JP6060414B2 - 建物の開口部の改装工法と改装構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の開口部における例えばスイング式等のドアをスライド式の自動ドアに改装するようにした建物の開口部の改装工法と改装構造に関する。
従来、建物の店舗等の開口部では人が出入りし易いようにスライド式の自動ドアを取り付けることが多く、このような自動ドアの構造として例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
また、従来、スイング式の開き戸を開口部に採用していた店舗等において、人が出入りする際に開き戸を押したり引いたりして回転させることは力を要するため、子供や老人や障害者等のように力の弱い人には負担になっていた。そのため、店舗等では、人が出入りし易いようにスイング式の開き戸からスライド式の自動ドアに改装する工事が行われている。
例えば、図9に示すように、店舗の開口部1にスイング式の開き戸2が取り付けられており、開口部1の方立3を介して隣接する壁面にFIX窓4が額縁7に固定されている。FIX窓4の下部には腰壁5が配設され、腰壁5の上に屋内側に張り出す額縁7の膳板6が設置されている。
このような既存の店舗において、開口部1を開き戸2からスライド式の自動ドアに改装する場合、例えば、図10に示すように、開き戸2を撤去すると共に、額縁7と膳板6の一部を斫って撤去する必要があった。そして、方立3に隣接する位置に新たな縦枠8を連結して、更にスライド式の自動ドア9を設置していた。
特開2012−140852号公報
しかしながら、上述したような開口部1の改装工事は、額縁7や膳板6を部分的に撤去するために手直し施工が必要など、大幅な改装工事が必要であった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、既存の腰壁、額縁や膳板を撤去することなく、開口部をスライド式の自動ドアに改装できるようにした建物の開口部の改装工法と改装構造を提供することを目的とする。
本発明による建物の開口部の改装工法は、既存の開口部の方立に隣接する位置に膳板が設けられた建物の開口部の改装工法において、既存の開口部の戸体を撤去し、膳板の外側に外側縦部材を方立より外側に突出することなく設置して方立に連結し、外側縦部材に対して方立の屋内側にスライド式の自動ドアを設置して新たな開口部を形成したことを特徴とする。
本発明によれば、既存の開口部のドアを撤去し、膳板を斫ることなく膳板の外側の位置に外側縦部材を設置して方立に連結し、しかも、方立より外側縦部材を突出させないことで開口部を狭めることがない。そして、外側縦部材より屋内側にスライド式の自動ドアを設置することで、自動ドアを既存の開口部に代えて新たな開口部として改装することができる。なお、戸体は建具の可動部分で、開き戸や引戸や扉や障子等を含んでいる。
また、外側縦部材を方立に連結する工程において、方立に調整部材を固定し、外側縦部材は方立に対する角度を調整して調整部材に固定することが好ましい。
本発明によれば、既存の方立は経年劣化等により傾斜することがあり、方立に対して調整部材を予め固定し、新たに設置する外側縦部材を適宜姿勢、例えば垂直姿勢に設置して調整部材にねじ等で固定することができる。この場合、方立と外側縦部材とは上下方向における姿勢や角度が相違することになるが、両者の姿勢や角度の相違による上下方向における互いの距離のずれや干渉を調整部材によって吸収することができる。
本発明による建物の開口部の改装構造は、既存の開口部の方立に隣接する位置に膳板が設けられており、膳板の外側に外側縦部材を方立より外側に突出することなく設置して方立に連結し、外側縦部材に対して方立の屋内側にスライド式の自動ドアを設置して新たな開口部を形成したことを特徴とする。
本発明によれば、既存の開口部の方立に隣接して設けられた膳板を斫ることなく、膳板の外側の位置に外側縦部材を設置して方立に連結し、その際、方立より外側縦部材を外側に突出させないことで開口部を狭めることがない。そして、既存の開口部の屋内側にスライド式の自動ドアを設置することで、この自動ドアを既存の開口部に代えて新たな開口部として改装することができる。
また、既存の開口部に隣接して方立と枠体にガラスパネルが保持されてなる袖部と、方立と枠体の縦枠とに各々設けられた支持部と、該支持部と新たな開口部に亘って設置された横部材とを備え、スライド式自動ドアが横部材に設置されていることが好ましい。
スライド式自動ドアは横部材に設置された状態で新たな開口部と袖部との間をスライド移動して開閉作動できる。
また、膳板の上に内側縦部材を取り付けて、該内側縦部材を外側縦部材に連結してもよい。
内側縦部材を膳板の上に設置することで膳板が邪魔にならず、しかも、外側縦部材の内側に内側縦部材を連結することで外側縦部材の強度を補強できる。
また、方立には外側縦部材との間に調整部材を固定し、外側縦部材は方立に対する角度を調整して調整部材に固定することが好ましい。
既存の方立が経年劣化等により傾いたとしても、調整部材を介して外側縦部材を所望の姿勢や角度、例えば垂直に固定することで、方立と外側縦部材の姿勢や傾斜の相違による上下方向の距離のずれや干渉を調整部材で吸収できる。
また、外側縦部材には調整部材に重なるスライド調整部が形成され、外側縦部材は方立に対する姿勢を調整して、互いに重なるスライド調整部と調整部材をねじ止め等で固定するようにしてもよい。
方立が例えば経年劣化等で傾斜していたとしても、方立に連結した調整部材に対して外側縦部材を方立と異なる姿勢や角度で設置し、外側縦部材のスライド調整部と調整部材の重なり割合を調整してスライド調整部で調整部材に固定することで、方立と外側縦部材との姿勢や傾斜の違いによる上下方向における距離のずれや干渉を調整部材で吸収できる。
また、本発明による改装自動ドアは、腰壁の上部に窓を設けた袖部と開閉可能な開閉ドアを備えた開口部とを備えており、袖部の窓における左右の縦枠に設けた一対の支持部とランマの窓の下枠とに亘って横部材を固定し、しかも開口部における袖部の屋内側であって、外側縦部材及び他の縦部材と横部材で仕切られた領域に開閉ドアを設け、この開閉ドアは横部材に沿って開口部から袖部の領域まで開閉作動可能とされている。
また、横部材には、横部材に沿って開閉ドアを案内するレールと、開閉ドアをレールに沿ってスライドさせる駆動源と、を備えた駆動手段を取り付けてあることが好ましい。
なお、開閉ドアと床面に設置した下レールガイド部との一方にガイド溝を設け、他方にガイド溝に沿って走行可能なガイド部を設けるようにしてもよい。
また、開閉ドアの下部にガイド部を設け、床面に前記ガイド部を受け入れて走行をガイドするガイド溝を設けた下レールガイド部を設けることが好ましい。
本発明による建物の開口部の改装工法と改装構造によれば、既存の開口部の方立に隣接して設けた膳板を斫り等することなく膳板の外側の位置で外側縦部材を設置できるため、施工が容易で改装の工数が少なくて済み施工性が向上するという作用効果を奏する。しかも、方立より外側縦部材を開口部側に突出させないことで現行の開口部を狭めることがなく、スライド式の自動ドアを既存の開口部に代えて新たな開口部として改装できる。
本発明の実施形態による店舗の開口部に設置した自動ドアを示す正面図であり、(a)は片開き式の自動ドア、(b)は両開き式の自動ドアである。 本発明の実施形態による開口部の改装構造の要部横断面図である。 図2に示す開口部の外側縦枠と内側縦枠の改装構造部分の要部拡大図である。 図3に示す方立と外側縦枠との連結部の横断面図であり、(a)は方立と外側縦枠のずれがない部分、(b)は方立と外側縦枠のずれが大きい部分である。 図2に示す自動ドアの開口部の縦断面図である。 図2に示す自動ドアの袖部の縦断面図である。 本実施形態の自動ドアにおける第一変形例を示すもので、床面に取り付けた開閉ドアの下部レールガイド部を示す要部縦断面図である。 第二変形例による自動ドアにおける下部レールガイド部を示す要部縦断面図である。 従来の開口部におけるスイング式の開き戸を示す要部横断面図である。 図9に示す従来の開口部の屋内側において額縁の膳板を斫って縦枠を設けた改装状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態による建物の開口部の改装構造と改装工法について図1乃至図6を参照しながら説明する。また、本実施形態による開口部の改装構造は図9に示すスイング式の開き戸2をスライド式(引戸式)の自動ドア10に改装する構造を説明するものであるため、図9に示す部材や部品と同一または同様なものについては同一の符号を用いて説明するものとする。
図1に示すように、本実施形態による建物の開口部1の改装構造は、例えば店舗の開口部1の図9に示すスイング式のドアを、スライド式(引戸式)の自動ドアに改装したものである。改装後の構造として、図1(a)は片開き式の自動ドア10を示すものであり、店舗の前面に、下部に腰壁5を設けたFIX窓4と、両側に一対の方立3を設けた開口部1に設けて自動的に開閉可能な1枚の開閉ドア12とを備えている。なお、FIX窓4は後述する袖部40を構成する。
また、図1(b)は両開き式の自動ドア13を示すものであり、下部に腰壁5を設けた一対のFIX窓4の間の開口部1に2枚の開閉ドア12が左右にスライドして開閉可能とされている。両開き式の自動ドア13は片開き式の開閉ドア12を2つ設けて左右に開く構造であり、基本的に片開き式の自動ドア10と同一の駆動機構を備えている。そのため、本実施形態による開口部1の改装構造は片開き式の自動ドア10に基づいて説明する。
図2に示す店舗の開口部1の改装構造は、例えば図1(a)に示す片開き式の自動ドア10の横断面図を示すものとする。図2に示す開口部1の改装構造では、既設のFIX窓4の一方の端部は開口部1との間の方立3に設けた飲み込み部15に支持され、FIX窓4の他方の端部は縦枠16の飲み込み部17に支持されている。
そして、方立3の腰壁5上の膳板6を斫ることなく保持し、膳板6の外側端部(図2中の右側端部)に隣接して改装用の外側縦枠19が設置されている。図3に示すように、この外側縦枠19は例えば角筒状に形成され、その外側の側面19aは方立3の開口部1側の側面3aと面一になるように幅が設定され、側面19aは外側縦枠19の角筒部から方立3の側面3a方向に延びた例えばプレート状のスライド調整部19bと一体に形成されている。
また、図3及び図4において、方立3と外側縦枠19との間には調整部材として断面略L字状の調整アングル20が上下方向に延びて配設され、調整アングル20の折り曲げた短片20aは方立3の側面3bに当接してねじ22で固定されている。また、調整アングル20の長片20bは外側縦枠19のスライド調整部19bと重ねられて配設され、上下方向に所定間隔でねじ22によって固定されている。そのため、方立3は調整アングル20を介して外側縦枠19のスライド調整部19bと連結されている。また、調整アングル20の他端部の突部20cは外側縦枠19の側面19cから突出する当接片19dに当接している。内側縦枠24と外側縦枠19の上端は後述の横枠30まで延び、内側縦枠24及び外側縦枠19と横枠30の屋内外方向の長さは同幅である。
ここで、既設の構造物である方立3は経年劣化や地震等の外力等によって垂直方向に対して微小角度傾斜していることがあり、これに対して改装部材の外側縦枠19は垂直に設置する必要がある。
そのため、予め方立3に沿って傾斜して固定された調整アングル20に対して外側縦枠19は方立3の傾斜を吸収して垂直に設置するよう姿勢、角度を建付け調整した状態で、スライド調整部19bを調整アングル20にねじ22aで固定するようにした。
例えば、既設の方立3が例えば3°〜5°傾斜している場合には、図4(a)に示すように、方立3の上下方向の一端部では外側縦枠19のスライド調整部19bは方立3の側面3bに当接しており、方立3の上下方向の他端部では、図4(b)に示すように、スライド調整部19bは方立3から離間した位置で調整アングル20にねじ止めされる。
なお、スライド調整部19bの内面にはねじ22aの螺合位置を設定するために貫通孔と断面コの字状にねじ受け部19eを設けてもよい。ねじ22aはスライド調整部19bを介して頭部が屋外に露出していることがある。しかも、外側縦枠19を調整アングル20を介して方立3に取り付けても側面19aとスライド調整部19bは方立3より外側に突出しないから、開口部1の開口幅Wは狭くならない。
なお、図2において、開口部1におけるFIX窓4の方立3に対向する他方の方立3に接続した既存枠21には、外側縦枠19や調整アングル20等の倒れ調整機構を設けているが、設けなくてもよい。
そして、方立3と外側縦枠19に沿って形成された開口部1において、外側縦枠19の方立3とは反対側の領域(屋内側)に片開き式の自動ドア10を設置し、開閉ドア12をスライドさせて開口部1を開閉可能とした。開閉ドア12は、図1及び図2に示すように、例えば縦框12aと上框12bと下框12cとで囲われた枠体内に例えばガラスパネルが取り付けられている。
また、図3〜図5において、外側縦枠19の屋内側には、腰壁5における膳板6の上面に内側縦枠24を設置する。内側縦枠24において、断面略L字形状のアングル材25の一方の短片25aを通してねじ22で方立3の側面3bに連結し、長片25bを内側縦枠24の内側側面24aとねじ22で連結し、他端部の突部25cは内側縦枠24の屈曲部に当接している。
更に、内側縦枠24の外側の側面24bを外側縦枠19の内側の側面とねじ22bで連結する。なお、内側縦枠24は方立3に沿った姿勢でアングル材25に取り付けるようにしたが、外側縦枠19と同様に垂直に設置するようにしてもよい。
そのため、調整アングル20と外側縦枠19のスライド調整部19bを連結するねじ22aの頭部が屋外に露出していて第三者が取り外し可能であっても、外側縦枠19は内側縦枠24とねじ22bで連結されているために、外側縦枠19の取り外しを防止できて防犯性が高い。
次に、図1、図5及び図6により、開口部1における自動ドア10の改装構造について説明する。開口部1において、自動ドア10の上部前方にはランマとしてFIX窓27が配設され、左右縦枠28a、上枠28b、下枠28cからなる枠体にガラスパネル28が固定されている。なお、本実施形態ではFIX窓4における後述の縦枠41aと方立3がFIX窓27の上枠41bまで延びており、この部分をFIX窓27の縦枠28aとしている。下枠28cの下部開口は蓋28dによって閉塞されている。なお、FIX窓27に代えて他の窓、例えば排煙窓を設置してもよい。
そして、下枠28cの裏面には横枠30が見付方向に所定間隔をおいてねじ22で固定され、横枠30の裏面にはレール31の支持部材32が見付方向に所定間隔をおいてねじ22で固定されている。横枠30は開口部1からFIX窓4を備えた袖部40にまで延びており、横枠30の裏面に固定したレール31の支持部材32も袖部40にまで延びている。
レール31の支持部材32には開閉ドア12をレール31に沿って開閉作動させる例えば電気モータ等のエンジン33が取り付けられている。また、開閉ドア12の上框12bにはローラ35を支持する支持アーム36の下部が固定されている。
しかも、横枠30の内部には、レール31と開閉ドア12とエンジン33を収納したボックス34を支える支持部材32を、ねじ22で取り付けるために例えば断面略コの字状の補強板38が連結されている。
また、図6に示す袖部40の縦断面図では、開閉ドア12がスライドする位置に片袖の袖部40にFIX窓4が取り付けられている。そして、FIX窓4は左右の縦枠41aと上枠41bと下枠41cとで仕切られた枠体にガラスパネル41dが取り付けられている。左右の縦枠41aには、ガラスパネル41dの屋内側に例えば短い角パイプ形状の支持部42がそれぞれねじ等で取り付けられている。この支持部42の裏面には上述した横枠30がねじ42a等で固定され、更に横枠30の裏面にはレール31や開閉ドア12やエンジン33のボックス34を支持する支持部材32がねじで横枠30を通して補強板38に固定されている。ボックス34は開口部1からFIX窓4を備えた袖部40にまで伸びている。なお、FIX窓4の縦枠41aに隣接して更に窓部が連なる場合には縦枠41aは方立となるが、その場合、支持部42を設けずに、窓部の縦枠に直接横枠30をねじ止めしてもよい。
なお、図5、図6に示すように、下レール構造として、開口部1と袖部40の床面FLにはガイド溝44が延びて埋設されている。開閉ドア12の下部にはガイド溝44に挿入されて走行をガイドするためのガイド部45が固定されている。特にガイド溝44は床面FLから下側に埋め込まれており、開閉ドア12のガイド部45も床面FLより下側に延びている。
そのため、開閉ドア12はエンジン33の駆動によって上部のローラ35がレール31に沿って摺動してスライド方向に開閉作動し、開閉ドア12のガイド部45は床面FLに設けたガイド溝44に沿って走行する。
本実施形態による店舗の開口部1の改装構造は上述の構成を備えており、次に開口部1の改装工法について説明する。
図9に示すように、開口部1にスイング系の開き戸2を設けてあり、開口部1の一方の方立3を介して袖部40にFIX窓4が設けられた状態において、まず開き戸2を撤去する。そして、図2及び図3において、FIX窓4の屋内側に設けた腰壁5の膳板6を斫ることなく、調整アングル20とアングル材25を方立3の側面3bにねじで固定する。次に、内側縦枠24をねじ22でアングル材25に固定し、外側縦枠19をねじ22aで調整アングル20に固定し、外側縦枠19のスライド調整部19bを調整アングル20に重ねる。最後に内側縦枠24と外側縦枠19とをねじ22bによって固定する。
ここで、既設の方立3は経年劣化等によって垂直方向に対して傾斜して配設されている場合があり、これに対して外側縦枠19が垂直方向に位置するように姿勢や角度を調整し、垂直な位置でスライド調整部19bを調整アングル20にねじ22aで固定する。このとき、既存の方立3が下方から上方に向けて外側縦枠19から離間する方向に傾斜している場合には、下部では図4(a)に示すようにスライド調整部19bは方立3に当接した位置で調整アングル20に固定され、上部では図4(b)に示すようにスライド調整部19bは方立3から離間した位置で調整アングル20に固定される。方立3の傾斜が下方から上方に向けて外側縦枠19に近づく方向に傾斜している場合には、下部では図4(b)に示すようにスライド調整部19bは方立3から離間した位置で調整アングル20に固定され、上部では図4(a)に示すようにスライド調整部19bは方立3に当接した位置で調整アングル20に固定される。
また、外側縦枠19の屋内側には腰壁5が設けられており、膳板6の上面でアングル材25の短片25aを方立3の側面にねじ22で固定し、アングル材25の長片25bを内側縦枠24にねじ22で固定する。しかも、内側縦枠24は外側縦枠19にねじ22bで固定する。内側縦枠24のねじ22bの固定用穴に樹脂製のキャップを装着する。これにより、膳板6の外側に設置する外側縦枠19を方立3から外側に突出しない程度の小さな厚さに設置できると共に、膳板6の上面に設置した内側縦枠24を外側縦枠19に固定することで外側縦枠19の強度を補強できる。しかも、膳板6を斫りによって削らなくても内側縦枠24を膳板6の上面に設置したから外側縦枠19と連結して必要な強度を確保して、腐食リスク等から屋内の保護を達成できる。なお、調整アングル20やアングル材25は必ずしも短辺20a、25aと長辺20b、25bに設定する必要はなく、各辺の長さは同じ長さでもよく、任意に設定できる。
次に、図3において、外側縦枠19に隣接する位置に開閉ドア12を備えた自動ドア10を設置するが、自動ドア10は垂直に固定されるために、外側縦枠19との隙間が生じないか上下方向に等しい微細な隙間で精度良く開口部1に設置できる。
また、開口部1ではランマとなるFIX窓27の下枠28cの内側に横枠30を取り付け、しかも、横枠30は、袖部40におけるFIX窓4の内側で左右の縦枠41a間に固定した支持部42の裏面に延ばして固定したから、レール31とエンジン33を備えた支持部材32を自動ドア10とFIX窓4に亘って設置できる。しかも、横枠30の内部には補強板38を設置したから、レール31とエンジン33と開閉ドア12を堅固に支持して開閉ドア12を開閉作動させることができる。
このようにして、FIX窓4の延長上に設けた開口部1内のスイング式のドアを撤去して、方立3と外側縦枠19を介して開口部1の屋内側に新たな自動ドア10を設置できる。
ここで、上述した開口部1の改装工法によって得られる自動ドア10は、袖部40に隣接する開口部1において袖部40の屋内側にずれた位置に開閉ドア12が設けられている。
この自動ドア10は、腰壁5や額縁7の膳板6の上部にFIX窓4を設けた袖部40と開閉可能な開閉ドア12を備えた開口部1とを備えており、袖部40のFIX窓4における左右または片側の縦枠41aに設けた支持部42とランマのFIX窓27の下枠28cとに亘って横枠30を固定した。しかも、開口部1における袖部40の屋内側であって、左右の外側縦枠19と横枠30で仕切られた領域に開閉ドア12を設け、開閉ドア12は横枠30に沿って開口部1から袖部40の領域まで開閉作動可能とされている。
また、横枠30には、横枠30に沿って開閉ドア12を案内するレール31と、ローラ35によって開閉ドア12をレール31に沿ってスライドさせるエンジン33と、を備えた駆動手段を取り付けてある。
上述のように本実施形態による店舗の開口部1の改装構造と改装工法、そして改装で得られる自動ドア10は、既存のFIX窓4に設けた腰壁5や額縁7の膳板6を撤去したり斫ったりすることなく新たな開口部1を仕切るための外側縦枠19を設置することができ、施工が容易で手直し工数が無くなり、施工性が向上する。しかも外側縦枠19が既設の方立3で仕切られた開口部1を狭めることがなく、額縁7の膳板6や腰壁5が木製であっても屋外に露出させることなく腐食や湿気等のリスクを低減できる。
また、外側縦枠19と内側縦枠24はそれぞれ方立3に固定した調整アングル20とアングル材25に連結した上で互いにねじ止め固定したため、強度が高い。しかも、既設の膳板6の上部に内側縦枠24を設置して外側縦枠19と方立3に連結したため、膳板6が邪魔にならず、外側縦枠19が開口部1を狭めない程度に厚みが小さくても強度を補強できる。
また、調整アングル20を介して外側縦枠19を方立3に連結したため、既設の方立3が経年劣化等で傾いていたとしても調整アングル20によって隙間を生じることなく外側縦枠19の姿勢を調整して垂直に設置でき、更に垂直に設置する新たな自動ドア10との隙間をなくしたり一定に設定したりしてチリ寸法を正確に設定できる。更に、調整アングル20と外側縦枠19を屋外側からねじ22aで固定した場合、外部からねじ22aの取り外しが可能になるが、外側縦枠19を内側縦枠24に屋内側からねじ22bで連結したため、外側縦枠19の取り外しが困難で防犯性が高い。
また、開口部1のランマのFIX窓27の下枠28cと袖部40に設けた支持部42との裏面側に横枠30をねじ固定し、横枠30の裏面側にレール31やエンジン33を設置したから、これらの部材はランマのFIX窓27の下枠28cと袖部40に設けた支持部42の裏面側にかくれることになり、屋外側からの見栄えが良く店舗の改装構造として好ましい。
なお、本発明による建物の開口部1の改装構造と改装工法は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。
即ち、上述した実施形態では図1(a)に示す片開き式の自動ドア10について説明したが、上述した実施形態における開口部1の改装構造と改装工法は図1(b)に示す両開き式の自動ドア13にも適用できる。
また、図7、図8は床面FLに設置した下レール構造の変形例を示すものである。上述した実施形態では既存の床面FLを斫って掘り下げ、形成した凹部内にガイド溝44を埋設する必要があり、溶接や新規床面の設置工事等が発生し、煩雑で工数がかかるという課題がある。これに対し、本変形例では下レール構造のこのような課題を改善したものである。
即ち、図7に示すように、床面FL上にガイド溝48を設けた下レールガイド部49を設置し、開閉ドア12の下部に設けたガイド部45をガイド溝48内に収納して開閉ドア12の開閉走行をガイドするようにした。この場合、下レールガイド部49を床面FL上に設置するために開閉ドア12におけるガイド部45の位置が実施形態の場合よりも上方に位置するように形成するものとする。
次に下レールガイド部49について図7により詳述する。
この下レールガイド部49は、開閉ドア12のガイド部45が挿入されて走行可能なガイド溝48を備えた下レール本体51と、その両側に設けられた一対の傾斜部52と、傾斜部52の下側に係合された一対の傾斜取り付け部53とで構成されている。下レール本体51はガイド溝48の両側に二段に突出する第一係合片54、第二係合片55を備えている。各傾斜部52は略三角形状断面を有しており、傾斜面52aの上端部には第一係合片54の端部に係合可能な係合受け部52bを有している。
また、傾斜取り付け部53は一方の端部が傾斜部52の凸部52cに係合可能な係合突起53aを有し、他方の端部53bは第二係合片55の端部と接合してねじで連結されている。また、傾斜取り付け部53を床面FLにねじ22で固定することで、一対の傾斜取り付け部53にそれぞれ連結される下レール本体51と一対の傾斜部52も一体に固定される。
そして、ガイド溝48の底部や下レールガイド部49と床面FLとの間、或いは下レール本体51、一対の傾斜部52、一対の傾斜取り付け部53の相互の係合部に適宜の止水パッキンを設置することが好ましい。
本変形例による下レールガイド部49は上述の構成を備えているから、床面FLを斫って掘り下げることなく、床面FL上に下レールガイド部49を組み立てて設置するだけで開閉ドア12の走行をガイドすることができるので、斫等の工事が不要で床面FL上に簡単に設置できる。
図8は下レール構造の第二変形例を示すものである。本第二変形例による下レールガイド部57は、ガイド溝48を備えた下レール本体58と、その両側に当接して設置した傾斜面59aを備えた一対の傾斜部59とで構成されている。そして、下レール本体58の下面と床面FLとの間に図示しない止水パッキンを載置してもよい。また、下レールガイド部57は、ガイド溝48の底部と一対の傾斜部59の底部からねじ22を床面FLにねじ込むことで固定している。また、傾斜面59aには滑り止め59bが設置されていてもよい。この第二変形例によれば、第一変形例よりも部品点数を削減できてより強固に床面FLに固定できる。
なお、第一、第二変形例による下レールガイド部49,57において、屋内または屋外の一方が他方より一段高い場合には、ガイド溝48の一方のみに傾斜部を設けるようにしてもよい。また、屋内と屋外の両方の床面FLが高い場合には、傾斜部を設けなくてもよい。
また、上述の実施形態や第一、第二変形例による下レール構造では、いずれも開閉ドアにガイド部45を設け、下レール構造部分にガイド溝44,48を設けたが、これとは逆に開閉ドアにガイド溝を設け、下レールガイド部49,57にガイド部を設けてもよく、この場合にはガイド部は、下レール本体51,58等の頂部以下の高さであることが好ましい。
なお、上述した実施形態では、外側縦枠19の内側で、膳板6の上面に内側縦枠24を設置して外側縦枠19と連結するようにしたが、外側縦枠19をスチール等の高強度材で構成する場合には内側縦枠24は設置しなくてもよい。
また、既存の方立3に対して調整アングル20を取り付けることなく直接外側縦枠19を連結するようにしてもよい。この場合、方立3に僅かな傾斜があっても外側縦枠19を直接当接して方立3と同一傾斜角度で連結してもよい。また、方立3と外側縦枠19との間に調整アングル20を介在させたとしても、外側縦枠19は必ずしも垂直に設置しなくてもよい。
なお、上述した実施形態において、外側縦枠19に形成したスライド調整部19bを調整アングル20に重ねて方立3と外側縦枠19の姿勢や角度の違いによるずれや干渉を吸収するようにしたが、これに代えて、調整アングル20にスライド調整部を設けて、このスライド調整部と姿勢や角度を調整した外側縦枠19とをねじ等で連結するようにしてもよい。
また、外側縦枠19は本発明の外側縦部材に含まれ、内側縦枠24は内側縦部材に含まれ、横枠30は横部材に含まれる。
また、上述の建物の開口部1の改装構造として、店舗の出入り口としての開口部1について説明したが、本発明は店舗の開口部1に限定されるものではなく、集合住宅やビル等を含む適宜の建物の出入り口等の開口部1の改装構造や改装工法に採用できる。
1 開口部
3 方立
4、27 FIX窓
5 腰壁
6 膳板
10、13 自動ドア
12 開閉ドア
19 外側縦枠
19b スライド調整部
20 調整アングル
22、22a、22b ねじ
24 内側縦枠
25 アングル材
30 横枠
31 レール
32 支持枠
33 エンジン
35 ローラ
38 補強板
41a 縦枠
42 支持部
45 ガイド部
48 ガイド溝
49 下レールガイド部
51、58 レール本体
52,59 傾斜部
53 傾斜取り付け部
FL 床面

Claims (7)

  1. 既存の開口部の方立に隣接する位置に膳板が設けられた建物の開口部の改装工法において、
    前記既存の開口部の戸体を撤去し、
    前記膳板の外側に外側縦部材を前記方立より外側に突出することなく設置して前記方立に連結し、
    該外側縦部材に対して前記方立の屋内側にスライド式の自動ドアを設置して新たな開口部を形成したことを特徴とする建物の開口部の改装工法。
  2. 前記外側縦部材を方立に連結する工程において、前記方立に調整部材を固定し、前記外側縦部材は前記方立に対する角度を調整して前記調整部材に固定するようにした請求項1に記載された建物の開口部の改装工法。
  3. 既存の開口部の方立に隣接する位置に膳板が設けられており、前記膳板の外側に外側縦部材を前記方立より外側に突出することなく設置して前記方立に連結し、該外側縦部材に対して前記方立の屋内側にスライド式の自動ドアを設置して新たな開口部を形成したことを特徴とする建物の開口部の改装構造。
  4. 前記既存の開口部に隣接して前記方立と枠体にガラスパネルが保持されてなる袖部と、前記方立と前記枠体の縦枠とに各々設けられた支持部と、該支持部と前記新たな開口部に亘って設置された横部材とを備え、前記スライド式自動ドアが前記横部材に設置されている請求項3に記載された建物の開口部の改装構造。
  5. 前記膳板の上に内側縦部材を取り付けて、該内側縦部材を前記外側縦部材に連結した請求項3または4に記載された建物の開口部の改装構造。
  6. 前記方立には前記外側縦部材との間に調整部材を固定し、前記外側縦部材は前記方立に対する角度を調整して前記調整部材に固定するようにした請求項3乃至5のいずれか1項に記載された建物の開口部の改装構造。
  7. 前記外側縦部材には前記調整部材に重なるスライド調整部が形成され、前記外側縦部材は方立に対する姿勢を調整して互いに重なる前記スライド調整部と前記調整部材を固定するようにした請求項6に記載された建物の開口部の改装構造。
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