JP6048808B2 - 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液滴を吐出するインクジェットヘッド等の液滴吐出ヘッド、及び、その液滴吐出ヘッドを備えた画像形成装置に関するものである。
この種の液滴吐出ヘッドは、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタ等の画像形成装置の記録ヘッドとして用いられる。ここでいう画像形成装置は、記録材上に画像を形成するものであるが、その記録材の材質は紙に限定されるものではなく、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等のあらゆる記録材に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味する。そして、画像形成とは、文字や図形等の意味を持つ画像を記録材に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を記録材に付与する(単に液滴を吐出する)ことをも意味する。
また、液滴として吐出される液体は、所謂インクに限るものではなく、吐出されるときに液体となるものであれば特に限定されるものではなく、例えばDNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる。したがって、いわゆる画像プリントだけでなく、インクジェット技術を利用した三次元造型技術や血液の点滴などにも利用されるものである。
上記画像形成装置の一つとして、液滴吐出ヘッドであるインクジェットヘッドを搭載したキャリッジを往復移動させながらインクジェットヘッドからインク滴を吐出する。そして、吐出したインク滴を記録材上に着弾させることにより画像パターンを形成するインクジェットプリンタが知られている。
このインクジェットヘッドは、インク滴を吐出する複数のノズルからなるノズル列が形成されたノズル基板と、各ノズルにそれぞれ連通しノズル列方向に沿って形成された、インクを収容する複数の個別液室とを有している。また、個別液室内を昇圧するための圧力発生手段と、各個別液室に連通し個別液室に供給するインクを収容するノズル列方向に長尺な共通液室と、共通液室の一壁面を形成し共通液室にインクを供給するためのインク供給孔が設けられた供給孔形成基板を有している。そして、外部のインクタンクから送られたインクを、インク供給孔を経由して共通液室に供給し、共通液室から各個別液室を経由してノズル板に設けられたノズルに供給している。
最近では、記録が必要な時にのみインク滴を吐出するように構成されたオン・デマンド方式のインクジェットプリンタが主流になっている。このオン・デマンド方式のインクジェットプリンタにインクジェットヘッドが搭載されている。このインクジェットヘッドとしては、個別液室内に設けた圧力発生手段としての圧電素子の変位により個別液室内の圧力を高めてノズルからインクを吐出させる圧電式のものがある。この方式においては、駆動回路部材である駆動ICチップからの駆動信号で圧力発生手段である圧電素子を駆動させ、ノズルからインク液滴を吐出して記録材上に着弾させている。
近年、インクジェットヘッドに対して、小型化や低コスト化の要求が一段と増している。この要求に対応するために駆動ICチップをインクジェットヘッドに実装する試みがなされている。その具体的な試みとして、特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載のインクジェットヘッドでは、弾性体膜に接合され、圧力発生手段である圧電素子が設けられたアクチュエータ基板上に駆動信号が入力される駆動回路部材である駆動ICチップの入力端子が設けられている。この入力端子には、外部配線であるフレキシブルプリント基板(以下FPCと略す)が電気的に接続されている。そして、駆動ICチップにはFPC及び入力端子を介して上位装置から駆動制御信号が入力される。駆動ICチップは駆動制御信号に基づいた駆動信号を圧電素子に送り、圧電素子の変位によって圧電アクチュエータ基板上の弾性体膜によって個別液室の内圧が変化することでノズルからインク液滴を吐出する。
しかしながら、個別液室や共通液室の近傍に駆動ICチップの入力端子とFPCとの接続部を配置したり、インクジェットヘッドに駆動ICチップを実装したりすると、前記接続部や駆動ICチップが発熱することで、画像品質に影響を与えてしまうことがある。
具体的に説明すると、圧電素子に駆動信号を出力した際に、駆動ICチップの入力端子とFPCとの接続部や駆動ICチップに大きな電流が流れるため、前記接続部や駆動ICチップが発熱し温度が上昇する。このとき、前記接続部や駆動ICチップの近傍に個別液室や共通液室があるため、この熱が個別液室や共通液室にあるインクに伝達される。
さらに、個別液室へのインクの供給は、共通液室長手方向でインク供給孔に近い側から供給されるため、共通液室長手方向でインク供給孔から離れた個別液室ほど伝熱可能な時間も長く、インクに伝わった熱の総量が多くなる。これにより、共通液室長手方向で、インク供給孔に近い個別液室ではインクの温度が低く、インク供給孔から離れた個別液室ではインクの温度が高くなる。また、前記接続部の近傍にある個別液室では、前記接続部で発生した熱がインクに伝わるため、よりインクの温度が高くなる。
これらにより、共通液室長手方向に沿って配置された個別液室ごとにインクの温度が異なる。このようにインクの温度が変わるとインクの粘度が変化し、ノズルからの吐出挙動が変動するので、個別液室ごとにノズルからの吐出挙動が異なり、印字ムラなどが発生して画像品質を低下させてしまう。
一方、インク滴を吐出するために圧電素子を駆動させると、圧電素子が発熱し、この熱が個別液室や共通液室のインクに伝達される。ここで、圧電素子、個別液室及びノズルの組み合わせからなる一組の液滴吐出機構を吐出チャンネル(吐出CH)としたとき、印字中はインクジェットヘッドの全ての吐出CHからインク滴が吐出されるとは限らない。他の吐出CHは吐出を行っている状態で、一部の吐出CHは非吐出の状態が続く場合がある。
吐出を行った吐出CHの個別液室には共通液室より吐出された分のインクが供給されるが、非吐出の吐出CHの個別液室には共通液室からインクが供給されない。そのため、吐出を行った吐出CHの個別液室近傍よりも非吐出の吐出CHの個別液室近傍の共通液室内のインクに、発熱した圧電素子から伝わる熱の総量が多くなるので、駆動する吐出CHの分布条件によって共通液室内のインクに温度分布が生じる。
そして、本願発明者が行った実験から、共通液室長手方向の一端側に前記接続部があり、インク供給孔形成基板の共通液室長手方向中央部にインク供給孔を設けると、駆動する吐出CHの分布条件によって共通液室内のインクの温度分布の傾向が異なることがわかった。そのため、同じ吐出CHの個別液室でも、駆動する吐出CHの分布条件によって共通液室から個別液室に供給されるインクの温度のばらつきが大きくなり、その結果、同じ吐出CHでも吐出挙動がばらついて画像品質を低下させてしまう。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、駆動回路部材を実装して小型化を図りつつ、画像品質の低下を低減させることができる液滴吐出ヘッド、及び、その液滴吐出ヘッドを備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、液滴を吐出する複数のノズルからなるノズル列が形成されたノズル基板と、各ノズルにそれぞれ連通しノズル列方向に沿って形成された、液体を収容する複数の個別液室と、前記個別液室内を昇圧する圧力発生手段と、各個別液室に連通し各個別液室に供給する液体を収容する共通液室と、該共通液室に接続し、該共通液室に液体を供給するための供給孔と、前記圧力発生手段に駆動信号を送る駆動回路部材と、前記共通液室の前記ノズル列方向一端側の近傍に設けられた接続部で、外部配線と前記駆動回路部材とを電気的に接続する接続部材とを備え、前記供給孔が、前記ノズル列方向で前記接続部とは反対側の端部で前記共通液室に接続している液滴吐出ヘッドであって、上記個別液室を形成する個別液室形成基板と、上記圧力発生手段と、該圧力発生手段と上記駆動回路部材とを電気的に接続する配線部材とが設けられたアクチュエータ基板と、前記圧力発生手段を保護する保護基板と、上記共通液室を形成する共通液室形成基板とを有し、上記ノズル基板と前記個別液室形成基板と前記アクチュエータ基板と前記保護基板と前記共通液室形成基板とが順に積層されていることを特徴とするものである。
本発明においては、供給孔形成基板のノズル列方向言い換えれば共通液室長手方向で共通液室の中心位置よりも前記接続部とは反対側に供給孔を設ける。これにより、共通液室長手方向で共通液室の液体に温度分布はあるが、その温度分布の傾向を吐出CHの分布条件によらず同じにすることができる。よって、駆動する吐出CHの分布の条件による各個別液室での液体の温度のばらつきを低減させることができ、その分、駆動する吐出CHの分布の違いによる画像品質の低下を低減させることができる。
以上、本発明によれば、駆動回路部材を実装して小型化を図りつつ、駆動する吐出CHの分布の違いによる画像品質の低下を低減させることができるという優れた効果がある。
図4のB−B’線に沿う断面図。 実施形態に係る画像形成装置を示す透視斜視図。 画像形成装置を示す概略構成図。 インクジェットヘッドの分解斜視図。 図4のA−A’線に沿う断面図。 供給孔が共通液室長手方向で接続部とは反対側端部にある場合の供給液室長手方向の各部分のインクの温度を示したグラフ。 供給孔が共通液室長手方向中央部にある場合の供給液室長手方向の各部分のインクの温度を示したグラフ。 駆動信号の電圧波形を示すグラフ。 図8で示した電圧波形でT1の値を変えた時の共通液室長手方向の各位置における吐出速度の変化を示したグラフ。 電圧幅を吐出CHによって変える配線の模式図。 インク滴を吐出するタイミングをずらした時の吐出直後の液滴の位置と着弾直前のインク滴の位置を示した図。 駆動電圧波形を印加するタイミングを各吐出CHによって変えるときの駆動ICチップ内の回路の基本動作を示した図。 駆動電圧波形を印加するタイミングが各吐出CHによって変える時のインバータに入力するパルス信号と、アクチュエータに印加される駆動電圧波形を示した図。
以下、本発明を適用した画像形成装置の一実施形態について説明する。
図2は実施形態に係る画像形成装置100を示す透視斜視図である。また、図3は、画像形成装置100を示す概略構成図である。
画像形成装置100には印字機構部134が設けられている。印字機構部134には、装置本体内部で記録材である用紙135の搬送方向と直交する方向である主走査方向に移動可能なキャリッジ131が設けられている。また、キャリッジ131に搭載されたインクジェットヘッド132や、これにインクを供給するインクカートリッジ133も設けられている。
この画像形成装置の本体の下方部には、前方側から多数枚の用紙135を積載可能な給紙カセット106を抜き差し自在に装着することができる。また、用紙135を手差しで給紙するための手差しトレイ137を開倒することもできる。給紙カセット106、あるいは手差しトレイ137から送り出された用紙135は、印字機構部134との対向位置まで搬送されて画像が記録された後、後面側に装着された排紙トレイ108に排出される。
印字機構部134は、図示しない左右の側板に横架されたガイド部材である主ガイドロッド109と従ガイドロッド110とでキャリッジ131を主走査方向に摺動自在に保持している。このキャリッジ131にはイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するインクジェットヘッド132が搭載されている。インクジェットヘッド132は、主走査方向に直交する方向に並ぶ複数のノズル(インク吐出口)を具備しており、それらノズルを鉛直方向下方に向ける姿勢でキャリッジ131に搭載されている。
キャリッジ131には、インクジェットヘッド132にY,M,C,Kのインクをそれぞれ個別に供給するための4つのインクカートリッジ133が着脱可能に装着している。インクカートリッジ133の上部には、大気と連通する大気口が設けられている。また、インクカートリッジ133の下部には、インクジェットヘッド132にインクを供給するための供給口が設けられている。また、インクカートリッジ133の内部には、インクが充填された多孔質体が設けられている。多孔質体内のインクは、多孔質体の毛管力によってわずかに負圧になっている。
実施形態に係る画像形成装置では、インクジェットヘッド132として、各色のインクを1つのヘッドで吐出するものを用いているが、各色にそれぞれ個別に対応する複数のヘッドを用いてもよい。キャリッジ131は、後方側(用紙搬送方向下流側)が主ガイドロッド109によって摺動自在に嵌装され、且つ前方側(用紙搬送方向上流側)が従ガイドロッド110によって摺動自在に載置されている。このキャリッジ131を主走査方向に移動走査するために、主走査モータ111で回転駆動される駆動プーリ112と従動プーリ113との間にタイミングベルト114が張装されている。キャリッジ131に搭載されたこのタイミングベルト114が主走査モータ111の正逆回転によって無端移動することで、キャリッジ131が往復駆動される。
給紙カセット106にセットされた用紙135は、インクジェットヘッド132の下方に搬送される。そのために、給紙ローラ115、フリクションパッド116、ガイド部材117、搬送ローラ118、搬送コロ119、先端コロ120などが設けられている。給紙ローラ115やフリクションパッド116は、用紙135を給紙カセット106から送り出したり、1枚に分離したりするためのものである。また、ガイド部材117は、送り出された用紙135を給送先に向けて案内するためのものである。また、搬送ローラ118は、給送された用紙135を反転させて搬送するためのものである。また、搬送コロ119は、搬送ローラ118の周面に押し付けられるものである。また、先端コロ120は、搬送ローラ118からの用紙135の送り出し角度を規定するものである。
搬送ローラ118は、副走査モータ121によってギヤ列を介して回転駆動される。キャリッジ131の主走査方向の移動範囲に対応して搬送ローラ118から送り出された用紙135は、印写受け部材122により、インクジェットヘッド132の下方側で案内される。この印写受け部材122の用紙搬送方向下流側には、用紙135を排紙方向へ送り出すために回転駆動される搬送コロ123や拍車124が設けられている。さらに、用紙135を排紙トレイ108に送り出す排紙ローラ125及び拍車126や、排紙経路を形成するガイド部材127,128なども配設されている。
記録時には、キャリッジ131を移動させながら画像信号に応じてインクジェットヘッド132を駆動することにより、停止している用紙135にインクを吐出して1行分を記録し、用紙135を所定量搬送後次の行の記録を行う。記録終了信号または、用紙135の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了させ用紙135を排紙する。
キャリッジ131の移動方向右端側の記録領域を外れた位置には、インクジェットヘッド132の吐出不良を回復するための回復装置129が配設されている。回復装置129は、キャップ手段と吸引手段とクリーニング手段とを有している。キャリッジ131は、印字待機中にはこの回復装置129側に移動されてキャッピング手段によってインクジェットヘッド132をキャッピングされ、吐出口部を湿潤状態に保つことによってインク乾燥による吐出不良を防止する。また、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出することにより、全ての吐出口のインク粘度を一定にし、安定した吐出性能を維持する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図4は、インクジェットヘッド132の分解斜視図である。また、図5は、図4のA−A’線に沿う断面図である。図1は、図4のB−B’線に沿う断面図である。
図4を参照すると、インクジェットヘッド132は、ノズル板2と個別液室形成基板101とアクチュエータ基板14と保護基板102と共通液室形成基板103とマニホールド104とを有し、インクジェットヘッド132の厚み方向で順に積層されている。
ノズル板2は、複数のノズル1yからなるノズル列10yと、複数のノズル1mからなるノズル列10mと、複数のノズル1cからなるノズル列10cと、複数のノズル1kからなるノズル列10kとが平行に形成されたノズル基板である。
個別液室形成基板101は、各ノズル1y,1m,1c,1kにそれぞれ連通しノズル列方向に沿って、インクを収容する複数の個別液室3y,3m,3c,3kが形成されたものである。
アクチュエータ基板14には、各個別液室3内を昇圧する圧力発生手段であるアクチュエータ15y,15m,15c,15kや、各アクチュエータ15に吐出信号を出力する駆動回路部材である駆動ICチップ105a,105bが設けられている。また、各アクチュエータ15と駆動ICチップ105a,105bとを電気的に接続する配線部材も設けられている。さらに、アクチュエータ基板14には、駆動ICチップ105a,105bに信号を送る電気配線201が設けられている。電気配線201は、FPC(Flexible Printed Circuits)202と電気的に接続され、インクジェットヘッド132の外部にある制御部からの信号が送られる。
保護基板102は、アクチュエータ15y,15m,15c,15kを保護するものである。
共通液室形成基板103は、各個別液室3に連通し各個別液室3に供給するインクを収容するノズル列方向に長尺な共通液室4y,4m,4c,4kが形成されたものである。
マニホールド104は、共通液室4y,4m,4c,4kの一壁面を形成し各共通液室4にインクを供給するための供給孔107y,107m,107c,107kが形成された供給孔形成基板である。
図5を参照すると、図3に示したインクカートリッジ133から供給孔107y,107m,107c,107kを通して共通液室4y,4m,4c,4kにインクが供給される。共通液室4y,4m,4c,4kに供給されたインクは、さらに各個別液室3y,3m,3c,3kに分配され、アクチュエータ15y,15m,15c,15kによりノズル1y,1m,1c,1kから吐出される。
なお、アクチュエータ15y,15m,15c,15kは、不図示の振動板上に、下部電極11y,11m,11c,11kと圧電素子12y,12m,12c,12kと上部電極13y,13m,13c,13kとから構成される電気機械変換素子である。
また、アクチュエータ基板14に設けられた不図示の個別電極配線にアクチュエータ15の上部電極13が接続され、アクチュエータ基板14に設けられた不図示の共通電極配線にアクチュエータ15の下部電極11が接続されている。そして、個別電極配線及び共通電極配線に駆動ICチップ105が接続されることで、アクチュエータ15が駆動ICチップ105に個別電極配線及び共通電極配線を介して電気的に接続された状態となっている。
個別液室3内がインクにより満たされた状態で、アクチュエータ15(共通電極である下部電極11と、圧電素子12と、個別電極である上部電極13とからなる。)を駆動させると、ノズル1よりインク滴を吐出する。詳しくは、アクチュエータ15の上部電極13と下部電極11との間に所定の駆動波形の電位を印加する。これにより、圧電素子12が縮み、下部電極11を挟んで圧電素子12と密着している部分である振動板の全体が個別液室3側に凸形状に変形する。これの変形より、個別液室3の体積が減少し個別液室3内の圧力が急激に上昇し、ノズル1よりインク滴を用紙に向けて吐出する。
以下、アクチュエータ15、個別液室3及びノズル1の組み合わせからなる一組の液滴吐出機構を吐出チャンネル(吐出CH)と呼ぶ。
上部電極13が個別電極配線に接続され、下部電極11が共通電極配線に接続され、個別電極配線及び共通電極配線が駆動ICチップ105に接続されることで、アクチュエータ15が駆動ICチップ105に接続された状態となっている。
図1を参照すると、不図示の電気配線201とFPC202とが、共通液室4yのノズル列方向一端側(共通液室長手方向一端側)の近傍に位置する接続部203で、ワイヤーボンディング方式で接続されている。なお、本実施例では接続部203で電気配線201とFPC202とをワイヤーボンディング方式で接続する例を説明しているが、接続部203で熱が発生する方式であれば他の接続方式も適用可能である。
また、図1に示すように、供給孔107yは、マニホールド104のノズル列方向言い換えれば共通液室長手方向で接続部203とは反対側端部に設けられている。
ノズル1からインク滴を吐出すると、インク滴を吐出するノズル1と連通した個別液室3yに吐出エネルギーを発生させるアクチュエータ15と、駆動ICチップ105と、FPC202と電気配線201との接続部203が発熱する。この熱は、インクジェットヘッド132の構成部材によって個別液室3内や共通液室4内のインクに伝達されたり、インクジェットヘッド表面から放熱されたりする。
図6は、図1に示したインクジェットヘッド132において、共通液室長手方向で駆動する吐出CHの分布の条件を変えたときの、接続部203側端部、中央部及び接続部203とは反対側端部の各部での共通液室4内のインク温度を示したグラフである。
なお、図1に示したインクジェットヘッド132において、共通液室長手方向で、共通液室中央の領域を領域B、その領域Bよりも接続部203側の領域を領域A、領域Bよりも接続部203とは反対側の領域を領域Cとし、3つの領域に各吐出CHを区分けした。そして、駆動する吐出CHの分布条件を、次のように設定した。すなわち、全領域の吐出CHを駆動、領域Aの吐出CHだけを駆動、領域Bの吐出CHだけを駆動、領域Cの吐出CHだけを駆動、領域Aと領域Bの吐出CHだけを駆動、領域Aと領域Cの吐出CHだけを駆動、領域Bと領域Cの吐出CHだけを駆動、とした。
図6に示したグラフから、駆動する吐出CHの分布条件によらず、共通液室4yの各部分の温度は、接続部203とは反対側端部、中央部、接続部203側端部の順で高くなる傾向を示すことがわかる。
図7は比較例として、供給孔107yが共通液室4yの長手方向で共通液室中央部に位置する場合での、駆動する吐出CHの分布条件を変えたときの、共通液室4yの長手方向の各部での共通液室4内のインク温度を示したグラフである。なお、共通液室4yの長手方向の各部や駆動する吐出CHの分布条件は、図6と同じである。
図7に示したグラフから、共通液室4yの各部分の温度が、駆動する吐出CHの分布条件によって異なる傾向を示すことがわかる。すなわち、駆動する吐出CHの分布条件によって、接続部203とは反対側端部、中央部、接続部203側端部の順で高くなったり、中央部、接続部203とは反対側端部、接続部203側端部の順で高くなったりする。
そして、図6と図7とを比較すると、接続部203とは反対側端部に供給孔107yを設けることによって、駆動する吐出CHの分布条件による共通液室4y内のインクの温度のばらつきが、中央部と、接続部203とは反対側端部とで低減されるのがわかる。
よって、共通液室4yに対する供給孔107yの位置を、共通液室長手方向(ノズル列方向)で共通液室4yの中心位置に対して接続部203とは反対側に設置することで、駆動する吐出CHの分布条件によらず、共通液室4yのインク温度分布が同じ傾向を示す。そして、共通液室4yの共通液室長手方向に温度分布はあるが、その温度分布の傾向を吐出CHの分布条件によらず同じにすることができる。よって、駆動する吐出CHの分布条件による各個別液室3yでのインクの温度のばらつきを低減させることができ、その分、駆動する吐出CHの分布の違いによる画像品質の低下を低減させることができる。
また、図6からわかるように、図1に示したインクジェットヘッド132の共通液室4yから各個別液室3yに供給されるインクの温度は、接続部203とは反対側端部、中央部、接続部203側端部の順で高くなる。そのため、個別液室3yごとで駆動信号に対するインク滴の吐出速度の特性が異なる。
図8は、駆動信号の電圧波形を示すグラフである。図9は、図8に示した駆動信号の電圧波形におけるT1の時間を変えたときの吐出速度の変化を、接続部203側端部、中央部、接続部203とは反対側端部それぞれについて示したものである。
図9からわかるように、吐出速度の最大値は、接続部203とは反対側端部よりも接続部203側端部のほうが大きい。また、吐出速度が最大となるT1の値は、接続部203とは反対側端部よりも接続部203側端部のほうが小さい。
図9のように、T1が同じときの吐出速度が、共通液室4yの長手方向で異なる。そのため、共通液室4yの長手方向でインクに温度分布がない場合と同じように吐出すると、用紙135に着弾するタイミングがばらつく。
このため、図8に示した駆動信号の電圧幅ΔVは各個別液室3によって異なることが好ましい。このとき、接続部203とは反対側端部側に比べて、接続部203側端部側の電圧幅ΔVが小さいほうが好ましい。これにより、各個別液室3yから吐出されるインク滴204の吐出速度を同じにすることができる。このため、同じタイミングで吐出させれば、一定のばらつきの範囲内のほぼ同じタイミングで用紙135に着弾させることができる。
図10に、電圧幅ΔVを吐出CHによって変える構造例を示した配線の模式図である。
駆動ICチップ105aは、アクチュエータ15yの駆動と非駆動とを選択するスイッチ211を具備しており、スイッチ211の一端はアクチュエータ15yに、他端はアクチュエータ15yへ駆動信号を供給するVcom配線212に接続されている。また、Vcom配線212は、アクチュエータ列に沿って配されている。
アクチュエータ15yのスイッチ211と接続されていない端へは、アクチュエータ列に沿って配された、アクチュエータ15yへ駆動電圧波形を供給するCom配線213が接続されている。
また、図示していないが、FPC202と電気配線201との接続部203はX2端側にあり、アクチュエータ15yを駆動する電圧は、駆動電圧波形供給部214から供給される。駆動電圧波形供給部214から供給された駆動電圧は、接続部203とは反対側のX1方向側からアクチュエータ15yに供給される。
アクチュエータ15yに駆動信号を印加すると、X2側にあるアクチュエータ15yのほうがX1側にあるアクチュエータ15yよりも配線抵抗が大きいため、電圧損失が大きくなる。このため、アクチュエータ15yに供給される駆動信号の電圧幅ΔVは、X2側に行くにつれて小さくなる。
図10では、Vcom配線212とCom配線213共にX1側から電圧が供給される構造を示しているが、駆動波形においてCom配線213側の電圧が一定の場合は、電流が流れず電圧損失が無いので、X1側から電圧が供給される構造でなくてもよい。
または、図8に示した駆動電圧波形を印加するタイミングが、各吐出CHによって異なることも好ましい。このとき、接続部203とは反対側端部側にある吐出CHのアクチュエータ15に比べて、接続部203側端部側にある吐出CHのアクチュエータ15に、駆動波形を印加するタイミングが遅いほうが好ましい。
これにより、図11(a)に示すように、吐出直後はインクジェットヘッド132からのインク滴204の距離は、接続部203側にある吐出CHのノズル1から吐出されたほうが、接続部203とは反対側にある吐出CHのノズル1から吐出されるよりも短くなる。一方で、接続部203側端部にある吐出CHのノズル1からのインク滴204の吐出速度は速くできる。そのため、図11(b)に示すように用紙135に一定のばらつきの範囲内のほぼ同じタイミングで、各吐出CHのノズルから吐出されたインク滴204を用紙135に着弾させることができる。
図12に、駆動電圧波形を印加するタイミングを各吐出CHによって変える、駆動ICチップ105a,105b内の回路の基本動作を示す。
各アクチュエータ15毎に1つのインバータが設けられており、インバータの給電部にはVcom配線212に接続されている。インバータの出力は、各アクチュエータ15の一端に接続されている。アクチュエータ15のインバータに接続されていない一端は、Com配線213に接続されている。
Vcom配線212側には図8に示した駆動電圧波形の電位V1が、Com配線213側には図8に示した駆動電圧波形の電位V2が印加されている。このとき、インバータに入力されたパルス信号のレベルがLowレベルのとき、アクチュエータ15の一端の電圧はV1となる。一方、インバータに入力されたパルス信号のレベルがHighレベルのとき、アクチュエータ15の一端の電圧はV2となる。
図13は、駆動電圧波形を印加するタイミングを各吐出CHによって変えるときのインバータに入力するパルス信号と、アクチュエータ15に印加される駆動電圧波形とを示したものである。
各インバータに入力するパルス信号は、接続部203とは反対側から順にLowとHiとを切り替えていくので、各アクチュエータ15に印加される駆動電圧波形も、接続部203とは反対側端部から順に印加されている。これにより、図11に示すような吐出をさせることができる。
なお、実施形態では圧力発生素子として電気−機械変換素子を用いた場合で説明したが、本発明は圧力発生素子として電気−熱変換素子を用いた場合でも適用可能である。
また、以上の実施形態では、4色一体の形態をとるインクジェットヘッドに適用される場合を説明したが、1色以上、任意数のインクジェットヘッドにも適用可能である。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
インク滴などの液滴を吐出する複数のノズル1などのノズルからなるノズル列10などのノズル列が形成されたノズル板2などのノズル基板と、各ノズルにそれぞれ連通しノズル列方向に沿って形成された、インクなどの液体を収容する複数の個別液室3などの個別液室と、前記個別液室内を昇圧するアクチュエータ15などの圧力発生手段と、各個別液室に連通し各個別液室に供給する液体を収容する共通液室4などの共通液室と、前記共通液室の一壁面を形成し共通液室に液体を供給するための供給孔107などの供給孔が形成されたマニホールド104などの供給孔形成基板と、圧力発生手段に駆動信号を送る駆動ICチップ105a,105bなどの駆動回路部材と、前記共通液室の前記ノズル列方向一端側の近傍に設けられた接続部203などの接続部で、FPC202などの外部配線と前記駆動回路部材とを電気的に接続する電気配線201などの接続部材とを備えたインクジェットヘッド132などの液滴吐出ヘッドにおいて、前記供給孔形成基板の前記ノズル列方向で前記共通液室の中心位置よりも前記接続部とは反対側に前記供給孔を設けた。これよれば、上記実施形態について説明したように、駆動回路部材を実装して小型化を図りつつ、画像品質の低下を低減させることができる。
(態様B)
(態様A)において、上記供給孔形成基板の上記ノズル列方向で上記接続部とは反対側の端部に上記供給孔を設けた。これによれば、上記実施形態について説明したように、駆動条件によらずノズル列方向で、供給孔がある端部側の温度を低く、接続部がある端部側の温度を高くできる。このため、各個別液室での駆動条件による温度ばらつきをできる。これにより、吐出した液滴の着弾位置精度が良くなる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、上記ノズルから液滴を吐出するタイミングが、上記ノズル列方向で上記供給孔の近傍にあるノズルよりも該供給孔から離れた位置にあるノズルのほうが遅い。これによれば、上記実施形態について説明したように、供給孔近傍から離れたノズルのほうが吐出速度が速いため、遅れて吐出させても液滴吐出ヘッドから一定の距離が離れた位置に到達するタイミングを供給孔近傍と同じにすることができる。これにより、任意の塗布パターンでの塗布が容易になる。
(態様D)
(態様A)、(態様B)または(態様C)において、上記駆動回路部材から上記圧力発生素子に送られる駆動信号である駆動電圧波形の電圧差が、上記ノズル列方向で上記供給孔の近傍にあるノズルよりも該供給孔から離れた位置にあるノズルのほうが小さい。これによれば、上記実施形態について説明したように、供給孔近傍から離れたノズルのほうが同じ電圧でも吐出速度を速くできるため、駆動電圧波形の電圧差を小さくすることで吐出速度を供給孔近傍と同じにすることができる。これにより、各ノズルから同じタイミングで液滴を吐出しても同じタイミングで塗布対象物に着弾させることができ、任意の塗布パターンでの塗布が容易になる。
(態様E)
(態様A)、(態様B)、(態様C)または(態様D)において、上記接続部での接続方式としてワイヤーボンディングを採用することができる。
(態様F)
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)または(態様E)において、上記圧力発生手段に電気−機械変換素子を用いることができる。
(態様G)
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)または(態様E)において、上記圧力発生手段に電気−熱変換素子を用いることができる。
(態様H)
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)、(態様F)または(態様G)において、上記個別液室を形成する個別液室形成基板101などの個別液室形成基板と、上記圧力発生手段と、圧力発生手段と上記駆動回路部材とを電気的に接続する個別電極配線及び共通電極配線などの配線部材とが設けられたアクチュエータ基板14などのアクチュエータ基板と、前記圧力発生手段を保護する保護基板102などの保護基板と、上記供給孔形成基板と共に上記共通液室を形成する共通液室形成基板103などの共通液室形成基板とを有し、上記ノズル基板と前記個別液室形成基板と前記アクチュエータ基板と前記保護基板と前記共通液室形成基板と上記供給孔形成基板とが順に積層されている。これによれば、上記実施形態について説明したように、発熱源である圧力発生手段や駆動回路部材が共通液室の近くにあり、熱が共通液室内の液体に伝わりやすい構造であっても、駆動する吐出CHの分布条件の違いによる印字ムラを低減することができる。
(態様I)
用紙135などの記録材を搬送しながら、液滴吐出手段により吐出した液滴を記録材に付着させて画像形成を行う画像形成装置100などの画像形成装置において、前記液滴吐出手段として(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)、(態様F)、(態様G)または(態様H)の液滴体吐出ヘッドを用いた。これによれば、上記実施形態について説明したように、駆動回路部材を実装して小型化を図りつつ、画像品質の低下を低減させることができ、安定した画像形成を行うことができる。
1 ノズル
2 ノズル板
3 個別液室
4 共通液室
10 ノズル列
11 下部電極
12 圧電素子
13 上部電極
14 アクチュエータ基板
15 アクチュエータ
100 画像形成装置
101 個別液室形成基板
102 保護基板
103 共通液室形成基板
104 マニホールド
105a 駆動ICチップ
105b 駆動ICチップ
106 給紙カセット
107 供給孔
108 排紙トレイ
109 主ガイドロッド
110 従ガイドロッド
111 主走査モータ
112 駆動プーリ
113 従動プーリ
114 タイミングベルト
115 給紙ローラ
116 フリクションパッド
117 ガイド部材
118 搬送ローラ
119 搬送コロ
120 先端コロ
121 副走査モータ
122 印写受け部材
123 搬送コロ
124 拍車
125 排紙ローラ
126 拍車
127 ガイド部材
128 ガイド部材
129 回復装置
131 キャリッジ
132 インクジェットヘッド
133 インクカートリッジ
134 印字機構部
135 用紙
137 トレイ
201 電気配線
203 接続部
204 インク滴
211 スイッチ
212 Vcom配線
213 Com配線
214 駆動電圧波形供給部
特開2011−167908号公報

Claims (7)

  1. 液滴を吐出する複数のノズルからなるノズル列が形成されたノズル基板と、
    各ノズルにそれぞれ連通しノズル列方向に沿って形成された、液体を収容する複数の個別液室と、
    前記個別液室内を昇圧する圧力発生手段と、
    各個別液室に連通し各個別液室に供給する液体を収容する共通液室と、該共通液室に接続し、該共通液室に液体を供給するための供給孔と、
    前記圧力発生手段に駆動信号を送る駆動回路部材と、
    前記共通液室の前記ノズル列方向一端側の近傍に設けられた接続部で、外部配線と前記駆動回路部材とを電気的に接続する接続部材とを備え
    前記供給孔が、前記ノズル列方向で前記接続部とは反対側の端部で前記共通液室に接続している液滴吐出ヘッドであって、
    上記個別液室を形成する個別液室形成基板と、
    上記圧力発生手段と、該圧力発生手段と上記駆動回路部材とを電気的に接続する配線部材とが設けられたアクチュエータ基板と、
    前記圧力発生手段を保護する保護基板と、
    上記共通液室を形成する共通液室形成基板とを有し、
    上記ノズル基板と前記個別液室形成基板と前記アクチュエータ基板と前記保護基板と前記共通液室形成基板とが順に積層されていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 請求項1の液滴吐出ヘッドにおいて、
    上記ノズルから液滴を吐出するタイミングが、上記ノズル列方向で上記供給孔の近傍にあるノズルよりも該供給孔から離れた位置にあるノズルのほうが遅いことを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  3. 請求項1または2の液滴吐出ヘッドにおいて、
    上記駆動回路部材から上記圧力発生素子に送られる駆動信号である駆動電圧波形の電圧差が、上記ノズル列方向で上記供給孔の近傍にあるノズルよりも該供給孔から離れた位置にあるノズルのほうが小さいことを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  4. 請求項1、2または3の液滴吐出ヘッドにおいて、
    上記接続部での接続方式がワイヤーボンディングであることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  5. 請求項1、2、3または4の液滴吐出ヘッドにおいて、
    上記圧力発生手段が電気−機械変換素子であることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  6. 請求項1、2、3または4の液滴吐出ヘッドにおいて、
    上記圧力発生手段が電気−熱変換素子であることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  7. 記録材を搬送しながら、液滴吐出手段により吐出した液滴を該記録材に付着させて画像形成を行う画像形成装置において、
    前記液滴吐出手段として請求項1、2、3、4、5または6の液滴体吐出ヘッドを用いたことを特徴とする画像形成装置。
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