JP6043393B2 - バーナの火炎形成方法 - Google Patents
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Description
このような酸素富化燃焼法を用いるバーナとしては、例えば、特許文献1に開示された酸素富化燃焼バーナがある。
また、火炎において、局所的な高温部が形成されてしまうため、火炎の温度を均一にすることが困難であった。
0≦C/(B+C)≦0.4 ・・・(1)
図1は、本発明の第1の実施の形態のバーナの火炎形成方法を実施する際に使用するバーナの概略構成を示す断面図である。図1では、説明の便宜上、バーナ10の構成要素ではない、加熱炉11(炉壁12も含む)を図示する。つまり、図1では、一例として、加熱炉11にバーナ10を設けた場合を図示している。
図1において、Eはバーナ本体17の中心軸(以下、「中心軸E」という)、Xは中心軸Eの延在方向(以下、「方向X」という)、Fは2次酸化剤の噴出方向(以下、「方向F」という)、Gは方向Xの一方向であって、1次酸化剤及び燃料ガスの噴出方向(以下、「方向G」という)をそれぞれ示している。
図2は、図1に示す炉壁に固定されたバーナをD視した正面図である。図2において、図1に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
バーナ10は、風箱15と、バーナ本体17と、を有する。風箱15は、筒状部材21と、ガイド部材22と、背面部材23と、前面部材25と、フランジ部26と、を有する。
2次酸化剤供給源(図示せず)が供給する2次酸化剤としては、例えば、酸素、酸素富化空気、空気のうちの、いずれか1種を用いることができる。
上述した2次酸化剤導入口29及び空間31は、2次酸化剤を供給する際の経路として機能する。
ガイド部材22のうち、筒状部材21の先端から突出した部分は、炉壁12に形成された貫通部12Aに配置されており、貫通部12Aを区画する炉壁12と接触している。
第1の部分23−1は、空間31の後端内に収容されており、空間31の内径と略等しい外径とされている。例えば、空間31の形状が円柱形状の場合、第1の部分23−1の形状も円柱形状とすることができる。
第2の部分23−2は、第1の部分23−1よりも拡径された部材であり、ボルト33により、筒状部材本体28の後端に固定されている。これにより、風箱15の後端側が気密されている。
上記構成とされた背面部材23は、バーナ本体17の後端側を支持する機能を有する。
前面部材本体34は、板状とされた部材であり、平坦な前面34a及び背面34bを有する。前面部材本体34は、背面34bが筒状部材28の先端面28Aと接触するように配置されている。
前面部材本体34は、その一部がガイド部材22内に配置されており、残部がガイド部材22から突出している。前面部材本体34は、炉壁12を貫通する貫通部12Aに収容されている。これにより、前面部材本体34の前面34aは、加熱炉11内の雰囲気に露出されている。
挿入穴35の直径は、バーナ本体17の先端の外径と略等しくなるように構成されている。
燃焼室37は、バーナ本体17の先端に設けられており、拡がり角度が0°以上30°以下とされている。
拡がり角度が0°よりも小さいと、燃焼室37からガスの吹き出し速度が速くなり、安定した火炎の形成が難しくなる恐れがある。一方、拡がり角度が30°よりも大きいと、バーナ本体17先端や燃焼室37への、火炎による輻射伝熱量が大きくなり、バーナ本体17の先端や燃焼室37の損傷あるいは耐久性が低下する恐れがある。
したがって、拡がり角度を0°以上30°以下とすることで、火炎の安定性を保持できるとともに、バーナ本体17の損傷を抑制でき、さらにバーナ本体17の耐久性を向上させることができる。
燃焼室37の形状としては、例えば、円柱形状や円錐台形状等を用いることができる。
上記構成とされた燃焼室37には、バーナ本体17の先端から1次酸化剤及び燃料ガスが噴出される。
複数の2次酸化剤噴出口38は、バーナ本体17の中心軸Eに対して回転対称に配置されている。複数の2次酸化剤噴出口38は、バーナ本体17の中心軸Eから離間する方向に延在している。このため、複数の2次酸化剤噴出口38から噴出する2次酸化剤は、中心軸Eから離間する方向Fに噴出される。
これにより、火炎40の温度が局所的に高温になることを抑制可能となるので、NOXの生成を抑制することができる。
なお、第1の実施の形態において、「1次火炎」とは、バーナ本体17から供給される1次酸化剤及び燃料ガスのみで形成される還元火炎のことをいい、「火炎40」とは、1次火炎に2次酸化剤が供給されることで形成される火炎のことをいう。
角度θ1が0°以下であると、バーナ本体17の中心軸Eから離間する方向に2次酸化剤を噴出させることが困難となる。これによって、加熱炉11内のガスで2次酸化剤が十分に希釈されることなく、火炎40に取り込まれるため、NOXの生成を抑制することが困難となってしまう。
したがって、角度θ1を0°よりも大きく、かつ30°以下にすることで、火炎40が極端に長くなったり、未燃が発生したりすることを抑制した上で、NOXの生成を抑制することができる。
バーナ本体17は、第1の環状部材43と、1次酸化剤供給経路45と、1次酸化剤噴出口46と、第2の環状部材48と、燃料ガス供給経路49と、燃料ガス噴出口51と、燃料ガス導入口53と、を有する。
1次酸化剤供給源(図示せず)が供給する1次酸化剤としては、例えば、酸素、酸素富化空気、空気のうちの、いずれか1種を用いることができる。
1次酸化剤供給経路45は、第1の環状部材43内に形成された方向Xに延在する空間である。1次酸化剤供給経路45は、1次酸化剤供給源(図示せず)から供給された1次酸化剤をバーナ本体17の先端側に位置する1次酸化剤噴出口46に供給する。
燃料ガス供給経路49は、第1の環状部材43と第2の環状部材48との間に形成された筒状空間である。燃料ガス供給経路49は、燃料ガスを燃料ガス噴出口51に供給する機能を有する。
燃料ガス噴出口51は、燃焼室37に露出されており、燃焼室37に対して、方向Gに燃料ガスを噴出させる。燃料ガス噴出口51の形状は、例えば、リング形状とすることができる。
燃料ガス導入口53は、第2の環状部材48に設けられている。燃料ガス導入口53は、燃料ガス供給ライン(図示せず)を介して、燃料ガス供給源(図示せず)と接続されている。
燃料ガス供給源(図示せず)が供給する燃料ガスとして、例えば、LNG(Liquefied Natural Gas)を用いることができる。
そして、バーナ本体17の中心軸Eから離間する方向に2次酸化剤を噴出させ、2次酸化剤を加熱炉11内のガスで希釈させながら、上記1次火炎に取り込ませることで、温度が均一とされ、NOXの生成が低減された火炎40が形成される。
第1の実施の形態のバーナの火炎形成方法では、バーナ本体17の中心から、Gに1次酸化剤と、1次酸化剤の外側から、燃料ガスとを噴出させ、1次酸化剤の噴出速度を燃料ガスの噴出速度よりも速くし、燃料ガスの外側から、バーナ本体17の中心軸Eから離間する方向に2次酸化剤を噴出させることで、火炎40を形成する。
そして、燃料ガスの外側から、バーナ本体17の中心軸Eから離間する方向に2次酸化剤を噴出させることで、加熱炉11内のガスで希釈された2次酸化剤と1次火炎とが徐々に反応させることが可能となる。これによって、希釈されていない2次酸化剤を早い段階で1次火炎と反応させることが可能となる。
したがって、酸素富化燃焼時において、火炎40に局所的な高温部分が形成されることを抑制可能となるので、NOXの生成を抑制することができる。
また、酸素富化燃焼時において、1次酸化剤が燃焼ガスを十分に巻き込むことが可能となるので、火炎40中の酸素濃度が低下し、局所的な高温部の形成が抑制可能となるので、NOXの生成を抑制することができる。
角度θ1が0°よりも小さいと、バーナ本体17の中心軸Eから離間する方向に2次酸化剤を噴出させることが困難となる恐れがある。この場合、加熱炉11内のガスで2次酸化剤を十分に希釈する前に、火炎40に2次酸化剤が取り込まれるため、NOXの生成を抑制することが困難となる恐れがある。
したがって、角度θ1を0°以上30°以下にすることで、火炎40が極端に長くなったり、未燃が発生したりすることを抑制した上で、NOXの生成を抑制できる。
したがって、1次酸化剤に含まれる酸素量を5%以上30%以下とすることで、1次火炎の火炎長が長くなりすぎたり、未燃が発生したりすることを抑制した上で、NOXの生成を抑制することができる。
したがって、2次酸化剤噴出口38に供給する2次酸化剤の温度を、600℃以下にすることで、火炎40の温度を高温にすることが可能となるので、被加熱物への伝熱効率を向上させることができる。また、上記の温度範囲では、NOXの生成を抑制した燃焼を行うことができる。
また、燃料ガスの外側から、バーナ本体17の中心軸Eから離間する方向に2次酸化剤を噴出させることで、加熱炉11内のガスで希釈された2次酸化剤と1次火炎とを徐々に反応させることが可能となる。
したがって、酸素富化燃焼時において、火炎40に局所的な高温部分が形成されることを抑制可能となるので、NOXの生成を抑制することができる。
図3は、本発明の第2の実施の形態のバーナの火炎形成方法を実施する際に使用するバーナの概略構成を示す断面図である。
図3では、説明の便宜上、バーナ60の構成要素ではない、加熱炉11(炉壁12も含む)を図示する。つまり、図3では、一例として、加熱炉11にバーナ60を設けた場合を図示している。
図3において、図1及び図2に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図4は、図3に示す炉壁に固定されたバーナをI視した正面図である。図4において、図1〜図3に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
バーナ60は、第1の実施の形態で説明したバーナ10を構成するバーナ本体17に替えて、バーナ本体61を有することと、複数の2次酸化剤噴出口38の配置を十字配置からX字配置に変更したこと以外は、バーナ10と同様に構成されている。
第3の環状部材62は、第2の環状部材48よりも方向Xの長さが短くなるように構成されている。第3の環状部材62は、燃料ガス導入口53を露出している。
3次酸化剤導入口65は、第3の環状部材62に設けられている。3次酸化剤導入口65は、3次酸化剤供給ライン(図示せず)を介して3次酸化剤供給源(図示せず)と接続されている。
3次酸化剤供給源(図示せず)が供給する3次酸化剤としては、例えば、酸素、酸素富化空気、空気のうち、いずれか1種を用いることができる。
3次酸化剤噴出口69は、燃焼室37に露出されており、燃焼室37に対して、方向Gに、旋回流とされた3次酸化剤を噴出させる。3次酸化剤噴出口69の形状は、例えば、リング形状とすることができる。
第2の実施の形態のバーナの火炎形成方法では、火炎70を形成する際に、複数の2次酸化剤噴出口38と燃料ガス噴出口51との間に設けられた3次酸化剤噴出口69から3次酸化剤を旋回流として噴出させること以外は、第1の実施の形態のバーナの火炎形成方法と同様な手法により行うことができる。
このように、複数の2次酸化剤噴出口38と燃料ガス噴出口51との間に設けられた3次酸化剤噴出口69から3次酸化剤を旋回流として噴出させることで、保炎効果により安定した火炎70を形成することができる。
0≦C/(B+C)≦0.4 ・・・(2)
また、3次酸化剤の割合を多くすると、燃料ガスと3次酸化剤との混合が速くなるため、火炎70の火炎長を短くすることができる。
また、第2の実施の形態のバーナの火炎形成方法は、第1の実施の形態のバーナの火炎形成方法と同様な効果を得ることができる。
実験例1では、図1に示すバーナ10を試験炉(図示せず)に設置し、表1に示す条件で、実施例1〜3の燃焼試験を行い、試験炉(図示せず)の出口付近におけるNOX濃度(O211%換算)を算出した。
実施例1では、1次酸化剤及び2次酸化剤として、酸素濃度が25%とされた酸素富化空気を用いた。実施例2では、1次酸化剤として、酸素濃度が25%とされた酸素富化空気を用い、2次酸化剤として酸素濃度が21%とされた空気を用いた。
実施例3では、1次酸化剤として、酸素濃度が21%とされた空気を用い、2次酸化剤として酸素濃度が25.2%とされた酸素富化空気を用いた。
実施例1〜3のNOX濃度としては、下記式(3)を用いて、O211%換算(酸素濃度の基準)のNOX濃度(ppm)を求めた。
NOX濃度(ppm)=(21−換算O2濃度)/(21−実O2濃度)× 実NOX濃度(ppm)・・・(3)
また、「換算O2濃度」については、大気汚染防止法などで、標準酸素濃度補正を用いてNOX濃度を計算することに基づいて、実施例1〜3では換算O2濃度を11%で換算した。
実験例1では、図5に示すバーナ100を試験炉(図示せず)に設置し、比較例の燃焼試験を行った。
バーナ100は、燃料ガスが供給される内管101と、内管101の先端に設けられた原料ガス噴出口102と、内管101を収容する外管104と、内管101の先端及び外管104の先端で区画された補助酸化剤噴出口106と、主酸化剤通路108と、バーナタイル109と、バーナタイル109で区画され、主酸化剤を噴出する主酸化剤噴出口111と、を有する。
比較例では表3に示す条件を用いて、燃焼試験を行い、試験炉(図示せず)の出口付近におけるNOX濃度(O211%換算)を算出した。
実験例2では、図2に示すバーナ60を試験炉(図示せず)に設置し、表4に示す条件で、バーナ60の燃焼試験を行い、実験例1と同様な手法により、試験炉(図示せず)の出口付近におけるNOX濃度(O211%換算)を算出した。
このとき、(3次酸化剤の流量C)/(2次酸化剤の流量B+3次酸化剤の流量C)の値を、0〜0.7の範囲内で変更させた。以下、(3次酸化剤の流量C)/(2次酸化剤の流量B+3次酸化剤の流量C)を単に、C/(B+C)という。
図6を参照するに、C/(B+C)の数値が大きくなるにつれて、NOX濃度が大きくなることが判った。また、排ガス量10万m3/h以上の金属加熱炉を対象とした場合のNOx規制値が100ppmであることから、NOX濃度を100ppm以下にするためには、C/(B+C)の数値を0以上0.4以下にする必要があることが判った。
図7は、バーナ本体の先端からの距離と試験炉の内壁の温度との関係を示すグラフである。
さらに、C/(B+C)を0.6まで高くすると、火炎の長さが伸びる傾向にあった。これは、火炎の状態が変化したためであると考えられる。
実験例3では、実験例1で使用した図1に示すバーナ10を用いるとともに、表5に示す第1の条件を用いて燃焼試験を行った。
そして、実験例1と同様な手法により、試験炉(図示せず)の出口付近におけるNOX濃度(O211%換算)を算出するとともに、試験炉(図示せず)の出口付近におけるCO濃度を測定した。
CO濃度は、堀場製作所製のVA−3000を用いて、測定した。
図8は、1次酸化剤の噴出速度とNOX濃度(O211%換算)及びCO濃度との関係を示すグラフである。
図8に示す結果から、1次酸化剤の噴出速度は、100m/s以上300m/s以下の範囲内が好ましいことが確認できた。
そして、実験例1と同様な手法により、試験炉(図示せず)の出口付近におけるNOX濃度(O211%換算)を算出するとともに、試験炉(図示せず)の出口付近におけるCO濃度を測定した。CO濃度は、上述した手法により測定した。
第2の条件を用いて、燃料ガスの噴出速度とNOX濃度(O211%換算)及びCO濃度との関係を調べた結果を図9に示す。
図9は、燃料ガスの噴出速度とNOX濃度(O211%換算)及びCO濃度との関係を示すグラフである。
図9に示す結果から、燃料ガスの噴出速度は、50m/s以上150m/s以下の範囲内が好ましいことが確認できた。
実験例4では、実験例1で使用した図1に示すバーナ10を用いるとともに、表6に示す条件1〜6を用いて燃焼試験を行った。そして、1次酸化剤及び2次酸化剤の流量バランスを変えたときの試験炉(図示せず)の出口付近におけるNOX濃度(O211%換算)を算出するとともに、試験炉(図示せず)の出口付近におけるCO濃度を測定した。このとき、目視で火炎の長さも観察した。
また、NOX濃度(O211%換算)の算出、及びCO濃度の測定は、上述した手法を用いた。これらの結果を図10に示す。
なお、酸化剤全体の流量に対する1次酸化剤の流量割合とは、下記式(4)から算出される割合のことをいう。
1次酸化剤の流量割合=(1次酸化剤の流量)/(1次酸化剤の流量と2次酸化剤の流量とを合計した流量) ・・・(4)
Claims (7)
- 所定の方向に延在するバーナ本体と、該バーナ本体の先端の中心に配置され、1次酸化剤を噴出する1次酸化剤噴出口と、該1次酸化剤噴出口の外側に位置する前記バーナ本体の先端に配置され、燃料ガスを噴出する燃料ガス噴出口と、前記バーナ本体の外側に設けられるとともに、前記バーナ本体の中心軸に対して回転対称に配置され、2次酸化剤を噴出する複数の2次酸化剤噴出口と、該複数の2次酸化剤噴出口と前記燃料ガス噴出口との間に設けられ、3次酸化剤を旋回流として噴出する3次酸化剤噴出口と、を有するバーナを用いたバーナの火炎形成方法であって、
前記バーナ本体の延在方向と同じ方向に、前記1次酸化剤及び前記燃料ガスを噴出させるとともに、前記バーナ本体の延在方向と同じ方向に、旋回流として前記3次酸化剤を噴出させ、前記1次酸化剤の噴出速度を前記燃料ガスの噴出速度よりも速くし、前記バーナ本体の中心軸から離間する方向に前記2次酸化剤を噴出させることで、火炎を形成することを特徴とするバーナの火炎形成方法。 - 前記1次酸化剤の噴出速度が100m/s以上300m/s以下で、かつ前記燃料ガスの噴出速度を50m/s以上150m/s以下の範囲内であることを特徴とする請求項1記載のバーナの火炎形成方法。
- 前記バーナは、前記バーナ本体の先端に拡がり角度が0°以上30°以下とされた燃焼室を有しており、
前記1次酸化剤及び前記燃料ガスは、前記燃焼室に噴出することを特徴とする請求項1または2記載のバーナの火炎形成方法。 - 前記バーナ本体の中心軸と前記2次酸化剤の噴出方向とが成す角度を、0°以上30°以下にすることを特徴とする請求項1ないし3のうち、いずれか1項記載のバーナの火炎形成方法。
- 前記燃料ガス噴出口に供給される前記燃料ガスを完全燃焼させる際に必要な酸素量を100%とした場合において、前記1次酸化剤噴出口に供給される前記1次酸化剤に含まれる酸素量が5%以上30%以下であることを特徴とする請求項1ないし4のうち、いずれか1項記載のバーナの火炎形成方法。
- 前記2次酸化剤噴出口に供給する前記2次酸化剤の流量Bと、前記3次酸化剤噴出口に供給する前記3次酸化剤の流量Cと、した場合、下記式(1)が成り立つことを特徴とする請求項1なしいし5のうち、いずれか1項記載のバーナの火炎形成方法。
0≦C/(B+C)≦0.4 ・・・(1) - 前記1次酸化剤に含まれる酸素濃度が80%以上であり、
前記2次酸化剤が空気であることを特徴とする請求項1ないし6のうち、いずれか1項記載のバーナの火炎形成方法。
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