JP6036162B2 - 複合活物質の製造方法、被覆装置、複合活物質および全固体電池 - Google Patents
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Description
上記実情に鑑みて、本発明者らが鋭意研究を行った結果、上記問題は、上記複合活物質が劣化した活物質や、不純物を生じたコート層を有することが原因であることを知見した。さらに、本発明者らは、上記活物質の劣化や、コート層中の不純物の発生は製造工程中の露点温度に大きく影響されることを見出し、本発明を完成させるに至ったのである。
本発明の複合活物質の製造方法は、活物質と、上記活物質の表面上に形成され、イオン伝導性酸化物を含有するコート層とを有する複合活物質の製造方法であって、上記活物質が劣化する露点温度よりも低い露点温度の雰囲気下で、イオン伝導性酸化物の原料となるアルコキシド化合物を含有するコート層用塗工液を上記活物質の表面に塗布して塗布膜を形成する塗布膜形成工程と、上記塗布膜形成工程における露点温度よりも高い露点温度の雰囲気下に上記塗布膜を曝すことにより、上記アルコキシド化合物の加水分解を促進する加水分解促進工程と、上記加水分解促進工程後の塗布膜を熱処理することにより、上記コート層を形成する熱処理工程と、を有することを特徴とする。
本発明は上記各工程を経ることにより、図2に例示するように、活物質2と、活物質2の表面上に形成され、イオン伝導性酸化物を含有するコート層3とを有する複合活物質1を製造することができる。ここで、図2は、本発明の製造方法により製造される複合活物質の一例を示す概略断面図である。
さらに、本発明者らは、上記活物質の劣化や、コート層中の不純物の発生は製造工程中の露点温度に大きく影響されることを見出した。
一方、活物質の劣化を抑制するために、乾燥雰囲気下、すなわち露点温度t3が水分量の制限された露点温度である雰囲気中で上記塗布工程および加水分解工程を行った場合は、上記アルコキシド化合物の加水分解が十分に進行せず、例えば熱処理工程の際に塗布膜を構成する成分の一部が炭化することによりコート層中に不純物が生じることが考えられる。なお、図3は従来の複合活物質の製造方法の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の複合活物質の製造方法について説明する。
本発明における塗布膜形成工程は、上記活物質が劣化する露点温度よりも低い露点温度の雰囲気下で、イオン伝導性酸化物の原料となるアルコキシド化合物を含有するコート層用塗工液を上記活物質の表面に塗布して塗布膜を形成する工程である。
本工程におけるコート層用塗工液の塗布時の雰囲気としては、上記活物質が劣化する露点温度よりも低い露点温度の雰囲気であれば特に限定されず、活物質の種類に応じて適宜選択される。ここで、「活物質が劣化する露点温度」とは、例えば以下のような測定により求めることができる。
すなわち、雰囲気中の水分により活物質が劣化した場合、活物質が水分と反応することにより、活物質の一部が水酸化物塩(例えば水酸化リチウム)に変化し、上記水酸化塩がさらに雰囲気中の二酸化炭素と反応して炭酸塩(例えば炭酸リチウム)が生じる。したがって、ある露点温度の雰囲気に一定時間曝露させた活物質の不純物炭素量の増加分を測定することにより、「活物質が劣化する露点温度」を求めることができる。具体的には、曝露前の活物質の重量に対する不純物炭素量を測定し、次いで、任意の露点温度の雰囲気に7日間、活物質を曝露し、曝露後の活物質の重量に対する不純物炭素量を測定する。曝露前の活物質の上記不純物炭素量に対する、曝露後の活物質の上記不純物炭素量の増加分が、0.030%以上となる露点温度を、「活物質が劣化する露点温度」として求めることができる。
本工程に用いられるコート層用塗工液は、イオン伝導性酸化物の原料となるアルコキシド化合物を含有する。また、上記コート層用塗工液は、通常、ゾルゲル溶液、すなわち、上記アルコキシド化合物の加水分解および重縮合反応によりゾル状態となり、さらに重縮合反応および凝集が進行することでゲル状態となるものである。
具体的には、3〜6族、13〜15族の元素のうち、B、Si、Ti、Zr、V、P、Al、Nb、Ta、Cr、Mo、及びWから選ばれる少なくとも1種を含有する酸化物が好ましく、さらに、これらの元素の少なくとも1種及びリチウムを含有するリチウム複合酸化物が好ましい。
より具体的なイオン伝導性酸化物としては、例えば、LiNbO3、Li3BO3、LiBO2、Li2CO3、LiAlO2、Li4SiO4、Li2SiO3、Li3PO4、Li2SO4、Li2TiO3、Li4Ti5O12、Li2Ti2O5、Li2ZrO3、Li2MoO4およびLi2WO4等のLi含有酸化物が好ましく、中でもLiNbO3がより好ましい。
イオン伝導性酸化物が一般式LixAOyで表される場合、イオン伝導性酸化物の原料となるアルコキシド化合物としては、Li供給化合物およびA供給化合物から得ることができる。Li供給化合物としては、例えば、エトキシリチウム、メトキシリチウム等のLiアルコキシド、酢酸リチウム、水酸化リチウム等を挙げることができる。また、A供給化合物としては、例えば、Aを含有するアルコキシド、酢酸塩、水酸化物等を挙げることができる。具体的に、イオン伝導性酸化物がNbを含有する場合、Nb供給化合物としては、例えば、ペンタエトキシニオブ、ペンタメトキシニオブ、ペンタ−i−プロポキシニオブ、ペンタ−n−プロポキシニオブ、ペンタ−i−ブトキシニオブ、ペンタ−n−ブトキシニオブ、ペンタ−sec−ブトキシニオブ等のNbアルコキシド、酢酸ニオブ、水酸化ニオブ等を挙げることができる。なお、イオン伝導性酸化物の原料となるアルコキシド化合物は、乾燥しているものが好ましい。
本工程に用いられる活物質について説明する。本発明に用いられる活物質としては、特に限定されず、例えば本発明により製造される複合活物質がリチウム全固体電池に用いられる場合、コバルト酸リチウム(LiCoO2)、ニッケル酸リチウム(LiNiO2)、LiNi1/3Mn1/3Co1/3O2、マンガン酸リチウム(LiMn2O4)、Li1+xMn2−x−yMyO4(x+y=2、M=Al、Mg、Co、Fe、Ni、及びZnから選ばれる少なくとも1種)で表わされる異種元素置換Li−Mnスピネル、チタン酸リチウム(LiおよびTiを含む酸化物)、リン酸金属リチウム(LiMPO4、M=Fe、Mn、Co、及びNiから選ばれる少なくとも1種)、遷移金属酸化物(例えば、酸化バナジウム(V2O5)、酸化モリブデン(MoO3)等)、硫化チタン(TiS2)、炭素材料(例えば、グラファイト、ハードカーボンなど)、リチウムコバルト窒化物(LiCoN)、リチウムシリコン酸化物(LiおよびSiを含む酸化物)、リチウム金属(Li)、リチウム合金(例えば、LiM;M=Sn、Si、Al、Ge、Sb、P等)、リチウム貯蔵性金属間化合物(例えば、MgおよびMを含む貯蔵性金属間化合物;M=Sn、Ge、Sb等、及び、NおよびSbを含む貯蔵性金属間化合物;N=In、Cu、Mn等)及びこれらの誘導体等が挙げられる。
活物質は、正極活物質でも負極活物質でもよい。なお、正極活物質と負極活物質とには明確な区別はなく、2種類の化合物の充放電電位を比較して貴な電位を示すものを正極に、卑な電位を示すものを負極に用いて任意の電圧の電池を構成することができる。
また、コート層用塗工液を活物質の表面に塗布する方法としては、特に限定されず、流動層コーティング法、コート層用塗工液中に活物質を浸漬させた後、溶媒を乾燥させる方法、およびスプレードライヤーを用いる方法等を挙げることができる。本工程においてはなかでも、流動層コーティング法を用いることが好ましい。ここで、流動層コーティング法は、流動層造粒・コーティング装置を用いたフィルムコーティングの手法であり、粒子に液体の噴霧・乾燥を繰り返すことで均一なコーティングを施すことができる。このような装置としては、パウレックス製マルチプレックス、フロイント産業製フローコータ等を挙げることできる。また、流動層造粒・コーティング装置における噴霧・乾燥においては、活物質を流動状態にするため、通常、流動層容器内に気流を生じさせ、さらに必要に応じてロータ等を回転させるが、これら気流の条件やロータの回転条件等は、適宜設定すればよく、特に限定されない。通常、流動層容器内の気流によって、コート層用塗工液の乾燥が行われるため、コート層用塗工液を効率的に乾燥させる観点から、容器内の気流温度(ガス流温度)は、40℃〜100℃の範囲であることが好ましい。
また、コート層用塗工液の噴霧(塗布)の条件も特に限定されず、噴霧速度等、適宜設定することができる。
本発明における加水分解促進工程は、上記塗布膜形成工程における露点温度よりも高い露点温度の雰囲気下に上記塗布膜を曝すことにより、上記アルコキシド化合物の加水分解を促進する工程である。
なお、アルコキシド化合物の加水分解反応が完了したことは、例えば、コート層用塗工液を準備し、上記塗布膜と同雰囲気に同時間曝露させた後、上記コート層用塗工液を用いたガスクロマトグラフィー、赤外分光分析等の化学分析や、粘弾性測定、ガラス等の基板上への成膜性評価などの物理的な方法を行うことで調べることができる。コート層用塗工液の加水分解が完了していれば、アルコキシド化合物および伝導イオン源化合物が溶媒中に存在せず、均一な組成となっていると考えられる。
本発明における熱処理工程は、上記加水分解促進工程後の塗布膜を熱処理することにより、上記コート層を形成する工程である。
本工程における熱処理方法としては、上記雰囲気下で熱処理を行うことができる方法であれば特に限定されるものではなく、例えば焼成炉を用いた方法等を挙げることができる。焼成炉としては、目的とする雰囲気下で熱処理を行うことができるものであれば特に限定されるものではないが、例えばマッフル炉を好適に用いることができる。
本発明の製造方法により製造される複合活物質は、上述した活物質、およびコート層を有する。上記コート層の平均厚さとしては、上記複合活物質を全固体電池に用いた際に、活物質と、固体電解質材料との反応を抑制することができる厚さであれば特に限定されるものではなく、例えば、1nm〜500nmの範囲内であることが好ましく、2nm〜100nmの範囲内であることがより好ましい。コート層が厚過ぎる場合、イオン伝導性および電子伝導性が低下する可能性があるからであり、また一方、コート層が薄すぎる場合、活物質と固体電解質材料とが反応する可能性があるからである。なお、コート層の厚さは、例えば、透過型電子顕微鏡(TEM)による観察(例えばn≧100)等により測定することができる。
また上記全固体電池は、一次電池であっても良く、二次電池であっても良いが、中でも二次電池であることが好ましい。繰り返し充放電でき、例えば、車載用電池等として有用だからである。上記全固体電池の形状としては、例えば、コイン型、ラミネート型、円筒型、および角型等を挙げることができる。
本発明においては、上述した工程を経ることで、ゾルゲル法によりコート層が活物質の表面に形成された複合活物質を得ることができる。ゾルゲル法は、溶液系の前駆体を用いる湿式法であるため、容易に活物質の表面のより多くの面積を被覆するようなコート層を形成することができる。また、ゾルゲル法は化学的な方法であるため、メカニカルミリング法等の機械的な物理力により被覆する方法と比較して、活物質とコート層との結合が強く、活物質の表面を被覆するように形成されたコート層が剥離されにくい複合活物質を得ることができる。
本発明の被覆装置は、処理室と、上記処理室に接続された流動化ガス供給部および流動化ガス排出部と、を備える被覆装置であって、上記処理室に、イオン伝導性酸化物の原料となるアルコキシド化合物を含有するコート層用塗工液を供給する塗工液供給部と、流動化ガスの流れ方向において上記塗工液供給部よりも下流側に位置し、上記アルコキシド化合物の加水分解を促進する加水分解促進用流体を供給する加水分解促進用流体供給部と、が接続されていることを特徴とするものである。
以下、本発明の被覆装置について、構成ごとに説明する。
本発明における処理室は、上流側で塗布膜を形成し、下流側で塗布膜の加水分解を促進するものである。
本発明における流動化ガス供給部は、流動化ガスを処理室に供給するものである。また、本発明における流動化ガス排出部は、流動化ガスを処理室から排出するものである。
本発明における加水分解促進用流体供給部は、流動化ガスの流れ方向において塗工液供給部よりも下流側に位置し、アルコキシド化合物の加水分解を促進する加水分解促進用流体を供給するものである。
本発明における塗工液供給部は、イオン伝導性酸化物の原料となるアルコキシド化合物を含有するコート層用塗工液を供給するものである。なお、コート層用塗工液については、上述した内容と同様であるので、ここでの記載は省略する。
本発明の被覆装置は、処理室を加熱する加熱部、および、処理室を冷却する冷却部の少なくとも一方を備えていても良い。加熱部および冷却部の少なくとも一方を設けることで、上述した塗布膜形成工程および加水分解促進工程における温度を制御できる。また、加熱部により、上述した熱処理工程を行うこともできる。加熱方法としては、特に限定されるものではなく、処理室に発熱体を接触させる方法、処理室を非接触で加熱する方法等を挙げることができる。後者の一例としては、例えば赤外線照射による加熱、マイクロ波照射による加熱等を挙げることができる。また、冷却方法としては、特に限定されるものではなく、処理室に吸熱体を接触させる方法等を挙げることができる。
次に、本発明の複合活物質について説明する。本発明の複合活物質は、二つの実施態様に大別することができる。本発明の複合活物質について、第一実施態様および第二実施態様に分けて説明する。
第一実施態様の複合活物質は、活物質と、上記活物質の表面上に形成され、イオン伝導性酸化物を含有するコート層とを有する複合活物質であって、不純物炭素量が、上記コート層に対して、1.56重量%未満であることを特徴とするものである。
第二実施態様の複合活物質は、活物質と、上記活物質の表面上に形成され、イオン伝導性酸化物を含有するコート層とを有する複合活物質であって、炭酸リチウム量が、上記活物質に対して、0.075重量%未満であることを特徴とするものである。
次に、本発明の全固体電池について説明する。本発明の全固体電池は、正極活物質層と、負極活物質層と、上記正極活物質層および上記負極活物質層の間に形成された固体電解質層とを有し、上記正極活物質層および上記負極活物質層の少なくとも一つが、上述した複合活物質を含有することを特徴とするものである。
以下、本発明の全固体電池について、構成ごとに説明する。
本発明における正極活物質層は、少なくとも正極活物質を含有する層であり、必要に応じて、固体電解質材料、導電化材および結着材の少なくとも一つを含有していても良い。中でも、本発明においては、正極活物質層が上述した複合活物質を含有することが好ましい。
本発明における負極活物質層は、少なくとも負極活物質を含有する層であり、必要に応じて、固体電解質材料、導電化材および結着材の少なくとも一つを含有していても良い。中でも、本発明においては、負極活物質層が上述した複合活物質を含有することが好ましい。
本発明における固体電解質層は、正極活物質層および負極活物質層の間に形成される層である。固体電解質層は、少なくとも固体電解質材料を含有する。固体電解質材料としては、例えば、硫化物固体電解質材料および酸化物固体電解質材料等を挙げることができる。Liイオン伝導性を有する硫化物固体電解質材料としては、例えば、Li2S−P2S5、Li2S−P2S5−LiI、Li2S−P2S5−Li2O、Li2S−P2S5−Li2O−LiI、Li2S−SiS2、Li2S−SiS2−LiI、Li2S−SiS2−LiBr、Li2S−SiS2−LiCl、Li2S−SiS2−B2S3−LiI、Li2S−SiS2−P2S5−LiI、Li2S−B2S3、Li2S−P2S5−ZmSn(ただし、m、nは正の数。Zは、Ge、Zn、Gaのいずれか。)、Li2S−GeS2、Li2S−SiS2−Li3PO4、Li2S−SiS2−LixMOy(ただし、x、yは正の数。Mは、P、Si、Ge、B、Al、Ga、Inのいずれか。)等を挙げることができる。なお、上記「Li2S−P2S5」の記載は、Li2SおよびP2S5を含む原料組成物を用いてなる硫化物固体電解質材料を意味し、他の記載についても同様である。
本発明の全固体電池は、正極活物質層、負極活物質層および固体電解質層を少なくとも有する。さらに通常は、正極活物質層の集電を行う正極集電体、および負極活物質層の集電を行う負極集電体を有する。正極集電体の材料としては、例えばSUS、アルミニウム、ニッケル、鉄、チタンおよびカーボン等を挙げることができる。一方、負極集電体の材料としては、例えばSUS、銅、ニッケルおよびカーボン等を挙げることができる。正極集電体および負極集電体の厚さや形状等については、電池の用途等に応じて適宜選択することが好ましい。また、電池ケースには、一般的な電池の電池ケースを用いることができる。電池ケースとしては、例えばSUS製電池ケース等を挙げることができる。
(コート層用塗工液の調製)
窒素雰囲気下(露点温度:−30℃)で、以下の手順によりコート層用塗工液の調製を行った。まず、エトキシリチウム(高純度化学社製)を脱水エタノール(和光純薬社製)に溶解・均一分散させた後に、リチウムとニオブが元素比で1:1になるようにペンタエトキシニオブ(高純度化学社製)を入れ、均一混合するまで攪拌を行った。エトキシリチウムの投入量は溶液の固形分比率が6.9重量%になるように調整した。
上記コート層用塗工液680gを、コーティング装置MP‐01(パウレック製)を用いて、正極活物質LiNi1/3Mn1/3Co1/3O2(日亜化学製)1kgに対して噴霧し、上記正極活物質表面に塗布膜を形成した。上記コーティング装置の運転条件は、吸気ガス:窒素(露点温度:−40℃)、吸気温度80℃、吸気風量0.3m3/h、ロータ回転数300rpm、噴霧速度1.5g/minとした。コーティング完了後、上記塗布膜を大気(露点温度:0℃)に24時間曝露させて、加水分解促進工程を行った。加水分解促進工程後に350℃で5時間焼成を行った。上記の手順により複合活物質を得た。
出発原料として、Li2S(日本化学工業)とP2S5(アルドリッチ)を用いた。次に、Ar雰囲気下(露点温度−70℃)のグローブボックス内で、Li2SおよびP2S5を、75Li2S・25P2S5のモル比(Li3PS4、オルト組成)となるように秤量し、メノウ乳鉢で5分間混合し、原料組成物2g(Li2S=0.7656g、P2S5=1.2344g)を得た。この原料組成物2gを、遊星型ボールミルの容器(45cc、ZrO2製)に投入し、脱水ヘプタン(水分量30ppm以下、4g)を投入し、さらにZrO2ボール(φ=5mm、53g)を投入し、容器を完全に密閉した(Ar雰囲気)。この容器を遊星型ボールミル機(フリッチュ製P7)に取り付け、台盤回転数370rpmで40時間メカニカルミリングを行った。その後、得られた試料を真空乾燥させ、ガラス状の硫化物固体電解質材料を得た。
上記複合活物質と上記硫化物固体電解質材料とを6:4(体積比)、導電助剤としてVGCF(昭和電工製)を3%(重量比)、およびバインダーとしてブチレンラバー(JSR製)を0.7%(重量比)、ヘプタン中に投入して正極スラリーを調製した。上記正極スラリーを超音波ホモジナイザーで分散させた後、アルミニウム箔上に塗工し、100℃、30分間乾燥させた後、1cm2で打ち抜き、正極側電極とした。
負極活物質(層状炭素)と上記硫化物固体電解質材料とを6:4(体積比)、およびバインダーとしてブチレンラバーを1.2%(重量比)、ヘプタン中に投入し、負極スラリーを調製した。超音波ホモジナイザーで分散させたのち、銅箔へ塗工し、100℃、30分間乾燥させた後、1cm2で打ち抜き、負極側電極とした。
内径断面積1cm2の筒型セラミックスに上記硫化物固体電解質材料64.8mgを入れ、平滑にし、1tonでプレスして、固体電解質層を形成した。その両面に上記正極側電極および負極側電極を入れ、4.3tonで1分プレスした後、ステンレス棒を両極に入れ、1tonで拘束して電池とした。
上記手順により全固体電池を得た。
複合活物質の作製時において、上記正極活物質表面に上記アルコキシド溶液を塗布してコーティングを完了させた後、上記加水分解促進工程を行わなかったこと以外は実施例1と同様にして、全固体電池を得た。
得られた全固体電池を電圧4.55Vまで充電後、2.5Vまで放電した後に、3.6Vでの5秒間出力を測定した。実施例1の電池の出力は51.7mWであり、比較例1の電池の出力は49.2mWであった。結果を図6に示す。
上述した正極活物質を露点温度−30℃の雰囲気下で7日間曝露し、1日後、3日後、および7日後の正極活物質の不純物炭素量を上述した炭素・硫黄分析装置EMIA−820(堀場製作所製)を用いて測定した。また、上記正極活物質を露点温度10℃の雰囲気で7日間曝露した場合についても同様に、1日後、3日後、および7日後の正極活物質の不純物炭素量を測定した。結果を図8に示す。
露点温度−30℃の雰囲気下で曝露した正極活物質における不純物炭素量は、0.261重量%(曝露前)、0.281重量%(1日後)、0.284重量%(3日後)、0.288重量%(7日後)となり、曝露前の正極活物質の不純物炭素量に対する、7日曝露後の正極活物質の上記不純物炭素量の増加分は0.027%であった。
一方、露点温度10℃の雰囲気下で曝露した正極活物質における不純物炭素量は、0.261重量%(曝露前)、0.507重量%(1日後)、0.639重量%(3日後)、0.773重量%(7日後)となり、曝露前の正極活物質の不純物炭素量に対する、7日曝露後の正極活物質の上記不純物炭素量の増加分は0.512%であった。
複合活物質の作製時において、上記正極活物質表面に上記アルコキシド溶液を塗布してコーティングを完了させた後、上記塗布膜を加湿窒素(露点温度15℃、不純物1000ppm以下の純窒素)に24時間曝露させて、加水分解促進工程を行ったこと以外は実施例1と同様にして、全固体電池を得た。
得られた全固体電池を電圧4.55Vまで充電後、2.5Vまで放電した後に、3.6Vでの5秒間出力を測定した。実施例2の電池の出力は55.8mWであり、実施例1の電池の出力は51.7mWであった。結果を図9に示す。このように本発明においては、加湿された不活性ガス雰囲気下で、加水分解促進工程を行うことにより、出力が向上することが確認できた。具体的には、実施例2は、実施例1に比べて、出力が8%向上することが確認できた。
塗布膜を加湿窒素に曝露させる時間を、4時間に変更したこと以外は、実施例2と同様にして、全固体電池を得た。
塗布膜を加湿窒素に曝露させる時間を、それぞれ、8時間、24時間、30時間、0時間に変更したこと以外は、実施例2と同様にして、全固体電池を得た。
得られた全固体電池を電圧4.55Vまで充電後、2.5Vまで放電した後に、3.6Vでの5秒間出力を測定した。結果を表1および図11に示す。
塗布膜を大気に曝露させる時間を、8時間に変更したこと以外は、実施例1と同様にして、全固体電池を得た。
実施例1、実施例3−1〜3−4、実施例4、および比較例1の複合活物質について、不純物炭素量(A1、A2)および炭酸リチウム量(B1)を測定した。測定方法は、上述した通りである。また、実施例1、実施例3−1〜3−4、実施例4、および比較例1で得られた全固体電池を電圧4.55Vまで充電後、2.5Vまで放電した後に、交流インピーダンス法で3.6Vでの反応抵抗を測定した。その結果を表2、表3および図12に示す。
2 … 活物質
3 … コート層
11 … 処理室
12 … 流動化ガス供給部
13 … 流動化ガス排出部
14 … 塗工液供給部
15 … 加水分解促進用流体供給部
16 … 固気分離フィルタ
17 … ネックイン部
20 … 被覆装置
21 … 正極活物質層
22 … 負極活物質層
23 … 固体電解質層
24 … 正極集電体
25 … 負極集電体
26 … 電池ケース
30 … 全固体電池
Claims (13)
- 活物質と、前記活物質の表面上に形成され、イオン伝導性酸化物を含有するコート層とを有する複合活物質の製造方法であって、
前記活物質が劣化する露点温度よりも低い露点温度の雰囲気下で、イオン伝導性酸化物の原料となるアルコキシド化合物を含有するコート層用塗工液を前記活物質の表面に塗布して塗布膜を形成する塗布膜形成工程と、
前記塗布膜形成工程における露点温度よりも高い露点温度の雰囲気下に前記塗布膜を曝すことにより、前記アルコキシド化合物の加水分解を促進する加水分解促進工程と、
前記加水分解促進工程後の塗布膜を熱処理することにより、前記コート層を形成する熱処理工程と、
を有することを特徴とする複合活物質の製造方法。 - 前記塗布膜形成工程における露点温度が、−30℃以下であることを特徴とする請求項1に記載の複合活物質の製造方法。
- 前記加水分解促進工程における露点温度が、0℃以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の複合活物質の製造方法。
- 前記加水分解促進工程を、加湿された雰囲気下で行うことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の複合活物質の製造方法。
- 前記加水分解促進工程を、不活性ガス雰囲気下で行うことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載の複合活物質の製造方法。
- 前記加水分解促進工程における曝露時間が、4時間以上であることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかの請求項に記載の複合活物質の製造方法。
- 前記加水分解促進工程における曝露時間が、24時間以下であることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかの請求項に記載の複合活物質の製造方法。
- 処理室と、前記処理室に接続された流動化ガス供給部および流動化ガス排出部と、を備える被覆装置であって、
前記処理室に、イオン伝導性酸化物の原料となるアルコキシド化合物を含有するコート層用塗工液を供給する塗工液供給部と、流動化ガスの流れ方向において前記塗工液供給部よりも下流側に位置し、前記アルコキシド化合物の加水分解を促進する加水分解促進用流体を供給する加水分解促進用流体供給部と、が接続されていることを特徴とする被覆装置。 - 活物質と、前記活物質の表面上に形成され、イオン伝導性酸化物を含有するコート層とを有する複合活物質であって、
不純物炭素量が、前記コート層に対して、1.56重量%未満であることを特徴とする複合活物質。 - 活物質と、前記活物質の表面上に形成され、イオン伝導性酸化物を含有するコート層とを有する複合活物質であって、
炭酸リチウム量が、前記活物質に対して、0.075重量%未満であることを特徴とする複合活物質。 - 不純物炭素量が、前記コート層に対して、1.56重量%未満であることを特徴とする請求項10に記載の複合活物質。
- 前記イオン伝導性酸化物が、LiNbO3であることを特徴とする請求項9から請求項11までのいずれかの請求項に記載の複合活物質。
- 正極活物質層と、負極活物質層と、前記正極活物質層および前記負極活物質層の間に形成された固体電解質層とを有し、
前記正極活物質層および前記負極活物質層の少なくとも一つが、請求項9から請求項12までのいずれかの請求項に記載の複合活物質を含有することを特徴とする全固体電池。
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