JP6037896B2 - 紡糸引取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ボビンに糸を巻き取る糸巻取装置を含む紡糸引取装置に関する。
特許文献1には、先端においてボビンの着脱が可能となったボビンホルダに装着されたボビンに糸を巻き取る糸巻取装置、糸巻取装置の上流側に位置するゴデットローラなどからなる紡糸引取装置を、ボビンホルダの軸方向と直交する方向に沿って複数並べて設置する場合に、隣接する2つの紡糸引取装置からなり、その対応する一側面同士が僅かな隙間をあけて向かい合うように配置された紡糸引取装置の組を作り、このような紡糸引取装置の組を、間隔をあけてボビンホルダの軸方向と直交する方向に沿って配列することが記載されている。
ここで、特許文献1では、糸巻取装置の上方に、糸巻取装置のボビンホルダ軸と直交するゴデットローラが配置されており、ゴデットローラへの糸掛け作業を行うために、各糸巻取装置の上記一側面と反対の側面側に糸掛け作業のための空間が設けられ、作業者は、この空間に配置された作業台に乗って紡糸引取装置のゴデットローラへの糸掛け作業を行う。
特開2011−144019号公報
しかしながら、特許文献1では、糸巻取装置の側面側に作業用の空間を設ける必要があるため、糸引取装置を設置するのに必要なスペースが大きくなってしまう。なお、紡糸引取装置を1つだけ配置する場合であっても、糸巻取装置の側面側に作業用の空間を設ける必要があることに変わりはなく、紡糸引取装置を設置するのに必要なスペースは大きくなってしまう。
ここで、紡糸引取装置を設置するのに必要なスペースを小さくするために、ゴデットローラの回転軸をボビンホルダ軸と平行に配置し、かつゴデットローラを含む各ローラを、糸掛け作業時に糸巻取装置の先端側に配置することによって、糸巻取装置のボビンホルダの先端側から各ローラへの糸掛けの作業を可能とすることが考えられる。この場合には、作業者は、ボビンホルダに対するボビンの着脱を行うための、ボビンホルダの先端側の空間において、ゴデットローラを含む各ローラへの糸掛け作業を行うことができる。したがって、上記糸掛け作業用の空間を別途設ける必要がなく、紡糸引取装置を設置するのに必要なスペースを小さくすることができる。
しかしながら、この場合には、作業者が糸掛け作業を行うための作業台を、ボビンホルダの先端側に配置する必要があるため、ボビンホルダの先端からボビンの着脱を行う際に、作業台が邪魔になる虞がある。このとき、複数の紡糸引取装置に共通の作業台を設け、この作業台を複数の紡糸引取装置の間で移動可能とするなどすれば、作業台をボビンの着脱時に邪魔にならない位置まで退避させることができる。しかしながら、この場合には、作業台を移動させるためのレールを敷設するなどする必要があり、装置の構造が複雑になってしまう。
加えて、装置停止から糸掛け作業開始までの間に必要な場所まで作業台車を移動しなければならない。これは、面倒であるばかりでなく、作業台が複数の紡糸引取装置に共通のものであるため、複数の紡糸引取装置への糸掛け作業を一度に行うことができず、特に、全ての紡糸引取装置のゴデットローラを含む各ローラへの糸掛けを行う初回の糸掛け作業が煩雑になってしまう。
本発明の目的は、ゴデットローラを糸巻取装置のボビンホルダと平行にかつ糸巻取装置の先端側に配置した場合でも、ボビンホルダに対するボビンの着脱時に、各ローラへの糸掛け作業を行うための作業台が邪魔にならない紡糸引取装置を提供することである。
第1の発明に係る紡糸引取装置は、水平に延びた巻取軸を有し、その先端からボビンの着脱が可能なボビンホルダを備え、前記ボビンホルダに装着されたボビンに糸を巻き取ってパッケージを形成する糸巻取装置と、前記糸巻取装置の上方に配置されており、紡糸機から吐出された糸を引き取り、延伸したうえで前記糸巻取装置側に送り出す複数のゴデットローラと、を有する紡糸引取装置であって、前記複数のゴデットローラのうち少なくとも1つへの糸掛け作業を行うための、他の紡糸引取装置との間で共用されない作業台と、を備え、前記複数のゴデットローラの回転軸は、前記巻取軸の軸方向と平行であり、前記作業台は、前記ボビンホルダよりも、前記巻取軸の軸方向に関する前記ボビンホルダの先端側に位置する、前記糸掛け作業を行うときの作業姿勢と、前記ボビンホルダから離れた退避姿勢とを選択的にとることができるようになっていることを特徴とする。
本発明によると、作業台が作業姿勢と退避姿勢のいずれかを選択的にとることができるようになっているため、作業台を作業姿勢にすることにより、作業台を用いてゴデットローラへの糸掛け作業を行うことができるとともに、作業台を退避姿勢にすることにより、ボビンの着脱の際に作業台が邪魔になるのを防止することができる。
第2の発明に係る紡糸引取装置は、第1の発明に係る紡糸引取装置において、前記作業台は、前記作業姿勢となっている状態で、前記巻取軸の軸方向と直交する直交面に関して前記パッケージと重なり、前記退避姿勢となっている状態で、前記巻取軸の軸方向と直交する直交面に関して前記パッケージと重ならないことを特徴とする。
本発明によると、作業台が、作業姿勢となっている状態で、巻取軸の軸方向と直交する直交面に関してパッケージと重なる場合には、特に、ボビンホルダに対するボビンの着脱の際に作業台が邪魔となるが、このような場合でも、作業台を退避姿勢とすることにより、ボビンホルダに対するボビンの着脱の際に作業台が邪魔になるのを防止することができる。
第3の発明に係る紡糸引取装置は、第1又は第2の発明に係る紡糸引取装置において、前記作業台は、前記水平で且つ前記巻取軸の軸方向と直交する直交方向に関して、前記ボビンホルダからずれた位置に配置された、前記巻取軸の軸方向と平行な揺動軸に揺動自在に支持された踏み板を備え、前記作業姿勢となっている状態で、前記踏み板が水平に配置され、前記退避姿勢となっている状態で、前記踏み板が水平面に対して傾いて配置されることによって、前記作業姿勢となっている状態よりも、前記直交方向に関する長さが短くなっていることを特徴とする。
本発明によると、退避姿勢において作業姿勢よりも直交方向に関する作業台の長さが短くなるので、作業台を、作業姿勢と退避姿勢のいずれか選択的にとることができるようにすることによって、紡糸引取装置が直交方向に大型化してしまうのを抑制することができる。
第4の発明に係る紡糸引取装置は、第3の発明に係る紡糸引取装置において、前記ボビンホルダから前記直交方向にずれた位置に設けられた、前記作業台を収納するための収納部と、前記揺動軸が設けられており、前記巻取軸の軸方向に移動させることによって、前記揺動軸の取付部分を、前記収納部に対して出入りさせることが可能なスライド部材と、をさらに備え、前記作業台が前記退避姿勢となっている状態で、前記スライド部材を、前記揺動軸の取り付け部分が前記収納部内に収まるまで、前記巻取軸の軸方向に移動させることにより、前記作業台を前記収納部に収納することができるようになっていることを特徴とする。
本発明によると、ボビンホルダから直交方向にずれた位置に設けられた収納部に作業台を収納することができる。また、作業台は、直交方向に関する長さが短くなった退避姿勢で収納部に収納されるため、直交方向に関する収納部の長さはそれほど長くはならない。したがって、収納部を設けることによって、紡糸引取装置が大型化するのを抑制することができる。
第5の発明に係る紡糸引取装置は、第4の発明に係る紡糸引取装置において、前記収納部の前記直交方向に関する前記ボビンホルダ側の壁が、前記ボビンホルダよりも、前記巻取軸の軸方向に関する前記ボビンホルダの先端側まで延びていることを特徴とする。
本発明によると、収納部の直交方向に関するボビンホルダ側の壁が、前記ボビンホルダよりも、巻取軸の軸方向に関する前記ボビンホルダの先端側まで延びているため、収納部から作業台を引き出したときに、スライド部材の作業台の取付部分が、ボビンホルダよりも、巻取軸の軸方向に関するボビンホルダの先端側にくるまでは、踏み板が収納部の上記壁よりも作業姿勢となる側(ボビンホルダに近づく側)に揺動することがない。したがって、収納部に収納された作業台を引き出して、作業姿勢とする途中で、作業台がボビンホルダに干渉してしまうのを防止することができる。
本発明によれば、作業台が作業姿勢と退避姿勢のいずれかを選択的にとることができるようになっているため、作業台を作業姿勢にすることにより、作業台を用いて各ローラへの糸掛け作業を行うことができるとともに、作業台を退避姿勢にすることにより、ボビンの着脱の際に作業台が邪魔になるのを防止することができる。
本発明に係る紡糸引取装置の配置を示す図である。 巻取軸の軸方向の先端側から見た紡糸引取装置の図である。 図2を矢印IIIの方向から見た図である。 収納部からスライド部材を引き出した状態での図3相当の図である。 作業台を作業姿勢にした状態での図2相当の図である。 作業台を作業姿勢にした状態での図3相当の図である。 作業台ユニットの斜視図であり、(a)が図2、図3に示すときの状態、(b)が図4に示すときの状態、(c)が図5、図6に示すときの状態を示している。 一変形例の紡糸引取装置を巻取軸の軸方向の先端側から見た図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る紡糸引取機1(紡糸引取装置)は、例えば、紡糸引取機1よりも糸走行方向の上流側(上方)の紡糸機2(図2参照)の複数の糸Yを紡出する複数の口金の配置や、後述する片持ち支持されたボビンホルダ7の先端側から複数のボビンBの着脱を行うことを考慮した上で、限られたスペース内に複数の紡糸引取機1を効果的に配置しようとして、平面視で、後述するボビンホルダ7の軸方向と直交する配列方向(水平で且つボビンホルダ7の軸方向と直交する直交方向)に複数配列されて、ボビンホルダ7の先端側が、作業者が作業を行う作業空間Sとなっている。
各紡糸引取機1は、図2〜図6に示すように、上方にある紡糸機2から紡糸されて連続的に供給される複数の糸Yを、ローラユニット4の後述のゴデットローラ21〜24及び案内ローラ11、12、17、18を介して下方の糸巻取装置3に送り、この糸巻取装置3で巻き取っている。なお、図2〜図6は、後述する保温箱26の扉26bを開いた状態で図示している。
糸巻取装置3は、紡糸機2の下方に配置されており、ゴデットローラ21〜24及び4つの案内ローラ11、12、17、18を介して紡糸機2から供給された複数の糸Yを、複数のボビンBにそれぞれ巻き取って複数のパッケージPを形成する。
糸巻取装置3は、2台の巻取ユニット3a、3bからなり、それぞれの巻取ユニット3a、3bは本体フレーム5、本体フレーム5に回転可能に設けられた円板状のターレット6、ターレット6に片持ち支持され、巻取軸が水平に延びており、複数のボビンBが巻取軸の軸方向に沿って直列に装着される2本のボビンホルダ7、糸Yの綾振りを行うトラバースガイド8、本体フレーム5に対して上下方向に移動可能であり、ボビンホルダ7に装着されたボビンBに対して離接するコンタクトローラ9などを有している。なお、以下では、巻取軸の軸方向を巻取軸方向とし、巻取軸方向に関するボビンホルダ7の先端側を、単に、巻取軸方向の先端側とし、巻取軸方向に関するボビンホルダの基端側を、単に、巻取軸方向の基端側として説明を行う。
巻取ユニット3a、3bは、ボビンホルダ7が図示しないモータの駆動により回転することで、このボビンホルダ7に装着された複数のボビンBを回転させ、回転する複数のボビンBに複数の糸Yをそれぞれ巻き取る。このとき、ボビンBに巻き取られる糸Yは、複数のボビンBの上方にそれぞれ配置されたトラバースガイド8によって、後述する支点ガイド13を支点としてボビンBの軸方向に綾振りされる。
そして、支点ガイド13を支点としてトラバースガイド8に綾振られた糸Yは、ボビンBに巻き取られてパッケージPを形成する。このとき、コンタクトローラ9は、ボビンBへの糸巻き取り時に、パッケージPの外周面に接触して、所定の接圧を付与しながら回転して、パッケージPの形状を整える。そして、ボビンホルダ7に装着された複数のパッケージPは、満巻きになると図示しないプッシャーでボビンホルダ7の基端側から先端側に押し出されて、ボビンホルダ7の先端側に取り外される。
ローラユニット4は、フレーム14、保温箱26、ゴデットローラ21〜24、4つの案内ローラ11、12、17、18、複数の支点ガイド13、作業台ユニット16などを有している。
フレーム14は、糸巻取装置3の巻取軸方向先端側の端部に配置された枠状のフレームであり、2つの支柱部14aと、連結部14bとからなる。2つの支柱部14aは、配列方向に関する糸巻取装置3の両側に配置されており、それぞれ、上下方向に延びている。連結部14bは、配列方向に延びて、2つの支柱部14aの上端部同士を連結している。
保温箱26は、断熱材からなる略直方体形状の箱であり、図2の左側の支柱部14a又は連結部14bに固定されている。保温箱26には、作業空間S側に開閉自在な扉26bが設けられている。そして、この扉26bを開けることで、保温箱26の内部空間26aが、作業空間S側に露出するようになっている。
ゴデットローラ21〜24は、保温箱26の内部空間26aに配置されており、糸走行方向の上流側からこの順に並んでいる。
ゴデットローラ21は、紡糸機2のほぼ真下に配置されている。ゴデットローラ22は、ゴデットローラ21の上方の、ゴデットローラ21から配列方向(図2の左側)にずれた位置に配置されている。ゴデットローラ23は、ゴデットローラ22の下方に配置されており、ゴデットローラ21よりもさらに下方に位置している。ゴデットローラ24は、ゴデットローラ23の上方の、ゴデットローラ23から配列方向(図2の右側)にずれた位置に配置されている。ただし、ゴデットローラ24は、ゴデットローラ21、22よりは下方に位置している。
ゴデットローラ21〜24は、図示しないフレームによって、扉26bと反対側の端部が片持ち支持された駆動ローラであり、紡糸機2から送られた複数の糸Yは、最も上流側のゴデットローラ21に引き取られる。このとき、紡糸機2からの糸Yは、保温箱26の上壁部に形成されたスリット28を通って保温箱26の内部空間26aに導入されて、ゴデットローラ21に引き取られる。
そして、ゴデットローラ21に引き取られた複数の糸Yは、ゴデットローラ21〜24に上流側から順に360度以内の巻き掛け角度でそれぞれが掛けられ、図示しないモータの駆動によりゴデットローラ21〜24が回転することで、走行方向下流側に送られる。このとき、ゴデットローラ21〜24は、例えば、上流側2つのゴデットローラ21、22がほぼ同じ周速度で回転しているとともに、下流側2つのゴデットローラ23、24が、ゴデットローラ21、22よりも速いほぼ同じ周速度で回転しているなど、一般に、下流側のゴデットローラが上流側のゴデットローラに比べて周速度が速くなっており、ローラ間の周速度の差によって複数の糸Yを延伸している。
さらに、ゴデットローラ21〜24は、内部にヒータを備えた加熱ローラであり、ゴデットローラ21〜24に巻き掛けられた糸Yは延伸前に予備加熱されると共に延伸後に熱セットされる。このとき、ゴデットローラ21〜24が保温箱26の内部空間26aに配置されているため、扉26bが閉じられることにより、ヒータにより発生した熱が保温箱26の外部に逃げ出してしまうのが防止される。ここで、各ゴデットローラ21〜24は、生産する糸種によっては、一部または全部においてヒータを駆動させずに非加熱とすることもできる。
案内ローラ11、12、17、18は、糸巻取装置3の上方配置された、図示しないモータによって回転駆動される駆動ローラである。なお、案内ローラ11、12、17、18は、保温箱26の外部に配置されている。
案内ローラ11は、巻取軸方向と平行に、最も下流側のゴデットローラ24のほぼ真下に位置しており、フレーム14に回転可能に支持されている。案内ローラ12は、巻取軸方向と平行に、案内ローラ11の上方の、案内ローラ11から配列方向(図2の右側)にずれた位置に位置しており、フレーム14に回転可能に支持されている。案内ローラ17は、案内ローラ12の下方にゴデットローラ21〜24および案内ローラ11、12と垂直、すなわち巻取軸方向と垂直方向に配置されている。
案内ローラ18は、案内ローラ17と平行、すなわち、巻取軸方向と垂直方向に配置されている。また、案内ローラ18は、ボビンホルダ7の軸方向に関する略中央部のほぼ真上の位置から、ボビンホルダ7の先端側にいくほど下方に位置するように延びたガイドレール19に取り付けられており、図3の矢印Aで示すように、ガイドレール19に沿って移動させることができるようになっている。
そして、糸の巻取時には、案内ローラ18を、図2、図3に実線で示すように、配列方向に関して2つの巻取ユニット3a、3bの間の位置で、且つ、巻取軸方向に関してボビンホルダ7の略中央部と同じ位置となる位置のほぼ真上にくるまで移動させる。一方、各ローラへの糸掛け作業を行うときには、案内ローラ18を、図2、図3に一点鎖線で示すように、巻取時の位置よりも巻取軸方向先端側の、案内ローラ17の近傍まで移動させることにより、ボビンホルダ7の巻取軸方向先端側からの糸掛けが可能となる。
なお、上述の案内ローラ17、及び、案内ローラ18が取り付けられたガイドレール19は、図示しない装置のフレームに取り付けられている。
そして、案内ローラ11は、ゴデットローラ24から送られてきた糸Yを引き取り、引き取った糸Yを案内ローラ12に送る。このとき、保温箱26の内部空間26aに配置された案内ローラ11からの糸Yは、保温箱26の側壁部に形成されたスリット29を通って、保温箱26の外に配置された案内ローラ12に送られる。案内ローラ12は、案内ローラ11から送られてきた糸Yを引き取り、案内ローラ17に送る。案内ローラ17は糸を案内ローラ18に送る。案内ローラ18は引き取った糸を複数の支点ガイド13に送る。
複数の支点ガイド13は、案内ローラ18の下方であって、複数のトラバースガイド8の上方において、複数のトラバースガイド8及びボビンホルダ7に装着された複数のボビンBの真上に、巻取軸方向に沿って複数のボビンBの間隔と同じ間隔で並んで配置されている。
作業台ユニット16は、収納部31、スライド部材32、作業台33などを備えている。収納部31は、ボビンホルダ7を備えた糸巻取装置3から配列方向(図2の左側)にずれた位置に設けられており、図2の左側の支柱部14aの、糸巻取装置3とほぼ同じ高さに位置する部分に固定されている。収納部31には、巻取軸方向に延びた収納空間31aが形成されている。また、収納部31のボビンホルダ7側の壁31bは、ボビンホルダ7よりも巻取軸方向の先端側まで延びている。
スライド部材32は、巻取軸方向を長手方向とする略矩形の板状体であり、収納空間31a内に配置されているとともに、収納空間31aに沿って、巻取軸方向に移動可能となっている。これにより、スライド部材32は、巻取軸方向の先端部が、収納空間31aに対して出し入れ可能となっている。
作業台33は、2枚の踏み板41、42と、3本の脚部43、44、45とを備えている。踏み板41は、略矩形の板状体が、巻取軸方向に関する両端部において、それぞれ、同じ側にほぼ90°折り曲げられることによって形成されたものである。また、踏み板41は、スライド部材32の糸巻取装置3側の面の上端部に設けられた、巻取軸方向に延びた揺動軸32aに揺動自在に支持されている。
踏み板42は、踏み板41と同様、略矩形の板状体が、巻取軸方向に関する両端部において、それぞれ、踏み板41と同じ側に折り曲げられることによって形成されたものである。また、踏み板42は、スライド部材32の糸巻取装置3側の面の下端部のうち、踏み板41よりも先端側の部分に設けられた、巻取軸方向に延びた揺動軸32bに揺動自在に支持されている。
脚部43は、踏み板41の巻取軸方向に関する基端側の端部を支持するためのものであり、その上端部が、踏み板41の揺動軸32aと反対側の端部に設けられた、巻取軸方向に延びた揺動軸41aに揺動自在に支持されている。
脚部44は、踏み板41の巻取軸方向に関する先端側の端部、及び、踏み板42の巻取軸方向に関する基端側の端部を支持するためのものであり、その上端部が、上述の揺動軸41aに揺動自在に支持されているとともに、その略中央部が、踏み板42の揺動軸32bとの反対側の端部に設けられた、巻取軸方向に延びた揺動軸42aに揺動自在に支持されている。
脚部45は、踏み板42の巻取軸方向に関する先端側の端部を支持するためのものであり、その上端部が上述の揺動軸42aに揺動自在に支持されている。
また、脚部43と脚部44とは、1つの連結部材46によって連結されており、脚部44と脚部45は、2つの連結部材46によって連結されている。これにより、脚部43〜45は、互いの位置関係を保持しつつ揺動する。
そして、以上に説明したような構成の作業台33は、踏み板41、42及び脚部43〜45を揺動させることにより、図5、図6、図7(c)に示すように、踏み板41、42が水平に延び、脚部43〜45が、踏み板41、42の揺動軸32a、32bと反対側の端部を下方から支持する姿勢(作業姿勢)と、図4、図7(b)に示すように、踏み板41、42が鉛直方向に延びて(水平面に対して傾いて)いるとともに、脚部43〜45が、揺動軸41a、42aに支持されている部分から下方に延びた姿勢(退避姿勢)のいずれかの姿勢を選択的にとることができるようになっている。
ここで、スライド部材32の揺動軸32a、32bのすぐ下方には、それぞれ、ストッパー32cが配置されており、踏み板41、42は、上記作業姿勢での位置よりも、退避姿勢での位置から離れる側(図5の時計回り方向)には揺動しないようになっている。
また、踏み板42の揺動軸32bに支持されているのと反対側の端部には、切り欠き42bが形成されており、脚部44は、上述の作業姿勢において、切り欠き42bを通って、踏み板42を上下に貫通して延びている。
また、踏み板42の、折り曲げられた巻取軸方向の基端側の端部には、切り欠き42cが形成されており、上述の退避姿勢において、脚部43と脚部44とを連結する2つの連結部材46のうち、下側の連結部材46は、切り欠き42c内に位置している。これにより、上記連結部材46が踏み板42に干渉してしまうのが防止される。
そして、作業台33は、上記作業姿勢となっている状態では、踏み板41、42や脚部43〜45が、配列方向に関して、パッケージPと重なり、上記退避姿勢となっている状態では、配列方向に関してボビンホルダ7とは重ならず、配列方向に関して、収納部31の収納空間31aが配置されている範囲内に収まる。
次に、作業台ユニット16における、スライド部材32及び作業台33の動作について説明する。糸Yの巻取時など、ゴデットローラ21〜24への糸掛け作業を行わないときには、図2、図3、図7(a)に示すように、作業台33は、上記退避姿勢となった状態で、スライド部材32とともに、収納部31の収納空間31a内に収納されている。
ゴデットローラ21〜24および案内ローラ11、12、17、18への糸掛け作業を行う際には、まず、図4、図7(b)に示すように、スライド部材32の先端部を、作業台33とともに収納空間31aから作業空間Sに引き出し、その後、図5、図6、図7(c)に示すように、踏み板41、42及び脚部43〜45を揺動させて、作業台33を上記作業姿勢にする。そして、糸掛け作業を行う作業者Wは、作業姿勢となった作業台33の踏み板42、41の上面を順に上がり、踏み板41の上面に載って糸掛け作業を行う。
そして、糸掛け作業が完了した後には、上述したのとは逆に、踏み板41、42及び脚部43〜45を揺動させることにより、図5、図6、図7(c)に示すように作業姿勢となっている作業台33を、図4、図7(b)に示すように退避姿勢にしてから、スライド部材32を巻取軸方向の基端側に移動させることにより、図2、図3、図7(a)に示すように、スライド部材32及び作業台33を、収納部31の収納空間31aに収納する。
ここで、ゴデットローラ21〜24及び案内ローラ11、12、17、18への糸掛け作業は、全てを作業台上で実施する必要はなく、前記一部のローラへの糸掛け作業は、適宜作業台33から降りて床面から実施することとしてもよい。
以上に説明した実施の形態によると、ボビンホルダ7に対するボビンBの着脱を行うために設けられた作業空間Sにおいて、ゴデットローラ21〜24および案内ローラ11、12、17、18への糸掛け作業を行うことができるため、隣接する紡糸引取機1の間に、糸掛け作業のための空間を設ける必要がなく、紡糸引取機1を設置するためのスペースを小さくすることができる。
なお、ゴデットローラ21〜24および案内ローラ11、12、17、18への糸掛け作業を行う際には、巻取軸方向に並んだ複数の支点ガイド13、トラバースガイド8などにも糸掛けを行うが、これらへの糸掛けは、周知の糸掛け装置(特開2008−297078号公報、特開2011−102174号公報など参照)を用いて自動的に行うことができる。
このとき、各ゴデットローラ21〜24に掛けられた糸Yは、特開2011−162927号公報などに記載されているのとは異なり、他のローラとの間を往復するように掛けられてはいないので、ゴデットローラ21〜24の軸方向に関して、糸Yが掛けられる範囲の長さが長くならない。したがって、作業台33(踏み板41)の上での糸掛け作業を簡単に行うことができる。
さらに、糸掛け作業を行うための作業台33が、上述の作業姿勢及び退避姿勢のいずれかを選択的にとることができるようになっているため、作業台33を作業姿勢とすることにより、糸掛け作業を行うことができるとともに、作業台33を退避姿勢とすることにより、ボビンホルダ7に対するボビンの着脱時に、作業台33が邪魔にならないようにすることができる。
また、作業台33が各紡糸引取機1に対して個別に設けられているので、複数の紡糸引取機1における糸掛け作業を同時に行うことができる。
また、本実施の形態では、作業台33は、作業姿勢となっている状態では、踏み板41、42が水平に延びているのに対して、退避姿勢となっている状態では、踏み板41、42が鉛直方向に延びていることにより、作業姿勢となっているとき状態よりも配列方向に関する長さが短くなるため、作業台33を、作業姿勢及び退避姿勢のいずれかを選択的にとることができるようにしたことによって、紡糸引取機1が配列方向に大型化してしまうのを抑制することができる。
また、本実施の形態では、糸巻取時など、糸掛け作業を行わないときには、糸巻取装置3から配列方向にずれた位置に設けられた収納部31の収納空間31aに作業台33を収納することができる。さらに、このとき、上述したように、退避姿勢となっている状態での作業台33の配列方向に関する長さが短いため、糸巻取装置3から配列方向にずれた位置に収納部31を設けたことによって紡糸引取機1が大型化してしまうのを抑制することができる。
さらに、収納部31の糸巻取装置3側の壁31bが、ボビンホルダ7よりも巻取軸方向の先端側まで延びているため、収納部31からスライド部材32及び作業台33を引き出したときに、作業台33がボビンホルダ7よりも巻取軸方向の先端側にくるまでは、退避姿勢となっている作業台33の鉛直方向に延びた踏み板41、42が、収納部31の壁31bによって、水平となる側へ倒れてしまうのが規制される。したがって、スライド部材32及び作業台33を引き出す途中で、踏み板41、42が倒れてボビンホルダ7に干渉してしまうのを防止することができる。
次に、本実施の形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。ただし、本実施の形態と同様の構成については、適宜その説明を省略する。
上述の実施の形態では、収納部31及びスライド部材32が、各紡糸引取機1に対して個別に設けられているが、これには限られない。例えば、一変形例では、図8に示すように、隣接する2つの紡糸引取機1が、配列方向に対称となっており、収納部31及びスライド部材32が、これら2つの紡糸引取機1の間に配置されているとともに、各紡糸引取機1の支柱部14aに固定されている。そして、スライド部材32の配列方向に関する両面に、それぞれ、上述したのと同様の作業台33が設けられている。
この場合には、1つの収納部31及びスライド部材32を2つの紡糸引取機1で共用することができるため、装置の部品点数を減らすことができる。なお、この場合でも、作業台33は、各紡糸引取機1に対して個別に設けられるため、複数の紡糸引取機1における糸掛け作業を同時に行うことができる。
上述の実施の形態では、収納部31の糸巻取装置3側の壁31bが、ボビンホルダ7よりも巻取軸方向の先端側まで延びていたが、これには限られず、壁31bは、ボビンホルダ7の先端よりも、巻取軸方向の基端側までしか延びていなくてもよい。この場合でも、例えば、作業台33を退避姿勢の状態でスライド部材32に固定できるように構成し、スライド部材32の引き出しが完了してから、作業台33の固定を解除して、作業台33を作業姿勢にするなどすれば、作業台33がボビンホルダ7に干渉してしまうのを防止することはできる。
また、上述の実施の形態では、作業台33が取り付けられたスライド部材32を巻取軸方向に移動させることによって、作業台33を収納部31の収納空間31aに収納することができるようになっていたが、作業台33は収納可能でなくてもよい。例えば、収納部31から引き出されたスライド部材32と同じ位置(図4、図7(b)のスライド部材32と同じ位置)に、フレーム14に固定された板状の部材が配置されており、この板状の部材に作業台33が取り付けられていてもよい。
この場合でも、作業台33を退避姿勢とすれば、作業台33は、巻取軸方向に関してパッケージPと重ならないため、ボビンホルダ7に対するボビンBの着脱時に作業台33が邪魔になることがない。なお、この場合には、例えば、作業台33を退避姿勢の状態で上記板状の部材に固定することができるようにすれば、ボビンホルダ7に対するボビンBの着脱時などに、振動などによって踏み板41、42が倒れて、作業台33が作業姿勢となってしまうのを防止することができる。
また、上述の実施の形態では、作業台33が、踏み板41、42と脚部43〜45を備えたものであり、作業姿勢となっている状態で踏み板41、42が水平となり、退避姿勢となっている状態で踏み板41、42が鉛直方向に延びていたが、これには限られない。例えば、作業台33は、退避姿勢となっている状態で、踏み板41、42が水平面及び鉛直方向の両方に対して傾いて配置されるものであってもよい。
さらには、作業台33は、作業姿勢となっている状態と、退避姿勢となっている状態とで、踏み板41、42の向きが変わるものであることにも限られない。例えば、作業台33は、踏み板41、42が水平に延びた状態を維持したまま、配列方向に移動可能になったものであってもよい。
また、上述の実施の形態では、作業台33が、作業姿勢となっている状態で、配列方向に関してパッケージPと重なっていたが、これには限られず、作業台33は、作業姿勢となっている状態で、配列方向に関してパッケージPからずれた位置に配置されていてもよい。
この場合でも、作業台33は、作業姿勢となっている状態で、ボビンホルダ7よりも巻取軸方向の先端側の、配列方向に関してボビンホルダ7に近い位置にくるため、作業台33が作業姿勢で固定されたままであるとすると、ボビンホルダ7に対してボビンBの着脱を行う作業者などにとって作業台33が邪魔になる虞がある。したがって、作業台33を退避姿勢とすることにより、ボビンホルダ7に対するボビンBの着脱時に、作業台33が邪魔になるのを防止することができる。
また、上述の実施の形態では、作業台33は、退避姿勢となっている状態で、作業姿勢となっているときの位置から配列方向に退避した位置に配置されるようになっていたが、これには限られない。例えば、作業台が、昇降可能となっており、紡糸引取機1が設置されている空間の床下などパッケージPよりも下方まで移動させる、あるいは、パッケージPよりも上方まで移動させることにより、作業台を作業姿勢となっているときの位置から上下方向に退避させてもよい。なお、この場合には、パッケージPよりも下方又は上方に位置しているときに作業台の姿勢が、本発明に係る退避姿勢に相当する。
上述の実施形態では、1つの紡糸引取機1が、2台の巻取ユニット3a、3bからなる糸巻取装置3を備えたものについて説明したが、巻取ユニット3aまたは3bのいずれか1台のみからなる糸巻取装置を備えた紡糸引取装置、あるいは、3台以上の巻取ユニットからなる糸巻取装置を備えた紡糸引取装置に本発明を適用することも可能である。
また、巻取ユニット3a、3bを2台の独立した巻取ユニットとして構成するのではなく、本体フレーム5を一体で構成するか連結して一体化し、1台の巻取ユニットとして構成することもできる。このとき、ターレット6の駆動装置(図示せず)、制御装置(図示せず)など、一部の構成部材を共有化することもできる。
1 紡糸引取装置
7 ボビンホルダ
21〜24 ゴデットローラ
31 収納部
31b 壁
32 スライド部材
33 作業台
41、42 踏み板

Claims (5)

  1. 水平に延びた巻取軸を有し、その先端からボビンの着脱が可能なボビンホルダを備え、前記ボビンホルダに装着されたボビンに糸を巻き取ってパッケージを形成する糸巻取装置と、
    前記糸巻取装置の上方に配置されており、紡糸機から吐出された糸を引き取り、延伸したうえで前記糸巻取装置側に送り出す複数のゴデットローラと、を有する紡糸引取装置であって、
    前記複数のゴデットローラのうち少なくとも1つへの糸掛け作業を行うための、他の紡糸引取装置との間で共用されない作業台と、を備え、
    前記複数のゴデットローラの回転軸は、前記巻取軸の軸方向と平行であり、
    前記作業台は、
    前記ボビンホルダよりも、前記巻取軸の軸方向に関する前記ボビンホルダの先端側に位置する、前記糸掛け作業を行うときの作業姿勢と、
    前記ボビンホルダから離れた退避姿勢とを選択的にとることができるようになっていることを特徴とする紡糸引取装置。
  2. 前記作業台は、
    前記作業姿勢となっている状態で、前記巻取軸の軸方向と直交する直交面に関して前記パッケージと重なり、
    前記退避姿勢となっている状態で、前記巻取軸の軸方向と直交する直交面に関して前記パッケージと重ならないことを特徴とする請求項1に記載の糸引取装置。
  3. 前記作業台は、
    前記水平で且つ前記巻取軸の軸方向と直交する直交方向に関して、前記ボビンホルダからずれた位置に配置された、前記巻取軸の軸方向と平行な揺動軸に揺動自在に支持された踏み板を備え、
    前記作業姿勢となっている状態で、前記踏み板が水平に配置され、
    前記退避姿勢となっている状態で、前記踏み板が水平面に対して傾いて配置されることによって、前記作業姿勢となっている状態よりも、前記直交方向に関する長さが短くなっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の紡糸引取装置。
  4. 前記ボビンホルダから前記直交方向にずれた位置に設けられた、前記作業台を収納するための収納部と、
    前記揺動軸が設けられており、前記巻取軸の軸方向に移動させることによって、前記揺動軸の取付部分を、前記収納部に対して出入りさせることが可能なスライド部材と、をさらに備え、
    前記作業台が前記退避姿勢となっている状態で、前記スライド部材を、前記揺動軸の取り付け部分が前記収納部内に収まるまで、前記巻取軸の軸方向に移動させることにより、前記作業台を前記収納部に収納することができるようになっていることを特徴とする請求項3に記載の紡糸引取装置。
  5. 前記収納部の前記直交方向に関する前記ボビンホルダ側の壁が、前記ボビンホルダよりも、前記巻取軸の軸方向に関する前記ボビンホルダの先端側まで延びていることを特徴とする請求項4に記載の紡糸引取装置。
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