JP6067715B2 - ジップ式ストリップドレープシステムおよびその製造方法 - Google Patents

ジップ式ストリップドレープシステムおよびその製造方法 Download PDF

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Description

(背景)
(技術分野)
本発明は、医療用ドレープに関し、より具体的には、患者からドレープを容易かつ清潔に除去するための引裂特性を有する医療用ドレープシステムに関する。
(背景技術)
医療用ドレープは、外科手術および他の医療手技の施術の間、保護手段として、広く使用されている。医療用ドレープは、外科手術または他の医療手技の間、患者を覆うために使用されてもよい。医療用ドレープは、滅菌され、感染症が患者に伝染する可能性を防ぐことを意図する。医療用ドレープは、外科手術部位を囲繞する滅菌環境を生成し、非滅菌区域と滅菌区域との間の微生物の通過を最小限にする効果的な障壁を維持することによって、患者に保護を提供する。
医療手技の間、滅菌野の汚染を低減させるように構成された医療用ドレープを有することが有利である。
(本発明の実施形態の詳細な説明)
次に、本発明の実施形態が、詳細に説明される。図面を参照すると、同様の番号は、図面全体を通して、同様の部品を示す。本明細書の説明および特許請求の範囲全体を通して使用される場合、文脈によって明確に別様に示されない限り、以下の用語は、本明細書に明示的に関連付けられた意味をとる。「a」、「an」、および「the」の意味は、複数の指示対象を含み、「in」の意味は、「in」および「on」を含む。第1および第2、上部および底部、ならびに同様のもの等の関連用語は、1つの実体または作用を別の実体または作用と区別するためだけに使用され得、必ずしも、そのような実体または作用間のいかなる実際のそのような関係および順序を要求も含意もしない。また、括弧内において、本明細書で示される参照符号は、議論中のものとは別の図中に示される構成要素を示す。例えば、図Aに関して論じながら、デバイス(10)に関して論じる場合、図Aとは別の図に示される要素10を参照する。
医療施設は、医療および外科手術手技の間に生じる二次的合併症の発生に関して、ますます懸念を強めている。他の点では健康な患者における医療手技(例えば、静脈内カテーテルの挿入等)の間、二次的感染症または他の合併症が生じ得る可能性がある。その結果、医療手技の間、患者および手技部位を中心とする滅菌野の確立ならびに維持に、より多くの配慮が成されている。例えば、いくつかの医療施設は、医療従事者に、適切な滅菌野が確立されているかどうか、または適切な滅菌野が維持され得るかどうか等の特定の条件をチェックおよびダブルチェックすることを要求する。これらの警告にもかかわらず、時として、忘れずに各条件をチェックおよびダブルチェックすることが困難であり得る。さらに、いくつかの現在既存の機器では、滅菌野を維持することが困難であり得る。
医療用ドレープは、例えば、中心静脈カテーテル(CVC)等のカテーテルと併用するために製造され得る。CVCは、例えば、静脈内薬物療法および/または非経口栄養法のために使用され得る。カテーテルまたはカテーテルを囲繞する区域が、患者内へ挿入されている間またはその後に汚染される場合、カテーテル部位感染症、化膿性静脈炎、および/または敗血症等の合併症が、生じ得る。
カテーテル留置と関連付けられた感染症のリスクを最小限にするために、医療用ドレープは、多くの場合、開窓部または開口を含み、開窓部または開口は、ドレープを完全に通って延在し、それぞれの開窓部が上にある患者の身体の隣接する区域(例えば、鎖骨下部区域、上腕区域、または大腿部区域)へのアクセスを提供する。開窓部の開放性質により、カテーテルは、開窓部を通して、かつ開窓部に隣接する患者の身体の区域内に挿入され得る。
一般的に、医療または外科手術手技が完了した後、医療用ドレープを除去することが問題となっている。例えば、医療用ドレープを除去するために、外縁から開窓部まで、医療用ドレープを切断するために、鋏が使用されている。医療または外科手術手技の部位の近傍および患者の近傍における鋏の使用は、扱いにくく、多くの場合、厄介であるだけではなく、患者またはユーザに傷害を生じさせる可能性があり、カテーテルまたは静脈内(IV)ラインを切断することによって、損傷を生じさせ得る。
いくつかの現在の医療用ドレープは、ドレープを完全に貫通し、切り込み線とも称される易壊性のラインを形成するミシン目を含む。ドレープを除去するために、ユーザは、鋏等のいかなるツールも使用せずに、ドレープを手で切り離す。しかしながら、本タイプの切り込み線と関連付けられた問題の1つは、微生物が、ミシン目を通して容易に通過し得るため、滅菌野が低減されることである。
本タイプの医療用ドレープと関連付けられた別の問題は、一般に、切り込み線が、容易かつ清潔な引裂を可能にしないことである。例えば、引裂動作は、引裂を開始および完了するために、多数の試みを要求し得、引裂動作は、切り込み線と異なる引裂ラインをもたらし得、かつ/または引裂動作は、引裂を完了するために、多大な材料抵抗を被り得る。容易に引裂しない切り込み線は、ユーザの苛立へとつながり得、ユーザは、医療用ドレープをより大きくかつ不必要な力で引っ張り続ける可能性がある。これは、ひいては、滅菌野への汚染物質の侵入、可能性として、他の傷害または損傷につながり得る。例えば、医療用ドレープを不断に引っ張ることは、高価な医療器具を故障させ得るか、あるいは鋭利な医療器具によって、他のスタッフ、患者、またはユーザに傷害を及ぼし得る。加えて、より大きくかつ不必要な力を伴って引っ張ることは、より大きくかつ不必要な力の受容者である患者に、不快感を生じさせ得る。
他の現在の医療用ドレープは、ドレープ切れ目の長さに沿って配置された接着テープストリップを含み、接着テープストリップは、ドレープ切れ目の2つの隣接する側に重複する。接着テープストリップは、ドレープ切れ目の片側にしっかりと固定され、ドレープ切れ目の他方の(隣接)側に取り外し可能に取着される。
切り込み線を有する医療用ドレープと同様に、本タイプの医療用ドレープは、容易かつ清潔な引裂を提供できない。接着テープストリップの取り外し可能に取着された側は、多くの場合、医療用ドレープの容易な除去に干渉する抵抗を被る。さらに、医療手技の間またはその前の医療用ドレープの偶発的引っ張りは、接着テープストリップの取り外し可能に取着された側と、それが取着されたドレープ切れ目の側との間に間隙を生じさせ得る。したがって、滅菌野を汚染する可能性が、大いに増加される。さらに、恒久的接着の第1の層(接着テープストリップの固定側)および取り外し可能接着の第2の層(接着テープストリップの取り外し可能側)を含むような本タイプの医療用ドレープは、付加的製造ステップおよびコストを伴う。したがって、前述の問題のうちの1つ以上に対処することを支援する医療用ドレープを有することが望ましい。本発明の実施形態は、正にそれを行なうものである。
一実施形態によると、医療用ドレープは、ツールを必要としない除去特性を有し、ドレープ材料と、ドレープ切れ目と、接着テープストリップと、切り込み線とを含む。ドレープ材料は、上側と、裏側と、少なくとも1つの外縁とを有する。ドレープ切れ目は、外縁における開始点を有し、ドレープ材料の厚さを完全に通って延在する。接着テープストリップは、ドレープ切れ目の長さに沿って配置され、ドレープ切れ目の両側でドレープ材料の少なくとも一部に重複し、初めに2つの隣接している切れ目縁を相互に固着させる。切り込み線は、接着テープストリップの長さに沿って、かつ接着テープストリップの厚さを部分的にのみ通して延在し、2つの隣接している切れ目縁の分離のために、接着テープストリップの容易な引裂を可能にする。
別の実施形態によると、容易に引裂可能な医療用ドレープを製造する方法は、上面および背面を有するドレープ材料を提供することを含み、背面は、医療用ドレープが使用される場合に患者と接触するように配置され、ドレープ材料は、少なくとも1つの外縁を有する。ドレープ材料は、完全に切断され、ドレープ材料の外縁から、少なくともドレープ材料の内側区域まで延在するドレープ切れ目を形成し、ドレープ切れ目は、2つの隣接する切れ目縁によって画定される。2つの隣接する切れ目縁は、接着ストリップをドレープ切れ目と重複するように配置することによって、相互に固着され、接着ストリップは、2つの隣接する切れ目縁のそれぞれの一部を覆って延在する。接着ストリップは、その厚さを通して部分的に切断され、接着ストリップの長さに沿って延在するストリップ切り込み線を形成し、ストリップ切り込み線は、ドレープ切れ目に重複し、2つの隣接している切れ目縁の分離のために、接着ストリップの容易な引裂を可能にする。
さらに別の実施形態によると、医療用ドレープを製造する方法は、ドレープ材料の少なくとも1つの層を有するシートを提供することと、シートの外側縁から、シートの内側区域まで、その厚さを完全に通してシートを切断し、シート切れ目を形成することとを含む。シート切れ目は、第1のシート区域を隣接する第2のシート区域から分離する。ストリップが、第1のシート区域を第2のシート区域に固着するために提供される。ストリップは、その厚さを部分的に通して切断され、ストリップ切り込み線を形成し、ストリップ切り込み線は、第1のストリップ区域および隣接する第2のストリップ区域を分離する。ストリップ切り込み線がシート切れ目に対して重複する位置にあるように、第1のストリップ区域の一部は、第1のシート区域の一部に固定され、第2のストリップ区域の一部は、第2のシート区域の一部に固定される。
本明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
ツールを必要としない除去特性を有する医療用ドレープであって、前記医療用ドレープは、
上側および裏側を有するドレープ材料と、
第1の外縁において第1のドレープ切れ目開始点を有する第1のドレープ切れ目と、前記第1の外縁と反対の第2の外縁において第2のドレープ切れ目開始点を有する第2のドレープ切れ目と
を備え、それぞれのドレープ切れ目は、
2つの隣接している切れ目縁が互いから完全に切断されるように、前記ドレープ材料の厚さを完全に通して延在し、
前記ドレープ切れ目の長さに沿って配置された接着テープストリップであって、前記接着テープストリップは、初めに前記2つの隣接している切れ目縁を相互に固着させるために、前記ドレープ切れ目の両側の前記ドレープ材料の少なくとも一部に重複している、接着テープストリップを備え、かつ
前記接着テープストリップの長さに沿って延在している切り込み線であって、前記切り込み線は、前記接着テープストリップの厚さを部分的にのみ通して延在することにより、前記2つの隣接している切れ目縁の分離のために、前記接着テープストリップの容易な引裂を可能にする、切り込み線を備える、
医療用ドレープ。
(項目2)
前記第1のドレープ切れ目および前記第2のドレープ切れ目のそれぞれは、対応するアクセスポートにおいて終端をなし、両方の対応するアクセスポートに及ぶ単一の切開フィルムをさらに備える、項目1に記載の医療用ドレープ。
(項目3)
前記第1のドレープ切れ目および前記第2のドレープ切れ目に対して、実質的に直交に配向されている第3のドレープ切れ目をさらに備える、項目1に記載の医療用ドレープ。
(項目4)
前記第1のドレープ切れ目および前記第2のドレープ切れ目のそれぞれは、対応するアクセスポートにおいて終端をなし、
前記医療用ドレープはさらに、両方の対応するアクセスポートに及ぶ単一の切開フィルムを備え、
前記第3のドレープ切れ目は、前記単一の切開フィルムにおいて終端をなす、
項目3に記載の医療用ドレープ。
(項目5)
前記第1のドレープ切れ目および前記第2のドレープ切れ目は、同一線上に配列されている、項目1に記載の医療用ドレープ。
(項目6)
前記ドレープ材料は、
前記ドレープ材料の中心に向かって延在している第1のアコーディオン状折畳部を備える、前記ドレープ材料の第1の側と、
前記ドレープ材料の中心に向かって延在している第2のアコーディオン状折畳部を備える、前記ドレープ材料の側と、
半折畳ドレープアセンブリを形成するために、前記第1のアコーディオン状折畳部または前記第2のアコーディオン状折畳部の一方のまわりに配置された封入折畳部を備える、前記ドレープ材料の少なくとも一部と
を配列されている、項目1に記載の医療用ドレープ。
(項目7)
前記半折畳ドレープアセンブリは、第3の巻込折畳部および第4の巻込折畳部を配列され、それぞれは、前記半折畳ドレープアセンブリの中心に向かって延在している、項目6に記載の医療用ドレープ。
(項目8)
前記半折畳ドレープアセンブリは、折畳ドレープを形成するために、本状折畳部をさらに配列されている、項目7に記載の医療用ドレープ。
(項目9)
前記ドレープ材料に沿って配置されている単一の切開フィルムをさらに備え、前記単一の切開フィルムは、吸収性材料を含む、項目1に記載の医療用ドレープ。
(項目10)
各ドレープ切れ目の終端に配置されたインジケータをさらに備える、項目1に記載の医療用ドレープ。
(項目11)
ツールを必要としない除去特性を有する医療用ドレープであって、前記医療用ドレープは、
第1の部分ドレープ材料および第2の部分ドレープ材料であって、それぞれは、上側および裏側を有し、前記第1の部分ドレープ材料は、不透明であり、前記第2の部分ドレープ材料は、透明である、第1の部分ドレープ材料および第2の部分ドレープ材料と、
前記第1の部分ドレープ材料の上端において第1のドレープ切れ目開始点を有する第1のドレープ切れ目と、前記第1の部分ドレープ材料の上端において第2のドレープ切れ目開始点を有する第2のドレープ切れ目と
を備え、前記第1のドレープ切れ目および前記第2のドレープ切れ目は、相互に実質的に平行に配向され、それぞれのドレープ切れ目は、
2つの隣接している切れ目縁が互いから完全に切断されるように、前記第1の部分ドレープ材料の厚さを完全に通して延在し、
前記ドレープ切れ目の長さに沿って配置された接着テープストリップであって、前記接着テープストリップは、初めに前記2つの接している切れ目縁を相互に固着させるために、前記ドレープ切れ目の両側の前記第1の部分ドレープ材料の少なくとも一部に重複している、接着テープストリップを備え、
前記接着テープストリップの長さに沿って延在している切り込み線であって、前記切り込み線は、前記接着テープストリップの厚さを通して部分的にのみ延在することにより、前記2つの接している切れ目縁の分離のために、前記接着テープストリップの容易な引裂を可能にする、切り込み線を備える、
医療用ドレープ。
(項目12)
前記第1のドレープ切れ目および前記第2のドレープ切れ目のそれぞれは、対応するアクセスポートにおいて終端をなし、両方の対応するアクセスポートに及ぶ単一の切開フィルムをさらに備える、項目11に記載の医療用ドレープ。
(項目13)
前記対応するアクセスポートは、円形である、項目12に記載の医療用ドレープ。
(項目14)
前記第1の部分ドレープ材料は、前記第2の部分ドレープ材料よりも小さい面積を有する、項目13に記載の医療用ドレープ。
(項目15)
前記第1の部分ドレープ材料および前記第2の部分ドレープ材料は、長方形である、項目14に記載の医療用ドレープ。
(項目16)
前記医療用ドレープは、
前記医療用ドレープの中心に向かって延在している第1のアコーディオン状折畳部を備える、前記医療用ドレープの第1の側と、
前記医療用ドレープの中心に向かって延在している第2のアコーディオン状折畳部を備える、前記医療用ドレープの側と、
半折畳ドレープアセンブリを形成するために、前記第1のアコーディオン状折畳部または前記第2のアコーディオン状折畳部の一方のまわりに配置された封入折畳部を備える、医療用ドレープの少なくとも一部と
を配列されている、項目11に記載の医療用ドレープ。
(項目17)
前記半折畳ドレープアセンブリは、第3の巻込折畳部および第4の巻込折畳部を配列され、それぞれは、前記半折畳ドレープアセンブリの中心に向かって延在し、前記第3の巻込折畳部は、前記第4の巻込折畳部より少ない折畳部を備える、項目16に記載の医療用ドレープ。
(項目18)
前記半折畳ドレープアセンブリは、折畳ドレープを形成するために、非対称の本状折畳部をさらに配列されている、項目17に記載の医療用ドレープ。
(項目19)
前記第1の部分ドレープ材料に沿って配置された単一の切開フィルムをさらに備え、前記単一の切開フィルムは、吸収性材料を含む、項目11に記載の医療用ドレープ。
(項目20)
各ドレープ切れ目の終端に配置されたインジケータをさらに備える、項目11に記載の医療用ドレープ。
本発明の前述の概要は、本発明の各実施形態またはあらゆる側面を表すことを意図するものではない。詳細な説明および図は、本発明の実施形態および側面の多くを説明する。
同様の参照番号が、別個の図面全体を通して、同じ要素または機能的に類似する要素を指し、以下の詳細な説明とともに、明細書内に組み込まれ、その一部を形成する、付随の図は、全て本発明による、種々の実施形態をさらに図示し、種々の原理および利点を説明する。
当業者は、図中の要素が、簡単かつ明確にするために図示され、必ずしも、正確な縮尺で描かれていないことを理解する。例えば、図中の要素のうちのいくつかの寸法は、本発明の実施形態の理解の向上に役立てるために、他の要素に対して誇張され得る。
図1は、一実施形態による、医療手技における医療用ドレープを図示する斜視図である。 図2Aは、切り込み線を有し、図1の医療用ドレープに取着されている、接着テープストリップを図示する拡大斜視図である。 図2Bは、概して、接着テープストリップの厚さを通した切り込み線の深さを図示する図2Aの正面図である。 図2Cは、概して、接着テープストリップの長さに沿った切り込み線の深さを図示する図2Aの断面側面図である。 図3は、接着テープストリップの引裂の作用を図示する斜視図である。 図4は、代替実施形態による、図1の医療用ドレープを作製する方法を図示するフローチャートである。 図5は、一実施形態による、別の医療用ドレープの正面図である。 図6は、図5の医療用ドレープの背面図である。 図7は、図5の医療用ドレープを折畳する方法である。 図8は、一実施形態による、別の医療用ドレープの正面図である。 図9は、図8の医療用ドレープの背面図である。 図10は、図8の医療用ドレープを折畳する方法である。
外科手術手技では、多くの場合、静脈内(IV)ラインまたは他の送達または排液ラインは、手技が完了後、患者内に残されなければならない。以下により詳細に説明されるのは、いかなる残留ラインも抜去せずに、医療または外科手術手技を完了後、医療または外科手術ドレープを除去するための医療システムである。医療システムは、いかなるツール(例えば、鋏)も使用せずに、手によって、医療用ドレープを手動で引裂することを対象とする特徴を含む。医療システムの利点は、ツールによって生じる傷害または損傷の可能性を排除することである。医療システムの別の利点は、医療用ドレープに清潔かつ平滑な引裂を一貫して提供することである。医療システムのさらなる利点は、引裂が、わずかな力の付与によって、容易に達成されることができることである。医療システムのさらに別の利点は、医療用ドレープにおけるドレープ切れ目の隣接している縁を適正に密閉することによって、滅菌野の汚染の可能性を排除することである。
図1を参照すると、医療システムの一実施形態による医療用ドレープ100が、概して、図示されており、医療用ドレープ100が展開され、外科手術または医療手技(例えば、カテーテル留置、血管造影、および放射線医学)において使用するための準備ができた状態にあることが分かる。医療用ドレープ100は、概して、単回使用の使い捨てドレープであり、主要ドレープ材料102を含み、いくつかの実施形態では、患者の頭部および顔を含む、患者の全身を覆うために好適な寸法を有し、外科手術区域の無菌状態の維持を支援し、それによって、感染症のリスクを低下させる。そのような実施形態では、医療用ドレープ100の総長は、概して、約115インチ〜約125インチ(約292cm〜約318cm)の範囲である。他の実施形態では、医療用ドレープ100は、患者の全身未満を覆わなくてもよく、概して、約24インチ〜約150インチ(約61cm〜約381cm)の範囲の長さを有してもよい。医療用ドレープ100の総幅は、概して、約24インチ〜約80インチ(約61cm〜約204cm)の範囲である。
医療用ドレープ100は、使用時、患者の方向とは反対に向く表側104と、使用時、患者に接触する裏側106とを有する。医療用ドレープ100は、複数の外縁108a−108cを含む。主要ドレープ材料102は、概して、撥水性または水不浸透性材料から作製され、かつ/またはそのような撥水性または水不浸透性材料でコーティングされ、体液および/または汚染微生物の通過を防止する。例えば、主要ドレープ材料102は、種々の織布、不織布、水流絡合(hydroentangled)材料、および/またはそれらの組み合わせを含むことができる。主要ドレープ材料102において使用される基礎布地として、吸収性Airlaid、スパンレース、ポリエステル混成物、ポリプロピレン、ポリエチレン、ウレタン、および/またはそれらの組み合わせが挙げられ得る。ドレープ材料102は、スパンボンド/メルトブロー/スパンボンド法(SMS)、スパンボンド/メルトブロー/メルトブロー/スパンボンド法(SMMS)、およびスパンボンド/メルトブロー/メルトブロー/スパンボンド法(SMMMS)を含む種々の方法を使用して製造されてもよい。
開窓部110は、随意に、主要ドレープ材料102上に配置され、その厚さを完全に通して延在する。開窓部110は、外科手術または他の医療手技が、それを通して行なわれることを可能にする。例えば、カテーテル管112が、開窓部110を通して患者に直接取着されることができる。代替実施形態では、付加的開窓部が、主要ドレープ材料102上および主要ドレープ材料102上の任意の好適な場所に配置されることができる。さらに、開窓部110は、説明される実施形態では、概して、長方形であるように図示されるが、代替実施形態では、開窓部(単数または複数)は、概して、円形、卵形形状、楕円形状、梨形形状、フットボール形状、または同様のものであることができる。さらに、ドレープは、開窓部の形状、数、および/または場所にかかわらず、本明細書に説明される特性のいずれかを有し得ることが想定される。
開窓部110は、少なくとも部分的に、切開フィルム114で覆われてもよい。切開フィルム114の組成物は、医療用ドレープの当業者に公知である。使用され得る切開フィルムの一実施例は、Smith&Nephew,Inc.(Memphis,TN)によって製造されたOpSite(登録商標)切開フィルムである。切開フィルム114は、ヘルスケア提供者が、カテーテル管112を挿入するために、または別様に患者部位にアクセスするために、正確な位置を特定するためのクリアな可視性を有し得るように、概して、透明であってもよい。切開フィルム114は、切開フィルム114の暴露された接着側が、患者に向かって向いている限り、医療用ドレープ100の表側104または裏側106に配置されてもよい。切開フィルム114は、例えば、手技の間、接着側を患者に取着することによって、患者に取り外し可能に固定されるように意図される。したがって、患者からの医療用ドレープ100の除去は、容易な引裂を促進するために、除去特性が医療用ドレープ100内に含まれない限り、医療用ドレープ100(およびその結果として、患者)に牽引力および/または引張力を付与せずに達成することは困難であり得る。
切開フィルム114は、随意に、切開フィルム114上に配置され、切開フィルム114を完全に通って延在するアクセスポート116を含む。アクセスポート116は、医療用ドレープ100または切開フィルム114の裁断も、穿刺も、さらなる変形も伴わずに、カテーテル管112が、容易に挿入されることを可能にする。図示される実施形態のアクセスポート116は、円形であるが、長方形、他の多角形、円形、および楕円を含むがこれらに限定されない、他の一般的形状が使用されてもよいことが想定される。アクセスポート116は、約3in〜約5in(約19cm〜約33cm)の範囲の面積を有してもよい。随意に、付加的アクセスポートが、含まれることができる。
切開フィルム114の暴露された接着側は、概して、主要ドレープ材料102の裏側106に位置する、少なくとも1つの剥離ライナ118によって覆われる。剥離ライナ118は、概して、医療用ドレープ100が、患者の上に配置されるときに除去されるが、図1の剥離ライナ118は、例証目的のために示される。剥離ライナ118は、ライナ、ストリップ、または同様のものの1つの連続片であってもよい。剥離ライナ118が除去されると、切開フィルム114の接着側は、患者に結合され、手技の間、医療用ドレープ100、特に、開窓部110を定位置に維持し得る。
接着テープストリップ(または、ジップ式ストリップ)120は、主要ドレープ材料102上に配置され、医療用ドレープ100の上部外縁108aから内部のアクセスポート116まで延在する。例えば、接着テープストリップ120は、主要ドレープ材料102の表側104に接着される。随意に、接着テープストリップ120は、裏側106に接着される。代替実施形態では、接着テープストリップ120は、任意の外縁108a−108cから主要ドレープ材料102の任意の内部区域または別の外縁108a−108cまで延在する。任意の数の接着テープストリップ120は、任意の配向において、医療用ドレープ100内に含まれることができる。
一実施形態によると、接着テープストリップ120は、製品番号1521として、3M(St.Paul,MN)によって製造された医療用テープ等のシングルコーティングされたポリエチレン医療用テープである。3M医療用テープ1521は、透明ポリエチレンを含み、低アレルギー性、感圧式アクリル接着剤でコーティングされたマット仕上げを有するシングルコーティングされたテープであり、シリコーン処理され、かつさらしクラフト紙剥離ライナとともに片側のみコーティングされたポリエチレンであるライナを含む。3M医療用テープは、テープ厚6.4ミル(0.16mm)のポリエチレンフィルムテープと、5.0ミル(0.13mm)半透明ポリエチレンフィルムの裏地と、アクリル接着剤(医療/外科手術用途のために設計)と、片側にシリコーン(6ミル/0.15mm)を有する83lbのポリコーティングされたクラフト紙の剥離ライナとを有する。3M医療用テープ1521の鋼鉄への接着力は、21オンス/インチ幅(0.6kg/25mm幅)である。3Mおよび/または他の製造業者によって製造された他の好適な医療用テープも、接着テープストリップ120に関連して使用されてもよい。
図2A−図2Cを参照すると、接着テープストリップ120は、概して、橋架区域120dを介して、ストリップ切り込み線120cに沿って接続された第1のストリップ側120aおよび第2のストリップ側120bを含む。ストリップ切り込み線120cは、概して、分離される区域が、第1のストリップ側120aと第2のストリップ側120bとの間の橋架区域120dの上方に形成されるように、その厚さを部分的に通して、その長さに沿って接着テープストリップ120を切断することによって形成される。したがって、橋架区域120dの比較的に薄い厚さに少なくとも部分的に基づいて、第1のストリップ側120aは、第2のストリップ側120bから容易に分離されることができる。また、接着テープストリップ120は、接着テープストリップ120を主要ドレープ材料102に固定するとき、適切な取り外し可能接着材料を選択することによって、主要ドレープ材料102から容易に分離されることができる。本例示的実施形態では、ストリップ切り込み線120cは、概して、接着テープストリップ120の幅(すなわち、狭い方の寸法)に沿って、中心に配置される。
接着テープストリップ120は、ストリップ切り込み線120cが、医療用ドレープ100のドレープ切れ目122に重複するように配置される。ドレープ切れ目122は、一実施形態では、上部外縁108aからアクセスポート116まで、主要ドレープ材料102、切開フィルム114、および剥離ライナ118を完全に切断することによって形成される。別の実施形態では、ドレープ切れ目122は、主要ドレープ材料102を部分的に切断し、部分的または完全のいずれかにおいて、切開フィルム114および剥離ライナ118を切断することによって形成される。さらに別の実施形態では、ドレープ切れ目122は、主要ドレープ材料120にミシン目を入れ、切開フィルム114および剥離ライナ118を部分的に切断すること、完全に切断すること、または同様にミシン目を入れることのうちの1つによって、形成されることができる。ドレープ切れ目122を形成する他の方法も、本開示の利益を有する当業者に明白である。
一実施形態では、ドレープ切れ目122は、概して、2つの隣接している切れ目縁(第1の切れ目縁122aおよび第2の切れ目縁122b)によって画定される。接着テープストリップ120は、第1のストリップ側120aを第1の切れ目縁122aに固定(例えば、接着)させ、第2のストリップ側120bを第2の切れ目縁122bに固定させることによって、ドレープ切れ目122の隣接している第1および第2の切れ目縁122a、122bを相互に固着させる。橋架区域120dは、第1および第2の切れ目縁122a、122bを一緒にする唯一の材料である。
ドレープ切れ目122の固着に加え、接着テープストリップ120は、ドレープ切れ目122を密閉し、患者側に形成される滅菌野のいかなる侵害も排除する。ストリップ切り込み線120cが接着テープストリップ120の厚さの一部のみを通って延在するため、保護障壁(橋架区域120d)が、医療手技の間、本質的に存在する。
図3を参照すると、医療用ドレープ100は、医療または外科手術手技が完了された後、容易に除去される。医療従事者は、ストリップ切り込み線120cに沿って、接着テープストリップ120を引裂するために、「ここを引き裂く」、「ここを切り裂く」、「ここを切り離す」、「ここを引き離す」、「ここを引っ張る」、または「ここをめくる」と概して示され得る、医療用ドレープ100の2つのインジケータ124a、124bを引き離す。第1および第2のストリップ側120a、120bは、橋架区域120dの材料が引裂されるにつれて、簡単に引き離される。ドレープ切れ目122が、主要ドレープ材料102、切開フィルム114、および剥離ライナ118と関連付けられた材料の完全切断であるため、これらの材料は、引裂の作用に抵抗を提供しない(すなわち、事前に切断されている)。その結果、接着テープストリップ120の引裂は、平滑かつ清潔な引裂を提供する。さらなる利点として、接着テープストリップ120の引裂は、わずかな力の付与によって、容易に達成されることができ、これは、ユーザおよび患者の両方の視点から、ドレープシステムの使用を簡単にする。
随意に、1つ以上の付加的接着テープストリップ126、128、130、132が、ドレープ材料102上に配置されることができる。接着テープストリップ126、128、130、132は、任意の場所に配置され、配向されることができ、ドレープ材料102の任意の区域から、任意の他の区域まで延在することができ、任意の好適な数であることができる。
図4を参照すると、医療用ドレープ100を製造する方法は、ドレープ材料を提供すること(400)と、ドレープ材料を切断し、ドレープ切れ目を形成すること(402)とを含む。ストリップ材料が、提供され(404)、ストリップ材料の部分的切断が行なわれ、ストリップ切り込み線を形成する(406)。ストリップ材料は、例えば、約0.2インチ(約5mm)の厚さ、約1.5インチ(約38mm)〜約3インチ(約76mm)の幅を有することができ、ストリップ材料の厚さを通して、約35%〜約60%延在することができる(例えば、約0.07インチ〜約0.12インチ、または約1.8mm〜約3mm)。ストリップ材料は、ドレープ切れ目およびストリップ切り込み線が、重複する様式で配置されるように、ドレープ材料に固定される(408)。
図5および図6を参照すると、ここに図示されるのは、本発明の1つ以上の実施形態による、医療用ドレープ500の別の実施形態である。医療用ドレープ500は、末梢挿入中心カテーテルおよび他の医療手技に好適である。図5は、正面図を図示する一方、図6は、背面図を図示する。図6の背面図は、医療用ドレープ500が手技において使用されるとき、患者に接触する側であるため、「患者側」とも称され得る。
図5および図6の例証的医療用ドレープ500は、概して、長方形形状である。本例証的医療用ドレープ500は、約112インチ±1.5インチの長さ501を有する。例証的医療用ドレープ500は、約75インチ±1インチの幅502を有する。医療用ドレープ500は、手技の間、患者の身体を覆うように構成されることができる。
一実施形態では、ドレープ材料503は、不透明である。別の実施形態では、ドレープ材料503は、透明である。例えば、一実施形態では、ドレープ材料503は、クリアな0.05mmのポリエチレンシートであることができる。他のクリアかつ可撓な材料も、ポリエチレンの代わりに、使用されてもよいことに留意されたい。別の実施形態では、ドレープ材料は、45gのスパンボンド/メルトブロー/スパンボンド材料から製造されることができる。他の材料も、前述に記載のように、使用されることができる。主要ドレープ材料503は、概して、撥水性または水不浸透性材料から作製されることができ、かつ/またはそのような撥水性または水不浸透性材料でコーティングされ、体液および/または汚染微生物の通過を防止する。
図5および図6の例証的実施形態では、医療用ドレープ500は、2つの開窓部504、505を有する。開窓部504、505は、中心カテーテル挿入部位を覆って配置されるように構成されることができる。各開窓部504、505は、1つ以上の実施形態では、開口部または開口を画定するアクセスポート506、507を含むことができる。本実施形態では、アクセスポート506、507はそれぞれ、長方形形状である。代替実施形態では、開窓部は、概して、円形、卵形形状、楕円形状、梨形形状、フットボール形状、または同様のものであることができる。さらに、ドレープは、開窓部の形状、数、および/または場所にかかわらず、本明細書に説明される特性のいずれかを有し得ることが想定される。
図5および図6の例証的実施形態では、第1の開窓部504および第2の開窓部505の両方の使用は、患者の右腕または左腕のいずれかにおけるカテーテル挿入のために使用され得る「汎用」ドレープを提供する。医療用ドレープ500は、概して、展開され、外科手術または医療手技(例えば、カテーテル留置、血管造影、および放射線医学)において使用するための準備ができた状態にあることが分かる。カスタマイズされた「右利き用」または「左利き用」ドレープが、1つのみの開口を用いて構成され得ることも、本開示の当業者には明白である。同様に、拡張用途用ドレープが、3つ以上の開口を用いて構成され得る。例えば、1つのドレープは、第1の開窓部504、第2の開窓部505、および患者の首を覆って配置されるように構成された第3の開窓部(図示せず)を有し得る。開窓部504、505は、一実施形態では、医療用ドレープ500が患者の上部に配置されるとき、末梢挿入中心カテーテルが、アクセスポート507、506の一方を通して挿入されることを可能にするように構成される。開窓部504、505は、他の医療手技にも同様に適合するように構成され得る。
1つ以上の実施形態では、単一の切開フィルム508が、第1の開窓部504および第1の開窓部504の両方に及ぶ。単一の切開フィルム508は、同様に、アクセスポート506、507のまわりに配置されている吸収性要素と組み合わせられることができる。図5の例証的実施形態では、単一の切開フィルム508は、実質的に、長方形である。吸収性要素が、切開フィルムと併用される場合、それらは、医療手技の間、存在し得る血液等の流体を吸収するように構成されたガーゼ状材料、不織布吸収性材料、または他の吸収性材料を含み得る。
1つ以上の実施形態では、必要とされるまで、アクセスポート507、506を閉じられたまま維持するために、剥離ライナ511、512が、アクセスポート506、507の上部に配置されることができる。本例証的実施形態では、剥離ライナ511、512は、長方形形状であるが、他の形状も、同様に使用されることができる。剥離ライナ511、512は、医療用ドレープ500の患者側に添着された従来の医療用剥離紙を含む。剥離ライナ511、512を医療用ドレープ500に添着するための好適な手段の1つは、接着テープ(図示せず)の区画を用いるものである。接着テープは、製品番号1521として3M(St.Paul,Minn.)によって製造された医療用テープ等のシングルコーティングされたポリエチレン医療用テープであることができる。
図5および図6の例証的実施形態では、各開窓部505、504は、前述のような接着テープストリップ512、513を含む。接着ストリップ512、513は、医療用ドレープ500の除去をより容易にする。
図5および図6の接着ストリップ512、513はそれぞれ、医療用ドレープ500の対向する縁514、515から対応するアクセスポート506、507まで延在する。本実施形態では、接着ストリップ512、513は、同一線上にある。図5および図6の例証的実施形態では、接着ストリップ512、513は、医療用ドレープ500の対向する縁514、515から、単一の切開フィルム508を横断して、アクセスポート507、506まで延在する。各接着ストリップ512、513は、対応する切り込み線516、517を含む。切り込み線516、517は、接着テープストリップの容易な引裂を可能にし、対応するドレープ切れ目を開放する。開窓部504、505の使用は、例えば、アクセスポート506、507の一方を通して配置されている末梢挿入中心カテーテルを妨害せずに、医療用ドレープ500が除去されることを可能にする。
1つ以上の実施形態では、開窓部504、505の開放を開始すべき場所を医療従事者に示すために、図5における拡大図に示されるインジケータ518、519が、医療用ドレープ500の対向する縁514、515に配置されることができる。換言すると、インジケータ518、519は、各切り込み線516、517の開始点を示すために含まれることができる。前述のように、インジケータ518、519は、「ここを引き裂く」または「ここをめくる」等の言葉による命令表示を含んでもよい。故に、医療従事者は、インジケータ518、519を把持し、引き離すことにより、切り込み線516、517に沿って、接着テープを引き裂き、ドレープ材料503を「剥がす」ことを把握している。
図6に示されるように、他のインジケータ601、602、603も、同様に含まれることができる。本例証的実施形態では、インジケータ601、602、603は、医療用ドレープ500の裏側に配置された「展開インジケータ」である。インジケータ601、602、603は、医療従事者に、医療用ドレープ500を迅速かつ効率的に展開する方法に関して注意喚起する。本実施形態では、2つのインジケータ601、602は、長手方向展開を示すように反対に対向される。第3のインジケータ603は、側方展開を示すように、2つのインジケータ602と実質的に直交して配向される。1つ以上の実施形態では、医療用ドレープは、インジケータ601、602、603が、所定の順序で可視となり、医療従事者に、医療用ドレープを展開する方法をさらに指示するように折畳されることができる。「頭」側の端部を指定するインジケータおよび「足」側の端部を指定するインジケータ等の他のインジケータも、含まれることができることに留意されたい。
ここで、末梢挿入中心カテーテル用途において使用するために好適な一実施形態をさらに説明するために、例証的寸法が提供される。これらの寸法は、実施例にすぎず、一実施形態のより明確なイメージを提示するために提供され、用途または顧客の需要に基づいて、容易に変更されることができることは、本開示の利益を有する当業者に明白である。
一実施形態では、切開フィルム508の幅509は、約53インチ±1インチである。一実施形態では、切開フィルム508の長さ520は、約23インチ±1インチである。一実施形態では、開窓部504、505は、相互に約18インチ離れている。一実施形態では、アクセスポート506、507は、医療用ドレープ500の頭側端522から約35インチの距離521に配置される。本例証的実施形態では、アクセスポート506、507は、約6インチの幅523および約5インチの高さ544を有する長方形として構成される。剥離可能ライナ510、511は、10インチ×11インチの対応する寸法を有する。
図5および図6に示されるように、第3の接着ストリップ524は、他の接着ストリップ512、513と実質的に直交に配向される。本実施形態では、第3の接着ストリップ524は、切開フィルム508から医療用ドレープ500の上端522まで延在する。そのような接着ストリップ524は、患者が、完全に覆われるとき、患者の顔のまわりで、医療用ドレープ500を開放する際に有用であり得る。医療サービス提供者を支援するために、別のインジケータ525が、接着ストリップ524の端部に配置され、開放を補助することができる。本例証的実施形態では、接着ストリップ524およびその対応する切り込み線526は、約32インチの長さである。
次に、図7を参照すると、ここに図示されるのは、図5および図6に示される医療用ドレープ500を折畳する方法である。図7の折畳方法は、手技に先立って、患者の上への医療用ドレープ500の迅速、容易、かつ正確な配置を促進する。さらに、図7の折畳方法は、手技を行なうために要求される確立された滅菌野を損なうことなく、カテーテル留置または他の手技の間、1人で医療用ドレープ500を適用することを可能にすることができる。
図7の方法は、複数のやり方で折畳されている医療用ドレープ700をもたらす。最初に、医療用ドレープ500の下側部分702が、アコーディオン状折畳部775を用いて、上側部分701に向かって折畳される。上側部分701は、次いで、第2のアコーディオン状折畳部781を用いて折畳される。封入折畳部782は、第1のアコーディオン状折畳部775のまわりに巻きつき、アコーディオン状折畳部775とアコーディオン状折畳部781との間の分離体としての役割も果たす。この巻きつきおよび分離の機能性は、部分的に完成した事前折畳ドレープアセンブリ776に示される。示されるように、2つの積層されたアコーディオン状折畳部775は、包接折畳部によって分離される。
本点から、事前折畳ドレープアセンブリ776の端部783、784は、付加的巻込折畳部784、785を用いて、事前折畳ドレープアセンブリ776の中心に向かって折畳される。本状折畳部786が、次いで、適用され、折畳ドレープ778を形成することができる。図7に示されるステップは、自動化された環境において、自動化された折畳機械によって行なわれることができる。
図8および図9を参照すると、ここに図示されるのは、本発明の1つ以上の実施形態による、医療用ドレープ800の別の実施形態である。医療用ドレープ800は、末梢挿入中心カテーテルおよび他の医療手技に好適である。図8は、正面図を図示する一方、図9は、背面図を図示する。図9の背面図は、医療用ドレープ800が手技において使用されるとき、患者に接触する側であるため、「患者側」と称され得る。
例証的医療用ドレープ5001は、正面および背面図から見て、「2つの長方形」形状を有し、上側部分891は、下側部分892より狭い。一実施形態では、上側部分891は、腕および患者の上側胴体の一部のみを覆うために十分な幅であるように構成される。下側部分892は、患者の下側胴体部分全体を覆うように構成されることができる。概して、これらの下側胴体部分は、少なくとも患者の腹部部分の下方にくる。実施例によって例証すると、上側部分891は、患者の上腕部分、患者の肘部分、患者の前腕部分、またはそれらの組み合わせを覆って配置されるように構成されることができる一方、下側部分8922は、それらの下方の患者部分を覆うように構成されることができる。
1つ以上の実施形態では、上側部分891および下側部分892は、異なる材料から製造される。末梢挿入中心カテーテルに好適な一実施形態では、下側部分892は、透明である一方、上側部分891は、不透明である。別の実施形態では、下側部分892は、透明である一方、上側部分891は、非透光性、不透明、または非透明のいずれかである。例えば、一実施形態では、下側部分892は、クリアな0.05mmポリエチレンシートから製造されることができる。他のクリアかつ可撓な材料が、ポリエチレンの代わりに、使用されてもよいことに留意されたい。上側部分891は、45gのスパンボンド/メルトブロー/スパンボンド材料または前述の他の不透明材料等から製造され、45gのスパンボンド/メルトブロー/スパンボンド材料または前述の他の不透明材料等の不透明材料であることができる。
本例証的医療用ドレープ800は、約149インチ±1インチの長さ801を有し、下側部分892は、約84インチであり、上側部分891は、約65インチである。本例証的医療用ドレープ800の下側部分892は、約106インチ±1インチの幅802Aを有する。本例証的医療用ドレープ800の上側部分891は、約36インチ±1インチの幅を有する。
図8および図9の例証的実施形態では、医療用ドレープ800は、2つの開窓部804、805を有する。開窓部804、805は、中心カテーテル挿入部位を覆う配置のために構成される。各開窓部804、805は、1つ以上の実施形態では、開口部または開口を画定するアクセスポート806、807を含むことができる。本実施形態では、アクセスポート806、807はそれぞれ、丸形または円形形状である。代替実施形態では、開窓部(単数または複数)は、概して、長方形、卵形形状、楕円形状、梨形形状、フットボール形状、または同様のものであることができる。さらに、ドレープは、開窓部の形状、数、および/または場所にかかわらず、本明細書に説明される特性のいずれかを有し得ることが想定される。
1つ以上の実施形態では、単一の切開フィルム808は、第1の開窓部804および第1の開窓部804の両方に及ぶ。単一の切開フィルム808は、同様に、アクセスポート806、807のまわりに配置されている吸収性要素と組み合わせられることができる。図8の例証的実施形態では、単一の切開フィルム808は、実質的に、長方形である。吸収性要素が、切開フィルムと併用される場合、それらは、医療手技の間、存在し得る血液等の流体を吸収するように構成されたガーゼ状材料、不織布吸収性材料、または他の吸収性材料を含み得る。
図8および図9の例証的実施形態では、各開窓部805、804は、以前に説明されるような、接着テープストリップ812、813を含む。本例証的実施形態では、接着テープストリップ812、813は、相互に実質的に平行であるように配向される。それぞれ、上側部分891の上端822から、上側部分891の中心に配置されている対応するアクセスポート806、807まで延びる。
各接着ストリップ812、813は、対応する切り込み線816、817を含む。切り込み線816、817は、接着テープストリップの容易な引裂を可能にし、対応するドレープ切れ目を開放する。開窓部804、805の使用は、例えば、アクセスポート806、807の一方を通して配置された末梢挿入中心カテーテルを妨害せずに、医療用ドレープ800が除去されることを可能にする。
1つ以上の実施形態では、医療従事者に、開窓部804、805を開放し始めるべき場所を示すために、図8の拡大図に示されるインジケータ818、819が、医療用ドレープ800の上端822に配置されることができる。換言すると、インジケータ818、819は、各切り込み線816、817の開始点を示すために含まれることができる。前述のように、インジケータ818、819は、「ここを引き裂く」または「ここをめくる」等の言葉による命令表示を含んでもよい。故に、医療従事者は、インジケータ818、819を把持し、引き離すことにより、切り込み線816、817に沿って、接着テープを引き裂き、ドレープ材料を「剥がす」ことを把握している。
図9に示されるように、他のインジケータ901も、同様に含まれることができる。本例証的実施形態では、インジケータ901は、医療用ドレープ900の裏側に配置された「頭側インジケータ」である。インジケータ901は、医療従事者に、医療用ドレープ900を迅速かつ効率的に展開する方法と、医療用ドレープのどの側が、患者の右側を覆って配置されるべきか、患者の左側を覆って配置されるべきかに関して注意喚起する。1つ以上の実施形態では、医療用ドレープは、インジケータ901が、所定の順序で可視となり、医療従事者に、医療用ドレープを展開する方法をさらに指示するように折畳されることができる。同様に医療用ドレープ800を展開する方法を指定するインジケータ等の他のインジケータも、同様に含まれることができることに留意されたい。
ここで、末梢挿入中心カテーテル用途において使用するために好適な一実施形態をさらに説明するために、例証的寸法が提供される。これらの寸法は、例にすぎず、一実施形態のより明確なイメージを提示するために提供され、用途または顧客の需要に基づいて、容易に変更されることができることは、本開示の利益を有する当業者に明白である。
一実施形態では、切開フィルム808の幅809は、約36インチ±1インチである。一実施形態では、切開フィルム808の長さ820は、約32インチ±1インチである。一実施形態では、切開フィルム808は、上側部分891の上端822から約7インチに配置される。一実施形態では、開窓部804、805は、約2.5インチ相互に離れ、各アクセスポート806、807は、1.5インチ〜3.5インチの直径を有する。図8および9に示されないが、剥離可能ライナが、以前に説明されるように、アクセスポート806、807の上に配置されることができる。
次に、図10を参照すると、ここに図示されるのは、図8および図9に示される医療用ドレープ800を折畳する方法である。図10の折畳方法は、手技に先立って、患者の上への医療用ドレープ800の迅速、容易、かつ正確な配置を促進する。さらに、図10の折畳方法は、手技を行なうために要求される確立された滅菌野を損なうことなく、カテーテル留置または他の手技の間、1人で医療用ドレープ800を適用することを可能にすることができる。
図10の方法は、複数のやり方で折畳されている医療用ドレープ800をもたらす。最初に、医療用ドレープ800の下側部分892が、アコーディオン状折畳部1075を用いて、上側部分891に向かって折畳される。上側部分891は、次いで、単一の折畳部1081を用いて折畳される。封入折畳部1082は、第1のアコーディオン状折畳部1075のまわりに巻きつく。この巻きつき機能性は、部分的に完成した事前折畳ドレープアセンブリ1076に示される。
本点から、事前折畳ドレープアセンブリ1076の端部1083、1084は、付加的巻込折畳部1084、1085を用いて、事前折畳ドレープアセンブリ1076の中心に向かって折畳される。一実施形態では、巻込折畳部1085は、巻込折畳部1084より多くの折畳部を含む。非対称本状折畳部1086が、次いで、適用され、非対称本状折畳ドレープ1078を形成することができる。図10に示されるステップは、自動化された環境において、自動化された折畳機械によって行なわれることができる。
前述の明細書では、本発明の特定の実施形態が、説明された。しかしながら、当業者は、種々の修正および変更が、以下の特許請求の範囲に記載される本発明の範囲から逸脱することなく、行なわれてもよいことを理解する。したがって、本発明の好ましい実施形態が、図示および説明されたが、本発明が、そのように限定されないことは、明白である。多数の修正、変更、変形例、代用、および均等物が、以下の特許請求の範囲によって定義される、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、当業者に想起される。故に、本明細書および図は、限定的な意味ではなく、例証的であると見なされるべきであり、全てのそのような修正は、本発明の範囲内に含まれることが意図される。利益、利点、問題の解決策、およびいかなる利益、利点、または解決策をも発生させるか、あるいはそれらがより顕著なものとなる、いかなる要素も、一部または全部の請求項の重要、必要、かつ不可欠な特徴としても、重要、必要、かつ不可欠な要素としても解釈されるべきではない。

Claims (20)

  1. ツールを必要としない除去特性を有する医療用ドレープであって、前記医療用ドレープは、
    第1の部分ドレープ材料および第2の部分ドレープ材料であって、それぞれは、上側および裏側を有し、前記第1の部分ドレープ材料は、不透明であり、前記第2の部分ドレープ材料は、透明であり、前記第2の部分は、前記医療用ドレープの下側部分を構成し、前記第1の部分は、前記医療用ドレープの上側部分を構成する、第1の部分ドレープ材料および第2の部分ドレープ材料と、
    第1の外縁において第1のドレープ切れ目開始点を有する第1のドレープ切れ目と、前記第1の外縁と反対の第2の外縁において第2のドレープ切れ目開始点を有する第2のドレープ切れ目と
    を備え、それぞれのドレープ切れ目は、
    2つの隣接している切れ目縁が互いから完全に切断されるように、前記第1の部分ドレープ材料の厚さを完全に通して延在し、
    前記ドレープ切れ目の長さに沿って配置された接着テープストリップであって、前記接着テープストリップは、初めに前記2つの隣接している切れ目縁を相互に固着させるために、前記ドレープ切れ目の両側の前記第1の部分ドレープ材料の少なくとも一部に重複している、接着テープストリップを備え、かつ
    前記接着テープストリップの長さに沿って延在している切り込み線であって、前記切り込み線は、前記接着テープストリップの厚さを部分的にのみ通して延在することにより、前記2つの隣接している切れ目縁の分離のために、前記接着テープストリップの容易な引裂を可能にする、切り込み線を備える、
    医療用ドレープ。
  2. 前記第1のドレープ切れ目および前記第2のドレープ切れ目のそれぞれは、対応するアクセスポートにおいて終端をなし、両方の対応するアクセスポートに及ぶ単一の切開フィルムをさらに備える、請求項1に記載の医療用ドレープ。
  3. 前記第1のドレープ切れ目および前記第2のドレープ切れ目に対して、実質的に直交に配向されている第3のドレープ切れ目をさらに備える、請求項1に記載の医療用ドレープ。
  4. 前記第1のドレープ切れ目および前記第2のドレープ切れ目のそれぞれは、対応するアクセスポートにおいて終端をなし、
    前記医療用ドレープはさらに、両方の対応するアクセスポートに及ぶ単一の切開フィルムを備え、
    前記第3のドレープ切れ目は、前記単一の切開フィルムにおいて終端をなす、
    請求項3に記載の医療用ドレープ。
  5. 前記第1のドレープ切れ目および前記第2のドレープ切れ目は、同一線上に配列されている、請求項1に記載の医療用ドレープ。
  6. 前記医療用ドレープは
    前記医療用ドレープの中心に向かって延在している第1のアコーディオン状折畳部を備える、前記医療用ドレープの第1の側と、
    前記医療用ドレープの中心に向かって延在している第2のアコーディオン状折畳部を備える、前記医療用ドレープの側と、
    半折畳ドレープアセンブリを形成するために、前記第1のアコーディオン状折畳部または前記第2のアコーディオン状折畳部の一方のまわりに配置された封入折畳部を備える、前記医療用ドレープの少なくとも一部と
    を配列されている、請求項1に記載の医療用ドレープ。
  7. 前記半折畳ドレープアセンブリは、第3の巻込折畳部および第4の巻込折畳部を配列され、それぞれは、前記半折畳ドレープアセンブリの中心に向かって延在している、請求項6に記載の医療用ドレープ。
  8. 前記半折畳ドレープアセンブリは、折畳ドレープを形成するために、本状折畳部をさらに配列されている、請求項7に記載の医療用ドレープ。
  9. 前記ドレープ材料に沿って配置されている単一の切開フィルムをさらに備え、前記単一の切開フィルムは、吸収性材料を含む、請求項1に記載の医療用ドレープ。
  10. 各ドレープ切れ目の終端に配置されたインジケータをさらに備える、請求項1に記載の医療用ドレープ。
  11. ツールを必要としない除去特性を有する医療用ドレープであって、前記医療用ドレープは、
    第1の部分ドレープ材料および第2の部分ドレープ材料であって、それぞれは、上側および裏側を有し、前記第1の部分ドレープ材料は、不透明であり、前記第2の部分ドレープ材料は、透明であり、前記第2の部分は、前記医療用ドレープの下側部分を構成し、前記第1の部分は、前記医療用ドレープの上側部分を構成する、第1の部分ドレープ材料および第2の部分ドレープ材料と、
    前記第1の部分ドレープ材料の上端において第1のドレープ切れ目開始点を有する第1のドレープ切れ目と、前記第1の部分ドレープ材料の上端において第2のドレープ切れ目開始点を有する第2のドレープ切れ目と
    を備え、前記第1のドレープ切れ目および前記第2のドレープ切れ目は、相互に実質的に平行に配向され、それぞれのドレープ切れ目は、
    2つの隣接している切れ目縁が互いから完全に切断されるように、前記第1の部分ドレープ材料の厚さを完全に通して延在し、
    前記ドレープ切れ目の長さに沿って配置された接着テープストリップであって、前記接着テープストリップは、初めに前記2つの接している切れ目縁を相互に固着させるために、前記ドレープ切れ目の両側の前記第1の部分ドレープ材料の少なくとも一部に重複している、接着テープストリップを備え、
    前記接着テープストリップの長さに沿って延在している切り込み線であって、前記切り込み線は、前記接着テープストリップの厚さを通して部分的にのみ延在することにより、前記2つの接している切れ目縁の分離のために、前記接着テープストリップの容易な引裂を可能にする、切り込み線を備え
    2つのアクセスポートのうちの異なる1つのアクセスポートにおいて終端をなす、
    医療用ドレープ。
  12. 前記2つのアクセスポートに及ぶ単一の切開フィルムをさらに備える、請求項11に記載の医療用ドレープ。
  13. 記アクセスポートは、円形である、請求項12に記載の医療用ドレープ。
  14. 前記第1の部分ドレープ材料は、前記第2の部分ドレープ材料よりも小さい面積を有する、請求項13に記載の医療用ドレープ。
  15. 前記第1の部分ドレープ材料および前記第2の部分ドレープ材料は、長方形である、請求項14に記載の医療用ドレープ。
  16. 前記医療用ドレープは、
    前記医療用ドレープの中心に向かって延在している第1のアコーディオン状折畳部を備える、前記医療用ドレープの第1の側と、
    前記医療用ドレープの中心に向かって延在している第2のアコーディオン状折畳部を備える、前記医療用ドレープの側と、
    半折畳ドレープアセンブリを形成するために、前記第1のアコーディオン状折畳部または前記第2のアコーディオン状折畳部の一方のまわりに配置された封入折畳部を備える、医療用ドレープの少なくとも一部と
    を配列されている、請求項11に記載の医療用ドレープ。
  17. 前記半折畳ドレープアセンブリは、第3の巻込折畳部および第4の巻込折畳部を配列され、それぞれは、前記半折畳ドレープアセンブリの中心に向かって延在し、前記第3の巻込折畳部は、前記第4の巻込折畳部より少ない折畳部を備える、請求項16に記載の医療用ドレープ。
  18. 前記半折畳ドレープアセンブリは、折畳ドレープを形成するために、非対称の本状折畳部をさらに配列されている、請求項17に記載の医療用ドレープ。
  19. 前記第1の部分ドレープ材料に沿って配置された単一の切開フィルムをさらに備え、前記単一の切開フィルムは、吸収性材料を含む、請求項11に記載の医療用ドレープ。
  20. 各ドレープ切れ目の終端に配置されたインジケータをさらに備える、請求項11に記載の医療用ドレープ。
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