に外気を通過させて外部へと送出するためのものである。一方、蒸発器24、28、30及び加熱用熱交換器26に近接配置されるファンは庫内送風用であり、蒸発器24等の周囲を通過して加熱又は冷却された空気を各庫内に循環させるためのものである。
このような冷媒サイクル装置12では、圧縮機16の回転数や電子膨張弁10の開度を変化させ、さらに、三方弁36や分配器42を適宜開閉制御することにより、各庫内を所望の温度域で管理することができる。
この際、冷媒サイクル装置12では、商品収納庫14a〜14cに収納される商品種類や気候条件等に応じて、例えば3つの運転モード(CCC運転、HCC運転、HHC運転)を実行することができる。CCC運転は、各庫14a〜14cを全て冷却(COLD)運転する運転モードであり、三方弁36を配管38側に切り替え、分配器42を3方分配とする。HCC運転は、商品収納庫14aを加熱(HOT)運転し、商品収納庫14b、14cを冷却(COLD)運転する運転モードであり、三方弁36を配管40側に切り替え、分配器42を配管44b、44cの2方分配とする。HHC運転は、商品収納庫14a、14bを加熱(HOT)運転し、商品収納庫14cを冷却(COLD)運転する運転モードであり、三方弁36を配管40側に切り替え、分配器42を配管44cの1方分配とし、ヒータ32をオンする。勿論、冷媒サイクル装置12の運転モードは上記以外のものであってもよく、電子膨張弁10が適用される冷媒回路の構成も上記冷媒サイクル装置12以外の構成であってもよい。
次に、電子膨張弁10の構成について説明する。
図2は、本発明に係る電子膨張弁10の側面断面図であり、図2(a)が電子膨張弁の通電をオンにした状態、図2(b)が本発明に係る弁座56の詳細図を示している。
電子膨張弁10は、図示しない制御装置の制御下にパルス駆動制御されることで、冷媒流量及び冷媒蒸発温度を制御するものである。図2(a)に示すように、電子膨張弁10は、高圧冷媒が流入する入口ポート50と、低圧冷媒を流出させる出口ポート52と、入口ポート50と出口ポート52の間に形成される弁室54と、弁室54内に配置される弁座56と、弁室内54内で進退移動するプランジャ60と、入口ポート50、出口ポート52、弁室54を形成するとともに、プランジャ60を摺動可能に収容するケース62とを備える。
入口ポート50には、高圧流入管となる配管43a(43b、43c)が接続され、出口ポート52には、低圧流入管となる配管44a(44b、44c)が接続される。このような入口ポート50と出口ポート52との間に設けられる弁室54は、円筒形状のケース62の内部空間によって形成されており、この弁室54には、入口ポート50と出口ポート52との間を仕切るように弁座56が配設されている。
弁座56は、出口ポート52が開口形成されたケース62の底部に揺動可能に配設された溝部を有した円筒形状の部材であり、その中心を細径の冷媒流路64が貫通している。冷媒流路64は、入口ポート50と出口ポート52との間を連通させるものであり、高圧冷媒を膨張させて低圧冷媒として流出させるためのオリフィスとして機能する。
また、図2(b)の弁座56の詳細図に示すように弁座56の上部には弁座56の上面を弁座面(中)57と弁座面(外)58に分けるように溝部59が形成されている。そのため、溝部59は高圧流入管となる配管43a(43b、43c)の高圧冷媒と連通するようになっている。
プランジャ60は、ケース62によって形成された円筒状のシリンダ内を進退移動(図2では上下移動)可能なピストンであり、円筒形状のボビン66の中心孔66aの上部に内挿されたヨーク68の下端に対し、コイルばね70を介して支持されている。ヨーク68は、ハウジング(外ヨーク)69の上面に対して固定ねじ71によって固定されている。コイルばね70は、プランジャ60を前進方向(下方)に付勢する圧縮ばねである。このように、ボビン66の中心孔66aには、ヨーク68とケース62とが内挿されており、このケース62内でプランジャ60が摺動可能となっている。
電子膨張弁10では、ボビン66に巻回された電磁コイル72への通電がオンされると、電磁コイル72及びヨーク68によって形成される磁気回路により、ヨーク68の下端にコイルばね70を介して支持されたプランジャ60が、コイルばね70の付勢力に抗して後退(退動)する。一方、電磁コイル72への通電がオフされると、プランジャ60はコイルばね70の付勢力によって前進(進動)する。
次に、以上のように構成される電子膨張弁10の作用について説明する。
例えば、冷媒サイクル装置12でCCC運転が実行されている場合には、図示しない制御装置の制御下に、各蒸発器24、28、30への冷媒の流通を制御する各電子膨張弁10は、図示しない通電装置から電磁コイル72へと所定のパルス通電によりオン・オフされる。各電子膨張弁10がオンするとプランジャ60が後退(退動)して弁座56から離間した状態では冷媒流路64が開放され、各電子膨張弁10がオフするとプランジャ60が前進(進動)してプランジャ60の先端面60aが弁座56に着地(密着)し、冷媒流路64が閉塞される。このパルス通電のオン・オフによって冷媒流路64が所定の時間周期で開閉され、蒸発器24、28、30での冷媒の蒸発温度が所定の温度に制御される。
また、例えば、冷媒サイクル装置12でHCC運転が実行されている場合には、図示しない制御装置の制御下に、蒸発器24への冷媒の流通を制御する電子膨張弁10への通電はオフされ、他の蒸発器28、30への冷媒の流通を制御する各電子膨張弁10への通電がオンされる。これにより蒸発器24への冷媒の流通を制御する電子膨張弁10では、コイルばね70の付勢力によってプランジャ60の先端面60aが弁座56に着地(密着)して冷媒流路64を閉塞する一方、蒸発器28、30への冷媒の流通を制御する各電子膨張弁10では冷媒流路64が開閉され、蒸発器28、30での冷媒の蒸発温度が所定の温度に制御される。
このように、電子膨張弁10への通電がオフされた状態では、プランジャ60がコイルばね70の付勢力によって前進位置となり、プランジャ60の先端面60aが弁座56に着地(密着)して冷媒流路64を閉塞する。また、電子膨張弁10への通電がオンされた状態では、図2(a)に示すように、電磁コイル72へ所定のパルス通電がオンされ、プランジャ60がコイルばね70の付勢力に抗して後退位置となり、弁座56から離間することで冷媒流路64が開放される。
ここで、高圧流入管となる配管43a(43b、43c)に連通する弁室54は高圧部となっているが、図2(b)に示すように、弁座56に高圧部と連通する溝部59が形成されているため、プランジャ60の先端面60aと弁座面(中)57で遮断される高圧領域と低圧領域の縁面距離が短くなり、高低圧差が小さくなり、プランジャ60の下部の弁体61と弁座56との間での負圧領域が縮小し、プランジャ60を引き下げる力は抑制される。
また、図2(b)の弁座56の詳細図のように、弁座面(外)58を有することで、プランジャ60の不安定(傾き)を防止できる。ここで、弁座面(外)58は、突起状でもよく、弁座56と弁体61がオリフィス64を有する弁座面(中)57に対して、溝部59を介して外側で当接していればよい。
また、図3に示すようにプランジャ60下部の弁体61に溝部(弁体)80を形成しても同様な効果が得られる。溝部(弁体)80が弁室54の高圧部と連通することにより、プランジャ60の先端面60aと弁座56の上面の弁座面56aで形成される負圧領域の縮小効果によりプランジャ60を引き下げる力を抑制する。
また、図4に示すように弁座56に高圧部と連通する溝部59とプランジャ60の下部の弁体61の下面に板状の弁体81を構成するときも、板状の弁体81の先端面81aと弁座56の上面の弁座面56aで形成される負圧領域の縮小効果によりプランジャ60を引き下げる力を抑制する。そのうえ板状の弁体81の弾性効果と軽量化により、冷媒の弁漏れ防止、動作力軽減効果がある。
また、図5に示すようにプランジャ60の下部の弁体61の下面に板状の弁体81の連通孔82を構成するときも、高圧冷媒の充満する連通室83により、溝部の場合と同様に、板状の弁体81の先端面81aと弁座56の上面の弁座面56aで形成される負圧領域の縮小効果によりプランジャ60を引き下げる力を抑制する。
以上のように、本実施形態に係る電子膨張弁10によれば、図2に示すように、プランジャ60の下部の弁体61の先端面60a、弁座56の上面の56aのいずれか、または双方に、高圧冷媒を供給する溝部59を形成することにより、先端面60aと弁座面56aで形成される負圧領域の縮小効果が図られ、プランジャを引き下げる力を抑制でき、開閉に要する力が小さくなるため、磁気回路を構成する電磁コイル72、つまり電子膨張弁10の小型化・低コスト化を図ることが可能となる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できる。
例えば、溝部59を設けて高圧部と連通させることにより負圧領域の縮小効果でプランジャ60の引き下げる力を抑制するものであればよい。
10、100 電子膨張弁
12 冷媒サイクル装置
50、102 入口ポート
52、108 出口ポート
54 弁室
56、86、104 弁座
56a、104a 弁座面
57 弁座面(中)
58 弁座面(外)
59 溝部
60、116 プランジャ
60a、81a、116a 先端面
61、117 弁体
62、118 ケース
64、84、94、106 冷媒流路
68、112 ヨーク
70、114 コイルばね
72、110 電磁コイル
80 溝部(弁体)
81 板状弁体
82 連通孔
83 連通室

Claims (1)

  1. 少なくとも冷媒を流入させる入口ポート、前記冷媒を流出させる出口ポート、および前記入口ポートと前記出口ポートとの間に設けられる弁室とを有するケースと、
    前記弁室内に配置され、前記入口ポートから前記弁室内に流入した冷媒を膨張させて前記出口ポートへと流出させる冷媒流路が形成された弁座と、
    電磁コイルへの通電オン・オフにより前記弁室内を進退移動する態様で前記弁座に対向配置されるとともに付勢手段により前記弁座に向けて付勢され、電磁コイルへの通電オンにより前記弁座から離間する一方、電磁コイルへの通電オフにより前記弁座に当接(着地)して冷媒流路を開閉可能なプランジャとその下部の弁体と、を備える膨張弁であって、
    前記弁座あるいは前記弁体、または前記弁座と前記弁体の双方に高圧の冷媒が流通する溝部を有するとともに、前記弁座と前記弁体が当接する弁座面を、中央部にオリフィスを有する弁座面と、前記溝部を介して外方側に配した弁座面とを同一高さで形成したことを特徴とする膨張弁。
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