JP6043335B2 - 遠隔エンジン始動システム - Google Patents

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Description

この発明は、遠隔エンジン始動システムに関する。
従来、ユーザが遠隔操作端末のエンジン始動ボタンを操作すると、その操作に応じて遠隔操作端末が車両へ始動信号を送信し、この始動信号を受信した車両が所定条件を満たした場合に車両状態が暖気可能であると判断して、エンジンを始動させる車両制御システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−71695号公報
しかしながら、上記従来の技術に係る車両制御システムにおいては、ユーザが遠隔からエンジンを始動させたい場合、遠隔操作端末からの始動信号が車両に届く範囲内で、遠隔操作端末のエンジン始動ボタンを操作する必要がある。これによりエンジン始動ボタンの1回目の操作で電波が車両に届かない場合、ユーザが車両に近付きながら再度エンジン始動ボタンを操作する必要があり、エンジンを始動させるための操作が煩雑になる場合がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、利用者の利便性を損なうこと無しに、遠隔からエンジンを始動させることが可能な遠隔エンジン始動システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る遠隔エンジン始動システムは、利用者が携帯する携帯端末(例えば、実施形態の携帯端末11)と、前記携帯端末から送信されるエンジン始動信号の受信によりエンジン(例えば、実施形態のエンジン44)を始動させる車両(例えば、実施形態の車両12)と、を備える遠隔エンジン始動システムであって、前記車両は、前記車両の周囲に所定範囲の通信エリアを形成し、前記携帯端末は、前記携帯端末が前記通信エリア内に位置しているか否かを判定する判定部(例えば、実施形態の制御部24)と、前記判定部により前記通信エリア内に位置していると判定された場合に前記車両と通信を行う制御部(例えば、実施形態の制御部24が兼ねる)と、前記通信エリア内に位置した状態で前記エンジン始動信号の送信を行う動作の有効無効を設定する設定部(例えば、実施形態の制御部24が兼ねる)と、を備え、前記制御部は、前記設定部により前記設定が有効に設定された状態で、前記判定部により前記通信エリア内であると判定された場合に、前記エンジン始動信号を自動的に前記車両に送信する。
(2)上記(1)に記載の遠隔エンジン始動システムでは、前記車両は、前記携帯端末と通信の接続確立を行っていない状態において前記所定範囲に定期的に問合せ信号を送信することで前記通信エリアを形成し、前記携帯端末は、前記問合せ信号を受信することで、認証を含む前記接続確立を行うとともに、前記エンジン始動信号の送信が可能となる。
(3)上記(1)または(2)に記載の遠隔エンジン始動システムでは、前記判定部は、前記車両と通信の接続確立が行われた状態であることに基づいて前記携帯端末が前記通信エリア内に位置していると判定する。
(4)上記(1)から(3)の何れか1つに記載の遠隔エンジン始動システムでは、前記設定部は、前記エンジン始動信号の送信により前記エンジンの始動が行われた場合、前記設定を有効の状態から無効の状態に切り替える。
(5)上記(1)から(4)の何れか1つに記載の遠隔エンジン始動システムでは、前記所定範囲は、前記車両に対して見通し距離に設定されており、前記車両は、前記エンジン始動信号を受信した場合に、前記車両の外部に設けられる灯体(例えば、実施形態の灯体47)を点灯または点滅動作させる。
(6)上記(1)から(5)の何れか1つに記載の遠隔エンジン始動システムでは、前記車両は、前記エンジン始動信号を受信した場合に、前記エンジンの始動に伴って所定の目標温度で空調装置(例えば、実施形態の空調装置45)を作動させるとともに、前記目標温度に対して前記車両の室内温度の方が所定値以上高い場合に、前記車両の開閉体(例えば、実施形態の開閉体)を所定量だけ開動作させる。
(7)上記(1)から(6)の何れか1つに記載の遠隔エンジン始動システムでは、前記携帯端末は表示画面(例えば、実施形態の表示画面22a)を備え、前記設定部は、前記表示画面に対する操作により前記有効無効の設定を可能に構成され、前記表示画面の表示及び前記設定は、前記携帯端末に搭載されるプログラムにより実行される。
上記(1)に記載の態様に係る遠隔エンジン始動システムによれば、利用者がエンジンの遠隔始動を意図している場合(つまりエンジン始動信号の送信動作が有効の場合)、自動的にエンジン始動信号が送信されるので、利用者の利便性を向上させることができる。携帯端末が車両の通信エリア内であるか否かを利用者が意識せずに、携帯端末が通信エリア内に位置した状態のときに自動的にエンジンの遠隔始動が行われるので、エンジンを始動させるための利用者の操作が煩雑になることを防止することができる。
さらに、上記(2)の場合、認証を含む接続確立を行なう正規の携帯端末からのエンジン始動信号を有効とするため、セキュリティ性を向上させることができる。
さらに、上記(3)の場合、携帯端末の位置を判定するための特別な構成を追加する必要無しに、携帯端末が通信エリア内に位置することを精度良く判定することができる。
さらに、上記(4)の場合、前回の遠隔始動時に自動始動を設定したことを忘れて車両の通信範囲に入ってしまう場合であっても、利用者が意図せずにエンジンが始動することを防ぐことができる。
さらに、上記(5)の場合、携帯端末側にアンサーバック制御を入れる必要がないため、携帯端末の機能を簡易化し、携帯端末側の消費電力を低減することができる。
さらに、上記(6)の場合、空調装置の作動に加えて開閉体の開動作によって車室内雰囲気の一部を外部に排出することができ、より短い時間で室内温度を目標温度に近付けることができる。
さらに、上記(7)の場合、汎用の携帯端末に後付けでエンジンの自動始動機能を容易に追加することができる。
本発明の実施形態に係る遠隔エンジン始動システムの構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る遠隔エンジン始動システムの携帯端末の表示画面に表示される設定画面の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る遠隔エンジン始動システムの動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る遠隔エンジン始動システムについて添付図面を参照しながら説明する。
実施形態による遠隔エンジン始動システム10は、図1に示すように、携帯端末11と、車両12と、を備えている。
携帯端末11は、車両12の運転者が携帯する遠隔操作装置である。携帯端末11は、例えばBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信、またはWi−Fi(登録商標)などの無線LAN(Local Area Network)などによって、車両12との間で相互に無線通信を行う。
携帯端末11は、通信部21、タッチパネル22、スピーカ23、および制御部24を備えている。
通信部21は、制御部24からの信号に応じて、後述する車両12の通信ユニット41との間で無線通信を行なう。
タッチパネル22は、制御部24が記憶している各種のプログラム(アプリケーションプログラムなど)の実行に係る所定画面を表示する。タッチパネル22は、車両12の状態の表示、並びに車両12の機能を外部から操作するための操作画面および設定画面などを表示する。タッチパネル22は、操作画面または設定画面に入力されるユーザ(利用者)の手指による接触操作を受け付けて、車両12の動作を指示する指令信号を出力する。
スピーカ23は、制御部24からの信号に応じて、制御部24が記憶している各種の音声または信号音のデータを再生出力する。スピーカ23は、例えば、携帯端末11を保持する運転者が認識可能な警報音を発生させる。
制御部24は、携帯端末11の動作を統括的に制御する。制御部24は、CPUなどのプロセッサ、プログラムを格納するROM、およびデータを一時的に記憶するRAMなどを備えている。制御部24は、各種のプログラムを記憶している。制御部24は、車両12の状態の表示、並びに車両12の機能を外部から操作するための操作画面および設定画面などを表示画面に表示するためのアプリケーションプログラム(以下、所定プログラムと呼ぶ)を記憶している。車両12のドアロックの解錠および施錠、車両12のエンジン44の始動、並びに車両12の空調装置45などの車載機器の起動などを操作するための操作画面を表示画面に表示する所定プログラムを記憶している。制御部24は、自動始動予約の有効および無効の何れかを設定するための設定画面を表示画面に表示する所定プログラムを記憶している。自動始動予約は、携帯端末11が車両12の周辺に設けられる所定の無線通信エリア内に位置する状態となった場合に、車両12のエンジン44を始動させる操作信号(エンジン始動信号)を自動的に送信することによってエンジン44を始動させる動作を示す。図2に示すタッチパネル22の表示画面22aに表示される設定画面は、自動始動予約を有効および無効の何れとするかの選択を、ユーザにより変更可能に提示する。
制御部24は、車両12との無線通信の接続確立が行われる前において、車両12との無線通信の接続確立を要する所定プログラムの実行を開始すると、車両12から送信される問合せ信号を所定の間欠周期で受信可能とするスキャン動作を行う。制御部24は、携帯端末11が車両12の周辺に設けられる所定の無線通信エリアの外部から内部に移動した場合に問合せ信号を受信すると、認証などの処理を含む接続確立の処理を実行して、問合せ信号に返答することによって車両12と通信を行なう。このとき制御部24は、予めユーザによって自動始動予約の有効または無効が選択されている場合には、この選択結果に応じて自動始動予約の有効および無効を設定する。予めユーザによって自動始動予約の有効または無効が選択されていない場合には、設定画面を表示してもよい。
制御部24は、車両12との無線通信の接続確立が行われた後において、所定の間欠周期で車両12と相互に通信する。これにより制御部24は、車両12の状態情報が含まれる信号を受信可能な状態、および車両12の機能を外部から操作する操作信号を送信可能な状態となる。
制御部24は、車両12から送信される車両12の状態情報が含まれる信号などの各種の信号を通信部21が受信した場合に、この信号に応じて、タッチパネル22の表示画面の表示およびスピーカ23の動作を制御する。制御部24は、タッチパネル22に表示される操作画面上でのユーザによる接触操作に応じて車両12の機能を操作する操作信号がタッチパネル22から出力されると、この操作信号を通信部21から車両12へ送信する。制御部24は、自動始動予約の有効が設定されている状態では、携帯端末11が車両12の周辺に設けられる所定の無線通信エリア内に入った際に、車両12のエンジン44を始動させる操作信号(エンジン始動信号)を自動的に車両12へ送信する。制御部24は、車両12との無線通信の接続確立が行われた状態であることに基づいて、携帯端末11が所定の無線通信エリア内に位置していると判定する。
車両12は、通信ユニット41、温度センサ42、バッテリ43、エンジン44、空調装置45、開閉体ユニット46、灯体47、および統合制御ユニット48を備えている。通信ユニット41、温度センサ42、バッテリ43、エンジン44、空調装置45、開閉体ユニット46、灯体47、および各種の車載機器は、汎用の車載通信ネットワークであるCAN通信ネットワークなどによって、統合制御ユニット48に接続されている。
通信ユニット41は、統合制御ユニット48からの信号に応じて、携帯端末11の通信部21との間で無線通信を行なう。
温度センサ42は、車両12の車室内の温度の信号を出力する。
バッテリ43は、車両12において電力供給を行なう。
エンジン44は、例えば、内燃機関およびモータなどの走行駆動源である。
空調装置45は、車両12の車室内の温度および湿度を目標値などに調整する。
開閉体ユニット46は、車両12に搭載された電動開閉する開閉体と、開閉体を駆動するアクチュエータとなどを備えている。開閉体は、例えば、パワーウィンドウ、サンルーフ、およびパワースライドドアなどである。
灯体47は、車両12の外部に設けられるヘッドライト、テールランプ、および方向指示灯などである。
統合制御ユニット48は、車両12を統括的に制御する。統合制御ユニット48は、CPUなどのプロセッサ、プログラムを格納するROM、およびデータを一時的に記憶するRAMなどを備えている。
統合制御ユニット48は、各種の車両状態センサから出力される信号に基づいて車両12の状態を継続的に監視する。
統合制御ユニット48は、携帯端末11との無線通信の接続確立が行われる前において、接続確立を行うための問合せ信号を車両12の周辺の所定周囲に定期的に送信することで車両12の周辺に所定の通信エリアを形成する。所定周囲は、例えば、車両12に対しての見通し距離(つまり、携帯端末11を所持するユーザから車両12を視認可能な距離)の範囲などである。
統合制御ユニット48は、車両12の周囲に間欠周期で送信した問合せ信号に対して携帯端末11からの返答を受信すると、認証などの処理によって携帯端末11との無線通信の接続確立を行う。統合制御ユニット48は、携帯端末11との無線通信の接続確立を行なった後において、所定の間欠周期で携帯端末11と相互に通信する。統合制御ユニット48は、携帯端末11との相互通信によって車両12の状態情報が含まれる信号を定期的に送信する。車両12の状態情報は、例えば、エンジン44の始動有無、空調装置45の始動有無、開閉体ユニット46の駆動状態、および灯体47の点灯状態などの情報である。
統合制御ユニット48は、携帯端末11との無線通信の接続確立が行われた後において、携帯端末11からエンジン始動信号を受信した場合、エンジン44を始動させるとともに、灯体47を点灯または点滅動作させる。統合制御ユニット48は、エンジン44の始動に伴い、車室内の温度を所定の目標温度に一致させるように空調装置45を作動させる。所定の目標温度は、予め統合制御ユニット48が記憶していてもよいし、ユーザの指示に応じて携帯端末11から送信される信号に含まれていてもよい。統合制御ユニット48は、所定の目標温度に対して車両12の室内温度の方が所定値以上高い場合に、開閉体ユニット46に駆動により開閉体を所定量だけ開動作させる。
実施形態による遠隔エンジン始動システム10は上記構成を備えており、次に、この遠隔エンジン始動システム10の動作の一例について説明する。
先ず、携帯端末11の制御部24は、車両12を遠隔から始動させるための遠隔始動プログラムの常駐状態であるか否かを判定する(ステップS01)。
この判定結果が「NO」の場合には、制御部24は、処理をエンドに進める。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、制御部24は、処理をステップS02に進める。
次に、制御部24は、ユーザによって自動始動予約の有効が選択されていることを示す予約フラグFのフラグ値に、既に「1」が設定されているか否かを判定する(ステップS02)。
この判定結果が「NO」の場合には、制御部24は、処理をステップS03に進める。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、制御部24は、処理をステップS05に進める。
次に、制御部24は、タッチパネル22に表示される設定画面においてユーザによって自動始動予約の有効が指示されたか否かを判定する(ステップS03)。
ステップS03の判定結果が「NO」の場合には、制御部24は、処理をステップS08に進める。
一方、ステップS03の判定結果が「YES」の場合には、制御部24は、処理をステップS04に進める。
次に、制御部24は、予約フラグFのフラグ値に、自動始動予約の有効に対応する「1」を設定する(ステップS04)。
次に、制御部24は、車両12から所定の無線通信エリアに送信される問合せ信号の受信、および認証などの処理を含む接続確立の処理の実行によって、携帯端末11と車両12との接続確立が行われたか否かを判定する(ステップS05)。
この判定結果が「NO」の場合には、制御部24は、ステップS05の判定処理を繰り返し実行する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、制御部24は、処理をステップS06に進める。
次に、制御部24は、携帯端末11と車両12との無線通信の接続確立が行われた状態であることに基づいて、携帯端末11が所定の無線通信エリア内に位置していると判定する。制御部24は、自動始動予約が有効に設定されている状態で携帯端末11が車両12の周辺に設けられる所定の無線通信エリア内に入ったことに伴い、エンジン始動信号を自動的に車両12に送信する(ステップS06)。
次に、制御部24は、エンジン44の始動完了を示す信号を車両12から受信したか否かを判定する(ステップS06)。
この判定結果が「NO」の場合には、制御部24は、処理をステップS05に戻す。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、制御部24は、処理をステップS08に進める。
次に、制御部24は、エンジン始動信号の送信によりエンジン44の始動が行われたことに伴い、予約フラグFのフラグ値に、自動始動予約の無効に対応する「0」を設定する(ステップS08)。そして、制御部24は、処理をエンドに進める。
上述したように、実施形態による遠隔エンジン始動システム10によれば、ユーザがエンジン44の遠隔始動を意図している場合(つまり自動始動予約が有効の場合)、エンジン始動信号が車両12に自動的に送信されるので、ユーザの利便性を向上させることができる。携帯端末11が車両12の無線通信エリア内であるか否かをユーザが意識せずに、携帯端末11が無線通信エリア内に位置した状態で自動的にエンジン44が遠隔始動されるので、エンジン44を始動させるために必要なユーザの操作が煩雑になることを防ぐことができる。
さらに、認証を含む接続確立を行なう正規の携帯端末11からのエンジン始動信号を有効とするため、セキュリティ性を向上させることができる。
さらに、車両12との無線通信の接続確立が行われた状態であることに基づいて携帯端末11が所定の無線通信エリア内に位置していると判定するので、携帯端末11の位置を判定するための特別な構成を追加する必要無しに、携帯端末11が無線通信エリア内に位置することを精度良く判定することができる。
さらに、エンジン始動信号の送信によりエンジン44の始動が行われたことに伴い、自動始動予約が無効に設定されるので、ユーザが前回の遠隔始動時に自動始動予約の有効を設定したことを忘れて車両12の通信エリア内に入ってしまう場合であっても、ユーザが意図せずにエンジン44が始動することを防ぐことができる。
さらに、エンジン44の始動に伴って灯体47を点灯または点滅動作させるので、携帯端末11側にエンジン44の始動に対するアンサーバック制御を入れる必要がない。これにより携帯端末11が実行する所定プログラムを簡易化し、携帯端末11側の消費電力を低減することができる。
さらに、空調装置45の作動に加えて開閉体ユニット46の開閉体の開動作によって車室内雰囲気の一部を外部に排出することができ、より短い時間で車室内温度を目標温度に近付けることができる。
さらに、携帯端末11は、タッチパネル22の表示画面の表示、並びに自動始動予約の有効および無効の何れかの設定を、携帯端末11に搭載されるプログラムにより実行するので、汎用の携帯端末11に後付けで自動始動機能を容易に追加することができる。
以下、上述した実施形態の変形例について説明する。
上述した実施形態において、制御部24は、車両12との無線通信の接続確立が行われた状態であることに基づいて、携帯端末11が車両12の周辺に設けられる所定の無線通信エリア内に位置していると判定するとしたが、これに限定されない。
制御部24は、例えば、間欠周期による車両12との定期的な相互通信において検出する受信強度が所定値以上になる場合に、携帯端末11が所定の無線通信エリア内に位置していると判定してもよい。制御部24は、受信強度が所定値未満になる場合に、携帯端末11が所定の無線通信エリア外に位置していると判定してもよい。制御部24は、車両12との無線通信の接続確立が行われた後において、受信強度に基づいて携帯端末11が車両12の周辺における所定の無線通信エリアの内部から外部に移動したと判定した場合、車両12との無線通信接続を切断してもよい。
上述した実施形態において、制御部24は、携帯端末11が所定の無線通信エリアの外部から内部に移動した場合に、車両12と通信を行なうとともに、予めのユーザによる選択に応じて自動始動予約の有効または無効を設定するとしたが、これに限定されない。
制御部24は、携帯端末11が所定の無線通信エリアの外部から内部に移動した際に、予めユーザによって自動始動予約の有効または無効が選択されていない場合には、この時点で自動始動予約の有効または無効を設定するための設定画面を表示画面に表示してもよい。
上述した実施形態において、携帯端末11の制御部24は、制御部24が備えるCPU等のプロセッサがメモリに格納しているプログラムを実行することで機能するソフトウェア機能部であるとしたが、これに限定されない。
制御部24は、LSI(Large Scale Integration)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
上述した実施形態において、携帯端末11は、タッチパネル22を備えるとしたが、これに限定されず、タッチパネル22の代わりに操作スイッチと表示装置とを備えてもよい。
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…遠隔エンジン始動システム、11…携帯端末、12…車両、21…通信部、22…タッチパネル、22a…表示画面、23…スピーカ、24…制御部、41…通信ユニット、42…温度センサ、43…バッテリ、44…エンジン、45…空調装置、46…開閉体ユニット、47…灯体、48…統合制御ユニット

Claims (7)

  1. 利用者が携帯する携帯端末と、
    前記携帯端末から送信されるエンジン始動信号の受信によりエンジンを始動させる車両と、
    を備える遠隔エンジン始動システムであって、
    前記車両は、前記車両の周囲に所定範囲の通信エリアを形成し、
    前記携帯端末は、
    前記携帯端末が前記通信エリア内に位置しているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記通信エリア内に位置していると判定された場合に前記車両と通信を行う制御部と、
    前記通信エリア内に位置した状態で前記エンジン始動信号の送信を行う動作の有効無効を設定する設定部と、を備え、
    前記制御部は、前記設定部により前記設定が有効に設定された状態で、前記判定部により前記通信エリア内であると判定された場合に、前記エンジン始動信号を自動的に前記車両に送信する、ことを特徴とする遠隔エンジン始動システム。
  2. 前記車両は、前記携帯端末と通信の接続確立を行っていない状態において前記所定範囲に定期的に問合せ信号を送信することで前記通信エリアを形成し、
    前記携帯端末は、前記問合せ信号を受信することで、認証を含む前記接続確立を行うとともに、前記エンジン始動信号の送信が可能となる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔エンジン始動システム。
  3. 前記判定部は、前記車両と通信の接続確立が行われた状態であることに基づいて前記携帯端末が前記通信エリア内に位置していると判定する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遠隔エンジン始動システム。
  4. 前記設定部は、前記エンジン始動信号の送信により前記エンジンの始動が行われた場合、前記設定を有効の状態から無効の状態に切り替える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1つに記載の遠隔エンジン始動システム。
  5. 前記所定範囲は、前記車両に対して見通し距離に設定されており、
    前記車両は、前記エンジン始動信号を受信した場合に、前記車両の外部に設けられる灯体を点灯または点滅動作させる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1つに記載の遠隔エンジン始動システム。
  6. 前記車両は、前記エンジン始動信号を受信した場合に、前記エンジンの始動に伴って所定の目標温度で空調装置を作動させるとともに、前記目標温度に対して前記車両の室内温度の方が所定値以上高い場合に、前記車両の開閉体を所定量だけ開動作させる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1つに記載の遠隔エンジン始動システム。
  7. 前記携帯端末は表示画面を備え、
    前記設定部は、前記表示画面に対する操作により前記有効無効の設定を可能に構成され、
    前記表示画面の表示及び前記設定は、前記携帯端末に搭載されるプログラムにより実行
    される、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1つに記載の遠隔エンジン始動システム。
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