JP6054215B2 - 射出成形機、および射出成形機の設定支援装置 - Google Patents

射出成形機、および射出成形機の設定支援装置 Download PDF

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Description

本発明は、射出成形機、および射出成形機の設定支援装置に関する。
射出成形機は、シリンダと、シリンダ内に成形材料を供給する材料供給部と、シリンダ内において回転自在に且つ進退自在に配設されるスクリュとを備える。スクリュに形成される螺旋状の溝内に供給された成形材料は、スクリュの回転に伴って前方に送られる。シリンダの外周には複数のバンドヒータが設けられ、複数のバンドヒータの熱はシリンダに伝わりシリンダ内を前進する成形材料を徐々に溶融させる。溶融させた成形材料がスクリュの前方に送られ、シリンダ前部に蓄積されるにつれ、スクリュが後退させられる。その後、スクリュが前進させられると、スクリュの前方に蓄積された成形材料は、シリンダの先端部に形成されるノズルから射出され、金型装置のキャビティ空間に充填される。充填された成形材料を固化させることによって成形品が得られる(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−351661号公報
従来、成形条件はユーザの経験や勘などに頼って試行錯誤で設定され、条件出しに時間がかかることがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、成形条件の設定を支援できる射出成形機の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
シリンダと、
該シリンダ内に成形材料を供給する材料供給部と、
前記シリンダ内において回転自在に且つ軸方向に進退自在に配設されるスクリュと、
成形条件の設定を支援する設定支援装置とを備え、
前記材料供給部は、前記スクリュの回転と同期して、指令値に応じた供給速度で前記シリンダ内に成形材料を供給するものであり、
前記設定支援装置は、前記スクリュに形成される溝に沿って送られる成形材料の前記スクリュにおける圧力上昇位置を決める複数の成形条件のうちの前記スクリュの回転数および前記供給速度の一方に基づいて、前記圧力上昇位置が目標位置となる、前記回転数および前記供給速度の他方を算出する、射出成形機が提供される。
本発明の一態様によれば、成形条件の設定を支援できる射出成形機が得られる。
本発明の一実施形態の射出成形機を示す図である。 図1の駆動装置を示す図である。 図1のスクリュに形成される螺旋状の溝に沿って送られる成形材料の圧力分布の一例を示す図である。 本発明の一実施形態による設定支援装置の処理の一例を示す図である。 設定支援装置によって測定される射出圧と射出速度との関係の一例を示す図である。 設定支援装置によって測定される成形材料の粘度特性(せん断応力とせん断速度との関係)の一例を示す図である。 本発明の一実施形態による設定支援装置の処理の別の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。以下、充填工程におけるスクリュの移動方向を前方とし、計量工程におけるスクリュの移動方向を後方として説明する。
射出成形機は、固定金型および可動金型で構成される金型装置を閉じる型閉じ工程、金型装置を締める型締め工程、金型装置内に溶融した成形材料を流し込む充填工程、流し込んだ成形材料に圧力をかける保圧工程、保圧工程後に金型装置内で成形材料を固化させる冷却工程、次の成形品のための成形材料を計量する計量工程、金型装置を開く型開き工程、および型開き後の金型装置から成形品を突き出す突き出し工程を1サイクルとし、成形品を繰り返し製造する。成形サイクルの短縮のため、計量工程は、冷却工程の間に行われてよい。
図1は、本発明の一実施形態の射出成形機を示す図である。射出成形機2は、型締装置および射出装置10を有する。型締装置は、固定金型が取り付けられる固定プラテン、および可動金型が取り付けられる可動プラテンを備え、可動プラテンを進退させ、可動金型を固定金型に接離させることによって型閉じ、型締めおよび型開きを行う。型締装置は、電動モータおよびトグル機構を用いたトグル式、流体圧シリンダを用いた直圧式、リニアモータおよび電磁石を用いた電磁式のいずれでもよく、その方式は特に限定されない。
射出装置10は、シリンダ11と、シリンダ11内に成形材料(例えば樹脂ペレット)を供給する材料供給部81と、シリンダ11内において回転自在に且つ軸方向に進退自在に配設されたスクリュ20とを備える。
スクリュ20は、スクリュ本体21と、該スクリュ本体21より前方に配設された射出部22とからなり、後端の軸部51を介して駆動装置60と連結される。スクリュ本体21は、フライト部23、およびフライト部23の前端に配設された圧力部24を備える。
フライト部23は、棒状の本体部23a、および該本体部23aの外周面に突出させて形成された螺旋状のフライト23bを備え、該フライト23bに沿って螺旋状の溝26が形成される。フライト部23の後端から前端にかけて、溝26の深さは一定であってよく、スクリュ圧縮比が一定であってよい。
圧力部24は、棒状の本体部23aよりも外径の大きい円柱部で構成されてよい。本体部23aと円柱部との間には、本体部23aから円柱部にかけて外径が徐々に大きくなる図示されない円錐台状の傾斜部が設けられてもよく、傾斜部および円柱部で圧力部24が構成されてもよい。
尚、圧力部24を配設することなく、スクリュ本体21の全体にわたってフライト部を形成してもよい。スクリュ本体21は後端から前端にかけて、成形材料が供給される供給部、供給された成形材料を圧縮させながら溶融させる圧縮部、溶融された成形材料を一定量ずつ計量する計量部として区別されてもよい。この場合、螺旋状の溝の深さは、供給部で深く、計量部で浅く、圧縮部において前方に向かうほど浅くなる。
射出部22は、先端に円錐形の部位を備えたヘッド部31、該ヘッド部31の後方に隣接させて形成されたロッド部32、該ロッド部32の周囲に配設された逆止リング33、および圧力部24の前端に取り付けられたシールリング(チェックリング)34からなる。
計量工程時に、スクリュ20の後退に伴って、ロッド部32に対して逆止リング33が前方に移動させられ、シールリング34から離されると、射出部22の後方から前方に成形材料が送られる。また、射出工程時に、スクリュ20の前進に伴って、逆止リング33がロッド部32に対して後方に移動させられ、シールリング34に当接させられると、成形材料の逆流が防止される。
材料供給部81は、コントローラ40からの指令値に応じた供給速度でシリンダ11内に成形材料を供給する。シリンダ11の後部に、成形材料供給口14が形成される。
材料供給部81は、成形材料(例えば樹脂ペレット)を収容するホッパ82、ホッパ82の下端から水平方向に延在するフィードシリンダ83、フィードシリンダ83の前端から下方に延在する筒状の案内部84、フィードシリンダ83内において回転自在に配設されたフィードスクリュ85、およびフィードスクリュ85を回転させるフィードモータ86などを備える。尚、フィードシリンダ83は、必ずしも水平方向に延在する必要はなく、例えば水平方向に対して斜めに延在してもよく、出口側が入口側よりも高くてもよい。
ホッパ82内からフィードシリンダ83内に供給された成形材料は、フィードスクリュ85の回転に伴ってフィードスクリュ85に形成される螺旋状の溝に沿って前進させられる。フィードスクリュ85の前端から案内部84内に送られた成形材料は、案内部84内を落下し、シリンダ11内に供給される。尚、フィードシリンダ83内に供給された成形材料は、図示されないヒータによって加熱(予熱)されてもよい。この際、成形材料は、溶融することがない温度、例えば、ガラス転移点以下の所定の温度に予熱されてよい。
図2は、図1の駆動装置を示す図である。駆動装置60は、シリンダ11内においてスクリュ20を回転させる計量モータ61を含む。計量モータ61は、サーボモータであってよい。計量モータ61は、サポートフレームFrに固定される固定子62、および固定子62の内側に配設される筒状の回転子63を含む。回転子63の後端に固定されるスプラインナット64は、回転部材65とスプライン結合される。つまり、回転部材65は、スプラインナット64と共に回転自在、且つ、スプラインナット64に対して進退自在となっている。回転部材65は、スクリュ20の軸部51の後端にカップリング52を介して連結される連結体66と、連結体66にボルトなどで固定される支持体67とで構成される。支持体67の外周には、スプラインナット64と結合するためのスプライン溝68が形成される。計量モータ61の回転は、回転部材65を介して、軸部51に伝えられ、スクリュ20が回転される。そうすると、フライト部23のフライト23bが動き、フライト部23の溝26内に供給された成形材料が前方に送られる。
駆動装置60は、シリンダ11内においてスクリュ20を軸方向に移動させる射出モータ71を含む。射出モータ71はサーボモータであってよい。射出モータ71は図示されない筒状の出力軸を有し、該出力軸にボールねじ軸72がスプライン結合される。つまり、ボールねじ軸72は、射出モータ71の出力軸と共に回転自在、且つ、射出モータ71の出力軸に対して進退自在となっている。ボールねじ軸72と螺合されるボールねじナット73は、ロードセル74を介してサポートフレームFrに固定される。ロードセル74は、サポートフレームFrと射出モータ71との間に配設され、スクリュ20の背圧(スクリュ20を前方に押す圧力)を検出する。ボールねじ軸72の前端から同軸的に延びるシャフト75は、ベアリングBr1、Br2を介して回転部材65に対して回転自在に且つ進退不能に支持されている。射出モータ71を駆動すると、ボールねじ軸72が回転しながら進退され、回転部材65やスクリュ20が進退される。充填工程でスクリュ20が前進させられるとき、スクリュ20が回転しないように、計量モータ61を駆動して回転部材65の回転を止めてよい。尚、計量モータ61はブレーキ付きのモータでもよく、充填工程においてブレーキの制動力で回転部材65の回転を止めてもよい。
尚、駆動装置60は、シリンダ11内でスクリュ20を回転させたり進退させたりできるものであればよく、その構成は図2の構成に限定されない。例えば、射出モータ71を駆動してスクリュ20を進退させるとき、スクリュ20や回転部材65と共に計量モータ61が進退してもよい。この場合、回転部材65は、計量モータ61の回転子63と一体化されてよい。
次に、図1および図2を再度参照して、射出成形機2の動作について説明する。射出成形機2の動作(例えば射出装置10の動作や材料供給部81の動作)は、コントローラ40によって制御される。コントローラ40は、CPU41、制御プログラムなどを格納するROM42、演算結果などを格納する読書き可能なRAM43、ハードディスクなどの記憶部44、入力インターフェイス、出力インターフェイス、タイマ、およびカウンタなどで構成される。コントローラ40は、ROM42又は記憶部44などに記憶されたプログラムをCPU41で実行させることにより、各種機能を実現する。
計量工程では、計量モータ61を駆動し、スクリュ20を設定回転数で回転させる。このとき、フィードモータ86を駆動し、フィードスクリュ85を設定回転数で回転させてよく、スクリュ20の回転とフィードスクリュ85の回転とは同時に開始されてよい。スクリュ20の設定回転数、フィードスクリュ85の設定回転数は、独立に設定され、スクリュ20の位置や計量開始時からの経過時間などに応じて変更されてもよい。
ホッパ82からフィードシリンダ83内に供給された成形材料は、フィードスクリュ85の回転に伴ってフィードスクリュ85に形成される螺旋状の溝に沿って前進させられる。フィードスクリュ85の前端から案内部84内に送られた成形材料は、案内部84内を落下し、シリンダ11内に供給される。
シリンダ11内に供給された成形材料は、成形材料供給口14で滞留することなく、スクリュ20によって直ちに前方に送られてよい。そのため、スクリュ20の溝26内に成形材料が密に充填されることはなく、溝26内の成形材料の状態は疎の状態(飢餓状態)とされる。よって、材料供給部81による成形材料の供給速度が速くなるほど、スクリュ20によって単位時間当たりに前方に送られる成形材料の量が増える。
シリンダ11内に供給された成形材料は、スクリュ20の回転に伴ってスクリュ20に形成される螺旋状の溝26に沿って前進させられる。シリンダ11の外周には複数のバンドヒータh11〜h13が設けられ、複数のバンドヒータh11〜h13の熱はシリンダ11に伝わりシリンダ11内を前進する成形材料を徐々に溶融させる。溶融させた成形材料がスクリュ20の前方に送られ、シリンダ前部に蓄積されるにつれ、スクリュ20が後退させられる。
計量工程では、スクリュ20の急激な後退を制限すべく、スクリュ20に対して所定の背圧を加えるように、射出モータ71を駆動してよい。スクリュ20が所定位置まで後退し、スクリュ20の前方に所定量の成形材料が蓄積すると、計量モータ61や射出モータ71が駆動停止される。スクリュ20の回転とフィードスクリュ85の回転とは同時に停止されてよい。
このように、スクリュ20の回転とフィードスクリュ85の回転とは、同時に開始され、同時に停止されてよい。つまり、スクリュ20とフィードスクリュ85とは同期して回転されてよい。
充填工程では、射出モータ71を駆動し、スクリュ20を設定速度で前進させ、スクリュ20の前方に蓄積された成形材料を、シリンダの前端に配設されたノズル12から吐出させ、ノズル12と接触する金型装置内のキャビティ空間に充填させる。スクリュ20が所定位置(所謂V/P切換位置)まで前進すると、保圧工程が開始される。尚、充填工程開始からの経過時間が所定時間に達すると、保圧工程が開始されてもよい。スクリュ20の設定速度は、一定でもよいし、スクリュ位置または経過時間に応じて変更してもよい。
保圧工程では、射出モータ71を駆動して、スクリュ20を設定圧力で前方に押し、キャビティ空間における成形材料の冷却による体積収縮分の成形材料を補充する。キャビティ空間の入口(所謂ゲート)が固化した成形材料でシールされ、キャビティ空間からの成形材料の逆流が防止された後、冷却工程が開始される。冷却工程の間に、次の成形品のための成形材料を計量する計量工程が行われてよい。スクリュ20の設定圧力は、一定でもよいし、経過時間などに応じて変更してもよい。
図3は、計量工程において、スクリュに形成される螺旋状の溝に沿って送られる成形材料の圧力分布の一例を示す図である。図3において、S0は圧力部24の前端位置、S1は圧力部24の後端位置(つまり圧力部24とフライト部23との境界位置)、S2はフライト部23における成形材料の圧力上昇位置を表す。
圧力部24の前端位置S0およびその前方では、スクリュ20の背圧と同じ圧力P0が成形材料に作用する。成形材料に作用する圧力は、図3に示すように圧力部24の前端位置S0から圧力部24の後端位置S1にかけて徐々に増え、圧力部24の後端位置S1で最大の圧力P1に達する。成形材料に作用する圧力は、図3に示すように圧力部24の後端位置S1から後方にむけて徐々に減り、フライト部23における成形材料の圧力上昇位置S2で略ゼロとなる。
圧力上昇位置S2は、主に、(1)材料供給部81の供給速度(フィードスクリュ85の回転数)、(2)スクリュ回転による成形材料の送り速度(スクリュ20の回転数)、(3)スクリュ20の寸法、(4)スクリュ20の背圧P0、(5)1ショット容量(1ショットで用いられる成形材料の量)、(6)成形材料の粘度特性(せん断応力とせん断速度との関係)、(7)シリンダ11の寸法、および(8)シリンダ11の温度などで決まる。圧力上昇位置S2は、シリンダ11に対する位置は変わるが、スクリュ20に対する位置はほとんど変わらない。従って、スクリュ20に対する圧力上昇位置は計量工程の間ほとんど変化しない。
(1)材料供給部81の供給速度は、フィードスクリュ85の回転数に比例する。フィードスクリュ85の回転数が大きいほど、材料供給部81の供給速度が速い。その供給速度が速いほど、成形材料の最大圧力P1が高く、フライト部23における圧力勾配が緩やかであり、圧力上昇位置S2が後方にシフトする。
(2)スクリュ回転による成形材料の送り速度は、スクリュ20の回転数に比例する。スクリュ20の回転数が大きいほど、スクリュ回転による成形材料の送り速度が速い。成形材料の送り速度が速いほど、フライト部23における圧力勾配が急であり、圧力上昇位置S2が前方にシフトする。
圧力上昇位置S2が圧力部24の後端位置S1よりも後方の所定範囲内にあると、品質の良い成形品が安定して得られる。
そこで、圧力上昇位置S2が目標位置となる成形条件の設定を支援する設定支援装置としての機能をコントローラ40が有する。尚、設定支援装置は、射出装置10の動作や材料供給部81の動作を制御するコントローラ40と別に設けられてもよく、射出成形機2と別に設けられ射出成形機2と接続されてもよい。
コントローラ40は、圧力上昇位置S2を決める複数の成形条件のうち一部の成形条件に基づいて、圧力上昇位置S2が目標位置となる残りの成形条件を算出する。圧力上昇位置S2を決める複数の成形条件は、例えば上記(1)〜(8)である。算出に用いられる成形条件、および圧力上昇位置S2の目標位置は、予めROM42または記憶部44などに記憶してあってもよいし、入力部45で受け付けてもよい。算出に用いられる成形条件のうち少なくとも1つは、ユーザによる入力部45の入力操作で用意される。
例えば、コントローラ40は、圧力上昇位置S2と、圧力上昇位置S2を決める複数の成形条件との関係を式の形態で記憶し、記憶した式を用いて算出を行う。算出に用いられる式は、記憶部44などの記録媒体に予め格納されたものを読み出して用いる。
コントローラ40は、算出結果を表示部46で表示してよい。尚、本実施形態では入力部45と表示部46とが別に設けられるが、入力部45と表示部46とは一体とされてもよく、例えばタッチパネルで構成されてよい。
次に、図4を参照して、コントローラ40による成形条件の条件だし処理の一例について説明する。図4は、本発明の一実施形態による設定支援装置としてのコントローラの処理の一例を示す図である。
先ず、コントローラ40は、圧力上昇位置S2を決める複数の成形条件のうち(2)スクリュ20の回転数を除く他の成形条件を用意する(ステップS102)。他の成形条件には、(1)材料供給部81の供給速度(フィードスクリュ85の回転数)が含まれる。材料供給部81の供給速度は、ユーザによる入力部45の入力操作で用意してよい。
続いて、コントローラ40は、圧力上昇位置S2が目標位置となるスクリュ20の回転数を算出する(ステップS104)。よって、ユーザの経験や勘などに頼らずに、成形条件が短時間で決まる。
続いて、コントローラ40は、スクリュ20の回転数の算出結果を含む条件で成形材料の粘度特性を測定する(ステップS106)。ステップS102で用意した(6)成形材料の粘度特性の妥当性が確認できる。成形材料の粘度特性は、例えば射出圧と射出速度との関係から求められる。
図5は、設定支援装置によって測定される射出圧と射出速度との関係の一例を示す図である。射出圧と射出速度との関係は、ステップS104で算出した回転数でスクリュ20の前方に蓄積した成形材料を所定の射出速度で射出したときの射出圧を測定することを、射出速度を変えて繰り返し行うことで測定される。射出圧と射出速度との関係から、せん断応力とせん断速度との関係が測定できる。せん断応力は射出圧に比例し、せん断速度は射出速度に比例する。
図6は、設定支援装置によって測定される成形材料の粘度特性(せん断応力とせん断速度との関係)の一例を示す図である。せん断応力とせん断速度との関係は、射出圧と射出速度との関係と同じ傾向を示す。
続いて、コントローラ40は、ステップS106で測定した成形材料の粘度特性を含む成形条件を用意し(ステップS108)、再度、圧力上昇位置S2が目標位置となるスクリュ20の回転数を算出する(ステップS110)。実際の射出成形と同様の条件で測定した粘度特性に基づいて、スクリュ20の回転数を算出するため、信頼性が高い。
続いて、コントローラ40は、スクリュ20の回転数の算出結果が収束しているか否かを調べる(ステップS112)。前回の算出結果と、今回の算出結果との差が許容範囲内か否かで、算出結果が収束しているか否かがわかる。
ステップS112において算出結果が収束していない場合(ステップS112、NO)、ステップS106と同様に、今回の算出結果を含む条件で成形材料の粘度特性を再度測定する(ステップS114)。その後、コントローラ40は、ステップS108に戻り、ステップS114で測定した粘度特性を含む成形条件を用意し、ステップS110以降の処理を再度実行し、スクリュ20の回転数の算出を再度行う。収束判定を行うことで、信頼性がさらに高くなる。
一方、ステップS112において算出結果が収束している場合(ステップS112、YES)、コントローラ40は、ステップS116に進む。
コントローラ40は、スクリュ20の回転数の算出結果が実際の成形条件として適切か否かをチェックする(ステップS116)。例えばコントローラ40は、スクリュ20の回転数が閾値を超えていれば計量モータ61の能力を超えているので不適切とし、スクリュ20の回転数が閾値以下の場合に適切とする。そして、コントローラ40は、チェック結果に基づいて、算出に用いた成形条件の適否を判断する。
ステップS116において算出結果が実際の成形条件として不適切な場合(ステップS116、NO)、コントローラ40は、算出に用いた成形条件を不適切と判断し(ステップS118)、計量時間を冷却時間内で再設定する(ステップS120)。コントローラ40は、計量時間の再設定に伴い、(1)材料供給部81の供給速度(フィードスクリュ85の回転数)を再設定する。材料供給部81の供給速度は、(5)1ショット容量を計量時間で割って算出される。その後、コントローラ40は、ステップS102に戻り、ステップS120で再設定した材料供給部81の供給速度を含む成形条件を用意し、ステップS104以降の処理を続行する。実用的な成形条件が算出できる。
一方、ステップS116において算出結果が実際の成形条件として適切な場合(ステップS116、YES)、コントローラ40は、算出に用いた成形条件を適切と判断し(ステップS122)、ステップS124に進む。
コントローラ40は、スクリュ20の回転数の算出結果に基づいて、圧力上昇位置での成形材料の温度を推定する(ステップS124)。成形材料の温度は、シリンダ11からの伝熱、せん断による発熱などに依存する。スクリュ20の回転数が大きく、スクリュ回転による成形材料の送り速度が速いほど、シリンダ11からの伝熱が少なく、成形材料の温度が低い。また、スクリュ20の回転数が大きく、せん断による発熱が多いほど、成形材料の温度が高い。
続いて、コントローラ40は、圧力上昇位置での成形材料の推定温度が適切な温度範囲内か否かを判定する(ステップS126)。例えば、圧力上昇位置S2での成形材料の温度が適切な温度範囲の下限温度よりも低い場合、成形材料が固すぎて成形材料の混練が上手くできなかったり、また、成形材料に高いせん断応力が加わりせん断発熱により成形材料に焼けが生じたりする。適切な温度範囲には、上限温度が設定されてもよいし、設定されなくてもよい。適切な温度範囲は、コントローラ40のROM42または記憶部44などに予め記憶されたものを読み出して用いる。
ステップS126において推定温度が適切な温度範囲内にないと判定された場合(ステップS126、NO)、混練不足や焼けなどの問題を解決するため、(8)シリンダ11の温度を再設定する(ステップS128)。その後、コントローラ40は、ステップS102に戻り、ステップS128で再設定したシリンダ11の温度を含む成形条件を用意し、ステップS104以降の処理を続行する。成形材料を十分に混練でき、焼けを抑制できる成形条件が得られる。
尚、ステップS126において推定温度が適切な温度範囲内にないと判定された場合、(1)材料供給部81の供給速度(フィードスクリュ85の回転数)、(4)スクリュ20の背圧P0、(8)シリンダ11の温度から選ばれる任意の条件を再設定してよい。このとき、複数の条件を再設定してもよく、その組合せは特に限定されない。
一方、ステップS126において推定温度が適切な温度範囲内にあると判定された場合(ステップS126、YES)、算出した成形条件で良質な成形品が安定して得られるので、コントローラ40は処理を終了する。
尚、図4に示す処理において、各ステップの順序は変更可能である。例えば、スクリュ20の回転数の算出結果が実際の成形条件として適切か否かをチェックするステップS116は、スクリュ20の回転数の算出結果が収束しているか否かをチェックするステップS112よりも先に行われてもよい。
次に、図7を参照して、コントローラ40による成形条件の条件だし処理の別の一例について説明する。図7は、本発明の一実施形態による設定支援装置としてのコントローラの処理の別の一例を示す図である。
先ず、コントローラ40は、圧力上昇位置S2を決める複数の成形条件のうち(1)材料供給部81の供給速度を除く他の成形条件を用意する(ステップS202)。他の成形条件には、(2)スクリュ20の回転数が含まれる。スクリュ20の回転数は、ユーザによる入力部45の入力操作で用意してよい。
続いて、コントローラ40は、圧力上昇位置S2が目標位置となる材料供給部81の供給速度(フィードスクリュ85の回転数)を算出する(ステップS204)。よって、ユーザの経験や勘などに頼らずに、成形条件が短時間で決まる。
続いて、コントローラ40は、材料供給部81の供給速度の算出結果を含む条件で成形材料の粘度特性を測定する(ステップS206)。ステップS202で用意した(6)成形材料の粘度特性の妥当性が確認できる。成形材料の粘度特性は、例えば射出圧と射出速度との関係から求められる。射出圧と射出速度との関係は、ステップS204で算出した供給速度で供給したシリンダ内の成形材料を所定の射出速度で射出したときの射出圧を測定することを、射出速度を変えて繰り返し行うことで測定される。
続いて、コントローラ40は、測定した成形材料の粘度特性を含む成形条件を用意し(ステップS208)、再度、圧力上昇位置S2が目標位置となる材料供給部81の供給速度(フィードスクリュ85の回転数)を算出する(ステップS210)。実際の射出成形と同様の条件で測定した粘度特性に基づいて、材料供給部81の供給速度を算出するため、信頼性が高い。
続いて、コントローラ40は、材料供給部81の供給速度の算出結果が収束しているか否かを調べる(ステップS212)。前回の算出結果と、今回の算出結果との差が許容範囲内か否かで、算出結果が収束しているか否かがわかる。
ステップS212において算出結果が収束していない場合(ステップS212、NO)、ステップS206と同様に、今回の算出結果を含む条件で成形材料の粘度特性を再度測定する(ステップS214)。その後、コントローラ40は、ステップS208に戻り、ステップS214で測定した粘度特性を含む成形条件を用意し、ステップS210以降の処理を再度実行し、材料供給部81の供給速度の算出を再度行う。収束判定を行うことで、信頼性がさらに高くなる。
一方、ステップS212において算出結果が収束している場合(ステップS212、YES)、コントローラ40は、ステップS216に進む。
コントローラ40は、材料供給部81の供給速度の算出結果が実際の成形条件として適切か否かをチェックする(ステップS216)。例えばコントローラ40は、材料供給部81の供給速度が閾値を超えていれば計量時間が冷却時間を超えており冷却工程中に計量工程が終わらないので不適切とし、材料供給部81の供給速度が閾値以下の場合に適切とする。そして、コントローラ40は、チェック結果に基づいて、算出に用いた成形条件の適否を判断する。
ステップS216において算出結果が実際の成形条件として不適切な場合(ステップS216、NO)、コントローラ40は、算出に用いた成形条件を不適切と判断し(ステップS218)、スクリュ20の回転数を許容範囲内で再設定する(ステップS220)。その後、コントローラ40は、ステップS202に戻り、ステップS220で再設定したスクリュ20の回転数を含む成形条件を用意し、ステップS204以降の処理を続行する。実用的な成形条件が算出できる。
一方、ステップS216において算出結果が実際の成形条件として適切な場合(ステップS216、YES)、コントローラ40は、算出に用いた成形条件を適切と判断し(ステップS222)、ステップS224に進む。
コントローラ40は、材料供給部81の供給速度の算出結果に基づいて、圧力上昇位置での成形材料の温度を推定する(ステップS224)。成形材料の温度は、シリンダ11からの伝熱、せん断による発熱などに依存する。
続いて、コントローラ40は、圧力上昇位置での成形材料の推定温度が適切な温度範囲内か否かを判定する(ステップS226)。例えば、圧力上昇位置S2での成形材料の温度が適切な温度範囲の下限温度よりも低い場合、成形材料が固すぎて成形材料の混練が上手くできなかったり、成形材料に高いせん断応力が加わりせん断発熱により成形材料に焼けが生じたりする。適切な温度範囲には、上限温度が設定されてもよいし、設定されなくてもよい。適切な温度範囲は、コントローラ40のROM42または記憶部44などに予め記憶されたものを読み出して用いる。
ステップS226において推定温度が適切な温度範囲内にないと判定された場合(ステップS226、NO)、混練不足や焼けなどの問題を解決するため、(8)シリンダ11の温度を再設定する(ステップS228)。その後、コントローラ40は、ステップS202に戻り、ステップS228で再設定したシリンダ11の温度を含む成形条件を用意し、ステップS204以降の処理を続行する。成形材料を十分に混練でき、焼けを抑制できる成形条件が得られる。
尚、ステップS226において推定温度が適切な温度範囲内にないと判定された場合、(1)材料供給部81の供給速度(フィードスクリュ85の回転数)、(4)スクリュ20の背圧P0、(8)シリンダ11の温度から選ばれる任意の条件を再設定してよい。このとき、複数の条件を再設定してもよく、その組合せは特に限定されない。
一方、ステップS226において推定温度が適切な温度範囲内にあると判定された場合(ステップS226、YES)、算出した成形条件で良質な成形品が安定して得られるので、コントローラ40は処理を終了する。
尚、図7に示す処理において、各ステップの順序は変更可能である。例えば、材料供給部81の供給速度の算出結果が実際の成形条件として適切か否かをチェックするステップS216は、材料供給部81の供給速度の算出結果が収束しているか否かをチェックするステップS212よりも先に行われてもよい。
以上、射出成形機の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で、種々の変形、改良が可能である。
例えば、上記実施形態の材料供給部は、フィードスクリュを含むが、真空ローダを含んでもよく、その構成は特に限定されない。また、材料供給部は、供給速度を制御しないものであってもよく、成形材料供給口14に接続されるホッパで構成されてもよい。
また、上記実施形態の射出装置は、スクリュ20とフィードスクリュ85とを同期して回転させるが、別々に回転させてもよい。例えば、計量工程の一部(例えば前半)のみにおいて、フィードスクリュ85を回転させてもよい。つまり、上記実施形態では、材料供給部81の供給時間と、計量時間とが同じであるが、異なってもよい。
また、上記実施形態の射出装置は、スクリュ・インライン方式のものであるが、スクリュ・プリプラ方式のものでもよい。スクリュ・プリプラ方式では、可塑化シリンダ内で溶融された成形材料を射出シリンダに供給し、射出シリンダから金型装置内に成形材料を射出する。スクリュ・プリプラ方式では、可塑化シリンダ内にスクリュが配設される。
2 射出成形機
10 射出装置
11 シリンダ
20 スクリュ
21 スクリュ本体
22 射出部
23 フライト部
24 圧力部
26 ねじ溝
40 コントローラ(設定支援装置)
45 入力部
46 表示部
60 駆動装置
61 計量モータ
71 射出モータ
81 材料供給部
83 フィードシリンダ
85 フィードスクリュ
86 フィードモータ

Claims (10)

  1. シリンダと、
    該シリンダ内に成形材料を供給する材料供給部と、
    前記シリンダ内において回転自在に且つ軸方向に進退自在に配設されるスクリュと、
    成形条件の設定を支援する設定支援装置とを備え、
    前記材料供給部は、前記スクリュの回転と同期して、指令値に応じた供給速度で前記シリンダ内に成形材料を供給するものであり、
    前記設定支援装置は、前記スクリュに形成される溝に沿って送られる成形材料の前記スクリュにおける圧力上昇位置を決める複数の成形条件のうちの前記スクリュの回転数および前記供給速度の一方に基づいて、前記圧力上昇位置が目標位置となる、前記回転数および前記供給速度の他方を算出する、射出成形機。
  2. 記設定支援装置は、前記材料供給部の供給速度に基づいて、前記圧力上昇位置が目標位置となる前記スクリュの回転数を算出する、請求項1に記載の射出成形機。
  3. 記設定支援装置は、前記スクリュの回転数に基づいて、前記圧力上昇位置が目標位置となる前記材料供給部の供給速度を算出する、請求項1に記載の射出成形機。
  4. 前記設定支援装置は、前記回転数および前記供給速度の前記他方の算出結果が実際の成形条件として適切か否かをチェックする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の射出成形機。
  5. 前記設定支援装置は、チェック結果に基づいて、前記回転数および前記供給速度の前記他方の算出に用いた前記回転数および前記供給速度の前記一方の適否を判断する、請求項4に記載の射出成形機。
  6. 前記設定支援装置は、前記回転数および前記供給速度の前記他方の算出結果を含む条件で測定された前記成形材料の粘度特性に基づいて、前記回転数および前記供給速度の前記他方の算出を再度行う、請求項1〜5のいずれか1項に記載の射出成形機。
  7. 前記設定支援装置は、前記回転数および前記供給速度の前記他方の算出結果が予め定められた許容範囲内に収束しているか否かを判定する、請求項6に記載の射出成形機。
  8. 前記設定支援装置は、前記回転数および前記供給速度の前記他方の算出結果に基づいて目標の前記圧力上昇位置での前記成形材料の温度を推定する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の射出成形機。
  9. 前記設定支援装置は、前記目標の前記圧力上昇位置での成形材料の推定温度が予め定められた適切な温度範囲内か否かをチェックする、請求項8に記載の射出成形機。
  10. シリンダと、該シリンダ内に成形材料を供給する材料供給部と、前記シリンダ内において回転自在に且つ軸方向に進退自在に配設されるスクリュとを備え、前記材料供給部は前記スクリュの回転と同期して、指令値に応じた供給速度で前記シリンダ内に成形材料を供給するものである射出成形機の設定を支援する設定支援装置であって、
    前記スクリュに形成される溝に沿って送られる成形材料の前記スクリュにおける圧力上昇位置を決める複数の成形条件のうちの前記スクリュの回転数および前記供給速度の一方に基づいて、前記圧力上昇位置が目標位置となる、前記回転数および前記供給速度の他方を算出する、射出成形機の設定支援装置。
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