JP6046408B2 - 振動軽減舗装 - Google Patents

振動軽減舗装 Download PDF

Info

Publication number
JP6046408B2
JP6046408B2 JP2012166047A JP2012166047A JP6046408B2 JP 6046408 B2 JP6046408 B2 JP 6046408B2 JP 2012166047 A JP2012166047 A JP 2012166047A JP 2012166047 A JP2012166047 A JP 2012166047A JP 6046408 B2 JP6046408 B2 JP 6046408B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
asphalt
polymer
mineral oil
asphalt mixture
comparative example
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012166047A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014025259A (ja
Inventor
富業 山本
富業 山本
杉浦 博幸
博幸 杉浦
匡史 真壁
匡史 真壁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Road Construction Co Ltd
Original Assignee
Maeda Road Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maeda Road Construction Co Ltd filed Critical Maeda Road Construction Co Ltd
Priority to JP2012166047A priority Critical patent/JP6046408B2/ja
Publication of JP2014025259A publication Critical patent/JP2014025259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6046408B2 publication Critical patent/JP6046408B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Description

本発明は、高たわみ性、振動減衰性、ひび割れ抵抗性、及び塑性変形抵抗性を有する振動軽減舗装用アスファルト混合物を基層に用いた振動軽減舗装に関するものである。
アスファルト舗装に用いる高たわみ性を付与した材料としては、次のようなものが提案されている。
特許文献1にはゴムチップとアスファルトモルタルとを混合した舗装体が示されている。
特許文献2にはアスファルトと、熱可塑性エラストマーと、石粉と、骨材とを混合した弾性舗装用合材が示されている。
特許文献3にはアスファルトと、熱可塑性エラストマーと、プロセスオイルと、延性材料とを含むアスファルト組成物と骨材とを混合したアスファルト混合物体が示されている。
特許文献4と5にはアスファルトと、ゴム及び/又は熱可塑性エラストマーと、鉱油と、低分子量ポリエチレン又は特定の置換基を有するフェニルエーテル系化合物とを含むアスファルト組成物が示されている。
特開2006−183271号公報 特開2000−204262号公報 特開2005−200645号公報 特開2003−3070号公報 特開2003−192901号公報
特許文献1については、単粒度のゴムチップをアスファルトモルタルで結合した空隙の多い舗装体であることから、ゴムチップの飛散等、耐久性に劣るという問題点があった。
特許文献2については、80〜120℃で溶融するスチレン系熱可塑性エラストマーが多量に配合されていることから、アスファルト混合物の粘性が高くなり、施工性が悪いという問題点があった。
特許文献3については、アスファルトと熱可塑性エラストマーとプロセスオイルと延性材料とを混合した特別なアスファルト組成物を使用するため、アスファルト混合物を製造する際に、アスファルト組成物を加熱貯蔵するための専用のアスファルトタンク、またはアスファルト組成物を加熱しアスファルト合材工場のアスファルト配管へ移送する専用のアスファルトローリ車が必要になるという問題点があった。
特許文献4と5はいずれも混合性と保存性の向上を目的としたものであって低分子量ポリエチレンや特定の置換基を有するフェニルエーテル系化合物を必須要件としており、また鉱油の含有量が少ないため、これをバインダとして使用してアスファルト混合物を製造しても、高たわみ性、振動減衰性、ひび割れ抵抗性、及び塑性変形抵抗性をバランスよく発揮できるものとはならない。
すなわち、高たわみ性アスファルト混合物であっても通常のアスファルト合材工場で容易に製造することができ、通常の施工機械で良好な施工性が得られ、しかも、施工後は、長期の供用に耐えられることが望ましい。
さらに、振動軽減舗装の基層として用いる高たわみ性アスファルト混合物の基本的な性状としては、高たわみ性、振動減衰性、ひび割れ抵抗性、及び塑性変形抵抗性をバランスよく発揮できるものであることが望ましい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは高たわみ性、振動減衰性、及びひび割れ抵抗性と共に、これらに相反する性質である塑性変形抵抗性を有し、且つ、通常のアスファルト合材工場において製造できるとともに通常の施工機械で良好な施工性が得られる振動軽減舗装を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る振動軽減舗装はアスファルト舗装の基層が、骨材と、ポリマーの中にアスファルトが分散しポリマー連続相が形成されているポリマー改質アスファルトと、前記ポリマー改質アスファルトに対して20wt%〜30wt%含まれていて、流動点が−10℃以下の鉱物油からなる振動軽減舗装用高たわみ性アスファルト混合物で構成されていることを特徴としている。
本発明で用いる高たわみ性アスファルト混合物はポリマー改質アスファルトを原材料として使用しているので、通常のアスファルト合材工場で容易に製造することができ、また通常の施工機械で良好な施工性が得られる。
そしての高たわみ性アスファルト混合物を基層に使用すればの高たわみ性アスファルト混合物は振動減衰性を有しているので、通行車両によって表層で発生した振動を基層で減衰し、沿道へ伝播する振動を低減する効果がある。また、の高たわみ性アスファルト混合物は、ひび割れ抵抗性が高いので、基層より下側の層にひび割れが発生していても、基層、及び表層にひび割れが発生するのを抑制できる効果がある。
損失係数の測定結果を示すグラフである。 鉱物油の添加量とHICの関係を示すグラフである。 鉱物油の添加量と動的安定度の関係を示すグラフである。 鉱物油の流動点とHICの関係を示すグラフである。 鉱物油の流動点と破断ひずみの関係を示すグラフである。
以下、本発明で用いる高たわみ性アスファルト混合物で使用するポリマー改質アスファルト、鉱物油及び骨材について説明し、次にこの高たわみ性アスファルト混合物の製造方法について説明する。
[ポリマー改質アスファルト]
本発明で用いる高たわみ性アスファルト混合物で使用されるポリマー改質アスファルトは、ストレートアスファルトに改質材として熱可塑性エラストマーなどのポリマーを加えたものである。そして本発明においては、特にポリマーの中にアスファルトが分散しポリマー連続相が形成されているものが含まれているものを使用する。ポリマー連続相が形成されているとは、ポリマー添加量が多くてポリマーリッチフェーズ(ポリマーが主成分)の中にアスファルテンリッチフェーズ(アスファルトが主成分)が存在し、ポリマーが連続相の形となっているものである。
ポリマー連続相が形成されているポリマー改質アスファルトの例としては、社団法人日本道路協会より発刊された舗装設計施工指針(平成十八年版)記載の、一般的に大型車交通量が著しく多い箇所に適用するアスファルト混合物に使用されるポリマー改質アスファルトIII型、一般的にポーラスアスファルト混合物に使用されるポリマー改質アスファルトH型が好適に使用可能である。さらに詳しくは、H型,H型−F,III型,III型−W
,III型−WFが使用できる。
[鉱物油]
本発明で用いる高たわみ性アスファルト混合物で使用される鉱物油は、ポリマー改質アスファルトのポリマー連続相を破壊しないで、常温、及び低温時におけるポリマー改質アスファルトの軟らかさを向上させると共に、高たわみ性アスファルト混合物の施工性を良好にするために添加されるものである。鉱物油の例としては、石油系炭化水素を主成分とする工業用潤滑油のうち流動点が−10℃以下のものが好適に使用可能である。鉱物油の流動点が−10℃よりも高くなると、後述するように衝撃吸収性とたわみ性が低下する。
また、鉱物油は、石油系炭化水素の単一物でも添加剤が添加されているものでもどちらでもよい。また、鉱物油は前記流動点を満たせば、工業用潤滑油に限定されるものではない。
鉱物油の含有量は、好ましくは、ポリマー改質アスファルトに対して10wt%〜30wt%である。後述するように、10wt%未満では、ポリマー改質アスファルトの軟らかさを向上させることができず、高たわみ性アスファルト混合物のたわみ性、振動減衰性、ひび割れ抵抗性、及び施工性が低下する。また30wt%を超えると、ポリマー改質アスファルトのポリマー連続相が破壊されると共に、軟化点が低くなり、高たわみ性アスファルト混合物の塑性変形抵抗性が低下して耐流動性が確保できない。
[骨材]
本発明で用いる高たわみ性アスファルト混合物で使用される骨材は、砕石、砂、石粉など、従来から一般的にアスファルト混合物に用いられる骨材であり、特定のものに限定されない。
[高たわみ性アスファルト混合物の製造]
本発明で用いる高たわみ性アスファルト混合物を製造する場合は、150〜220℃に加熱した骨材と150〜200℃に加熱したポリマーの中にアスファルトが分散しポリマー連続相が形成されているポリマー改質アスファルトとを所定の割合で混合し、それに流動点が−10℃以下の鉱物油を所定量添加して混合する。又は予め150〜200℃に加熱したポリマーの中にアスファルトが分散しポリマー連続相が形成されているポリマー改質アスファルトと流動点が−10℃以下の鉱物油とを所定の割合で混合し、それと150〜220℃に加熱した骨材とを所定の割合で混合してもよい。これらの混合手順は作業環境により任意に選択可能であり、混合時の温度を上記の範囲で行えばどちらの順番で行ってもよい。
ポリマー改質アスファルトには大別してポリマー連続相が形成されているものと、アスファルト連続相が形成されているものの二種類がある。そのうち、本発明で用いる高たわみ性アスファルト混合物のポリマー改質アスファルトはポリマー連続相が形成されているものを用いることに特徴がある。
そこで、ポリマー連続相が形成されているポリマー改質アスファルトの例としてポリマー改質アスファルトH型を使用したものを実施例1とし、ポリマー連続相が形成されずアスファルト連続相が形成されているポリマー改質アスファルトの例としてポリマー改質アスファルトII型を使用したものを比較例1とし、通常のアスファルト舗装に用いられるストレートアスファルト60〜80を使用したものを比較例2として行ったバインダの物理試験と、これらのバインダを使用したアスファルト混合物についての各種試験結果について以下説明する。
[実施例1]
[バインダの物理性状]
ポリマー改質アスファルトH型と、流動点が−30℃の鉱物油をポリマー改質アスファルトH型に対して15wt%混合したバインダを実施例1として、バインダの物理試験を行った。また、以下に示す比較例1と比較例2についてもバインダの物理試験を行った。試験結果を表1に示す。
比較例1は、ポリマー改質アスファルトH型と、流動点が−30℃の鉱物油をポリマー改質アスファルトH型に対して15wt%混合したバインダに代え、大型車交通量の多い箇所のアスファルト舗装の耐流動対策等に用いられるポリマー改質アスファルトII型を使用したものである。ポリマー改質アスファルトII型は、アスファルトに対するポリマーの添加量が少ないため、アスファルテンリッチフェーズの中にポリマーリッチフェーズが存在し、アスファルトが連続相の形となっているものである。
比較例2は、ポリマー改質アスファルトH型と、流動点が−30℃の鉱物油をポリマー改質アスファルトH型に対して15wt%混合したバインダに代え、通常のアスファルト舗装に用いられるストレートアスファルト60〜80を使用したものである。
Figure 0006046408
表1から、実施例1は、針入度が比較例1や比較例2に比べてきわめて大きく、また、軟化点も比較例1や比較例2に比べて高いことが分かる。したがって、ポリマー連続相が形成されている実施例1をバインダとして使用したアスファルト混合物は、比較例1や比較例2と比べたわみ性、及びひび割れ抵抗性に優れ、流動抵抗性を有するものとなると考えられる。
[実施例2]
[高たわみ性アスファルト混合物の性状]
表1に示した実施例1、比較例1、及び比較例2の各バインダを骨材と混合して、一般にアスファルト舗装の表層に用いられる最大粒径13mmの密粒度アスファルト混合物を製造した後、これを締め固めて、供試体を作製し、各種試験を行った。なお、曲げ試験は「舗装調査・試験法便覧 B005」に準拠して行った。
試験結果を表2に示す。最大粒径13mmの密粒度アスファルト混合物は一般に、耐水性やひびわれに対する抵抗性に優れているものである。
ここで、実施例2に係る供試体の作製において、バインダ量は、5.5%とし、骨材の配合割合は表3に示す通りであり、その骨材粒度は表4に示す通りである。
Figure 0006046408
Figure 0006046408
Figure 0006046408
表2の曲げ試験結果から、実施例1のバインダを使用した密粒度アスファルト混合物は、破断ひずみが比較例1又は比較例2のバインダを使用した場合に比べて、約4倍大きいことから、たわみ性及びひび割れ抵抗性に優れていることが分かる。
また、表2のマーシャル試験結果から、実施例1のバインダを使用した密粒度アスファルト混合物は、安定度とフロー値が通常のアスファルト舗装に用いられる比較例2を使用したものとほぼ等しいが、ホイールトラッキング試験結果から、実施例1のバインダを使用した密粒度アスファルト混合物は、塑性変形抵抗性の指標である動的安定度が大型車交通量の多い箇所のアスファルト舗装の耐流動対策に用いられる比較例1を使用した場合よりは低いものの、比較例2を使用した場合よりは高いことから、十分な塑性変形抵抗性も有していることが分かる。
[実施例3]
[高たわみ性アスファルト混合物の衝撃吸収性]
表1に示した実施例1、比較例1、及び比較例2のバインダと骨材とを混合して、一般的にアスファルト舗装の基層に用いられる最大粒径20mmの粗粒度アスファルト混合物を製造した後、これを締め固めて、供試体を作製し、舗装路面の弾力性試験(舗装調査・試験法便覧 S026−1)、及びHIC試験(ASTM F−1292−99)を行い、衝撃吸収性を評価した。最大粒径20mmの粗粒度アスファルト混合物は一般に、耐流動などの性質に優れているものである。
試験結果を表5に示す。なお、GB係数は、衝撃吸収性を表しており、値が小さいほど衝撃吸収性が高く、SB係数は、反発弾性を表しており、値が小さいほど反発弾性が低い。また、Gmaxは、衝撃の最大減速度を表しており、HICは、衝撃強さの尺度であり、共に値が小さいほど衝撃吸収性が高い。
ここで、実施例3に係る供試体の作製において、バインダ量は、4.9%とし、骨材の配合割合は表6に示す通りであり、その骨材粒度は表7に示す通りである。
Figure 0006046408
Figure 0006046408
Figure 0006046408
表5から、実施例1のバインダを使用した粗粒度アスファルト混合物は、比較例1又は比較例2のバインダを使用した場合に比べて、GB係数が8〜11%小さく、SB係数も6〜8%小さいことから、衝撃吸収性が高く、反発弾性も低いことが分かる。
また、実施例1のバインダを使用した粗粒度アスファルト混合物は、比較例1又は比較例2のバインダを使用した場合に比べて、Gmax、及びHICが小さいことから、衝撃吸収性が高いことが分かる。
[実施例4]
[高たわみ性アスファルト混合物の振動減衰性]
表1に示した実施例1、比較例1、及び比較例2のバインダと骨材とを混合してアスファルト混合物を製造した後、これを締め固めて、2層構造の供試体を作製し、「JIS G 0602 制振鋼板の振動減衰特性試験方法」に準拠して、振動減衰性の指標である損失係数の測定を20℃で行い、振動減衰性を評価した。損失係数測定結果を図1に示す。なお、損失係数は、値が大きいほど振動減衰性が高い。
ここで、実施例4に係る供試体の作製において、表層は比較例1のバインダを使用した密粒度アスファルト混合物とし、基層は実施例1のバインダ、比較例1のバインダ、及び比較例2のバインダをそれぞれ使用した粗粒度アスファルト混合物とした。供試体の種類は、表8に示す通りである。
Figure 0006046408
図1から、基層に実施例1のバインダを使用した粗粒度アスファルト混合物を適用したAの場合には、損失係数が基層にBの比較例1又はCの比較例2のバインダを使用した粗粒度アスファルト混合物を適用した場合に比べて、約4倍大きいことから、振動減衰性が高いことが分かる。
上記の実施例2〜実施例4の試験結果より、ポリマー連続相が形成されている実施例1のバインダを使用したアスファルト混合物は、比較例1や比較例2のバインダを使用したものよりも、本発明の目的である高たわみ性、振動減衰性、ひび割れ抵抗性、及び塑性変形抵抗性をバランスよく発揮できるものであることが確認された。
次に、ポリマー改質アスファルトに対する鉱物油の最適な添加量と、鉱物油の望ましい流動点を確認するために行った試験結果について、以下説明する。
[実施例5]
[鉱物油の添加量と混合物の性状]
実施例2と同様のバインダ量と骨材配合割合で、鉱物油の添加量を変化させて一般にアスファルト舗装の表層に用いられる最大粒径13mmの密粒度アスファルト混合物を製造した後、これを締め固めて、供試体を作製し、HIC試験(ASTM F−1292−99)とホイールトラッキング試験を行った。試験結果を図2と図3に示す。
図2から、HICは、鉱物油の添加量が多いほど小さくなる傾向を示し、添加量が10wt%以上において特に小さくなる傾向を示すことが分かる。HICは、値が小さいほど衝撃吸収性が高い。特に、添加量を20wt%以上とするとHICが600以下となり非常に高い衝撃吸収性が得られる。
図3から、動的安定度は、鉱物油の添加量が多いほど小さくなる傾向を示すことが分かる。鉱物油の添加量が30wt%以下であれば動的安定度が500以上あり、表2の比較例2に示す一般的なアスファルト混合物であるストレートアスファルト60〜80を使用した密粒度アスファルト混合物(13)の動的安定度よりも大きく、通常必要とされる塑性変形抵抗性を確保できる。
したがって、基層に使用する場合の鉱物油の添加量は、20wt%〜30wt%とすることが望ましい。
[実施例6]
[鉱物油の流動点と混合物の性状]
実施例2と同様のバインダ量と骨材配合割合で、鉱物油の流動点を変化させて一般にアスファルト舗装の表層に用いられる最大粒径13mmの密粒度アスファルト混合物を製造した後、これを締め固めて、供試体を作製し、HIC試験(ASTM F−1292−99)と曲げ試験を行った。試験結果を図4と図5に示す。
図4から、HICは、鉱物油の流動点が−10℃よりも高くなると大きくなる傾向を示すことが分かる。HICは、値が小さいほど衝撃吸収性が高いことから、鉱物油の流動点が−10℃よりも高くなると、衝撃吸収性が低下する。
図5から、破断ひずみは、鉱物油の流動点が高いほど小さくなる傾向を示し、特に流動点が−10℃よりも高くなると、小さくなる傾向を示すことが分かる。破断ひずみは、値が大きいほどたわみ性に優れることから、鉱物油の流動点が−10℃よりも高くなると、たわみ性が低下する。
したがって、鉱物油の流動点は、−10℃以下とすることが望ましい。
上記実施例5と実施例6の結果より、高たわみ性アスファルト混合物を基層に使用する場合、ポリマー改質アスファルトに添加する鉱物油の添加量は、20wt%〜30wt%とすることが望ましく、また鉱物油の流動点は、−10℃以下とすることが望ましいことが確認された。

Claims (1)

  1. アスファルト舗装の基層が、骨材と、ポリマーの中にアスファルトが分散しポリマー連続相が形成されているポリマー改質アスファルトと、前記ポリマー改質アスファルトに対して20wt%〜30wt%含まれていて、流動点が−10℃以下の鉱物油からなる振動軽減舗装用高たわみ性アスファルト混合物で構成されていることを特徴とする振動軽減舗装
JP2012166047A 2012-07-26 2012-07-26 振動軽減舗装 Active JP6046408B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012166047A JP6046408B2 (ja) 2012-07-26 2012-07-26 振動軽減舗装

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012166047A JP6046408B2 (ja) 2012-07-26 2012-07-26 振動軽減舗装

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014025259A JP2014025259A (ja) 2014-02-06
JP6046408B2 true JP6046408B2 (ja) 2016-12-14

Family

ID=50199144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012166047A Active JP6046408B2 (ja) 2012-07-26 2012-07-26 振動軽減舗装

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6046408B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50141610A (ja) * 1974-05-02 1975-11-14
JP2977962B2 (ja) * 1991-08-30 1999-11-15 出光興産株式会社 テトラフルオロエタン冷媒冷凍機用潤滑油
CA2355408C (en) * 2000-08-18 2008-12-23 China Petroleum And Chemical Corporation A storage-stable modified asphalt composition and its preparation process
JP2006002124A (ja) * 2004-06-21 2006-01-05 Tokyo Erutekku Kk 樹脂系廃棄物リサイクル方法
JP4366309B2 (ja) * 2004-12-21 2009-11-18 新日本石油株式会社 アスファルト改質材、それを含むアスファルト混合物およびその製造方法
JP4965394B2 (ja) * 2007-09-05 2012-07-04 株式会社佐藤渡辺 熱硬化性加熱アスファルト混合物の製造方法および装置
JP5375761B2 (ja) * 2010-07-13 2013-12-25 福田道路株式会社 弾性舗装用アスファルト混合物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014025259A (ja) 2014-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8444761B2 (en) Utilization of heavy oil fly ash to improve asphalt binder and asphalt concrete performance
Punith et al. Laboratory investigation of open-graded friction-course mixtures containing polymers and cellulose fibers
CN107337381B (zh) 用于超薄罩面的小粒径开级配沥青混合料
CN101781469B (zh) 聚合物复合改性沥青
WO2007054503A1 (en) Bitumen composition
CA2902610A1 (en) Enhancing properties of sulfur extended asphalt using polyethylene wax
KR20120073529A (ko) 중온 아스팔트 포장용 조성물
Sarsam et al. Fatigue life assessment of modified asphalt concrete
Jaya et al. Stability and stiffness of asphaltic concrete incorporating waste cooking oil
CA2886674C (en) Asphalt compositions with cracking resistance additives
JP4972746B2 (ja) 特殊粒度型アスファルト混合物
JP6046408B2 (ja) 振動軽減舗装
KR101375577B1 (ko) 친환경 중온 아스팔트 조성물의 제조방법
Al Tamimi et al. Evaluation of sustainable asphalt mixture
KR102041150B1 (ko) 배수성 아스팔트 포장 혼합물용 아스팔트 바인더, 그 제조방법 및 배수성 아스팔트 포장 혼합물
JP3184497U (ja) ウィスカー鉱物配合アスファルト混合物舗装構造
Haritonovs et al. Performance based evaluation on the use of different waste materials in asphalt
KR102504820B1 (ko) 폐아스콘 및 슬래그 골재 활용에 적합한 아스팔트 조성물의 제조방법
CN112250347A (zh) 一种适用低热河谷区的沥青混凝土及其制备方法
KR100432048B1 (ko) 아스팔트 도로 포장용 개질 역청 혼합물
Diab et al. Moisture, rutting, and fatigue-cracking susceptibility of water-carrying, wax-based, and chemical-based warm mix asphalt systems
JP2012197617A (ja) 舗装体の施工方法
WO2018055976A1 (ja) ポリマー改質アスファルト組成物
WO2015023494A1 (en) Sulfur extended asphalt modified with crumb rubber for paving and roofing
Sarsam Moisture Damage of Warm Mix Asphalt Concrete

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160310

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161018

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20161025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6046408

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250