JP6064354B2 - 調光システム - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具の調光技術に関する。
従来、室内の明るさを適度な明るさに維持するために、室内照明の照明器具を室内の明るさに応じて調光する調光技術が知られている。この調光技術として、例えば天井に照度センサを配置し、照明器具が照明する対象領域(例えば床面)からの反射光を照度センサで検知し、この検知結果に基づいて照明器具を調光する技術がある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2011−81982号公報 特開2002−75668号公報
しかしながら、例えば体育館や工場等の天井面が高い建物では、天井面の照度センサで正確な明るさが検知できず、適切な調光が行えない。すなわち、天井面が高い場合、この照度センサが検知する床面の範囲が広いことから、通常の照度センサでは、例えば床面のうちの所定範囲のみの照度を選択的に検知することができず、この所定範囲について適切な調光をすることができない。また照度センサの床面に対する検知範囲を何らかの手段を用いて限定したとしても、この検知範囲が調光対象の所定範囲と合致するように照度センサを天井面に設置することは極めて困難である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、天井面が高い場合でも、適切な調光を実現する調光システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、天井面、及び/又は壁面に、各々の照射範囲の一部を重ならせて配置された複数の照明器具と、広角レンズを通じて前記複数の照明器具の全ての照射範囲を撮影範囲に含めて継続的に撮影する撮影装置と、前記撮影装置の撮影画像に生じた前記広角レンズに起因した歪みを補正する手段と、歪みが補正された前記撮影画像を時系列に比較して時系列的に変化する明るさ成分を除いて前記全ての照射範囲の明るさ分布を特定し、当該明るさ分布に基づいて、前記全ての照射範囲から成る範囲内に設定された対象エリアごとに、当該対象エリアを照明する1又は複数の照明器具を調光する手段と、を備えることを特徴とする調光システムを提供する。
また本発明は、上記調光システムにおいて、前記撮影画像に含まれる高輝度箇所を除いて各照射範囲の明るさを特定することを特徴とする。
また本発明は、上記調光システムにおいて、人が感じる明るさ感を定量化するアルゴリズムに基づいて、前記撮影画像の各画素の階調を輝度に変換し、前記撮影画像内の照射範囲ごとに、当該照射範囲内の輝度と、照射範囲の外の輝度とを対比して算出し、当該明るさ感を前記照射範囲の明るさとして特定することを特徴とする。
本発明によれば、照明器具が照射する照明範囲を撮影装置で撮影し、この撮影で得られた画像に基づいて明るさを特定するため、調光対象の照明器具が照射する照射範囲の明るさを正確に検出し、この照明器具を適切に調光できる。
本発明の実施形態に係る調光システムの構成を示す概略図である。 調光システムの使用態様の説明図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。 画像処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 撮影画像の一例を示す模式図である。 補正画像の一例を示す模式図である。 調光システムの調光動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る調光システム1の構成を示す概略図である。
同図に示すように、調光システム1は、複数の照明器具2と、撮影カメラ4と、画像処理装置6と、制御装置8と、設定用端末装置10と、を備えている。
照明器具2の各々は、照明対象の室空間12を照明するものであり、この室空間12の天井を構成する天井パネル14の天井面14Aの側(室内に面する側)に、略鉛直方向直下を照射する姿勢で取り付けられる。これらの照明器具2は、制御装置8によって調光制御が可能である限りは、必ずしも同一の器具である必要はない。
撮影カメラ4は、室空間12の明るさを検知するために設けられた撮影装置であり、上記天井面14Aに設置され、当該天井面14Aから鉛直下方向を撮影し、撮影画像G(図4参照)の画像データD1を画像処理装置6に出力する。
画像処理装置6は、撮影カメラ4の画像データD1に基づいて、室空間12の床面24(図2参照)の明るさを示す明るさデータD2を生成して制御装置8に出力する。
制御装置8は、明るさデータD2に基づいて照明器具2の各々に調光信号D3を出力して調光する。
設定用端末装置10は、画像処理装置6の画像処理に係る設定値を設定・変更する装置であり、例えば有線又は無線LANやインターネット等の電気通信ネットワーク、或いはシリアル又はパラレル通信線を通じて画像処理装置6と通信可能に設けられる。
なお、これら撮影カメラ4、画像処理装置6、制御装置8、及び設定用端末装置10については後に詳述する。
図2は、図1に示した調光システム1を体育館20に使用したときの使用態様の説明図であり、図2(A)は平面図、図2(B)は側面図である。
この体育館20は、図2(A)に示すように、2面分のバスケットボールコート22を並べて区画可能な広さの床面24を有する館内空間26を備え、調光システム1は、この館内空間26の床面24の明るさを制御するために用いられる。体育館20の天井面14Aは、床面24からの高さHが、一般的に高天井と称される高さに設けられており、この天井面14Aに多数の照明器具2が設けられ、それぞれの照明器具2が鉛直下方向X(図2(B))に光を照射する。各照明器具2の照射範囲Rは床面24に比べて狭く、隣り合う照明器具2の照射範囲Rの一部が床面24で重なるように照明器具2の各々が配置されることで、床面24の全面が照明されている。
一方、この調光システム1では、床面24が広い館内空間26を1台の撮影カメラ4で撮影して検知することとしている。すなわち、撮影カメラ4は、照明対象の空間である館内空間26の天井面14Aにおいて平面視略中央位置に設置され、この設置位置から鉛直下方向Xを撮影する。前掲図1に示すように、撮影カメラ4には超広角レンズ30が装着されている。超広角レンズ30は、図2(B)に示すように、少なくとも床面24の全域を撮影可能な画角αを有しており、撮影カメラ4が超広角レンズ30を通して直下を撮影することで、照明器具2の各々の直下の照射範囲Rを含む撮影範囲で撮影が行われる。上記画像処理装置6は、この撮影カメラ4の撮影による画像データD1に基づいて明るさを検知する。
なお、超広角レンズ30に代えて、180度、又はそれ以上の画角αを有する、いわゆる魚眼レンズを撮影カメラ4に装着して撮影する構成としても良い。また、超広角レンズ30の画角αは、照明対象の室空間12(図2の例では館内空間26)の床面24における照明器具2の各々の照射範囲Rを含む範囲が撮影できるように設定される。すなわち、照明器具2の各々の照射範囲Rの広さや床面24から天井面14Aまでの高さH等の条件によって画角αは決定される。
図3は、画像処理装置6の機能的構成を示すブロック図である。
画像処理装置6は、同図に示すように、画像取得部50と、歪み補正部52と、明るさ分布計算部54と、外乱成分除去部56と、明るさデータ生成部58と、記憶部60と、明るさデータ出力部62と、を備えている。この画像処理装置6は、例えばパーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータに、上記の各部の機能を実現させるソフトウェアプログラムを実行させることで実施される。
画像取得部50は、撮影カメラ4が撮影した撮影画像Gの画像データD1を取得し、歪み補正部52に出力する。
歪み補正部52は、画像データD1に基づいて、撮影画像Gに生じている歪みを補正した補正画像Gaを生成し、明るさ分布計算部54に出力する。更に詳述すると、撮影カメラ4は、画角αが大きな超広角レンズ30を通して床面24を撮影するため、図4に示すように、床面24の全域に歪みが生じ、さらに床面24に加えて床面24を囲む壁面42も撮影される。したがって、撮影画像Gにおいて、一定面積、及び形状のエリアKを区画した際、この区画に対応する実際の床面24の面積、及び区画形状は、エリアKを区画する位置によって異なることになる。例えば、撮影画像Gにおいて、撮影画像Gの中心(撮影カメラ4の直下に対応する位置)を区画したエリアK1では、撮影像の歪みが少ないものの、撮影画像Gの中心から離れた位置(壁面42の近傍の位置)を区画したエリアK2では撮影像の歪みが顕著であることから、それぞれのエリアK1、K2で区画される床面24の実際の床面積、及び形状は全く相違する。したがって、仮にエリアK1、K2の輝度分布が同一であったとしても、床面24の各エリアK1、K2に対応する領域での明るさの分布は同一ではなく、撮影画像Gの輝度分布から床面24の明るさの分布を単純には求めることができない。
そこで、歪み補正部52は、撮影カメラ4の画像データD1に対して歪み補正(ディストーション補正)処理を施すことで、図5に示すように、歪みを抑えた補正画像Gaを生成する。この補正画像Gaでは、エリアKの区画位置に拘わらず、エリアKに対応する床面24の面積、及び形状は略一定となることから、エリアKの輝度分布から床面24の明るさの分布が求められるようになる。
なお、歪み補正処理においては、撮影画像Gの全領域の歪みが補正される必要はなく、少なくとも明るさの分布の検出対象である床面24の範囲の歪みが補正されていれば良い。また歪み補正処理の具体的な手法には、超広角レンズ30の歪みを補正できるものであれば任意の手法を用いることができる。
前掲図3に戻り、明るさ分布計算部54は、補正画像Gaの各画素の輝度値を明るさに変換することで、補正画像Gaの明るさ分布を計算し、外乱成分除去部56に出力する。このとき求められた明るさ分布が撮影カメラ4の撮影範囲内における室空間12の撮影カメラ4からみた水平面照度分布を示すことになる。
外乱成分除去部56は、照明器具2の光以外の外乱要因によって生じる室空間12の明るさの変動分を、補正画像Gaの明るさ分布から除去して明るさデータ生成部58に出力する。外乱要因としては、窓からの日差しや他の照明器具の発光等の障害光、室空間12を移動する人等の障害物がある。外乱成分除去部56は、補正画像Gaの中の高輝度箇所(輝度値が障害光とみなす値以上の箇所)を除去することで障害光の影響を抑える。なおかつ外乱成分除去部56は、複数の撮影画像Gに基づいて各撮影画像Gの明るさ分布の時系列的な変動を求め、短時間の間での明るさの変動成分を除去することで過渡的な障害物の影響を抑える。これにより、障害光の影響が無く、なおかつ時系列的に略一定な明るさ分布が得られ、この明るさ分布が照明器具2の照明による明るさの分布を示すこととなる。なお、障害光とみなす輝度値、及び上記短時間をどの程度とするかは、除去すべき障害光や障害物等の外乱要因に応じて決定される。
明るさデータ生成部58は、制御装置8が各照明器具2の調光に要する明るさデータD2を明るさ分布から生成し、当該制御装置8に出力する。この明るさデータD2は、明るさ分布から得られた室空間12の全体の平均的な明るさを示すデータではなく、床面24に適宜に設定された複数の対象エリアMごとに明るさを示すものである。
詳述すると、体育館20の館内空間26のように、照明対象の室空間12が広い場合、室空間12の全体の明るさよりも、室空間12を区画して成る対象エリアでの明るさが重要である。例えば、前掲図2に例示した体育館20では、2面あるバスケットボールコート22の片方のみが使用されている場合、使用中のバスケットボールコート22での明るさが重要であり、使用されていないバスケットボールコート22の明るさの重要性は低い。
そこで、明るさデータ生成部58は、例えばバスケットボールコート22の各々のエリアといったように、明るさを制御すべき対象エリアMごとに明るさデータD2を生成し、それぞれの対象エリアMごとに明るさが各個に設定された値となるようにしている。
記憶部60は、対象エリアMごとの調光に必要な情報を格納するものであり、補正画像Gaにおける個々の対象エリアMを特定する対象エリア情報Iaと、対象エリアMの個々の明るさを既定した明るさ基準値Ibと、対象エリアMを照射する一群の照明器具2を特定する照明器具グループ情報Icとを格納する。対象エリア情報Iaは、対象エリアMの区画形状、大きさ、及び補正画像Gaにおける位置を含む情報である。
なお、記憶部60に格納される情報は、ユーザ操作によって設定用端末装置10から画像処理装置6に設定、及び変更される。これにより、対象エリアMの変更や照明器具2の設置位置の変更等に応じて調光の設定が適切に変更可能になっている。また、画像処理装置6は調光に係る処理状況の記録をログファイルに格納しており、このログファイルを設定用端末装置10から取得できるようになっている。なお、これら画像処理装置6と設定用端末装置10とは一体に構成することもできる。
明るさデータ生成部58が明るさデータD2を生成するときには、対象エリア情報Iaに基づいて補正画像Gaの中で対象エリアMを特定し、この対象エリアMで区画した明るさ分布から当該対象エリアMの明るさを定量的に規定した明るさ検出値を生成する。
明るさデータ生成部58は、この明るさ検出値と、この対象エリアMの明るさの基準値Ibと、当該対象エリアMを照明する一群の照明器具2を規定した照明器具グループ情報Icとを明るさデータD2として明るさデータ出力部62に出力する。
明るさデータ出力部62は制御装置8への信号出力インターフェースであり、明るさデータ生成部58の明るさデータD2を制御装置8に出力する。
制御装置8は、明るさデータD2に基づき、明るさ検出値と基準値Ibの差を打ち消すように、照明器具グループ情報Icで特定される各照明器具2に調光信号D3を出力して調光する。
図6は調光システム1の調光動作を示すフローチャートである。
調光システム1では、撮影カメラ4によって室空間12が継続的に撮影され、撮影画像Gの画像データD1が画像処理装置6に順次に出力される。画像処理装置6では、画像データD1を取得すると(ステップS1)、超広角レンズ30に起因して撮影画像Gに生じた歪みを補正した補正画像Gaを生成し(ステップS2)、この補正画像Gaの輝度分布から明るさ分布を計算する(ステップS3)。
次いで画像処理装置6は、明るさ分布の中から高輝度箇所を除去し、なおかつ明るさ分布を時系列的に比較して短時間での明るさの変動成分を除去することで、障害物、及び障害光等の外乱による明るさの変動分を明るさ分布から除去し、専ら照明器具2の照明による明るさ分布を生成する(ステップS4)。そして、画像処理装置6は、明るさ分布を求める領域を補正画像Gaから対象エリアMへ変更して、領域を対象エリアMの限定した明るさ分布を抽出し(ステップS5)、この明るさ分布に基づいて対象エリアMの明るさ検出値を算出する。この明るさ検出値は、明るさ基準値Ib、及び対象エリアMに対応する照明器具グループ情報Icとともに明るさデータD2として画像処理装置6から制御装置8に出力される。
制御装置8は、対象エリアMの明るさ基準値Ibと明るさ検出値とを比較し(ステップS6)、両者間の差を打ち消すように照明器具グループ情報Icで特定される各照明器具2に対して調光信号D3を出力する(ステップS7)。
そして、室空間12に設定された全ての対象エリアMの各々に対して、ステップS5〜S7の処理が行われた場合に(ステップS8:YES)、調光システム1は、処理手順をステップS1に戻して調光制御を継続し(ステップS9:NO)、又は、調光制御が不要な場合は、そのまま処理を終了する(ステップS9:YES)。
以上説明したように、本実施形態によれば、照明器具2が照射する天井面14Aの直下を撮影カメラ4で撮影し、この撮影で得られた画像データD1に基づいて明るさを特定するため、天井面14Aが高い場合でも、個々の照明器具2の照射範囲Rの明るさを適切に特定できる。
これに加え、撮影カメラ4は、天井面14Aに直下に向けて設けられ、照明器具2の各々の直下の照射範囲Rを撮影範囲に含める超広角レンズ30を通じて天井面14Aから直下方向(鉛直下方向X)を撮影する構成であるから、1つの撮影カメラ4で各照明器具2の各々の照射範囲Rを同時に撮影でき、設置台数を減らすことができる。設置台数が減ることで、天井面14Aが高い場合には施工の手間が省略できる。
さらに、この撮影で得た画像データD1に基づき、照射範囲Rごとに明るさを特定し、それぞれ毎に設定された明るさとなるように独立して照明器具2を調光できる。
また、本実施形態によれば、撮影画像Gに含まれる高輝度箇所、及び、時系列的に変化する明るさ成分といった障害光や障害物の影響を除いて各対象エリアMの明るさを特定する構成としたため、対象エリアMの明るさを正確に検知して調光できる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を例示したものであって、任意に変形及び応用が可能である。
上述した実施形態では、照明器具グループ情報Icで特定される複数の照明器具2が照射する対象エリアMごとに調光する構成としたが、これに限らず、1つの照明器具2が照射する照射範囲Rごとに明るさを検知して調光する構成としても良い。
上述した実施形態では、体育館20や工場設備などの高天井の建物内の照明を例示したが、これに限らず、この調光システム1は、高天井よりも天井が低い一般オフィスや居住空間を照明する照明器具の調光にも適用できる。
さらに、調光システム1の各照明器具2が直下を照明する場合を例示したが、これに限らない。例えば、プールの側の壁面から斜下方のプールを照明するサイド照明のような場合でも、照明器具2の照射範囲を撮影カメラ4が撮影することで、本発明を適用できる。勿論、天井面、及び壁面の両方に照明器具2が設けられていても良い。
また調光システム1が複数の照明器具2を備え、これらを調光する場合を例示したが、これに限らず、1つの照明器具2を対象に調光しても良い。例えば、屋外の駐車場照明では、1本の照明柱に1灯の照明器具2を設けて照明することが多々ある。この場合には、照明柱の先端等に撮影カメラ4を設置して、駐車場内の照射範囲を撮影し当該照明器具2を調光しても良い。
また上述した実施形態において、調光システム1が備える撮影カメラ4を天井面14Aにおいて平面視略中央位置に設置した場合を例示したが、例えば障害物の有無や、天井面14Aと床面24の関係によって適宜に位置をずらして配置しても良い。
また上述した実施形態において、調光システム1が備える撮影カメラ4の台数を1台としたが、複数台を備え、それぞれが異なる範囲を対象に撮影を行い、それぞれの範囲を照射している照明器具2を調光する構成としても良い。
また上述した実施形態において、調光システム1が補正画像Gaの輝度分布から明るさ分布を算出する構成としたが、これに限らず、単純な明るさの分布ではなく、人が感じる明るさ感の分布を算出する構成としても良い。
詳述すると、ある対象物を人が視認したときに、この対象物の輝度が同じであっても、対象物の周辺との輝度差によって、この対象物に対して人が感じる明るさ感が異なることが知られている。そこで、例えば空間の照明デザイン等の分野では、照明器具の配置などに応じて作り出される光環境(空間の輝度分布)をシミュレーションする場合に、その光環境に対して人が感じる明るさ感を定量化して評価するといった事が行われている(例えば特開2002−39859号公報、特開2007−221654号公報)。
そこで、画像処理装置6は、補正画像Gaの明るさ分布として、明るさ感の分布を生成し、この明るさ感の分布に基づいて対象エリアMごとに所定の明るさ感(明るさ感の基準値)となるように調光する。
具体的には、人が感じる明るさ感を定量化するアルゴリズムの基本的な原理は、簡単には、上記対象物の領域と周辺領域との主要な輝度の対比量を求めるものであり、この対比量によって、対象物の輝度と周辺の輝度との相対値が示される。したがって、画像処理装置6は、補正画像Gaにおいて、ある対象エリアMの明るさ感を算出する際には、補正画像Gaの各画素の階調値を輝度値に変換し、対象エリアMの輝度(例えば、対象エリアMの範囲の輝度平均値)と、対象エリアMの周辺の各点の輝度との対比量を求め、これら対比量の積算値を求めることで明るさ感を算出する。
このように明るさ感に基づいて対象エリアMごとに調光することで、同一の室空間12において、調光対象の対象エリアMの周辺に位置する他の対象エリアM(例えば、隣のバスケットボールコート22)が消灯状態である等した場合でも、調光対象の対象エリアMについて常に一定の明るさ感を維持することができる。
なお、明るさ感の算出において、外乱要因を考慮する必要がない場合には補正画像Gaに代えて撮影画像Gを用いても良い。
1 調光システム
2 照明器具
4 撮影カメラ(撮影装置)
6 画像処理装置
8 制御装置
12 室空間
14 天井パネル
14A 天井面
24 床面
30 超広角レンズ(広角レンズ)
50 画像取得部
52 歪み補正部
54 明るさ分布計算部
56 外乱成分除去部
58 明るさデータ生成部
60 記憶部
D1 画像データ
D2 明るさデータ
D3 調光信号
G 撮影画像
Ga 補正画像
Ia 対象エリア情報
Ib 明るさ基準値
Ic 照明器具グループ情報
M 対象エリア
R 照射範囲
X 鉛直下方向(直下)

Claims (3)

  1. 天井面、及び/又は壁面に、各々の照射範囲の一部を重ならせて配置された複数の照明器具と、
    広角レンズを通じて前記複数の照明器具の全ての照射範囲を撮影範囲に含めて継続的に撮影する撮影装置と、
    前記撮影装置の撮影画像に生じた前記広角レンズに起因した歪みを補正する手段と、
    歪みが補正された前記撮影画像を時系列に比較して時系列的に変化する明るさ成分を除いて前記全ての照射範囲の明るさ分布を特定し、当該明るさ分布に基づいて、前記全ての照射範囲から成る範囲内に設定された対象エリアごとに、当該対象エリアを照明する1又は複数の照明器具を調光する手段と、
    を備えることを特徴とする調光システム。
  2. 前記撮影画像に含まれる高輝度箇所を除いて各照射範囲の明るさを特定することを特徴とする請求項1に記載の調光システム。
  3. 人が感じる明るさ感を定量化するアルゴリズムに基づいて、前記撮影画像の各画素の階調を輝度に変換し、前記撮影画像内の照射範囲ごとに、当該照射範囲内の輝度と、照射範囲の外の輝度とを対比して算出し、当該明るさ感を前記照射範囲の明るさとして特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の調光システム。
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