JP6058611B2 - 電子錠システム、解錠方法及び端末装置 - Google Patents

電子錠システム、解錠方法及び端末装置 Download PDF

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Description

電子錠システム、解錠方法、及び、該電子錠システムに用いられる端末装置に関する。
近年、鍵穴に鍵を指すことなく、ボタンを押すだけでドアなどに設置された鍵を解錠できるキーレスエントリーや、鍵をポケットやカバンの中に入れておき、ボタンを押すことなく、ドアに近づくだけで解錠が可能な電子錠システムに関する技術が開発されている。これらのシステムは、例えば、両手に荷物を持っている場合などでも、鍵穴に鍵を指すことなく解錠できるため、利用者にとって利便性が高く、マンションや自動車などのドアで幅広く利用されている。
ところで、近年の共働きの増加により、家事代行サービスのニーズが高まっている。家事代行サービスを受けるにあたり、依頼者の不在中であっても、依頼者の自宅に一時的に入り必要な仕事をしてもらいたい、というニーズがある。また、ベビーシッターやホームヘルパーの派遣サービスを受ける場合であっても、同様のニーズがある。このような場合、家事代行スタッフ等に合い鍵を渡すことも考えられるが、合い鍵がさらに複製されるなどのセキュリティー上の問題があり、好ましくない。
本発明は、このような課題を解決するためのものであり、セキュリティー上の問題もなく、簡便な方法で、第三者に鍵を開けるための権限を一時的に付与することができる電子錠システムを提供することを目的とする。
本発明は、サーバ装置と、サーバ装置と通信により接続が可能な端末装置と、端末装置と通信が可能な、鍵を自動で開閉する鍵開閉装置とを有する電子錠システムであって、鍵開閉装置が、鍵開閉装置を識別する鍵識別情報を記憶する鍵識別情報記憶手段と、記憶した鍵識別情報を端末装置へ送信する鍵識別情報送信手段とを備え、端末装置が、端末を識別する端末識別情報を記憶する端末識別情報記憶手段と、鍵識別情報を鍵開閉装置から受信する鍵識別情報受信手段と、鍵識別情報受信手段により鍵識別情報を受信すると、端末識別情報記憶手段に記憶された端末識別情報及び受信した鍵識別情報を識別情報として、サーバ装置へ送信する識別情報送信手段とを備え、サーバ装置が、鍵の解錠の権限に関する権限情報を記憶する権限記憶手段と、識別情報を端末装置から受信する識別情報受信手段と、識別情報受信手段により受信した識別情報と権限記憶手段に記憶された権限情報とを照合し、端末装置の権限の有無を判定する権限判定手段と、権限判定手段により権限を有すると判定された場合に、解錠を認める解錠情報を端末装置へ送信する第一の解錠情報送信手段とを備え、端末装置が、さらに、解錠情報をサーバ装置から受信する第一の解錠情報受信手段と、受信した解錠情報を鍵開閉装置へ送信する第二の解錠情報送信手段とを備え、鍵開閉装置が、さらに、解錠情報を端末装置から受信する第二の解錠情報受信手段と、第二の解錠情報受信手段により解錠情報を受信すると、鍵を開ける解錠手段とを備える電子錠システムに関する。
権限に有効期間が設定されていることが好ましい。
端末装置と鍵開閉装置との通信はBluetooth(登録商標)による通信であることが好ましい。
サーバ装置は、他のサーバ装置と通信することが可能であり、権限記憶手段に記憶された権限情報は、他のサーバ装置から通信により取得した情報又は該情報により生成される情報であることが好ましい。
権限記憶手段に記憶された権限情報を、他の端末装置から設定することが可能であることが、好ましい。
鍵識別情報受信手段において受信した鍵識別情報の信号の強度が所定の強度以上である場合に、識別情報送信手段はサーバ装置へ識別情報を送信することが好ましい。
鍵開閉装置は、鍵の取り付けられた設備に対して設置されたものであり、解錠手段は、該鍵を開けるものであることが好ましい。
本発明は、サーバ装置と、サーバ装置と通信により接続が可能な端末装置と、端末装置と通信が可能な、鍵を自動で開閉する鍵開閉装置とを有する電子錠システムにおいて実行される解錠方法であって、鍵開閉装置にて、第一の記憶手段に記憶された鍵開閉装置を識別する鍵識別情報を端末装置へ送信するステップを実行し、端末装置にて、鍵識別情報を鍵開閉装置から受信するステップと、鍵識別情報を受信すると、第二の記憶手段に記憶された端末を識別する端末識別情報及び受信した鍵識別情報を識別情報として、サーバ装置へ送信するステップとを実行し、サーバ装置にて、識別情報を端末装置から受信するステップと、受信した識別情報と、第三の記憶手段に記憶された鍵の解錠の権限に関する権限情報とを照合し、端末装置の権限の有無を判定するステップと、権限を有すると判定された場合に、解錠を認める解錠情報を端末装置へ送信するステップとを実行し、端末装置にて、さらに、解錠情報をサーバ装置から受信するステップと、受信した解錠情報を鍵開閉装置へ送信するステップとを実行し、鍵開閉装置にて、さらに、解錠情報を端末装置から受信するステップと、解錠情報を受信すると、鍵を開けるステップとを実行する解錠方法に関する。
本発明は、サーバ装置及び鍵を自動で開閉する鍵開閉装置と通信により接続が可能な端末装置であって、端末を識別する端末識別情報を記憶する端末識別情報記憶手段と、鍵識別情報を鍵開閉装置から受信する鍵識別情報受信手段と、鍵識別情報受信手段により鍵識別情報を受信すると、端末識別情報記憶手段に記憶された端末識別情報及び受信した鍵識別情報を識別情報として、サーバ装置へ送信する識別情報送信手段と、サーバ装置において、受信した識別情報とサーバ装置にて記憶された権限情報とを照合し、鍵の解錠の権限を有すると判定された場合に送信される解錠情報を、サーバ装置から受信する解錠情報受信手段と、受信した解錠情報を鍵開閉装置へ送信する解錠情報送信手段とを備える端末装置に関する。
本発明によれば、セキュリティー上の問題もなく、簡便な方法で、第三者に鍵を開けるための権限を付与することができる。
本発明の実施の形態に係る電子錠システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るサーバ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る端末装置と鍵開閉装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る解錠処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態に係る権限情報テーブルを表す図である。 本発明の実施の形態に係る専用アプリケーションの自動起動処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態にかかる権限付与システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる権限付与処理のフローチャートを示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。以下で説明するフローチャートを構成する各処理の順序は、処理内容に矛盾や不整合が生じない範囲で順不同である。
図1は、本発明の実施の形態に係る電子錠システムの構成を示すブロック図である。図示するように、電子錠システムは、サーバ装置1と、端末装置3と、鍵開閉装置4と、通信ネットワーク2とから構成される。サーバ装置1と端末装置3は、通信ネットワーク2を介してサーバ装置1と接続されている。端末装置3は、サーバ装置1と常時接続されていなくてもよく、必要に応じて、接続が可能であればよい。端末装置3は、鍵開閉装置4と所定の距離以内に近づくことにより通信が可能となる。
図2は、本発明の実施の形態に係るサーバ装置の構成を示すブロック図である。サーバ装置1は、制御部11、RAM12、記憶領域13及び通信インターフェイス14を備え、それぞれ内部バスにより接続されている。制御部11は、CPUやROMから構成され、HDDやSSD等の記憶領域13に格納されたプログラムを実行し、サーバ装置1の制御を行なう。また、制御部11は時間を計時する内部タイマを備えている。RAM12は、制御部11のワークエリアである。
記憶領域13には、鍵の解錠の権限に関する権限情報が記憶されている。制御部11は、通信インターフェイス14により端末装置3から受信した識別情報と、記憶領域13に記憶された権限情報とを照合し、端末装置3の権限の有無を判定する。端末装置3が権限を有すると判定された場合は、通信インターフェイス14により、鍵開閉装置4による解錠を認める解錠情報が端末装置3へ送信される。
図3は、本発明の実施の形態に係る端末装置と鍵開閉装置の構成を示すブロック図である。端末装置3は、鍵を解錠することを一時的に認められた代理者が有する端末装置であり、例えば、携帯電話やスマートフォンなどが挙げられる。端末装置3は、制御部31、RAM32、表示部33、ストレージ35、入力部36及び通信インターフェイス37からなり、それぞれ内部バスにより接続されている。
制御部31は、CPUやROMから構成される。制御部31は、ストレージ35に格納されたプログラムを実行し、クライアント装置3の制御を行なう。また、制御部31は時間を計時する内部タイマを備えている。RAM32は、制御部31のワークエリアである。ストレージ35は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。制御部31は、鍵開閉装置4の解錠に必要なプログラム及びデータをRAM32から読み出して処理を行なう。
表示装置33は表示画面34を有している。制御部31は描画命令を出力し、表示画面34に画像を表示するためのビデオ信号を出力する。入力部36は、例えば、ボタンやタッチパネル式の表示画面から構成される。ユーザによる入力部36からの入力情報はRAM32に格納され、制御部31は入力情報をもとに各種の演算処理を実行する。また、通信インターフェイス37は、Bluetooth(登録商標)37aや通信アンテナ37b、GPS37cを備えている。
端末装置3は、通信アンテナ37bにより通信ネットワーク2に接続が可能であり、サーバ装置1との間で情報の送受信を行う。例えば、端末装置3を識別する端末識別情報と、鍵開閉装置4から受信した鍵識別情報をサーバ装置1に送信し、サーバ装置1から解錠情報を受信する。また、端末装置3は、Bluetooth(登録商標)37aにより鍵開閉装置4から鍵識別情報を受信し、鍵開閉装置4へサーバ装置1から受信した解錠情報を送信する。端末装置3と鍵開閉装置4との通信方式として、Bluetooth(登録商標)を採用することで、他の通信方式を採用した場合と比べて、鍵開閉装置4において電力の消費を抑え、バッテリーを長持ちさせることができる。そのため、バッテリー交換などのメンテナンスの頻度を少なくすることができる。また、GPS37cにより端末装置3の位置を特定することもできる。
鍵開閉装置4は、ドアの鍵機構そのものとしてドアに設置されたものであってもよく、通常の鍵付ドアに外付けで設置されたものであってもよい。新設のドアの鍵として鍵開閉装置4を取り付けるのではなく、既存の鍵の取り付けられたドアに設置することが可能であるので、より低いコストで、本発明の電子錠システムを導入することができる。鍵開閉装置4には、装置ごとに識別が可能な鍵識別情報が付与されている。
鍵開閉装置4は、制御装置41、通信インターフェイス42、バッテリー43及び鍵開閉部44を備え、それぞれ内部バスにより接続されている。制御装置41は、鍵開閉部44による鍵の開閉を制御するものであり、端末装置3から解錠情報を受信することで、鍵開閉部44へ解錠の実行要求を出力する。通信インターフェイス42は、鍵開閉装置4を識別する鍵識別情報を端末装置3へ送信し、解錠情報を端末装置3から受信する。バッテリー43は、制御装置41、通信インターフェイス42及び鍵開閉部44に電力を供給する。鍵開閉部44は、鍵の開閉を実行する機能を有する。
次に、本発明の電子錠システムにおける解錠処理について説明する。図4は、本発明の実施の形態に係る解錠処理のフローチャートを示す図である。鍵を解錠することを一時的に認められた代理者が、代理者の端末装置であるとして予め登録を行った端末装置を所持し、鍵開閉装置4と、Bluetooth(登録商標)による通信が可能な距離に近づくことで、解錠処理が開始される。なお、ここでは、端末装置3と鍵開閉装置4の通信はBluetooth(登録商標)により行われるとしたが、通信方式は、これに限定されるわけではなく、適宜選択することが可能である。
まず、鍵開閉装置4を一意に特定することのできる鍵識別情報が、鍵開閉装置4から端末装置3へ送信される(ステップS1)。端末装置3にて鍵識別情報が受信されると(ステップS2)、端末装置3を一意に特定することのできる端末識別情報及び受信した鍵識別情報が、識別情報としてサーバ装置1へ送信される(ステップS3)。
サーバ装置1にて識別情報を受信すると(ステップS4)、サーバ装置1の記憶領域13に設定された権限情報テーブルを参照し、受信した端末識別情報と鍵識別情報が、鍵を解錠するための権限を有しているか否かの判定が行われる(ステップS5)。
図5は、本発明の実施の形態に係る権限情報テーブルを表す図である。鍵の所有者が、一時的に代理者に対して解錠を認める場合に、権限を付与する旨の登録を事前に行うことで、この代理者に対して解錠を認める権限が付与される。権限情報テーブル50は、代理者に対して認められる権限の内容が記憶されたものである。
権限情報テーブル50は、それぞれの権限ナンバー51と関連付けて、鍵識別ID52、端末ID53、開始時間54及び終了時間55が記憶されている。鍵識別ID52は、鍵識別情報に対応するものであり、鍵開閉装置4を一意に特定することのできるものである。端末ID53は、端末識別情報に対応するものであり、端末装置3を一意に特定することのできるものである。開始時間54は、権限の有効期間が開始される時間を特定するものであり、終了時間55は、権限の有効期間が終了する時間を特定するものである。例えば、権限ナンバー「00001」では、鍵識別情報として「ABC001」を有する鍵開閉装置4について、端末識別情報として「X01」を有する端末装置3が2014年10月1日10時から2014年10月1日16時まで、解錠のための権限を有している。
ステップS5における判定では、端末装置3から受信した鍵識別情報及び端末識別情報の両方が、同じ権限ナンバー51の鍵識別ID52及び端末ID53と一致する場合に、権限を有すると判定される。端末装置3から受信した鍵識別情報と端末識別情報のいずれかが、鍵識別ID52又は端末ID53と一致しない場合は、権限を有しないと判定される。また、端末装置3から受信した端末識別情報及び鍵識別情報が、同じ権限ナンバー51の鍵識別ID52及び端末ID53と一致していた場合であっても、サーバ装置1が識別情報を受信した時間が、開始時間54から終了時間55までである場合にのみ、権限を有していると判定される。サーバ装置1が識別情報を受信した時間が、開始時間54よりも前であったり、終了時間55よりも後である場合は、権限を有していないと判定される。このように、権限に有効期間を設定することができるため、権限を付与された人が鍵を解錠することができるのは、有効期間内のみであり、セキュリティーの観点から好ましい。
サーバ装置1にて受信した識別情報が、解錠のための権限を有したものではないと判定された場合は(ステップS5においてNO)、解錠されることなく、処理は終了する。一方、サーバ装置1にて受信した識別情報が、解錠のための権限を有したものであると判定された場合は(ステップS5においてYES)、鍵開閉装置4による解錠を認める解錠情報が端末装置3へ送信される(ステップS6)。
サーバ装置1から送信された解錠情報を端末装置3にて受信すると(ステップS7)、該解錠情報が鍵開閉装置4に送信される(ステップS8)。鍵開閉装置4にて解錠情報を受信すると(ステップS9)、鍵開閉部44により鍵が開けられる(ステップS10)。
鍵開閉装置4は、既存の鍵付のドアの室内側に設置することができる。ドアの室内側には、錠の開け閉めを行うサムターンが設置されており、サムターンのつまみを回すことで、施錠と解錠が可能となる。サムターンのつまみには、鍵開閉部44に設けられたモーターと連動して回転する固定具が固定されている。ステップS9にて鍵開閉装置4が解錠情報を受信すると、モーターが駆動し、モーターの回転軸が所定の角度で回転する。該回転軸の回転に連動して、サムターンのつまみに固定された固定具が回転し、結果として、サムターンのつまみが回転して、解錠が行われる。
また、解錠が行われた後であっても、鍵開閉装置4から信号は発信されており、端末装置3にて信号を受信すると、端末装置3から鍵開閉装置4へ信号を送信する。ただし、利用者が室内に入り、鍵開閉装置4と端末装置3との距離が離れることで、端末装置3にて受信される信号の強度が、所定の強度よりも弱くなった場合は、端末装置3は鍵開閉装置4に信号を返信しない。鍵開閉装置4において端末装置3からの信号が検知されない場合に、鍵開閉部44により施錠される。
また、端末装置3から鍵開閉装置4へ解錠情報を送信した場合は、この送信履歴を鍵開閉部44による解錠の履歴として管理することができる。この解錠の履歴から、入退室の履歴を把握することが可能である。端末装置3から鍵開閉装置4へ解錠情報を送信した場合は、その送信履歴がサーバ装置1に送信され、サーバ装置1にて管理される。
ところで、端末装置3において専用のアプリケーション(以下、専用アプリともいう)を利用することにより、ステップS2にて鍵開閉装置4から鍵識別情報を受信した後、ステップS3にてサーバ装置1へ識別情報を送信するまでの処理、及び、ステップS7にてサーバ装置1から解錠情報を受信した後、ステップS8にて鍵開閉装置4へ解錠情報を送信するまでの処理を、自動的に実行することが可能となる。この専用アプリは、鍵開閉装置4から鍵識別情報を受信することで、自動的に起動する。そのため、端末装置3を操作することなく、解錠することができる。
次に、端末装置3における専用アプリケーションの自動起動処理について説明する。なお、本発明の電子錠システムにおいて専用アプリケーションの自動起動処理を適用するか否かは、適宜選択できる事項であり、自動起動処理を適用せずに、本発明の電子錠システムを設計することも可能である。図6は、本発明の実施の形態に係る専用アプリケーションの自動起動処理のフローチャートを示す図である。まず、鍵開閉装置4から端末装置3へ鍵識別情報が送信され(ステップS1)、端末装置3にて鍵識別情報が受信される(ステップS2)。ステップS1の鍵識別情報の送信は、近くに端末装置3が存在するか否かにかかわらず、例えば、数秒に1回の頻度で、鍵識別情報が定期的に発信されることにより行われる。鍵識別情報の発信距離には限界があるため、端末装置3が鍵開閉装置4から所定の距離以内に近づくことで、発信された鍵識別情報が端末装置3に検知され、端末装置3が鍵識別情報を受信したこととなる。
ステップS2において鍵識別情報が受信されると、鍵識別情報として受信した信号が、所定の強度以上のものであるか否かの判定が行われる(ステップS21)。信号の強度が所定の強度よりも弱い場合は(ステップS21にてNO)、専用アプリが起動することなく処理は終了する。鍵識別情報として受信する信号の強度が所定の強度よりも弱いのは、鍵開閉装置4と端末装置3の距離が離れているためである。そこで、信号の強度が所定の強度よりも弱い場合は専用アプリが起動せずに、識別情報が送信されないような構成とすることで、端末装置3を有する利用者がドアの近くにいないのに、鍵が開いてしまうのを防ぐことができる。
受信した信号の強度が所定の強度以上である場合は(ステップS21にてYES)、特に操作をすることなく、専用アプリが起動され(ステップS22)、端末装置3の端末識別情報及び受信した鍵識別情報が識別情報としてサーバ装置1へ送信される(ステップS3)。ステップS3以降は、図4で示したステップS4からの処理が引き続き実行される。なお、端末識別情報は、事前に専用アプリに登録することができる。
次に、本発明の電子錠システムにおいて、鍵の所有者である依頼者が、端末装置3を所有する代理者に鍵を解錠するための権限を付与する際における、権限付与システムについて説明する。権限付与システムは、電子錠システムを運営する事業者が、例えば、家事代行スタッフ、ベビーシッターやホームヘルパーを派遣する事業者等と連携し、これらの派遣事業者が運営するウェブサイトを通じて、依頼者に、家事代行スタッフ等のサービス提供者(代理者)に対して鍵を解錠するための権限を付与させることができる。
図7は、本発明の実施の形態にかかる権限付与システムの構成を示すブロック図である。権限付与システムは、サーバ装置1と、端末装置3と、鍵開閉装置4と、依頼用端末装置6と、依頼用サーバ装置7とから構成される。依頼用端末装置6は、通信ネットワーク2を介して依頼用サーバ装置7と接続されている。また、依頼用サーバ装置7は、通信ネットワークを介してサーバ装置1と接続されている。依頼用サーバ装置7は、依頼用端末装置6及びサーバ装置1と常時接続されていなくてもよく、必要に応じて、接続が可能であればよい。
サーバ装置1は、電子錠システムを運営する事業者が管理するものであり、権限の管理と、代理者が有する端末装置3への権限の付与を実行するものである。依頼用端末装置6は、鍵の所有者である依頼者によって操作される。依頼用サーバ装置7は、例えば、家事代行スタッフ等を派遣する事業者等によって運営されるもので、依頼者は、依頼用端末装置6から、これらの事業者が運営するウェブサイトを介して依頼用サーバ装置7へアクセスすることができる。
ウェブサイトにおいて、年齢や性別、経歴、資格等を参考にしながら、希望する家事代行スタッフ等を選択し、鍵を解錠するための権限の有効期間等を入力する。依頼者によって入力された情報をもとに、権限を付与するための権限情報(依頼者が所有する鍵開閉装置4の鍵識別ID、選択された代理者が所有する端末装置3の端末ID、権限の有効期間など)が、依頼用端末装置7からサーバ装置1へ送信される。サーバ装置1にて権限情報を受け付けると、サーバ装置1の権限管理テーブル50に登録が行われる。
なお、ここでは、依頼者からの権限付与の依頼を受け付ける依頼用サーバ装置7と、権限を付与し、権限を管理するサーバ装置1が、それぞれ別のサーバ装置であるとして記載をしたが、依頼者からの権限付与の依頼を受け付け、権限を付与し、権限を管理する機能を1つのサーバ装置にて実行できるような構成とすることもできる。
次に、権限付与処理について説明する。図8は、本発明の実施の形態に係る権限付与処理のフローチャートを示す図である。依頼用端末装置6にて、希望する家事代行スタッフ等の代理者を選択するため、依頼用サーバ装置7へ代理者情報要求を送信する(ステップS31)。依頼用サーバ装置7にて代理者情報要求を受信すると(ステップS32)、代理者情報が依頼用端末装置6へ送信される(ステップS33)。代理者情報には、複数の代理者について、氏名、性別、年齢、経歴、資格等の情報が含まれる。
依頼用端末装置6にて代理者情報を受信すると(ステップS34)、依頼者の入力操作により代理者が選択される(ステップS35)。次に、依頼者の入力操作により、権限を付与する鍵開閉装置4の選択、権限の有効期間の入力などの権限情報の入力がされる(ステップS36)。選択された代理者、権限を付与する鍵開閉装置、権限の有効期間などの権限情報が、依頼用端末装置6から依頼用サーバ装置7へ送信される(ステップS37)。依頼用サーバ装置7にて権限情報を受信すると(ステップS38)、依頼用サーバ装置7からサーバ装置1へ権限情報が送信される(ステップS39)。
サーバ装置1にて権限情報を受信すると(ステップS40)、受信した権限情報が、権限情報テーブル50に登録される(ステップS41)。権限情報テーブル50への登録の際には、新たに、権限ナンバー51が追加され、追加された権限ナンバー51と関連付けて、鍵識別ID52、端末ID53、開始時間54及び終了時間55が登録される。ステップS35にて選択された代理者が所有する端末装置3の端末識別情報が端末ID53として、ステップS36にて選択された鍵開閉装置4の鍵識別情報が鍵識別ID52として、ステップS36にて入力された権限の有効期間が開始時間54及び終了時間55として、権限情報テーブル50に登録される。
本発明の電子錠システムは、鍵が設置されるドアや扉であれば、その用途等に限定されずに使用することができる。例えば、マンション、戸建て住宅、商業用ビルなどのドアや、金庫の扉等に適用することができる。
1 サーバ装置
11 制御部
12 RAM
13 記憶領域
14 通信インターフェイス
2 通信ネットワーク
3 端末装置
31 制御部
32 RAM
33 表示部
34 表示画面
35 ストレージ
36 入力部
37 通信インターフェイス
4 鍵開閉装置
41 制御装置
42 通信インターフェイス
43 バッテリー
44 鍵開閉部
50 権限情報テーブル
6 依頼用端末装置
7 依頼用サーバ装置

Claims (6)

  1. サーバ装置と、サーバ装置と通信により接続が可能な端末装置と、端末装置と通信が可能な、鍵を自動で開閉する鍵開閉装置とを有する電子錠システムであって、
    鍵開閉装置が、
    鍵開閉装置を識別する鍵識別情報を記憶する鍵識別情報記憶手段と、
    記憶した鍵識別情報を端末装置へ送信する鍵識別情報送信手段と
    を備え、
    端末装置が、
    端末を識別する端末識別情報を記憶する端末識別情報記憶手段と、
    鍵識別情報を鍵開閉装置から受信する鍵識別情報受信手段と、
    鍵識別情報受信手段により鍵識別情報を受信すると、端末識別情報記憶手段に記憶された端末識別情報及び受信した鍵識別情報を識別情報として、サーバ装置へ送信する識別情報送信手段と
    を備え、
    サーバ装置が、
    鍵の解錠の権限に関する権限情報を記憶する権限記憶手段と、
    識別情報を端末装置から受信する識別情報受信手段と、
    識別情報受信手段により受信した識別情報と権限記憶手段に記憶された権限情報とを照合し、端末装置の権限の有無を判定する権限判定手段と、
    権限判定手段により権限を有すると判定された場合に、解錠を認める解錠情報を端末装置へ送信する第一の解錠情報送信手段と
    を備え、
    端末装置が、さらに、
    解錠情報をサーバ装置から受信する第一の解錠情報受信手段と、
    受信した解錠情報を鍵開閉装置へ送信する第二の解錠情報送信手段と
    を備え、
    鍵開閉装置が、さらに、
    解錠情報を端末装置から受信する第二の解錠情報受信手段と、
    第二の解錠情報受信手段により解錠情報を受信すると、鍵を開ける解錠手段と
    を備え、
    鍵開閉装置が、鍵の取り付けられた設備の室内側に対して設置されたものであり、解錠手段が、該設備の室内側に設置されたサムターンのつまみを回転させることで、該鍵を開けるものであり、
    端末装置と鍵開閉装置との通信がBluetooth(登録商標)による通信である電子錠システム。
  2. 権限に有効期間が設定されている、請求項1に記載の電子錠システム。
  3. サーバ装置が、他のサーバ装置と通信することが可能であり、
    権限記憶手段に記憶された権限情報が、他のサーバ装置から通信により取得した情報又は該情報により生成される情報である請求項1又は2に記載の電子錠システム。
  4. 権限記憶手段に記憶された権限情報を、他の端末装置から設定することが可能である、請求項1〜3のいずれかに記載の電子錠システム。
  5. 鍵識別情報受信手段において受信した鍵識別情報の信号の強度が所定の強度以上である場合に、識別情報送信手段がサーバ装置へ識別情報を送信する、請求項1〜4のいずれかに記載の電子錠システム。
  6. サーバ装置と、サーバ装置と通信により接続が可能な端末装置と、端末装置と通信が可能な、鍵を自動で開閉する鍵開閉装置とを有する電子錠システムにおいて実行される解錠方法であって、
    鍵開閉装置にて、
    第一の記憶手段に記憶された鍵開閉装置を識別する鍵識別情報を端末装置へ送信するステップを実行し、
    端末装置にて、
    鍵識別情報を鍵開閉装置から受信するステップと、
    鍵識別情報を受信すると、第二の記憶手段に記憶された端末を識別する端末識別情報及び受信した鍵識別情報を識別情報として、サーバ装置へ送信するステップと
    を実行し、
    サーバ装置にて、
    識別情報を端末装置から受信するステップと、
    受信した識別情報と、第三の記憶手段に記憶された鍵の解錠の権限に関する権限情報とを照合し、端末装置の権限の有無を判定するステップと、
    権限を有すると判定された場合に、解錠を認める解錠情報を端末装置へ送信するステップと
    を実行し、
    端末装置にて、さらに、
    解錠情報をサーバ装置から受信するステップと、
    受信した解錠情報を鍵開閉装置へ送信するステップと
    を実行し、
    鍵開閉装置にて、さらに、
    解錠情報を端末装置から受信するステップと、
    解錠情報を受信すると、鍵を開けるステップと
    を実行し、
    鍵開閉装置が、鍵の取り付けられた設備の室内側に対して設置されたものであり、前記鍵を開けるステップが、該設備の室内側に設置されたサムターンのつまみを回転させることで、該鍵を開けるものであり、
    端末装置と鍵開閉装置との通信がBluetooth(登録商標)による通信である解錠方法。
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