JP6064077B1 - 塗布装置 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、第1ユニットは、高粘性流体が充填され、かつ、充填された高粘性流体を吐出するものであり、所定のロボットに装着されて3次元的に移動して吐出位置を変える。また、第2ユニットは、第1ユニットに高粘性流体を供給して充填するものであり、制御部は、ロボットの動作を制御する。
まず、ロック部品は、第2ユニットの側に設けられ、第1ユニットを第2ユニットに接続させた状態において、第1ユニットまたは第2ユニットの一方に設けられたメス側の筒先、および、他方に設けられたオス側の筒先の両方に係合することができる。また、スリーブは、ロック部品を外周側から覆って支持することで、メス側の筒先にオス側の筒先が嵌合するとともにロック部品がメス側の筒先およびオス側の筒先の両方に係合するロック状態を維持する。
そして、制御部は、第1検出部および第2検出部の信号に基づき、ロック状態を維持することができるロック位置と、ロック状態を維持することができない非ロック位置との間でスリーブを移動させる。
まず、第1弁ユニットは、高粘性流体の流路および受入口を形成する第1ボディと、受入口を開閉する第1弁体とを有して第1ユニットに設けられる。また、第2弁ユニットは、高粘性流体の流路を形成する第2ボディと、第2ボディに形成される流路に移動自在に収容されて高粘性流体の流路および供給口を形成するスライダーと、供給口を開閉する第2弁体とを有して第2ユニットに設けられる。さらに、容積可変部は、第2ユニットに形成される高粘性流体の流路の容積を変化させる。
そして、制御部は、高粘性流体の充填時に第1弁ユニットおよび第2弁ユニットを開弁させる前に、駆動源を制御してロッドに対する付勢力を低減する。
これにより、第1ボディとスライダーとの当接箇所から高粘性流体が漏れるのを抑制することができる。
実施例の塗布装置1を、図1〜図5を用いて説明する。
塗布装置1は、粘度10000cp以上の高粘性流体を吐出して所定の部位に塗布するものであり、例えば、金属製のパーツの継ぎ目にシール材、コーキング材または接着剤等の高粘性流体を塗布する。そして、塗布装置1は、次のような第1、第2ユニット2、3および制御部4を備える(図1参照。)。
すなわち、第1ユニット2を第2ユニット3に接続させて第2ユニット3から第1ユニット2に高粘性流体を充填させ、さらに、第1ユニット2を第2ユニット3から離脱させて所定の位置に移動させ、第1ユニット2から高粘性流体を吐出して所定の部位に塗布する。
以下、第1、第2ユニット2、3について詳述する。
第1弁ユニット10は、図2に示すように、高粘性流体の流路12および受入口13を形成する第1ボディ14と、受入口13を開閉する第1弁体15とを有する(以下、第1ユニット2に形成される流路12を第1流路12と呼ぶことがある。)。
なお、第1ボディ14の外周には、第2ユニット3の側に設けられる検出部の検出ターゲットとなる金属体24が締結されている。
なお、スプリング26は、弁部15aと第1バルブガイド19との間にセットされている。
以下、第2弁ユニット29、カプラ30、第1、第2検出部31、32、および、容積可変部33を、順次、詳述する。
インナーボディ38aには、第2流路35が略円筒状に設けられており、第2流路35は、第2弁ユニット29の軸方向にインナーボディ38aを貫通している(以下、第2弁ユニット29の軸方向をβ方向と呼ぶことがある。)。
弁部40aは、β方向の他端側ほど円錐状に拡径している。ここで、溝51の外周側を区画する外周壁は、β方向の他端側ほど縮径するテーパ面として設けられ、溝51の外周壁の母線と第2弁ユニット29の軸とのなす角度は、弁部40aの外周面の母線と第2弁ユニット29の軸とのなす角度と等しい。また、これらの角度は、Oリング50の脱落を防止するため、24±1°の範囲に設定されており、特に、好ましくは24°に設定される。
球体43は、第1ユニット2が第2ユニット3に接続しているときに、第1筒先17およびアウター側筒先42の両方に係合するロック部品として機能する。より具体的には、球体43は、第1筒先17が空間46に嵌まっているときに、第1ユニット2の側の溝21および第2ユニット3の側の孔44の両方に嵌まって第1、第2ユニット2、3の両方の筒先(つまり、第1筒先17およびアウター側筒先42)に係合する。
また、スリーブ57のβ方向の一端にはフランジ57aが設けられ、フランジ57aのβ方向の一端側、他端側には、それぞれスリーブ57を駆動するための駆動室61a、61bが形成されている。
なお、スリーブ57のβ方向の他端には、スリーブ57が非ロック位置にあるときに球体43が孔44から外周側に外れないように保持する凹部57bが設けられている。
さらに、容積可変部33には、2つの検出部73a、73bがγ方向に離れて組み付けられ、両方とも、所定の検出ターゲットの接近を磁気的に感知して信号を出力する。また、出力された信号は制御部4に入力され、各種の制御処理に利用される。
実施例の塗布装置1において、第2ユニット3から第1ユニット2に高粘性流体を充填するときの動作の一例を説明する。
まず、ロボット5により、第1弁ユニット10の軸を第2弁ユニット29の軸に合わせ、第1ユニット2を第2ユニット3に近付けていく。また、第1ユニット2を第2ユニット3に接続する前に、予め、カプラ30においてスリーブ57をβ方向の一端側に移動させておく(つまり、非ロック位置に移動させておく)とともに、容積可変部33において、ロッド67が自在に移動することができるようにしておく。
例えば、制御部4は、第1検出部31から、金属体24と径方向に対向していることを示す信号が入力されているときに、第1筒先17が空間46にしっかり嵌まっていると判定する。そして、制御部4は、第1筒先17が空間46にしっかり嵌まっていると判定したときに、スライダー39をロック位置に移動させるための制御信号を駆動源63に出力する。
実施例の塗布装置1によれば、第2ユニット3は、以下の球体43およびスリーブ57を有するカプラ30、ならびに、第1、第2検出部31、32を備える。
まず、球体43は、第1ユニット2を第2ユニット3に接続させた状態において、第1筒先17、および、アウター側筒先42の両方に係合することができる。また、スリーブ57は、球体43を外周側から覆って支持することでロック状態を維持する。
そして、制御部4は、第1検出部31および第2検出部32の信号に基づき、ロック位置と非ロック位置との間でスリーブ57を移動させる。
これにより、第1ボディ14とスライダー39との当接箇所から高粘性流体が漏れるのを抑制することができる。
本願発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形例を考えることができる。
例えば、実施例の塗布装置1によれば、アウター側筒先42がメス側の筒先をなし、第1筒先17がオス側の筒先をなしていたが、第2ユニット3の側の筒先がオス側の筒先となるように、かつ、第1筒先17がメス側の筒先となるようにカプラ30を設けてもよい。
2 第1ユニット
3 第2ユニット
4 制御部
5 ロボット
17 第1筒先(オス側の筒先)
31 第1検出部
32 第2検出部
42 アウター側筒先(メス側の筒先)
43 球体(ロック部品)
57 スリーブ
Claims (3)
- 粘度10000cp以上の高粘性流体が充填され、かつ、充填された前記高粘性流体を吐出するものであり、所定のロボット(5)に装着されて3次元的に移動して吐出位置を変える第1ユニット(2)と、
この第1ユニットに前記高粘性流体を供給して充填する第2ユニット(3)と、
前記ロボットの動作を制御する制御部(4)とを備え、
前記制御部により前記ロボットの動作を制御して前記第1ユニットを3次元的に移動させることで、前記第1ユニットを前記第2ユニットに接続させて前記第2ユニットから前記第1ユニットに前記高粘性流体を充填させ、さらに、前記第1ユニットを前記第2ユニットから離脱させて所定の位置に移動させ、前記第1ユニットから前記高粘性流体を吐出して所定の部位に塗布する塗布装置(1)において、
前記第2ユニットの側に設けられ、前記第1ユニットを前記第2ユニットに接続させた状態において、前記第1ユニットまたは前記第2ユニットの一方に設けられたメス側の筒先(42)、および、他方に設けられたオス側の筒先(17)の両方に係合することができるロック部品(43)と、
このロック部品を外周側から覆って支持することで、前記メス側の筒先に前記オス側の筒先が嵌合するとともに前記ロック部品が前記メス側の筒先および前記オス側の筒先の両方に係合するロック状態を維持するスリーブ(57)と、
前記第1ユニットの前記第2ユニットへの接近を検出する第1検出部(31)と、
前記スリーブの位置を検出する第2検出部(32)とを備え、
前記制御部は、前記第1検出部および前記第2検出部の信号に基づき、前記ロック状態を維持することができるロック位置と、前記ロック状態を維持することができない非ロック位置との間で前記スリーブを移動させることを特徴とする塗布装置。 - 粘度10000cp以上の高粘性流体が充填され、かつ、充填された前記高粘性流体を吐出するものであり、所定のロボットに装着されて3次元的に移動して吐出位置を変える第1ユニットと、
この第1ユニットに前記高粘性流体を供給して充填する第2ユニットと、
前記ロボットの動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部により前記ロボットの動作を制御して前記第1ユニットを3次元的に移動させることで、前記第1ユニットを前記第2ユニットに接続させて前記第2ユニットから前記第1ユニットに前記高粘性流体を充填させ、さらに、前記第1ユニットを前記第2ユニットから離脱させて所定の位置に移動させ、前記第1ユニットから前記高粘性流体を吐出して所定の部位に塗布する塗布装置において、
前記高粘性流体の流路(12)および受入口(13)を形成する第1ボディ(14)と、前記受入口を開閉する第1弁体(15)とを有して前記第1ユニットに設けられる第1弁ユニット(10)と、
前記高粘性流体の流路(35)を形成する第2ボディ(38)と、前記第2ボディに形成される流路に移動自在に収容されて高粘性流体の流路および供給口(36)を形成するスライダー(39)と、前記供給口を開閉する第2弁体(40)とを有して前記第2ユニットに設けられる第2弁ユニット(29)と、
前記第2ユニットに形成される前記高粘性流体の流路の容積を変化させる容積可変部(33)とを備え、
前記第1ユニットを前記第2ユニットに接続した状態で、前記第1ボディを前記スライダーに突き当てて前記スライダーを移動させることで、前記第1弁ユニットおよび前記第2弁ユニットが開弁し、
前記容積可変部は、所定の駆動源(70)により付勢されて、前記第2ボディに形成される流路に突き出るロッド(67)を有し、
前記制御部は、前記高粘性流体の充填時に前記第1弁ユニットおよび前記第2弁ユニットを開弁させる前に、前記駆動源を制御して前記ロッドに対する付勢力を低減することを特徴とする塗布装置。 - 粘度10000cp以上の高粘性流体が充填され、かつ、充填された前記高粘性流体を吐出するものであり、所定のロボットに装着されて3次元的に移動して吐出位置を変える第1ユニットと、
この第1ユニットに前記高粘性流体を供給して充填する第2ユニットと、
前記ロボットの動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部により前記ロボットの動作を制御して前記第1ユニットを3次元的に移動させることで、前記第1ユニットを前記第2ユニットに接続させて前記第2ユニットから前記第1ユニットに前記高粘性流体を充填させ、さらに、前記第1ユニットを前記第2ユニットから離脱させて所定の位置に移動させ、前記第1ユニットから前記高粘性流体を吐出して所定の部位に塗布する塗布装置において、
前記高粘性流体の流路および受入口を形成する第1ボディと、前記受入口を開閉する第1弁体とを有して前記第1ユニットに設けられる第1弁ユニットと、
前記高粘性流体の流路を形成する第2ボディと、前記第2ボディに形成される流路に移動自在に収容されて高粘性流体の流路および供給口を形成するスライダーと、前記供給口を開閉する第2弁体とを有して前記第2ユニットに設けられる第2弁ユニットとを備え、
前記第1ユニットを前記第2ユニットに接続した状態で、前記第1ボディを前記スライダーに突き当てて前記スライダーを移動させることで、前記第1弁ユニットおよび前記第2弁ユニットが開弁し、
前記スライダーの先端にはOリング(50)が装着され、前記第1ボディは、前記Oリングに突き当たった状態で前記スライダーを移動させることを特徴とする塗布装置。
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JP2016208808A Active JP6064077B1 (ja) | 2016-10-25 | 2016-10-25 | 塗布装置 |
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---|---|---|---|---|
JP2007275769A (ja) * | 2006-04-06 | 2007-10-25 | Heishin Engineering & Equipment Co Ltd | 流体用継手及び塗布装置 |
JP2015047556A (ja) * | 2013-09-02 | 2015-03-16 | 株式会社Iec | 機能性流動材の塗布装置 |
WO2015064273A1 (ja) * | 2013-10-29 | 2015-05-07 | 兵神装備株式会社 | 吐出システム |
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