JP6064381B2 - 情報共有システム - Google Patents

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Description

本発明は、情報共有システムに関する。
従来の電子的に会議を支援する会議支援システムでは、個々の参加者が公共の場に提供した情報を全参加者の手元端末や参加者全員が視認できる共通的な画面に配信して共有化し、さらにこれら共有化された情報に対して参加者全員が編集作業を同時に行い、その結果を矛盾無くしかもリアルタイムで表現(表示など)する機能を提供してきた(例えば特許文献1参照)。
ところが、上記のような機能を実装する上では、システムに専用のプログラムを用意する必要があり、プログラムが複雑化するという問題があった。このような問題は情報を共有する情報共有システムにおいて共通の課題であった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、汎用的なプログラムを利用したシステムを実現可能な情報共有システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願請求項1は、XMPPを利用するインスタントメッセンジャーサービスと、HTTPを利用するWebサーバと、前記インスタントメッセンジャーサービスによって提供される同じ会議室に参加することによってWebブラウザに表示されているコンテンツへの操作を同じ会議室に参加している他の情報処理装置と共有する情報処理装置と、前記コンテンツを共有する他の情報処理装置と、を有する情報共有システムであって、前記情報処理装置は、前記Webブラウザに表示されている前記コンテンツへの操作に応じたコマンドを含むXMPPメッセージをHTTPで送信可能な形式で作成する作成手段と、前記同じ会議室に参加している他の情報処理装置のWebブラウザに表示されているコンテンツに対して前記操作を反映させるために、前記Webサーバへ前記作成したXMPPメッセージをHTTPで送信する第一の送信手段とを備え、前記情報共有システムは、前記第一の送信手段によって送信されるXMPPメッセージを前記Webサーバが受信することによって前記インスタントメッセンジャーサービスが解釈可能な形式に変換する第一の変換手段と、前記第一の変換手段によって変換されたXMPPメッセージが前記インスタントメッセンジャーサービスによって解釈されることで前記同じ会議室に参加している情報処理装置に対して前記変換されたXMPPメッセージを配信する配信手段と、前記配信されたXMPPメッセージをHTTPで送信可能な形式に変換する第二の変換手段と、前記第二の変換手段によって変換されたXMPPメッセージを前記WebサーバによってHTTPで前記同じ会議室に参加している情報処理装置に送信する第二の送信手段と、を更に備え、前記他の情報処理装置は、前記Webサーバから前記第二の送信手段によって送信された、前記情報処理装置が作成したXMPPメッセージに含まれているコマンドを解釈する解釈手段と、解釈した前記コマンドに基づき、前記Webブラウザに表示されている前記コンテンツの表示を更新する更新手段とを有することを特徴とする。
本発明の実施の形態によれば、汎用的なプログラムを利用したシステムを実現できる。
本実施形態に係る情報共有システムの一例の構成図である。 本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。 XMPPを使用する情報共有システムの一例の構成図である。 本実施形態に係る情報共有システムの処理の流れを表した一例のシーケンス図である。 JavaScriptエンジンで実行されるプログラムにより実現される一例の機能ブロック図である。 XMPPメッセージの一例の説明図である。 WEBブラウザに表示される一例の画面イメージ図である。 表示欄を実現する3つのタグについて説明する説明図である。 本実施形態に係る情報共有システムの表示更新の一例について説明するための説明図である。 会議室への参加手順を示す一例のフローチャートである。 XMPPを使用する情報共有システムの一例の構成図である。
次に、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は本実施形態に係る情報共有システムの一例の構成図である。図1の情報共有システム1はWEBサーバ10、インスタントメッセンジャーサービスサーバ11、ファイルサーバ12、複数のクライアント端末13が、LAN(Local Area Network)などのネットワークN1に接続される構成を一例として示している。
WEBサーバ10、インスタントメッセンジャーサービスサーバ11、ファイルサーバ12はそれぞれが別々のコンピュータ上で動作するソフトウェアやサービスであってもよいし、1つのコンピュータ上で動作するソフトウェアやサービスであってもよい。WEBサーバ10、インスタントメッセンジャーサービスサーバ11、ファイルサーバ12は例えば所謂クラウドの形態をとることもできる。
WEBサーバ10は、HTML文書やそれに付随するCSS(Cascading Style Sheets)ファイル、JavaScript(登録商標)ファイル、画像ファイルなどの情報を蓄積する。JavaScriptファイルはスクリプト言語(簡易プログラム言語)で記述されたファイルの一例である。WEBサーバ10はWWW(World Wide Web)による情報送信機能を持つソフトウェアである。WEBサーバ10はフリーソフトウェアのApache HTTP Serverやマイクロソフト社のIIS(Internet Information Services)などにより実現される。
インスタントメッセンジャーサービスサーバ11はネットワークN1を通じてリアルタイムコミュニケーションを実現するサービスを提供するソフトウェアである。インスタントメッセンジャーサービスサーバ11はマイクロソフト社の.NET Messenger Serviceや、XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)[RFC3920]、[RFC3921]などにより実現される。
ファイルサーバ12は、自身の管理している記憶装置をネットワークN1上の他のコンピュータと共有し、外部から利用できるようにするソフトウェアである。ファイルサーバ12は、FTP(File Transfer Protocol)やWebDAV(World Wide Web Distributed Authoring and Versioning)などにより実現される。
クライアント端末13はユーザが操作する情報処理装置である。クライアント端末13は例えばデスクトップパソコンやノートパソコン、タブレットPC、スマートフォンや携帯電話、プロジェクタなどがある。クライアント端末13はWEBサーバ10にアクセス可能である。WEBサーバ10はクライアント端末13からの要求(リクエスト)に対して応答(レスポンス)できる。
<ハードウェア構成>
WEBサーバ10、インスタントメッセンジャーサービスサーバ11、ファイルサーバ12、クライアント端末13は、例えば図2に示すハードウェア構成のコンピュータ100により実現される。
図2は本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。図2に示したコンピュータ100は、入力装置101、表示装置102、外部I/F103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、通信I/F107、及びHDD(Hard Disk Drive)108などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置101はキーボードやマウスなどを含み、コンピュータ100に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102はディスプレイなどを含み、コンピュータ100による処理結果を表示する。
通信I/F107はコンピュータ100をネットワークN1に接続するインタフェースである。これにより、コンピュータ100は通信I/F107を介して他のコンピュータ100とデータ通信を行うことができる。
HDD108は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、コンピュータ100全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェアなどがある。また、HDD108は格納しているプログラムやデータを、所定のファイルシステム及び/又はDB(Data Base)により管理している。
外部I/F103は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体103aなどがある。これにより、コンピュータ100は外部I/F103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体103aにはフレキシブルディスク、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(SD Memory card)、USBメモリ(Universal Serial Bus memory)等がある。
ROM105は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、コンピュータ100の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM104は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。
CPU106は、ROM105やHDD108などの記憶装置からプログラムやデータをRAM104上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ100全体の制御や機能を実現する演算装置である。
WEBサーバ10、インスタントメッセンジャーサービスサーバ11、ファイルサーバ12、クライアント端末13は、例えば上記ハードウェア構成のコンピュータ100上でプログラムを実行することにより、後述するような各種処理を実現できる。
<処理の詳細>
以下では、本実施形態に係る情報共有システム1の処理の詳細について説明する。ここではインスタントメッセンジャーサービスサーバ11がXMPPを使用する情報共有システム1Aを一例として説明する。
図3はXMPPを使用する情報共有システムの一例の構成図である。図3の情報共有システム1AはWEBサーバ10、ファイルサーバ12、クライアント端末13、XMPPサーバ16、CM(Connection Manager)17が、ネットワークN1に接続される構成を一例として示している。XMPPサーバ16は、インスタントメッセンジャーサービスサーバ11の一例である。
XMPPは、IETFでRFC3920(Extensible Messaging and Presence Protocol: Core)、RFC3921(Extensible Messaging and Presence Protocol: Instant Messaging and Presence)として標準化され、また、拡張仕様がXEPとして文書化されている。
XMPPではグループチャット(Multi-User Chat [XEP-0045])というサービスを提供できる。グループチャットとは、XMPPが提供する会議室(room)に参加しているクライアント端末13がXMPPサーバ16にメッセージを送信すると、そのメッセージがXMPPサーバ16から会議室に参加しているすべてのクライアント端末13に対して配信される機能である。
XMPPではHTTPでメッセージを送受信するためのBOSH(Bidirectional-streams Over Synchronous HTTP)[XEP-0206]という技術がある。BOSHを利用することにより、XMPPサーバ16はHTTPでXMPP通信できるようになるだけでなく、通常提供されないPush機能(クライアント端末13からリクエストを受けて情報を送るのではなく、XMPPサーバ16からクライアント端末13に非同期に情報を送信し、クライアント端末13で情報を受信する機能)を実現できる。ここではHTTPでXMPP通信することをXMPP on HTTPと表記する。なお、実際にはXMPPがXML(Extensible Markup Language)データを送受信する。XMPP on HTTPはHTTPでXMPPのXMLデータを送受信することになる。
BOSHではCM17を特別なプロキシとして導入する。CM17はXMPPサーバ16と通常のXMPPのXMLデータをやり取りする。また、CM17はHTTPクライアントであるWEBサーバ10とHTTPでXMPPのXMLデータをラップしたものをやり取りする。
WEBサーバ10には、クライアント端末13に搭載されているWEBブラウザ21で表示するHTMLファイル(HTML文書)やそれに付随するCSSファイル、JavaScriptファイル、画像ファイルなどが格納されている。WEBブラウザ21からWEBサーバ10及びHTMLファイルを指定するためにURL(Uniform Resource Locator)が使用される。
また、情報共有システム1AはAjax(Asynchronous Javascript XML)技術を使用することで、DOM(Document Object Model)を操作し、WEBブラウザ21で表示する内容を書き換えていくことができる。Ajax技術とは、JavaScriptファイルのHTTP通信機能を使用して、Webページのリロードを伴わずにXMLデータのやり取りを行って処理を進めていく実装形態である。
なお、Webブラウザ21で表示する内容を書き換える方法は、DOMを更新する方法に限定されるものではない。例えば「HTML5」では、Webブラウザ21で表示する内容を直接書き換えることもできる。
例えば情報共有システム1Aは、WEBブラウザ21で表示するデータの選択、表示するデータの表示ページ、表示しているデータ上に描画するテキストや図形、手書きメモなどのユーザの入力(操作)に応じてJavaScriptでXMLデータを作成し、XMPP on HTTPでXMPPサーバ16にグループチャットで送信する。
XMPPサーバ16は会議室に参加しているすべてのクライアント端末13に対してXMPP on HTTPを利用して、XMLデータを配信する。グループチャットでXMLデータを受け取ったクライアント端末13はJavaScriptでXMLデータを解釈し、例えばDOMを操作(更新)することで、表示するデータ、表示するデータの表示ページ、テキストや図形、手書きメモなどの表示を更新する。
表示するデータは、あらかじめファイルサーバ12に格納しておく。ファイルサーバ12はWEBブラウザ21で読み取れるようにHTTPでのアクセスを提供する。ファイルサーバ12は図3のWEBサーバ10と同じであってもよいし、他のWEBサーバでもよいし、または、WebDAVサーバであってもよい。
図4は本実施形態に係る情報共有システムの処理の流れを表した一例のシーケンス図である。ここでは図4のシーケンス図を使用して、具体的なXMPPメッセージとAjaxによる動的な表示更新について説明する。
ステップS1において、クライアント端末13のWEBブラウザ21はユーザからURLを指定される。ユーザから指定されるURLはWEBサーバ10及びHTMLファイルを指定するものである。WEBブラウザ21のHTMLエンジン31はユーザから指定されたURLに最初のHTTPリクエストを送信する。
ステップS2において、WEBサーバ10はHTTPリクエストのURLに対応するHTMLファイル、それに付随するJavaScriptファイル、画像ファイルなどを含むAjaxページをHTTPレスポンスとしてWEBブラウザ21のHTMLエンジン31に返す。
ステップS3において、HTMLエンジン31は受信したHTMLファイルからDOMを作成し、そのDOMに基づき画面表示を行う。ステップS4において、HTMLエンジン31は受信したJavaScriptファイルをWEBブラウザ21のJavaScriptエンジン32に送信する。JavaScriptエンジン32は受信したJavaScriptファイルを読み込む。
ステップS5において、JavaScriptエンジン32は必要に応じてDOMを更新する。ステップS6において、HTMLエンジン31はDOMの更新に応じて画面表示を更新する。
このあと、ユーザはWEBブラウザ21に対して、例えば会議資料の指定、表示ページの指定、テキストや図形の描画、手書きメモの描画などのアクションを行ったものとして説明を続ける。ステップS7において、WEBブラウザ21のHTMLエンジン31はJavaScriptエンジン32にユーザのアクションを通知する。
ステップS8において、JavaScriptエンジン32はユーザのアクションに対応したXMPPメッセージを作成し、そのXMPPメッセージをXMPP on HTTPを使ってグループチャットでCM17に送信する。
なお、XMPP on HTTPはWEBサーバ10を経由して行われる。CM17はXMPP on HTTPからXMPPサーバ16が解釈できるXMPPメッセージへの変換を行う。CM17が行うXMPP on HTTPからXMPPメッセージへの変換はBOSHの規定動作である。
ステップS9において、CM17は変換したXMPPメッセージをXMPPサーバ16に送信する。ステップS10〜S12において、XMPPサーバ16はグループチャットでXMPPメッセージを受信すると、そのグループチャットの会議室に入室しているすべてのクライアント端末13に対して、XMPPメッセージをCM17、WEBサーバ10経由で送信する。
CM17はXMPPメッセージからXMPP on HTTPへの変換を行い、Push機能によりWEBサーバ10経由でXMPPメッセージをクライアント端末13のJavaScriptエンジン32に送信する。ステップS13において、JavaScriptエンジン32は受信したXMPPメッセージを読み込み、そのXMPPメッセージに応じてDOMを更新する。ステップS14において、HTMLエンジン31はDOMの更新に応じて画面表示を更新する。
なお、XMPPサーバ16への接続はストリーム(Stream)を開き、認証を行うことから始まるが、XMPPの仕様に沿ったものであるため、説明を省略する。
図5はJavaScriptエンジンで実行されるプログラムにより実現される一例の機能ブロック図である。なお、JavaScriptエンジン32で実行されるプログラムはステップS4で読み込んだJavaScriptファイルに相当する。JavaScriptエンジン32はJavaScriptファイルを実行することにより、DOM更新部51、XMPP送受信部52、キャンパス描画部53、InkMLジェネレータ部54、InkMLパーサ部55を実現している。
DOM更新部51は、HTMLファイルのDOM構造を更新する機能と、WEBブラウザ21でのイベントを処理する機能とを有する。DOM更新部51はXMPPメッセージによるコマンドや、WEBブラウザ21でのイベントにより、DOM構造を適切に更新してWEBブラウザ21での表示に反映させる。なお、DOMを更新するとWEBブラウザ21での表示に反映されるのは、WEBブラウザの標準機能である。
HTMLファイルのDOM構造を更新する機能やWEBブラウザ21でのイベントを処理する機能は例えばjQueryを用いることで簡単に実現できる。なお、jQueryはジョン・レシグが2006年1月に開催されたBarCamp NYCでリリースしたJavaScriptライブラリで、オープンソースである。
XMPP送受信部52は、XMPPメッセージを作成し、XMPP on HTTPでXMPPメッセージを送信する。また、XMPP送受信部52はXMPP on HTTPでXMPPメッセージを受信する。XMPP送受信部52はXMPPメッセージを受信すると、XMPPメッセージを解析し、DOM更新部51を使ってHTMLファイルのDOM構造を更新する。
キャンパス描画部53は、後述するように、canvasタグにJavaScriptでSVG(Scalable Vector Graphics)データ図形を描画したり、後述のInkMLのトレースを描画したりする部分である。キャンパス描画部53はInkMLの描画のためにInkMLデータをInkMLパーサ部55に渡す。InkMLパーサ部55は渡されたInkMLデータをキャンパス描画部53が解釈できるデータ構造に変換し、キャンパス描画部53に返す。
また、ユーザがWEBブラウザ21で図形の描画を指示すると、DOM更新部51は指示に対応するイベントをキャッチする。キャンパス描画部53はイベントに応じてcanvasに描画するとともに、SVGデータをcanvasのtoDataURLコマンドで作成する。XMPP送受信部52は作成したSVGデータをXMPPメッセージで図形追加メッセージとして送信する。図形の削除が指示されると、XMPP送受信部52は図形削除メッセージを送信する。
同様に、ユーザがWEBブラウザ21で手書きメモの描画を指示すると、DOM更新部51は指示に対応するイベントをキャッチする。キャンパス描画部53はイベントに応じてcanvasに描画する。キャンパス描画部53は座標データ等をInkジェネレータ部54に送ることでInkMLデータを作成させる。XMPP送受信部52は作成したInkMLデータをXMPPメッセージで手書きメモ更新メッセージとして送信する。
なお、後述の手書きメモの描画が不要であれば、図5のInkMLジェネレータ部54及びInkMLパーサ部55は不要となる。さらに、後述の手書きメモの描画と図形の描画とが不要であれば、図5のキャンパス描画部53、InkMLジェネレータ部54及びInkMLパーサ部55は不要となる。
図6はXMPPメッセージの一例の説明図である。図6ではXMPPメッセージの一例として会議資料指定メッセージ、表示ページ指定メッセージ、図形追加メッセージ、図形削除メッセージ、手書きメモ更新メッセージのデータフォーマットを表している。
XMPPでのグループチャットは会議室(room)という単位で行われる。グループチャットでXMPPメッセージを送信するときは、以下に示すように、messageタグのtype属性にgroupchatを指定する。また、from属性には送信者を指定する。to属性には、会議室を指定する。body属性には、メッセージの内容を指定する。
<message from="[email protected]/rabithole"
to="[email protected]"
type="groupchat">
<body>March Hare: There's PLENTY of rooms!</body>
</message>
また、会議室へ参加するときは、以下に示すように、presenceタグのfrom属性には送信者を指定する。to属性には、会議室を指定する。なお、messageタグ及びpresenceタグは標準化された仕様なので詳細な説明を書略する。
<presence from="[email protected]/rabbithole"
to="[email protected]/Alice"/>
</presence>
本実施形態に係る情報共有システム1Aでは、クライアント端末13間で会議資料や図形、手書きメモなどの表示を同期させるために、XMPPメッセージのbodyタグに情報共有システム1Aで定義したXMLデータを埋め込む。
このXMLデータはルートにconferenceタグが用いられ、operation属性で、update(更新)、add(追加)、delete(削除)などの値を指定する。
会議資料指定メッセージは、会議で使用する資料(会議資料)を共有するため、会議資料が格納されているURLを共有するが、このためにdocumentタグでURLを指定する。表示ページ指定メッセージは、会議資料が複数ページで構成される場合、その表示ページを共有するため、表示ページをpageタグで指定する。
また、図形追加メッセージは、あるクライアント端末13で追加された図形を共有するため、図形データをautoshapeタグで指定する。autoshapeタグのid属性には識別子を示す。x及びy属性には図形の左上の位置を示す。autoshapeタグの中身はSVGデータを用いて、その図形を定義する。
なお、SVGはXMLによって記述されたベクターグラフィック言語のことであり、W3C(World Wide Web Consortium)でオープン標準として勧告されている。新たに図形を追加するときはoperation属性の値をaddで指定し、autoshapeタグおよびSVGデータで図形を定義する。以下はSVGデータの一例である。
<svg width="5cm" height="4cm" version="1.1"
xmlns="http://www.w3.org/2000/svg">
<desc>Four separate rectangles</desc>
<rect x="0.5cm" y="0.5cm" width="2cm" height="1cm"/>
<rect x="0.5cm" y="2cm" width="1cm" height="1.5cm"/>
<rect x="3cm" y="0.5cm" width="1.5cm" height="2cm"/>
<rect x="3.5cm" y="3cm" width="1cm" height="0.5cm"/>
<rect x=".01cm" y=".01cm" width="4.98cm" height="3.98cm"
fill="none" stroke="blue" stroke-width=".02cm" />
</svg>
また、図形削除メッセージは、図形を削除するためのもので、operation属性の値をdeleteで指定し、削除対象のautoshapeタグを指定する。このときautoshapeタグのid属性で、削除対象が判別される。
また、手書きメモ更新メッセージは、あるクライアント端末13で追加された手書きメモを共有するため、手書きメモデータをinkタグで指定する。inkタグに関してはInkMLで定義された形式を用いる。InkMLは手書きデータをXMLデータで記述するもので、W3Cにより推奨仕様が勧告されている。以下は、InkMLデータの一例である。
<ink xmlns="http://www.w3.org/2003/InkML" documentID="abcdefg123">
<definitions>
<brush xml:id="br1">
<brushProperty name="color" value="#000000"/>
<brushProperty name="width" value="6" units="dev"/>
</brush>
<brush xml:id="br2">
<brushProperty name="color" value="#FF0000"/>
<brushProperty name="width" value="20" units="dev"/>
</brush>
</definitions>
<trace brushRef="#br1" xml:id="tr1">90 89, 91 90, 93 95, 97 101, 103 110, 111 120, 119 129</trace>
<trace brushRef="#br2" xml:id="tr2">234 365, 236 363, 239 359, 242 357, 245 354, 249 351</trace>
</ink>
会議資料に対する手書きメモは1つのInkMLデータで表現することとする。手書きメモを更新するときはoperation属性の値をupdateで指定する。
図7はWEBブラウザに表示される一例の画面イメージ図である。クライアント端末13における情報共有システム1AのGUIは、WEBブラウザ21がレンダリングした図7のような画面で実現される。WEBブラウザ21でのレンダリングは前述したAjax技術を使用して動的に更新される。
プルダウンメニュー506は参加する会議室を選択するためのものである。プルダウンメニュー506の右側に設けられた参加ボタン又は退出ボタンはXMPPが提供する会議室への参加又は会議室からの退出をするためのものである。
HTMLファイルがロードされたとき、WEBブラウザ21はXMPPの仕様に従いAnonymousログインを行い、会議室(room)の一覧を取得する。WEBブラウザ21は取得した会議室の一覧をプルダウンメニュー506に表示されるドロップダウンリストとして設定する。
ユーザはプルダウンメニュー506のドロップダウンリストから目当ての会議室を選択して、参加ボタンを押下する。参加ボタンが押下されると、WEBブラウザ21はユーザが選択した会議室に参加する前述のXMPPメッセージを送信する。会議室に参加するXMPPメッセージは標準化された仕様である。また、ユーザは会議室に参加しているときに退出ボタンを押下することで、会議室から退出できる。退出ボタンが押下されると、WEBブラウザ21はユーザが参加している会議室から退出するXMPPメッセージを送信する。会議室から退出するXMPPメッセージは標準化された仕様である。
入力欄501は会議資料を指定するURLを入力する場所である。WEBブラウザ21は入力欄501に入力されたURLから会議資料を指定する前述のXMPPメッセージを生成し、送信する。WEBブラウザ21は入力欄501に入力されたURLからHTMLファイルなどを取得し、表示欄505に表示する。
選択欄502は会議資料の表示するページを選択する場所である。例えば選択欄502の右矢印ボタンがユーザにより押下されるとWEBブラウザ21は会議資料の次のページを表示する。選択欄502の左矢印ボタンがユーザにより押下されるとWEBブラウザ21は会議資料の前のページを表示する。そして、WEBブラウザ21は表示ページを指定する前述のXMPPメッセージを生成し、送信する。
選択欄503は追加する図形を選択する場所である。例えばユーザは追加したい図形を示す選択欄503のボタンを押下し、表示欄505上でマウスクリック、画面タッチなどで始点、終点などを指示することで表示欄505に図形を追加して表示できる。図7の選択欄503は追加する図形の一例として左から直線、矩形、楕円、テキストを示すボタンが設けられている。なお、表示欄505上における始点、終点などの指示はユーザの使用するデバイスによって方法が異なる。例えばPCではマウスが使用される。タブレットPCでは画面のタッチが使用される。
追加する図形の一例としてテキストを示すボタンが押下された場合、WEBブラウザ21はユーザに領域を選択されたあと、テキストを入力させる。WEBブラウザ21は図形を追加するユーザの操作からJavaScriptでSVGデータを作成する。WEBブラウザ21は図形を追加する前述のXMPPメッセージを生成し、送信する。
表示欄505に追加して表示した図形を削除する場合、その図形を長押しや右クリックなどすることにより、ユーザはメニューを表示させる。ユーザは、メニューから削除を選択することにより表示欄505から図形を削除できる。表示欄505の図形が長押しや右クリックなどされると、WEBブラウザ21はメニューを表示させる。
ユーザがメニューから削除を選択すると、WEBブラウザ21は長押しや右クリックなどされた図形を表示欄505から削除する。そして、WEBブラウザ21は図形を削除する前述のXMPPメッセージを生成し、送信する。
選択欄504は手書きメモの追加又は削除を選択する場所である。例えばユーザはブラシや消しゴム、ブラシのサイズ、ブラシの色などを示す選択欄504のボタンを押下することにより、ブラシや消しゴム、ブラシのサイズ、ブラシの色などを選択できる。図7の選択欄504は一例として上段にブラシ、消しゴムを示す2つボタン、中段にブラシのサイズを示す3つボタン、下段にブラシの色を示す6つのボタンが設けられている。
ユーザは選択欄504からブラシ、ブラシのサイズ、ブラシの色を示すボタンを押下したあと、表示欄505上のある位置でマウスのボタンを押す又は画面をタッチし、押したまま又は画面をタッチしたままで位置を移動し、最後にマウスのボタンを離す又は画面から指を離すことで、その軌跡の座標をあるサンプリング間隔で記録し、座標を直線で結んだ手書きメモの一つのトレースを表示欄505上に描画できる。
WEBブラウザ21はユーザによる軌跡の座標をあるサンプリング間隔で記録し、座標を直線で結ぶことで手書きメモの一つのトレースを描画する。また、WEBブラウザ21はJavaScriptによって手書きメモのInkMLデータを作成し、手書きメモを更新する前述のXMPPメッセージを生成し、送信する。
また、ユーザは選択欄504から消しゴムを示すボタンを押下したあと、表示欄505上にある手書きメモの一つのトレースを横切るようになぞることで、そのトレースを削除できる。
WEBブラウザ21は表示欄505上にある手書きメモの一つのトレースを横切るようになぞるユーザの操作により、そのトレースを表示欄505上から削除する。また、WEBブラウザ21はJavaScriptによって手書きメモのInkMLデータから該当するトレースを削除し、手書きメモを更新する前述のXMPPメッセージを生成し、送信する。
HTMLファイルでは表示欄505を図8に示すように3つのタグで実現する。図8は表示欄を実現する3つのタグについて説明する説明図である。3つのタグは例えば「HTML5」のcanvasを用いることで実現できる。「HTML5」はW3Cにより2008年にドラフト(草案)が発表されたものである。近年、WEBブラウザ21は「HTML5」をサポートしていることが多い。その他、3つのタグは例えばFlashにより実現してもよい。
3つのタグはCSS(Cascading Style Sheets)でサイズが等しく、重なるように配置されている。1番下のimgタグは会議資料の画像を表示するものである。2番目のcanvasタグは、図形を描画するためのものである。3番目のcanvasタグは、手書きメモを描画するためのものである。
「HTML5」のcanvasタグはJavaScriptによって図形を描画することができるため、JavaScriptのマウスイベントやタッチイベントによりその軌跡を手書きメモとして描画するのを簡単に実現できる。「HTML5」のcanvasタグは直線や矩形、楕円などといった図形を描画し、それをtoDataURLコマンドでSVGデータにすることもできる。なお、図8に示すように、3つのタグを重ねて表示欄505を実現しているのは、それぞれの機能での描画が干渉しないように、設計しやすいためである。
グループチャットによりXMPPメッセージを受信したとき、WEBブラウザ21はXMPPメッセージを解析する。会議資料指定メッセージであれば、WEBブラウザ21は会議資料のダウンロードを行い、1番下のimgタグに会議資料の1ページ目の画像を表示する。
表示ページ指定メッセージであれば、WEBブラウザ21は指定された表示ページをimgタグに表示する。図形追加メッセージであれば、WEBブラウザ21はSVGデータで定義された図形を2番目のcanvasタグに描画する。また、図形削除メッセージであれば、WEBブラウザ21は一致するid属性の図形を2番目のcanvasタグから削除する。また、手書きメモ更新メッセージであれば、WEBブラウザ21はInkMLデータに従い、3番目のcanvasタグにトレースを描画する。
なお、本実施形態では図7の画面から会議資料の指定、ページの選択、図形の追加及び削除、手書きメモの更新を行えるユーザを限定していないが、会議資料の指定、ページの選択、図形の追加及び削除、手書きメモの更新を行える権限を各ユーザに設定することもできる。
さらに、あるクライアント端末13Aにおいて行われた手書きメモの描画によって他のクライアント端末13Bの表示が更新される流れについて図9を参照しつつ説明する。図9は本実施形態に係る情報共有システムの表示更新の一例について説明するための説明図である。
ステップS21において、ユーザは図7に示すようなクライアント端末13Aの画面にマウスでトレースを描画することで手書きメモを描画する。クライアント端末13AのWEBブラウザ21は、ユーザによる軌跡の座標をあるサンプリング間隔で記録し、座標を直線で結ぶことで手書きメモの一つのトレースを描画する。
ステップS22において、WEBブラウザ21はユーザによるマウスの軌跡の座標からJavaScriptによって手書きメモのInkMLデータを作成する。ステップS23において、WEBブラウザ23はステップS22で作成したInkMLデータをXMPPメッセージに埋め込み、グループチャットでXMPPサーバ16に送信する。
ステップS24において、グループチャットでXMPPメッセージを受信すると、XMPPサーバ16はグループチャットの会議室に入室しているクライアント端末13Bに対して、XMPPメッセージを配信する。ステップS25において、クライアント端末13BのWEBブラウザ21は、XMPPメッセージに埋め込まれたInkMLデータを取り出す。WEBブラウザ21は取り出したInkMLデータに従い、クライアント端末13Aの画面にマウスで描画されたトレースと同様なトレースを描画できる。
図10は会議室への参加手順を示す一例のフローチャートである。ステップS31において、WEBブラウザ21は前述したように、HTMLファイルがロードされたときにXMPPの仕様に従ってAnonymousログインを行い、会議室(room)の一覧を取得する。WEBブラウザ21は取得した会議室の一覧をプルダウンメニュー506に表示されるドロップダウンリストとして設定する。ユーザはプルダウンメニュー506のドロップダウンリストを表示させる。
ステップS32において、ユーザはプルダウンメニュー506のドロップダウンリストから目当ての会議室を選択して、参加ボタンを押下する。WEBブラウザ21はユーザがドロップダウンリストから会議室を選択して、参加ボタンを押下したことをJavaScriptのイベントにより感知する。
ステップS33において、WEBブラウザ21はユーザが選択した会議室に参加する前述のXMPPメッセージをXMPPサーバ16に送信する。ここでは会議室が予め作成されている例を示したが、会議室を新たに作成する機能を追加してもよい。会議室を新たに作成する機能はXMPPの標準仕様で定義されているので容易に実現できる。
なお、XMPPの仕様で会議室に参加したときには、それまでのメッセージ履歴が送信される。それまでに会議室で誰もXMPPメッセージを送っていないとき、メッセージ履歴は送信されない。したがって、図10のフローチャートの処理は終了する。メッセージ履歴が送信されたとき、WEBブラウザ21はステップS34において、メッセージ履歴に従い、それまでに会議室で送られたXMPPメッセージを解析する。
WEBブラウザ21は例えば会議資料指定メッセージに従い会議資料のダウンロードを行い、表示ページ指定メッセージに従い会議資料のページを表示し、図形追加メッセージに従い図面の描画を行い、手書きメモ更新メッセージに従い手書きメモの描画を行う。
<まとめ>
情報共有システム1Aは、汎用的なインスタントメッセンジャーサービスと、その通信プロトコルにHTTPとを使うことにより、各クライアント端末13で汎用的なWEBブラウザ21による情報交換を可能としている。WEBブラウザ21間での情報交換と、情報交換に応じた画面描画とはAjax技術により実現することが特徴になっている。
情報共有システム1Aでは、サーバ側のシステムとして汎用的なインスタントメッセンジャーサービスの一例であるXMPPを利用できる。また、情報共有システム1Aではクライアント側のシステムとして汎用的なWEBブラウザ21を利用できる。
例えばペーパレス会議システムとして、発表者及び参加者のクライアント端末13で会議資料を共有し、発表者がクライアント端末13上で会議資料のページをめくることで参加者のクライアント端末13の画面上でも会議資料のページが同期して更新され、参加者がクライアント端末13の画面上に記入した図形や手書きの内容が参加者のクライアント端末13の画面上にも同期して表示されるシステムがある。
しかし、上記のようなペーパレス会議システムは、サーバ側やクライアント側に専用のソフトウェアを用意する必要があった。したがって、上記のようなペーパレス会議システムはサーバ側やクライアント側のシステムの開発に多大なコストが掛かっていた。
本実施形態の情報共有システム1は汎用的なインスタントメッセンジャーサービス(プロトコル)と、それを送受信するためにHTTPプロトコルとを用い、各クライアント端末13でAjax技術を用いることにより、汎用的なWEBブラウザ21をクライアント端末13側のシステムとすることができ、サーバ側のシステムも汎用的なWEBサーバ10やインスタントメッセンジャーサービスサーバ11により実現できるので、汎用的なプログラムを利用したシステムを実現できる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、クライアント端末13に搭載されたWEBブラウザ21を利用して情報共有システム1を実現している。第2の実施形態はクライアント端末13の一部に専用のアプリケーションソフトウェアを搭載し、そのアプリケーションソフトウェアがXMPPメッセージで直接、XMPPサーバ16と通信するものである。
図11はXMPPを使用する情報共有システムの一例の構成図である。図11の情報共有システム1Bは、WEBブラウザ21を利用して会議室に参加するクライアント端末13と、専用のアプリケーションソフトウェアの一例としての会議アプリケーションソフトウェア22を利用して会議室に参加するクライアント端末14とが混在する。
図11の情報共有システム1Bは会議アプリケーションソフトウェア22を利用して会議室に参加するクライアント端末14を許容することにより、タブレットPCやスマートフォンといった画面サイズの小さいクライアント端末14において、UIを自由に設計して画面を広く使えるようにできる。
例えばタブレットPCやスマートフォンといった画面サイズの小さいクライアント端末14において、WEBブラウザ21を利用して会議室に参加すると、有効に使える画面が更に小さくなってしまうというデメリットがある。WEBブラウザ21はUIの内部にHTML描画部分があるため、有効に使える画面が更に小さくなる。
なお、第2の実施形態は、第1の実施形態と一部を除いて同一であるため、同一部分についての説明を省略した。
<まとめ>
第2の実施形態によれば、WEBブラウザ21を利用して会議室に参加するクライアント端末13と、会議アプリケーションソフトウェア22を利用して会議室に参加するクライアント端末14とが混在した情報共有システム1Bを実現できる。例えば第2の実施形態の情報共有システム1Bを利用すれば、WEBブラウザ21を利用して会議室に参加するクライアント端末13と、会議アプリケーションソフトウェア22を利用して会議室に参加するクライアント端末14との混在が許容されるため、汎用的なプログラムを利用した第1の実施形態の情報共有システム1Aへの移行を段階的に実現できる。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1、1A、1B 情報共有システム
10 WEBサーバ
11 インスタントメッセンジャーサービスサーバ
12 ファイルサーバ
13、14 クライアント端末
16 XMPPサーバ
17 CM(Connection Manager)
21 WEBブラウザ
22 会議アプリケーションソフトウェア
31 HTMLエンジン
32 JavaScriptエンジン
51 DOM更新部
52 XMPP送受信部
53 キャンパス描画部
54 InkMLジェネレータ部
55 InkMLパーサ部
100 コンピュータ
101 入力装置
102 表示装置
103 外部I/F
103a 記録媒体
104 RAM(Random Access Memory)
105 ROM(Read Only Memory)
106 CPU(Central Processing Unit)
107 通信I/F
108 HDD(Hard Disk Drive)
N1 ネットワーク
特開2006−146415号公報

Claims (7)

  1. XMPPを利用するインスタントメッセンジャーサービスと、HTTPを利用するWebサーバと、前記インスタントメッセンジャーサービスによって提供される同じ会議室に参加することによってWebブラウザに表示されているコンテンツへの操作を同じ会議室に参加している他の情報処理装置と共有する情報処理装置と、前記コンテンツを共有する他の情報処理装置と、を有する情報共有システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記Webブラウザに表示されている前記コンテンツへの操作に応じたコマンドを含むXMPPメッセージをHTTPで送信可能な形式で作成する作成手段と、
    前記同じ会議室に参加している他の情報処理装置のWebブラウザに表示されているコンテンツに対して前記操作を反映させるために、前記Webサーバへ前記作成したXMPPメッセージをHTTPで送信する第一の送信手段とを備え、
    前記情報共有システムは、
    前記第一の送信手段によって送信されるXMPPメッセージを前記Webサーバが受信することによって前記インスタントメッセンジャーサービスが解釈可能な形式に変換する第一の変換手段と、
    前記第一の変換手段によって変換されたXMPPメッセージが前記インスタントメッセンジャーサービスによって解釈されることで前記同じ会議室に参加している情報処理装置に対して前記変換されたXMPPメッセージを配信する配信手段と、
    前記配信されたXMPPメッセージをHTTPで送信可能な形式に変換する第二の変換手段と、
    前記第二の変換手段によって変換されたXMPPメッセージを前記WebサーバによってHTTPで前記同じ会議室に参加している情報処理装置に送信する第二の送信手段と、
    を更に備え、
    前記他の情報処理装置は、
    前記Webサーバから前記第二の送信手段によって送信された、前記情報処理装置が作成したXMPPメッセージに含まれているコマンドを解釈する解釈手段と、
    解釈した前記コマンドに基づき、前記Webブラウザに表示されている前記コンテンツの表示を更新する更新手段と
    を有する情報共有システム。
  2. 前記Webサーバは、
    前記コンテンツへの操作を共有する複数の情報処理装置を登録する登録手段を更に備えること
    を特徴とする請求項記載の情報共有システム。
  3. 前記コマンドは、前記コンテンツを指定する操作、前記コンテンツの表示ページを指定する操作、前記コンテンツに図形又は文字を追加する操作、前記コンテンツから前記図形又は文字を削除する操作、前記コンテンツに手書きデータを追加する操作の少なくとも一つの操作に応じたコマンドであること
    を特徴とする請求項記載の情報共有システム。
  4. 前記作成手段は、前記情報処理装置での前記コンテンツへの操作に応じたコマンドを前記他の情報処理装置が解釈可能な情報に含ませること
    を特徴とする請求項記載の情報共有システム。
  5. 前記更新手段は、解釈した前記コマンドに基づき、前記コンテンツのデータ構造を更新すること
    を特徴とする請求項記載の情報共有システム。
  6. 前記情報共有システムには、前記インスタントメッセンジャーサービスによって提供される同じ会議室に参加することによって専用のアプリケーションソフトウェアに表示されているコンテンツへの操作を同じ会議室に参加している他の情報処理装置と共有する前記情報処理装置が含まれており、
    前記専用のアプリケーションソフトウェアは、表示している前記コンテンツへの操作に応じたコマンドを含むXMPPメッセージを作成し、前記作成したXMPPメッセージを前記インスタントメッセンジャーサービスに送信し、前記配信されたXMPPメッセージを前記インスタントメッセンジャーサービスから受信すること
    を特徴とする請求項1乃至5何れか一項記載の情報共有システム。
  7. XMPPを利用するインスタントメッセンジャーサービスと、HTTPを利用するWebサーバと、前記インスタントメッセンジャーサービスによって提供される同じ会議室に参加することによってWebブラウザに表示されているコンテンツへの操作を同じ会議室に参加している他の情報処理装置と共有する情報処理装置が実行可能な第1のプログラムと、前記コンテンツを共有する他の情報処理装置が実行可能な第2のプログラムと、を有する情報共有システムであって、
    前記第1のプログラムは、
    前記Webブラウザに表示されている前記コンテンツへの操作に応じたコマンドを含むXMPPメッセージをHTTPで送信可能な形式で作成する作成手段と、
    前記同じ会議室に参加している他の情報処理装置のWebブラウザに表示されているコンテンツに対して前記操作を反映させるために、前記Webサーバへ前記作成したXMPPメッセージをHTTPで送信する第一の送信手段とを備え、
    前記情報共有システムは、
    前記第一の送信手段によって送信されるXMPPメッセージを前記Webサーバが受信することによって前記インスタントメッセンジャーサービスが解釈可能な形式に変換する第一の変換手段と、
    前記第一の変換手段によって変換されたXMPPメッセージが前記インスタントメッセンジャーサービスによって解釈されることで前記同じ会議室に参加している情報処理装置に対して前記変換されたXMPPメッセージを配信する配信手段と、
    前記配信されたXMPPメッセージをHTTPで送信可能な形式に変換する第二の変換手段と、
    前記第二の変換手段によって変換されたXMPPメッセージを前記WebサーバによってHTTPで前記同じ会議室に参加している情報処理装置に送信する第二の送信手段と、
    を更に備え、
    前記第2のプログラムは、
    前記Webサーバから前記第二の送信手段によって送信された、前記情報処理装置が作成したXMPPメッセージに含まれているコマンドを解釈する解釈手段と、
    解釈した前記コマンドに基づき、前記Webブラウザに表示されている前記コンテンツの表示を更新する更新手段と
    を有する情報共有システム。
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