JP6040221B2 - 成形済みeld消散装置を有する起動装置 - Google Patents

成形済みeld消散装置を有する起動装置 Download PDF

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関連案件の相互参照
本出願は、2011年4月8日出願の米国実用新案出願第13/082451号の利益を主張するものである。上記出願の開示は、参照によりその全体が本明細書に援用される。
本開示は一般に起動装置に関し、より詳細には、成形済み静電気放電消散装置を有する起動装置に関する。
この節では、本開示に関連する、必ずしも先行技術ではない背景情報を提供する。
典型的には、エアバッグ又は自動車のその他の膨張可能な抑制器具を膨張させるためのインフレータは、インフレータが含むガス生成材料を発火させるための起動デバイスを含む。この起動デバイスは、起動されるとガス生成材料を発火させるよう構成された火工デバイスを含むことができる。このような起動デバイスは、静電気放電(ESD)エネルギに対して本質的に敏感であり得、このようなエネルギは、先行技術において公知であるように、自動車内部で自然発生し得る摩擦帯電によって生成される。結果として、このようなESDエネルギを軽減して、このようなエネルギが起動デバイスの機能性に影響を与えないことを保証しようとして、様々な設計上のアプローチが実装されてきた。
2つの一般的な設計上のアプローチとして、所定のスパークギャップ又はバリスタの使用が挙げられる。一定のスパークギャップを使用するアプローチの欠点の1つは、特定の許容誤差の空隙を含むように起動装置を設計しなければならないことであり、これは起動装置の設計及び梱包に係る制約のため困難である場合がある。更に、一定のスパークギャップを使用するアプローチでは、典型的には、ESDエネルギが空気の破壊電位に達すると、蓄積されたESDエネルギが急激に放出される。バリスタの使用については、これらは、起動デバイスの製造中に追加の処理を必要とする、別個に購入される構成部品であり、また、コスト面での制約によって実現不可能である場合がある。
よって、一定のスパークギャップ又はバリスタを備える起動デバイスは所定の目的のために機能するものの、関連技術に継続的な改良を必要とし続けている。
この節では、本開示の概要を提供するが、これは本開示の全範囲又は全特徴の包括的な開示ではない。
ある形態では、本開示の教示によって起動装置アセンブリが提供される。この起動装置アセンブリは、外側本体、起動装置キャニスタ、絶縁性構造部材、及び静電気放電消散装置を含むことができる。外側本体は第1の端部及びこれと反対側の第2の端部を有することができ、第1の端部と第2の端部との間に内部通路を形成することができる。起動装置キャニスタは、第1の端部において外側本体に連接することができる。起動装置キャニスタは、その中に配置された反応性装入物を有する装入物チャンバを画定することができ、また、そこから延伸する一対の導電性ピンを含むことができる。絶縁性材料を内部通路内で成形して、起動装置キャニスタ及びピンを外側本体に連接させる絶縁性構造部材を形成することができる。絶縁性材料は、ピン及び起動装置キャニスタの一部分を、外側本体との電気的接触から絶縁することができる。静電気放電消散装置は、導電性材料から形成することができ、第1の端部において起動装置キャニスタ及び外側本体へと成形することができる。静電気放電消散装置は、起動装置キャニスタを外側本体に電気的に接続して、起動装置アセンブリが輸送する静電気放電エネルギ用の制御された消散経路を提供することができる。
別の形態では、本開示の教示によって起動装置アセンブリが提供される。この起動装置アセンブリは、伝導性外側本体、起動装置キャニスタ、絶縁性構造部材、及び静電気放電消散装置を含むことができる。伝導性外側本体は第1の端部及びこれと反対側の第2の端部を有することができ、第1の端部と第2の端部との間に内部通路を形成することができる。起動装置キャニスタは、第1の端部において外側本体に連接する開放端部を有することができる。起動装置キャニスタは、その中に配置された反応性装入物を有する装入物チャンバを画定することができ、また、そこから延伸する一対の導電性ピンを含むことができる。絶縁性材料を内部通路内で成形して、起動装置キャニスタ及びピンを外側本体に連接させる絶縁性構造部材を形成することができる。絶縁性材料は、起動装置キャニスタを取り囲むことができ、また、ピン及び起動装置キャニスタの一部分を、外側本体との電気的接触から絶縁することができる。静電気放電消散装置は、導電性材料から形成することができ、第1の端部において起動装置キャニスタの開放端部及び外側本体へと成形することができる。静電気放電消散装置は、起動装置キャニスタの一部分を被包することができ、また、起動装置キャニスタを外側本体に電気的に接続して、起動装置アセンブリが輸送する静電気放電エネルギ用の制御された消散経路を提供することができる。
更に別の形態では、本開示の教示によって起動装置アセンブリを形成する方法が提供される。本方法は、外側本体と一体成形されかつ起動装置キャニスタ及びそこから延伸する起動装置ピンを外側本体に連接する絶縁性構造部材を形成するために、2段階射出成形プロセスの第1段階として第1の材料を鋳型内へと射出することを含むことができる。起動装置ピンの一部分及び起動装置キャニスタの開放端部を第1の材料で被包して、ピン及び起動装置キャニスタの一部分を外側本体から電気的に絶縁することができる。本方法は更に、起動装置キャニスタ及び外側本体と一体成形される静電気放電消散装置を形成するために、2段階射出成形プロセスの第2段階として、第1の材料とは異なる第2の材料を鋳型内へと射出することを含むことができる。静電気放電消散装置は、起動装置アセンブリが輸送する静電気放電エネルギ用の、起動装置キャニスタから外側本体への制御された消散経路を形成することができる。
更に別の形態では、本開示の教示によって起動装置アセンブリが提供される。この起動装置アセンブリは、外側本体、起動装置キャニスタ、絶縁性構造部材、及び静電気放電消散装置を含むことができる。外側本体は第1の端部及びこれと反対側の第2の端部を有することができ、第1の端部と第2の端部との間に内部通路を形成することができる。起動装置キャニスタは、第1の端部において外側本体に連接することができ、反応性装入物を受容するための装入物チャンバを画定することができ、また、そこから延伸する一対の導電性ピンを含むことができる。絶縁性材料を内部通路内で成形して、起動装置キャニスタ及びピンを外側本体に連接させる絶縁性構造部材を形成することができ、ここで、絶縁性構造部材は、起動装置キャニスタを、外側本体との直接的な電気的接触から絶縁することができる。静電気放電消散装置は、導電性材料から形成することができ、第2の端部の近傍において少なくとも外側本体へと成形することができる。静電気放電消散装置は、外側本体の第2の端部の近傍において、コネクタを受承するよう適合された少なくとも1つのポケット部分を形成することができ、また、ピンを外側本体に電気的に接続して、少なくとも起動装置アセンブリが輸送する静電気放電エネルギ用の制御された消散経路を提供することができる。
更に別の形態では、本開示の教示によって起動装置アセンブリが提供される。この起動装置アセンブリは、インターフェイス部分を有する電気的コネクタ、伝導性外側本体、起動装置キャニスタ、絶縁性構造部材、及び静電気放電消散装置を含むことができる。伝導性外側本体は第1の端部及びこれと反対側の第2の端部を有することができ、第1の端部と第2の端部との間に内部通路を形成することができる。起動装置キャニスタは、第1の端部において外側本体に連接することができ、反応性装入物を受容するための装入物チャンバを画定することができ、また、そこから延伸する一対の導電性ピンを含むことができる。絶縁性材料を内部通路内で成形して、起動装置キャニスタ及びピンを外側本体に連接させる絶縁性構造部材を形成することができる。絶縁性構造部材は、少なくとも起動装置キャニスタを、外側本体との直接的な電気的接触から絶縁することができる。静電気放電消散装置は、導電性材料から形成することができ、第2の端部の近傍において少なくとも外側本体へと成形することができる。静電気放電消散装置は、外側本体の第2の端部の近傍において、コネクタのインターフェイス部分を受承するよう構成することができる少なくとも1つのポケット部分を形成することができる。静電気放電消散装置は、ピンを外側本体に電気的に接続して、少なくとも起動装置アセンブリが輸送する静電気放電エネルギ用の制御された消散経路を提供することができ、また、静電気放電消散装置は、コネクタのインターフェイス部分と外側本体との間のグランド接続を提供することができる。
更なる応用範囲は、ここで提供される説明から明らかになるであろう。概要中の説明及び特定の実施例は、単に説明のみを目的としたものであり、本開示の範囲を限定するためのものではない。
本教示は、詳細な説明、添付の請求項、及び以下の図面から、より完全に理解されるであろう。図面は選択した実施形態の説明のみを目的としたものであり、全ての可能な限定を示すものではなく、本開示の範囲を限定するためのものではない。
図1は、本開示の教示による、例示的な一体型起動装置アセンブリの斜視図である。 図2は、本開示の教示による、図1の一体型起動装置アセンブリの部分拡大図である。 図3は、本開示の教示による、図1の一体型起動装置アセンブリを含む例示的なインフレータアセンブリの斜視図である。 図4は、本開示の教示による、図1の一体型起動装置アセンブリを形成するための例示的なプロセスのフローチャートである。 図5は、本発明の教示による、例示的な一体型起動装置アセンブリの斜視図である。 図6は、本発明の教示による、例示的な一体型起動装置アセンブリの斜視図である。
以下の説明は本質的に単なる例であり、本開示、その応用又は使用を限定するためのものではない。図面の複数の図を通して、対応する参照番号は同様の又は対応する部品及び特徴部分を示し、各図中の様々な要素は正確な縮尺で描かれている。
この説明を通して、例示的実施形態は、本開示を完全なものとし、当業者に本開示の範囲を完全に伝えるために提供される。本開示の例示的実施形態の完全な理解を提供するために、特定の構成部品、デバイス、システム及び/又は方法の例等、数多くの具体的な詳細を挙げる。当業者には、具体的な詳細を使用する必要はないこと、例示的実施形態を多くの異なる形態で実施してよいこと、これらはいずれも本開示の範囲を限定するものと解釈されるべきではないことが明らかであろう。いくつかの例示的実施形態では、公知のプロセス、公知のデバイス構造、及び公知の技術については詳細に説明しない。
ここで用いる術語は、特定の例示的実施形態を説明することのみを目的としており、限定するためのものではない。ここでの使用では、単数形「a」「an」及び「the」は文脈上そうでないと明示されない限り、複数形も同様に含むものとしてよい。用語「備える(comprises、comprising)」「含む(including)」及び「有する(having)」は包括的な表現であり、従って、言明された特徴部分、整数、ステップ、操作、要素及び/又は構成部品の存在を特定するものの、それ以外の1つ又は複数の特徴部分、整数、ステップ、操作、要素、構成部品及びまたはこれらの群の存在又は追加を排除するものではない。ここで説明する方法ステップ、プロセス及び操作は、実施順序として明示されない限り、記載又は図示された特定の順序でこれらを実施する必要は必ずしもないものと理解されるべきである。また、追加の又は代替のステップを行ってよいことも理解されるべきである。
ある要素又は層が、別の要素又は層「上にある(on)」、「に係合する(engaged to)」、「に接続される(connected to)」又は「に連結される(coupled to)」、という場合、この要素又は層は、他の要素若しくは層の直接上にある、他の要素若しくは層に直接係合する、他の要素若しくは層に直接接続される、若しくは他の要素若しくは層に直接連結されてよく、又は、介在要素若しくは層が存在してもよい。対照的に、ある要素が、別の要素又は層「の直接上にある(directly on)」、「に直接係合する(directly engaged to)」、「に直接接続される(directly connected to)」又は「に直接連結される(directly coupled to)」、という場合、介在要素又は層は存在し得ない。要素間の関係を説明するために使用される他の語句についても同様に解釈されたい(例えば「間にある(between)」と「直接間にある(directly between)」、「隣接する(adjacent)」と「直接隣接する(directly adjacent」等)。ここでの使用では、用語「及び/又は(and/or)」は、関連して挙げられる1つ又は複数の項目のいずれの及び全ての組み合わせを含む。
様々な要素、構成部品、領域、層及び/又は部分を説明するために、第1の、第2の、第3の等の用語をここで使用するが、これら要素、構成部品、領域、層及び/又は部分はこれらの用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、ある要素、構成部品、領域、層及び/又は部分を、別の領域、層又は部分と区別するためにのみ用いてよい。「第1の」「第2の」及びその他の数詞等の用語は、ここで使用する場合、文脈によって明示されない限り、順列又は順序を暗示するものではない。よって、以下で記載する第1の要素、構成部品、領域、層及び/又は部分は、例示的実施形態の教示から逸脱することなく、第2の要素、構成部品、領域、層及び/又は部分と呼ぶこともできる。
「内側の(inner)」「外側の(outer)」「下側の(beneath)」「下の(below)」「低い(lower)」「上の(above)」「高い(upper)」等、相対的な空間位置を表す用語はここでは、ある要素又は特徴部分と別の(1つ又は複数の)要素又は特徴部分との、図中に示したような関係を説明するにあたり、説明を簡単にするために用いることができる。相対的な空間位置を表す用語は、図示した配向に加えて、使用又は動作時のデバイスの様々な配向を包含するものとしてよい。例えば、図中のデバイスをひっくり返す場合、他の要素又は特徴部分の「下の」又は「下側の」、と記載された要素は、上記他の要素又は特徴部分の「上に」配向されることになる。よって、「下の」という例示的な用語は、上と下の両方の配向を包含することができる。デバイスをこれ以外の配向(90°回転させる、又はその他の配向)とすることもでき、ここで使用する相対的な空間位置を表す記述はこれに従って解釈される。
図1〜3を参照すると、本開示の教示による例示的な一体型起動装置アセンブリ10が挙げられている。一体型起動装置アセンブリ10は、一体成形済み静電気放電(ESD)消散装置を含むことができ、このESD消散装置は、エアバッグインフレータアセンブリ20(図3)等の特定の応用例における使用のために、その寸法をカスタマイズすることができる。以下の説明は一般に、例示的なインフレータアセンブリ20と共に使用するための一体型起動装置アセンブリに関するものであるが、ここで記載する一体型起動装置アセンブリ10は、シートベルトプリテンショナを含むがこれに限定されない他のアセンブリ及び/又はシステムにも適用可能であることが理解されるであろう。更に、ここで記載するインフレータアセンブリ20は、様々な自動車の運転手、乗客及び側部衝撃抑制のための設置を含む、膨張による抑制のための様々な設置において使用することができることも理解されるであろう。
以下で更に詳細に記載するように、一体型起動装置アセンブリ10は、同様に一体成形済みESD消散装置と共に形成されるにもかかわらず、従来の起動デバイスに比べてコスト削減を提供することができる。成形済みESD消散装置を有する一体型起動装置アセンブリ10は、2段階射出成形プロセスで形成することができ、これにより、これも以下に記載するように、一体型起動装置アセンブリ10の製造に関連する処理時間及び複雑性を低減することができる。
一体型起動装置アセンブリ10は、外側カラー本体24を含むことができ、この外側カラー本体24は、第1の端部28及び第1の端部28と反対側の第2の端部32を有する。カラー本体24は、内壁40によって画定される、第1の端部28から第2の端部32まで延在する内部通路36を形成することができる。当業者には理解できるように、カラー本体24は、インフレータの所望の構成又は起動装置アセンブリ10を使用することになる高次アセンブリ20の所望の構成に応じて、いずれの適切なサイズ及び形状を有することができる。カラー本体24は剛性とすることができ、例えば金属等の、伝導性を有するいずれの適切な材料で形成することができる。図1に示すように、カラー本体24は、概ね円筒形を有することができ、起動装置アセンブリ10の長手方向軸44の周囲にほぼ位置決めすることができる。通路36は、以下で更に詳細に記載するように、起動装置アセンブリの構成部品とカラー本体24との一体性を促進することができるようないずれの適切なサイズ及び/又は形状を有することができる。
特に図1を参照すると、起動装置キャニスタ48は、開放端部56において、アイレット52及び装入物ホルダ54に連接することができる。起動装置キャニスタ48は、第1の端部28から長手方向軸44に沿って外側へ向かって延伸することができる。起動装置キャニスタ48はその内部に装入物チャンバ60を形成又は画定することができ、外側表面50を含むことができ、外側表面50の少なくとも一部分は、カラー本体24の内壁40から分離される又は離間している。装入物チャンバ60は、装入物ホルダ54によって取り囲まれる、少なくとも1つの反応開始可能な反応性装入材料64を含むことができ、これは反応開始すると、ガス及び/又は熱等の反応産物を生成することができる。起動装置キャニスタ48は、金属等の当該技術分野で公知の材料で作製することができ、また、放出された反応開始後の反応性装入物64の反応産物によって破裂させることができるように形成することができる。例示的な構成では、起動装置キャニスタ48は反応性装入物64によって直接、例えば、装入物チャンバ60内部での反応性装入物64の発熱反応によって、破裂させることができる。
典型的には、公知のインフレータ起動装置は、関連する電子コネクタと電気的に接触するための少なくとも1つの電子端子を含み、これは伝導性ピンである場合が多く、また、公知のインフレータ起動装置は、そこから電気信号を受信するように設計される。図1の例示的な一体型起動装置アセンブリ10では、起動装置キャニスタ48は、それぞれ第1及び第2の導電性ピン68及び72として図示された、反応性装入物64と連通して反応開始可能な状態にある一対の電子端子を含むことができる。伝導性ピン68及び72が、関連する電子コネクタ(例えば図6のコネクタ250)から電気信号を受信して反応性装入物64の反応を開始させることができるとき、導電性ピン68及び72は、反応性装入物64と連通して反応開始可能な状態にある。ある例示的な構成では、装入物ホルダ54は、反応性装入物64の一部分をその中に受容するよう構成された環状溝を含むことができる。反応性装入物64は、伝導性ピン68及び72を通して導入される電流によって反応開始させることができる1つ又は複数の公知の反応性装入材料を含むことができる。当該技術分野で公知の反応性装入物の例としては、例えばジルコニウム及びカリウムの過塩素酸塩(ZPP)を含む混合物が挙げられる。
図1に示すように、第1の導電性ピン68は、アイレット52内に位置決めされた一方の端部において起動装置キャニスタ48に連結することができ、また、反対側の端部はカラー本体24の第2の端部32の方を向いている。アイレット52内の絶縁性材料76を用いて、第1の伝導性ピン68をアイレット52から分離及び絶縁することができる。第1の伝導性ピン68から分離された第2の伝導性ピン72は、アイレット52に直接取り付けることができる。当該技術分野で公知であるように、絶縁性材料76が存在する場合、ブリッジ線(図示せず)を用いて第1の伝導性ピン68をアイレット52に接続することができ、これにより、第1の伝導性ピン68と第2の伝導性ピン72との間の回路を閉じる。本開示の一体型起動装置アセンブリ10と共に、当該技術分野で公知の様々な電子端子構成を用いることができることが理解されるであろう。
一体型起動装置アセンブリ10の例示的構成において、反応性装入物64に加えてガス生成材料88を装入物チャンバ60内に含むことができる。ガス生成材料88は、伝導性ピン68及び72からの電流によって直接ではなく、反応性装入物64の反応によって反応開始し、ガスを生成することができる。一体型起動装置アセンブリ10で使用するためのガス生成材料は、例えばウェハ、ペレット及び粒子形状等、様々な形状で提供することができる。一体型起動装置アセンブリ10で使用するための例示的なガス生成材料は、燃焼可能な燃料と酸化剤との組み合わせを含むか、又は含有することができる。ある構成では、燃料は窒素及び酸素含有量が豊富な有機化合物を含むことができるが、これは、このような燃料物質によって、燃焼のために必要な酸化剤の量を低減することができ、これが望ましいためである。
図1に示す構成では、絶縁性材料94は、起動装置キャニスタ48をカラー本体24に連接させて、一体成形済み起動装置アセンブリ10を形成することができる。ある例示的な構成では、以下で更に詳細に記載するように、一体成形済み起動装置アセンブリ10を形成するために用いる2段階射出成形プロセスの第1段階によって、起動装置アセンブリ10の構成部品に絶縁性材料94を適用することができる。図1の例からわかるように、絶縁性材料94を、カラー本体24の内壁40と、起動装置キャニスタ48及び/又はアイレット52の少なくとも一部分との間に配置して、起動装置キャニスタ48及びアイレット52をカラー本体24に強固に固定し、絶縁性構造部材98を形成することができる。更に、絶縁性材料94を電気絶縁性材料として、アイレット52及びピン68、72を含む起動装置キャニスタ48を、カラー本体24との意図しない電気的接触から電気的に絶縁及び/又は隔離することができる。
絶縁性材料94は、上述で簡単に説明した2段階射出成形プロセスを含むいずれの適切な方法又はプロセスを用いて、通路36内に配置することができる。この射出成形プロセスを用いる場合、絶縁性材料94を、液体又は流動可能な材料として、通路36内、並びにカラー本体24の内壁40の周り並びに起動装置キャニスタ48及びアイレット52の少なくとも一部分の周囲に射出して、絶縁性構造部材98を形成することができる。射出成形済み絶縁性材料94が固化すると、図1に示すように、起動装置キャニスタ48、アイレット52及び関連するピン68、72を、絶縁性構造部材98を介してカラー本体24に固定的に保持する又は固定することができる。
当業者が本教示の助けを借りれば、絶縁性材料94は、当該技術分野で公知の様々な熱可塑性化合物又は同様の化合物を含む、射出成形による処理に使用することができ、かつ電気絶縁を提供するのに非常に適した数多くの材料から形成することができることがわかるだろう。一般に、このような応用例で使用するための適切な材料の選択において重要となり得る特性又は条件は:引張り強さ及び衝撃強さ、電気絶縁特性又は特徴、並びに、関連する反応性装入材料の自己発火温度未満の融点を有することである。ガラス強化ナイロンは、絶縁性構造部材98を形成するための絶縁性材料94として使用可能な例示的材料である。このような応用例において使用可能なその他の適切な材料の例としては、ガラス強化ポリエステル、ガラス強化ポリエーテルイミド、及び当該技術分野で公知のその他の熱可塑性材料が挙げられる。
図1に示すように、一体型起動装置アセンブリ10は、第2の端部32に接合インターフェイス部分106を含むことができる。ある例示的実施形態では、接合インターフェイス部分106は、2段階射出成形プロセスの第1段階の間に、絶縁性構造部材98の一部分として形成することができる。この接合インターフェイス部分106は、伝導性ピン68、72の少なくとも一部分を含むことができ、また、カスタマイズ可能なアタッチメント構成110を含むことができ、これは、一体成形される起動装置アセンブリ10と、関連する電子コネクタとの接続を提供するようサイズ決め及び成形される。これに関して、接合インターフェイス部分106は、電子コネクタの様々な構成に適合するようカスタマイズすることができる。例えば、接合インターフェイス部分106は、第2の端部32において、通路36の内部領域112を覆うことができ、電子コネクタを接合インターフェイス部分106に固定して保持するためにサイズ決め及び成形済み保持肩部114及び/又は凹状ポケット118等のインターフェイスアタッチメント特徴部分を画定することができる。
図1及び2に示す例示的構成では、一体成形済み起動装置アセンブリ10は、ESDエネルギ用の制御された消散経路を提供するよう構成された、成形済み消散用部材120を含むことができる。成形済み消散用部材120は、上述の2段階射出成形プロセスを含むいずれの適切なプロセスを用いて形成することができる。これに関して、成形済み消散用部材120は、2段階射出成形の第2段階を用いて形成することができ、様々な起動デバイス又はその他の高次アセンブリでの使用のためのサイズ及び形状にカスタマイズすることができる。
図1及び2に示すように、成形済み消散用部材120は、カラー本体24の第1の端部に対して、かつ起動装置キャニスタ48とカラー本体24との間で径方向に位置決めすることができる。図示した例示的構成によると、成形済み消散用部材120は、起動装置キャニスタ48の開放端部56を被包することができ、伝導性カラー本体24へと外向きに径方向に延在することができる。ある形態では、成形済み消散用部材120は、起動装置キャニスタ48とカラー本体24との間の環状凹状領域132へと成形することができる。起動装置キャニスタ48はアイレット52と直接接触することができるため、成形済み消散用部材120は、起動装置キャニスタ48、関連するアイレット52及び伝導性ピン68、72の少なくとも1つからの直接消散経路を提供することができる。
成形済み消散用部材120に導電性材料128を用いて、一体型起動装置アセンブリ10によって蓄積及び/又は輸送されるESDエネルギ又は装入物のための、制御された直接消散経路124を提供することができる。導電性材料128で形成された成形済み消散用部材120は、起動装置キャニスタ48内の火工材料から離れて伝導性カラー本体24及び意図したグランドへ向かうように、ESDエネルギを導くことができる。これに関して、成形済み消散用部材120の少なくとも一部分は、例えば図1に示すように、反応性装入物64とカラー本体24との間に軸方向に位置決めすることができる。更に、成形済み消散用部材120はまた、ESDエネルギを、インフレータ本体等の装入済み高次アセンブリから、一体成形済み起動装置アセンブリ10のグランドピン72へ、制御された様式で配向することができる。例えば、ESDエネルギを、より電位の高いインフレータ本体からグランドピン72へ、アイレット52と接触している導電性材料128を介して配向することができる。
ある例示的構成では、導電性材料128は、1014〜1018Ωの範囲の表面抵抗を有する典型的に加工されたプラスチックの一般的な絶縁特性に比べて、約10〜10Ωの範囲の低い表面抵抗を有するプラスチック樹脂材料を含むことができる。当業者には理解できるように、低い表面抵抗は、静電気放電が必要とされる場合には望ましい材料特性であり得る。炭素、炭素繊維、又はステンレス鋼繊維等の添加物を用いることによって、プラスチック材料の表面抵抗を低下させ、従って伝導性を上昇させることができる。プラスチック材料又は樹脂に添加する伝導性添加材料の量は、成形済み消散用部材120の所望の伝導性を生み出して、ESDエネルギ用の制御された消散経路124を形成するために、選択的に制御することができる。これに関して、導電性材料128は、意図しない電流漏れ経路を回避できる程度には絶縁性でありながら、ESDエネルギがグランドへとゆっくり消散する程度には高い伝導性を有することができる。
図3を更に参照すると、一体成形済み起動装置アセンブリ10は、エアバッグアセンブリ(図示せず)用の図示したエアバッグインフレータアセンブリ20等の高次アセンブリに組み込むことができる。インフレータアセンブリ20では、伝導性金属カラー本体24は、インフレータアセンブリ20のハウジング136と直接接触することができ、このハウジングは電気的グランドに接続することができる。例えば、インフレータアセンブリ20を、エアバッグアセンブリと接続している自動車に取り付けることができ、これにより、一体型起動装置アセンブリ10からインフレータアセンブリ20へ、及びこの例では自動車のグランド等の意図したグランドへの、ESDエネルギの消散経路を提供する。
上で簡単に記載したように、また、図4を更に参照すると、2段階射出成形プロセスを用いて、一体型起動装置アセンブリ10を形成することができる。2段階射出成形プロセスは、2つのキャビティ鋳型と、第1及び第2の独立した射出ユニットを有する射出成形機とを利用することができ、射出ユニットはそれぞれ、当該技術分野で公知のように、鋳型のキャビティそれぞれに異なる材料を射出することができる。同一の鋳造設備内で、第1及び第2段階で2つの異なる樹脂材料(例えば絶縁性材料94及び導電性材料128)を使用することができるように、2段階射出成形プロセスを採用する。また、以下に更に詳しく記載するように、低コストかつ寸法が一定になるような様式で一体型起動装置アセンブリ10を製造するために、これを採用することができる。
例えば、2段階射出成形プロセスの第1段階では、ブロック150において、絶縁性材料94を第1の射出ユニットを介して鋳型の第1のキャビティへと射出することができ、カラー本体24並びにアイレット52及びそこから延在するピン68、72を有する起動装置キャニスタ48に対して流動させることができる。第1段階において射出された絶縁性材料94は、上述しかつ図1に示すように、カラー本体24、ピン68、72、アイレット52、及び起動装置キャニスタ48の周りに、接合インターフェイス部分106を有する絶縁性構造部材98を形成することができる。絶縁性材料94を第1のキャビティに射出している間、第2段階の射出分(即ち導電性材料128)が占めることになる鋳型容積を第1の射出ユニットから遮断することができる。
絶縁性材料94が第1段階で射出されると、ブロック154において、鋳型を開いて例えば180°回転させ、続いて第2の射出ユニットと位置合わせすることができる。そしてブロック158において、鋳型を閉じ、導電性材料128の第2段階の射出分を第2のキャビティに射出して、成形済み消散用部材120を形成することができる。十分に冷却した後、鋳型を開くことができ、ブロック162において、一体成形済み起動装置アセンブリ10をそこから取り出すことができる。
ある例示的な構成では、2段階射出成形プロセスは、それぞれ第1及び第2の射出ユニットを有する第1及び第2のステーションを有する、円形テーブル等の指標系を用いて実現することができる。この構成では、第1段階の射出分を、第1のステーションにおいて第1のキャビティに射出することができる。そして、上述のように鋳型を開いて180°回転させる一方で、テーブルの指標を用いて鋳型を第2のステーションに位置合わせすることができる。続いて上述のように、第2段階の射出分を第2のキャビティに射出することができる。
以上より、2段階射出成形プロセスを用いることによって、絶縁性材料94及び導電性材料128の両方を同一の設備で同一のサイクル内で用いて、一体成形済み起動装置アセンブリ10を形成することができる。このプロセスは、異なる樹脂材料のために設備を分ける必要性をなくすために採用され、これによって更なる公称スタックアップ及びこれに伴って寸法の低い一致レベルを生み出すことができる。2段階射出成形プロセスはまた、鋳造設備に対して作業を行ったり、第1段階と第2段階の間に部品を操作したりするオペレータの必要をなくすことにより、このような起動装置アセンブリの製造コストを低減することもできる。一体型起動装置アセンブリ10はまた、その構成部品それぞれが一体成形されているという性質により、増強された強度特性を有することも出来る。更に、成形済み消散用部材120は、スパークギャップを用いた設計を有する従来の起動装置における、ESDエネルギが空気の破壊電位に達して空隙を通して一度に全て放出される場合の急激な放出に比べて、高電圧源からグランドへのESDエネルギ用の制御された連続消散経路を提供する。
ここで図5に戻ると、本教示による別の例示的な一体型起動装置アセンブリ10Aが示されている。一体型起動装置アセンブリ10Aは、一体型起動装置アセンブリ10と同様のものとすることができ、従って、同一の参照番号は同一の又は対応する特徴部分を示し、ここでは異なる部分のみについて詳細に記載する。一体型起動装置アセンブリ10Aもまた、図3に示すエアバッグインフレータアセンブリ等の特定の応用例において使用するためにその幾何学的形状をカスタマイズすることができるESD消散用部材を含むことができる。起動装置アセンブリ10と同様、一体型起動装置アセンブリ10Aは2段階射出成形プロセスを用いて形成することができ、これにより、以下に更に詳細に記載するように、一体型起動装置アセンブリ10Aの製造に関連する処理時間及び複雑性を低減することができる。
図5に示す例示的構成では、絶縁性材料94の第1の端部180は、カラー本体24の第1の端部28の近傍に延在して、成形済み消散用部材120(図1)に取って代わることができる。絶縁性材料94の第2の端部184は、カラー本体24が形成する内壁40を部分的に覆うポケット領域188内へと延伸することができる。ある例示的構成では、第2の端部184は、内壁40周辺のポケット領域188内へ部分的にしか延伸することができず、これにより、カラー本体24の第2の端部32の前で停止又は終端して、絶縁性構造部材98Aを形成する。この例示的構成では、以下に更に詳細に記載するように、成形済みESD消散用部材120Aは、ポケット領域188内で内壁40及び電子ピン68、72と接触するよう位置決めされ、対応する電子コネクタ(例えば図6に示すコネクタ250)及び伝導性カラー本体24と3方向グランド接続を確立することができる。
図5に示す例示的構成では、成形済みESD消散用部材120Aは、導電性材料128から形成することができ、また、環状内壁40と接触して成形された環状形状を有することができる。ある例示的構成では、成形済みESD消散用部材120Aは、カラー本体24の第2の端部32から内壁40に沿って軸方向に延伸して、絶縁性構造部材98Aの側部192に接触し、ポケット領域188の上端196においてこのポケット領域188にわたって横方向に広がり、ピン68及び72それぞれと接触することができる。この例示的構成では、ESD消散用部材120Aは、図1の接合インターフェイス部分106のインターフェイスアタッチメント特徴部分と同様のインターフェイスアタッチメント特徴部分との、カスタマイズ可能なアタッチメント構成110Aを有する、接合インターフェイス部分106Aを形成することができる。しかしながら、起動装置アセンブリ10と違って、接合インターフェイス部分106Aは成形済みESD消散装置120Aから形成され、これにより、伝導性カラー本体24と、コネクタ250(図6)等の関連するコネクタとの間の、直接の電気的グランド接続を形成する。
一体型起動装置アセンブリ10Aの成形済みESD消散用部材120Aは、ESD消散用部材120と同様、ESDエネルギ用、又は、蓄積して及び/若しくは一体型起動装置アセンブリ10Aによってピン68、72及び伝導性カラー本体24との直接接触を介して輸送される電荷用の、制御された消散経路を提供することができる。導電性材料128で形成された成形済みESD消散用部材120Aは、起動装置キャニスタ48内の火工材料から離れて伝導性カラー本体24及び意図したグランドへと向かうようにESDエネルギを導くことができる。これに関して、成形済み消散用部材120Aは、スパークギャップを用いた設計を有する従来の起動装置における、ESDエネルギが空気の破壊電位に達して空隙を通して一度に全て放出される場合の急激な放出に比べて高電圧源からグランドへのESDエネルギ用の制御された連続消散経路を提供する。
成形済みESD消散用部材120Aはまた、コネクタ250等の例示的なコネクタとの3方向接続を促進して、アセンブリ全体に対して一体型のグランド特徴部分を提供することができる。換言すると、ピン68、72との接続においてもたらされる2方向接続に加えて、コネクタ250(図6)のインターフェイス部分258上の1つ又は複数の電気的接触254は、成形済みESD消散用部材120Aの内壁部分204と接触して、これにより、コネクタ250から伝導性カラー本体24及び意図したグランドまでの、第3の、直接の電気的又はグランド接続を提供することができる。この一体型グランド接続は、例えば、コネクタ250とカラー本体24との間のグランド接続を確立するための外部ワイヤ又は1つ若しくは複数のその他の外部電気的接続要素の必要をなくすことができる。
一体成形済み起動装置アセンブリ10Aは、一体型起動装置アセンブリ10と同様の様式で、図4に関連して記載した2段階プロセスを用いて形成することができる。例えば、2段階射出成形プロセスの第1段階では、絶縁性材料94を第1の射出ユニットを介して鋳型の第1のキャビティへと射出することができ、カラー本体24並びにアイレット52及びそこから延在するピン68、72を有する起動装置キャニスタ48に対して流動させることができる。絶縁性材料の第1段階の射出分は、図5に示す絶縁性構造部材98Aを形成することができる。
絶縁性構造部材98Aを形成するために絶縁性材料94が第1段階で射出されると、鋳型を開いて例えば180°回転させ、続いて第2の射出ユニットと位置合わせすることができる。そして鋳型を閉じ、導電性材料128の第2段階の射出分を第2のキャビティに射出して、ポケット領域188に成形済み消散用部材120Aを形成することができる。十分に冷却した後、鋳型を開くことができ、一体型起動装置アセンブリ10に関して上述したのと同様の様式で、一体成形済み起動装置アセンブリ10Aをそこから取り出すことができる。
ここで図6に移ると、本教示による別の例示的な一体型起動装置アセンブリ10Bが示されている。一体型起動装置アセンブリ10Bは、一体型起動装置アセンブリ10Aと同様のものとすることができ、従って、同一の参照番号は同一の又は対応する特徴部分を示し、ここでは異なる部分のみについて詳細に記載する。一体型起動装置アセンブリ10Bは、図3に示すエアバッグインフレータアセンブリ等の特定の応用例に使用するためにその幾何学的形状をカスタマイズすることができるESD消散用部材を含むことができる。起動装置アセンブリ10Aと同様、一体型起動装置アセンブリ10Bは2段階射出成形プロセスを用いて形成することができ、これにより、以下に更に詳細に記載するように、一体型起動装置アセンブリ10Bの製造に関連する処理時間及び複雑性を低減することができる。
図6に示す例示的構成では、一体型起動装置アセンブリ10Bは、一体型起動装置アセンブリ10Aと同様の様式で、絶縁性材料94から形成される絶縁性構造部材98Bを含むことができる。図6に示すように、絶縁性構造部材98Bは、絶縁性構造部材98Bの第1の端部180Bが、カラー本体24Bの第1の端部28Bの上側に延在し、かつ第2の端部184Bが、第1の端部28Bの周りで、かつこれを越えて、カラー本体24Bの第2の端部32Bへと部分的に延伸するように、伝導性カラー本体24Bに対して形成することができる。図示した例示的構成では、カラー本体24Bは、外向きに角度の付いた第2の端部32B、実質的に軸方向に延在する部分262、及び、第1の端部28Bで終端する内向きに延伸する部分266を有する、環状形状を有することができる。当業者には理解されるように、カラー本体24Bは、インフレータの所望の構成又は起動装置アセンブリ10Bを使用することになる高次アセンブリ20の所望の構成に応じて、いずれの適切なサイズ及び形状を有することができる。絶縁性構造部材98Bは、起動装置キャニスタ48B及びカラー本体24Bの第1の端部28Bの周囲に形成され、これによって、一体型起動装置アセンブリ10及び10Aに関して上述したのと同様の様式で、起動装置キャニスタ48Bをカラー本体24Bに連結することができる。
ある例示的構成では、カラー本体24Bの第2の端部184Bは、内壁40B周辺のポケット領域188B内へ部分的にしか延伸することができず、これにより、図6に示すように、第2の端部32Bの前で停止又は終端する。この例示的構成では、以下に更に詳細に記載するように、成形済みESD消散用部材120Bは、ポケット領域188B内で内壁40B及び電子ピン68、72と接触するよう位置決めされ、コネクタ250等の対応する電子コネクタと3方向グランド接続を確立することができる。
図6に示す例示的構成では、成形済みESD消散用部材120Bは、導電性材料128から形成することができ、また、環状内壁40Bと接触して成形された環状形状を有することができる。成形済みESD消散用部材120Bは、カラー本体24Bの第2の端部32Bから内壁40Bに沿って軸方向に延伸して、絶縁性構造部材98Bの側部192Bに接触し、ポケット領域188Bの上端196Bにおいてこのポケット領域188Bにわたって横方向に広がり、ピン68及び72それぞれと接触することができる。この例示的構成では、ESD消散用部材120Bは、図1及び4の接合インターフェイス部分106及び106Aのインターフェイスアタッチメント特徴部分と同様のインターフェイスアタッチメント特徴部分との、カスタマイズ可能なアタッチメント構成110Bを有する、接合インターフェイス部分106Bを形成することができる。図6に示した例示的構成では、絶縁性構造部材98Bは、カラー本体24Bの軸方向に延在する部分262に向かって径方向に外向きに延在する、環状の切り欠き部270を含むことができる。成形済みESD消散用部材120Bをこの切り欠き部270内に形成して、カラー本体24B及び絶縁性構造部材98Bに対する成形済み消散用部材120Bの保持を助けることができる。
一体型起動装置アセンブリ10Bの成形済みESD消散用部材120Bも同様に、ESDエネルギ用、又は、蓄積して及び/若しくは一体型起動装置アセンブリ10Bによってピン68、72及び伝導性カラー本体24Bとの直接接触を介して輸送される電荷用の、制御された消散経路を提供することができる。導電性材料128で形成された成形済みESD消散用部材120Bは、起動装置キャニスタ48B内の火工材料から離れて伝導性カラー本体24B及び意図したグランドへとESDエネルギを導くことができる。これに関して、成形済み消散用部材120Bは、ESD消散用部材120Aと実質的に同様の様式で、高電圧源からグランドへのESDエネルギ用の制御された連続消散経路を提供することができる。
一体型起動装置アセンブリ10Aと同様、成形済みESD消散用部材120Bもまた、例示的なコネクタ250との3方向接続を促進して、アセンブリ全体に対して一体型のグランド特徴部分を提供することができる。コネクタ250のインターフェイス部分258上の1つ又は複数の電気的接触254は、成形済みESD消散用部材120Bの内壁部分204Bと接触して、これにより、コネクタ250からカラー本体24B及び意図したグランドまでの、第3の電気的接続を提供することができる。この一体型グランド接続は、起動装置アセンブリ10Aと同様、コネクタ250とカラー本体24Bとの間のグランド接続を確立するための外部ワイヤ又は1つ若しくは複数のその他の外部電気的接続要素の必要をなくすことができる。一体型起動装置アセンブリ10Bはまた、一体型起動装置アセンブリ10Aに関して上述したのと実質的に同様の様式で、2段階プロセスを用いて形成することができる。
1つ又は複数の具体的な実施例似ついて説明及び図示してきたが、請求項に定義した本教示の範囲を逸脱することなく、様々な変更を行ってよく、また、要素を均等物で置換してよいことは、当業者には理解されるであろう。更に、ここで、様々な実施例間における特徴部分、要素、及び/又は機能の組み合わせが明らかに考慮可能であり、これにより、特記されていない限り、当業者が本教示から、ある実施例の特徴部分、要素及び/又は機能を別の実施例に適宜援用してよい。更に、本開示の本質的な範囲から逸脱することなく、多くの改変を行って、特定の状況又は材料を本教示に適合させてよい。

Claims (23)

  1. 静電気放電消散装置を製造する方法であって、
    外側本体の第1の端部及びこれと反対側の第2の端部の間に内部通路を形成し、
    前記第1の端部において、起動装置キャニスタを前記外側本体に接合し
    当該起動装置キャニスタは、反応性装入物が配置される装入物チャンバを画定し、当該チャンバから延びる一対の導電性ピンを含み、
    前記起動装置キャニスタ及び前記ピンを前記外側本体と接合する絶縁性構造部材が形成されるように、絶縁性材料が前記内部通路内で成形され、
    当該絶縁性材料は、前記ピン及び前記起動装置キャニスタの一部分を前記外側本体との電気的接触から絶縁し、
    前記第1の端部において、導電性の材料から、前記起動装置キャニスタ及び前記外側本体と成形される静電気放電消散装置であって、
    前記起動装置キャニスタを前記外側本体に電気的に接続して、起動装置アセンブリが伝達する静電気放電エネルギ用の制御された消散経路を提供する静電気放電消散装置の製造方法
  2. 前記静電気放電消散装置は、前記第1の端部において、前記外側本体、前記起動装置キャニスタ、及び前記絶縁性構造部材と一体成形される、請求項1に記載の静電気放電消散装置の製造方法
  3. 前記起動装置キャニスタは前記外側本体から離間しており、前記静電気放電消散装置は、前記起動装置キャニスタから前記外側本体へと径方向に外側へ向かって延伸している、請求項1に記載の静電気放電消散装置の製造方法
  4. 前記静電気放電消散装置は、前記絶縁性構造部材によって前記外側本体に接合された前記起動装置キャニスタの、開放端部の近傍において、前記起動装置キャニスタを封入している、請求項1に記載の静電気放電消散装置の製造方法
  5. 前記絶縁性構造部材は、前記静電気放電消散装置と前記外側本体の前記第2の端部との間で前記起動装置キャニスタの前記開放端部を封入する、請求項4に記載の静電気放電消散装置の製造方法
  6. 前記導電性材料は10〜10Ωの範囲の表面抵抗を有する、請求項1に記載の静電気放電消散装置の製造方法
  7. 前記外側本体は導電性外側本体である、請求項1に記載の静電気放電消散装置の製造方法
  8. 前記起動装置アセンブリは前記外側本体の前記第1の端部に環状凹部を含み、前記環状凹部は、前記外側本体、前記絶縁性構造部材及び前記起動装置キャニスタによって画定され、前記静電気放電消散装置は前記環状凹部内に成形される、請求項1に記載の静電気放電消散装置の製造方法
  9. 前記起動装置アセンブリは2段階射出成形プロセスを用いて形成され、前記絶縁性構造部材は前記成形プロセスの第1段階で射出される前記絶縁性材料から形成され、前記静電気放電消散装置は前記2段階射出成形プロセスの第2段階で射出される前記導電性材料から形成され、前記絶縁性構造部材及び前記静電気放電消散装置は前記外側本体及び互いに対して一体成形される、請求項1に記載の静電気放電消散装置の製造方法
  10. 静電気放電消散装置を製造する方法であって、
    伝導性外側本体の第1の端部及びこれと反対側の第2の端部の間に内部通路を形成し
    前記第1の端部において、開放端部を有する起動装置キャニスタ前記外側本体に接合され当該起動装置キャニスタは、反応性装入物が配置される装入物チャンバを画定し、当該チャンバから延びる一対の導電性ピンを含み、
    前記起動装置キャニスタ及び前記ピンを前記外側本体と接合する絶縁性構造部材が形成されるように、絶縁性材料が前記内部通路内で形成され、
    当該絶縁性材料は、前記起動装置キャニスタを取り囲み、前記ピン及び前記起動装置キャニスタの一部分を、前記外側本体との電気的接触から絶縁し、
    前記第1の端部において、導電性の材料から、前記起動装置キャニスタの前記開放端部及び前記外側本体成形される静電気放電消散装置であって、
    前記起動装置キャニスタの一部分を封入し、前記起動装置キャニスタを前記外側本体に電気的に接続して、起動装置アセンブリが伝達する静電気放電エネルギ用の制御された消散経路を提供する、静電気放電消散装置の製造方法
  11. 前記静電気放電消散装置の少なくとも一部分が前記反応性装入物と前記外側本体との間に軸方向に位置決めされていることにより、前記静電気放電エネルギが前記反応性装入物から離れて前記伝導性外側本体へ向かうよう導かれる、請求項10に記載の静電気放電消散装置の製造方法
  12. 前記一対の導電性ピンのうちの一方はグランドピンであり、
    前記静電気放電消散装置の少なくとも一部は、前記反応性装入物と前記外側本体との間に軸方向に位置決めされて、関連する高次アセンブリから前記グランドピンへの前記静電気放電エネルギ用の経路を提供している、請求項10に記載の静電気放電消散装置の製造方法
  13. 前記絶縁性構造部材は、前記外側本体、前記起動装置キャニスタ及び前記ピンへと一体成形され、前記静電気放電消散装置は、前記外側本体、前記起動装置キャニスタ及び前記絶縁性構造部材へと一体成形される、請求項10に記載の静電気放電消散装置の製造方法
  14. 前記起動装置キャニスタの前記開放端部に隣接する部分と、前記外側本体の前記第1の端部との間に位置決めされた環状凹部であって、前記外側本体、前記絶縁性構造部材及び前記起動装置キャニスタによって画定される環状凹部を更に備えており、
    前記静電気放電消散装置は前記環状凹部内で成形される、請求項10に記載の静電気放電消散装置の製造方法
  15. 前記導電性材料は10〜10Ωの範囲の表面抵抗を有する、請求項10に記載の静電気放電消散装置の製造方法
  16. 前記起動装置キャニスタは前記外側本体から離間しており、前記静電気放電消散装置は前記起動装置キャニスタから前記外側本体へと径方向に外側へ向かって延伸している、請求項10に記載の静電気放電消散装置の製造方法
  17. 電気的グランドに接続するよう適合されたインフレータを更に備えており、前記起動装置アセンブリは、前記伝導性外側本体がハウジングに係合するように、前記インフレータのハウジング内に受承され、且つ前記静電気放電消散装置及び前記伝導性外側本体を介して前記電気的グランドへとつながる、前記起動装置アセンブリが伝達する静電気放電エネルギ用の制御された消散経路を提供する、請求項10に記載の静電気放電消散装置の製造方法
  18. 前記一対の導電性ピンのうちの一方はグランドピンであり、
    前記起動装置アセンブリは、前記伝導性外側本体から前記グランドピンへとつながる、前記静電気放電エネルギ用の制御された消散経路を提供する、請求項17に記載の静電気放電消散装置の製造方法
  19. 起動装置アセンブリを形成するための方法であって、
    外側本体と一体成形されて起動装置キャニスタ及びそこから延伸する起動装置ピンを前記外側本体に連接する絶縁性構造部材を形成するために、2段階射出成形プロセスの第1段階として第1の材料を鋳型内へと射出すること;
    前記起動装置ピンの一部分及び前記起動装置キャニスタの開放端部を前記第1の材料で封入して、前記ピン及び前記起動装置キャニスタの一部分を前記外側本体から電気的に絶縁すること;並びに
    前記起動装置キャニスタ及び前記外側本体と一体成形される静電気放電消散装置を形成するために、前記2段階射出成形プロセスの第2段階として、前記第1の材料とは異なる第2の材料を前記鋳型内へと射出することを含み、
    前記静電気放電消散装置は、前記起動装置アセンブリが伝達する静電気放電エネルギ用の、前記起動装置キャニスタから前記外側本体への制御された消散経路を形成する、方法。
  20. 前記第1の材料は電気絶縁性材料を含み、前記第2の材料は10〜10Ωの範囲の表面抵抗を有する導電性材料を含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記外側本体は、電気的グランドへの接続を促進するよう適合された伝導性外側本体を含む、請求項19に記載の方法。
  22. 前記起動装置キャニスタ及び前記外側本体と一体成形される静電気放電消散装置を形成するために、前記2段階射出成形プロセスの第2段階として、前記第1の材料とは異なる第2の材料を前記鋳型内へと射出することは、前記開放端部近傍において前記起動装置キャニスタの一部分を前記第2の材料で封入することを含む、請求項19に記載の方法。
  23. 前記起動装置キャニスタから直接前記外側本体へと径方向に外側へ向かって延伸するように前記静電気放電消散装置を形成することをさらに含み、前記静電気放電消散装置は、前記起動装置キャニスタ、前記絶縁性構造部材、及び前記外側本体へと一体成形される、請求項22に記載の方法。
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