JP6066404B2 - 水洗式大便器 - Google Patents
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Description
便鉢部が形成された便器本体と、
前記便鉢部に吐水される洗浄水を貯留するための便器洗浄タンクとを備えた水洗式大便器であって、
前記便器洗浄タンクは、
内部に洗浄水が貯留されるようになっているタンク本体と、
前記タンク本体の少なくとも一部を包囲するように設けられた防露材と、
前記防露材を構成し、前記タンク本体を下面側から支えるように配された下側断熱部材と、
前記防露材を構成し、前記タンク本体の上面側に被せられ、前記便器本体側の受け部に対して下から当接又は接近して対向するように配された上側断熱部材と、
前記下側断熱部材と一体化された形態であり、前記便器本体に固定される固定部材とを備えて構成されていることを特徴とする。
また、便器洗浄タンクは、固定部材を介して便器本体に固定された下側断熱部材と、タンク本体と、上側断熱部材を下から順に、単に重ねただけであっても、便器本体側の受け部によって浮き上がりが防止される。したがって、便器洗浄タンクは、下側断熱部材とタンク本体と上側断熱部材を単に重ねておいただけであっても、これらの部材が上下方向にガタ付く虞はない。
前記便器洗浄タンクの少なくとも一部が、前記便器本体内における前記便鉢部よりも下方の空間に収容されていてもよい。
本発明は、便器本体内における便鉢部の下方に、便座の高さ、便鉢部の水面高さ、封水部の貯水量等の設計条件に起因する空間(デッドスペース)が存在することに着眼し、この空間に便器洗浄タンクの少なくとも一部を収容した。本発明によれば、デッドスペースを有効活用したので、水洗式大便器を大型化しなくても、便器洗浄タンクの貯水容量を増やすことができる。
前記固定部材は、前記便器洗浄タンクを床面から浮かせるように前記便器本体に固定されていてもよい。
便器洗浄タンクを床面に載置した状態で固定部材を便器本体に固定する場合は、床面の不陸の影響を吸収するために、固定部材と便器本体の高さを調整する機構や作業が必要となる。これに対し、本発明は、便器洗浄タンクを床面から浮かせているので、床面の不陸の影響を吸収するための高さ調整機構や作業が不要である。
前記防露材と前記固定部材が、インサート成形によって一体化されていてもよい。
この構成によれば、防露材と固定部材との隙間に浸水防止のためのシール手段を設ける必要がない。また、防露材を金型成形する工程で、防露材と固定部材を一体化させることができるので、作業工数が少なくて済む。
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図9を参照して説明する。本実施例1の水洗式大便器Aは、便鉢部10を有する便器本体Bと、便鉢部10に吐水する洗浄水Wを貯留するため便器洗浄タンクCとを備えて構成されている。洗浄水Wとしては、水道水の他に、井戸水や中水を利用することができる。
便器本体Bは、陶器製であって、便鉢部10と、便鉢部10の下流側に連通した便器排水管路14と、便鉢部10を全周に亘って包囲する周壁部24とを一体に形成したものである。図3に示すように、便鉢部10は、その上端周縁に沿って形成したリム通水路11を有している。また、便鉢部10は、封水面12よりは下方であって、垂直方向上向きに開口した流出口13を有している。
便器洗浄タンクCは、構造的には、洗浄水Wを貯留するための貯水空間を上側の第1タンク40と下側の第2タンク44とに分割し、両タンク40,44を洗浄水Wの流動経路の沿うように直列に接続した構成となっている。また、便器洗浄タンクCは、機能的には、洗浄水Wを貯留するためのタンク本体76と、タンク本体76に洗浄水Wを貯留したときに結露を防止するための防露材77とを備えた構成となっている。便器洗浄タンクCは、ポンプ80と吐水路83も備えている。
第1タンク40は、合成樹脂材からなり、図1,2に示すように、洗浄水Wを貯留する第1貯水ケース41と、第1貯水ケース41を包囲する発泡樹脂材料からなる第1断熱部材42とを備えて構成されている。第1貯水ケース41はタンク本体76を構成する。第1断熱部材42は防露材77を構成する。第1断熱部材42により、第1タンク40に洗浄水Wが貯留されたときの結露が防止される。第1タンク40には、第1貯水ケース41の上壁部の一部を円筒状に上方へ突出させた形態の流入管43が形成されている。
第2タンク44は、合成樹脂材からなり洗浄水Wを貯留する第2貯水ケース45と、第2貯水ケース45を包囲する発泡樹脂材料からなる第2断熱部材51と、前側固定部材64Fと、後側固定部材64Rとを備えて構成されている。第2貯水ケース45は、第1貯水ケース41とともにタンク本体76を構成する。第2断熱部材51は、第1断熱部材42とともに防露材77を構成する。第2断熱部材51により、第2タンク44に洗浄水Wが貯留されたときの結露が防止される。前後両固定部材64F,64Rは、第2タンク44を便器本体Bに固定する手段である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1では、便器洗浄タンクの一部のみを便鉢部の下方の空間内に収容したが、便器洗浄タンクの全体を便鉢部の下方の空間内に収容してもよい。
(2)上記実施例1では、便器洗浄タンクの一部を便鉢部の下方の空間以外に配置したが、便器洗浄タンクの全体を便鉢部の下方の空間とは異なる空間に配置してもよい。
(3)上記実施例1では、便器洗浄タンクをトイレの床面から浮いた状態で便器本体に固定したが、便器洗浄タンクをトイレ床面に載置した状態で便器本体に固定してもよい。
(4)上記実施例1では、防露材(下側断熱部材)と固定部材を隙間なく一体化させる手段としてインサート成形を用いたが、防露材と固定部材は、接着剤によって隙間なく一体化させてもよい。
(5)上記実施例1では、固定部材を下側断熱部材のみに設けたが、固定部材は、上側断熱部材のみに設けてもよく、上側断熱部材と下側断熱部材の両方に設けてもよい。
(6)上記実施例1では、下側断熱部材とタンク本体と上側断熱部材を単に重ねただけとしたが、下側断熱部材とタンク本体を結合してもよく、タンク本体と上側断熱部材を結合してもよく、下側断熱部材と上側断熱部材を結合してもよく、下側断熱部材とタンク本体と上側断熱部材を一括して結合してもよい。
<参考例>
(1)上記実施例1では、防露材を構成する第2断熱部材を上下2つに分割した形態としたが、第2断熱部材は、前後に分割する形態や、左右に分割した形態にすることも考えられる。
B…便器本体
C…便器洗浄タンク
F…床面
W…洗浄水
10…便鉢部
23…受け部
30…空間
52…上側断熱部材
55…下側断熱部材
64F…前側固定部材
64R…後側固定部材
76…タンク本体
77…防露材
Claims (4)
- 便鉢部が形成された便器本体と、
前記便鉢部に吐水される洗浄水を貯留するための便器洗浄タンクとを備えた水洗式大便器であって、
前記便器洗浄タンクは、
内部に洗浄水が貯留されるようになっているタンク本体と、
前記タンク本体の少なくとも一部を包囲するように設けられた防露材と、
前記防露材を構成し、前記タンク本体を下面側から支えるように配された下側断熱部材と、
前記防露材を構成し、前記タンク本体の上面側に被せられ、前記便器本体側の受け部に対して下から当接又は接近して対向するように配された上側断熱部材と、
前記下側断熱部材と一体化された形態であり、前記便器本体に固定される固定部材とを備えて構成されていることを特徴とする水洗式大便器。 - 前記便器洗浄タンクの少なくとも一部が、前記便器本体内における前記便鉢部よりも下方の空間に収容されていることを特徴とする請求項1記載の水洗式大便器。
- 前記固定部材は、前記便器洗浄タンクを床面から浮かせるように前記便器本体に固定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の水洗式大便器。
- 前記防露材と前記固定部材が、インサート成形によって一体化されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の水洗式大便器。
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JP2012270311A JP6066404B2 (ja) | 2012-12-11 | 2012-12-11 | 水洗式大便器 |
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