JP6035836B2 - 鉄筋コンクリート構造物の施工方法 - Google Patents
鉄筋コンクリート構造物の施工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6035836B2 JP6035836B2 JP2012094107A JP2012094107A JP6035836B2 JP 6035836 B2 JP6035836 B2 JP 6035836B2 JP 2012094107 A JP2012094107 A JP 2012094107A JP 2012094107 A JP2012094107 A JP 2012094107A JP 6035836 B2 JP6035836 B2 JP 6035836B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- construction
- formwork
- reinforced concrete
- bars
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Description
では、前記鉄筋コンクリート構造物の施工現場において、梁のコンクリート打設用の型枠の底部となるプレキャストコンクリート上に梁筋を設置し、この梁筋を前記プレキャストコンクリートとともに前記N+1階の梁の位置に設置し、前記N+1階の床の型枠工事では、前記N+1階の梁筋で囲まれた水平構面に、床の型枠を設置し、その後に、前記N+1階の梁及び前記N+1階の床の後続工事を同時期に行なう。
これにより、下層階(N階)の壁等の鉄筋もしくは型枠工事や上層階(N+1階)の梁の型枠工事及び床と柱の鉄筋工事等を並行して行うことができる。従って、下層階の柱,壁の鉄筋もしくは型枠工事が完了した後に、上層階の梁,床の鉄筋もしくは型枠工事を順に実施する従来の施工方法と比較して、工期の短縮を図ることができる。
前記の施工方法において、前記N+1階の梁の鉄筋工事及びN+1階の床の型枠工事に続いて、N階の壁の鉄筋工事、N階の壁の型枠工事、N階の柱の型枠工事、N+1階の梁の型枠工事、N+1階の床の鉄筋工事、N+1階の柱の鉄筋工事のうちの少なくともふたつを並行して同時に行ってもよい。
(第1実施形態)
まず、鉄筋コンクリート構造体の施工方法を説明する。図1(a),(b)及び図2(a),(b)に示すように、建物の下層階をN(整数)階とし、その上層階をN+1階とする。前記図1(a)はN階の柱51の柱筋21が施工された状態を示す。この状態において、まず、梁筋22が建物の外部において組立てられる。次いで、図1(b)に示すように、前記梁筋22がN階の柱筋21の上端間の位置,すなわちN+1階の梁52の位置に設置される。図面に示す61はフープ筋を示す。
なお、N階の壁の鉄筋の配置,壁の型枠の設置,柱の型枠の設置、N+1階の床板25上への鉄筋の配置,N+1階の柱筋21の配置の少なくともふたつを同時並行して行なうことが工期短縮の面から好ましい。あるいは、N+1階の梁筋22及び床板25の設置と同時に、N階の壁の鉄筋の配置,壁の型枠の設置,柱の型枠の設置、N+1階の床板25上への鉄筋の配置の少なくともひとつを並行して行なってもよい。さらには、N階の柱筋21の配置をN+1階の梁筋22及び床板25の設置と同時に行なってもよい。
次に、前記梁52の構成及び施工方法について詳細に説明する。
PC31の長方形状のコンクリート部31aには、鉄筋よりなるトラス筋33が立設されている。図5に示すように、この各トラス筋33は、波形状をなすとともに、コンクリート部31aの長手方向に延在する複数対(実施形態では2対)のラチス筋33aと、両ラチス筋33aの波頭部間に接合されるとともに、コンクリート部31aの長手方向に延在する第1端筋としての1本の上端筋33bと、各ラチス筋33aの波形の下端内側に接合されるとともに、コンクリート部31aの長手方向に延在する第2端筋としての下端筋33cと、下端筋33c間に跨って所定間隔おきに架設状態で接合され、コンクリート部31aの短手方向に延在する複数本の架設筋33dとより構成されている。そして、各ラチス筋33aの波形の下端部、各下端筋33c及び各架設筋33dがコンクリート部31a内に埋設されている。
(1) 実施形態においては、N+1階の梁52の鉄筋工事及びN+1階の床の型枠工事を他の工事に先行して実施する。従って、N+1階の梁52の型枠の設置、N階の壁の鉄筋工事及び壁及び柱の型枠の設置と、N+1階における床の鉄筋工事、柱51の鉄筋工事とを並行して同時に行うことが可能となり、工期の短縮を図ることができる。
次に、前記実施形態の第1〜第4変更例について説明する。
図7(a)及び(b)に示す第1変更例においては、前記実施形態の場合とほぼ同様に、鉄筋組32を構成するあばら筋35が、上方に向かって開口する下側の第1分割片35Aと、下方に向かって開口する上側の第2分割片35Bとに分割して構成されている。第1分割片35Aの開口端の両側には、両側の下から2段目に位置する一対の主筋34と係止可能な係止部35aが折り曲げられている。第2分割片35Bの開口端の両側には、両側下端に位置する一対の主筋34と係止可能な係止部35bが折り曲げられている。
次に、この発明を具体化した第2実施形態を説明する。この第2実施形態以降の各実施形態及び変更例においては、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(第3実施形態)
次に、この発明を具体化した第3実施形態を説明する。
(第4実施形態)
次に、この発明を具体化した鉄筋コンクリート構造物の施工方法の第4実施形態を説明する。
次に、この発明を具体化した鉄筋コンクリート構造物の施工方法の第5実施形態を説明する。
次に、この発明を具体化した鉄筋コンクリート構造物の施工方法の第6実施形態を説明する。
Claims (3)
- 鉄筋コンクリート構造物の施工に際して、N+1階の梁の鉄筋工事及びN+1階の床の型枠工事を、N+1階の床の鉄筋工事に先行して実施する鉄筋コンクリート構造物の施工方法であって、
前記N+1階の梁の鉄筋工事では、前記鉄筋コンクリート構造物の施工現場において、梁のコンクリート打設用の型枠の底部となるプレキャストコンクリート上に梁筋を設置し、この梁筋を前記プレキャストコンクリートとともに前記N+1階の梁の位置に設置し、
前記N+1階の床の型枠工事では、前記N+1階の梁筋で囲まれた水平構面に、床の型枠を設置し、
その後に、前記N+1階の梁及び前記N+1階の床の後続工事を同時期に行なうことを特徴とした鉄筋コンクリート構造物の施工方法。 - 前記N+1階の床の鉄筋工事では、前記N+1階の床の型枠上への鉄筋の配置を行ない、
前記N+1階の梁及び前記N+1階の床の後続工事においては、前記N+1階の梁及び前記N+1階の床の型枠上へのコンクリート打設を行なうことを特徴とした請求項1に記載の鉄筋コンクリート構造物の施工方法。 - 前記N+1階の梁の鉄筋工事及びN+1階の床の型枠工事に続いて、N階の壁の鉄筋工事、N階の壁の型枠工事、N階の柱の型枠工事、N+1階の梁の型枠工事、N+1階の床の鉄筋工事、N+1階の柱の鉄筋工事のうちの少なくともふたつを並行して同時に行うことを特徴とした請求項1又は2に記載の鉄筋コンクリート構造物の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012094107A JP6035836B2 (ja) | 2012-04-17 | 2012-04-17 | 鉄筋コンクリート構造物の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012094107A JP6035836B2 (ja) | 2012-04-17 | 2012-04-17 | 鉄筋コンクリート構造物の施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013221341A JP2013221341A (ja) | 2013-10-28 |
JP6035836B2 true JP6035836B2 (ja) | 2016-11-30 |
Family
ID=49592525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012094107A Active JP6035836B2 (ja) | 2012-04-17 | 2012-04-17 | 鉄筋コンクリート構造物の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6035836B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106193623B (zh) * | 2016-07-29 | 2018-05-08 | 刘祥锦 | 一种装配式混凝土结构施工方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2727263B2 (ja) * | 1991-07-01 | 1998-03-11 | 株式会社フジタ | 型枠ユニット工法 |
JPH1025804A (ja) * | 1996-07-10 | 1998-01-27 | Shimizu Corp | 建築物の施工法 |
JPH10196026A (ja) * | 1997-01-09 | 1998-07-28 | Sato Kogyo Co Ltd | 薄肉pc板の接合方法及び接合材 |
JP5309798B2 (ja) * | 2008-08-29 | 2013-10-09 | 株式会社大林組 | 梁型枠の支持構造、梁型枠の支持方法、コンクリートの打設方法、柱梁架構の構築方法 |
-
2012
- 2012-04-17 JP JP2012094107A patent/JP6035836B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013221341A (ja) | 2013-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101781603B1 (ko) | 거푸집 선조립형 보 구조물 | |
JP6424075B2 (ja) | 鉄筋コンクリート柱鉄骨梁接合部材並びにその製作方法、及び建物の構築方法 | |
JP5442421B2 (ja) | ハーフプレキャスト床版及びそれを用いたスラブ構築方法 | |
KR100903398B1 (ko) | 프리캐스트 섬유보강 와이어매쉬 슬래브 | |
KR101301076B1 (ko) | 프리캐스트 전면 및 배면벽체를 이용한 벽체구조물 시공방법 | |
JP6108595B2 (ja) | リブ付きプレキャストコンクリート板と、それを用いた合成床スラブと梁のコンクリート打ち分け方法 | |
KR101798138B1 (ko) | 멀티 프리캐스트 벽체 구조체 및 이의 시공방법 | |
JP6553161B2 (ja) | 大スパンコンクリート床版型枠および該床版型枠を用いた施工方法 | |
KR101814038B1 (ko) | 2중 격자보 내에 중공슬래브를 포함하는 구조물 및 그 시공방법 | |
JP6082580B2 (ja) | 床構造 | |
JP6035836B2 (ja) | 鉄筋コンクリート構造物の施工方法 | |
JP7194531B2 (ja) | 免震上部基礎構造及びその作製方法、フーチング構造体、並びに免震基礎の施工方法 | |
KR101286370B1 (ko) | 선 조립된 철근다발을 가지는 기둥 및 이를 이용한 기둥 시공 방법 | |
JP2012509421A (ja) | プレストレストスラブ要素 | |
KR101628255B1 (ko) | 단열재 데크 및 단열재 데크 설치 방법 | |
JP6015089B2 (ja) | 梁 | |
KR101482523B1 (ko) | 안전휀스 설치 구성을 가지는 조립식 노듈러 거더, 이를 이용한 교량 및 그 시공방법 | |
RU105645U1 (ru) | Сборный железобетонный кессон | |
JP6961408B2 (ja) | プレキャストコンクリート板、およびコンクリート構造スラブ | |
JP6300228B2 (ja) | フラットスラブ構造 | |
JP5461492B2 (ja) | 鉄筋コンクリート製の躯体構造物の構築方法 | |
JP7149772B2 (ja) | 免震上部基礎構造及びフーチング構造体 | |
JP6261333B2 (ja) | 耐震補強方法 | |
KR20120124278A (ko) | 콘크리트 슬래브 타설용 데크 | |
JP5039616B2 (ja) | 梁ユニット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150309 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160107 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160202 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160404 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161004 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161017 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6035836 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |