JP6060337B2 - チューブポンプ - Google Patents

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本発明は、チューブを順次圧迫してポンプ作用を行うチューブポンプに関する。
従来、チューブポンプは、その作動形式の違いから、ローラでチューブを順次圧迫するローラポンプや偏心したリング状加圧部材でチューブを順次圧迫するリングポンプ等に分類される。
図9(a),(b)は、それぞれ従来のローラポンプ、及びリングポンプの例を示す。図9(a)に示すように、ローラポンプ100は、ハウジング101の内周面102に沿って配置されたチューブ103をローラ104(ここでは、一対のローラ)で順次圧迫してチューブ103内の流体を時計回りに移動させ、チューブ103の流体流出口から流体を吐出させてポンプ動作を行う。また、図9(b)に示すように、リングポンプ105は、リング状加圧部材106の中心を偏心させてチューブ103を順次圧迫してチューブ103内の流体を吐出させてポンプ動作を行う。
上記ローラポンプ100とリングポンプ105とは、チューブ103を圧接する点Pを時計回りに移動させてポンプ動作を行う点、及び脈流や逆流を有する点においては共通するが、吐出された流体の流量波形については大きく相違する。
図10(a),(b)は、それぞれ従来のローラポンプ、及びリングポンプの流量波形の例を示す。図10(a)に示すように、ローラポンプは2つの圧接点を有するので、ローラが1回公転すると、1つの山を持った同じ流量波形が2つ現れる。また、図10(b)に示すように、リングポンプは1つの圧接点を有するので、1つの山しか持たない流量波形が現れる。
このように、流量波形はポンプの作動形式によって異なり、また、例えばローラやリングの相対的なサイズ等の要因によっても異なる。そのため、流量波形は、ポンプの個性を示すものとも言える。このことはチューブポンプに限らず、現存するポンプの大半は、ポンプ毎に固有の流量波形を有する。そして、このような固有の流量波形は、上記要因によって決定されるものであって、外部から制御することはできない。
ところで、上記のようなチューブポンプが医療機器に用いられた場合、信頼性の高い品質に対する要望の他に、流量波形に対する要望がある。一般的には、脈流が少ない流量波形を求める要望が多い。
しかし、図10(a),(b)に示すように、従来のローラポンプ又はリングポンプの流量波形は、略0ml〜略575mlの範囲に至るまで変動する。そのため、これらのポンプでは、脈流が少ない流量波形を得ることは難しい。
そこで、複数の円筒室を有するポンプベースの内周面に沿ってS字状に配置されたチューブを、それら円筒室内に設けられた複数の回転体の回転運動によって内周面に対して圧迫して、脈流の少ない流量波形を得ることができるチューブポンプが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−19671号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたようなチューブポンプにおいては、上述のように、その流量波形はポンプ固有のものであり、脈流の少ない流量波形の他に、例えば心臓の鼓動のような脈流の大きな流量波形を含む複数の流量波形を得ることはできない。従って、そのようなチューブポンプは、例えば医療機器の分野において、点滴装置、人工心臓、又は人工心肺装置等に組み込まれて様々な用途で用いることは難しい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、吐出される流体の流量波形を可変としたチューブポンプを提供することを目的とする。
本発明のチューブポンプは、互いに連通し、かつ隣接して配置された複数の円筒室を有するポンプベースと、前記円筒室の内周面に沿ってS字状に配置されるチューブと、前記円筒室内に回転可能に設けられる複数の回転体と、前記回転体を回転駆動する複数のモータと、を備え、前記回転体の回転運動により前記チューブを前記内周面に対して圧迫してぜん動運動させ、前記チューブの流体流入口から流入した流体を該チューブの流体流出口から吐出させるチューブポンプにおいて、前記複数のモータの動作を制御する制御回路と、前記各回転体の回転位置相当のフィードバック信号を前記制御回路に送信する位置センサと、を備え、前記制御回路は、前記位置センサからのフィードバック信号を基に前記モータの各々を個別に制御することにより、前記複数の回転体の回転位相又は回転数を制御して、前記流体流出口から吐出される流体の流量波形を可変としたものである。
このチューブポンプにおいて、前記制御回路は、所定の流量波形を得るためのモータ制御用データと、前記モータ制御用データを基に前記モータの各々を制御するプログラムと、を有したことが好ましい。
このチューブポンプにおいて、前記所定の流量波形は、人の血圧波形であることが好ましい。
このチューブポンプにおいて、前記複数の回転体の軸芯が、前記ポンプベースの長手方向に平行な直線上に位置することが好ましい。
このチューブポンプにおいて、前記複数の円筒室の内径が、それぞれ異なっていることが好ましい。
本発明のチューブポンプによれば、制御回路は、モータの各々を個別に制御することにより、複数の回転体の回転位相又は回転数を制御して、チューブ内を移動する流体が受ける圧力を部分的に調整することができるので、流体流出口から吐出される流体の流量波形を可変とすることができる。
本発明の一実施形態に係るチューブポンプの全体構成図。 同チューブポンプが備える2つのサンローラの回転位相差を90度としたときの正面図。 同回転位相差を0度としたときの正面図。 同回転位相差を90度及び0度としたときに同サンローラが1回転したときの流量波形を示す図。 人の血圧波形を示す図。 同回転位相差を90度としたときの流量波形の一部拡大図。 同チューブポンプの第1の変形例の正面図。 同チューブポンプの第2の変形例の正面図。 (a)は従来のローラポンプの正面図、(b)は従来のリングポンプの正面図。 (a)は従来のローラポンプの流量波形を示す図、(b)は従来のリングポンプの流量波形を示す図。
本発明の一実施形態に係るチューブポンプについて、図1乃至図6を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態のチューブポンプ1は、互いに連通し、かつ隣接して配置された複数(本例では2つ)の円筒室21を有するポンプベース2と、それら円筒室21の内周面22に沿ってS字状に配置されるチューブ3と、それら円筒室21内に回転可能に設けられる複数の回転体4と、これら回転体4を回転駆動する複数のモータ5と、ポンプベース2の開口面を覆うカバー(図示せず)と、を備える。
ポンプベース2は、チューブポンプ1の形状を画定する部材であり、本例では長方形状に形成されている。また、ポンプベース2は、チューブ3を外部から円筒室21内へ導入するための導入路23、及びチューブ3を円筒室21から外部へ導出するための導出路24を有する。導入路23は、一方の円筒室21からポンプベース2の長側辺25へと延びるように形成され、導出路24は、他方の円筒室21から長側辺25と対向する長側辺26へと延びるように形成されている。隣接した一方及び他方の円筒室21間には、連通口27が形成されている。ポンプベース2の材料として、例えばABS樹脂等の材料が用いられる。
チューブ3は、その一端に流体を流入する流体流入口31を有し、その他端に流体を吐出する流体流出口32を有する。また、チューブ3は、連通口27を介して導入路23、一方の円筒室21の内周面22、他方の円筒室21の内周面22、及び導出路24に沿って回転体4によって圧接された状態で配置されている。チューブ3の材料としては、回転体4から受ける圧力に耐え得るように、例えばゴム又は合成樹脂等の可撓性材料が用いられる。
回転体4は、複数の円筒室21のそれぞれの中心に設けられるサンローラ41と、チューブ3を圧接した状態でサンローラ41の周りにこれと接するように配置された複数の遊星ローラ42と、を有する。複数の遊星ローラ42は、サンローラ41の軸芯43に回転可能に支持されたアングル44の両端にそれぞれ自転可能に支持されている。サンローラ41が回転することにより、サンローラ41の軸芯43を中心にアングル44が回転するとともに、遊星ローラ42がサンローラ41の周りを公転するように構成されている。サンローラ41の軸芯43(複数の回転体の軸芯)は、ポンプベース2の長手方向に平行な直線L上に位置することが好ましい。こうすれば、円筒室21が形成されていないポンプベース2の部分を取り除いてポンプベース2の体積を小さくし易くなる。一方の円筒室21内のサンローラ41又は遊星ローラ42は、時計回りに回転又は公転し、他方の円筒室21内のサンローラ41又は遊星ローラ42は、反時計回りに回転又は公転する。
モータ5は、その軸芯51をサンローラ41の中心に接続して、サンローラ41に回転力を与えるものである。そのため、モータ5の回転位相又は回転数は、サンローラ41の回転位相又は回転数に対応する。モータ5としては、その動作を精密に制御することができるように、ステッピングモータ又はサーボモータが用いられる。モータ5は、チューブポンプ1外の直流電源(図示せず)から給電されてもよいし、チューブポンプ1に内蔵された電池(図示せず)から給電されてもよい。モータ5を駆動させると、サンローラ41(回転体)の回転運動によりチューブ3を円筒室21の内周面22に対して圧迫してぜん動運動させ、チューブ3の流体流入口31から流入した流体を流体流出口32から吐出させる。
カバーは、例えば蝶番によりポンプべース2と連結され、ポンプべース2に対して開閉自在に設けられる。カバーの材料として、例えば透明性を有する樹脂材料が用いられる。
本実施形態のチューブポンプ1は、上記構成に加えて、複数のモータ5の動作を制御する制御回路6を備えている。この制御回路6は、モータ5の各々を個別に制御することにより、サンローラ41(複数の回転体)の回転位相又は回転数を制御して、チューブ3の流体流出口32から吐出される流体の流量波形を可変としたものである。
また、制御回路6は、CPU(中央演算処理装置)及びメモリ等から構成されるポンプコントローラ7と、モータ5の各々を駆動するための複数のモータドライバ8と、を有する。モータドライバ8は、ポンプコントローラ7からモータ5の動作についての制御信号を受信し、その制御信号に基づいてモータ5を駆動する。ポンプコントローラ7は、所定の流量波形を得るためのモータ制御用データ71と、このモータ制御用データ71を基にモータ5の各々を制御するプログラム72と、を有する。
モータ制御用データ71は、ユーザが求める流量波形に関するデータを複数含んだものである。所定の流量波形は、例えば脈流の少ない流量波形であることが好ましい。こうすれば、脈流の少ない流量波形が求められる医療機器への用途を広げることができる。例えば、従来シリンジポンプを用いたインスリンポンプ等の薬液注入器や点滴等で用いられたフィンガーポンプに、このチューブポンプ1を代用可能とすることができる。ユーザは、上記所定の流量波形の中から適当な流量波形を選択することができる。ユーザに流量波形の選択を促し、選択結果をポンプコントローラ7に送信するための指示部が設けられてもよい。
プログラム72は、所定の流量波形を得るための、各モータ5の設定を記述したものである。そのような設定とは、例えば各モータ5の回転位相、回転数、又はモータ5のON−OFF設定等に関する。このプログラム72がポンプコントローラ7により実行されると、ユーザが求める流量波形を得ることができる各モータ5の最適な設定が制御信号としてモータドライバ8に送信される。
ここで、上述のように、モータ5の回転位相等は、サンローラ41の回転位相等と対応し、サンローラ41が回転することにより、遊星ローラ42は公転する。そのため、モータ5の回転位相等を制御することにより、遊星ローラ42の公転を制御することができる。従って、モータ5の動作を制御して、遊星ローラ42の公転によってチューブ3が圧接された点(圧接点)Pを調整することができる。
図2乃至図4を参照して、モータ5の回転位相差と流量波形との関係について説明する。図2は、モータ5の回転位相差を90度に設定(90度位相駆動)したときのチューブポンプ1を示す。一方のモータ5が他方のモータ5よりも90度の回転位相差に相当する分だけ多く(又は少なく)回転しているので、一方のサンローラ41は他方のサンローラ41よりもその相当分だけ多く(又は少なく)回転している。そのため、一方の遊星ローラ42も他方の遊星ローラ42よりもその相当分だけ進んで(又は遅れて)公転している。
その公転の際、チューブ3上における複数の圧接点Pの間隔は変化して、チューブ3内の流体が受ける圧力も部分的に変化するので、チューブ3内の流体の流量が部分的に異なった状態で移動する。従って、図4に示すように、90度位相駆動のときの流量波形W1は、比較的脈流の大きな波形となる。
図3は、モータ5の回転位相差を0度に設定(同相駆動)したときのチューブポンプ1を示す。一方のモータ5及び他方のモータ5が同じ回転位相で回転しているので、一方のサンローラ41と他方のサンローラ41も同じ回転位相で回転している。そのため、一方の遊星ローラ42と他方の遊星ローラ42も同じ公転位相で公転している。
その公転の際、チューブ3上における複数の圧接点Pの間隔は等しくほぼ維持されて、チューブ3内の流体が受ける圧力が部分的に変化し難く、90度位相駆動のときに比べて、チューブ3内の流体の流量が部分的に異なり難い。従って、図4に示すように、同相駆動のときの流量波形W2は、流量波形W1よりも脈流の少ない波形となっている。
このようにモータ5の動作を制御することにより、上記所定の流量波形は、図3の同相駆動のときの脈流の少ない流量波形の他に、例えば人の血圧波形であるようにすることもできる。図5は、人の血圧波形を示す。血圧波形W3の山M1は、心臓の収縮時に大量の血液が吐出されたことを示し、山M2は、山M1による大量の血液の吐出から次に大量の血液が吐出されるまでの間に少量の血液が吐出されたことを示している。
図6は、90度位相駆動のときの流量波形の一部を拡大して示す。流量波形W4は、大きな山M3を生じた後、それよりも小さい山M4を生じている。流量波形W4の山M3は、上記血圧波形W3の山M1に相当し、流量波形W4の山M4は、上記血圧波形W3の山M2に相当すると考えることができる。従って、チューブポンプ1を90度位相駆動させることにより、流体流出口32から吐出される流体の流量波形を人の血圧波形と同じような形状にすることができる。その結果、人工心臓や人工心肺装置等で人間の生理現象に近似する必要のあるポンプを求める医療分野での活用を広げることができる。
本実施形態のチューブポンプ1は、上記構成の他に、複数の位置センサ9(図1参照)を備える。これら位置センサ9は、円筒室21内の所定の位置における複数の遊星ローラ42の通過を検知するセンサで、例えば光センサ、磁気センサ、歪センサ等を用いることができる。位置センサ9は、ポンプコントローラ7に遊星ローラ42の通過を検知した旨のフィードバック信号を送信する。ポンプコントローラ7は、そのフィードバック信号と、ポンプコントローラ7がモータドライバ8に既に送信した制御信号とを照合して、各モータ5の動作が正確に制御されているか否かを判断する。ポンプコントローラ7は、各モータ5の動作が正確に制御されていないと判断した場合、各モータ5の動作を補正する。
例えば、ポンプコントローラ7が一方のモータ5及び他方のモータ5を同相駆動する旨の制御信号をモータドライバ8に送信したにもかかわらず、受信したフィードバック信号に基づいて遊星ローラ42の公転位相差が生じていると判断した場合、一旦、一方及び他方のモータ5を停止した後、再度同相駆動になるようモータ5の設定をやり直してモータ5の動作を開始させる。これにより、より正確にモータ5を制御することができるので、より正確な流量波形を得ることができる。
このように本実施形態のチューブポンプ1においては、制御回路6は、モータ5の各々を個別に制御することにより、複数の回転体4の回転位相又は回転数を制御して、チューブ3内を移動する流体が受ける圧力を部分的に調整することができるので、流体流出口32から吐出される流体の流量波形を可変とすることができる。
次に、本発明の第1の変形例に係るチューブポンプについて、図7を参照して説明する。以下の説明においては、上記チューブポンプ1と異なる点について説明する。チューブポンプ1aは、一方のチューブポンプ10の導出路24から導出されたチューブ3を他方のチューブポンプ11の導入路23へ導入してチューブポンプ10,11を多連接続したものである。多連接続するチューブポンプの数は2個に限られず、複数あれば構わない。
このチューブポンプ1aにおいては、遊星ローラ42とチューブ3との圧接点Pを最大で遊星ローラ42の数に相当する数(本例では8個)設けることができる。従って、チューブ3内を移動する流体が受ける圧力をより細かく調整することができる。その結果、より複雑な流量波形を得ることができる。
次に、本発明の第2の変形例に係るチューブポンプについて、図8を参照して説明する。チューブポンプ1bは、複数の円筒室21a,21bの内径が、それぞれ異なっているものである。具体的には、一方の円筒室21aの内径Rが、他方の円筒室21bの内径rよりも大きくなっている。
このチューブポンプ1bにおいては、サンローラ41の1回転当たりに、一方の円筒室21aに配置されたチューブ3と他方の円筒室21bに配置されたチューブ3とで流体の流量が異なる。そのため、本変形例では、各モータ(図1参照)の設定として、各モータのON−OFF設定を調整することが好ましい。こうすれば、一方の円筒室21a内のサンローラ41の回転により生じる流量と他方の円筒室21b内のサンローラ41の回転により生じる流量を適宜組み合わせることにより、上記実施形態と同様に、流体流出口32から吐出される流体の流量波形を可変とすることができる。
本発明は、上記実施形態及び変形例の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、チューブポンプ1に位置センサ9が設けられ、フィードバック制御が行われる例を示したが、位置センサ9が設けられることなく、オープン制御が行われるようにしてもよい。また、上記実施形態では、チューブポンプ1の円筒室21や回転体4の数をそれぞれ2つに設定しているが、これに限られず、複数あれば構わない。また、サンローラ41や遊星ローラ42等を有するローラポンプの代わりに、リング状加圧部材を有するリングポンプを用いてチューブポンプを構成してもよい。
1 チューブポンプ
2 ポンプベース
21 円筒室
22 内周面
3 チューブ
31 流体流入口
32 流体流出口
4 回転体
41 サンローラ(回転体)
42 遊星ローラ(回転体)
43 サンローラの軸芯(回転体の軸芯)
44 アングル(回転体)
5 モータ
6 制御回路
7 ポンプコントローラ(制御回路)
71 モータ制御用データ
72 プログラム
8 モータドライバ(制御回路)
W3 人の血圧波形
L ポンプベースの長手方向に平行な直線
R,r 円筒室の内径

Claims (5)

  1. 互いに連通し、かつ隣接して配置された複数の円筒室を有するポンプベースと、前記円筒室の内周面に沿ってS字状に配置されるチューブと、前記円筒室内に回転可能に設けられる複数の回転体と、前記回転体を回転駆動する複数のモータと、を備え、前記回転体の回転運動により前記チューブを前記内周面に対して圧迫してぜん動運動させ、前記チューブの流体流入口から流入した流体を該チューブの流体流出口から吐出させるチューブポンプにおいて、
    前記複数のモータの動作を制御する制御回路と
    前記各回転体の回転位置相当のフィードバック信号を前記制御回路に送信する位置センサと、を備え、
    前記制御回路は、前記位置センサからのフィードバック信号を基に前記モータの各々を個別に制御することにより、前記複数の回転体の回転位相又は回転数を制御して、前記流体流出口から吐出される流体の流量波形を可変としたことを特徴とするチューブポンプ。
  2. 前記制御回路は、所定の流量波形を得るためのモータ制御用データと、前記モータ制御用データを基に前記モータの各々を制御するプログラムと、を有したことを特徴とする請求項1に記載のチューブポンプ。
  3. 前記所定の流量波形は、人の血圧波形であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチューブポンプ。
  4. 前記複数の回転体の軸芯が、前記ポンプベースの長手方向に平行な直線上に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のチューブポンプ。
  5. 前記複数の円筒室の内径が、それぞれ異なっていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のチューブポンプ。
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