JP6036585B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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本発明は、変圧回路に接続した変圧バスバーと、インバータ回路に接続した交流出力バスバーとを有する電力変換装置に関する。
例えば直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置として、半導体素子を内蔵した複数個の半導体モジュールと、該半導体モジュールに接続した複数本のバスバーとを備えるものが知られている(下記特許文献1参照)。この電力変換装置では、上記半導体モジュールを用いて、直流電源の電圧を変圧する変圧回路と、変圧後の直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路とを構成してある。
上記バスバーには、変圧回路を構成する半導体モジュールに接続した変圧バスバーと、インバータ回路を構成する半導体モジュールに接続した交流出力バスバーとがある。それぞれのバスバーには電流センサが取り付けられている。
特開2010−115061号公報
しかしながら、上記電力変換装置は、変圧バスバーと交流出力バスバーとの2種類のバスバーのうち、一方のバスバーの温度が特に上昇しやすいという問題がある。すなわち、変圧回路とインバータ回路とは、流れる電流の量が互いに異なるため、変圧回路に接続した変圧バスバーと、インバータ回路に接続した交流出力バスバーとは、電流密度が互いに異なる。そのため、電流密度が高いバスバーは、抵抗熱がより多く発生して温度が上昇しやすい。バスバーの温度が上昇すると、このバスバーの電流を測定する電流センサに熱が伝わり、該電流センサの温度が上昇して寿命が短くなる。
また、上記電力変換装置は、電流密度が高くなりやすいバスバーの温度上昇を抑制するために、このバスバーの通電断面積を大きくしたり、電流センサの温度上昇を抑制するために、上記バスバーと電流センサとのクリアランスを拡大したりする必要がある。そのため、電力変化装置が大型化したり、製造コストが上昇したりしやすい。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、電流密度が高いバスバーの温度上昇を抑制でき、製造コストの低減および小型化が可能な電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、半導体素子を内蔵した本体部からパワー端子が突出した複数の半導体モジュールと、
上記パワー端子に接続した複数本のバスバーとを備え、
上記複数の半導体モジュールは、各々の上記パワー端子を同一方向に向けた状態で積層されており、
上記半導体モジュールによって、直流電源の電圧を変圧する変圧回路と、変圧した直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路とを構成してあり、
上記複数本のバスバーは、それぞれの一部を封止した封止部材によって一体化されており、上記バスバーには、上記変圧回路を構成する上記半導体モジュールに接続した変圧バスバーと、上記インバータ回路を構成する上記半導体モジュールに接続した交流出力バスバーとがあり、上記変圧バスバーと上記交流出力バスバーとは、電流密度が互いに異なり、
上記パワー端子の突出方向から見たときに、上記変圧バスバーと上記交流出力バスバーとが、上記封止部材内において交差していることを特徴とする電力変換装置にある。
上記電力変換装置においては、複数本のバスバーを封止部材によって封止し、一体化してある。そして、上記突出方向から見たときに、上記変圧バスバーと交流出力バスバーとが、封止部材内において交差するよう構成してある。
そのため、変圧バスバーと交流出力バスバーとを、封止部材内において互いに接近させることができる。したがって、これら2種類のバスバーのうち、電流密度が高く温度が相対的に高くなりやすいバスバーから、電流密度が低く温度が相対的に低くなりやすいバスバーへ、封止部材を介して熱が伝達されやすくなる。つまり、電流密度が高いバスバーを、電流密度が低いバスバーを使って冷却することが可能になる。そのため、電流密度が高いバスバーから電流センサに伝わる熱の量を低減でき、該電流センサの温度上昇を抑制することができる。したがって、電流センサの寿命が低下する不具合を抑制できる。
また、上記電力変換装置は、電流密度が高いバスバーを冷却できるため、このバスバーと電流センサとのクリアランスを狭くすることができる。そのため、電力変換装置を小型化しやすい。また、上記電力変換装置は、電流密度が高くなりやすいバスバーの通電断面積を無理に大きくする必要がないため、バスバーを小型化できる。そのため、電力変換装置をより小型化できると共に、製造コストの低減が可能になる。
以上のごとく、本発明によれば、電流密度が高いバスバーの温度上昇を抑制でき、製造コストの低減および小型化が可能な電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置の平面図。 実施例1における、バスバーモジュールの一部透視斜視図。 実施例1における、バスバーモジュールの拡大平面図。 図1のIV-IV断面図。 図1のV-V断面図 図1の要部拡大図。 実施例1における、電力変換装置の回路図。 実施例2における、電力変換装置の要部拡大平面図。
上記変圧バスバーと上記交流出力バスバーとが交差している部位において、上記変圧バスバーと上記交流出力バスバーとの少なくとも一方のバスバーは、その主表面が他方のバスバーに対向していることが好ましい。
この場合には、一方のバスバーの主表面が他方のバスバーに対向しているため、これら2種類のバスバーの間で熱の伝導が起きやすくなる。そのため、電流密度が高いバスバーの温度上昇を効果的に抑制できる。
なお、上記「主表面」とは、バスバーにおける該当箇所の面のうち最も面積が大きい面を意味する。
(実施例1)
上記電力変換装置に係る実施例について、図1〜図7を用いて説明する。図1に示すごとく、本例の電力変換装置1は、複数の半導体モジュール2と、複数本のバスバー4,5とを備える。半導体モジュール2は、半導体素子20(図7参照)を内蔵した本体部21と、該本体部21から突出したパワー端子22とを有する。バスバー4,5は、パワー端子22に接続している。また、本例では、複数の半導体モジュール2と複数の冷却管3とを交互に積層して、積層体10を構成してある。
図7に示すごとく、半導体モジュール2によって、直流電源7の電圧を変圧する変圧回路11と、変圧した直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路12とを構成してある。
図2、図6に示すごとく、複数本のバスバー4,5は、それぞれの一部を封止する封止部材6によって一体化されている。バスバー4,5には、変圧回路11を構成する半導体モジュール2bに接続した変圧バスバー4と、インバータ回路12を構成する半導体モジュール2aに接続した交流出力バスバー5とがある。変圧バスバー4と交流出力バスバー5とは、電流密度が互いに異なる。
そして、パワー端子22の突出方向(Z方向)から見たときに、変圧バスバー4と交流出力バスバー5とが、封止部材6内において交差するよう構成されている。
本例の電力変換装置1は、ハイブリッド車や電気自動車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置である。
図7に示すごとく、本例の変圧回路11は、直流電源7の直流電圧を昇圧するための昇圧回路11aである。この昇圧回路11aによって昇圧した直流電圧を、インバータ回路12を使って交流電圧に変換し、三相交流モータ71を駆動するよう構成されている。また、本例の電力変換装置1は、回生回路13を有する。走行中の車両を制動する際に、発電機77を使って発電し、得られた交流電力を回生回路13によって直流電力に変換して、直流電源7を充電するよう構成されている。回生回路13も、上記半導体モジュール2によって形成されている。
図6に示すごとく、回生回路13を構成する半導体モジュール2cに、回生バスバー8(8a〜8c)が接続している。本例では、これら3本の回生バスバー8(8a〜8c)と、上記変圧バスバー4と、3本の交流出力バスバー5(5a〜5c)とを、封止部材6によって封止し、バスバーモジュール60を構成してある。
本例における、変圧バスバー4の電流密度は、交流出力バスバー5の電流密度の1/4程度である。そのため、変圧バスバー4は抵抗熱があまり発生せず、温度が上昇しにくい。交流出力バスバー5は、電流密度が高いため、抵抗熱が発生して温度が上昇しやすい。また、回生バスバー8の電流密度は、交流出力バスバー5の半分程度である。そのため、回生バスバー8も、温度があまり高くならない。
一方、本例の電力変換装置1は、図1、図4、図5に示すごとく、積層体10を収容するケース17を備える。このケース17に、平滑コンデンサ73と、昇圧用のリアクトル72と、フィルタコンデンサ78と、制御回路基板79が収容されている。
また、半導体モジュール2は、それぞれ3本のパワー端子22と、制御端子23とを備える。図5、図6に示すごとく、パワー端子22には、直流電圧が加わる正極端子22aおよび負極端子22bと、交流端子22cとがある。正極端子22aおよび負極端子22bは、図示しない直流用バスバーを介して、平滑コンデンサ73に電気接続している。交流端子22cには、上記バスバー4,5,8が接続している。また、制御端子23は、制御回路基板79に接続している。この制御回路基板79によって、半導体モジュール2のスイッチング動作を制御している。
また、図1に示すごとく、ケース17内には、加圧部材18(板ばね)が設けられている。この加圧部材18を用いて、積層体10を積層方向(X方向)へ押圧し、ケース壁部170に押し当てている。これにより、半導体モジュール2と冷却管3との接触圧を確保しつつ、積層体10をケース17内に固定している。
X方向に隣り合う2つの冷却管3同士は、X方向とZ方向との双方に直交する幅方向(Y方向)における両端にて、連結管19によって連結されている。また、複数の冷却管3のうち、X方向における一端に位置する冷却管3には、冷媒16を導入するための導入管14と、冷媒16を導出するための導出管15とを接続してある。導入管14から冷媒16を導入すると、冷媒16は連結管19を通って全ての冷却管3内を流れ、導出管15から導出する。これにより、半導体モジュール2を冷却するよう構成されている。
図6に示すごとく、複数の半導体モジュール2のうち、インバータ回路12を構成する半導体モジュール2aは、X方向において、導入管14及び導出管15から最も離れた位置に配されている。また、変圧回路11を構成する半導体モジュール2bは、インバータ回路12を構成する半導体モジュール2aよりも、導入管14及び導出管15に近い位置に配されている。そして、回生回路13を構成する半導体モジュール2cは、変圧回路11を構成する半導体モジュール2bよりも、導入管14及び導出管15に近い位置に配されている。
一方、本例では図1に示すごとく、交流出力バスバー5a〜5cに、導電板51をそれぞれ接続してある。そして、ケース17のコネクタ挿入孔171(図5参照)から図示しないコネクタを挿入して、このコネクタを導電板51に接続するよう構成されている。導電板51には、電流センサ52を取り付けてある。電流センサ52を用いて、交流出力バスバー5に流れる電流を検出している。
また、回生バスバー8にも同様に、導電板81を接続してある。この導電板81に、図示しないコネクタを接続するよう構成されている。導電板81には、電流センサ82を取り付けてある。この電流センサ82を用いて、回生バスバー8を流れる電流を検出している。
図2に示すごとく、交流出力バスバー5は、半導体モジュール2のパワー端子22に接続するモジュール接続側部分53と、導電板51に接続する導電板接続側部分55と、これらモジュール接続側部分53および導電板接続側部分55を繋ぐ連結部54とを備える。連結部54は、封止部材6によって封止されている。
モジュール接続側部分53の主面S4は、X方向に直交している。連結部54は、封止部材6中において、斜め方向に延出するよう折り曲げられている。また、導電板接続側部分55は、連結部54からZ方向に突出し、その先端550がY方向に突出している。この先端550に、上述した導電板51をボルト締結するよう構成されている。
回生バスバー8も同様の構造をしている。すなわち、本例の回生バスバー8は、半導体モジュール2のパワー端子22に接続するモジュール接続側部分83と、導電板81に接続する導電板接続側部分85と、これらモジュール接続側部分83および導電板接続側部分85を繋ぐ連結部84とを備える。連結部84は、封止部材6によって封止されている。
また、変圧バスバー4は、半導体モジュール2のパワー端子22に接続するモジュール接続側部分40と、該モジュール接続側部分40に連なり上記積層方向(X方向)に延びる積層方向延出部41と、該積層方向延出部41から上記幅方向(Y方向)に延びる幅方向延出部42と、該幅方向延出部42からX方向における交流出力バスバー5側に延びるリアクトル接続部43とを有する。積層方向延出部41は、その主表面S1がZ方向に直交する第1部分41aと、主表面S2がY方向に直交する第2部分41bとを有する。Z方向から見たときに、変圧バスバー4の第1部分41aと、交流出力バスバー5の連結部54とが交差するよう構成されている。
幅方向延出部42の主面S3は、X方向に直交している。また、リアクトル接続部43の先端430には、図4に示すごとく、リアクトル72の端子720が接続する。リアクトル接続部43には、電流センサ44が取り付けられている。
本例の作用効果について説明する。図1に示すごとく、本例では、変圧バスバー4と交流出力バスバー5とを封止部材6によって封止し、一体化してある。そして、Z方向から見たときに、変圧バスバー4と交流出力バスバー5とが、封止部材6内において交差するよう構成してある。
そのため、変圧バスバー4と交流出力バスバー5とを封止部材6において互いに接近させることができる。したがって、電流密度が高く温度が高くなりやすい交流出力バスバー5から、電流密度が低く温度が低くなりやすい変圧バスバー4へ、封止部材6を介して熱伝達されやすくなる。つまり、温度が相対的に高くなりやすい交流出力バスバー5を、温度が相対的に低くなりやすい変圧バスバー4を使って冷却することが可能になる。そのため、交流出力バスバー5から電流センサ52に伝わる熱の量を低減でき、該電流センサ52の温度上昇を抑制することが可能になる。したがって、電流センサ52の寿命が低下する不具合を抑制できる。
また、本例の電力変換装置1は、電流密度が高い交流出力バスバー5を冷却できるため、この交流出力バスバー5と電流センサ52とのクリアランスを狭くすることができる。そのため、電力変換装置1を小型化しやすくなる。また、本例の電力変換装置1は、交流出力バスバー5の通電断面積を無理に大きくする必要がないため、交流出力バスバー5を小型化できる。そのため、電力変換装置1をより小型化できると共に、製造コストの低減が可能になる。
また、本例では図2に示すごとく、変圧バスバー4と交流出力バスバー5とが交差している部位において、変圧バスバー4の主表面S1は、交流出力バスバー5に対向している。
そのため、交流出力バスバー5から発生した熱を、変圧バスバー4が受け取りやすくなる。したがって、交流出力バスバー5の温度上昇をより効果的に抑制できる。
また、上記構成にすると、上記主表面S1をY方向に直交させた場合と比較して、変圧バスバー4と交流出力バスバー5とが交差している部位における、封止部材6のZ方向長さを短くすることができる。そのため、バスバーモジュール60をより小型化することが可能になる。
また、図6に示すごとく、本例では、複数の冷却管3のうちX方向における一端に位置する冷却管3aに、導入管14と導出管15とを取り付けてある。X方向に隣り合う冷却管3同士は、Y方向における両端部にて、互いの間に冷媒16が流れるよう連結されている。そして、変圧回路11を構成する半導体モジュール2bは、インバータ回路12を構成する半導体モジュール2aよりも、X方向において導入管14および導出管15に近い位置に配されている。
このようにすると、温度が高くなりやすい交流出力バスバー5を、変圧バスバー4を使って、より冷却しやすくなる。すなわち、上述のように冷却管3aに導入管14および導出管15を取り付け、X方向に隣り合う冷却管3同士を連結した場合、導入管14から冷媒16を導入すると、冷媒16は、連結した部位を通って複数の冷却管3に分かれて流れ、導出管15から導出する。そのため、導入管14及び導出管15に近い冷却管3ほど冷媒16の圧力損失が低く、冷媒16が速く流れ、冷却効率が高くなる。したがって、導入管及び導出管に近い位置に、変圧回路11を構成する半導体モジュール2bを配置することにより、この半導体モジュール2bの冷却効率を高めることができ、該半導体モジュール2bに接続する変圧バスバー4も効率的に冷却することができる。そのため、温度が高くなりやすい交流出力バスバー5から、変圧バスバー4へ熱伝導が起きやすくなり、交流出力バスバー5をより効果的に冷却することが可能になる。
また、図6に示すごとく、本例の変圧バスバー4は、積層方向延出部41と、幅方向延出部42と、リアクトル接続部43とを備える。積層方向延出部41は、X方向に延出しており、Z方向から見たときに交流出力バスバー5と交差している。幅方向延出部42は、積層方向延出部41からY方向に延出している。リアクトル接続部43は、幅方向延出部42からX方向における交流出力バスバー5側に延出している。リアクトル接続部43の先端にリアクトル72が接続される。
このようにすると、交流出力バスバー5と変圧バスバー4とのノイズ干渉を抑制しやすくなる。すなわち、変圧バスバー4には、連結部54と略平行であり該連結部54と誘導結合しやすい部位(幅方向延出部42)が形成されている。そのため、仮に幅方向延出部42を連結部54に近い位置に形成したとすると、幅方向延出部42を流れる電流によって該幅方向延出部42の周囲に発生した交流磁界を受けて、連結部54にノイズ電流が誘起されやすくなる。また、連結部54に交流電流が流れると、その周囲に交流磁界が発生するため、この影響を受けて、幅方向延出部42にもノイズ電流が誘起されやすくなる。しかしながら、本例では、幅方向延出部42に連なるリアクトル接続部43をX方向における交流出力バスバー5側に延出できるほど、幅方向延出部42を交流出力バスバー5から遠ざけてある。そのため、幅方向延出部42と連結部54とが誘導結合しにくくなり、これらにノイズ電流が発生しにくくなる。
以上のごとく、本例によれば、電流密度が高いバスバーの温度上昇を抑制でき、製造コストの低減および小型化が可能な電力変換装置を提供することができる。
なお、本例では、交流出力バスバー5の方が変圧バスバー4よりも電流密度が高くなっているが、これが逆になっても良い。すなわち、変圧バスバー4の方が交流出力バスバー5よりも電流密度が高くなるよう構成されていても良い。
また、本例では、図2に示すごとく、交流出力バスバー5と変圧バスバー4とが交差している部位において、変圧バスバー4のみが、その主面S1を交流出力バスバー5に対向させているが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、交流出力バスバー5の主面を変圧バスバー4に対向させてもよい。また、変圧バスバー4の主面を交流出力バスバー5に対向させ、かつ交流出力バスバー5の主面を変圧バスバー4に対向させても良い。
また、本例では図6に示すごとく、Z方向から見たときに変圧バスバー4と交流出力バスバー5とが交差しており、回生バスバー8と変圧バスバー4とは交差していないが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、Z方向から見たときに、回生バスバー8と交流出力バスバー5とが両方とも、変圧バスバー4と交差するよう構成してもよい。このようにすれば、変圧バスバー4を使って、交流出力バスバー5と回生バスバー8とを両方とも冷却することが可能になる。
(実施例2)
本例は、各回路11〜13をそれぞれ構成する半導体モジュール2と、導入管14および導出管15との位置関係を変更した例である。図8に示すごとく、本例では、導入管14および導出管15を、X方向におけるリアクトル接続部43側に位置する冷却管3bに取り付けてある。そして、インバータ回路12を構成する半導体モジュール2aを、導入管14および導出管15に最も近い位置に配してある。また、変圧回路11を構成する半導体モジュール2bを、インバータ回路12を構成する半導体モジュール2aよりも、導入管14および導出管15から遠い位置に設けてある。さらに、回生回路13を構成する半導体モジュール2cを、変圧回路11を構成する半導体モジュール2bよりも、導入管14および導出管15から遠い位置に設けてある。また、本例では実施例1と同様に、交流出力バスバー5は、変圧バスバー4よりも電流密度が高くなっている。
上記構成にすると、インバータ回路12を構成する半導体モジュール2aの冷却効率を高めることができる。すなわち、導入管14および導出管15に近い冷却管3は、冷媒16の圧力損失が少なく、冷媒16の速度が速いため、冷却効率が高い。そのため、インバータ回路12用の半導体モジュール2aを導入管14および導出管15に近い位置に設けることにより、この半導体モジュール2aの冷却効率を高めることができる。そのため、この半導体モジュール2aに接続した交流出力バスバー5を冷却しやすくなる。
その他は、実施例1と同様である。また、本例に関する図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
1 電力変換装置
11 変圧回路
12 インバータ回路
2 半導体モジュール
20 半導体素子
21 本体部
22 パワー端子
3 冷却管
4 変圧バスバー
5 交流出力バスバー
6 封止部材

Claims (4)

  1. 半導体素子(20)を内蔵した本体部(21)からパワー端子(22)が突出した複数の半導体モジュール(2)と、
    上記パワー端子(22)に接続した複数本のバスバー(4,5)とを備え、
    上記複数の半導体モジュール(2)は、各々の上記パワー端子(22)を同一方向に向けた状態で積層されており、
    上記半導体モジュール(2)によって、直流電源(7)の電圧を変圧する変圧回路(11)と、変圧した直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路(12)とを構成してあり、
    上記複数本のバスバー(4,5)は、それぞれの一部を封止した封止部材(6)によって一体化されており、上記バスバー(4,5)には、上記変圧回路(11)を構成する上記半導体モジュール(2)に接続した変圧バスバー(4)と、上記インバータ回路(12)を構成する上記半導体モジュール(2)に接続した交流出力バスバー(5)とがあり、上記変圧バスバー(4)と上記交流出力バスバー(5)とは、電流密度が互いに異なり、
    上記パワー端子(22)の突出方向から見たときに、上記変圧バスバー(4)と上記交流出力バスバー(5)とが、上記封止部材(6)内において交差していることを特徴とする電力変換装置。
  2. 上記変圧バスバー(4)と上記交流出力バスバー(5)とが交差している部位において、上記変圧バスバー(4)と上記交流出力バスバー(5)との少なくとも一方のバスバーは、その主表面が他方のバスバーに対向していることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置(1)。
  3. 上記複数の半導体モジュール(2)と、該半導体モジュール(2)を冷却する複数の冷却管(3)とを積層してあり、該複数の冷却管(3)のうち上記半導体モジュール(2)の積層方向における一端に位置する上記冷却管(3a)には、冷媒(16)を導入するための導入管(14)と、上記冷媒(16)を導出するための導出管(15)とが取り付けられ、上記積層方向に隣り合う上記冷却管(3)同士は、互いの間に上記冷媒(16)が流れるよう連結されており、上記変圧バスバー(4)は上記交流出力バスバー(5)よりも上記電流密度が低く、上記変圧回路(11)を構成する上記半導体モジュール(2)は、上記インバータ回路(12)を構成する上記半導体モジュール(2)よりも、上記積層方向において上記導入管(14)および上記導出管(15)に近い位置に配されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置(1)。
  4. 上記変圧バスバー(4)は、上記複数の半導体モジュール(2)の積層方向に延出し上記突出方向から見たときに上記交流出力バスバー(5)と交差する積層方向延出部(41)と、該積層方向延出部(41)に連なり上記積層方向と上記突出方向との双方に直交する幅方向に延出する幅方向延出部(42)と、該幅方向延出部(42)から上記積層方向における上記交流出力バスバー(5)側へ延出しその先端にリアクトル(72)が接続するリアクトル接続部(43)とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換装置(1)。
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