JP6058864B2 - 配電システム - Google Patents

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Description

本発明は、電力を供給するための電力供給装置と、前記電力供給装置によって給電されるべき、照明器具のような受電装置とを有する配電システムに関する。本発明は、更に、前記電力供給装置、前記受電装置、並びに前記配電システム内の配電のための配電方法及びコンピュータプログラムに関する。
パワー・オーバー・イーサネット(登録商標)(PoE)のIEEE規格802.3atによれば、受電装置(PD)は、給電機器(PSE)によってイーサネット(登録商標)ケーブルを介して給電される。PDは、或る電力クラスに割り当てられており、前記PDの電力クラスをPSEに知らせるよう適応され、PSEは、知らされたPDの電力クラスに応じて所定の電力量を供給するためにルックアップテーブルを用いる。PSEによって供給される所定の電力量は、イーサネット(登録商標)ケーブルが想定最大ケーブル長を持ち、従って、想定最大ケーブル損失が存在する場合であっても、PDが、PDによって必要とされる電力量を受け取ることを確実にするために、相対的に多くなければならない。PSEとPDとの間のイーサネット(登録商標)ケーブルの長さは、一般に、想定最大ケーブル長より短いことから、PSEは、一般に、PDによって必要とされる電力量より不必要に多い電力量を供給する。従って、電力予算割り当て(power budget allocation)は、あまり良くない。
本発明の目的は、改善された電力予算割り当てを可能にする、電力を供給するための電力供給装置と、前記電力供給装置によって給電される、照明器具のような受電装置とを有する配電システムを提供することである。本発明の他の目的は、改善された電力予算割り当てを可能にする、前記電力供給装置、前記受電装置、並びに前記配電システム内の配電のための配電方法及びコンピュータプログラムを提供することである。
本発明の第1の態様においては、配電システムであって、前記配電システムが、
− 電力を供給するための電力供給装置と、
− 前記電力供給装置によって給電されるべき受電装置と、
− 前記電力供給装置から前記受電装置へ電力を伝えるための導電体とを有し、
前記電力供給装置及び前記受電装置が、少なくとも最大電力モード及び通常動作モードにおいて動作可能であるよう適応され、前記受電装置が、前記最大電力モードにおいて、前記受電装置によって最大限消費可能な電力量を消費するよう適応され、前記電力供給装置が、前記最大電力モードにおいて、前記受電装置によって消費される電力量を測定するよう適応される配電システムが提示されている。
前記最大電力モードにおいて前記受電装置によって消費される電力量が測定された後には、前記電力供給装置は、前記通常動作モードにおいて必要とされる最大電力量を知り、ここで、前記導電体に沿った電力の伝送による実際の伝送損失及び用いられている電子回路における他の潜在的損失が自動的に考慮に入れられる。これは、前記電力供給装置が、前記通常動作モードにおいて、前記受電装置に給電するために実際に最大限必要される電力量を、前記受電装置に割り当てることを可能にし、前記通常動作モードにおいて、例えば、前記前記電力供給装置と前記受電装置との間の前記導電体の想定最大長を考慮に入れるのに十分なほど多くの、大量の電力を前記受電装置に割り当てることが必要なく、それによって、電力予算割り当てを改善する。前記最大電力モードにおいて測定された電力量は、改善された過電力保護も可能にする。詳細には、前記電力供給装置は、前記電力供給装置が、前記通常動作モードにおいて、前記受電装置が前記最大電力モードにおいて測定された電力量より多くの電力量を消費しようとしていることを検出する場合に、前記通常動作モードにおける前記受電装置への電力の供給をオフに切り換えるよう適応され得る。
前記電力供給装置は、1つ又は幾つかの受電装置に接続されるPSEであるとみなされることができ、前記1つ又は幾つかの受電装置は、光源を備え、場合によっては、センサのような付加的な電気素子を備える照明器具であり得る。前記電力供給装置から前記1つ又は幾つかの受電装置に電力を供給するために、優先的には、イーサネット(登録商標)ケーブルが用いられる。それ故、前記電力供給装置及び前記受電装置は、優先的には、PoEデバイスである。前記電力供給装置は、主電源又は別の電源からの電力を、前記1つ又は幾つかの受電装置に実際に供給されるべき電力に変換するための電力変換ユニットを含み得る。
前記電力供給装置は、優先的には、前記最大電力モードにおいて測定された電力量に依存する動作電力量を、前記受電装置が前記通常動作モードにおいて前記動作電力量以下である電力量を消費することを可能にするために、前記通常動作モードにおいて、前記受電装置のために確保するよう適応される。確保される前記動作電力量は、優先的には、前記最大電力モードにおいて測定された電力量と等しい。しかしながら、前記確保される動作電力量はまた、例えば、あり得る測定誤差を考慮に入れるために、前記最大電力モードにおいて測定された電力量より多くてもよく、例えば、所定のパーセント値多くてもよい。詳細には、前記受電装置は、少なくとも1つの第1電力クラス及び少なくとも1つの第2電力クラスのうちの1つに割り当てられてもよく、前記受電装置は、前記受電装置の電力クラスを前記電力供給装置に知らせるよう適応され、前記第1及び第2電力クラスの各電力クラスには、所定の電力が割り当てられ、前記電力供給装置は、a)前記受電装置の前記電力クラスが第1電力クラスである場合には、前記受電装置の前記電力クラスに割り当てられている前記所定の電力量が供給され、前記受電装置によって消費される電力量が測定される前記最大電力モードに切り換わり、その後、前記最大電力モードにおいて測定された電力量に依存する動作電力量が、前記受電装置が前記通常動作モードにおいて前記動作電力量以下である電力量を消費することを可能にするために、前記受電装置のために確保される前記通常動作モードに切り換わるよう適応されてもよく、b)前記受電装置の前記電力クラスが第2電力クラスである場合には、前記通常動作モードに切り換わるよう適応されてもよく、この場合には、前記通常動作モードにおいて、前記受電装置の前記電力クラスに割り当てられている前記所定の電力量が、前記受電装置が前記通常動作モードにおいて前記受電装置の前記電力クラスに割り当てられている前記所定の電力量以下である電力量を消費することを可能にするために、前記受電装置のために確保される。これは、前記電力供給装置が、a)第1電力クラスに割り当てられる受電装置、即ち、前記電力供給装置が前記受電装置によって最大限消費可能な電力を測定することを可能にする最大電力モードにおいて動作可能である受電装置、及びb)第2電力クラスに割り当てられる受電装置、即ち、前記受電装置が各々の受電装置によって最大限消費可能な電力を消費する最大電力モードにおいて動作できない受電装置に、電力を供給するために用いられることを可能にし、後者の場合には、期待最大電力が、前記受電装置のために確保され、これは、優先的には、IEEE規格802.3at及び/又はIEEE規格802.3afにおいて規定されているような受電装置に対する電力の確保と同様である。前記少なくとも1つの第1電力クラスは、各々のIEEE規格のための付加的な電力クラスであるとみなされ得る。
前記少なくとも1つの第1電力クラスは、自己学習クラス又はオートパワークラスであるとみなされることができ、前記受電装置の前記電力クラスが第1電力クラスである場合には、最大限必要とされる電力量が、前記電力供給装置によって自己学習される。例えば、分類フェーズにおいて、前記受電装置が、前記受電装置の電力クラスであって、前記電力供給装置が前記電力クラスを検出することができるような前記受電装置の電力クラスを、前記電力供給装置に知らせた後、前記最大電力フェーズにおいて、前記電力供給装置は、前記受電装置の前記電力クラスに割り当てられている電力である、前記受電装置にとって最大の電力量を、即ち、前記所定の電力を与えることができる。前記電力が与えられた後、前記最大電力フェーズにおいて、前記受電装置は、前記受電装置が通常動作において直面し得る最大電力量を消費することができる。照明器具の場合は、それは、100パーセント調光レベルに達し、もしあれば、全てのセンサを起動させ、且つ全てのパワーダウンモードをディスエーブルにすることを意味し得る。前記電力供給装置が前記オートパワークラスを検出したことから、前記電力供給装置は、現在消費されている電力の1つ以上の測定を実施するだろう。優先的には、所定の期間後、前記電力供給装置は、前記受電装置の必要とされる最大電力予算を知り、元々割り当てられていた予算の残りの部分を開放することができる。
前記電力供給装置は、前記電力供給装置が、前記通常動作モードにおいて、前記受電装置が前記動作電力量より多くの電力量を消費することを検出する場合に、前記通常動作モードにおける前記受電装置への電力の供給をオフに切り換えるよう適応され得る。前記電力供給装置は、優先的には、前記最大電力モードにおいて、所定の期間にわたって、前記受電装置によって消費される平均又はピーク電力量を測定し、前記通常動作モードにおいて、測定された前記平均又はピーク電力量に依存する動作電力量を、前記受電装置が前記通常動作モードにおいて前記動作電力量以下である電力量を消費することを可能にするために、前記受電装置のために確保するよう適応される。確保される前記動作電力量は、優先的には、前記最大電力モードにおいて測定された電力量と等しく、即ち、この例においては、前記測定された平均又はピーク電力量と等しい。しかしながら、前記確保される動作電力量はまた、例えば、あり得る測定誤差を考慮に入れるために、前記最大電力モードにおいて測定された電力量、即ち、この例においては、前記測定された平均又はピーク電力量より多くてもよく、例えば、所定のパーセント値多くてもよい。
優先的には、前記電力供給装置は、前記最大電力モードにおいて前記受電装置が前記受電装置の電力消費量を最大にするときに最大限に測定されると想定される電力量以上である所定の電力量を、前記最大電力モードにおいて、前記受電装置に割り当てるよう適応される。この所定の電力量は、優先的には、前記電力供給装置と前記受電装置とを電気的に接続する前記導電体の想定最大長によってもたらされ得る想定最大損失を考慮に入れる。優先的には、前記受電装置は、或る電力クラスに割り当てられ、前記受電装置の電力クラスを前記電力供給装置に知らせるよう適応され、前記電力供給装置は、前記最大電力モードにおける前記所定の電力量が前記受電装置の前記電力クラスに依存するように適応される。前記最大電力モードにおいて前記受電装置の前記電力クラスに依存する電力量を割り当てることは、前記受電装置が、前記最大電力モードにおいて、ケーブル損失のような想定最大損失を考慮に入れている、各々の電力クラスの前記受電装置によって最大限消費可能な電力量より多い電力量を受け取ることを確実にすることを可能にする。これは、前記電力供給装置及び前記受電装置が前記最大電力モードにある間に、一般に前記想定最大損失より少ない実際の本当の損失を考慮に入れて、前記受電装置によって最大限消費可能な電力量を確実に決定することを可能にする。前記電力供給装置が、予想外に、前記最大電力モードにおいて、前記受電装置が前記所定の電力量より多くの電力量を消費しようとしていることを検出する場合、優先的には、前記電力供給装置は、前記受電装置への電力の供給をオフに切り換える。
前記電力供給装置及び前記受電装置は、前記受電装置が前記受電装置の電力クラスを前記電力供給装置に知らせる分類フェーズが完了した後に、それらが前記最大電力モードに切り換えられるように適応され得る。前記電力供給装置及び前記受電装置は、更に、前記受電装置によって最大限消費可能な電力が前記電力供給装置によって測定される所定の期間の後に、前記最大電力モードから前記通常動作モードに切り換わるよう適応され得る。
前記受電装置は、前記電力供給装置から指示電流を引き込むことによって前記受電装置の電力クラスを前記電力供給装置に知らせるよう適応されてもよく、前記電力供給装置は、引き込まれる前記電流を測定することによって前記電力クラスを検出するよう適応されてもよい。例えば、前記電力供給装置は、前記電力供給装置及び前記受電装置が分類モードにある分類フェーズ中に引き込まれ得る前記引き込まれる電流を測定し、引き込まれる電流と電力クラスとの間の割り当てが格納されているルックアップテーブルと測定値を比較することによって、前記電力クラスを検出することができる。これは、通信プロトコル構造のようなイーサネット(登録商標)機能を必要とせずに、前記受電装置の前記電力クラスを前記電力供給装置に知らせることを可能にする。それ故、前記電力供給装置及び/又は前記受電装置は、技術的により単純であり得る。
本発明の別の態様においては、請求項1において規定されているような配電システムにおいて用いられるべき電力供給装置であって、前記電力供給装置が、少なくとも最大電力モード及び通常動作モードにおいて、前記配電システムの前記受電装置に電力を供給するよう適応され、前記電力供給装置が、前記最大電力モードにおいて、前記受電装置によって消費される電力量を測定するよう適応される電力供給装置が提示されている。
本発明の他の態様においては、請求項1において規定されているような配電システムにおいて用いられるべき受電装置であって、前記受電装置が、少なくとも最大電力モード及び通常動作モードにおいて、前記配電システムの前記電力供給装置によって給電されるよう適応され、前記受電装置が、前記最大電力モードにおいて、前記受電装置によって最大限消費可能である電力量を、前記電力供給装置から消費するよう適応される受電装置が提示されている。
本発明の別の態様においては、請求項1において規定されているような配電システム内の配電のための配電方法であって、
− 最大電力モードにおいて、前記受電装置によって最大限消費可能である電力量を、前記受電装置によって前記電力供給装置から消費するステップと、
− 前記最大電力モードにおいて、消費される前記電力量を、前記電力供給装置によって測定するステップとを有する配電方法が提示されている。
本発明の他の態様においては、請求項1において規定されているような配電システム内の配電のためのコンピュータプログラムであって、前記配電システムを制御するコンピュータにおいて前記コンピュータプログラムが走らされるときに、請求項14において規定されているような配電方法のステップを前記配電システムに実行させるためのプログラムコード手段を有するコンピュータプログラムが提示されている。
請求項1の配電システム、請求項12の電力供給装置、請求項13の受電装置、請求項14の配電方法、及び請求項15のコンピュータプログラムは、とりわけ、従属請求項において規定されているような、同様及び/又は同一の好ましい実施例を持つことは、理解されるだろう。
本発明の好ましい実施例は、従属請求項と各々の独立請求項のあらゆる組み合わせであり得ることは理解されるだろう。
下記の実施例を参照して、本発明のこれら及び他の態様を説明し、明らかにする。
配電システムを概略的且つ例示的に示す。 前記配電システムの電力供給装置を概略的且つ例示的に示す。 前記配電システムの受電装置を概略的且つ例示的に示す。 前記配電システム内の配電のための配電方法の実施例を例示的に図示するフローチャートを示す。
図1は、電力を供給するための電力供給装置3と、電力供給装置3によって給電されるべき受電装置4、5、6とを有する配電システム1の実施例を概略的且つ例示的に示している。この実施例においては、電力供給装置3は、ケーブル7を介して主電源装置(mains power device)2から受け取った電力を、受電装置4、5、6に供給されるべき電力に変換するための電力変換ユニットである電力供給ユニットを有する。電力供給装置3はまた、PSEであるとみなされ得る。
この実施例においては、受電装置4、5、6は、イーサネット(登録商標)ケーブル8を介して電力供給装置3に接続される照明器具である。電力供給装置3及び受電装置4、5、6は、少なくとも、最大電力モード及び通常動作モードにおいて動作可能であるよう適応され、各受電装置4、5、6は、最大電力モードにおいては、各々の受電装置4、5、6によって最大限消費可能な電力量を消費するよう適応され、電力供給装置3は、各々の受電装置4、5、6が、通常動作モードにおいて、各々の動作電力量以下である電力量を消費することを可能にするために、最大電力モードにおいて各々の受電装置4、5、6によって消費される各々の電力量を測定し、最大電力モードにおいて測定された各々の電力量に依存する各々の動作電力量を、通常動作モードにおける各々の受電装置4、5、6のために確保するよう適応される。従って、各受電装置4、5、6のために、最大電力モードにおいて、個々の最大電力量が測定され、通常動作モードにおいては、各受電装置4、5、6のために、各々の動作電力量が、最大電力モードにおいて測定された各々の最大電力量に依存して、確保され得る、即ち、割り当てられ得る。この実施例においては、各々の確保動作電力量は、最大電力モードにおいて測定された各々の最大電力量と等しい。しかしながら、別の実施例においては、各々の確保動作電力量はまた、例えば、あり得る測定誤差を考慮に入れるために、最大電力モードにおいて測定された各々の電力量より多くてもよく、例えば、所定のパーセント値多くてもよい。
電力供給装置3は、定電圧を供給するよう適応されてもよく、この場合には、各々の受電装置4、5、6によって消費される電力は、電流を測定することによって、測定される。しかしながら、電力供給装置3は、定電流を供給するよう適応されてもよく、この場合には、前記電力は、電圧を測定することによって、測定される。
電力供給装置3は、更に、電力供給装置3が、通常動作モードにおいて、各々の受電装置4、5、6が、最大電力モードにおいて測定された電力量より多い電力量を消費しようとしていることを、検出する場合に、通常動作モードにおいて、各々の受電装置4、5、6への電力の供給をオフに切り換えるよう適応され得る。例えば、電力供給装置3が、定電圧を供給するよう適応される場合には、電力供給装置3は、通常動作モードにおいて、各々の受電装置4、5、6によって引き込まれる各々の電流を測定することができ、この測定された電力量が、最大電力モードにおいて測定された電力量より多い場合には、電力供給装置3は、各々の受電装置4、5、6をオフに切り換えることができる。それ故、過電力保護は、過電流保護メカニズムで実施され得る。
受電装置4、5、6は、電力供給装置3及び受電装置4、5、6が最大電力モードにある最大電力フェーズにおいて最大消費可能電力を測定する前に、分類フェーズにおいて、それらの個々の電力クラスを電力供給装置3に知らせる。この実施例においては、各受電装置4、5、6は、電力供給装置3から指示電流を引き込むことによって、その電力クラスを電力供給装置3に知らせるよう適応され、電力供給装置3は、各々の引き込まれる電流を測定することによって、電力クラスを検出するよう適応される。例えば、電力供給装置3は、各々の引き込まれる電流を測定し、引き込まれる電流と電力クラスとの間の割り当てが格納されているルックアップテーブルと測定値を比較することによって、電力クラスを検出することができる。各々の受電装置は、電力供給装置3が接続される端子に各々の分類抵抗を接続することによって、電力供給装置3から指示電流を引き込む。
電力供給装置3は、最大電力モードにおいて、各々の受電装置4、5、6の電力クラスに依存する各々の所定の電力量を、各々の受電装置4、5、6に割り当てるよう適応される。前記所定の電力量は、優先的には、最大電力モードにおいて、各々の受電装置4、5、6がその電力消費量を最大にするときに、最大限に測定されると想定される電力量以上である。電力供給装置3は、各々の受電装置4、5、6に割り当てられるべき所定の電力量を、各々の電力クラスに依存して決定するために、ルックアップテーブルを用いることができる。詳細には、電力供給装置3は、各々の電力クラスを、各々の引き込まれる電流に依存して決定するための第1ルックアップテーブル、及び最大電力モードにおいて各々の受電装置4、5、6に割り当てられるべき所定の電力量を、各々の電力クラスに依存して決定するための第2ルックアップテーブルを用いることができる。しかしながら、電力供給装置3は、引き込まれる電流と、最大電力モードにおいて各々の受電装置4、5、6に割り当てられるべき所定の電力量との間の割り当てを備える単一のルックアップテーブルを有してもよく、このルックアップテーブルは、最大電力モードにおいて供給されるべき各々の所定の電力量を直接決定するために用いられ得る。
電力供給装置3は、各々の受電装置4、5、6の電力クラスが、電力クラスの第1グループに属するのか、即ち、第1電力クラスであるのか、又は電力クラスの第2グループに属するのか、即ち、第2電力クラスであるのかを決定するよう適応され得る。第1電力クラスは、最大消費可能電力量が電力供給装置3によって測定され得るような最大電力モードにおいて動作可能である受電装置を示す。第2電力クラスは、最大電力モードでは動作できず、それ故、期待最大電力量が供給される必要がある受電装置を示し、この期待最大電力量は、ルックアップテーブル及び各々の第2電力クラスから決定され得る。従って、電力供給装置3は、a)各々の受電装置4、5、6に対して、各々の受電装置4、5、6の電力クラスに割り当てられている所定の電力量が供給され、各々の受電装置4、5、6によって消費される電力量が測定される最大電力モードに切り換わり、その後、最大電力モードにおいて測定された各々の電力量に依存する各々の動作電力量が、各々の受電装置4、5、6が通常動作モードにおいて各々の動作電力量以下である電力量を消費することを可能にするために、各々の受電装置4、5、6のために確保される通常動作モードに切り換わるよう適応されることができると共に、b)各々の受電装置の電力クラスが第2電力クラスである場合には、各々の受電装置に対して、直接、通常動作モードに切り換わるよう適応されることができ、この場合には、通常動作モードにおいて、各々の受電装置の電力クラスに割り当てられている所定の電力量が、各々の受電装置が通常動作モードにおいて各々の受電装置の電力クラスに割り当てられている所定の電力量以下である電力量を消費することを可能にするために、各々の受電装置のために確保され得る。この実施例においては、受電装置4、5、6は、第1電力クラスに割り当てられている。しかしながら、第1電力クラス及び第2電力クラスの付加的な受電装置が、電力供給装置3に接続されてもよい。
第1電力クラスは、自己学習クラス又はオートパワークラスであるとみなされ得る。なぜなら、第1電力クラスにおいては、電力供給装置3及び受電装置4、5、6が最大電力モードにある最大電力フェーズ中に、通常動作モードにおいて確保されるべき電力量が、自動的に決定されるからである。
電力供給装置3は、優先的には、最大電力モードにおいて、所定の期間にわたって、各々の受電装置4、5、6によって消費される平均又はピーク電力量を測定し、通常動作モードにおいて、各々の受電装置4、5、6が各々の動作電力量以下である各々の電力量を消費することを可能にするために、各々の受電装置4、5、6のために、各々の測定された平均又はピーク電力量に依存する各々の動作電力量を確保するよう適応され、この例においては、各々の動作電力量は、優先的には、最大電力モードにおいて測定された各々の平均又はピーク電力量と等しい。従って、この所定の期間後には、電力供給装置3及び受電装置4、5、6は、各々の測定された平均又はピーク電力量が確保される通常動作モードに切り換わり得る。
図2は、概略的且つ例示的に、電力供給装置3をより詳細に示している。電力供給装置3は、主電源装置2から受け取った電力を、受電装置4、5、6に供給されるべき個々の電力に変換するための電力変換ユニット9を有する。電力供給装置3は、各々の受電装置4、5、6の電力クラスが決定される分類フェーズ中には、各々の受電装置4、5、6によって引き込まれる電流を測定し、電力供給装置3及び各々の受電装置4、5、6が最大電力モードにある最大電力フェーズ中には、各々の受電装置4、5、6によって消費される電力を測定するための測定ユニット10を更に有する。電力供給装置3は、様々なフェーズ及び動作モードに従って測定ユニット10及び電力変換ユニット9を制御するためのマイクロコントローラのような制御装置11を更に有する。電力供給装置3は、理解しやすいように図2には示されていない、イーサネット(登録商標)通信装置のような他の構成要素を含み得る。
図3は、受電装置4の実施例を概略的且つ例示的に示している。この例においては、他の受電装置5、6は、図3に概略的に示されている受電装置4と同様である。受電装置4は、内蔵ドライバを備えるランプ12と、内蔵ドライバを備えるセンサ13とを有する照明器具である。ランプ12は、優先的には、発光ダイオード(LED)である。センサ13は、照明器具4の近くの人の存在を検出するための存在センサである。照明器具4は、代わりに又は加えて、温度センサ、光センサなどのような別のセンサを含み得る。受電装置4は、電力供給装置3に受電装置4の電力クラスを知らせるために分類電流を引き込むための分類ユニット14と、電力供給装置3によって受電装置4に印加される電圧のような電気パラメータを測定するための測定ユニット16と、様々なフェーズ及び動作モードに従って、ランプ12、センサ13、分類ユニット14及び測定ユニット16を制御するためのマイクロコントローラのような制御装置15とを更に有する。制御装置15は、センサ13から受け取った検出信号に応じてランプ12を制御するよう適応されることもできる。分類ユニット14は、電力供給装置3が受電装置4の電力クラスを決定することを可能にするために、分類フェーズ中に受電装置4の端子に接続される抵抗器を含み得る。分類ユニット14は、更に、分類フェーズの前に実施され得る検出フェーズにおいて、有効なPoE受電装置がイーサネット(登録商標)ケーブル8を介して電力供給装置3に接続されていることを電力供給装置3に知らせるために、受電装置4の端子に検出抵抗を接続するよう適応され得る。受電装置4もまた、理解しやすいように図3には示されていない、イーサネット(登録商標)通信装置のような他の構成要素を含み得る。
以下には、配電システム1内の配電のための配電方法の実施例が、図4に示されているフローチャートを参照して、例示的に記載されている。
ステップ101においては、制御装置11が、電力供給装置3のポートに周期的に検出電圧が印加されるように、電力供給装置3を制御する。この検出フェーズにおいて、受電装置4がイーサネット(登録商標)ケーブル8を介して電力供給装置3のポートに電気的に接続されている場合には、受電装置4の測定ユニット16によって検出電圧が測定され、この検出電圧の測定により、制御装置15は、分類ユニット14が受電装置4の端子に検出抵抗器を接続しなければならないことを知る。この、検出抵抗器と受電装置4の端子の接続は、測定ユニット10を用いて引き込まれる電流を測定することによって、電力供給装置3により検出され得る。このようにして、電力供給装置3は、受電装置4が、電力供給装置3の関連ポートに接続された有効なPoE受電装置であることを、検出することができる。
この検出フェーズの後、ステップ102においては、受電装置4の端子に分類抵抗が接続されなければならないことを受電装置4に知らせるために、電力供給装置3は、受電装置4が接続されている関連ポートに分類電圧を印加し、この分類電圧は、受電装置4によって測定され得る。結果として生じる電流は、電力供給装置3によって測定されることができ、電力供給装置3は、測定された電流に依存して、受電装置4の電力クラスを決定することができる。
ステップ103においては、ステップ102において決定された電力クラスが、第1電力クラスであるか、又は第2電力クラスであるかが、決定される。決定された電力クラスが第1電力クラスである場合には、前記方法はステップ104に進み、決定された電力クラスが第2電力クラスである場合には、前記方法はステップ106に進む。この例においては、受電装置4の電力クラスは、前記方法がステップ104に進むような第1電力クラスである。
分類フェーズの後のステップ104においては、最大電力フェーズにおいて、電力供給装置3が、ステップ102において識別された受電装置4の電力クラスに依存して、ルックアップテーブルに格納されている所定の電力量を、受電装置4に割り当てる。この実施例においては、ルックアップテーブルには、所定の電力量は、最大電力モードにおいて受電装置4に印加されるべき対応する所定の電圧を格納することによって、格納されており、この所定の電圧は、受電装置4が供給することができる所定の最大電流と共に、所定の電力量を規定する。この、ルックアップテーブルに格納される所定の電力量は、各々のイーサネット(登録商標)ケーブル8の所定の期待最大長が考慮に入れられる場合であっても、識別された電力クラスを持つ受電装置4によって最大限消費可能な電力量より確実に多いように、予め決定される。受電装置4は、印加された所定の電圧を検出し、可能な限り多くの電力を消費することを開始する。例えば、制御装置15は、センサ16及びランプ12を、それらが最大電力を消費するように制御する。受電装置4は、所定の期間の間、この最大電力を消費する一方で、電力供給装置3は、消費された電力を測定する。
最大電力が消費される所定の期間が経過した後に開始される、電力供給装置3及び受電装置4が通常動作モードにある通常動作フェーズにおけるステップ105においては、電力供給装置3が、ステップ104において最大電力フェーズにおいて測定された電力量に依存する動作電力量を、受電装置4が通常動作モードにおいて動作電力量以下である電力量を消費することを可能にするために、確保する。この実施例においては、動作電力は、ステップ104において最大電力フェーズにおいて測定された測定ピーク電力量又は測定平均電力量と等しい。
別の例において、受電装置が第2電力クラスを有する場合には、これは、ステップ102において決定され、ステップ103においては、前記方法はステップ106に進むことが決定されるだろう。ステップ106においては、第2電力クラスの受電装置及び電力供給装置は、通常動作モードにあり、この場合には、通常動作モードにおいては、ルックアップテーブルに格納されていてもよい、受電装置の電力クラスに割り当てられている所定の電力量が、受電装置が通常動作モードにおいて受電装置の電力クラスに割り当てられている所定の電力量以下である電力量を消費することを可能にするために、受電装置のために確保される。
照明アプリケーションのためにPoEを用いることは、著しい設置コスト低減をもたらし得る。これは、単に、CAT5/6のイーサネット(登録商標)ケーブルであってもよく、より安価である(絶縁及び銅がより少ない)ケーブルによるものでなく、これらのケーブルは典型的な主電源配線よりずっと迅速に配置され得るという事実にもよるものである。誤った接続をする(重なり合う)可能性もなく、接続完了の明確な表示がある。なぜなら、それは、カチッという可聴音と共に所定の位置にロックするからである。前記システムは通電中に設置され得ることから、ケーブルの誤りを直ちに検出することが可能である(照明器具は、オフのままである又は点滅するだろう)。通電中の設置は、設置における誤りをより少なくすることをもたらす。前記システムの試運転又はコンフィギュレーションは、物理的な設置とほぼ同時に行われ得る。
電力供給装置は、PoEイーサネット(登録商標)スイッチであってもよい。しかしながら、電力供給装置が、照明設置に必要とされるイーサネット(登録商標)機能しか供給せず、データスループットに関する過剰な備えがなされていない、減らされたイーサネット(登録商標)機能だけを供給する、又はイーサネット(登録商標)機能を含まない場合には、コストは更に低減され得る。PoEを利用するが、イーサネット(登録商標)リンクなしで済ませる装置が用いられる場合には、電力供給装置の或るポートにおいてPoEをイネーブル/ディスエーブルにすることが、照明器具の基本的な制御をするために用いられ得る。
全ての照明器具が、IPアドレスを持っていてもよく、即ち、照明器具の制御装置は、IPスタックを走らせ、複数のプロトコルを取り扱うことが可能であり得る。他のあらゆる制御システムとの大きな違いは、IPが、複数のプロトコルが共存することを可能にし、常に新しい能力が付加され得ることを保証することである。それに次いで、他のIP装置に直接接続されることによって、それは、照明器具、及び別個のセンサ、ユーザインタフェースなどのような他の装置が、建物内の他のセンサ及びアクチュエータと通信することを可能にする。1つの例は、エレベータであって、前記エレベータがどの階に向かっているかを知らせ、朝に人が前記階に到着する前に、照明器具が(寿命の増大のために)ゆっくりとした電力ランプアップ(power ramp-up)をすることを可能にするエレベータである。その使用事例のためだけの特別な制御が必要ではなく、単に、あらゆるものが情報又はインテリジェンスを共有することができることによって、可能になる多くのこのような例が、考えられ得る。
PoE IEEE規格802.3at又は802.3afによるPoEイーサネット(登録商標)電源投入動作は、4つのフェーズを持つ。第1フェーズは、検出である。ここでは、PSEが、ケーブルの他方の端部が、電力を受け取ることが可能であり、受け取る用意があるかどうかを、チェックするだろう。PoE IEEE規格は、望ましくない又は危険な状況、即ち、ケーブルが開放されること、又は装置が取り扱うことができない電圧が装置に印加されることを引き起こし得る場合には、ケーブルに電圧が印加されることを防止するよう設計されている。それは、以前にそれに電力が供給されている場合には、それ上の電圧を取り除くようケーブルが分離されることを迅速に検出するだろう。第2フェーズは、分類である。ここでは、PDが、どのくらいの電力を必要とするかをPSEに知らせることができる。PSEが、最終的に、電力が与えられるか否かを決定することを担当する。第3フェーズにおいては、それは、まず、PD側のコンデンサが制御されたやり方で充電されることを可能にする電流源の役割を果たすだろう。これは、過電流又は電圧のオーバーシュートを防止するためである。最後のフェーズは、フルのPoE電圧がケーブルに印加され、PDが割り当てられた電力を利用することができる通常動作である。PSEは、絶え間なく、多すぎる電力消費、又はケーブル断線を防ぐ。
PoE IEEE規格802.3at又は802.3afに従うPDは、大概は、通常はPD集積回路の外部にある25kW検出抵抗器又はクラス抵抗器のいずれかを導通状態にするために、分離スイッチ及び回路、即ち、制御装置を有する。PDは、入力部において検出する電圧に依存して、適切な抵抗器を導通状態にするだろう。PoE IEEE規格802.3af及び802.3atにおいて、厳密な電圧範囲が規定されている。PoE IEEE規格802.3at又は802.3afに従うPSEは、検出−分類動作状態を通して機械を動かし、各々のポートに入る電流を測定するだけでなく、検出及び分類ステップのための様々な電圧/電流を注入することもできなければならない、より複雑な回路を有する。
タイプ2のPSE、即ち、PoE IEEE規格802.3at対応デバイスであるPSEの典型的な電源投入動作中、PSEは、各々のポートに電圧を印加することによって通信し、PDは、PSEが測定することができる或る量の電流を引き込むことによって、「応答する」ことができる。典型的なシーケンスは、ケーブルの挿入で開始する。時々、第1フェーズ、即ち、検出フェーズにおいて、PSEは、検出範囲において小さな電圧を各々のポートに印加するだろう。空のソケットは、高いインピーダンスを持ち、非PoEイーサネット(登録商標)デバイスは、例えば、約150Ωの低いインピーダンスを持つだろう。PoE PDは、検出範囲において正確な25kΩを示し、PoE対応デバイスであることを示すだろう。PSEは、検出フェーズにおいて、それが確かにPoE対応ステーションであることを確認するために、通常、検出範囲において複数のテストを実施するだろう。第2フェーズにおいては、即ち、分類フェーズにおいては、PoE IEEE規格802.3atに従う2イベント分類法を用いて、PDの電力クラスが決定され、ここで、分類範囲電圧が注入され、PDによって引き込まれるクラス電流が測定される。分類は、LLDP(Link Layer Discovery Protocol)を用いて拡張されることもできる。それは、イーサネット(登録商標)上で走らされ得るリンクレイヤプロトコルである。LLDPは、直接、イーサネット(登録商標)フレームにカプセル化されるよう設計される、IPのようなレイヤ3プロトコルである。PD及びPSEは、ずっとより正確な電力管理及び電力予算編成を実施するために、それを用いることができる。最後に、PSEは、PDによってリクエストされる必要とされる電力量の学習後に、この電力を与える又は与えないことができる。この決定は、どのくらいの電力が割り当てられているかを把握するマイクロコントローラによって、ほぼ常に行われる。PoE IEEE規格802.3at及び802.3afに従うPD及びPSE並びにそれらの動作の更なる詳細は、これらの規格の対応する説明において開示されており、これは、参照により本願明細書に盛り込まれる。
図1乃至3を参照して上に記載した配電システムは、優先的には、上記のPoE IEEE規格802.3af及び802.3atにおいて電力がネゴシエートされる方法における、照明アプリケーションにとってとりわけ厄介である欠点を、更なる電力クラス、即ち、オートパワークラスであるともみなされ得る上述の第1電力クラスを導入することによって、解消するよう適応される。
PoE IEEE 802.3af及び802.3at規格においてPDのための必要とされる電力をネゴシエートする方法は2つ存在する。第1の PoE IEEE規格802.3afにおいては、以下の表に示されているように幾つか電力クラスが規定されている。ここで、クラス4は、タイプ2のPD、即ち、補足 PoE IEEE規格802.3atに準拠するPDのために規定されていることに注意されたい。
Figure 0006058864
補足PoE IEEE規格802.3atの規格化プロセスの間に、人々は、このアナログの方法で正確な電力予算編成を実施することは実際的でないことに気付いた。大量の電力クラスを正確に検出することは、簡単にはできなかった。従って、PoE IEEE規格802.3atに対しては、単一の電力クラス(12.95W乃至25.5W)しか規定されず、より正確な電力ネゴシエーションは、LLDPを通じて実施される。PoE IEEE規格802.3atは、LLDPをサポートすることを、PDにとって必須のこととし、2イベント分類法をサポートすることを、PSEにとって必須でないこととした。
照明アプリケーションの場合は特に、必要とされる電力と電力予算計算との間の厳密な一致を得ることができることは有利である。これなしでは、システム設計者は、システムが実施され得る方法のめったに発生しない厄介なケースを全てカバーするために、電力供給を著しく過剰供給しなければならないだろう。これは、必要とされる電力に対する非常に大雑把な指標しか割り当てられることができないので、電力クラス使用時に非常にチャレンジングである。たとえ、PoE IEEE規格802.3atの後継規格において、25.5Wと、50W又は70Wとの間の大きな範囲をカバーする2つの電力クラスが規定されるとしても、この状況は改善しないだろう。実際には、これは、照明器具が、多すぎる電力量を請求しなければならず、かなり過剰供給の電力供給をもたらすことを意味するだろう。以下の表は、幾つかのポート数で20Wの負荷を用いることで、どのくらいの過剰供給が生じるかを示している。
Figure 0006058864
この表によって示されている例においては、主電源の効率は90パーセントであり、PSEによって供給される電圧VPSEは56Vであり、ケーブル損失は、PSEに1個の照明器具が接続されている1ポート状態、及びPSEに12個の照明器具が接続されている12ポート状態の場合は、1パーセントであり、PSEに24個の照明器具が接続されている24ポート状態の場合は、1.5パーセントであり、PSEに48個の照明器具が接続されている48ポート状態の場合は、2パーセントであると仮定されている。「必要:PD」の列は、PDによって実際に必要とされる電力量を示しており、「必要:PSE」の列は、ケーブル損失が考慮に入れられた場合のPSEから有効に取られる電力を示しており、「確保:PD」の列は、PD電力要求は、それがクラス4のデバイスであることしか示すことができないことから、PSEがPD電力要求をどのように解釈するかを、即ち、ポートごとに25.5Wが割り当てられることを示しており、「確保:PSE」の列は、あり得る最悪のケーブル状態が考慮に入れられた場合にPSEが主電源電力予算から確保しなければならない電力量を示している。最後の列は、何ワットの電力が、実際に必要とされるものを上回って利用可能でなければならないかを示している。見て分かるように、PoE IEEE規格802.3atに従う場合には、ほぼ50パーセント余分の、未使用の容量が、電源から入手可能でなければならない。
電力がLLDPネゴシエーションに依存して割り当てられる場合には、PoE IEEE規格802.3atにおいては、LLDP-MEDが用いられ得る。LLDP-MEDは、PoEリンクの特性を管理するために用いられ得るリンクレイヤプロトコルである。LLDP-MEDが供給する能力の1つは、LLDP-MEDはミリワットレベルまで電力をネゴシエートすることができるというものであり、これは、前の段落で述べた大雑把な電力クラスに関連する問題に対する解決策を提供する。しかしながら、LLDPネゴシエーションの不利な点は、PSEは、依然として、最悪のケースのケーブルを想定しなければならず、即ち、PDが、LLDPを用いてネゴシエートされているように20Wを請求する場合には、PSEは、依然として、20W/25.5W・0.6A・56V = 26.3Wを確保しなければならない。
これは、依然として、大量の過剰供給をもたらす。
それ故、図1乃至3を参照して上に記載した配電システムは、自己学習挙動を持ち、オートパワークラスであるとみなされ得る少なくとも1つの付加的なクラス、即ち、少なくとも1つの第1クラスを供給する。他のクラス、即ち、第2電力クラスは、例えば、PoE IEEE規格802.3afにおいて規定されているクラス、及び/又はPoE IEEE規格802.3atにおいて規定されているクラスであり得る。
電力供給装置が、分類フェーズにおいて付加的なオートパワークラスを検出する場合には、電力供給装置は、最初に、即ち、最大電力フェーズにおいて、各々のPDタイプにとって最大の電力量、即ち、例えば、タイプ1に対しては12.95Wを、タイプ2に対しては25.5Wを与え得る。電力が与えられた後、各々の受電装置は、最初に、通常動作モードにおいて直面し得る最大電力量の消費をする。照明器具の場合は、それは、100パーセント調光レベルに達し、もしあれば、全てのセンサを起動させ、且つ全てのパワーダウンモードをディスエーブルにすることを意味し得る。受電装置がオートパワークラスを検出したことから、それは、各々の受電装置によって現在消費されている電力の1つ以上の測定を実施する。従って、電力供給装置が測定を実施している期間中、各々の受電装置は、実際に、電力消費量を最大にする。所定の期間後、電力供給装置は、各々の受電装置の必要とされる最大電力予算を知り、元々割り当てられていた予算の残りの部分を開放することができる。この種のオートパワークラスの使用の利点は、電力供給装置によって実施される最大電力の測定が実際のケーブル損失を含むことである。このことは、電力予算編成が、あらゆる個々のケーブル、及び多かれ少なかれ電力消費をもたらし得る電子回路におけるばらつきに対してさらに修正されることを意味する。オートパワークラスの使用は、各々の受電装置に複雑なものを導入せずに、厳密に最適化された電力予算割り当てをもたらすことができる。
電力供給装置は、上述のPoE IEEE規格において他のクラスを検出するのと同じようにして、即ち、分類ステージの間に引き込まれる電流を測定し、測定値とルックアップテーブルを比較することによって、付加的なオートパワークラスを検出するよう適応され得る。優先的には、最大電力フェーズにおいて、電力を与える前に、最初に、電力供給装置は、検出した受電装置のタイプに関連する最大電力量を確保する。これは、受電装置が、そのタイプのために許容されている最大電力まで電力を取ることができる次のステージを、電力供給装置が乗り切ることができることを、確実にする。電力が与えられた後、電力供給装置は、或る所定の期間の間、電力又は電流消費量を測定する。電力供給装置は、測定値を平均してもよく、又はピーク測定値を用いてもよい。所定の電力測定期間が経過した後、電力供給装置は、受電装置に適切な電力予算を割り当てることができる。
オートパワークラスを知らせるために、受電装置は、優先的には、対応する分類抵抗器、又は分類中に適切な量の電流を引き込むための他の手段を用いるよう適応される。電力が与えられた後、受電装置は、必ず、それが、所定の期間の間、最大電力量を消費するようにすることができ、電力供給装置が、恒久的な使用に対してこのような電力量を割り当てるだろうことを確実にする。照明器具においては、これは、例えば、光出力を最大限にし、利用可能なあらゆる節電手段をディスエーブルにし、且つセンサなどの全ての二次機能をアクティブにすることを意味するだろう。これは、装置のマイクロコントローラにとって簡単なタスクであり、従って、これは、ソフトウェアを用いてプログラムされ得る。
図1乃至3を参照して上に記載した配電システムは、必ずしもイーサネット(登録商標)通信を必要とせずに、正確な電力予算編成を可能にする解決策を提供していることから、実施例においては、電力供給装置及び/又は受電装置は、イーサネット(登録商標)通信機能を含まない。例えば、電力供給装置及び/又は受電装置は、機能するイーサネット(登録商標)リンクを備えていなくてもよい詳細には、図1乃至3を参照して上に記載した配電システムは、LLDPを用いなくてもよく、即ち、例えば、照明器具4、5、6は、依然としてPoEを利用しながら、イーサネット(登録商標)通信スタックを含まなくてもよい。電力供給装置及び受電装置は、必ずしも、イーサネット(登録商標)磁気回路、PHY、及びイーサネット(登録商標)をサポートするマイクロコントローラを必要としないことから、それらは、より低コストで製造され得る。
オートパワークラスは、電力予算管理における欠点が、大量の電力を必要とする大量のノードにより悪化され得る照明アプリケーションには、特に有用である。様々な光出力及び色温度のための多くの異なるSKUが、「最適な」、一定の、即ち、非自己学習の、照明電力クラスを規定することを不可能にすることも、照明によくあることである。
上記の実施例においては、受電装置は、照明器具であるが、他の実施例においては、加えて、又は代わりに、受電装置は、純粋な、即ち、照明器具に組み込まれていないセンサ、空調機器などのような、他の電気を消費するものを含み得る。
請求項に記載の発明を実施する当業者は、図面、明細及び添付の請求項の研究から、開示されている実施例に対する他の変形を、理解し、達成し得る。
請求項において、「有する」という用語は、他の要素又はステップを除外せず、単数形表記は、複数の存在を除外しない。
単一のユニット又は装置が、請求項に列挙されている幾つかの要素の機能を実現してもよい。単に、特定の手段が、相互に異なる従属請求項において引用されているという事実は、これらの手段の組み合わせが有利になるように用いられることができないことを示すものではない。
前記配電方法による前記配電システムの制御は、コンピュータプログラムのプログラムコード手段として、及び/又は専用のハードウェアとして、実施され得る。コンピュータプログラムは、他のハードウェアと共に又はそれの一部として供給される光記憶媒体又は固体媒体などの適切な媒体に記憶/分散されてもよいが、インターネット又は他の有線若しくは無線電気通信システムなどを介して、他の形態で分散されてもよい。
請求項におけるいかなる参照符号も、範囲を限定するものとして解釈されてはならない。
本発明は、電力を供給するための電力供給装置と、前記電力供給装置によって給電されるべき、照明器具のような受電装置とを有する配電システムに関する。前記電力供給装置及び前記受電装置は、最大電力モード及び通常動作モードにおいて動作可能であり、前記最大電力モードにおいては、前記受電装置は、前記受電装置によって最大限消費可能な電力量を消費し、前記電力供給装置は、前記受電装置によって消費される電力を測定する。この、測定した電力は、前記通常動作モードにおける、実際に最大限必要される電力量の割り当てを可能にし、例えば、前記装置を接続する電気接続部の想定最大長を考慮に入れるのに十分なほど多くの、大量の電力を割り当てることが必要なく、それによって、電力予算割り当てを改善する。

Claims (13)

  1. 配電システムにおいて用いられるべき電力供給装置であって、前記配電システムが、
    前記電力供給装置によって給電されるべき受電装置であって、前記受電装置の電力クラスを前記電力供給装置に知らせるよう適応される受電装置と、
    前記電力供給装置から前記受電装置へ電力を伝えるための導電体とを有し、
    前記電力供給装置が、少なくとも最大電力モード及び通常動作モードにおいて、前記配電システムの前記受電装置に電力を供給するよう適応され、前記電力供給装置が、前記最大電力モードにおいて、前記受電装置によって消費される電力を測定するよう適応され、
    前記受電装置が、少なくとも1つの第1電力クラス及び少なくとも1つの第2電力クラスのうちの1つに割り当てられ、前記第1及び第2電力クラスの各電力クラスには、所定の電力が割り当てられ、前記電力供給装置が、更に、
    前記受電装置の前記電力クラスが第1電力クラスである場合には、前記受電装置の前記電力クラスに割り当てられている前記所定の電力が前記受電装置に割り当てられ、前記受電装置によって消費される電力が測定される前記最大電力モードに切り換わり、その後、前記最大電力モードにおいて測定された電力に依存する動作電力が、前記受電装置が前記通常動作モードにおいて前記動作電力以下である電力を消費することを可能にするために、前記受電装置のために確保される前記通常動作モードに切り換わるよう適応されると共に、
    前記受電装置の前記電力クラスが第2電力クラスである場合には、前記通常動作モードに切り換わるよう適応され、この場合には、前記通常動作モードにおいて、前記受電装置の前記電力クラスに割り当てられている前記所定の電力が、前記受電装置が前記通常動作モードにおいて前記受電装置の前記電力クラスに割り当てられている前記所定の電力以下である電力を消費することを可能にするために、前記受電装置のために確保される電力供給装置。
  2. 請求項1に記載の電力供給装置と、
    前記電力供給装置によって給電されるべき受電装置と、
    前記電力供給装置から前記受電装置へ電力を伝えるための導電体とを有する配電システムであって、
    前記電力供給装置及び前記受電装置が、少なくとも最大電力モード及び通常動作モードにおいて動作可能であるよう適応され、前記受電装置が、前記最大電力モードにおいて、前記受電装置によって最大限消費可能な電力を消費するよう適応され、前記電力供給装置が、前記最大電力モードにおいて、前記受電装置によって消費される電力を測定するよう適応される配電システム。
  3. 前記電力供給装置が、前記最大電力モードにおいて、所定の期間にわたって、前記受電装置によって消費される平均又はピーク電力を測定し、前記通常動作モードにおいて、測定された前記平均又はピーク電力に依存する動作電力を、前記受電装置が前記通常動作モードにおいて前記動作電力以下である電力を消費することを可能にするために、前記受電装置のために確保するよう適応される請求項1に記載の電力供給装置、又は請求項2に記載の配電システム。
  4. 前記電力供給装置が、前記通常動作モードにおいて、前記受電装置が前記動作電力より多くの電力を消費することを検出する場合に、前記電力供給装置が、前記通常動作モードにおける前記受電装置への電力の供給をオフに切り換えるよう適応される請求項1に記載の電力供給装置、又は請求項2に記載の配電システム。
  5. 前記電力供給装置が、前記最大電力モードにおいて前記受電装置が前記受電装置の電力消費量を最大にするときに最大限に測定されると想定される電力以上である所定の電力を、前記最大電力モードにおいて、前記受電装置に割り当てるよう適応される請求項1に記載の電力供給装置、又は請求項2に記載の配電システム。
  6. 前記電力供給装置が、前記最大電力モードにおいて、前記受電装置が前記所定の電力より多くの電力を消費することを検出する場合に、前記電力供給装置が、前記受電装置への電力の供給をオフに切り換えるよう適応される請求項1に記載の電力供給装置、又は請求項5に記載の配電システム。
  7. 前記受電装置が、或る電力クラスに割り当てられ、前記受電装置の電力クラスを前記電力供給装置に知らせるよう適応され、前記電力供給装置が、前記最大電力モードにおける前記所定の電力が前記受電装置の前記電力クラスに依存するように適応される請求項1に記載の電力供給装置、又は請求項5に記載の配電システム。
  8. 前記受電装置が、前記電力供給装置から指示電流を引き込むことによって前記受電装置の電力クラスを前記電力供給装置に知らせるよう適応され、前記電力供給装置が、引き込まれる前記電流を測定することによって前記電力クラスを検出するよう適応される請求項1に記載の電力供給装置、又は請求項7に記載の配電システム。
  9. 前記導電体が、前記電力供給装置から前記受電装置に電力を供給するために前記電力供給装置と前記受電装置とを電気的に接続するイーサネット(登録商標)ケーブルである請求項1に記載の電力供給装置、又は請求項2に記載の配電システム。
  10. 前記受電装置が照明器具である請求項1に記載の電力供給装置、又は請求項2に記載の配電システム。
  11. 前記照明器具が、少なくとも最大電力モード及び通常動作モードにおいて、前記配電システムの前記電力供給装置によって給電されるよう適応され、前記照明器具が、前記最大電力モードにおいて、前記照明器具によって最大限消費可能である電力を、前記電力供給装置から消費するよう適応され、
    前記最大電力モードにおいて、前記照明器具が、100パーセント調光レベルに達し、もしあれば、全てのセンサを起動させ、且つ全てのパワーダウンモードをディスエーブルにする請求項10に記載の電力供給装置又は配電システム。
  12. 請求項2に記載の配電システム内の配電のための配電方法であって、
    前記受電装置を、少なくとも1つの第1電力クラス及び少なくとも1つの第2電力クラスのうちの1つに割り当てるステップであって、前記第1及び第2電力クラスの各電力クラスには、所定の電力が割り当てられるステップと、
    前記受電装置の前記電力クラスが第1電力クラスである場合には、前記受電装置の前記電力クラスに割り当てられている前記所定の電力が前記受電装置に割り当てられ、前記受電装置によって消費される電力が測定される前記最大電力モードに切り換え、その後、前記最大電力モードにおいて測定された電力に依存する動作電力が、前記受電装置が前記通常動作モードにおいて前記動作電力以下である電力を消費することを可能にするために、前記受電装置のために確保される前記通常動作モードに切り換えるステップと、
    前記受電装置の前記電力クラスが第2電力クラスである場合には、前記通常動作モードに切り換えるステップであって、この場合には、前記通常動作モードにおいて、前記受電装置の前記電力クラスに割り当てられている前記所定の電力が、前記受電装置が前記通常動作モードにおいて前記受電装置の前記電力クラスに割り当てられている前記所定の電力以下である電力を消費することを可能にするために、前記受電装置のために確保されるステップとを有する配電方法。
  13. 請求項2に記載の配電システム内の配電のためのコンピュータプログラムであって、前記配電システムを制御するコンピュータにおいて前記コンピュータプログラムが走らされるときに、請求項12に記載の配電方法のステップを前記配電システムに実行させるためのプログラムコード手段を有するコンピュータプログラム。
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