JP6055171B2 - 偏光板ロールおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
しかし、プロテクトフィルムの側縁部近傍を切断すると、工程数が増加し、歩留りも低下する。
しかし、未塗工領域の全面に塗工層を設けると、プロテクトフィルムからはみ出した余分な塗工層によって製造設備等が汚染されるという問題がある。
(1)表面にプロテクトフィルムが剥離可能に貼合されている長尺の偏光板と、この偏光板を外周面にロール状に巻取っている円筒状または円柱状の巻芯部と、を備る偏光板ロールであって、前記プロテクトフィルムは、片面の中央部に粘着剤を含有する塗工層が設けられており、この塗工層を介して前記偏光板の表面に剥離可能に貼合されているとともに、前記片面の側縁部近傍に前記塗工層が設けられていない未塗工領域を有し、この未塗工領域が少なくなるように、前記塗工層の側縁部が前記プロテクトフィルムの側縁部に向かって延設されており、かつ延設されている塗工層の側縁部がプロテクトフィルムの側縁部よりも前記片面の中央部側に位置していることを特徴とする偏光板ロール。
(2)前記プロテクトフィルムの幅方向において、前記延設されている塗工層の側縁部と、前記プロテクトフィルムの側縁部との間の距離Lが、2〜11mmである前記(1)記載の偏光板ロール。
(3)前記巻芯部の直径が、55〜170mmである前記(1)または(2)記載の偏光板ロール。
(4)前記(1)〜(3)のいずれかに記載の偏光板ロールにおける前記プロテクトフィルムが表面に剥離可能に貼合されている長尺の偏光板を、円筒状または円柱状の巻芯部の外周面にロール状に巻取ることを特徴とする偏光板ロールの製造方法。
(5)前記長尺の偏光板を前記巻芯部の外周面にロール状に巻取る過程において、直径が55〜170mmであるガイドロールを用いる前記(4)記載の偏光板ロールの製造方法。
厚さ20μmの偏光フィルムの両面に、各厚さが80μmである保護フィルムが貼合されてなる、長さ1000mm、幅1330mmの偏光板を用いた。
厚さ38μmのポリエチレンテレフタレート樹脂の片面中央部に、厚さ24μmの塗工層が設けられてなる、長さ1000mm、幅1320mmのプロテクトフィルムを用いた。このプロテクトフィルムの片面における両側縁部近傍には、塗工層が設けられていない未塗工領域が形成されている。プロテクトフィルムの幅方向において、延設させていない塗工層の側縁部と、プロテクトフィルムの側縁部との間の距離は、5mmである。
まず、上述したプロテクトフィルムにおける塗工層を、プロテクトフィルムの側縁部に向かって延設させた。具体的には、プロテクトフィルムの幅方向において、塗工層の延設されている側縁部と、プロテクトフィルムの側縁部との間の距離Lが、表1に示す値となるように、塗工層をプロテクトフィルムの側縁部に向かって延設させた。次いで、この塗工層を介してプロテクトフィルムを上述した偏光板の片面に貼合し、プロテクトフィルム付き偏光板を得た(表1中の試料No.1〜4)。
得られた各プロテクトフィルム付き偏光板について、プロテクトフィルムの浮き欠陥を評価した。評価方法を以下に示すとともに、その結果を表1に示す。
プロテクトフィルムが貼合されている偏光板の表面を、表1に示す直径を有するポリ塩化ビニル樹脂製のロールの外周面に接触させ、プロテクトフィルム付き偏光板をロールの外周面に沿わせて湾曲させた際に、プロテクトフィルムの浮き欠陥が発生するか否かを、目視観察して評価した。
○:プロテクトフィルムの浮き欠陥が発生しなかった。
×:プロテクトフィルムの浮き欠陥が発生した。
2 偏光板
2a 表面
3 プロテクトフィルム
3a 片面
3b 側縁部
31 塗工層
31a,31b 側縁部
32 未塗工領域
Claims (5)
- 表面にプロテクトフィルムが剥離可能に貼合されている長尺の偏光板と、
この偏光板を外周面にロール状に巻取っている円筒状または円柱状の巻芯部と、
を備える偏光板ロールであって、
前記長尺の偏光板の幅は、前記プロテクトフィルムの幅と同じか広く、
前記プロテクトフィルムの片面と前記偏光板の表面とが、粘着剤を含有する塗工層を介して剥離可能に貼合されており、
前記プロテクトフィルムの幅方向両側の縁部近傍にそれぞれ前記塗工層が設けられていない未塗工領域を長尺である前記偏光板の長手方向に連続して有し、
前記それぞれの未塗工領域が形成されている前記塗工層の側縁部と、前記プロテクトフィルムの側縁部との間の距離Lが2〜6mmであることを特徴とする偏光板ロール。 - 前記巻芯部の直径が、55〜170mmである請求項1に記載の偏光板ロール
- 前記巻芯部の直径が、55〜120mmである請求項2に記載の偏光板ロール。
- 請求項1〜3の何れかに記載された偏光板ロールの製造方法であって、
プロテクトフィルムの片面の中央部に粘着剤を含有する塗工層を設け、
その際、前記塗工層は、前記片面の幅方向両側の側縁部近傍に前記塗工層が設けられていない未塗工領域を長尺である前記偏光板の長手方向に連続して有し、
前記未塗工領域を形成する前記塗工層の側縁部と、前記プロテクトフィルムの側縁部との間の距離Lを2〜6mmとし、
前記プロテクトフィルムを、この塗工層を介して偏光板の表面に剥離可能に貼合し、
前記プロテクトフィルムが表面に剥離可能に貼合されている長尺の偏光板を、円筒状または円柱状の巻芯部の外周面にロール状に巻取ることを特徴とする偏光板ロールの製造方法。 - 前記長尺の偏光板を前記巻芯部の外周面にロール状に巻取る過程において、直径が55〜170mmであるガイドロールを用いる請求項4に記載の偏光板ロールの製造方法。
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