JP6062837B2 - 液体クロマトグラフ用検出器 - Google Patents

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Description

本発明は、液体クロマトグラフ用検出器及びその検出信号の補正方法に関する。
液体クロマトグラフ装置に代表される汎用液体分析装置では、検出感度の高さと利便性から吸光度検出器が広く用いられてきた。特に300nmより短波長の紫外波長帯には有機化合物中の様々な官能基の励起波長が存在する事から、産業上有用な有機化合物は全て検出可能対象となり得る。具体的には、σ→σ*、n→σ*、n→π*、π→π*遷移がこの波長域の電子遷移に相当し、例えば、ヒドロキシル基やカルボキシル基、カルボニル基、エーテル結合などが吸収ピークを有するため、紫外域吸光度検出器はユニバーサル応答性を有する検出器としての可能性を秘めており、これまで多くの検討が重ねられてきた。しかしながら、紫外域吸光度検出器は、液体クロマトグラフ分野において、グラジエント分析法適用時にベースラインが大きく変動してしまい、良好なクロマトグラムが得られないという課題を抱えていた。グラジエント分析法では移動相が水系溶液からメタノールやアセトニトリル等の有機溶媒系溶液へとその濃度を連続的に変化させていく。そのため、有機溶媒が水と比較して紫外波長帯に強い吸収を有することから、グラジエント分析法時に有機溶媒の組成比率変動と共にベースラインが変動してしまい、その適用範囲が制限されていた。
この問題を解決すべく、次の補正方法が考案されている(特許文献1)。まずブランク試料を導入して移動相由来のベースライン変動値のみを取得しておき、次にサンプル試料を導入してサンプルと移動相由来の信号変動値を取得し、最後に補正係数を掛けてその差分を取ることで、移動相由来のベースライン変動を低減する方法である。
特開昭60−11165号公報
従来の方法ではグラジエント分析法時の移動相由来のベースライン変動をリアルタイムに低減することができない。また、分析手法(移動相の種類、使用するカラム、流量、カラム温度など)を変更する度に移動相由来のベースライン変動値を取得する必要があり、使用者にとって工数が増加するという欠点がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、紫外域吸光度検出器において、グラジエント分析法時の移動相由来のベースライン変動をリアルタイムに低減することにある。
本発明による液体クロマトグラフ用検出器は、紫外域(100nm以上、400nm以下)の光を発生する第一の光源と、近赤外域の光(800nm以上、3000nm以下)を発生する第二の光源と、試料液体が流されるフローセルと、第一の光源から発生された光と第二の光源から発生された光を同時にフローセルに入射させる光学系と、フローセルを透過した紫外域の光を検出する第一の検出素子と、フローセルを透過した近赤外域の光を検出する第二の検出素子と、第一の検出素子から得られた第一の信号値と第二の検出素子から得られた第二の信号値を演算する演算部とを備える。
フローセルに流される試料液体は、一成分として水を含み、当該水の濃度が時間と共に連続的に変化する。
演算部は、第一の信号値と第二の信号値を組み合わせて、グラジエント分析時における移動相由来のベースライン変動を低減する。
好ましくは、紫外域の光の波長帯は有機物の吸収ピークが存在する300nm以下であり、近赤外域の光の波長帯はシリコンフォトダイオードの感度波長限界である1100nm以上である。また、フローセルに入射する前の紫外域の光強度をモニタする参照用の第三の検出素子と、フローセルに入射する前の近赤外域の光強度をモニタする参照用の第四の検出素子を備える事が望ましい。紫外域及び近赤外域の光は分光された単波長の単色光であっても、未分光の連続波長を含む光であってもよい。紫外域の光と近赤外域の光は可能な限り同一光路上を進むように設計してある事が望ましい。
上記方法により得られた第一の検出素子からの第一の信号値及び第二の検出素子からの第二の信号値を用いて移動相由来のベースライン変動を低減する。例えば、第一の信号値と第二の信号値を線形変換することにより変動値を低減できる。信号値はスカラ量に限らずベクトル量であってもよく、複数の波長情報を有したベクトルデータを含んだ第一の信号値ベクトルと第二の信号値ベクトルを線形変換又は行列演算することにより補正する方法であってもよい。その場合、検出素子は複数素子を有したアレイ型検出素子でもよく、分光した光と組み合わせる事により多波長の情報を持つ複数の信号値を組み合わせる方法となる。移動相由来のベースライン変動を低減する具体的な演算例としては、後述する式(1)、式(2)、式(3)がある。
水は紫外域の吸収が弱くて近赤外域の吸収が強いという性質を有するのに対し、メタノール等の有機溶媒は紫外域の吸収が強くて近赤外域の吸収が弱いという性質を有する。好適な事に、サンプル試料としての糖や高分子等の有機化合物は近赤外域の吸収が非常に弱く、紫外域の吸収が強いという特徴を有する。そのため、紫外域の光と近赤外域の光を同時にフローセル光路に導入し、各波長帯に適した検出素子を備えた吸光度検出器を構築すれば、紫外域の光で移動相由来の信号値とサンプル由来の信号値が合成された信号値を検出し、近赤外域の光で移動相由来のみの信号値を検出することが可能となる。この信号値を組み合わせる事で、任意の分析条件において移動相由来のベースライン変動をリアルタイムに低減することができる。
上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明による液体クロマトグラフ用検出器の一実施例を示す模式図。 本発明による効果の説明図。 紫外域及び近赤外域における水−メタノール混合系の吸光度スペクトルを示す図。 本発明による効果の説明図。 本発明による液体クロマトグラフ用検出器の一実施例を示す模式図。 本発明による液体クロマトグラフ用検出器の一実施例を示す模式図。 本発明による液体クロマトグラフ用検出器の一実施例を示す模式図。 本発明による液体クロマトグラフ用検出器の一実施例を示す模式図。 本発明による液体クロマトグラフ用検出器の一実施例を示す模式図。 本発明による液体クロマトグラフ用検出器の一実施例を示す模式図。 本発明による液体クロマトグラフ用検出器の一実施例を示す模式図。 本発明の検出器を組み込んだ液体クロマトグラフシステムの例を示す模式図。 本発明の液体クロマトグラフ用検出器を用いたことによるグラジエント分析時のベースライン変動の低減結果を示す図。 従来の示差屈折率検出器を用いたことによるグラジエント分析時の信号値を示す図。 本発明の液体クロマトグラフ用検出器を用いてグラジエント分析時の移動相中のメタノール割合を求めた結果を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明による液体クロマトグラフ用検出器の一実施例を示す模式図である。本実施例の液体クロマトグラフ用検出器は、紫外域用の第一光源101と近赤外域の第二光源102と、溶離液の一成分として水を含み、その濃度が連続的に変化する試料液体103が流路104を通過するフローセル105と、入射側及び出射側のフローセル窓106a,106bと、紫外域用の第一検出素子107と近赤外域用の第二検出素子108と、第一検出素子107と第二検出素子108から得られた信号値を演算する演算部111を有する。第一光源から発生された紫外光線109と第二光源から発生された近赤外光線110は、フローセル105中の流路104を同時に透過する。尚、本明細書では紫外域を100nm以上、400nm以下、近赤外域を800nm以上、3000nm以下として定義する。
紫外域の第一光源101としては、300nm以下の波長域の光を発生できる光源が望ましい。例えば、広範囲の波長域を有する光源としては重水素ランプ、水銀ランプ、キセノンフラッシュランプ、メタルハライドランプが好ましく、また狭範囲の波長域を有する光源としてエキシマランプや紫外域用の発光ダイオード(LED)やレーザーを用いれば分光器を使用せずに光学系を簡素化できる。近赤外域の第二光源102としては、1100nm以上の波長域の光を発生できる光源が望ましい。例えば、広範囲の波長域を有する光源としてはタングステンランプやグローバーランプ、ニクロム線ヒーターランプが望ましい。
本発明において近赤外域の光を使用する目的は、移動相中の水の濃度変化の検出にあるため、水の吸収ピークが存在する900〜950nm、1100〜1150nm、1340〜1480nm、1800〜2100nm、2500〜2800nmの波長の光を発生する光源であればよい。表1に水の対称伸縮振動、変角振動、逆対称伸縮振動の各準位の量子数に対応した振動バンドの中心波長を記載した。これらの波長の中でも1340〜1480nm、1800〜2100nmの吸収波長帯が特にモル吸光係数が高く、これらの波長帯を使用することが好ましい。そのため、近赤外域の光源としては、近赤外域のLEDや半導体レーザーのような狭い波長域のみを有する光源でもよい。
[表1]
Figure 0006062837
紫外域用の検出素子としては、紫外域に高い波長感度を有するシリコンフォトダイオードが望ましい。一方、近赤外域用の検出素子としては、近赤外域に高い波長感度を有するInGaAsフォトダイオードや、PbSフォトダイオードが望ましい。ここでは液体クロマトグラフ用途であることを踏まえ、リニアリティレンジの大きいフォトダイオードを挙げたが、光電子増倍管を検出素子として用いてもよい。また、シリコンフォトダイオードアレイやInGaAsフォトダイオードアレイのように複数の素子がアレイ状に配列されたアレイ素子を用いてもよい。
フローセル窓の材質としては、紫外域から近赤外域まで透過する材質であることが求められ、そのような材質として特に合成石英が望ましい。紫外域や近赤外域においては溶離液自体の吸光度が高く、ベースライン変動量が大きく検出器の測定レンジを超えてしまう可能性があるため、フローセルの光路長は標準の光路長である10mmよりも短い方が好ましく、例えば1mmが適当である。
図1の構成により、溶離液の主成分が水から有機溶媒に変化していくグラジエント分析時において、図2に示したように紫外域の光を検出する第一の検出素子では移動相由来の信号値とサンプル試料由来の信号値が合成された信号値を、近赤外域の光を検出する第二の検出素子では移動相由来の信号値のみを検出することができる。これらの2つの信号値を組み合わせる事で、移動相由来の信号値を除去する事が可能となり、サンプル試料由来の信号値のみを抽出することができる。この方法においては、同時に2つの信号値を取得する事ができるため、リアルタイムに移動相由来のベースライン変動を低減することができる。加えて、リアルタイムにベースライン変動を低減しているため、任意の分析条件においても、その都度補正データを取得することなく、本方法を適用する事が可能となる。2つの信号値の組み合わせ方法は任意で構わないが、制御の簡便性を考慮して、例えば次式のような線形変換であることが好ましい。
[式1]
f(t)=a・U(t)+b・N(t)
t:時間
f(t):補正後の信号値
U(t):紫外域の検出素子から得られた吸光度換算した信号値
N(t):近赤外域の検出素子から得られた吸光度換算した信号値
a,b:係数
本発明では、共通のフローセルの光路に同時刻に同時に紫外光線及び近赤外光線を導入しているため、各々の信号値の位相が揃い、各時刻の信号値を線形変換して処理しても時刻ずれ等による補正ずれを最小化することができる。
図3は、紫外域及び近赤外域における水−メタノール混合系の吸光度スペクトルを示す図である。図3に示すように、紫外域では、水−有機溶媒混合系の有機溶媒割合が増加するにつれて吸光度が増加するが、近赤外域では、水−有機溶媒混合系の有機溶媒割合が増加するにつれて吸光度が減少する性質を有する(ここでは代表例として水−メタノール系を例示した)。そのため、図2に示したように、移動相に水100%から有機溶媒100%へと組成を連続的に変化させた時に、紫外域の検出素子の信号値は正の吸光度変化を、近赤外域の検出素子の信号値は負の吸光度変化を出力する。
本発明の構成で、グラジエント分析時に移動相の組成変化が設計通りに正しく行われているかどうかを確認する、いわやるグラジエントモニタとしても使用できる。すなわち、近赤外域の光の検出素子からの信号値には移動相由来の信号値のみが含まれているため、移動相由来のベースライン変動値、特に水の濃度比率に応じた変動値を知る事が可能である。従来は、移動相の濃度比率により粘性が変化することから、ポンプに取り付けられた圧力センサの出力値を用いてグラジエントモニタとしていた。しかしながら、水−有機溶媒混合系では粘性と移動相の濃度比率の関係が単調な増加又は減少ではなくしばしば極値を持っている、圧力値ではポンプから廃液までの全配管を反映した状態しかモニタできない、といった課題も抱えていた。本発明の構成を利用したグラジエントモニタを用いれば、移動相の濃度比率と吸光度の関係は極値を持たず単調増加又は単調減少であり、かつ検出器フローセル地点の局所的情報のみを反映した信号値が得られるため、上記ポンプでモニタした場合の欠点を克服できる。この時、紫外域の光としては移動相由来の吸収が存在しない波長範囲を用いてサンプル信号の検出とグラジエントモニタのみを行ってもよいし、移動相由来の吸収が存在する波長範囲においてリアルタイムにベースライン変動を低減処理しながら同時にグラジエントモニタを行ってもよい。
本発明によれば、上述した移動相濃度が連続的に変化するベースライン変動値以外にもポンプ送液に由来する移動相濃度の周期的な濃度変化に起因するベースライン変動値(混合リップル)を低減することも可能となる。2種の溶液からポンプを用いてある濃度の溶離液を作り出すポンプミックス条件下においては、ポンプ送液による混合が完全ではないことから、ポンプの送液周期に応答したベースライン変動が観測される。これは、高いモル吸光係数を有する物質、例えばトリフルオロ酢酸等を含んだ溶離液を用いる場合に、ベースラインノイズとして問題となる。この現象は、移動相の濃度が連続的に変化するグラジエント分析時やある一定値の移動相濃度で送液するイソクラティック分析時のいずれにおいても観測される。この時、本発明によれば、近赤外域の光の信号値から移動相の濃度比率に応じたベースライン変動値のみを得る事が可能であるため、紫外域の光の信号値から得られたサンプル由来の信号値と移動相の濃度比率に応じたベースライン変動値の混合信号値から、例えば式(1)を用いて、図4のようにベースライン変動値のみを除去することが可能となり、高感度分析を実現できる。これは、紫外域の光と近赤外域の光を同時に光路に導入することで第一検出素子からの信号値と第二検出素子からの信号値の位相を揃える事が可能となったために実現できたものである。
図5は、本発明による液体クロマトグラフ用検出器の別の実施例を示す模式図である。図1に示した実施例と使用する部品は同一であるが、近赤外域用の光源102と近赤外域用の検出素子108をフローセル105の流路方向に対して垂直となるように配置した。本配置により、紫外光線と近赤外光線をそれぞれ分割せずとも独立に検出することが可能となる。また、このような配置とする事で、1つのフローセルで紫外光線と近赤外光線でそれぞれ異なる光路長を使用することが可能となる。すなわち、流路104の形状に直径1mm、長さ10mmの円筒形状を採用した場合、紫外光線にとっては光路長10mm、近赤外光線にとっては光路長1mmのフローセルとなる。本配置により、紫外域の検出は従来と同等の光路長10mmで行いつつ、近赤外域の検出によりグラジエントモニタ機能を追加することも可能となる。尚、本配置においては、フローセル105の材質として、近赤外光線を透過することが必須であるため、例えば合成石英やシリコンなどが望ましい。その際、フローセル内壁に反射した紫外光線の散乱を減少させるため、内壁表面にダイヤモンドライクカーボン等をコーティングすることが好ましい。
図6は、本発明による液体クロマトグラフ用検出器の別の実施例を示す模式図である。本実施例は、図1に示した構成に加えて、フローセル透過前の紫外光線を分割して検出するためのハーフミラー601と紫外域用検出素子602、フローセル透過前の近赤外光線を分割して検出するためのハーフミラー603と近赤外域用検出素子604、及びフローセル透過後に光線を分割するためのハーフミラー605を備える。紫外域と近赤外域では異なる光源を使用するため、光源ゆらぎ(光強度ゆらぎ、光スポットゆらぎ等)の周期が一致せず、ゆらぎによるノイズが増幅してしまう影響が存在する。図6のようにフローセル透過前に各光源に対応した参照用の検出素子を配置して光源強度をモニタする。こうして光源ゆらぎを含んだ信号値を取得し、フローセル透過光を検出する紫外域用検出素子107及び近赤外域用検出素子108から取得した信号値と組み合わせて、光源ゆらぎを除去した信号値を算出することが可能となる。
図6の構成例では検出素子107,108,604に紫外光線と近赤外光線が同時に投入されているが、使用する検出素子の感度波長を適切に選択する事で紫外光線と近赤外光線をそれぞれ選択的に検出する事が可能となる。すなわち、紫外光線用検出素子として、感度波長が160nm〜1100nmであるシリコンフォトダイオードを用いれば、近赤外光線には応答せず紫外光線のみを検出する事が可能である。同様に、近赤外光線用検出素子として、感度波長が900nm〜2500nmであるInGaAsフォトダイオードを用いれば、紫外光線には応答せず近赤外光線のみを検出する事が可能であり、結果として紫外光線と近赤外光線を選択的に検出する事が可能となる。尚、ハーフミラー材質としては、基板に紫外域から近赤外域に渡って透過率が高い合成石英を、コーティング膜に紫外域から近赤外域に渡って反射率が高いアルミニウムや誘電体多層膜を用いることが好ましい。
この構成例では各光源から出射された光を分光せずに用いているが、有機溶媒の紫外域の吸収波長帯及び水の近赤外域の吸収波長帯の波長幅が広いことから、分光せずとも各溶媒由来の応答を検出することが可能であり、また分光していないために光量の減衰が起きず総光量が明るくなるという利点もある。光学分割素子にはハーフミラーの他にダイクロイックミラー等があるが、紫外波長また近赤外波長のどちらか一方を反射した場合に未反射の波長を効率良く透過できる材質がない事から、紫外波長、近赤外波長の分割を効率よく両立することが困難であるため、本発明の検出器には適さない。
図6に示した実施例において、得られた信号値に対して式(2)の演算処理を行う事でノイズを低減することができる。本実施例のようにフローセル透過前の信号値を用いてフローセル透過後の信号値を処理することで光源由来のゆらぎを除去する事が可能となり、光源が異なる紫外域の信号値と近赤外域の信号値を組み合わせた後の補正値のノイズを抑制する事ができる。
[式2]
f(t)=a・(US(t)−UR(t))+b・(NS(t)−NR(t))
t:時間
f(t):補正後の信号値
US(t):フローセル透過後の紫外域の検出素子から得られた吸光度換算した信号値
UR(t):フローセル透過前の紫外域の検出素子から得られた吸光度換算した信号値
NS(t):フローセル透過後の近赤外域の検出素子から得られた吸光度換算した信号値
NR(t):フローセル透過前の近赤外域の検出素子から得られた吸光度換算した信号値
a,b:係数
図7は、本発明による液体クロマトグラフ用検出器の別の実施例を示す模式図である。本実施例では、図6に示した構成例に加えて、紫外域透過フィルタ702、近赤外域透過フィルタ701,703を各検出器の直前に配置した。このように紫外光線又は近赤外光線のみを選択的に透過するフィルタを配置することにより、各検出素子において、電子へと変換されなかった光が熱へと変換されて温度ゆらぎを引き起こし、信号雑音を増幅してしまう効果を排除する事ができる。紫外域透過フィルタとしては、紫外光線を透過し、近赤外光線を吸収する材質であれば良いため、例えば市販されている紫外域用のショートパスフィルタやバンドパスフィルタ、合成石英セルに封入した水などを用いることができる。近赤外域透過フィルタとしては、紫外光線を吸収し、近赤外光線を透過する材質であれば良いため、例えば市販されている近赤外域用のロングパスフィルタやバンドパスフィルタ、シリコン基板などを用いることができる。
図8は、本発明による液体クロマトグラフ用検出器の別の実施例を示す模式図である。本実施例では、図6に示した構成例において、フローセル透過後の光路に配置したハーフミラー605を分光器801に変更し、分光された光を検出する検出素子を分光器の後段に配置した。ハーフミラーを用いて光を分割する方式では、光学系が簡単となる一方で、紫外光線と近赤外光線を反射光と透過光に分配するため、光量が減衰してしまうという欠点も抱える。そのため、分光器を用いて光を分割することにより、紫外光線及び近赤外光線を効率よく検出素子まで運ぶことが可能となる。回折格子は、通常ある波長を中心として効率良く分光できるように設計されており、紫外域の光と近赤外域の光を同時に効率よく分光することは難しい。そのため、合成石英製のプリズムを用いて屈折率の違いにて分光する方法の方が高効率であり、好ましい。また、分光する事により、検出素子の感度波長外の光が検出素子まで運ばれなくなるため、熱エネルギーによる温度ゆらぎの影響を低減することができる。
図9は、本発明による液体クロマトグラフ用検出器の別の実施例を示す模式図である。本実施例は、図8に示した構成例において、各光源の直後に紫外域用分光器901と近赤外用分光器902を配置し、単色光を図8に示した光学系に導入できるようにした。このように予め分光した単色光を光学系に導入することにより、有効な波長のみの信号値を選択できるようになり、より効果的なサンプル信号の抽出とベースライン変動の低減を行うことが可能となる。また、予め分光されているため、各検出素子においては、熱エネルギーによる温度ゆらぎの影響を最小化することができる。尚、各光源として、半導体レーザーやLEDを用いた場合、単色光に近い光線が発せられるため、光源直後に分光器を配置する必要は必ずしもない。図9の例では紫外域、近赤外域の両光源の直後に分光器を配置しているが、分光器の配置はどちらか一方だけであっても構わない。
図10は、本発明による液体クロマトグラフ用検出器の別の実施例を示す模式図である。本実施例では、図9に示した構成例において、ハーフミラー601の配置をハーフミラー1001の配置へと変更した。このように紫外光線と近赤外光線を合流した後で光線を分割することにより、検出素子までの光学系を共通化でき、光学系由来のゆらぎの影響を最小化することができ、信号雑音を低減することができる。
図11は、本発明による液体クロマトグラフ用検出器の別の実施例を示す模式図である。本実施例は、図9に示した構成例において、ハーフミラー601と分光器801を取り除き、紫外域検出素子107,602を前段に、近赤外域検出素子108,604を後段にして直列配置に変更した。すなわち、紫外域検出素子107の背後に近赤外域検出素子108を配置し、紫外域検出素子602の背後に近赤外域検出素子604を配置した。紫外域検出素子として、近赤外域の光を透過可能なフォトダイオードを選択することにより、このような構成が可能となる。例えば、そのような検出素子としては、透過型シリコンフォトダイオードが望ましい。このような構成とすることにより、光学部品の点数を減少して光学系由来のゆらぎを最小化できるのみならず、光線を分割する必要がないため、光量を効率よく検出素子まで運ぶ事が可能となる。
ここまでの実施例では、光線を分割する手段としてハーフミラーを代表して例示したが、高周波数で光線の反射を切り替える光学素子を用いてもよい。例えば、そのような手段として、表面にミラーと空隙を備えたホイール型のチョッパーやMEMS技術により作製された微小ミラーアレイを備えた素子を用いてもよい。本発明の主な適用先である液体クロマトグラフ製品では高速分析時のサンプリング間隔が数百Hz程度であるため、これらの素子を運用する際にはこれより十分に高速であればよく、例えば数kHz程度の周波数で稼動させれば検出素子にて信号値を拾う際にはパルス上の変化は平坦化され、擬似的に恒常的に光が分割されているものとしてみなすことができる。
以上の実施例では、単波長のみを検出するフォトダイオードのみを挙げたが、例えば図6のハーフミラー605の後に分光器を導入して後分光を行い、検出素子にフォトダイオードアレイを用いれば複数波長の情報を得る事ができる。その場合、紫外域用の検出素子から得られた信号値ベクトルと近赤外域用の検出素子から得られた信号値ベクトルを下記の式(3)のように組み合わせることが好ましい。
[式3]
Figure 0006062837
t:時間
f(t):補正後の信号値
U:紫外域の検出素子から得られた吸光度換算した信号値ベクトル
N:近赤外域の検出素子から得られた吸光度換算した信号値ベクトル
U1(t)…Un(t):紫外域の検出素子から得られた吸光度換算した各波長の信号値
N1(t)…Nn(t):近赤外域の検出素子から得られた吸光度換算した各波長の信号値
A,B:係数行列
a1…an,b1…bn:係数
以下に、本発明による効果を検証した実験例を示す。
図12は、本発明の検出器を組み込んだ液体クロマトグラフシステムの例を示す模式図である。図12には、溶離液1201、ポンプ1202、オートサンプラ1203、カラム1204、検出器1205、廃液入れ1206を備える低圧グラジエント送液方式の液体クロマトグラムシステムを示した。液体クロマトグラフ用検出器1205の内部は図11に示した実施例で構成されており、各検出素子から得た信号値を演算部1207にて処理し、外部制御装置1208へと出力する。
低圧グラジエントモードにて1.0ml/min(10MPa)で送液し、移動相として水20%、アセトニトリル80%の混合溶液から水40%、アセトニトリル60%まで6分かけて線形に組成を変化させていくグラジエント分析を行った。紫外域の光として185nmに分光した光を、近赤外域の光として1450nmに分光した光をフローセル105に導入した。また、分析カラムとして、YMC社製カラム(YMC-Pack Polyamine II、4.6mm×150mmカラム)を用い、サンプルとして濃度100ppmのフルクトース、グルコース、スクロース混合水溶液を10μL導入した。フローセルの光路長は1mmとした。紫外域、近赤外域共に検出用の検出素子から得られた信号値を式(2)のように参照用の検出素子から得られた信号値で差分し、光源ゆらぎの影響を取り除いた。その後、光源ゆらぎの影響を取り除いた紫外域の信号値に係数1を、近赤外域の信号値に係数0.2を掛けた値との和を取った後の信号値を最終的なデータ値とした。
図13は、本発明の液体クロマトグラフ用検出器を用いたことによるグラジエント分析時のベースライン変動の低減結果を示す図である。図13の条件では、有機溶媒に対する水の比率を増やしているため、図2の模式図とは信号値の正負が反転している。図13に示したように、紫外域の信号値に近赤外域の信号値を組み合わせる事で、移動相由来の大きなベースライン変動を低減できることを確認した。
同様の条件で、従来のユニバーサル検出器である示差屈折率検出器を用いて分析を行った時の結果を図14に示す。図14より分かるように、示差屈折率検出器では本分析を行った際に移動相由来のベースライン変動値が大きい上に、サンプル信号値が得られる前に飽和してしまうためにグラジエント分析自体が不可であることが分かった。図13と図14の比較から見ても、本発明による効果の有用性が確認できる。また、グラジエント分析時における有機溶媒の割合を検出できるどうかを検証するために、近赤外域の光の信号値から、予め信号値と水−有機溶媒の濃度比率の関係の検量線を取得しておいたデータを用いて、グラジエント分析時(水100%からメタノール100%に組成を変化)におけるメタノールの割合をリアルタイムに算出した結果を図15に示す。図15には、ポンプに取り付けられた圧力センサの出力値も示した。図15より分かるようにグラジエント分析により水−有機溶媒の濃度割合が時間と共に単調増加に変化していく様子がモニタリングできることを確認した。尚、図12では低圧グラジエント方式での駆動例を示したが、高圧グラジエント方式での駆動例でも同様の効果は得られる。
以上の実施例では、リアルタイム分析を重視するため、紫外光から得られる信号値と近赤外光から得られる信号値の組み合わせ法を式(1)、(2)、(3)で例示したが、当然のことながらこれ以外の任意の組み合わせ方法によってもベースライン変動値を低減することは可能である。例えば、紫外域、近赤外域において、移動相中の水−有機溶媒比率と吸光度の関係を予め求めておき、その関係を多項式近似等でフィッティングすることで、任意の組み合わせ方法を作製することも可能である。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
101 紫外域光源
102 近赤外域光源
103 試料液体
104 フローセル流路
105 フローセル
106a,106b フローセル窓
107,602 紫外域用検出素子
108,604 近赤外域用検出素子
109 紫外光線
110 近赤外光線
111,1207 演算部
601,603,605,1001 ハーフミラー
701,702,703 フィルタ
801,901,902 分光器
1201 溶離液
1202 ポンプ
1203 オートサンプラ
1204 カラム
1205 検出器
1206 廃液入れ
1208 外部制御装置

Claims (5)

  1. 紫外域の光を発生する第一の光源と、
    近赤外域の光を発生する第二の光源と、
    試料液体が流されるフローセルと、
    前記第一の光源から発生された光と前記第二の光源から発生された光を同時に前記フローセルに入射させる光学系と、
    前記フローセルを透過した紫外域の光を検出する第一の検出素子と、
    前記フローセルを透過した近赤外域の光を検出する第二の検出素子と、
    前記第一の光源から発生された光の強度をモニタするための第三の検出素子と、前記第二の光源から発生された光の強度をモニタするための第四の検出素子
    前記第一の検出素子から得られた第一の信号値と前記第二の検出素子から得られた第二の信号値と前記第三の検出素子から得られた第三の信号値と前記第四の検出素子から得られた第四の信号値を演算する演算部とを備え、
    前記試料液体は一成分として水を含み、当該水の濃度が時間と共に連続的に変化し、
    前記演算部は、時間をt、前記第一の検出素子から得られた吸光度換算した信号値をUS(t)、前記第三の検出素子から得られた吸光度換算した信号値をUR(t)、前記第二の検出素子から得られた吸光度換算した信号値をNS(t)、前記第四の検出素子から得られた吸光度換算した信号値をNR(t)、係数をa,bとするとき、次式によりグラジエント分析時における移動相由来のベースライン変動を低減した信号値f(t)を演算することを特徴とする液体クロマトグラフ用検出器。
    f(t)=a・(US(t)−UR(t))+b・(NS(t)−NR(t))
  2. 紫外域の光を発生する第一の光源と、
    近赤外域の光を発生する第二の光源と、
    試料液体が流されるフローセルと、
    前記第一の光源から発生された光と前記第二の光源から発生された光を同時に前記フローセルに入射させる光学系と、
    前記フローセルを透過した紫外域の光を検出する第一の検出素子と、
    前記フローセルを透過した近赤外域の光を検出する第二の検出素子と、
    前記第一の検出素子から得られた第一の信号値と前記第二の検出素子から得られた第二の信号値を演算する演算部とを備え、
    前記試料液体は一成分として水を含み、当該水の濃度が時間と共に連続的に変化し、
    前記第一の検出素子及び前記第二の検出素子はフォトダイオードアレイであり、
    前記演算部は、時間をt、前記第一の検出素子から得られた複数波長の情報を含んだ第一の信号値ベクトルをU、前記第二の検出素子から得られた吸光度換算した信号値ベクトルをN、前記第一の検出素子から得られた吸光度換算した各波長の信号値をU1(t)…Un(t)、前記第二の検出素子から得られた吸光度換算した各波長の信号値をN1(t)…Nn(t)、係数行列をA,B、係数をa1…an,b1…bnとするとき、次式によりグラジエント分析時における移動相由来のベースライン変動を低減した信号値f(t)を演算することを特徴とする液体クロマトグラフ用検出器。
    Figure 0006062837
  3. 紫外域の光を発生する第一の光源と、
    近赤外域の光を発生する第二の光源と、
    試料液体が流されるフローセルと、
    前記第一の光源から発生された光と前記第二の光源から発生された光を同時に前記フローセルに入射させる光学系と、
    前記フローセルを透過した紫外域の光を検出する第一の検出素子と、
    前記フローセルを透過した近赤外域の光を検出する第二の検出素子と、
    前記第一の検出素子から得られた第一の信号値と前記第二の検出素子から得られた第二の信号値を演算する演算部とを備え、
    前記第一の光源から発生された光の光路と前記第二の光源から発生された光の光路が前記フローセル中で交差していることを特徴とする液体クロマトグラフ用検出器。
  4. 紫外域の光を発生する第一の光源と、
    近赤外域の光を発生する第二の光源と、
    試料液体が流されるフローセルと、
    前記第一の光源から発生された光と前記第二の光源から発生された光を同時に前記フローセルに入射させる光学系と、
    前記フローセルを透過した紫外域の光を検出する第一の検出素子と、
    前記フローセルを透過した近赤外域の光を検出する第二の検出素子と、
    前記第一の検出素子から得られた第一の信号値と前記第二の検出素子から得られた第二の信号値を演算する演算部と、
    前記第一の光源から発生された光を分光する第1の分光器及び/又は前記第二の光源から発生された光を分光する第2の分光器を備え、
    前記第1の分光器で分光された紫外域の特定波長の光及び/又は前記第2の分光器で分光された近赤外域の特定波長の光が前記フローセルに入射されることを特徴とする液体クロマトグラフ用検出器。
  5. 請求項に記載の液体クロマトグラフ用検出器において、
    前記第一の検出素子及び前記第三の検出素子は近赤外域の光を透過可能な透過型シリコンフォトダイオードであり、前記第一の検出素子の背後に前記第二の検出素子が配置され、前記第三の検出素子の背後に前記第四の検出素子が配置されていることを特徴とする液体クロマトグラフ用検出器。
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