JP6045651B1 - 消しゴム付き筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 出没具を出没させる際の動作性を向上する。【解決手段】 筆記具本体10の軸筒11の一端側に、下方へ向けられた際に自重により前進して突出状態になり上方へ向けられた際には自重により後退して没入状態になる出没具21を具備した出没具付き筆記具において、前端側に出没具21を有するとともに筆記具本体10に対し進退するように支持された進退部材22と、筆記具本体10に対し進退しないで自転するように支持された転動体23とを備え、転動体23の外周面を進退部材22の側面に接触させるようにした。【選択図】 図1

Description

本発明は、筆記具本体の一端側に、消しゴムや筆記部、その他の出没具を具備した消しゴム付き筆記具に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載のもののように、筆記具本体の軸筒内に、ボールペン用リフィールを備え、このボールペン用リフィールを下方へ向けられた際に自重により前進させて突出状態にするとともに係止し、上方へ向けられた際には前記係止を外して自重により後退させて没入状態するようにしたものがある。
この従来技術では、ボールペン用リフィールが前進して突出状態になった際に、該ボールペン用リフィールの後端に当接するボール(43)を軸筒内面(中空体29の内面)の段部に係止し、前記段部に対する径方向の逆側で前記ボールと軸筒内周面との間に、円錐形頭部(46)を有する楔状の部材を挟み込むようにしている。なお、前記括弧内の数字は特許文献1中の符号である。
しかしながら、上記従来技術によれば、前記係止状態から復帰する際に前記楔状の部材が、ボール(43)と軸筒内面との間に噛み込んで外れ難くなったり、ボール(43)及び前記楔状の部材が軸筒内で踊るように動いて不要な音を発したり等、動作性面での改善が求められる。
特公昭34−10370号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、出没具を出没させる際の動作性を向上することができる消しゴム付き筆記具を提供することにある。
上記課題を解決するための一手段は、筆記具本体の軸筒の一端側に、下方へ向けられた際に自重により前進して突出状態になり上方へ向けられた際には自重により後退して没入状態になる消しゴムを具備した消しゴム付き筆記具において、前記軸筒内の前記一端側に嵌り合った筒状の支持ケースと、前記支持ケースの内周面との間に前後方向へ延びる空間を置いて前記支持ケース内に進退不能且つ回転不能に係止された中空軸状のスライド支持部を有するホルダーと、前記スライド支持部の側壁を厚み方向へ貫通する貫通孔に嵌り合って自転する転動体と、前記空間における前記転動体の後側で前後方向へ進退する係脱部材と、前端側に前記消しゴムを嵌合固定する保持部を有するとともに後端側に前記スライド支持部内で進退するスライド軸を有する進退部材とを備え、前記軸筒の内周面に前後方向へ延びる縦溝が設けられ、前記支持ケースの外周面には、前記縦溝に嵌り合う凸部が設けられ、前記スライド支持部の軸心側には、前記スライド軸に嵌り合う四角筒状のスライド孔が設けられ、前記スライド軸は、前記スライド孔に嵌り合う四角柱状に形成され、その側面に前記転動体を嵌脱可能な凹部を有し、前記係脱部材は、前進した際に前記転動体における中心部よりも軸筒径外方向寄りに接触し、後退した際には同転動体から後方へ離れることを特徴とする。

本発明は、以上説明したように構成されているので、出没具を出没させる際の動作性を向上することができる。
本発明に係る出没具付き筆記具の一例を側方から視て示す要部切欠断面図である。 図1の(II)-(II)線に沿う拡大断面図である。 係脱部材の一例を示す半断面図である。 同出没具付き筆記具の動作を示す要部断面図であり、(a)は出没具側が下方へ向けられた直後の没入状態を示し、(b)は進退部材の前進により出没具が下方へ突出した状態を示す。 同出没具付き筆記具の動作を示す要部断面図であり、(c)は転動体が凹部内へ移動している途中の状態を示し、(d)は転動体が凹部内に嵌り合った状態を示す。 出没ユニットを筆記具本体から外した状態を示す要部断面図である。
本実施の形態の特徴の一つは、筆記具本体の軸筒の一端側に、下方へ向けられた際に自重により前進して突出状態になり上方へ向けられた際には自重により後退して没入状態になる出没具を具備した出没具付き筆記具において、前端側に前記出没具を有するとともに筆記具本体に対し進退するように支持された進退部材と、筆記具本体に対し進退しないで自転するように支持された転動体とを備え、前記転動体の外周面を前記進退部材の側面に接触させるようにした。
この構成によれば、出没具と共に進退部材が進退する際、該進退部材の側面が転動体の外周面に接触して該転動体が転がるようにして自転する。したがって、進退部材の摩擦抵抗を軽減し、進退部材の進退をスムーズに行うことができる。
なお、前記「出没具」は、筆記具本体の軸筒の一端側で出没するものであればよく、この「出没具」には前記筆記機能を有するもの(例えば筆記先端部等)や、筆記以外の機能を有するもの(例えば消しゴム等)を含む。
また、上記構成の出没具付き筆記具は、出没具を突出状態で後退不能に係止する手段を具備することが好ましいが、この手段は必須ではない。例えば、前記出没具をライトや発光体とした場合等には、この出没具を突出状態で後退不能に係止せずとも、この出没具としての機能を奏することが可能である。また、突出状態の前記出没具を手で押さえて用いる態様とすることも可能である。
他の特徴としては、前記進退部材における後端寄りの側面に設けられて前記転動体を嵌脱可能な凹部と、前記転動体の後側で筆記具本体に対し進退するように支持された係脱部材とを備え、前記係脱部材が、前進した際に前記転動体における中心部よりも軸筒径外方向寄りに接触し、後退した際には同転動体から後方へ離れるようにした。
この構成によれば、出没具が下方へ向けられた際、進退部材が自重により前進するとともに、係脱部材も前進して転動体に対し中心部よりも軸筒径外方向寄りに接触する。このため、転動体が軸筒径内方向へ移動して凹部に嵌り合う。また、出没具が上方へ向けられた際には、係脱部材が後退するため、転動体が凹部から離脱し、進退部材及び出没具が自重により後退する。
他の特徴としては、より動作性を向上するために、筆記具本体に、前記進退部材を進退するように支持するホルダーを備え、該ホルダーは、前記進退部材を進退させて前記出没具を前後に出没させるように前記進退部材の周囲を覆って支持する側壁と、該側壁を厚み方向へ貫通する貫通孔とを有し、該貫通孔内に、前記転動体を筆記具本体に対し進退しないで自転するように支持している。
他の特徴としては、より動作性を向上するために、前記進退部材を軸筒径内方向側に挟むようにして、前記転動体を複数設けた。
他の特徴としては、より動作性を向上するために、前記係脱部材は、中心側に前記ホルダーを挿通する筒状に形成されるとともに、その前端側の内周面に、前記転動体の軸筒径外方向寄り部分に対し後方側から当接する傾斜面を有する。
なお、前記「軸筒径外方向」とは、軸筒の径方向に沿って該軸筒の中心から離れる方向を意味する。
他の特徴としては、係脱部材を軽量化して噛み込み等による動作不良を軽減するために、前記係脱部材は、前記傾斜面よりも後側の周壁の外面を、その前側部分よりも縮径している。
なお、前記「軸筒径内方向」とは、軸筒の径方向に沿って該軸筒の中心に近づく方向を意味する。
他の特徴としては、前記出没具、前記進退部材および前記転動体を具備して、前記出没具を自重により出没させる一体的な出没ユニットを構成し、この出没ユニットを、筆記具本体に対し着脱可能に装着した。
他の特徴としては、前記筆記具本体が芯タンクを有するシャープペンシルであり、前記出没ユニットを、前記芯タンクの先端側に対する逆端側に、着脱可能に装着した。
次に、上記特徴を有する好ましい実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る出没具付き筆記具の一例を示している。
この出没具付き筆記具Aは、筆記具本体10の先端側に対する逆端側に、出没具21を自重により出没させる出没ユニット20を着脱可能に装着して、シャープペンシルを構成している
なお、本明細書中、筆記具本体10に関する説明では、鉛芯1が繰り出される方向(図1における下方)を「先」(先端、先方等)と表現し、その逆方向を「逆」(逆端、逆方向等)と表現する。
また、出没ユニット20に関する説明では、出没具21を突出させる方向(図4における下方)を「前」(前端、前方等)と表現し、その逆方向を「後」(後端、後方等)と表現する。
筆記具本体10は、長尺状の軸筒11内に、複数の鉛芯1を収納する芯タンク12と、該芯タンク12内の鉛芯を先方へ繰り出す鉛芯繰出し機構(図示せず)と、該鉛芯繰出し機構により繰り出される鉛芯を挿通し保護するスライダー13とを具備している。
軸筒11は、内部が中空の長尺円筒状に形成され、その先端側開口部に、スライダー13を挿入するとともに、前記先端側開口部に対する逆端側開口部12aには、後述する出没ユニット20を挿入している。この軸筒11は、単数の筒状部材からなる態様や、複数の筒状部材を軸方向に接続してなる態様とすることが可能である。
芯タンク12は、先端部とその逆方向の端部を開口した長尺円筒状の部材であり、図示例によれば、その逆端側開口部12aに、接続部材14を介して出没ユニット20を着脱可能に接続している。
接続部材14は、先端側を小径筒状に形成するとともに逆端側を大径筒状に形成した部材であり、前記小径筒状の部分を、芯タンク12の逆端側開口部12aに着脱不能に圧入している。また、前記大径筒状の部分の内周面には、出没ユニット20を着脱可能に乗り越え嵌合させるように環状の凹凸部が設けられる。
前記鉛芯繰出し機構は、芯タンク12の逆端側に接続された出没ユニット20に対するノック操作により、芯タンク12の先端側に接続されたチャック(図示せず)に挟持された鉛芯1を先方へ繰り出すようにした周知の機構である。
この鉛芯繰出し機構は、外部から受ける操作により鉛芯1を繰出すようにした機構であればよく、例えば、軸筒側面に設けられるボタンを押す操作により鉛芯1を繰出すようにした機構や、当該軸筒全体を振る操作により鉛芯1を繰出すようにした機構、芯タンクの逆端側を回転させる操作により鉛芯1を繰り出すようにした機構等に置換することも可能である。
スライダー13は、略円筒状の部材であり、前記鉛芯繰出し機構から繰出される鉛芯1を挿通している。このスライダー13は、鉛芯1から径方向の力を受けた際に、外周部に形成されたカム斜面を、軸筒11の先端縁に摺接させて前進し、鉛芯1を覆う鉛芯保護機能を有する。なお、他例としては、このスライダー13を、前記カム斜面を有さないスライダーや、軸筒11の先端に進退不能に固定された芯挿通部材等、前記鉛芯保護機能を有さない態様に置換することも可能である。
次に、出没ユニット20について詳細に説明する。
出没ユニット20は、図4(a)に示すように、前端側に出没具21を接続するとともに筆記具本体10に対し進退するように支持された進退部材22と、筆記具本体10に対し進退しないで自転するように支持された転動体23と、筆記具本体10に支持されるとともに進退部材22を進退するように支持するホルダー24と、転動体23よりも後側で筆記具本体10に対し進退するように支持された係脱部材26と、該ホルダー24の前端側に設けられた装飾リング25と、係脱部材26を進退可能に覆うようにしてホルダー24を支持する支持ケース27とを具備している。
出没具21は、ホルダー24及び装飾リング25内から出没する円柱状の消しゴムである。
この出没具21は、進退部材22の前端側に着脱可能に嵌合固定されており、出没ユニット20の前端側が上方へ向けられた状態(図1参照)ではホルダー24及び装飾リング25内に収納される。
進退部材22は、出没具21を着脱可能に保持する保持部22aと、該保持部22aの後端から後方へ延設されたスライド軸22bとを有する(図4(a)参照)。
保持部22aは、出没具21の後部側を挿入可能な円筒状に形成され、その内周壁面を、出没具21の外周面に圧接している。
スライド軸22bは、長尺四角柱状(図2参照)に形成される。このスライド軸22bの後端寄りには、二つの凹部22b1が設けられる。これら凹部22b1は、スライド軸22bの両側面に配設される。そして、各凹部22b1は、転動体23を嵌脱可能な断面略円弧状に形成される。
また、スライド軸22bの両側面において、凹部22b1よりも後側には、進退部材22の前方へのスライドを規制する規制凸部22b2,22b2が設けられる。
また、転動体23は、金属や硬質樹脂材料等からなる球状の部材である。この転動体23は、進退部材22のスライド軸22bを軸筒径内方向側に挟むようにして複数(図示例によれば二つ)配設される。各転動体23は、後述するホルダー24の貫通孔24b2内で自在に自転するように設けられる。
ホルダー24は、出没具21及び進退部材22の保持部22aの周囲を覆う筒状の被覆壁部24aと、該被覆壁部24aの後端から後方へ延設されて進退部材22をスライド可能に支持するスライド支持部24bとを具備している(図4(b)参照)。
被覆壁部24aは、進退部材22の保持部22aの周囲に隙間を介して、該保持部22aを覆う円筒状に形成され、その前端側に、円筒状の装飾リング25を嵌合固定している。なお、他例としては、装飾リング25を省くことも可能である。
スライド支持部24bは、中空軸状の部材であり、その軸心側に、スライド軸22bの周囲を覆ってスライド可能に支持する四角筒状のスライド孔24b1を有する(図2参照)。このスライド孔24b1の内面には、進退部材22後端側の規制凸部22b2を前後方向へ案内するガイド溝24b11や、スライド軸22bの前方への移動を規制する内向き凸部24b12等が設けられる。
スライド支持部24bの前端寄りの側壁には、該側壁を厚み方向へ貫通する貫通孔24b2(図4(a)参照)が設けられる。この貫通孔24b2は、転動体23の外径よりも若干大きい内径の孔であり、転動体23を、自在に自転し、且つ軸筒軸方向へ進退しないように抱持する。
また、スライド支持部24bの後端寄りの側壁には、軸筒径外方向へ突出して支持ケース27の係止孔27b1に嵌り合う突起24b3が設けられる。
係脱部材26は、ホルダー24のスライド支持部24bを挿通する筒状に形成される。詳細に説明すれば、この係脱部材26は、図3に示すように、前側に位置する大径部26aと、該大径部26aよりも後側に位置する小径部26bとを有する。
大径部26aは、その外径面を、後述する支持ケース27の内周面に近接するように形成している。
この大径部26aの内周面には、前方へ向かって徐々に拡径する環状の傾斜面が形成される。この傾斜面は、図3に示す一例によれば、中心軸に対する傾斜角度が比較的大きい急傾斜面26a1と、該急傾斜面26a1よりも前側に位置し急傾斜面26a1よりも傾斜角度が小さい緩傾斜面26a2とから構成される。
また、小径部26bは、大径部26aよりも後側の外周面を、大径部26aの外径よりも縮径することで軽量化されている。この小径部26bは、ホルダー24の後側の外周面に摺接するように形成される。
小径部26bと大径部26aとの間の外周面は、後方へ向かって縮径する環状傾斜面26cを介して接続されている。
上述した係脱部材26の構成によれば、出没具21が下方へ向けられた際(図4(a)参照)に、進退部材22の動作性を良好にすることができる。すなわち、仮に係脱部材26が比較的高重量である場合には、係脱部材26の前端側内周面と進退部材22のスライド軸22bとの間に転動体23が強く挟まれて、進退部材22の前進に抵抗を生じるおそれがあるが、本実施例ではこのような不具合を解消することができる。
また、支持ケース27は、後端側を閉鎖した有底筒状の部材であり、係脱部材26を進退自在な状態で覆う筒状部27aと、該筒状部27aよりも後側に位置するとともに芯タンク12後端に圧入されている接続部材14に対し着脱可能な着脱部27bとを有する(図4参照)。
筒状部27aは、係脱部材26の最大径よりも若干大きい内径を有する。この筒状部27aは、スライド支持部24b外周面との間に、係脱部材26を前後方向へ所定量スライドさせる円筒状の空間を確保している。
また、着脱部27bは、後端を閉鎖した有底筒状に形成され、その内周面に、ホルダー24の後端部を進退不能且つ回転不能に嵌合するとともに、その外周面を、接続部材14に対し着脱可能に嵌合している。
着脱部27bを接続部材14に対し着脱可能に接続する手段は、図示例によれば、凹凸部を用いた乗り越え嵌合としているが、他例としては、ネジを用いた接続や、その他の着脱可能な構造とすることが可能である。
次に、上記構成の出没具付き筆記具Aについて、その特徴的な作用効果を詳細に説明する。
図1に示すように、出没具21が上方へ向けられた初期状態では、出没具21が、ホルダー24及び装飾リング25内に没入しており、側方からは目視されない。
前記初期状態から出没具付き筆記具Aの出没具21側を下方へ向けると、図4(a)(b)〜図5(c)(d)に示すように、進退部材22が下方へスライドする。このスライドの際、進退部材22のスライド軸22bに沿って転動体23が転動するため、進退部材22が、直線的にスムーズに前進し、その前進の際の抵抗が少ない。
そして、進退部材22が進退領域の前端までスライドすると、図4(b)に示すように、該進退部材22後端側の凹部22b1が、貫通孔24b2の略中心線上に位置する。
一方、進退部材22の前記スライドに追従するようにして、係脱部材26も下方へスライドする(図5(c)参照)。このため、転動体23が、係脱部材26前端側内面に押されて軸筒径内方向へ移動し、ホルダー24と進退部材22との間に跨るようにして凹部22b1に嵌り合う。
したがって、出没具21が装飾リング25から下方へ突出した状態において、進退部材22が後退不能に係止される。
また、前記突出状態から出没具付き筆記具Aの出没具21側を上方へ向けると、上記説明とは逆の順序で、出没具21が没入することになる。
すなわち、先ず、係脱部材26が後方へ移動する。次に、転動体23が凹部22b1内の凹曲状の斜面に押されて、凹部22b1外へ移動する。このため、進退部材22の係止状態が解除され、進退部材22が後退し、この後退により出没具21がホルダー24及び装飾リング25内へ没入する。
よって、上記構成の出没具付き筆記具Aによれば、出没具21を出没させる際に、進退部材22の直進性が高く且つ抵抗が少なく、係脱部材26の食付き等を生じ難く、また各構成部材が動いて異音を生じるようなこともなく、動作性に優れている。
また、出没具21を突出させ係止した状態において、該出没具21に後方への荷重が作用した場合に、この荷重を複数の転動体23により分散することができ、ひいては、突出状態の係止強度を向上するとともに、当該出没具付き筆記具Aの耐久性や信頼性等を向上することができる。
また、上記構成の出没ユニット20は、図6に示すように、芯タンク12の逆端側の接続部材14に挿入して嵌め合せたり、該接続部材14から抜くようにして外したり等、筆記具本体10に対する着脱を容易に行うことができる。
ひいては、消耗や故障等による出没具21の交換作業が容易なのは勿論のこと、出没具21及び出没ユニット20等を、色や、デザイン、機能等が異なるものに交換するのも容易であり、当該出没具付き筆記具Aのバリエーションを多様化することができる。
なお、上記実施例によれば、特に好ましい態様として、転動体23を球体としたが、転動体23の他例としては、円柱コロ状の部材や、その他の形状の転動体とすることも可能である。
また、上記実施例によれば、特に好ましい態様として、二つの転動体23を設けたが、他例としては、単数又は三以上の転動体23を設けた態様とすることも可能である。
また、上記実施例によれば、出没具21を消しゴムとしたが、出没具21の他例としては、筆記具(ボールペン、サインペン、シャープペンシル、修正ペン、毛筆用ペン、クレヨン等を含む)の筆記先端部や、入力ペン、判子、静電気除去部材、ライト、発光体、USBメモリ等とすることも可能である。
また、上記実施例によれば、筆記具本体10をシャープペンシルとしたが、筆記具本体10の他例としては、ボールペンや、万年筆、サインペン、マーカーペン、筆ペン、多機能筆記具、入力ペン等とすることも可能である。
10:筆記具本体
11:軸筒
12:芯タンク
14:接続部材
20:出没ユニット
21:出没具
22:進退部材
22b1:凹部
23:転動体
24:ホルダー
24b2:貫通孔
25:装飾リング
26:係脱部材
26a1:急傾斜面
26a2:緩傾斜面
27:支持ケース
A:出没具付き筆記具

Claims (8)

  1. 筆記具本体の軸筒の一端側に、下方へ向けられた際に自重により前進して突出状態になり上方へ向けられた際には自重により後退して没入状態になる消しゴムを具備した消しゴム付き筆記具において、
    前記軸筒内の前記一端側に嵌り合った筒状の支持ケースと、
    前記支持ケースの内周面との間に前後方向へ延びる空間を置いて前記支持ケース内に進退不能且つ回転不能に係止された中空軸状のスライド支持部を有するホルダーと、
    前記スライド支持部の側壁を厚み方向へ貫通する貫通孔に嵌り合って自転する転動体と、
    前記空間における前記転動体の後側で前後方向へ進退する係脱部材と、
    前端側に前記消しゴムを嵌合固定する保持部を有するとともに後端側に前記スライド支持部内で進退するスライド軸を有する進退部材とを備え、
    前記軸筒の内周面に前後方向へ延びる縦溝が設けられ、
    前記支持ケースの外周面には、前記縦溝に嵌り合う凸部が設けられ、
    前記スライド支持部の軸心側には、前記スライド軸に嵌り合う四角筒状のスライド孔が設けられ、
    前記スライド軸は、前記スライド孔に嵌り合う四角柱状に形成され、その側面に前記転動体を嵌脱可能な凹部を有し、
    前記係脱部材は、前進した際に前記転動体における中心部よりも軸筒径外方向寄りに接触し、後退した際には同転動体から後方へ離れることを特徴とする消しゴム付き筆記具。
  2. 前記係脱部材は、中心側に前記スライド支持部を挿通する筒状に形成されるとともに、その前端側の内周面に、前記転動体の軸筒径外方向寄り部分に対し後方側から当接する傾斜面を有し、
    前記傾斜面は、中心軸に対する傾斜角度が大きい急傾斜面と、該急傾斜面よりも前側に位置し且つ該急傾斜面よりも傾斜角度が小さい緩傾斜面とから構成されることを特徴とする請求項1記載の消しゴム付き筆記具。
  3. 前記係脱部材は、前記傾斜面よりも後側の周壁の外面を、その前側部分よりも縮径していることを特徴とする請求項2記載の消しゴム付き出没具付き筆記具。
  4. 前記係脱部材よりも後側において、前記スライド支持部の側壁には、軸筒径外方向へ突出する突起が設けられ、
    前記支持ケースの後端側には縮径部分を有し、この縮径部分の周壁には、前記突起に嵌り合う係止孔が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の消しゴム付き筆記具。
  5. 前記スライド軸の側面における前記凹部よりも後側には、規制凸部が設けられ、前記スライド孔の内面には、前記規制凸部を前後方向へ案内するガイド溝が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の消しゴム付き筆記具。
  6. 前記ガイド溝の前端側には、前記規制凸部の前方への移動を規制する内向き凸部が設けられていることを特徴とする請求項5記載の消しゴム付き筆記具。
  7. 前記筆記具本体が芯タンクを有するシャープペンシルであり、前記支持ケースを、前記芯タンクの先端側に対する逆端側に装着していることを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載の消しゴム付き筆記具。
  8. 前記消しゴム、前記支持ケース、前記ホルダー、前記係脱部材、前記転動体、および前記進退部材を具備して、前記筆記具本体から分離された状態で前記消しゴムを自重により出没させる一体的な出没ユニットを構成し、
    この出没ユニットが、前記筆記具本体に対し着脱可能に装着されていることを特徴とする請求項1乃至7何れか1項記載の消しゴム付き筆記具。
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