JP6045165B2 - 物品の物流方法 - Google Patents

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Description

本発明は、物品の物流方法に係り、特に、電子部品の搬送や保管用に使用されるリールを効率良く物流するための物流方法に関する。
一般に、工場内で生産された電子部品は、生産ラインにおいて専用のプラスチックテープに取り付けられ、このプラスチックテープがリールに巻き付けられた状態で流通される(特許文献1参照。)。
通常、この種の物品(以下、適宜リールという。)は、工場から倉庫、物流センターを経由して納品先に納品される。工場の生産ラインから出てきたリールは、汎用の箱形コンテナ(以下、コンテナと略す。)に収容されて一時保管された後、工場に隣接する倉庫まで搬送される。あるいは、作業者がリールを納品先毎にハンドリング可能な箱(例えば、ダンボール箱)に小分けして移し替え、コンテナに入れて倉庫に搬送する場合もある。ここでの搬送は、複数のコンテナをパレットの上に積み上げてハンドリフターやフォークリフトによって搬送されるか、或いは、キャスタ付きの網パレットにコンテナを収容した状態で手押しによって搬送される。
倉庫では、コンテナが保管用の棚に集積されて在庫管理される。ここでは、納品先の出荷要請に基づき、棚に集積されたコンテナ又はコンテナ内の箱から必要な量のリールを取り出すピッキング作業が行われる。ピッキング作業により集められたリールは、搬送用の別の箱(例えば、ダンボール箱)に移し替えられ、輸送用のパレット(例えば、網パレット)の上に積み上げられてトラックに積載され、港、空港あるいは納品先の近くの物流センターまで搬送される。
物流センターでは、トラックから積み下ろされた箱が、複数段複数列の集積棚の棚に仕分けされて保管されるか、或いは、輸送用のパレットに段積みされたままの状態で保管される。ここで保管された箱は、納品先の発注に合わせて必要な箱が箱単位でピッキングされる。ピッキングされた箱は、出荷用の比較的大きな箱(例えば、ダンボール箱)に詰め込まれてトラックに積載され、納品先まで搬送される。
特開平11−301931号公報
しかしながら、このようなリールの物流方法によれば、リールを収容する箱を搬送する際に箱を搬送用の箱に詰め込む作業や、ピッキングする際の箱の移し替え作業、さらには、搬送された箱を積み下ろして棚等に集積するための集積作業が必要になる。そのため、作業者の負担が大きくなるだけでなく、工場出荷から納品先へ納品されるまでの物流時間が長くなるという問題がある。
一方、物流センター等で箱を保管する際は、網パレットに箱を段積みしたまま保管すれば箱を積み下ろす手間を省くことができるが、ピッキングする際は、積み上げた箱の一部を降ろしてその下の必要なリールが収容された箱を取り出す作業が必要になるため、ピッキング作業の負担が大きくなる。
また、通常、リールを収容する箱には、ダンボール箱が使用されるが、ダンボール箱は積み重ねたときにずれ易いため、ハンドリフターやフォークリフトを用いて搬送するときには、固縛する作業が必要となり、作業時間が長くなるという問題がある。さらに、ダンボール箱はリサイクル性が悪いため、物流コストの上昇を招くおそれがある。
本発明が解決しようとする課題は、物品の搬送、保管、ピッキングにおける作業者の負担を軽減するとともに、物流時間を短縮することにある。
本発明は、上記課題を解決するため、工場から出荷される物品を梱包箱に収容する第1の工程と、この梱包箱を複数段複数列に集積して保管する第2の工程と、保管された梱包箱から納品先の要求に合わせて抜き出した物品を出荷用の梱包箱に移し替える第3の工程と、この出荷用の梱包箱を搬送手段により搬送する第4の工程とを含む物品の物流方法において、梱包箱は、第1乃至第4のすべての工程で同一形態のものが使用され、梱包箱は、複数の物品を収容する専用トレイと、この専用トレイを収容する直方体の箱状に形成された樹脂製の専用コンテナとから構成され、専用コンテナの短側面の少なくとも一方には、専用トレイを専用コンテナの長手方向に出し入れ可能な開閉扉が設けられ、第2の工程は、専用コンテナの開閉扉を手前にして集積し、第3の工程は、納入先の要求に合う物品が収容された専用コンテナの開閉扉を開き、その専用コンテナから専用トレイを手前スライドさせて引き出して要求に合う物品を抜き出すことを特徴とする。
このように、第1の工程から第4の工程の物流過程を通じて、同一形態に形成された専用コンテナを使用し、しかも、専用コンテナは、物品を収容する専用トレイを出し入れ可能に形成されるため、荷姿を変えることなく物品を物流することができ、専用コンテナ間で物品を移し替える作業(ピッキング作業)を効率良く行うことができる。ここで、専用コンテナは、直方体に形成されるため、例えば、専用コンテナを複数段複数列でパレットの上に積み重ねておき、これをフォークリフト等で搬送することにより、搬送作業にかかる負担を軽減することができる。また、搬送先では、これらの専用コンテナをそのまま物品の棚として保管(使用)することができる。したがって、この方法によれば、物品の保管、搬送、ピッキングにおける作業者の負担を軽減することができ、物流時間の短縮を図ることができる。
本発明に係る物品の物流方法は、電子部品を保持するプラスチックテープが巻き付けられた円盤状のリールを物品として物流する場合にも、好適に適用できる。
この場合において、専用トレイの底部は、物品の周縁部が収容される複数の半円弧状の溝が専用トレイの長手方向に互いに間隔をあけて形成されてなるものとする。このように、専用トレイの底部に複数の溝を形成することにより、作業者は溝に沿ってリールを順に詰め込むことができるため、リールの詰め込み作業の効率を高めることができる。また、リールを溝内で保持することができるため、物流過程でリール同士が接触して破損するのを防ぐことができる。
また、専用トレイは、隣り合う溝の隙間に、隣り合う物品を識別する識別部材が装着可能に形成されてなるものとする。これによれば、例えば、専用トレイの溝にリール等の物品を並べて収容する際に物品の種類が切り替わったとしても、その切り替わる境目に識別部材を装着することで、物品の種類が切り替わる位置を簡単に認識することができる。これにより、専用トレイには、物品の種類に関わらず、専用トレイのすべての溝に物品を納めることができるため、専用コンテナの収容率を高め、さらに物品の輸送効率を高めることができる。また、次の種類のリールが無い場合など、専用トレイに空の部分が生じる場合も考えられるが、その場合、本識別部材は終端リールの倒れ防止としても機能する。
また、専用コンテナは、折り畳み可能な構造にすることもできる。これによれば、納品先から専用コンテナをコンパクトに折り畳んだ状態で回収することができるため、専用コンテナの回収率、つまり、専用コンテナの返却時の輸送効率を高めることができる。また、専用コンテナのリサイクル性を高め、物流コストの低減を図ることができる。
具体的に、第3の工程では、パレットの上に複数段複数列で積み上げられた専用コンテナをパレットごと複数段複数列の棚を有する集積棚の棚に集積し、その集積棚に集積された専用コンテナから納品先の要求に合わせて納品する物品を抜き出して出荷用の専用コンテナに移し替えるようにする。
すなわち、集積棚の棚に集積された専用コンテナは、いずれも専用トレイを引き出すことができる棚として機能する。したがって、作業者は、例えば、作業者を載せた作業台を所望の専用コンテナが集積された棚へ移動させるだけで、簡単に物品を取り出すことができるため、ピッキング作業を効率良く行うことができる。
本発明によれば、物品の搬送、保管、ピッキングにおける作業者の負担を軽減するとともに、物流時間を短縮することができる。
本発明の物品の物流方法が適用される物流プロセスの一実施形態を示すフロー図である。 本発明の物品の物流方法を実施するための専用コンテナの外観を示す斜視図である。 本発明の物品の物流方法を実施するための専用トレイの外観を示す斜視図である。 専用コンテナに専用トレイが収容される外観斜視図である。 専用コンテナを折り畳む手順を説明する図である。 図5の手順で折り畳まれた専用コンテナを積み重ねたときの外観斜視図である。 パレットの上に専用コンテナを積み上げたときの外観斜視図である。 棚に集積された専用コンテナから物品をピッキングする作業を説明する図である。
以下、本発明が適用されてなる物品の物流方法の一実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、ICチップ等の電子部品の搬送や保管用として使用されるリール、より具体的には、電子部品を保持するプラスチック製のキャリアテープが巻き付けられた円盤状のリールを物品として扱う例を説明する。なお、以下の説明では、物品をリールと称して説明する。
本実施形態の最大の特徴点は、リールがその物流過程を通じて同一の形態(好ましくは同一の寸法)に形成された梱包箱に収容されて搬送、保管されることにある。より具体的に、本実施形態の梱包箱は、複数のリールを収容する専用トレイと、この専用トレイを収容する専用コンテナとを備えて構成される。専用コンテナと専用トレイは、静電気等から電子部品を保護するため、導電性プロピレン等の樹脂から形成されている。
図2に、専用コンテナの一実施形態を示す。専用コンテナ1は、直方体の箱形のコンテナであり、上面は長手方向に沿って二つ割りに分割され、観音式の開閉扉3で形成される。一対の開閉扉3は、ヒンジ5を介して長側面7の外側にそれぞれ折り畳み可能に形成される。一対の長側面7は、それぞれ図示しないヒンジを介して内側に折り畳み可能に形成され、一方の短側面は、開閉扉9がそれぞれ枠体11に取り付けられたヒンジ13を介して外側に開閉可能に形成されている。枠体11は、図示しない係止構造によって一対の長側面7に係止されるようになっている。また、一方の短側面は、枠体11の係止状態を解除することにより、枠体11と開閉扉9を一体的に内側に折り畳み可能に形成され、他方の短側面も内側に折り畳み可能に形成されている。
専用コンテナ1は、その上下面が互いに凹凸の形状によって係合するように形成されている。すなわち、専用コンテナ1の上面(開閉扉3)には、ヒンジ5(凸部)が上面から突き出して設けられ、専用コンテナ1の下面には、そのヒンジ5が挿入される凹部(図示せず)が形成されている。これにより、専用コンテナ1が段積みされたときには、専用コンテナ1の上面のヒンジ5が、その専用コンテナ1の上に積み上げられた別の専用コンテナ1の下面の凹部に挿入されて係合するようになっている。これにより、専用コンテナ1を積み上げたときに、上の専用コンテナ1がその下の専用コンテナ1によって支持されるため、振動等で専用コンテナ1が落下するのを防ぎ、リール19の破損を防ぐことができる。なお、専用コンテナ1の凹凸の形状は、この例に限られるものではなく、専用コンテナ1の大きさや形状に合わせて適宜設定することができる。
図3に、専用トレイの一実施形態を示す。専用トレイ15は、半円弧状の底部を有し、その底部の長手方向には、互いに間隔をあけて半円弧状の溝17が複数形成されている。溝17は、円盤状のリール19の周縁部が収容可能に形成され、溝17に挿入されたリール19を保持するようになっている。
図4に示すように、専用トレイ15は、専用コンテナ1の短側面の開閉扉9を開けることにより、複数のリール19(例えば、最大40枚)を保持した状態で専用コンテナ1にスライドさせて出し入れすることができるようになっている。なお、専用コンテナ1は、上面の一対の開閉扉3をそれぞれ開放することにより、上面側からも専用トレイ15を収容することができる。
専用コンテナ1は、専用トレイ15を抜き出した状態で、上面の開閉扉3と長側面7及び短側面をそれぞれヒンジを介して折り畳むことにより、コンパクトな形態とすることができる。図5に、専用コンテナ1を折り畳む手順を示す。
専用コンテナ1は、一対の開閉扉3がヒンジ5を介して長側面7の外側にそれぞれ折り畳まれる。これにより、一対の開閉扉はそれぞれ長側面7と当接する。次に、一対の短側面がそれぞれ内側に折り畳まれる。これにより、一対の短側面はそれぞれ下面20と当接する。なお、一方の短側面(開閉扉9)は、枠体11と一体的に折り畳まれる。続いて、一対の長側面7が互いに折り重なるようにして内側に折り畳まれる。このとき、一対の長側面7はそれぞれ開閉扉3が外側に折り重なった状態で折り畳まれる。
このようにしてコンパクトに折り畳まれた専用コンテナ1は、その折り畳まれた形態の上下面が互いに凹凸の形状によって係合された状態で積み重なるようになっている(図6)。すなわち、折り畳まれた形態の上面をなす開閉扉3には、下面20に形成される凹部(図示せず)に挿入可能な凸部(図示せず)が形成され、折り畳まれた専用コンテナ1が段積みされたときには、その折り畳まれた専用コンテナ1の上面をなす開閉扉3の凸部が、その上に積み重ねられた別の折り畳まれた専用コンテナ1の下面20の凹部に挿入されて係合するようになっている。これにより、専用コンテナ1は、図6のように、折り畳まれた状態で段積みされても互いにずれるのを防ぐことができる。
次に、専用コンテナ1(専用トレイ15が収容されているか否かを問わない)を搬送するときの搬送形態について説明する。多数の専用コンテナ1をまとめて搬送するときには、専用パレットが使用される。この専用パレットは、専用コンテナ1や積載されるトラックの荷台等の大きさに合わせて、上面(載置面)が所定の大きさの矩形をなして形成される。図7に示すように、専用パレット21の上には、複数段複数列に積み重ねられた専用コンテナ1が載置される。専用パレット21の上面には、例えば、専用コンテナ1の下面(設置面)の凹部に挿入可能な凸部が形成されている。これにより、専用パレット21の上面の凸部と専用コンテナ1の凹部が係合することにより、専用パレット21の上で専用コンテナ1がずれるのを防ぐことができる。専用パレット21には、フォークリフトの一対のフォークが挿入される一対のフォーク鞘22が長手方向及び短手方向の全長に渡ってそれぞれ形成されている。
次に、このようにして構成される専用コンテナ1、専用トレイ15及び専用パレット21を用いたリール19の物流方法について、図1を用いて説明する。
本実施形態のリールの物流過程は、工場から出荷されたリールを専用コンテナ1に収容する第1の工程23と、第1の工程23でリールが収容された専用コンテナ1を倉庫に集積して保管する第2の工程25と、第2の工程25で保管された専用コンテナ1を物流センターに移して集積し、その集積された専用コンテナ1から納品先の要求に合わせて抜き出したリール19を出荷用の専用コンテナ1に移し替える第3の工程27と、第3の工程27でリール19が移し替えられた出荷用の専用コンテナ1をトラックに積載して納品先まで搬送する第4の工程29を含んで構成される。
第1の工程23では、工場の生産ラインで製造された電子部品がキャリアテープに順次取り付けられ、リールに巻き付けられた状態で出てくると、作業者は作業台30の上でリール19を一枚ずつ専用トレイ15の溝17に挿入する。これにより、専用トレイ15には、複数のリール19が所定の間隔で縦に並べられて保持される(図3)。こうして溝17にリール19が保持された専用トレイ15は、専用コンテナ1の開閉扉3又は開閉扉9を開いて専用コンテナ1に収容される。
ここで、専用トレイ15は、最大で例えば40枚までリール19を保持することができるが、リール19を専用トレイ15の溝に挿入する過程で、例えば、リール19の種類(リール19に保持される電子部品の種類)が別の種類に切り替わることがある。このような場合、図3に示すように、リール19の種類が切り替わる境界の溝17間の隙間に識別部材31を装着するようにする。これにより、その境界の次の溝17から、別の種類のリール19を保持しても、リール19の種類が切り替わる位置を簡単に認識することができる。したがって、作業の途中でリール19の種類が変更された場合でも、専用トレイ15を切り替える必要がなく、専用トレイ15に空の溝17が生じることがないため、専用コンテナ1の収容率、保管効率を高めることができる。
こうして専用トレイ15が収容された専用コンテナ1は、専用パレット21の上に複数段複数列で側面同士が互いに重なり合うようにして積み上げられる。このとき、各専用パレット21の開閉扉9は、いずれも専用パレット21の長手方向の同じ方向(図7の手前側)に向けて配置される。この専用コンテナ1の積み上げ作業は、人手によって行うことができる。以下、このようにして積み上げられた複数段複数列の専用コンテナ1とこれらが載置される専用パレット21をコンテナ集合体33と呼ぶ。
次に、第2の工程25では、工場内に設置されたコンテナ集合体33が、荷姿を変えることなく、ハンドリフターやフォークリフト等によって工場に隣接する倉庫まで搬送され、倉庫内にそのままの状態で保管される。ここで保管されたコンテナ集合体33は、納品先からの出荷要請等があると、荷姿を変えることなく、トラックに積載されて納品先の近くの物流センターまで搬送される。つまり、第2の工程25では、倉庫に保管された状態のコンテナ集合体33がそのまま物流センターに搬送されることから、従来のようにリール19を別のダンボール箱に積み替えるような積み替え作業(例えば、箱単位のピッキング作業)は行われない。
次に、第3の工程27では、倉庫から搬送されたコンテナ集合体33が、その形態を維持したまま、フォークリフト等によって物流センターに設置された複数段複数列の集積棚の棚にそれぞれ集積される。ここで、集積棚の棚に集積されたコンテナ集合体33は、専用コンテナ1の開閉扉9を集積棚の前方に向けて集積される。
集積棚に集積された専用コンテナ1は、納品先の出荷要求等に合わせてピッキング作業が行われる。ピッキング作業には、例えば、周知のピッキングフォークリフト等を用いることができる。以下、図8を用いて、ピッキングフォークリフトを用いたピッキングの作業手順を説明する。
集積棚35の棚37にはそれぞれコンテナ集合体33が載置されている。ピッキングフォークリフト39は、作業台41の運転操作部を操作することにより、作業者を載せたまま作業台41を所望の高さまで上昇させるか、又は作業台41を走行させ、対象とする専用コンテナ1が載置された棚37の前にアクセスする。そして、ピッキングフォークリフト39を棚の位置で停止させ、作業台41をその棚37からリール19を取り出し易い高さに調節する。
次に、作業者は、対象となるリール19が収容されている専用コンテナ1の開閉扉9を開いて専用トレイ15を引き出し、専用トレイ15に収容されているリール19を取り出す。このようにしてピッキングされたリール19は、例えば、作業台41の上に載せられた空の専用トレイ15に入れられて、出荷用の別の専用コンテナ1(集積棚35に集積された専用コンテナ1と形態、大きさが同じもの)に収容される。出荷用の専用コンテナ1は、専用パレット21の上に複数段複数列に積み重ねられ、新たに出荷用のコンテナ集合体45を形成する。
このように、第3の工程27では、倉庫で保管されたコンテナ集合体33をそのままの形態で集積棚35の棚37に集積させているため、人手による作業が少なく、専用コンテナ1の集積作業を効率良く行うことができる。また、コンテナ集合体33を構成する専用コンテナ1はすべて開閉扉9が集積棚35の前方に配置されているため、コンテナ集合体33がピッキング棚として機能する。したがって、作業者は、ピッキングフォークリフト39で所望の棚37へ移動するだけで、専用コンテナ1から簡単に専用トレイ15を引き出してリール19を取り出すことができるため、ピッキング作業を効率良く行うことができる。また、このように、第3の工程27では、リール19単位でピッキング作業を行うことができるため、例えば、小ロット納品のように、何種類かのリール19をピッキングするといった納品先の要求に幅広く対応することができる。また、本実施形態では、物流センターのみで、納品先の出荷要求に応じたピッキング作業を行うようにしているため、リール19の物流時間を大幅に短縮することができる。
一方、第3の工程27では、リール19単位でピッキング作業を行う場合に限らず、専用トレイ15単位でピッキング作業を行うこともできる。この場合、例えば、空の専用トレイ15を収容した専用コンテナ1をピッキングフォークリフト39の作業台41の上に積み上げておき、専用コンテナ1から抜き出したリール19入りの専用トレイ15をそのまま空の専用トレイ15と入れ替えるようにしてもよい。
第4の工程29では、第3の工程27で積み上げられた出荷用のコンテナ集合体45がトラック47に積載されて納品先まで搬送される。納品先に納品されたコンテナ集合体45は、専用パレット21が返却されるだけでなく、専用トレイ15が引き出された空の専用コンテナ1が折り畳まれて、積み重ねられた状態で返却される(図6)。なお、専用トレイ15についても、重ね合わせて返却されるようにしてもよい。
本実施形態では、少なくとも専用コンテナ1と専用パレット21については、納品先から返却されたものを物流過程に再利用することができる。したがって、従来のように、ダンボール箱の廃棄作業が不要になり(納品先を含む)、廃棄物を削減することができるため、物流コストを低減することができる。なお、専用コンテナ1の折り畳みは、図5の手順に従って人手により簡単に行うことができるため、納品先での負担も少なくて済む。
以上述べたように、本実施形態では、リール19の物流過程を通じて、同一形態に形成された専用コンテナ1及び専用トレイ15が使用され、しかも専用コンテナ1は、リール19を収容した専用トレイ15を出し入れ可能に形成されているため、専用コンテナ1は、搬送時において、荷姿を変えることなくリール19を物流することができ、その結果、ピッキングする際には、従来のように、リール19を別のダンボール箱に移し替える作業が不要になる。さらに、専用トレイ15は、複数段複数列に積み重ねて集積することにより、それ自体が大きな集積棚となり、所望の専用コンテナ1の開閉扉9を開けることで、リール19を簡単に取り出すことができるため、ピッキング作業の効率を高めることができる。したがって、本実施形態によれば、物流過程における作業者の負担を軽減することができるとともに、工場出荷から納品先に納品されるまでの物流時間を大幅に短縮することができる。
また、リール19は、専用トレイ15によって互いに間隔をあけた状態で保持されるため、裸のリール19を直接収容することができ、しかも、搬送時や保管時におけるリール19の破損を防ぐことができる。また、専用トレイ15には、殆どの場合、リール19がフル搭載されるため、スペースロスがなく、専用コンテナ1の保管効率、搬送(輸送)効率を高めることができる。
また、本実施形態によれば、専用パレット21の上に専用コンテナ1を複数段複数列で積み重ねた状態(コンテナ集合体33,45)でそのまま搬送することができるため、従来のように、搬送前にダンボール箱の固縛作業や搬送用の網パレットにダンボール箱を収容する等の作業を行う必要がなく、さらには、物流センターの集積棚35に専用コンテナ1を簡単に集積させることができるため、作業者の負担を一層軽減することができる。加えて、本実施形態によれば、物流センターの集積棚35の棚37にそれぞれコンテナ集合体33を集積させているため、ピッキング作業に要するスペースを節約することができる。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述してきたが、上記実施形態は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記実施形態の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれるのは勿論である。なお、本実施形態では、リール19の物流方法について説明したが、物流対象となる物品はリール19に限られるものでない。
1 専用コンテナ
3,9 開閉扉
7 長側面
15 専用トレイ
17 溝
19 リール
21 専用パレット
23 第1の工程
25 第2の工程
27 第3の工程
29 第4の工程
31 識別部材
35 集積棚
37 棚
39 ピッキングフォークリフト
41 作業台
47 トラック

Claims (5)

  1. 工場から出荷される物品を梱包箱に収容する第1の工程と、該梱包箱を複数段複数列に集積して保管する第2の工程と、保管された前記梱包箱から納品先の要求に合わせて抜き出した物品を出荷用の梱包箱に移し替える第3の工程と、前記出荷用の梱包箱を搬送手段により搬送する第4の工程とを含む物品の物流方法において、
    前記梱包箱は、前記第1乃至第4のすべての工程で同一形態のものが使用され、
    前記梱包箱は、複数の前記物品を収容する専用トレイと、該専用トレイを収容する直方体の箱状に形成された樹脂製の専用コンテナとから構成され、
    前記専用コンテナの短側面の少なくとも一方には、前記専用トレイを該専用コンテナの長手方向に出し入れ可能な開閉扉が設けられ、
    前記第2の工程は、前記専用コンテナの前記開閉扉を手前にして集積し、
    前記第3の工程は、納入先の要求に合う前記物品が収容された前記専用コンテナの前記開閉扉を開き、前記専用コンテナから前記専用トレイを手前にスライドさせて引き出して要求に合う物品を抜き出すことを特徴とする物品の物流方法。
  2. 前記物品は、電子部品を保持するプラスチックテープが巻き付けられた円盤状のリールであることを特徴とする請求項1に記載の物品の物流方法。
  3. 前記専用トレイの底部は、前記物品の周縁部が収容される複数の半円弧状の溝が該専用トレイの長手方向に互いに間隔をあけて形成されてなることを特徴とする請求項2に記載の物品の物流方法。
  4. 前記専用トレイは、隣り合う前記溝の隙間に、隣り合う前記物品を識別する識別部材が装着可能に形成されてなることを特徴とする請求項3に記載の物品の物流方法。
  5. 前記第3の工程は、パレットの上に複数段複数列で積み上げられた前記専用コンテナをパレットごと複数段複数列の棚を有する集積棚の棚に集積し、前記集積棚に集積された前記専用コンテナから納品先の要求に合わせて納品する前記物品を抜き出して出荷用の前記専用コンテナに移し替えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の物品の物流方法。
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