JP6060635B2 - Residence information calculation method, residence information calculation device, and program - Google Patents
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Description
本発明は、乗り物の乗客の滞留情報算出方法、滞留情報算出装置、及びプログラムに関する。 The present invention relates to a method for calculating residence information for passengers of a vehicle, a residence information calculation device, and a program.
駅構内のように、人が集まる場所は、広告の掲示場所として好適であるが、全ての駅のあらゆる場所に広告を掲示することは経済的でない。したがって、出来るだけ広告効果が高い場所が広告の掲示場所として選択される。 A place where people gather like a station premises is suitable as an advertisement posting place, but it is not economical to post an advertisement in every place of all stations. Therefore, a place where the advertisement effect is as high as possible is selected as the place where the advertisement is posted.
しかしながら、従来、広告効果の高い場所の選定や、或る場所において効果的な広告の選定等に有効な判断材料を得ることは難しい。例えば、駅構内における各乗客の行動を把握することは難しい。 However, conventionally, it is difficult to obtain an effective judgment material for selection of a place with high advertising effect or selection of an effective advertisement at a certain place. For example, it is difficult to grasp the behavior of each passenger on the station premises.
そこで、一側面では、広告効果の向上を支援することを目的とする。 Therefore, an object of one aspect is to support the improvement of the advertising effect.
一つの案では、滞留情報算出方法は、乗客が利用した運行単位又は運航単位を示す情報と、当該乗客が利用した乗降施設、及び当該乗降施設における当該乗客の入場時刻又は退場時刻を示す情報と、当該乗降施設における前記運行単位又は運航単位の出発時刻又は到着時刻と、当該乗降施設の入退場場所と当該運行単位又は運航単位の乗り場との間の所要時間を示す情報とに基づいて、当該乗り場に滞留した時間帯を算出し、算出された時間帯に基づいて、一定の時間間隔ごとに、前記各乗り場における乗客の滞留数を算出し、前記時間間隔ごとに各乗り場について算出された滞留数を出力する処理を前記コンピュータが実行する。 In one plan, the stay information calculation method includes information indicating an operation unit or an operation unit used by a passenger, information indicating a boarding facility used by the passenger, and an entry time or an exit time of the passenger at the boarding facility. , Based on the departure time or arrival time of the operation unit or operation unit at the boarding facility and information indicating the required time between the entry / exit location of the boarding facility and the platform of the operation unit or operation unit, Calculate the staying time at the landing, calculate the number of passengers staying at each landing at a certain time interval based on the calculated time zone, and calculate the staying time calculated for each landing at each time interval The computer executes a process of outputting a number.
一態様によれば、広告効果の向上を支援することができる。 According to one aspect, it is possible to support the improvement of the advertising effect.
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図１は、本発明の実施の形態における情報処理システムの構成例を示す図である。図１の情報処理システム１において、或る鉄道会社の或る路線における各駅に設置された自動改札機２０は、ネットワークを介して滞留情報算出装置１０に接続されている。本実施の形態において処理対象とされる１以上の路線を、以下「路線Ａ」という。すなわち、路線Ａは、複数の路線に対する総称であってもよい。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration example of an information processing system according to an embodiment of the present invention. In the
自動改札機２０は、乗客の切符又は定期券等の乗車券に記録されている情報を読み取るたびに、入場記録又は退場記録を滞留情報算出装置１０に転送する。入場記録は、乗客が駅に入場したことを示す記録である。退場記録は、乗客が駅から退場したことを示す記録である。
Each time the
滞留情報算出装置１０は、各自動改札機２０より転送される入場記録及び退場記録と、列車の運行情報等に基づいて、各乗車券の利用者である乗客が、いずれの列車に乗車したかを推定する。また、滞留情報算出装置１０は、乗車した列車の推定結果等に基づいて、各乗客に関して、ホーム等、駅の各エリアでの滞留時間及び滞留人数の算出等を行う。また、滞留情報算出装置１０は、ＬＡＮ（Local Area Network）又はインターネット等のネットワークを介して接続されるクライアント装置３０からの要求に応じ、エリア別の滞留時間及び滞留人数の集計結果等を出力する。クライアント装置３０は、ユーザによって利用される情報処理装置であり、例えば、ＰＣ（Personal Computer）、ＰＤＡ（Personal Digital Assistance）、タブレット型端末、スマートフォン、及び携帯電話等である。
Based on the entrance record and exit record transferred from each
図２は、本発明の実施の形態における滞留情報算出装置のハードウェア構成例を示す図である。図２の滞留情報算出装置１０は、それぞれバスＢで相互に接続されているドライブ装置１００、補助記憶装置１０２、メモリ装置１０３、ＣＰＵ１０４、及びインタフェース装置１０５等を有する。
FIG. 2 is a diagram illustrating a hardware configuration example of the staying information calculation apparatus according to the embodiment of the present invention. 2 includes a
滞留情報算出装置１０での処理を実現するプログラムは、記録媒体１０１によって提供される。プログラムを記録した記録媒体１０１がドライブ装置１００にセットされると、プログラムが記録媒体１０１からドライブ装置１００を介して補助記憶装置１０２にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体１０１より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置１０２は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
A program that realizes processing in the staying
メモリ装置１０３は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置１０２からプログラムを読み出して格納する。ＣＰＵ１０４は、メモリ装置１０３に格納されたプログラムに従って滞留情報算出装置１０に係る機能を実行する。インタフェース装置１０５は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
The
なお、記録媒体１０１の一例としては、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤディスク、又はＵＳＢメモリ等の可搬型の記録媒体が挙げられる。また、補助記憶装置１０２の一例としては、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）又はフラッシュメモリ等が挙げられる。記録媒体１０１及び補助記憶装置１０２のいずれについても、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に相当する。
An example of the
なお、複数のコンピュータが滞留情報算出装置１０を構成してもよい。
A plurality of computers may constitute the staying
図３は、本発明の実施の形態における滞留情報算出装置の機能構成例を示す図である。図３において、滞留情報算出装置１０は、入退場記録受信部１１、乗車列車推定部１２、アクション履歴推定部１３、滞留時間推定部１４、要求受信部１５、集計部１６、掲示場所判定部１７、設置場所判定部１８、及び出力部１９等を有する。これら各部は、滞留情報算出装置１０にインストールされたプログラムが、ＣＰＵ１０４に実行させる処理により実現される。滞留情報算出装置１０は、また、乗車履歴記憶部１１１、運行情報記憶部１１２、駅情報記憶部１１３、乗客情報記憶部１１４、移動速度情報記憶部１１５、アクションコード記憶部１１６、属性区分記憶部１１７、アクション履歴記憶部１１８、滞留時間記憶部１１９、広告情報記憶部１２０、及び設備情報記憶部１２１等を利用する。これら各記憶部は、補助記憶装置１０２、又は滞留情報算出装置１０にネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現可能である。
FIG. 3 is a diagram illustrating a functional configuration example of the staying information calculation apparatus according to the embodiment of the present invention. In FIG. 3, the staying
入退場記録受信部１１は、各駅の自動改札機２０より転送される入場記録又は退場記録を受信する。入場記録又は退場記録には、乗車券の識別子、入場記録又は退場記録を記録した自動改札機２０が設置された駅の駅名、及び入場時刻若しくは退場時刻等が含まれている。以下、各乗車券の識別子を、「乗車券ＩＤ」という。
The entrance / exit
入退場記録受信部１１は、受信された入場記録又は退場記録を乗車履歴記憶部１１１に記憶する。なお、乗車履歴記憶部１１１では、同一の乗車券ＩＤに係る入場記録と退場記録との組は一つのレコード内に記憶される。したがって、乗車履歴記憶部１１１は、乗車履歴の一覧を記憶する。
The entry / exit
運行情報記憶部１１２は、路線Ａにおいて運行される列車ごとに、運行情報、例えば、ダイヤ情報を記憶する。運行情報には、各停車駅の到着時刻及び発車時刻等が含まれる。但し、始発駅に関して到着時刻は含まれない。また、終着駅に関して発車時刻は含まれない。運行情報記憶部１１２に記憶される運行情報は、運行実績であることが望ましい。但し、ダイヤが乱れたりするなどの理由により運行実績情報を入手することが困難な場合は、運行予定情報が利用されてもよい。
The operation
駅情報記憶部１１３は、路線Ａの各駅の構内に関する情報を記憶する。例えば、駅情報記憶部１１３は、各改札口からホームまでの所要時間等を示す情報を記憶する。
The station
乗客情報記憶部１１４は、乗車券ＩＤごとに、当該乗車券ＩＤに係る乗客の属性情報を記憶する。乗客の属性情報には、乗客の移動能力も含まれる。移動能力とは、移動速度を示す情報であり、本実施の形態では、移動速度に応じて３つの区分又は段階に分類された値によって表現される。移動速度情報記憶部１１５は、移動速度の区分ごとに、移動速度の具体的な値を記憶する。
The passenger
乗車列車推定部１２は、乗車履歴記憶部１１１が記憶する乗車履歴ごとに、当該乗車履歴に係る乗客が乗車した可能性が高いと推定される列車を特定する。乗車履歴に含まれる入場記録及び退場記録には、乗車券ＩＤ、入場記録又は退場記録を記録した自動改札機２０が設置された駅の駅名、及び入場時刻若しくは退場時刻等が含まれている。したがって、同一の乗車券ＩＤに対する入場記録及び退場記録と、運行情報記憶部１１２が記憶する運行情報とに基づいて、当該乗車券に係る乗客の乗車駅及び降車駅を推定することができる。乗車列車推定部１２は、当該乗車駅における入場時刻、当該降車駅における退場時刻と、運行情報とに基づいて、次の条件を満たす列車を、当該乗車券を利用した乗客が乗車した列車であるとして推定する。なお、或る乗車券ＩＤについて乗車した列車であると推定された列車を、以下「乗車列車」という。
（１）入場記録に係る駅における発車時刻が入場時刻より後である。
（２）退場記録に係る駅における到着時刻が退場記憶より前である。
The boarding
(1) The departure time at the station related to the entry record is later than the entry time.
(2) The arrival time at the station related to the exit record is before the exit memory.
但し、上記（１）及び（２）を満たす列車は複数存在する可能性がある。そこで、乗車列車推定部１２は、は、入場記録を記録した自動改札機２０の設置された改札口から乗車位置までの所要時間、及び降車位置から退場記録を記録した自動改札機２０が設置された改札口までの所要時間等を考慮して、乗車列車を推定する。また、各所要時間は、乗客ごとの属性を考慮して補正される。例えば、移動速度が速い乗客については、各所要時間は短くされる。移動速度が遅い乗客については、各所要時間は長くされる。入場記録を記録した自動改札機２０の設置された改札口から乗車位置までの所要時間、及び降車位置から退場記録を記録した自動改札機２０が設置された改札口までの所要時間は、駅情報記憶部１１３及び乗客情報記憶部１１４等に基づいて判定される。
However, there may be a plurality of trains that satisfy the above (1) and (2). Therefore, the boarding
以下、乗車列車である可能性が高いと推定される列車の特定を、単に、「乗車列車の推定」という。 Hereinafter, identification of a train that is estimated to be a boarding train is simply referred to as “estimated boarding train”.
アクション履歴推定部１３は、乗車列車の推定結果と、乗車履歴とに基づいて、乗客ごとに、当該乗客が利用した駅での行動の履歴を推定する。行動の履歴には、時間情報も含まれる。すなわち、行動の履歴には、いつ、どこで、何をしたかといった情報が含まれる。乗客の行動は、予め、アクションコード記憶部１１６に記憶されているアクションコードによって分類される。アクションコードは、乗客の行動ごとに、当該行動を示す識別情報である。アクション履歴推定部１３による処理結果は、アクション履歴記憶部１１８に記憶される。すなわち、アクション履歴記憶部１１８は、乗客が利用した駅ごとに、当該駅における当該乗客の行動の履歴を記憶する。
The action
滞留時間推定部１４は、アクション履歴推定部１３による処理結果と、駅情報記憶部１１３が記憶する情報とに基づいて、駅構内における乗客の移動経路に係るエリアごとに、乗客の滞留時間の推定値を算出する。駅情報記憶部１１３には、例えば、改札口とホームとの間の経路におけるエリアごとに、当該エリアの通過に要する所要時間が記憶されている。したがって、例えば、或る駅において乗車した乗客に関しては、改札口の入場時刻から乗車列車の当該駅での発車時刻までの時間から、当該改札口からホームまでの経路に係る各エリアの所要時間を減ずることにより、乗車ホームでの滞留時間が算出される。また、或る駅において降車した乗客に関しては、乗車列車の当該駅への到着時刻から改札口の退場時刻までの時間から、ホームから改札口までの経路に係る各エリアの所要時間を減ずることにより、降車ホームでの滞留時間が算出される。したがって、滞留時間推定部１４が実際に算出するのは、ホームでの滞留時間であり、ホーム以外のエリアでの滞留時間については、駅情報記憶部１１３に記憶されている値が採用される。滞留時間推定部１４による処理結果は、滞留時間記憶部１１９に記憶される。すなわち、滞留時間記憶部１１９は、乗客が利用した駅におけるエリアごとに、乗客の滞留時間を記憶する。
The residence
要求受信部１５は、クライアント装置３０からの要求を受信する。集計部１６は、クライアント装置３０からの要求に応じ、滞留時間記憶部１１９が記憶する情報の集計処理を実行する。例えば、集計部１６は、各駅に属する各エリアにおいて、時間帯ごとに、乗客の属性別に滞留人数や滞留時間の平均値等を算出する。また、集計部１６は、一定時間間隔ごとに、各エリアにおける乗客の滞留人数を算出する。すなわち、乗客ごとの行動の履歴が推定結果に基づいて、或る時間間隔における乗客の滞在人数をエリア別に推定することができる。なお、集計部１６による処理は、バッチ的に行われてもよい。乗客の属性とは、例えば、年代や性別等である。乗客の属性の区分は、属性区分記憶部１１７が記憶する、属性の区分ごとの識別情報である属性区分によって識別される。
The
掲示場所判定部１７は、広告情報記憶部１２０に属性情報が記憶されている広告ごとに、集計部１６による集計結果等に基づいて、掲示場所として適している場所を判定する。設置場所判定部１８は、設備情報記憶部１２１に登録されている設備について、集計部１６による集計結果等に基づいて、設置場所として適している場所を判定する。
The posting
出力部１９は、集計部１６、掲示場所判定部１７、又は設置場所判定部１８による処理結果を出力する。例えば、出力部１９は、当該処理結果を、処理の実行要求元のクライアント装置３０に返信する。
The
以下、滞留情報算出装置１０が実行する処理手順について説明する。図４は、滞留情報算出装置が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。図４の処理は、例えば、路線Ａにおける１日分の運行が終了した後に実行される。すなわち、図４の処理は、毎日、定期的に実行されてもよい。
Hereinafter, a processing procedure executed by the staying
ステップＳ１０１において、乗車列車推定部１２は、運行情報を運行情報記憶部１１２からメモリ装置１０３に読み込む（Ｓ１０１）。
In step S101, the boarding
図５は、運行情報記憶部の構成例を示す図である。図５において、運行情報記憶部１１２は、路線Ａにおいて運行された、又は運行予定の各列車の列車ＩＤに対応付けて、運行情報を記憶する。運行情報には、各停車駅の到着時刻及び発車時刻、並びに利用ホーム名等が含まれる。但し、図５では、一部の駅に関して到着時刻は、便宜上省略されている。到着時刻及び発車時刻の双方が登録される場合、各停車駅には、例えば、駅４のように２列分の情報が登録される。
FIG. 5 is a diagram illustrating a configuration example of the operation information storage unit. In FIG. 5, the operation
列車ＩＤは、各列車の識別情報である。本実施の形態において、「列車」とは、運行単位をいう。運行単位とは、運行を開始してから終了するまでをいう。したがって、本実施の形態では、使用される車両が同一であっても、運行単位が異なれば、異なる列車として扱われる。本実施の形態では、特定の列車ＩＤに係る列車に言及する場合、「列車＜列車番号＞」と記載する。＜列車番号＞は、当該列車ＩＤの下３桁の番号である。したがって、例えば、図５の１行目の列車に言及する場合、列車９００と記載される。 The train ID is identification information of each train. In the present embodiment, “train” refers to an operation unit. The operation unit means from the start to the end of operation. Therefore, in this Embodiment, even if the vehicle used is the same, if a unit of operation differs, it will be handled as a different train. In the present embodiment, when referring to a train related to a specific train ID, it is described as “train <train number>”. <Train number> is the last three digits of the train ID. Therefore, for example, when referring to the train in the first row in FIG.
利用ホーム名は、列車が停車するホームの識別情報である。 The use home name is identification information of a home where the train stops.
運行情報記憶部１１２には、更に、乗客が乗り継ぐ又は乗り換える可能性の有る、２以上の列車の組み合わせに関しても、一本の列車として登録されている。例えば、図５において、３行目のレコードは、駅４において乗り換えが可能な、２本の列車の組み合わせに該当する。すなわち、駅１〜駅４までは、普通列車を利用し、駅４以降は、急行列車を利用するケースである。このような列車の組み合わせを、運行単位ごとの列車と区別する場合、「乗換列車」という。一方、単に、「列車」という場合、乗換列車も含まれる。なお、図５に示される乗換列車は、１行目のレコードに係る列車９００と、２行目のレコードに係る列車９１１との組み合わせである。
In the operation
乗換列車の運行情報には、更に、乗換フラグが含まれている。乗換フラグは、乗り換えの駅と、乗り換え時の乗客の行動を示す情報である。乗換フラグの行に値が記憶されている駅が、乗換駅に該当する。 The transfer train operation information further includes a transfer flag. The transfer flag is information indicating the transfer station and the behavior of the passenger at the time of transfer. A station whose value is stored in the line of the transfer flag corresponds to the transfer station.
本実施の形態において、乗り換えも含め、乗客の行動は、アクションコードと呼ばれる番号によって表現される。アクションコードは、アクションコード記憶部１１６に記憶されている。
In the present embodiment, passenger behavior including transfer is expressed by a number called an action code. The action code is stored in the action
図６は、アクションコード記憶部の構成例を示す図である。図６において、アクションコード記憶部１１６は、乗客の行動ごとに、当該行動を示すアクションコードを記憶する。
FIG. 6 is a diagram illustrating a configuration example of the action code storage unit. In FIG. 6, the action code memory |
図６に示されるアクションコード記憶部１１６に記憶されている行動のうち、乗り換えに関する行動は、乗換降車及び乗換乗車である。したがって、乗換フラグは、２又は３の値を有する。
Among the actions stored in the action
改めて、図５の３行目のレコードを参照すると、当該レコードの乗換列車は、９時に駅１の４番ホームから発車し、９時５分３０秒に駅４の４番ホームに到着することが示されている。駅４への到着に対応する列には、乗換フラグとして「２」が登録されている。当該乗車フラグにより、当該乗換列車の乗客は、駅４において、乗り換えのための降車をすることが示されている。一方、駅４からの発車に対応する列には、乗車フラグとして「３」が登録されている。当該乗車フラグにより、当該乗換列車の乗客は、駅４において、乗り換えのための乗車をすることが示されている。乗り換え先の列車は、９時７分に駅４を発車し、９時１９分に駅１０に到着する。したがって、そのまま、乗り換え前の列車９００に乗車して駅１０に行く場合よりも、早く駅１０に到着することができる。
Referring again to the record in the third row of FIG. 5, the transfer train of the record starts from the 4th platform of the
なお、本実施の形態において、乗換列車の列車ＩＤは、当該乗換列車の組み合わせに含まれる各列車の列車ＩＤを、アンダーバーによって接続したものとなっている。また、上記では、同じ路線における、終着駅が同じ列車の組合せである乗換列車が登録されている例が示されているが、異なる路線への乗り換えについても、同様に扱うことができる。 In addition, in this Embodiment, train ID of a transfer train has connected train ID of each train contained in the combination of the said transfer train by the underbar. Moreover, although the example in which the transfer train which is the combination of the same trains in the same route on the same line is shown above, the transfer to a different route can be handled similarly.
また、図５では、上り又は下り方向の一部の運行情報のみが示されているが、逆方向の運行情報についても運行情報記憶部１１２に記憶されている。
In FIG. 5, only a part of the operation information in the up or down direction is shown, but the operation information in the reverse direction is also stored in the operation
なお、ステップＳ１０１では、全ての列車の運行情報が読み込まれる。 In step S101, operation information of all trains is read.
続いて、乗車列車推定部１２は、乗車履歴記憶部１１１より、一つの乗車履歴をメモリ装置１０３に読み込む。以下、読み込まれた乗車履歴を、「対象乗車履歴」という。
Subsequently, the boarding
図７は、乗車履歴記憶部の構成例を示す図である。図７に示されるように、乗車履歴記憶部１１１は、乗車履歴ごとに、乗車券ＩＤ、属性区分、入場駅名、入場時刻、退場駅名、退場時刻、入場改札口名、及び退場改札口名等を記憶する。
FIG. 7 is a diagram illustrating a configuration example of the boarding history storage unit. As shown in FIG. 7, the boarding
乗車券ＩＤは、入場時又は退場時に、自動改札機２０によって乗車券より読み取られた乗車券ＩＤである。入場駅名は、当該乗車券に関して入場を記録した自動改札機２０が設置されている駅の駅名である。入場時刻は、当該乗車券に関して自動改札機２０によって駅への入場が記録された時刻である。入場改札口名は、当該自動改札機２０が設置されている改札口の識別名である。退場駅名は、当該乗車券に関して退場を記録した自動改札機２０が設置されている駅の駅名である。退場時刻は、当該乗車券に関して自動改札機２０によって駅からの退場が記録された時刻である。退場改札口名は、当該自動改札機２０が設置されている改札口の識別名である。また、属性区分は、乗車券ＩＤに係る乗客の属性区分である。各属性区分が示す属性情報は、例えば、属性区分記憶部１１７において、図８に示されるように登録されている。
The ticket ID is a ticket ID read from the ticket by the
図８は、属性区分記憶部の構成例を示す図である。図８に示されるように、属性区分記憶部１１７は、属性区分ごとに、属性情報を記憶する。属性情報の内容は、例えば、年代及び性別である。
FIG. 8 is a diagram illustrating a configuration example of the attribute classification storage unit. As shown in FIG. 8, the attribute
乗車履歴記憶部１１１が記憶する乗車履歴は、入退場記録受信部１１が各駅の各自動改札機２０より受信する入場記録及び退場記録に基づく。すなわち、入退場記録受信部１１は、入場記録を受信した場合、乗車履歴記憶部１１１に新たなレコードを追加し、当該入場記録に含まれている乗車券ＩＤ、属性区分、入場駅名、入場時刻、及び入場改札口名を、当該レコードに記憶する。入退場記録受信部１１は、退場記録を受信した場合、当該退場記録に含まれている乗車券ＩＤを含むレコードであって、退場駅名、退場時刻、及び退場改札口名が記憶されていないレコードを検索する。該当するレコードが検索された場合、入退場記録受信部１１は、受信された退場記録に含まれている退場駅名、退場時刻、及び退場改札口名を、当該レコードに記憶する。該当するレコードが複数検索された場合、最新のレコードに退場記録が記憶される。該当するレコードが検索されない場合、入退場記録受信部１１は、乗車履歴記憶部１１１に新たなレコードを追加し、受信された退場記録に含まれている、属性区分、退場駅名、退場時刻、及び退場改札口名を、当該レコードに記憶する。
The boarding history stored in the boarding
退場記録に含まれている乗車券ＩＤを含むレコードが検索されない場合の一例として、乗客が、路線Ａに含まれない他の路線から乗り入れている列車に乗車していた場合が挙げられる。すなわち、乗客が他の路線の駅において入場し、路線Ａの駅において退場した場合である。同様に、乗客が他の路線に乗り入れている列車に乗車した場合、退場記録が記録されないレコードが発生する。 As an example of the case where the record including the ticket ID included in the exit record is not searched, there is a case where the passenger is on a train that is entering from another route not included in the route A. That is, the passenger enters at a station on another route and leaves at a station on route A. Similarly, when a passenger gets on a train on another route, a record in which no exit record is recorded is generated.
なお、属性区分は、乗車券に記録されていなくてもよい。例えば、滞留情報算出装置１０は、乗車券ＩＤに対応付けて属性区分を記憶する記憶部を有していてもよい。当該記憶部を用いて、乗車券ＩＤに基づいて属性区分が特定されてもよい。
The attribute classification may not be recorded on the ticket. For example, the staying
続いて、乗車列車特定部１２は、対象乗車履歴と、運行情報とを照合することにより、対象乗車履歴に係る乗客の乗車列車の推定処理を実行する（Ｓ１０３）。対象乗車履歴に係る乗客を、以下「対象乗客」という。
Then, the boarding train specific |
なお、図４の処理の開始時において、乗車履歴記憶部１１１には、例えば、一日分等の所定期間の乗車履歴が記憶されていることとする。但し、所定期間は、一日に満たなくてもよい。
Note that at the start of the process of FIG. 4, it is assumed that the boarding
乗車列車の推定処理において、乗車列車が推定された場合（Ｓ１０４でＹｅｓ）、アクション履歴推定部１３は、対象乗客の利用駅ごとのアクション履歴の推定処理を実行する（Ｓ１０５）。アクション履歴とは、乗客の行動の履歴をいう。推定されたアクション履歴は、アクション履歴記憶部１１８に記憶される。また、対象乗客の利用駅とは、対象乗客が、入場、乗り換え、又は退場を行った駅である。
In the boarding train estimation process, when the boarding train is estimated (Yes in S104), the action
続いて、滞留時間推定部１４は、対象乗客の各利用駅における、エリア別の対象乗客の滞留時間の推定処理を実行する（Ｓ１０６）。本実施の形態において、「エリア」とは、駅構内を分割した領域である。本実施の形態では、改札、階段、ホーム、及び通路等、乗車、降車、又は乗り換え時に乗客が通過する領域が、エリアとされる。したがって、ステップＳ１０６では、例えば、入場駅に関しては、入場してから列車に乗車するまでの通過するエリアごとの滞留時間が推定される。
Subsequently, the staying
なお、乗車列車を推定できなかった場合（Ｓ１０４でＮｏ）、ステップＳ１０５及びＳ１０６は実行されない。 In addition, when a boarding train cannot be estimated (it is No at S104), step S105 and S106 are not performed.
ステップＳ１０２〜Ｓ１０６が、乗車履歴記憶部１１１に記憶されている全ての乗車履歴について実行されると（Ｓ１０７でＹｅｓ）、図４の処理は終了する。 When steps S102 to S106 are executed for all the boarding histories stored in the boarding history storage unit 111 (Yes in S107), the process in FIG. 4 ends.
続いて、ステップＳ１０３の詳細について説明する。図９は、乗車列車の推定処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 Next, details of step S103 will be described. FIG. 9 is a flowchart for explaining an example of a processing procedure of an estimation process of a boarding train.
ステップＳ１１１において、乗車列車推定部１２は、対象乗車履歴に退場時刻が含まれているか否かを判定する。上記したように、他の路線に乗り入れている列車に関する乗車履歴には、退場記録が含まれない可能性がある。すなわち、ステップＳ１１１では、路線Ａ内で降車したか、他の路線で降車したかが判定される。
In step S111, the boarding
対象乗車履歴に退場時刻が含まれている場合（Ｓ１１１でＹｅｓ）、乗車列車推定部１２は、運行情報記憶部１１２に記憶されている運行時刻の遅い列車から順に、一つずつ処理対象として、対象乗車履歴と当該列車の運行情報との突き合わせを実行する（Ｓ１１２）。したがって、最初は運行時刻が最も遅い列車が処理対象とされる。以下、処理対象とされた列車を、「対象列車」という。なお、運行時刻とは、各駅の発車時刻及び到着時刻の少なくともいずれか一方をいう。
When the departure time is included in the target boarding history (Yes in S111), the boarding
ステップＳ１１３において、乗車列車推定部１２は、対象乗車履歴の退場時刻が、対象乗車履歴の退場駅名における対象列車の到着時刻に降車時所要時間を加算した時刻以後であるか否かを判定する。降車時所要時間とは、対象乗車履歴の退場駅名に係る駅において、対象列車が停車するホームから、対象乗車履歴の退場改札口名に係る改札口までの移動に、乗客が要する時間をいう。降車時所要時間の算出方法については後述される。
In step S113, the boarding
対象乗車履歴と対象列車とが当該条件を満たす場合（Ｓ１１３でＹｅｓ）、乗車列車推定部１２は、対象乗車履歴の乗車時刻が、対象乗車履歴の乗車駅名における対象列車の発車時刻から乗車時所要時間を減算した時刻以前であるか否かを判定する（Ｓ１１４）。乗車時所要時間とは、対象乗車履歴の入場駅名に係る駅において、対象乗車履歴の入場改札口名に係る改札口から、対象列車が停車するホームまでの移動に、乗客が要する時間をいう。乗車時所要時間の算出方法については後述される。
When the target boarding history and the target train satisfy the conditions (Yes in S113), the boarding
対象乗車履歴と対象列車とが当該条件を満たす場合（Ｓ１１４でＹｅｓ）、乗車列車推定部１２は、対象列車の列車ＩＤを、乗車列車の推定結果としてメモリ装置１０３に記憶し（Ｓ１１５）、図９の処理を終了させる。すなわち、対象乗車履歴の退場駅への到着時刻が、対象乗車履歴の退場時刻から降車時所要時間を差し引いた時刻以前であり、かつ、対象乗車履歴の入場駅からの発車時刻が、対象乗車履歴の入場時刻に乗車時所要時間を加算した時刻以後である列車が、乗車列車として推定される。なお、図４のステップＳ１０４における、乗車列車が推定されたか否かの判定は、対象乗車履歴に対応付けられて、列車ＩＤがメモリ装置１０３に記憶されているか否かに基づいて行われてもよい。
When the target boarding history and the target train satisfy the conditions (Yes in S114), the boarding
ステップＳ１１３及びＳ１１４の条件のうち、少なくともいずれか一方の条件が満たされない場合、次に運行時刻の遅い列車が処理対象とされ、ステップＳ１１３以降が実行される。対象乗車履歴と全ての列車の運行情報とを突き合わせても、乗車列車を推定できなかった場合、ステップＳ１１９に進む。 If at least one of the conditions of Steps S113 and S114 is not satisfied, the train with the latest operation time is set as the processing target, and Steps S113 and after are executed. If the boarding train cannot be estimated even if the target boarding history and the operation information of all trains are matched, the process proceeds to step S119.
ステップＳ１１９において、乗車列車推定部１２は、対象乗車履歴の乗車ＩＤに対して乗客情報記憶部１１４が記憶する移動能力が、最も早い区分である「速い」であるか否かを判定する。
In step S119, the boarding
図１０は、乗客情報記憶部の構成例を示す図である。図１０において、乗客情報記憶部１１４は、各乗車券ＩＤに対応付けて、年齢、性別、障がい者フラグ、及び移動能力等の、乗客の属性情報を記憶する。障がい者フラグは、障がい者であるか否かを示す情報である。障がい者フラグは、自動改札機２０が障がい者フラグに対応する情報を乗車券より読み取ることにより、乗車券ＩＤに対応付けて、乗客情報記憶部１１４に記憶されてもよい。本実施の形態では、「１」は障がい者であることを示し、「０」は障がい者でないことを示す。移動能力は、「遅い」、「普通」、又は「速い」の３区分によって、乗客の移動能力を示す情報である。移動能力の各区分の移動速度の相対的な関係は、「遅い」＜「普通」＜「速い」である。
FIG. 10 is a diagram illustrating a configuration example of the passenger information storage unit. In FIG. 10, the passenger
なお、移動能力については、年齢及び性別、並びに障がい者フラグの有無等に基づいて、自動的に判定されてもよい。例えば、障がい者フラグが「１」である乗客については、移動能力は「遅い」と判定される。障がい者フラグが「０」であり、年齢が７０歳以上又は１０歳以下の乗客については、移動能力は「遅い」と判定される。障がい者フラグが「０」の男性で、かつ、年齢が１８歳以上４０歳以下である乗客については、移動能力は「速い」と判定される。上記以外の乗客については、移動能力は「普通」と判定される。 The movement ability may be automatically determined based on the age and sex, the presence or absence of a disabled person flag, and the like. For example, for a passenger whose disabled person flag is “1”, the moving ability is determined to be “slow”. For passengers whose disabled person flag is “0” and the age is 70 years old or older or 10 years old or younger, the moving ability is determined to be “slow”. For passengers who have a disabled person flag of “0” and whose age is between 18 and 40 years old, the moving ability is determined to be “fast”. For passengers other than the above, the moving ability is determined as “normal”.
対象乗車履歴の乗車ＩＤに対して乗客情報記憶部１１４が記憶する移動能力が、「速い」でない場合（Ｓ１１９でＮｏ）、乗車列車推定部１２は、対象乗車履歴の乗車ＩＤに対して乗客情報記憶部１１４が記憶する移動能力を、一段階速い方向に変更する（Ｓ１２０）。具体的には、「遅い」は、「普通」に変更され、「普通」は「速い」に変更される。変更後の移動能力に基づいて、ステップＳ１１１以降が実行される。
When the movement capability stored in the passenger
すなわち、乗車列車を推定できない場合の原因の一つとして、対象乗車履歴に係る乗客の移動能力が、乗客情報記憶部１１４が記憶する移動能力よりも高いことが考えられる。したがって、移動能力が一段階補正されて、乗車列車の推定が行われる。
That is, as one of the causes when the boarding train cannot be estimated, it is conceivable that the moving ability of the passenger related to the target boarding history is higher than the moving ability stored in the passenger
一方、対象乗車履歴の乗車ＩＤに対して乗客情報記憶部１１４が記憶する移動能力が「速い」であるにも拘わらず、列車ＩＤが特定されなかった場合（Ｓ１１９でＹｅｓ）、乗車列車推定部１２は、推定結果として、乗車列車の列車ＩＤは不定であることを示す値をメモリ装置１０３に記憶する（Ｓ１２１）。
On the other hand, when the train ID is not specified (Yes in S119) even though the moving capability stored in the passenger
なお、本実施の形態では、退場駅における退場時刻と対象列車の到着時刻との突き合わせ（Ｓ１１３）が、入場駅における乗車時刻と対象列車の発車時刻との突き合わせ（Ｓ１１４）よりも先に実行される。これは、大部分の乗客に関して、降車してから駅を退場するまでの時間の方が、駅に入場してから乗車するまでの時間の方より予測可能性が高いであろうという考えに基づく。具体的には、乗車時には、入場してからホームまで移動した後、列車が到着するまでの待ち時間が発生する。当該待ち時間は、乗客によってばらつきが大きいと考えられる。余裕を持ってホームに到着する乗客もいれば、発車間際にホームに到着する乗客もいる。また、座席を確保するために１本以上の列車を待つ乗客もいる。一方、降車時は、降車後特段の待ち時間を要することなく、改札口から退場することができる。したがって、降車してから退場するまでの時間の方が、入場してから乗車するまでの時間よりも予測可能性が高いと考えられる。そこで、本実施の形態では、まず、予測可能性の高い方を基準として、対象乗車履歴において乗車対象とされた列車を絞り込んでいるのである。また、退場時刻と到着時刻との突き合わせを基準とするために、運行時刻の遅い列車から、対象乗車履歴との突き合わせが行われているのである。すなわち、仮に、対象乗車履歴の乗車対象が終電であった場合、運行時刻の早い列車から対象乗車履歴との突き合わせが行われると、全ての列車がステップＳ１１３の条件を満たしてしまう。したがって、結果的に、入場駅における入場時刻と到着時刻との突き合わせによって、乗車列車が推定されてしまう。 In this embodiment, the match between the exit time at the exit station and the arrival time of the target train (S113) is executed before the match between the boarding time at the entrance station and the departure time of the target train (S114). The This is based on the idea that for most passengers, the time from getting off the station to leaving the station will be more predictable than the time from entering the station to boarding. Specifically, at the time of boarding, there is a waiting time until the train arrives after moving from the entrance to the platform. The waiting time is considered to vary widely among passengers. Some passengers arrive at the platform with room, while others arrive at the platform just before departure. Some passengers wait for one or more trains to secure a seat. On the other hand, when getting off, it is possible to leave the ticket gate without requiring a special waiting time after getting off. Therefore, it is considered that the time from getting off to leaving is more predictable than the time from getting in to getting on. Therefore, in the present embodiment, first, the trains targeted for boarding in the target boarding history are narrowed down based on the one with high predictability. In addition, since the match between the departure time and the arrival time is used as a reference, the matching with the target boarding history is performed from the train with the later operation time. That is, if the boarding target of the target boarding history is the last train, all trains satisfy the condition of step S113 when matching with the target boarding history is performed from the train with the earlier operating time. Therefore, as a result, the boarding train is estimated by matching the entrance time and the arrival time at the entrance station.
一方、対象乗車履歴に退場時刻が含まれていない場合（Ｓ１１１でＮｏ）、乗車列車推定部１２は、運行情報記憶部１１２に記憶されている運行時刻の早い列車から順に、一つずつ処理対象として、対象乗車履歴と当該列車の運行情報との突き合わせを実行する（Ｓ１１６）。以下、処理対象とされた列車を、「対象列車」という。続いて、乗車列車推定部１２は、対象乗車履歴の乗車時刻が、対象乗車履歴の乗車駅名における対象列車の発車時刻から乗車時所要時間を減算した時刻以前であるか否かを判定する（Ｓ１１７）。対象乗車履歴と対象列車とが当該条件を満たす場合（Ｓ１１７でＹｅｓ）、乗車列車推定部１２は、対象列車の列車ＩＤを、乗車列車の推定結果としてメモリ装置１０３に記憶し（Ｓ１１８）、図９の処理を終了させる。ステップＳ１１７の条件が満たされない場合（Ｓ１１７でＮｏ）、次に運行時刻の早い列車が処理対象とされ、ステップＳ１１７以降が実行される。対象乗車履歴と全ての列車の運行情報とを突き合わせても、乗車列車を推定できなかった場合、ステップＳ１１９に進む。
On the other hand, when the departure time is not included in the target boarding history (No in S111), the boarding
なお、図９の処理は、乗車履歴記憶部１１１が記憶する各乗車履歴について実行される。その結果、処理対象とされた全ての乗車履歴について、乗車列車が推定される。
Note that the processing in FIG. 9 is executed for each boarding history stored in the boarding
続いて、乗車時所要時間と、降車時所要時間の算出方法の一例について説明する。各所要時間は、乗客情報記憶部１１４及び駅情報記憶部１１３等を用いて算出される。
Next, an example of a method for calculating the time required for boarding and the time required for getting off will be described. Each required time is calculated using the passenger
図１１は、駅情報記憶部に記憶される移動経路テーブルの構成例を示す図である。図１１では、駅１に関するレコードのみが示されているが、移動経路テーブルＴ１には、路線Ａの各駅に関するレコードが記憶されている。
FIG. 11 is a diagram illustrating a configuration example of a movement route table stored in the station information storage unit. In FIG. 11, only the record relating to the
移動経路テーブルＴ１は、「駅名」の値で識別される駅へ入場した乗客、又は列車から降車した乗客が辿ることが予測される移動経路ごとに、起点エリア、終点エリア、アクションコード、及び経由エリア等を記憶する。起点エリアは、移動経路の起点となるエリアの名前である。終点エリアは、移動経路の終点となるエリアの名前である。起点エリア及び終点エリアとなるエリアは、基本的に、改札又はホームである。乗客は、駅へ入場した場合、改札からホームへ移動し、列車から降車した場合、ホームから改札、又はホームからホームへ移動するからでる。ホームからホームへの移動経路は、列車の乗り換え時の移動経路である。 The travel route table T1 includes a start point area, an end point area, an action code, and a route for each travel route predicted to be followed by passengers who entered the station identified by the value of “station name” or who got off the train. Memorize the area etc. The starting area is the name of the area that is the starting point of the movement route. The end point area is the name of the area that is the end point of the movement route. The area that becomes the start point area and the end point area is basically a ticket gate or a home. When the passenger enters the station, the passenger moves from the ticket gate to the home, and when the passenger gets off the train, the passenger moves from the platform to the ticket gate or from the home to the home. The movement path from the home to the home is a movement path when the train is changed.
アクションコードは、当該移動経路を辿る際の乗客の行動に対するアクションコードである。アクションコードについては、図６において説明した通りである。経由エリアは、起点エリアから終点エリアに至るまでに経由するエリアである。 The action code is an action code for the behavior of the passenger when following the movement route. The action code is as described in FIG. The transit area is an area that passes from the start area to the end area.
例えば、図１１に示される移動経路テーブルＴ１において、１行目のレコードからは、乗客が、南改札から入場し、１番ホームへ移動する際、階段１（上）を経由することが分かる。なお、「階段１」は、階段の識別名である。階段１（上）の（上）は、階段の上り方向の移動を示す。したがって、例えば、階段１（下）は、階段１を下り方向に移動することを示す。
For example, in the movement route table T1 shown in FIG. 11, it can be seen from the record in the first row that the passenger passes through the stairs 1 (upper) when entering the south ticket gate and moving to the first home. “
また、図１２は、駅情報記憶部に記憶されるエリア情報テーブルの構成例を示す図である。図１２では、駅１に関するレコードのみが示されているが、エリア情報テーブルＴ２には、路線Ａの各駅に関するレコードが記憶されている。
FIG. 12 is a diagram illustrating a configuration example of an area information table stored in the station information storage unit. In FIG. 12, only the record relating to the
エリア情報テーブルＴ２は、「駅名」の値で識別される駅が含むエリアごとに、距離情報及び所要時間等の情報を記憶する。なお、階段については、上り方向と下り方向とで所要時間が異なるため、同じ階段であっても、上り方向と下り方向とで別々のエリアとして定義されている。 The area information table T2 stores information such as distance information and required time for each area included in the station identified by the value of “station name”. Note that the time required for the stairs is different in the upward direction and the downward direction, so even the same stairs are defined as separate areas for the upward direction and the downward direction.
距離情報は、当該エリアを通過する際の移動距離を示す情報であり、例えば、メートルを単位とする距離と、段数を単位とする階段数等の情報を含む。距離は、改札や通路等に該当するエリアに対して記憶されている。階段数は、階段に該当するエリアに対して記憶されている。 The distance information is information indicating a moving distance when passing through the area, and includes information such as a distance in units of meters and the number of steps in units of steps. The distance is stored for an area corresponding to a ticket gate or a passage. The number of stairs is stored for the area corresponding to the stairs.
所要時間は、エリアを通過する際の所要時間である。所要時間の単位は、例えば、秒である。図１１において、所要時間は、移動能力の区分ごとに記憶されている。但し、エリア情報テーブルＴ２には、例えば「普通」等、一つの移動能力の区分に関する所要時間のみが記憶されていてもよい。この場合、「普通」の所要時間に対する「遅い」の所要時間及び「速い」の所要時間の相対的な関係を示す情報が設定されてもよい。相対的な関係を示す情報の一例として、「普通」の所要時間に対して乗ぜられる係数が挙げられる。この場合、「遅い」に対する係数は、１．０より大きくなり、「速い」に対する係数は、１．０より小さくなる。 The required time is the required time for passing through the area. The unit of the required time is, for example, second. In FIG. 11, the required time is stored for each category of movement ability. However, the area information table T2 may store only the required time relating to one movement capability category such as “normal”. In this case, information indicating a relative relationship between the “slow” required time and the “fast” required time with respect to the “normal” required time may be set. As an example of the information indicating the relative relationship, a coefficient to be multiplied with the “ordinary” required time can be cited. In this case, the coefficient for “slow” is greater than 1.0 and the coefficient for “fast” is less than 1.0.
また、所要時間は、例えば、図１３に示されるような移動速度情報記憶部１１５と、エリア情報テーブルＴ２の距離情報とに基づいて算出されてもよい。
Further, the required time may be calculated based on, for example, the moving speed
図１３は、移動速度情報記憶部の構成例を示す図である。図１３に示されるように、移動速度情報記憶部１１５は、移動速度の区分である、「速い」、「普通」、「遅い」ごとに、平坦速度、階段上り速度、及び階段下り速度等を記憶する。平坦速度は、階段以外の場所の移動速度をいい、例えば、ｍ／秒の単位で示される。階段上り速度及び階段下り速度は、階段の上り方向又は下り方向の移動速度をいい、例えば、段数／秒の単位で示される。
FIG. 13 is a diagram illustrating a configuration example of the moving speed information storage unit. As shown in FIG. 13, the moving speed
例えば、エリア情報テーブルＴ２における距離を平坦速度で除した値が、改札やホーム等における所要時間とされてもよい。また、エリア情報テーブルＴ２における階段数を階段上り速度又は階段下り速度で除した値が、階段における所要時間とされてもよい。 For example, a value obtained by dividing the distance in the area information table T2 by the flat speed may be a required time in a ticket gate or a home. Further, a value obtained by dividing the number of stairs in the area information table T2 by the stairs climbing speed or the stairs descending speed may be the required time for the stairs.
乗車時所要時間については、まず、移動経路テーブルＴ１（図１１）において、対象乗車履歴（図７）の入場駅名に「駅名」が一致するレコードに対して検索が行われる。具体的には、当該レコードの中から、対象乗車履歴の入場改札名が「起点エリア」に一致し、対象列車の利用ホームのホーム名が「終点エリア」に一致し、アクションコードが「０」であるレコードが検索される。続いて、検索されたレコードの「起点エリア」及び「経由エリア」のそれぞれの所要時間が、エリア情報テーブルＴ２（図１２）より取得される。この際、対象乗客の移動能力に応じた所要時間が取得される。対象乗客の移動能力は、対象乗車券ＩＤに基づいて、乗客情報記憶部１１４より取得することができる。「起点エリア」及び「経由エリア」のそれぞれについて取得された所要時間の総和が、乗車時所要時間である。
As for the time required for boarding, first, a search is performed for a record whose “station name” matches the entry station name of the target boarding history (FIG. 7) in the travel route table T1 (FIG. 11). Specifically, from the record, the entrance ticket gate name of the target boarding history matches the “origin area”, the home name of the home used by the target train matches the “end area”, and the action code is “0”. The record that is is searched. Subsequently, the required times of the “starting area” and “via area” of the retrieved record are acquired from the area information table T2 (FIG. 12). At this time, the required time corresponding to the moving ability of the target passenger is acquired. The moving ability of the target passenger can be acquired from the passenger
降車時所要時間についても、同様の方法で算出可能である。すなわち、まず、移動経路テーブルＴ１（図１１）において、対象乗車履歴（図７）の退場駅名に「駅名」が一致するレコードに対して検索が行われる。具体的には、対象列車の利用ホームのホーム名が「起点エリア」に一致し、対象乗車履歴の退場改札名が「終点エリア」に一致し、アクションコードが「４」であるレコードが検索される。続いて、検索されたレコードの「起点エリア」及び「経由エリア」のそれぞれの所要時間が、エリア情報テーブルＴ２（図１２）より取得される。この際、対象乗客の移動能力に応じた所要時間が取得される。「起点エリア」及び「経由エリア」のそれぞれについて取得された所要時間の総和が、降車時所要時間である。 The time required for getting off can also be calculated by the same method. That is, first, in the travel route table T1 (FIG. 11), a search is performed for a record whose “station name” matches the exit station name of the target boarding history (FIG. 7). Specifically, the record in which the home name of the use home of the target train matches the “starting area”, the exit ticket gate name of the target boarding history matches the “end point area”, and the action code is “4” is searched. The Subsequently, the required times of the “starting area” and “via area” of the retrieved record are acquired from the area information table T2 (FIG. 12). At this time, the required time corresponding to the moving ability of the target passenger is acquired. The sum of the required times acquired for each of the “starting area” and “via area” is the required time when getting off.
このように、乗車時所要時間及び降車時所要時間は、対象乗客の移動能力に応じて求められる。なお、乗車列車の推定は、上記とは異なる公知の方法を用いて実行されてもよい。 Thus, the time required for getting on and the time required for getting off the vehicle are determined according to the moving ability of the target passenger. In addition, estimation of a boarding train may be performed using the well-known method different from the above.
続いて、図４のステップＳ１０５の詳細について説明する。図１４は、アクション履歴の推定処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。ここで、対象乗車履歴は、図７における１行目のレコードであるとする。また、対象乗車履歴に対して乗車列車であると推定された列車は、図５における列車９００＿９１１であるとする。なお、図１４の説明において、乗車列車として推定された列車を、単に「乗車列車」という。 Next, details of step S105 in FIG. 4 will be described. FIG. 14 is a flowchart for explaining an example of a processing procedure of action history estimation processing. Here, it is assumed that the target boarding history is the record in the first row in FIG. Further, it is assumed that the train estimated to be a boarding train for the target boarding history is the train 900_911 in FIG. In the description of FIG. 14, a train estimated as a boarding train is simply referred to as a “boarding train”.
ステップＳ１３１において、アクション履歴推定部１３は、対象乗車履歴における入場駅名に係る駅におけるアクション履歴を、アクション履歴記憶部１１８に登録する。
In step S131, the action
図１５は、アクション履歴記憶部の構成例を示す図である。図１５において、アクション履歴記憶部１１８は、乗客が利用した駅ごとに、当該駅における乗客のアクションの履歴を記憶する。一つの駅におけるアクションの履歴は、駅名、乗車券ＩＤ、開始アクション、開始エリア、開始時刻、終了アクション、終了エリア、及び終了時刻等の項目を含む。
FIG. 15 is a diagram illustrating a configuration example of the action history storage unit. In FIG. 15, the action
駅名は、アクションが行われた駅の駅名である。乗車券ＩＤは、アクションを行った乗客の乗車券ＩＤである。開始アクションは、駅名に係る駅での最初のアクションである。開始エリアは、開始アクションが行われたエリアのエリア名である。開始時刻は、開始アクションが行われた時刻である。終了アクションは、駅名に係る駅での最後のアクションである。終了エリアは、終了アクションが行われたエリアのエリア名である。終了時刻は、終了アクションが行われた時刻である。 The station name is the station name of the station where the action was performed. The ticket ID is the ticket ID of the passenger who performed the action. The start action is the first action at the station related to the station name. The start area is the area name of the area where the start action is performed. The start time is the time when the start action is performed. The end action is the last action at the station related to the station name. The end area is an area name of the area where the end action is performed. The end time is the time when the end action is performed.
入場駅における最初のアクションは、入場であり、最後のアクションは乗車である。したがって、ステップＳ１３１では、新たに登録されたレコードの「駅名」には、対象乗車履歴の入場駅名、「開始アクション」には、入場を示す「０」、「開始エリア」には、対象乗車履歴の入場改札名、「開始時刻」には、対象乗車履歴の入場時刻が登録される。また、「終了アクション」には、乗車を示す「１」、「終了エリア」には、対象列車の当該入場駅における利用ホーム名、「終了時刻」には、対象列車の当該入場駅における発車時刻が登録される。 The first action at the entrance station is entrance, and the last action is a ride. Therefore, in step S131, the “station name” of the newly registered record is the entry station name of the target boarding history, the “start action” is “0” indicating entrance, and the “start area” is the target boarding history. The entrance time of the target boarding history is registered in the name of the entrance ticket gate “start time”. “End Action” includes “1” indicating boarding, “End Area” indicates the name of the home used at the entry station of the target train, and “End Time” indicates the departure time of the target train at the entry station. Is registered.
続いて、アクション履歴推定部１３は、乗車列車には、値が「２」である乗換フラグが登録されて否かを、運行情報記憶部１１２における、乗車列車に対するレコードを参照して判定する（Ｓ１３２）。乗車列車に、該当する乗換フラグが登録されている場合（Ｓ１３２でＹｅｓ）、アクション履歴推定部１３は、運行情報記憶部１１２において、乗車列車に関して、値が「２」である乗換フラグが記録されている最初の駅を処理対象とする（Ｓ１３３）。すなわち、乗車列車の最初の乗換駅が処理対象とされる。
Subsequently, the action
続いて、アクション履歴推定部１３は、処理対象とされた駅におけるアクション履歴を、アクション履歴記憶部１１８に登録する（Ｓ１３４）。この場合、新たに登録されたレコードの「駅名」には、当該駅の駅名、「ホーム名」には、乗り換え先のホームのホーム名、「開始アクション」には、乗換降車を示す「２」、「開始エリア」には、当該駅における対象列車の乗り換え元のホーム名、「開始時刻」には、対象列車の当該駅への到着時刻が登録される。また、「終了アクション」には、乗換乗車を示す「３」、「終了エリア」には、当該駅における対象列車の乗り換え先のホーム名、「終了時刻」には、対象列車の当該駅の発車時刻が登録される。
Subsequently, the action
続いて、アクション履歴推定部１３は、乗車列車には、値が「２」である他の乗換フラグが登録されているか否かを、運行情報記憶部１１２における、乗車列車に対するレコードを参照して判定する（Ｓ１３５）。すなわち、乗車列車は、２回以上の乗り換えが有るか否かが判定される。該当する乗換フラグが有る場合（Ｓ１３５でＹｅｓ）、運行情報記憶部１１２において、乗車列車に関して、値が「２」である乗換フラグが記録されている次の駅を処理対象とする（Ｓ１３７）。すなわち、次の乗換駅が処理対象とされる。続いて、当該乗換駅に関してステップＳ１３４が実行される。
Subsequently, the action
乗車列車の全ての乗換駅に関して処理が終了した場合（Ｓ１３５でＮｏ）、又は乗車列車には、値が「２」である乗換フラグが無い場合（Ｓ１３２でＹｅｓ）、アクション履歴推定部１３は、対象乗車履歴における退場駅名に係る駅におけるアクション履歴を、アクション履歴記憶部１１８に登録する（Ｓ１３６）。この場合、新たに登録されたレコードの「駅名」には、対象乗車履歴の退場駅名、「開始アクション」には、降車を示す「４」、「開始エリア」には、対象列車の当該退場駅における利用ホーム名、「開始時刻」には、乗車列車の当該退場駅における到着時刻が登録される。また、「終了アクション」には、退場を示す「５」、「終了エリア」には、対象乗車履歴の退場改札口名、「終了時刻」には、対象乗車履歴の退場時刻が登録される。
When the process is completed for all transfer stations of the boarding train (No in S135), or when the boarding train has no transfer flag with a value of “2” (Yes in S132), the action
なお、図１５において、１〜３行目までのレコードは、図７における１行目のレコードが対象乗車履歴であり、列車９００＿９１１が乗車列車である場合に、図１４の処理によって登録されるレコードである。 In FIG. 15, the records from the first to the third line are records registered by the process of FIG. 14 when the record in the first line in FIG. 7 is the target boarding history and the train 900_911 is a boarding train. It is.
続いて、図４のステップＳ１０６の詳細について説明する。図１６は、エリア別滞留時間の推定処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 Next, details of step S106 in FIG. 4 will be described. FIG. 16 is a flowchart for explaining an example of a processing procedure of area-specific residence time estimation processing.
ステップＳ１４１において、滞留時間推定部１４は、アクション履歴記憶部１１８より、一つのレコードを読みこむ。読み込まれたレコードに係るアクション履歴を、以下「対象アクション履歴」という。続いて、滞留時間推定部１４は、対象アクション履歴に対応する移動経路に係るエリアごとに、滞留時間記憶部１１９に対してレコードを生成する（Ｓ１４２）。
In step S <b> 141, the residence
図１７は、滞留時間記憶部の構成例を示す図である。図１７では、図１６の処理の進行に応じて、同一の滞留時間記憶部１１９の記憶内容の変化の様子が、（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）に分けられて示されている。（Ａ）、（Ｂ）、及び（Ｃ）は、実際の処理の時系列とは異なるが、便宜上、アクションごとの各処理が並列に行われた場合の変化を示す。
FIG. 17 is a diagram illustrating a configuration example of the residence time storage unit. In FIG. 17, according to the progress of the process of FIG. 16, the changes in the stored contents of the same residence
図１７において、滞留時間記憶部１１９は、各駅でのアクション履歴に関する移動経路に含まれるエリア別に、駅名、エリア名、乗車券ＩＤ、属性区分、エリアアクション、開始時刻、終了時刻、及び滞留時間等を記憶する。
In FIG. 17, the residence
駅名は、当該エリアが属する駅の駅名である。エリア名は、当該エリアのエリア名である。乗車券ＩＤは、当該エリアを通過したと推定される乗客の乗車券ＩＤである。属性区分は、当該乗客の属性区分である。エリアアクションは、当該エリアにおける当該乗客の行動を示す情報であり、「移動」又は「待ち」に分類される。開始時刻は、当該エリアにおけるエリアアクションの開始時刻である。終了時刻は、当該エリアにおけるエリアアクションの終了時時刻である。滞留時間は、当該エリアにおける当該乗客の滞留時間である。 The station name is the station name of the station to which the area belongs. The area name is the area name of the area. The ticket ID is a passenger's ticket ID estimated to have passed through the area. The attribute classification is an attribute classification of the passenger. The area action is information indicating the behavior of the passenger in the area, and is classified as “movement” or “waiting”. The start time is the start time of the area action in the area. The end time is the end time of the area action in the area. The residence time is the residence time of the passenger in the area.
ステップＳ１４２では、移動経路テーブルＴ１（図１１）が参照されて、対象アクション履歴に対応する移動経路が特定される。例えば、対象アクション履歴が、図１５のアクション履歴記憶部１１８の４行目のレコード（乗車券ＩＤ＝ＢＢＢに係るレコード）である場合、対象アクション履歴に対応する移動経路は、当該レコードの「駅名」に係る駅において、当該レコードの「開始エリア」を起点エリアとし、「終了エリア」を終点エリアとする移動経路である。すなわち、当該移動経路は、駅１の南改札から４番ホームへの移動経路である。移動経路テーブルＴ１（図１１）を参照すると、当該移動経路は、経由エリアとして、階段２（上）を含む。したがって、当該移動経路に含まれるエリアは、南改札、階段２（上）、及び４番ホームの３つのエリアである。したがって、この場合、ステップＳ１４２では、３つのレコードが滞留時間記憶部１１９に登録される。図１７（Ａ）における下から３つ分のレコードが、当該アクション履歴に基づいて登録されるレコードの例である。
In step S142, the movement route table T1 (FIG. 11) is referred to, and the movement route corresponding to the target action history is specified. For example, when the target action history is a record on the fourth line of the action
レコードの登録に伴って、対象アクション履歴の駅名、乗車券ＩＤ、及び属性区分と、当該レコードが対応するエリアのエリア名とが、登録されたレコードに記憶される。 As the record is registered, the station name, the ticket ID, and the attribute classification of the target action history and the area name of the area corresponding to the record are stored in the registered record.
なお、対象アクション履歴が、図１５の１行目のレコードである場合、図１７の（Ａ）における１〜３行目のレコードが登録される。対象アクション履歴が、図１５の２行目のレコードである場合、図１７（Ａ）における４行目のレコードが登録される。対象アクション履歴が、図１５の３行目のレコードである場合、図１７（Ａ）における５〜７行目のレコードが登録される。 If the target action history is the record on the first line in FIG. 15, the records on the first to third lines in FIG. 17A are registered. When the target action history is the record on the second line in FIG. 15, the record on the fourth line in FIG. 17 (A) is registered. When the target action history is the record on the third line in FIG. 15, the records on the fifth to seventh lines in FIG. 17 (A) are registered.
続いて、滞留時間推定部１４は、滞留時間記憶部１１９に新たに登録されたレコードのうち、起点エリアに対応するレコードの開始時刻に、対象アクション履歴の開始時刻を転記する。また、滞留時間推定部１４は、滞留時間記憶部１１９に新たに登録されたレコードのうち、終点エリアに対応するレコードの終了時刻に、対象アクション履歴の終了時刻を転記する（Ｓ１４３）。図１７（Ａ）は、ステップＳ１４３までが実行された状態を示す。すなわち、図１７（Ａ）では、起点エリア又は終点エリアに対応するレコードの開始時刻又は終了時刻に対して値が記憶された状態が示されている。
Subsequently, the residence
続いて、滞留時間推定部１４は、対象アクション履歴の開始アクションの値は０又は１であるかを判定する（Ｓ１４４）。すなわち、開始アクションが、入場又は乗換乗車であるか否かが判定される。
Subsequently, the residence
対象アクション履歴の開始アクションの値が０又は１である場合（Ｓ１４４でＹｅｓ）、滞留時間推定部１４は、対象アクション履歴に対応する移動経路に含まれるエリアのうち、起点エリアを処理対象とする（Ｓ１４５）。以下、処理対象とされているエリアを、「対象エリア」という。例えば、図１５において、１行目、２行目、及び４行目のアクション履歴の開始アクションは、０又は２である。したがって、これらのアクション履歴のいずれかが対象アクション履歴である場合、最初は起点エリアが処理対象とされる。
When the value of the start action of the target action history is 0 or 1 (Yes in S144), the residence
続いて、滞留時間推定部１４は、対象エリアが終点エリアであるか否かを判定する（Ｓ１４６）。対象エリアが終点エリアでない場合（Ｓ１４６でＮｏ）、滞留時間推定部１４は、滞留時間記憶部１１９において、対象エリアに対応するレコードの「開始時刻」に、対象エリアの所要時間を加算した結果を、当該レコードの「終了時刻」に記憶する（Ｓ１４７）。
Subsequently, the residence
例えば、対象アクション履歴が、図１５において４行目のアクション履歴である場合、起点エリアに対応するレコードは、図１７（Ｂ）において下から３番目のレコードである。当該レコードの駅名、エリア名は、それぞれ「駅１」、「南改札」である。駅１の南改札の所要時間は、図１２のエリア情報テーブルＴ２と、図１０の乗客情報記憶部より、５（秒）である。なお、対象アクション履歴が、図１５において４行目のアクション履歴である場合、対象乗客ＩＤは、「ＢＢＢ」であるため、対象乗客の移動能力は、「普通」である。
For example, when the target action history is the action history on the fourth line in FIG. 15, the record corresponding to the starting point area is the third record from the bottom in FIG. 17B. The station name and area name of the record are “
したがって、図１７（Ｂ）において下から３番目のレコードの「開始時刻」に、５（秒）を加算した結果が、当該レコードの「終了時刻」に記憶される。 Accordingly, the result of adding 5 (seconds) to the “start time” of the third record from the bottom in FIG. 17B is stored in the “end time” of the record.
続いて、滞留時間推定部１４は、対象エリアに対応するレコードの「終了時刻」から「開始時刻」を減じた値を、当該レコードの「滞留時間」に記憶する（Ｓ１４８）。続いて、滞留時間推定部１４は、対象エリアに対応するレコードの「終了時刻」を、次のエリアに対応するレコードの「開始時刻」に記憶する（Ｓ１４９）。次のエリアとは、対象アクション履歴に対応する移動経路に含まれるエリアのうち、当該移動経路の経路順において、対象エリアの次のエリアである。
Subsequently, the residence
例えば、図１７（Ｂ）の下から２行目のレコードの「開始時刻」には、下から３行目のレコードの「終了時刻」と同じ値が記憶されている。この状態は、ステップＳ１４９において生成される。 For example, the “start time” of the record in the second row from the bottom in FIG. 17B stores the same value as the “end time” of the record in the third row from the bottom. This state is generated in step S149.
続いて、滞留時間推定部１４は、対象エリアに対応するレコードの「エリアアクション」に、「移動」を記憶する（Ｓ１５０）。乗車又は乗換乗車の場合、終点エリア以外のエリアにおける対象乗客の行動は、移動であると推定されるからである。続いて、滞留時間推定部１４は、対象エリアの次のエリアを処理対象とする（Ｓ１５１）。したがって、新たな対象エリアに関してステップＳ１４６以降が実行される。
Subsequently, the residence
対象エリアが終点エリアになった場合（Ｓ１４６でＹｅｓ）、滞留時間推定部１４は、対象エリアに対応するレコードの「終了時刻」から「開始時刻」を減じた値を、当該レコードの「滞留時間」に記憶する（Ｓ１５２）。続いて、滞留時間推定部１４は、対象エリアに対応するレコードの「エリアアクション」に「待ち」を記憶する（Ｓ１５３）。乗車又は乗換乗車の場合、終点エリアはホームである。ホームにおいて、対象乗客が乗車までに行う行動は、待機であると推定されるからである。
When the target area becomes the end point area (Yes in S146), the stay
すなわち、乗車の場合、乗客がホームに居た時間は、改札を入場してから列車の発車時刻までの時間から、改札の入場及びホームまでの移動に要する時間を差し引くことに算出される時間であると推定される。また、乗換乗車の場合、乗客がホームに居た時間は、乗り換え前の列車の到着から乗り換え先の列車の発車までの時間から、乗り換え前の列車の到着ホームから乗り換え先の列車の発車ホームへの移動に要する時間を差し引くことで算出される時間であると推定される。ステップＳ１５２では、実質的に、このような演算が行われることにより、ホームでの待ち時間が算出されている。 That is, in the case of boarding, the time when the passenger was at the home is the time calculated by subtracting the time required for entrance to the ticket gate and movement to the home from the time from the entrance of the ticket gate to the departure time of the train. Presumed to be. In addition, in the case of transfer, the time that passengers stayed at the platform is the time from the arrival of the train before transfer to the departure of the destination train, from the arrival platform of the train before transfer to the departure platform of the destination train It is estimated that the time is calculated by subtracting the time required for movement. In step S152, the waiting time at the home is calculated by substantially performing such a calculation.
一方、対象アクション履歴の開始アクションの値が０及び１のいずれでもない場合（Ｓ１４４でＮｏ）、すなわち、対象アクション履歴の開始アクションが降車の場合、乗客の移動方向は、乗車の場合とは逆方向となる。すなわち、乗客は、ホームから改札口へ移動する。この場合、起点エリアは、ホームとなるが、本実施の形態において、ホームは移動対象のエリアとして扱われていない。すなわち、ホームの所要時間は、エリア情報テーブルＴ２に記憶されていない。そこで、ステップＳ１５４以降では、終点エリア側からホームを除く各エリアの所要時間が算出され、算出された値を、列車の到着から退場までの所要時間から減ずることにより、ホームでの所要時間が算出される。 On the other hand, when the value of the start action of the target action history is neither 0 nor 1 (No in S144), that is, when the start action of the target action history is getting off, the moving direction of the passenger is opposite to the case of getting on. Direction. That is, the passenger moves from the home to the ticket gate. In this case, the starting point area is the home, but in this embodiment, the home is not handled as the area to be moved. That is, the required time for home is not stored in the area information table T2. Therefore, after step S154, the required time of each area excluding the home is calculated from the end point area side, and the calculated time is calculated by subtracting the calculated value from the required time from the arrival of the train to the departure. Is done.
したがって、ステップＳ１５４において、滞留時間推定部１４は、対象アクション履歴に対応する移動経路に含まれるエリアのうち、終点エリアを対象エリアとする。例えば、図１５において、３行目のアクション履歴の開始アクションは、４である。したがって、当該アクション履歴が対象アクション履歴である場合、終点エリアが処理対象とされる。また、当該アクション履歴に対応する、滞留時間記憶部１１９におけるレコードは、図１７において、５行〜７行目のレコードである。
Therefore, in step S154, the residence
続いて、滞留時間推定部１４は、対象エリアが起点エリアであるか否かを判定する（Ｓ１５５）。対象エリアが起点エリアでない場合（Ｓ１５５でＮｏ）、滞留時間推定部１４は、滞留時間記憶部１１９において、対象エリアに対応するレコードの「終了時刻」から、対象エリアの所要時間を減算した結果を、当該レコードの「開始時刻」に記憶する（Ｓ１５６）。
Subsequently, the residence
続いて、滞留時間推定部１４は、対象エリアに対応するレコードの「終了時刻」から「開始時刻」を減じた値を、当該レコードの「滞留時間」に記憶する（Ｓ１５７）。続いて、滞留時間推定部１４は、対象エリアに対応するレコードの「開始時刻」を、前のエリアに対応するレコードの「終了時刻」に記憶する（Ｓ１５８）。前のエリアとは、対象アクション履歴に対応する移動経路に含まれるエリアのうち、当該移動経路の経路順において、対象エリアの一つ前のエリアである。
Subsequently, the residence
続いて、滞留時間推定部１４は、対象エリアに対応するレコードの「エリアアクション」に、「移動」を記憶する（Ｓ１５９）。続いて、滞留時間推定部１４は、対象エリアの前のエリアを処理対象とする（Ｓ１６０）。したがって、新たな対象エリアに関してステップＳ１５５以降が実行される。
Subsequently, the residence
対象エリアが起点エリアになった場合（Ｓ１５５でＹｅｓ）、滞留時間推定部１４は、対象エリアに対応するレコードの「終了時刻」から「開始時刻」を減じた値を、当該レコードの「滞留時間」に記憶する（Ｓ１６１）。続いて、滞留時間推定部１４は、対象エリアに対応するレコードの「エリアアクション」に「待ち」を記憶する（Ｓ１６２）。
When the target area becomes the starting point area (Yes in S155), the residence
図１６の処理によって、駅構内におけるエリアごとの滞留時間が算出される。 By the process of FIG. 16, the residence time for each area in the station premises is calculated.
以上で、図４の処理に関する説明は終了する。なお、図４の処理は、例えば、毎日実行されてもよい。この場合、アクション履歴記憶部１１８及び滞留時間記憶部１１９には、毎日の情報が蓄積されてもよいし、毎日の情報が統計処理された情報が保存されてもよい。例えば、毎日の情報が日付、曜日、平日若しくは休日、又は季節毎に分類され、分類ごとの平均値等が算出された結果が保存されてもよい。
Above, the description regarding the process of FIG. 4 is complete | finished. Note that the process of FIG. 4 may be executed every day, for example. In this case, daily information may be accumulated in the action
続いて、集計部１６が実行する処理について説明する。図１８は、集計処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。図１８の処理は、図４の処理と非同期に行われてもよい。
Next, processing executed by the
ステップＳ２０１において、要求受信部１５は、クライアント装置３０から、集計処理の実行要求を受信する。集計処理の実行要求に応じ、集計部１６は、集計処理を開始する。まず、集計部１６は、滞留時間記憶部１１９（図１７）が記憶する情報をメモリ装置１０３に読み込む（Ｓ２０１）。続いて、集計部１６は、路線Ａの駅名の一覧を取得する（Ｓ２０３）。駅名の一覧は、例えば、運行情報記憶部１１２から取得されてもよい。
In step S <b> 201, the
続いて、集計部１６は、取得された一覧に含まれる駅名ごとのループ処理を開始する（Ｓ２０４）。したがって、ステップＳ２０４では、駅名の一覧のうちの一つの駅名が処理対象とされる。以下、処理対象とされている駅名を、「対象駅名」という。続いて、集計部１６は、対象駅名に係る駅に属する各エリアのエリア名ごとのループ処理を開始する（Ｓ２０５）。したがって、ステップＳ２０５では、一つのエリア名が処理対象とされる。以下、処理対象とされているエリアを、「対象エリア名」という。
Subsequently, the
続いて、集計部１６は、属性区分記憶部１１７（図８）が記憶する属性区分ごとのループ処理を開始する（Ｓ２０６）。したがって、ステップＳ２０５では、一つの属性区分が処理対象とされる。以下、処理対象とされている属性区分を、「対象属性区分」という。
Subsequently, the
続いて、集計部１６は、時間帯ごとのループ処理を開始する（Ｓ２０７）。時間帯ごとのループ処理において、各時間帯は、例えば、１０分等の一定の時間間隔によって区切られる。当該時間間隔を、以下、「単位時間」という。ステップＳ２０７のループの開始時の時間帯の開始時刻及びループの開始時の時間帯の終了時刻、並びに単位時間は、例えば、ステップＳ２０１において受信される要求に指定されていてもよいし、予め設定され、補助記憶装置１０２等に記憶されていてもよい。
Subsequently, the
例えば、時間帯の開始時刻が９時、終了時刻が２１時であり、単位時間が１０分であれば、９時から２１時までの１０分ごとのループとなる。以下、処理対象とされている時間帯を、「対象時間帯」という。 For example, if the start time of the time zone is 9 o'clock, the end time is 21:00, and the unit time is 10 minutes, a loop is made every 10 minutes from 9 o'clock to 21 o'clock. Hereinafter, a time zone that is a processing target is referred to as a “target time zone”.
続いて、集計部１６は、滞留時間記憶部１１９（図１７）に記憶されているレコードの中で、対象駅名、対象エリア名、対象属性区分、及び対象時間帯の全てに合致するレコードの件数を集計する（Ｓ２０８）。以下、該当するレコードを、「対象レコード」という。
Subsequently, the totaling
対象駅名に合致するレコードとは、「駅名」の値が、対象駅名に一致するレコードをいう。対象エリア名に合致するレコードとは、「エリア名」の値が、対象エリア名に一致するレコードをいう。対象属性区分に合致するレコードとは、「属性区分」の値が、対象属性区分に一致するレコードをいう。 The record that matches the target station name is a record in which the value of “station name” matches the target station name. The record that matches the target area name is a record whose “area name” value matches the target area name. The record that matches the target attribute category is a record whose value of “attribute category” matches the target attribute category.
対象時間帯に合致するレコードとは、例えば、「開始時刻」の値が、対象時間帯の範囲内に含まれるレコードをいう。例えば、対象時間帯が９：００〜９：１０である場合、「開始時刻」の値が、９：００〜９：０９：５９の範囲に含まれるレコードが、対象時間帯に合致するレコードとなる。なお、ステップＳ２０８において集計された件数は、対象駅名に係る駅の対象エリア名に係るエリアに、対象時間帯に滞留していたと推定される乗客のうち、対象属性区分が示す属性を有する乗客の人数に該当する。 The record that matches the target time zone is, for example, a record in which the value of “start time” is included within the range of the target time zone. For example, when the target time zone is 9:00 to 9:10, a record whose value of “start time” is in the range of 9:00 to 9:09:59 is a record that matches the target time zone. Become. The number of cases counted in step S208 is the number of passengers having the attribute indicated by the target attribute classification among the passengers estimated to have stayed in the target time zone in the area related to the target area name of the station related to the target station name. It corresponds to the number of people.
続いて、集計部１６は、対象レコードの「滞留時間」の統計情報を算出する（Ｓ２０８）。統計情報としては、例えば、平均値又は中央値等が算出される。なお、集計部１６は、ステップＳ２０７の集計結果及びステップＳ２０８の算出結果を、例えば、メモリ装置１０３又は補助記憶装置１０２に記憶する。
Subsequently, the totaling
図１９は、集計結果の一例を示す図である。図１９に示される集計結果では、駅名ごと、エリア名ごと、属性区分ごと、及び時間帯ごとに、人数、平均滞留時間、中央値滞留時間が集計又は算出されている。 FIG. 19 is a diagram illustrating an example of a total result. In the counting results shown in FIG. 19, the number of persons, the average dwell time, and the median dwell time are totaled or calculated for each station name, each area name, each attribute classification, and each time zone.
人数は、ステップＳ２０８において集計された値である。平均滞留時間及び中央値滞留時間は、ステップＳ２０９において算出された値であり、それぞれ、滞留時間の平均値、滞留時間の中央値を示す。 The number of people is the value calculated in step S208. The average residence time and the median residence time are values calculated in step S209, and indicate the average residence time and the median residence time, respectively.
各駅名に属するエリア名ごとに、各属性区分及び各単位時間についてステップＳ２０８及びＳ２０９の処理が実行されると、出力部１９は、図１８の処理結果を、クライアント装置３０に返信する（Ｓ２１０）。クライアント装置３０は、受信された処理結果を、表示させる。処理結果は、例えば、図１９に示されるような表形式で表示されてもよいし、例えば、図２０に示されるように加工されて表示されてもよい。
When the processing of steps S208 and S209 is executed for each attribute classification and each unit time for each area name belonging to each station name, the
図２０は、集計結果の表示形態の一例を示す図である。図２０では、各駅の滞留人数及び平均滞留時間が円の態様によって表現されている。具体的には、円の大きさは、滞留人数に比例する。円の塗りつぶし態様は、平均滞留時間の長さに対応する。なお、図２０では、便宜上、円の塗りつぶし態様は、網掛けによって区別されているが、例えば、色によって区別されてもよい。 FIG. 20 is a diagram illustrating an example of a display form of the aggregation result. In FIG. 20, the number of people staying at each station and the average staying time are represented by a circle. Specifically, the size of the circle is proportional to the number of people staying. The filling mode of the circle corresponds to the length of the average residence time. In FIG. 20, for convenience, the circle filling mode is distinguished by shading, but may be distinguished by color, for example.
また、図２０では、一つの時間帯が表示対象とされているが、ユーザは、時間軸に対応したスケールバーｓｂ１を操作することにより、閲覧対象とする時間帯を変えることができる。すなわち、スケールバーｓｂ１のつまみを、図中において、右方向に動かすと、時間帯が進む。したがって、つまみを連続的に操作することにより、各駅に対応した円の表示態様は、動画のように変化する。 In FIG. 20, one time zone is the display target, but the user can change the time zone to be browsed by operating the scale bar sb1 corresponding to the time axis. That is, when the knob of the scale bar sb1 is moved rightward in the figure, the time zone advances. Therefore, by continuously operating the knob, the display mode of the circle corresponding to each station changes like a moving image.
図２０に示されるような表示形式によれば、ユーザは、直感的に、各駅の各時間帯における平均滞留時間及び滞留人数を把握することができる。その結果、ユーザは、各駅について、どのような形態の広告が効果的であるかの有効な判断材料を得ることができる。例えば、滞留人数が多い駅は、広告効果が高いと考えられる。また、平均滞留時間が長い駅は、デジタルサイネージや、長いメッセージを含む広告のような、情報量の多い広告が効果的であると考えられる。一方、平均滞留時間が短い駅では、直感的に理解可能な広告のような、情報量の少ない広告が効果的であると考えられる。 According to the display format as shown in FIG. 20, the user can intuitively grasp the average residence time and the number of people staying in each time zone of each station. As a result, the user can obtain an effective determination material as to what type of advertisement is effective for each station. For example, a station with a large number of people is considered to have a high advertising effect. For stations with a long average residence time, advertisements with a large amount of information such as digital signage and advertisements containing long messages are considered effective. On the other hand, at a station with a short average residence time, an advertisement with a small amount of information, such as an intuitively understandable advertisement, is considered effective.
なお、図２０は、図１９に示されるようなエリア単位の集計結果が、駅単位に集計されて表示される例を示す。例えば、図１９におけるいずれかの円がクリックされると、当該円に対応する駅に属するエリア単位の集計結果が、図１９と同じ形式で表示されてもよい。 FIG. 20 shows an example in which the tabulation results for each area as shown in FIG. 19 are tabulated and displayed for each station. For example, when one of the circles in FIG. 19 is clicked, the tabulation result of the area unit belonging to the station corresponding to the circle may be displayed in the same format as in FIG.
そうすることで、ユーザは、エリアごとに、どのような形態の広告が効果的であるかの有効な判断材料を得ることができる。 By doing so, the user can obtain an effective judgment material as to what type of advertisement is effective for each area.
また、広告ごとに、有効な掲示場所が自動的に判定されてもよい。図２１は、広告の掲示場所の判定処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 In addition, an effective posting location may be automatically determined for each advertisement. FIG. 21 is a flowchart for explaining an example of the processing procedure of the determination processing of the advertisement posting location.
ステップＳ３０１において、要求受信部１５は、クライアント装置３０から、広告の掲示場所の判定要求を受信する。続いて、集計部１６は、例えば、図１８において説明した集計処理を実行する（Ｓ３０２）。その結果、図１９に示したようなデータが生成される。
In step S <b> 301, the
続いて、掲示場所判定部１７は、広告情報記憶部１２０より、一つのレコードに係る広告情報を読み込む（Ｓ３０３）。
Subsequently, the posting
図２２は、広告情報記憶部の構成例を示す図である。図２２において、広告情報記憶部１２０は、広告ごとに、広告ＩＤ、広告名、所要時間、及び対象客層等の属性情報を記憶する。
FIG. 22 is a diagram illustrating a configuration example of the advertisement information storage unit. In FIG. 22, the advertisement
広告ＩＤは、広告情報記憶部１２０において各レコードを識別するための識別情報である。広告名は、広告の名前である。所要時間は、広告の１回分の所要時間である。例えば、デジタルサイネージ等を利用した動画による広告に関しては、１回分の放映時間が所要時間とされてもよい。または、１回分の全部の放映時間ではなく、広告の効果を得るために必要であると考えられる時間が、所要時間とされてもよい。静止画による広告については、所要時間は０であってもよい。または、記載されているメッセージ等を一読するのに要される時間等であってもよい。対象客層は、広告又は広告対象の商品が対象とする客層である。本実施の形態において、対象客層の値は、属性区分記憶部１１７が記憶する属性区分によって指定される。
The advertisement ID is identification information for identifying each record in the advertisement
なお、所要時間及び対象客層のいずれか一方、又は双方が登録されていない広告情報が、広告情報記憶部１２０に記憶されていてもよい。
Note that the advertisement
ステップＳ３０３では、広告情報記憶部１２０に記憶されているレコードの一つのレコードに係る広告情報が読み込まれる。以下、読み込まれた広告情報に係る広告を、「対象広告」という。
In step S303, advertisement information related to one record stored in the advertisement
続いて、掲示場所判定部１７は、図１９に示されるような集計結果の中から、平均滞留時間が、対象広告の所要時間以上であるエリアに関する集計結果を抽出する。（Ｓ３０４）。対象広告に、所要時間が登録されていない場合、全ての集計結果が抽出される。なお、ここでいう集計結果とは、駅名、エリア名、及び属性区分ごとの集計結果をいい。時間帯ごとの集計結果が統合された集計結果をいう。例えば、統合された集計結果の人数は、全時間帯の人数の合計値となる。統合された集計結果の平均滞留時間は、全時間帯の平均対流時間の平均値となる。
Subsequently, presentation
続いて、掲示場所判定部１７は、抽出された集計結果のうち、エリア名ごとに、対象広告の対象客層に含まれる属性区分に係る集計結果の「人数」の合計を算出する（Ｓ３０５）。続いて、掲示場所判定部１７は、算出された合計人数の降順に、エリア名をソートする（Ｓ３０６）。ソート結果は、対象広告の掲示場所の判定結果に相当する。
Subsequently, the posting
図２３は、広告の掲示場所の判定結果の一例を示す図である。図２３では、ステップＳ３０６においてソートされたエリア順に、駅名、エリア名、平均滞留時間、滞留人数、主要属性割合等が示されている。 FIG. 23 is a diagram illustrating an example of a determination result of an advertisement posting location. In FIG. 23, station names, area names, average residence time, number of people staying, main attribute ratios, and the like are shown in the order of the areas sorted in step S306.
駅名は、当該エリアが属する駅の駅名である。エリア名は、当該エリアのエリア名である。平均滞留時間は、当該エリアの平均滞留時間であり、ステップＳ３０２での集計結果より得られる。滞留人数は、全体と対象属性人数とに区分されている。全体とは、滞留人数の全体をいう。対象属性人数とは、全体のうち、対象広告の対象客層に該当する属性区分の人数をいう。ソートに用いられるのは、対象属性人数である。なお、滞留人数の全体は、対象属性人数と共に、ステップＳ３０５で算出されてもよいし、算出されなくてもよい。 The station name is the station name of the station to which the area belongs. The area name is the area name of the area. The average residence time is the average residence time of the area, and is obtained from the total result in step S302. The number of staying people is divided into the total and the target attribute number. The whole means the total number of people staying. The target attribute number refers to the number of attribute categories corresponding to the target customer group of the target advertisement. What is used for sorting is the number of target attributes. The total number of people staying may be calculated in step S305 together with the number of target attributes, or may not be calculated.
主要属性割合は、滞留人数の全体に占める属性区分別の人数のうち、上位３番目までの、属性区分の人数の割合である。主要属性割合の値は、例えば、対象属性人数と共に、ステップＳ３０５で算出されてもよいし、算出されなくてもよい。 The main attribute ratio is the ratio of the number of persons in the attribute category to the top third among the number of persons by attribute category in the total number of staying people. For example, the value of the main attribute ratio may be calculated in step S305 together with the number of target attributes, or may not be calculated.
なお、図２３では、時間帯は考慮されていない。すなわち、図２３に示される平均滞留時間及び滞留人数は、図１９に示される集計結果において、駅名、エリア名、及び属性区分別に、全時間帯を統合した値である。時間帯を考慮したい場合、図１９に示される集計結果をそのまま用いてステップＳ３０４〜Ｓ３０６が実行されればよい。この場合、エリア単位ではなく、エリアと時間帯との組み合わせに関して、判定結果が得られる。すなわち、いずれのエリアのいずれの時間帯が、対象広告に適しているかが判定される。 In FIG. 23, the time zone is not considered. In other words, the average staying time and the number of staying persons shown in FIG. 23 are values obtained by integrating all the time zones for each station name, area name, and attribute classification in the aggregation result shown in FIG. If it is desired to consider the time zone, steps S304 to S306 may be executed using the aggregation results shown in FIG. 19 as they are. In this case, the determination result is obtained with respect to the combination of the area and the time zone, not the area unit. That is, it is determined which time zone of which area is suitable for the target advertisement.
一方、エリアごとではなく、駅ごとに判定結果を得たい場合は、図１９に示される集計結果において、エリアごとの集計結果が統合された駅ごとの集計結果に基づいて、ステップＳ３０４〜Ｓ３０６が実行されればよい。 On the other hand, when it is desired to obtain a determination result for each station instead of for each area, steps S304 to S306 are performed based on the total result for each station in which the total result for each area is integrated in the total result shown in FIG. It only has to be executed.
ステップＳ３０３〜Ｓ３０６は、広告情報記憶部１２０に記憶されている各広告情報に関して実行される（Ｓ３０７）。全ての広告情報に関して処理が完了すると（Ｓ３０７でＹｅｓ）、出力部１９は、広告ごとに、図２３に示されるような処理結果をクライアント装置３０に送信する。クライアント装置３０は、受信された処理結果を表示させる。
Steps S303 to S306 are executed for each piece of advertisement information stored in the advertisement information storage unit 120 (S307). When the processing is completed for all advertisement information (Yes in S307), the
ユーザは、表示された処理結果を参照して、各広告に適した掲示場所を確認することができる。 The user can confirm the posting place suitable for each advertisement with reference to the displayed processing result.
なお、広告情報記憶部１２０に記憶される各広告情報は、特定の具体的な広告に関する情報でなくてもよい。例えば、所要時間と対象客層とが特定されていれば、広告名が抽象化されていたとしても、当該所要時間と対象客層に該当する広告について、図２１での処理結果を適用することができる。
In addition, each advertisement information memorize | stored in the advertisement
とろこで、図１９に示される集計結果のように、駅別又はエリア別に滞留人数を示す情報は、広告の掲示場所の判断のみならず、他の用途にも利用可能である。例えば、駅に設置される各種の設備をどこに配置したらよいか等を検討する際においても、有効な判断材料となりうる。本実施の形態では、このような判断が自動的に行われる例について説明する。 As shown in FIG. 19, the information indicating the number of people staying by station or by area can be used not only for the determination of the advertisement posting location, but also for other purposes. For example, it can be an effective judgment material when considering where to place various facilities installed in a station. In this embodiment, an example in which such a determination is automatically performed will be described.
図２４は、設備の設置場所の判定処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 FIG. 24 is a flowchart for explaining an example of a processing procedure for determining the installation location of equipment.
ステップＳ４０１において、要求受信部１５は、クライアント装置３０から、設備の設置場所の判定要求を受信する。続いて、集計部１６は、例えば、図１８において説明した集計処理を実行する（Ｓ４０２）。その結果、図１９に示したようなデータが生成される。
In step S <b> 401, the
続いて、設置場所判定部１８は、設備情報記憶部１２１より、一つのレコードに係る設備情報を読み込む（Ｓ４０３）。
Subsequently, the installation
図２５は、設備情報記憶部の構成例を示す図である。図２５において、設備情報記憶部１２１は、駅に設置される設備ごとに、設備名及び設置条件等の属性情報を記憶する。設備名は、設備の名前である。設置条件は、設備の設置が推奨される条件である。なお、図２５において、設置条件は、文章によって表現されているが、例えば、滞留人数、属性区分、平均滞留時間等の項目を有し、項目毎に条件式が設定されてもよい。
FIG. 25 is a diagram illustrating a configuration example of the facility information storage unit. In FIG. 25, the facility
ステップＳ４０３では、設備情報記憶部１２１に記憶されているレコードの一つのレコードに係る設備情報が読み込まれる。以下、読み込まれた設備情報に係る設備を、「対象設備」という。
In step S <b> 403, the facility information related to one of the records stored in the facility
続いて、設置場所判定部１８は、図１９に示されるような集計結果に基づいて、対象設備の設置条件に該当するエリア名又は駅名を抽出する（Ｓ４０４）。設置場所判定部１８は、抽出されたエリア名又は駅名を、対象設備の設備名に関連付けて、例えば、メモリ装置１０３に記憶する。
Subsequently, the installation
ステップＳ４０３及びＳ４０４は、設備情報記憶部１２１に記憶されている各設備情報に関して実行される（Ｓ４０５）。全ての設備情報に関して処理が完了すると（Ｓ４０５でＹｅｓ）、出力部１９は、例えば、メモリ装置１０３に記憶されている処理結果をクライアント装置３０に送信する。クライアント装置３０は、受信された処理結果を表示させる。
Steps S403 and S404 are executed for each piece of equipment information stored in the equipment information storage unit 121 (S405). When the processing is completed for all pieces of facility information (Yes in S405), the
ユーザは、表示された処理結果を参照して、各設備に適した設置場所を確認することができる。例えば、図２５の例によれば、滞留人数が多く、平均滞留時間が長いエリアが、有人店舗の推奨設置場所として抽出される。また、滞留人数は多いが、平均滞留時間が短いエリアは、自動販売機の推奨設置場所として抽出される。また、あまり人が滞留しないエリアが、人感センサの推奨設置場所として抽出される。人感センサは、例えば、照明のＯＮ／ＯＦＦ等に用いられるため、人が滞留しないエリアに人感センサを設置して、照明等のＯＦＦ時間を長くすることにより、消費電力を削減することができる。 The user can confirm the installation location suitable for each facility with reference to the displayed processing result. For example, according to the example of FIG. 25, an area with a large number of staying people and a long average staying time is extracted as a recommended installation location of a manned store. In addition, an area where the number of staying people is large but the average staying time is short is extracted as a recommended installation location of the vending machine. In addition, an area in which few people stay is extracted as a recommended installation location of the human sensor. Human sensors are used, for example, for lighting ON / OFF, etc., so that power consumption can be reduced by installing human sensors in areas where people do not stay and extending the OFF time of lighting, etc. it can.
上述したように、本実施の形態によれば、各駅のエリア別に、例えば、ホームにおける滞留時間を算出し、算出された滞留時間を出力することができる。したがって、広告効果が高いと推定されるエリアの判断材料として有効な情報を提供することができる。すなわち、広告効果の向上を支援することができる。 As described above, according to the present embodiment, for example, the residence time at the platform can be calculated for each area of each station, and the calculated residence time can be output. Therefore, it is possible to provide information that is effective as a material for determining an area that is estimated to have a high advertising effect. That is, it is possible to support the improvement of the advertising effect.
また、本実施の形態では、各駅又はエリア別に、一定の時間間隔である時間帯ごとに、乗客の滞留人数を算出し、算出された滞留人数を出力することができる。その結果、更に、広告効果が高いと推定されるエリアの判断材料として有効な情報を提供することができる。 Further, in the present embodiment, the number of staying passengers can be calculated for each station or area for each time zone that is a constant time interval, and the calculated staying number can be output. As a result, it is possible to provide information that is effective as a judgment material for an area that is estimated to have a high advertising effect.
また、本実施の形態では、２以上の列車の組み合わせである乗換列車が運行情報記憶部１１２に登録され、乗車列車の推定では、乗換列車が乗車列車として推定されうる。乗換乗車が乗車列車として推定された乗客については、乗り換えに関するアクション履歴がアクション履歴記憶部１１８に記憶される。更に、当該アクション履歴に基づいて、乗り換えに関する各エリアの滞在時間等が、滞在時間記憶部１１９に記憶される。
Moreover, in this Embodiment, the transfer train which is a combination of two or more trains is registered in the operation
したがって、或る駅において、乗り換えによる乗車や、乗り換えによる降車を行う乗客についても、当該駅に関する滞在時間や滞在人数の算出のための因子とすることができる。すなわち、滞在時間記憶部１１９に記憶される滞在時間は、乗り換えによる乗車や乗り換えによる降車を行う乗客の滞在時間も考慮された値となる。また、斯かる滞在時間記憶部１１９に基づいて算出される滞在人数は、乗り換えによる乗車や乗り換えによる降車を行う乗客の滞在時間も考慮された値となる。
Therefore, it is possible to use a factor for calculating the staying time and the number of people staying at a certain station for passengers who are boarding by transfer or getting off by transfer. That is, the staying time stored in the staying
仮に、乗換列車が定義されない場合、乗り換えを行った乗客は、当該乗客の入場駅と退場駅とにおける滞在時間や滞在人数等の因子にしかならない。しかしながら、現実においては、乗り換えを行う乗客の人数は、無視できないほど多くなっている。したがって、
本実施の形態によれば、各駅又は各エリアにおける滞在時間や滞在人数等に関して、より現実に近い値を推定することができる。
If a transfer train is not defined, the passengers who have changed trains are only factors such as the stay time and the number of people staying at the entry and exit stations of the passenger. However, in reality, the number of passengers who change is so large that it cannot be ignored. Therefore,
According to the present embodiment, it is possible to estimate a value closer to reality with respect to the staying time, the number of staying persons, and the like at each station or each area.
なお、本実施の形態では、列車の駅を乗降施設の一例として、駅における乗客の滞留時間又は滞留人数等が算出される例を説明したが、バスの停留所、乗船所、又は空港等、他の乗り物に対する乗降施設に対して本実施の形態が適用されてもよい。また、これらの乗降施設に含まれるエリア別に、滞留時間又は滞留人数が算出されてもよい。乗船所又は空港に関しては、本実施の形態における運行単位が、船舶又は航空機の便に該当する運航単位に置き換えられて、本実施の形態が適用されればよい。 In the present embodiment, the train station is taken as an example of the boarding / exiting facility, and the example in which the residence time or the number of people staying at the station is calculated has been described. However, the bus stop, the boarding station, the airport, etc. The present embodiment may be applied to a boarding / exiting facility for a vehicle. In addition, the staying time or the number of staying persons may be calculated for each area included in these boarding facilities. For a boarding station or airport, the present embodiment may be applied by replacing the operation unit in the present embodiment with an operation unit corresponding to a ship or an aircraft flight.
なお、本実施の形態において、列車は、運行単位又は運航単位の一例である。駅は、乗降施設の一例である。改札口は、入退場場所の一例である。ホームは、乗り場の一例である。滞留時間推定部１４は、算出部の一例である。
In the present embodiment, a train is an example of an operation unit or an operation unit. A station is an example of a boarding / exiting facility. A ticket gate is an example of an entrance / exit location. A home is an example of a platform. The residence
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。 As mentioned above, although the Example of this invention was explained in full detail, this invention is not limited to such specific embodiment, In the range of the summary of this invention described in the claim, various deformation | transformation・ Change is possible.
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
（付記１）
乗客が利用した運行単位又は運航単位を示す情報と、当該乗客が利用した乗降施設、及び当該乗降施設における当該乗客の入場時刻又は退場時刻を示す情報と、当該乗降施設における前記運行単位又は運航単位の出発時刻又は到着時刻と、当該乗降施設の入退場場所と当該運行単位又は運航単位の乗り場との間の所要時間を示す情報とに基づいて、当該乗り場での滞留時間を算出し、
算出された滞留時間を前記乗り場別に出力する、
処理をコンピュータが実行する滞留情報算出方法。
（付記２）
乗客が利用した運行単位又は運航単位を示す情報と、当該乗客が利用した乗降施設、及び当該乗降施設における当該乗客の入場時刻又は退場時刻を示す情報と、当該乗降施設における前記運行単位又は運航単位の出発時刻又は到着時刻と、当該乗降施設の入退場場所と当該運行単位又は運航単位の乗り場との間の所要時間を示す情報とに基づいて、当該乗り場に滞留した時間帯を算出し、
算出された時間帯に基づいて、一定の時間間隔ごとに、前記各乗り場における乗客の滞留数を算出し、
前記時間間隔ごとに各乗り場について算出された滞留数を出力する処理を前記コンピュータが実行する付記１記載の滞留情報算出方法。
（付記３）
広告に関する属性情報と、前記乗り場別の滞留時間とに基づいて、前記広告に適した乗り場を判定し、
判定結果を出力する処理を前記コンピュータが実行する付記１又は２記載の滞留情報算出方法。
（付記４）
広告に関する属性情報と、前記乗り場別の滞留時間と、前記時間間隔ごとの各乗り場における滞留数とに基づいて、前記広告に適した乗り場を判定し、
判定結果を出力する処理を前記コンピュータが実行する付記２記載の滞留情報算出方法。
（付記５）
設備ごとに前記滞留時間に対する設置条件を示す情報と、前記滞留時間を算出する処理において算出された滞留時間とに基づいて、各設備の設置場所を判定し、
判定された設置場所を示す情報を出力する処理を前記コンピュータが実行する付記１乃至４いずれか一項記載の滞留情報算出方法。
（付記６）
乗客が利用した運行単位又は運航単位を示す情報と、当該乗客が利用した乗降施設、及び当該乗降施設における当該乗客の入場時刻又は退場時刻を示す情報と、当該乗降施設における前記運行単位又は運航単位の出発時刻又は到着時刻と、当該乗降施設の入退場場所と当該運行単位又は運航単位の乗り場との間の所要時間を示す情報とに基づいて、当該乗り場での滞留時間を算出する第一の算出部と、
算出された滞留時間を前記乗り場別に出力する出力部とを有する滞留情報算出装置。
（付記７）
前記第一の算出部は、乗客が利用した運行単位又は運航単位を示す情報と、当該乗客が利用した乗降施設、及び当該乗降施設における当該乗客の入場時刻又は退場時刻を示す情報と、当該乗降施設における前記運行単位又は運航単位の出発時刻又は到着時刻と、当該乗降施設の入退場場所と当該運行単位又は運航単位の乗り場との間の所要時間を示す情報とに基づいて、当該乗り場に滞留した時間帯を算出し、
算出された時間帯に基づいて、一定の時間間隔ごとに、前記各乗り場における乗客の滞留数を算出する第二の算出部を有し、
前記出力部は、前記時間間隔ごとに各乗り場について算出された滞留数を出力する付記６記載の滞留情報算出装置。
（付記８）
広告に関する属性情報と、前記乗り場別の滞留時間とに基づいて、前記広告に適した乗り場を判定する第一の判定部を有し、
前記出力部は、判定結果を出力する付記６又は７記載の滞留情報算出装置。
（付記９）
前記第一の判定部は、広告に関する属性情報と、前記乗り場別の滞留時間と、前記時間間隔ごとの各乗り場における滞留数とに基づいて、前記広告に適した乗り場を判定し、
前記出力部は、判定結果を出力する処理を前記コンピュータが実行する付記８記載の滞留情報算出装置。
（付記１０）
設備ごとに前記滞留時間に対する設置条件を示す情報と、前記滞留時間を算出する処理において算出された滞留時間とに基づいて、各設備の設置場所を判定する第二の判定部を有し、
前記出力部は、判定された設置場所を示す情報を出力する付記６乃至９いずれか一項記載の滞留情報算出装置。
（付記１１）
乗客が利用した運行単位又は運航単位を示す情報と、当該乗客が利用した乗降施設、及び当該乗降施設における当該乗客の入場時刻又は退場時刻を示す情報と、当該乗降施設における前記運行単位又は運航単位の出発時刻又は到着時刻と、当該乗降施設の入退場場所と当該運行単位又は運航単位の乗り場との間の所要時間を示す情報とに基づいて、当該乗り場での滞留時間を算出し、
算出された滞留時間を前記乗り場別に出力する処理をコンピュータに実行させるプログラム。
（付記１２）
乗客が利用した運行単位又は運航単位を示す情報と、当該乗客が利用した乗降施設、及び当該乗降施設における当該乗客の入場時刻又は退場時刻を示す情報と、当該乗降施設における前記運行単位又は運航単位の出発時刻又は到着時刻と、当該乗降施設の入退場場所と当該運行単位又は運航単位の乗り場との間の所要時間を示す情報とに基づいて、当該乗り場に滞留した時間帯を算出し、
算出された時間帯に基づいて、一定の時間間隔ごとに、前記各乗り場における乗客の滞留数を算出し、
前記時間間隔ごとに各乗り場について算出された滞留数を出力する処理を前記コンピュータに実行させる付記１１記載のプログラム。
（付記１３）
広告に関する属性情報と、前記乗り場別の滞留時間とに基づいて、前記広告に適した乗り場を判定し、
判定結果を出力する処理を前記コンピュータに実行させる付記１１又は２記載のプログラム。
（付記１４）
広告に関する属性情報と、前記乗り場別の滞留時間と、前記時間間隔ごとの各乗り場における滞留数とに基づいて、前記広告に適した乗り場を判定し、
判定結果を出力する処理を前記コンピュータに実行させる付記１２記載のプログラム。
（付記１５）
設備ごとに前記滞留時間に対する設置条件を示す情報と、前記滞留時間を算出する処理において算出された滞留時間とに基づいて、各設備の設置場所を判定し、
判定された設置場所を示す情報を出力する処理を前記コンピュータに実行させる付記１１乃至４いずれか一項記載のプログラム。
Regarding the above description, the following items are further disclosed.
(Appendix 1)
Information indicating the operation unit or operation unit used by the passenger, the boarding facility used by the passenger, information indicating the entry time or exit time of the passenger at the boarding facility, and the operation unit or operation unit of the boarding facility Based on the departure time or arrival time of the vehicle and the information indicating the required time between the entrance / exit location of the boarding / exiting facility and the platform of the operation unit or operation unit, the residence time at the platform is calculated,
Output the calculated residence time for each platform,
A residence information calculation method in which processing is executed by a computer.
(Appendix 2)
Information indicating the operation unit or operation unit used by the passenger, the boarding facility used by the passenger, information indicating the entry time or exit time of the passenger at the boarding facility, and the operation unit or operation unit of the boarding facility Based on the departure time or arrival time of the vehicle, and the information indicating the required time between the entry / exit location of the boarding facility and the platform of the operation unit or operation unit,
Based on the calculated time zone, the number of passengers staying at each landing is calculated at regular time intervals,
The stay information calculation method according to
(Appendix 3)
Based on the attribute information about the advertisement and the residence time for each landing, determine a suitable landing for the advertisement,
The retention information calculation method according to
(Appendix 4)
Based on the attribute information about the advertisement, the residence time for each platform, and the number of residences at each platform for each time interval, determine a platform suitable for the advertisement,
The retention information calculation method according to
(Appendix 5)
Based on the information indicating the installation conditions for the residence time for each facility and the residence time calculated in the process of calculating the residence time, determine the installation location of each facility,
The residence information calculation method according to any one of
(Appendix 6)
Information indicating the operation unit or operation unit used by the passenger, the boarding facility used by the passenger, information indicating the entry time or exit time of the passenger at the boarding facility, and the operation unit or operation unit of the boarding facility Based on the departure time or arrival time and the information indicating the required time between the entry / exit location of the boarding facility and the platform of the operation unit or operation unit. A calculation unit;
A staying information calculation device including an output unit that outputs the calculated staying time for each platform.
(Appendix 7)
The first calculation unit includes information indicating an operation unit or operation unit used by a passenger, information indicating a boarding / exiting facility used by the passenger, entry time or exit time of the passenger at the boarding / exiting facility, and the boarding / exiting. Based on the departure time or arrival time of the operation unit or operation unit at the facility and the information indicating the required time between the entrance / exit location of the boarding facility and the platform of the operation unit or operation unit Calculated time zone,
Based on the calculated time zone, having a second calculation unit that calculates the staying number of passengers at each landing for each fixed time interval,
The stay information calculation apparatus according to
(Appendix 8)
A first determination unit that determines a suitable landing for the advertisement based on the attribute information about the advertisement and the residence time for each landing;
The retention information calculation apparatus according to
(Appendix 9)
The first determination unit determines a suitable landing for the advertisement based on the attribute information about the advertisement, the staying time for each landing, and the staying number at each landing for each time interval,
The retention information calculation device according to
(Appendix 10)
Based on the information indicating the installation conditions for the residence time for each facility and the residence time calculated in the process of calculating the residence time, the second determination unit that determines the installation location of each facility,
The stay information calculation apparatus according to any one of
(Appendix 11)
Information indicating the operation unit or operation unit used by the passenger, the boarding facility used by the passenger, information indicating the entry time or exit time of the passenger at the boarding facility, and the operation unit or operation unit of the boarding facility Based on the departure time or arrival time of the vehicle and the information indicating the required time between the entrance / exit location of the boarding / exiting facility and the platform of the operation unit or operation unit, the residence time at the platform is calculated,
A program that causes a computer to execute a process of outputting the calculated residence time for each platform.
(Appendix 12)
Information indicating the operation unit or operation unit used by the passenger, the boarding facility used by the passenger, information indicating the entry time or exit time of the passenger at the boarding facility, and the operation unit or operation unit of the boarding facility Based on the departure time or arrival time of the vehicle, and the information indicating the required time between the entry / exit location of the boarding facility and the platform of the operation unit or operation unit,
Based on the calculated time zone, the number of passengers staying at each landing is calculated at regular time intervals,
The program according to
(Appendix 13)
Based on the attribute information about the advertisement and the residence time for each landing, determine a suitable landing for the advertisement,
The program according to
(Appendix 14)
Based on the attribute information about the advertisement, the residence time for each platform, and the number of residences at each platform for each time interval, determine a platform suitable for the advertisement,
The program according to
(Appendix 15)
Based on the information indicating the installation conditions for the residence time for each facility and the residence time calculated in the process of calculating the residence time, determine the installation location of each facility,
The program according to any one of
１ 情報処理システム
１０ 滞留情報算出装置
１１ 入退場記録受信部
１２ 乗車列車推定部
１３ アクション履歴推定部
１４ 滞留時間推定部
１５ 要求受信部
１６ 集計部
１７ 掲示場所判定部
１８ 設置場所判定部
１９ 出力部
２０ 自動改札機
３０ クライアント装置
１００ ドライブ装置
１０１ 記録媒体
１０２ 補助記憶装置
１０３ メモリ装置
１０４ ＣＰＵ
１０５ インタフェース装置
１１１ 乗車履歴記憶部
１１２ 運行情報記憶部
１１３ 駅情報記憶部
１１４ 乗客情報記憶部
１１５ 移動速度情報記憶部
１１６ アクションコード記憶部
１１７ 属性区分記憶部
１１８ アクション履歴記憶部
１１９ 滞留時間記憶部
１２０ 広告情報記憶部
１２１ 設備情報記憶部
Ｂ バス
DESCRIPTION OF
105
Claims (6)
乗客と対応付けて乗客が利用した乗り物の出発時刻が記憶された記憶部を参照し、前記第１の乗客が利用した乗り物の前記第１の乗降施設からの出発時刻を取得し、
乗降施設と対応付けて入場場所から乗り場への所要時間が記憶された記憶部を参照し、前記第１の乗降施設における入場場所から乗り場への所要時間を取得し、
取得した前記第１の乗降施設への入場時刻、前記第１の乗降施設からの出発時刻、前記第１の乗降施設における入場場所から乗り場への所要時間に基づいて、前記第１の乗客の前記第１の乗降施設における乗り場での滞留時間を算出し、
前記滞留時間を出力する、
処理をコンピュータが実行する滞留情報算出方法。 Referring to the storage unit in which the entrance time to the boarding facility is stored in association with the passenger, the entrance time to the first boarding facility of the first passenger is acquired,
Referring to the storage unit in which the departure time of the vehicle used by the passenger in association with the passenger is stored, obtaining the departure time from the first boarding facility of the vehicle used by the first passenger;
Refer to the storage unit in which the time required from the entrance location to the landing is stored in association with the boarding facility, and obtain the time required from the entrance location to the landing in the first boarding facility,
Based on the acquired entrance time to the first boarding / exiting facility, departure time from the first boarding / exiting facility, and time required from the entrance location to the landing at the first boarding / exiting facility, the first passenger Calculate the residence time at the landing at the first boarding facility,
Outputting the residence time;
A residence information calculation method in which processing is executed by a computer.
複数の乗客について算出した時間帯に基づいて、一定の時間間隔ごとに、当該時間間隔に重なる時間帯の数を合計して前記第１の乗降施設における乗り場の滞留数を算出し、
前記時間間隔ごとに前記第１の乗降施設における乗り場について算出された滞留数を出力する処理を前記コンピュータが実行する請求項１記載の滞留情報算出方法。 A time obtained by adding a required time from the place of entry at the acquired first boarding facility to the landing to the time of entering the first boarding facility, and a time of departure from the first boarding facility acquired. Is calculated as the time zone during which the first passenger stayed at the landing at the first boarding facility,
Based on the time zones calculated for a plurality of passengers, for each certain time interval, the total number of time zones overlapping the time interval is calculated to calculate the number of stays at the landing at the first boarding facility,
The stay information calculation method according to claim 1, wherein the computer executes a process of outputting the stay number calculated for the landing at the first boarding / alighting facility at each time interval.
判定結果を出力する処理を前記コンピュータが実行する請求項１又は２記載の滞留情報算出方法。 Refer to the storage unit that stores information indicating the broadcast time of the advertisement , and if the stay time is equal to or longer than the broadcast time, determine the landing at the first boarding facility as a landing suitable for the advertisement,
The residence information calculation method according to claim 1 or 2, wherein the computer executes a process of outputting a determination result.
前記複数の乗り場のうち、前記滞留数が相対的に多い乗り場を広告に適した乗り場として判定し、
判定結果を出力する処理を前記コンピュータが実行する請求項２記載の滞留情報算出方法。 Calculate the number of stays per time interval for multiple platforms,
Of the plurality of landings, determine a landing with a relatively large number of stays as a landing suitable for advertisement,
The stay information calculation method according to claim 2, wherein the computer executes a process of outputting a determination result.
乗客と対応付けて乗客が利用した乗り物の出発時刻が記憶された記憶部を参照し、前記第１の乗客が利用した乗り物の前記第１の乗降施設からの出発時刻を取得する第２の取得部と、
乗降施設と対応付けて入場場所から乗り場への所要時間が記憶された記憶部を参照し、前記第１の乗降施設における入場場所から乗り場への所要時間を取得する第３の取得部と、
取得された前記第１の乗降施設への入場時刻、前記第１の乗降施設からの出発時刻、前記第１の乗降施設における入場場所から乗り場への所要時間に基づいて、前記第１の乗客の前記第１の乗降施設における乗り場での滞留時間を算出する算出部と、
前記滞留時間を出力する出力部と、
を有する滞留情報算出装置。 A first acquisition unit that refers to the storage unit in which the entry time to the boarding facility is stored in association with the passenger, and acquires the entrance time to the first boarding facility of the first passenger;
The second acquisition for acquiring the departure time from the first boarding facility of the vehicle used by the first passenger with reference to the storage unit in which the departure time of the vehicle used by the passenger is stored in association with the passenger And
A third acquisition unit that acquires a required time from the entrance location to the landing in the first getting-on / off facility with reference to a storage unit in which the required time from the entrance location to the landing is stored in association with the getting-on / off facility;
Based on the acquired entry time to the first boarding / exiting facility, departure time from the first boarding / exiting facility, and time required from the entrance location to the landing at the first boarding / exiting facility, the first passenger A calculation unit for calculating a residence time at the landing at the first boarding / exiting facility;
An output unit for outputting the residence time;
A residence information calculation device having
乗客と対応付けて乗客が利用した乗り物の出発時刻が記憶された記憶部を参照し、前記第１の乗客が利用した乗り物の前記第１の乗降施設からの出発時刻を取得し、
乗降施設と対応付けて入場場所から乗り場への所要時間が記憶された記憶部を参照し、前記第１の乗降施設における入場場所から乗り場への所要時間を取得し、
取得した前記第１の乗降施設への入場時刻、前記第１の乗降施設からの出発時刻、前記第１の乗降施設における入場場所から乗り場への所要時間に基づいて、前記第１の乗客の前記第１の乗降施設における乗り場での滞留時間を算出し、
前記滞留時間を出力する、
処理をコンピュータに実行させるプログラム。 Referring to the storage unit in which the entrance time to the boarding facility is stored in association with the passenger, the entrance time to the first boarding facility of the first passenger is acquired,
Referring to the storage unit in which the departure time of the vehicle used by the passenger in association with the passenger is stored, obtaining the departure time from the first boarding facility of the vehicle used by the first passenger;
Refer to the storage unit in which the time required from the entrance location to the landing is stored in association with the boarding facility, and obtain the time required from the entrance location to the landing in the first boarding facility,
Based on the acquired entrance time to the first boarding / exiting facility, departure time from the first boarding / exiting facility, and time required from the entrance location to the landing at the first boarding / exiting facility, the first passenger Calculate the residence time at the landing at the first boarding facility,
Outputting the residence time;
A program that causes a computer to execute processing.
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