JP6035681B2 - 水栓装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吐止水を行う水栓装置に関する。
従来、前面が開口し壁に埋め込まれるケーシングと、このケーシングの前方かつ下方に向けて突出する吐水部が設けられた水栓本体とを備える、いわゆる壁埋め込み型の水栓装置として、水栓本体と給水配管とを接続する給水継手が吐水部の後側に位置するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。通常、この種の水栓装置は、水栓本体と給水継手との接続部分に接続保持具を取り付けることで、その接続を保持する。
特開2002−081105号公報
上述した従来の水栓装置において、ケーシング内に挿入された水栓本体及び給水継手に対して、前側から接続保持具を取付ける場合、取付けの容易性を確保するために、突出した吐水部の位置と、吐水部の後側の水栓本体と給水継手との接続部分の位置との関係を考慮する必要があった。例えば、接続保持具がその取付けの際に吐水部に干渉することを防ぐため、前面視における吐水部と接続部分との重なりが少なくなるように水栓本体を形成することが考えられる。前面視において吐水部と接続部分との重なりが少なくなるように水栓本体を形成した場合、上下方向や左右方向へと水栓本体が大型化し、それに伴いケーシングや水栓装置全体が大型化してしまうおそれがあった。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、前面が開口し壁に埋め込まれるケーシングと、ケーシング内に挿入される水栓本体とを備え、水栓本体を大型化させることなく、容易に水栓本体と給水継手との接続部分の接続を保持することが可能な水栓装置を提供することを目的とする。
本発明は、前面が開口し壁に埋め込まれるケーシングと、このケーシング内で上下方向に延びる立上部、及び、この立上部から前記ケーシングの前方かつ下方に向けて、正面視にて前記立上部の下端部と重なるように突出する吐水部を有する水栓本体と、前記ケーシング内に挿通される給水配管が一端側に接続され、他端側が前記立上部の下端部に接続される給水継手と、前記ケーシングの背面壁に固定されるとともに、前記ケーシングの前面の開口から挿入された前記水栓本体と前記給水継手との接続部分に係合し、前記水栓本体と前記給水継手との接続を保持する接続保持具と、を備える水栓装置。
である。
このように構成された本発明においては、後方から接続保持具が係合するため、接続保持具を前方から取り付けるために吐水部と接続保持具との干渉を考慮して水栓本体を大型化させる必要がない。そのため、水栓本体を小型化することでき、それに伴いケーシング及び水栓装置を小型化することができる。また、接続保持具はケーシングに固定されているため、接続保持具が係合した際に、水栓本体のケーシングへの取り付けと、水栓本体と給水継手との接続の保持とを同時に行うことができる。
本発明は、さらに、前記水栓本体と前記給水継手との接続部分及び前記接続保持具に前方から係合し、前記水栓本体と前記給水継手との接続を保持する押さえ具を備える構成としてもよい。
このように構成された本発明においては、押さえ具により、より強固に前記水栓本体と前記給水継手との接続を保持することができる。
本発明は、さらに、前記ケーシングの両側壁の内少なくとも一方の側壁には、前記ケーシングを取付面に取付けるためのネジが挿入される取付孔が穿設され、前記ケーシングの前記取付孔が穿設された側壁と対向する側壁の前端部には、前記取付孔と上下方向における位置が重なる位置に、所定の大きさの切欠部を有する構成としてもよい。
このように構成された本発明においては、取付孔にネジを挿入し、取付面にケーシングを固定する際、切欠部を介して、ドライバー等の工具が取付面に対してより垂直に近い角度から入るようになり、ケーシングがずれて取付けられることが抑制される。
本発明は、さらに、前記給水継手は、可撓性を有する給水配管に接続されている構成としてもよい。
このように構成された本発明においては、水栓本体と給水継手との接続部分に接続保持具が後方から係合するため、接続保持具を取付けるために給水配管をケーシングから引き出さずともよい。そのため、給水配管を引き出す際のケーシングへの擦れやそれに伴う破損を抑制することができる。
本発明の水栓装置によれば、水栓本体を大型化させることなく、容易に水栓本体と給水継手との接続部分の接続を保持することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る水栓装置を示す斜視図。 (a)本発明の一実施形態に係る水栓装置を示す断面図。(b)(a)の水栓本体と給水継手との接続部分の拡大図。 本発明の一実施形態に係る水栓装置の接続保持具及び押さえ板を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る水栓装置の壁への取付け工程を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る水栓装置の壁への取付け工程を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る水栓装置の壁への取付け工程を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る水栓装置の変形例における吐水継手を示す断面図。 (a)本発明の一実施形態に係る水栓装置の変形例におけるフランジを示す上面図。(b)(a)のB−B断面図。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る水栓装置について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る水栓装置を示す斜視図であり、図2(a)は本発明の一実施形態に係る水栓装置を示す断面図であり、図2(b)は(a)の水栓本体と給水継手との接続部分の拡大図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る水栓装置100は、壁面Wに設けられた固定枠110と、この固定枠110を覆うカバー120と、このカバー120から突出するハンドル140及び吐水部164を備える。
また、図1、図2(a)及び(b)に示すように、水栓装置100は、壁Wに埋め込まれるケーシング180と、このケーシング180内に挿入された水栓本体160と、ケーシング180内に挿通される樹脂管200(給水配管)が一端側に接続され、他端側が水栓本体160に接続される給水継手220とを備える。また、水栓装置100は、ケーシング180の背面壁に固定されるとともに、ケーシング180の前面の開口から挿入された水栓本体160と給水継手220との接続部分に係合し、水栓本体160と給水継手220との接続を保持する接続保持具240を備える。さらに、水栓装置100は、水栓本体160と給水継手220との接続部分及び接続保持具240に前方から係合し、水栓本体160と給水継手220との接続を保持する押さえ板260(押さえ具)を備える。
ケーシング180は、前面が開口した箱状であり、その開口した前面が固定枠110を介してカバー120により覆われる。ケーシング180の底面には下方に向けて開口するとともに延出する開口部182が設けられ、ケーシング180の両側面の上部及び下部には取付孔184がそれぞれ穿設されている。また、ケーシング180の両側壁の前端部には、取付孔184と上下方向における位置が重なる位置に、所定の大きさの切欠部186が設けられている。さらに、ケーシング180背面壁の左右方向両端の中央部には、両側壁に沿って前方へ向けて固定部188(図4参照)がそれぞれ延設される。
ケーシング180の開口部182は樹脂管200が挿通されるとともに、樹脂管200を挿通する際にその挿通を案内する。取付孔184は、前後方向に延びる長孔形状で、間柱等の取付面にケーシング180を取付けるために、ドライバー等の工具にてネジ270がねじ込まれる。切欠部186は、その切欠部186が設けられたケーシング180壁面に対向する壁面の取付孔184にネジ270をねじ込む際に、ドライバー等の工具が挿入可能な大きさに形成される。固定部188は、略長方体形状で、その前面及び内側面は凹んでおり、この凹みに接続保持具240が嵌合する。また、固定部188は、接続保持具240及び押さえ板260をケーシング180に固定するためのネジ272をねじ込むネジ孔188aが開口されている。
水栓本体160は、上下方向に延びる立上部162と、この立上部162からケーシング180の前方かつ下方に向けて、正面視にて立上部162の下端部と重なるように突出する吐水部164とを有する。
立上部162の下端部は、給水継手220が挿入されることで接続されるとともに、その外周から突出する段部162aが設けられている。立上部162の上端部は、前方へ向けて突出するとともに、吐水部164との連絡部分にバルブ165を有する。バルブ165は、ハンドル140の回転操作に応じて、その開度を操作可能に設けられる。
吐水部164は、立上部162の上端部から前方かつ下方に向けて突出し、その先端が、ケーシング180の前面の開口から一部が突出するとともに、カバー120により覆われている。また、吐水部164は、その内部流路に設けられた逆止弁166及び緊急止水弁167と、先端側に設けられた吐水継手168を有する。
吐水継手168は、略円筒状で、吐水部164の先端側に向けて段差状に縮径する。さらに、吐水継手168は、その外周に円環状の溝168aが設けられており、この溝168aに半円環形状の樹脂リング280が嵌合される。また、吐水継手168には、例えば洗濯機等の吐水先機器の継手(図示せず)が接続され、この接続により水を吐水先機器へと供給する。その際、樹脂リング280へと、吐水先機器の継手(図示せず)に設けられたフック部が係合することで、吐水先機器の継手が吐水継手168に接続される
逆止弁166は、各種水栓装置等に使用される周知の構成の逆止弁であり、水の逆流を防止する。緊急止水弁167は、その一部が吐水継手168先端から突出しており、洗濯機等の吐水先機器の継手(図示せず)が吐水継手168に接続された際に、この接続により緊急止水弁167が吐水継手168内へ向けて押されることで吐水部164内の流路が開放される、吐水先機器(図示せず)へと水を供給することができる。
給水継手220は、その下端側に樹脂管200が挿入されることで接続されるとともに、上端側が水栓本体160の立上部162の下端部へと挿入されることで接続される。また、給水継手220の外周には、給水継手220を立上部162へ挿入した際に、水栓本体160の立上部162下端の段部162aとともに一体的に凸部を形成するように、段部220aが設けられている。
樹脂管200は、ポリエチレン等で形成され可撓性を備えるもので、給水源(図示せず)からの水を供給する。
このような構成により、使用者がハンドル140を操作することで、バルブ165の開度が調整され、それにより、樹脂管200から給水継手220を介して供給された水が、立上部162を経て吐水部164へと水が流れ込む。吐水部164へと流れ込んだ水は、吐水継手168に接続された洗濯機等の吐水先機器(図示せず)へと供給される。
次に、図3を参照して本発明の一実施形態である水栓装置の接続保持具及び押さえ板について説明する。図3は本発明の一実施形態に係る水栓装置の接続保持具及び押さえ板を示す斜視図である。
図3に示すように、接続保持具240は上面視略Ω形状である。また、接続保持具240は、上面、下面、及び、前面が開放された角筒状の係合部242と、この係合部242の両側面の前端から両側方へ向けてそれぞれ延びる2つの固定部244とを有する。
係合部242は、後面及び両側面に係合開口242aがそれぞれ穿設されている。係合開口242aは略矩形状の長孔であり、水栓本体160の立上部162と給水継手220の接続部分が接続保持具240内に押し込まれた際に、立上部162の段部162a及び給水継手220の段部220aが嵌合される。
固定部244には、ケーシング180の固定部188に接続保持具240を固定するためのネジ272をねじ込むネジ孔244aが穿設されている。
また、図3に示すように、押さえ板260は、その左右方向の両端部に、ケーシング180の固定部188に押さえ板260を固定するためのネジ272をねじ込むネジ孔260aが穿設されている。さらに、押さえ板260の左右方向の中央部には切欠部260bが設けられている。この切欠部260bは、押さえ板260をケーシング180の固定部188に固定した際に、給水継手220の段部220aを、切欠部260b下端と吐水部164との間に挟み込むとともに、切欠部260bから吐水部164を突出させるように形成されている。
次に、図4〜6を参照して、本発明の一実施形態である水栓装置100の壁Wへの取付けについて説明する。図4〜6は本発明の一実施形態に係る水栓装置の壁への取付け工程を示す斜視図である。
図4に示すように、まず、ケーシング180を間柱300に添わせ、取付孔184を介してネジ270をドライバー等の工具で間柱300にねじ込むことで、ケーシング180を固定する。さらに、接続保持具240を、ケーシング180の固定部188の凹みに嵌合させる。なお、この際、ケーシング180の固定部188のネジ孔188aと、接続保持具240の固定部244のネジ孔244aとの位置が合うように嵌合させる。
次に、図5に示すように、給水継手220及び給水継手220の一端側に接続された樹脂管200を、ケーシング180の開口部182を介して、ケーシング180内に挿入して引き出した後、水栓本体160の立上部162の下端部へ給水継手220を挿入する。さらに、立上部162と給水継手220との接続部分を、ケーシング180背面壁の接続保持具240へ向けて押し込む。接続保持具240内に押し込まれた立上部162と給水継手220との接続部分は、接続保持具240の係合部242を押し広げるとともに、係合部242の係合開口242aに、立上部162の段部162a及び給水継手220の段部220aが嵌合することで、係合部242は押し広げられた形状から再び元の形状へと戻る。これにより、立上部162と給水継手220との接続部分の接続が保持される。
次に、図6に示すように、押さえ板260の切欠部260bに吐水部164が位置するように、立上部162と給水継手220との接続部分及び接続保持具240に前方から押さえ板260を係合させる。この際、押さえ板260のネジ孔260aと、ケーシング180の固定部188のネジ孔188a、及び、接続保持具240の固定部244のネジ孔244aとの位置が合うように、押さえ板260は係合させる。次に、押さえ板260のネジ孔260a、接続保持具240の固定部244のネジ孔244a、及び、ケーシング180の固定部188のネジ孔188aにネジ272をねじ込むことで、固定する。続いて、壁W、固定枠110及びカバー120を取付けた後、ハンドル140を取付ける。さらに、樹脂リング280を吐水継手168の溝168aに嵌合させた後、洗濯機等の吐水先機器の継手のフック部(図示せず)を樹脂リング280に係合することで、吐水継手168に接続する。
上述した本発明の一実施形態による水栓装置100によれば、接続保持具240が、ケーシング180の背面壁に固定されるとともに、ケーシング180の前面の開口から挿入された水栓本体160と給水継手220との接続部分に後方から係合する。そのため、接続保持具を前方から取付けるために吐水部164と接続保持具との干渉を考慮して水栓本体160を大型化させる必要がない。従って、水栓本体160と給水継手220との接続を保持する接続保持具240を容易に取付けられとともに、水栓本体160を小型化でき、それに伴いケーシング180及び水栓装置100を小型化することができる。また、可撓性を備える樹脂管200を大きく引き出さずとも接続保持具240を係合させることができるため、手間がかからないとともに、ケーシング180の開口部182の上端等に樹脂管200が擦れて破損することが抑制される。さらに、接続保持具240は、ケーシング180に固定されているため、接続保持具240が水栓本体160と給水継手220との接続部分に係合した際に、水栓本体160のケーシング180への取付けと、水栓本体160と給水継手220との接続の保持とを同時に行うことができる。
さらに、上述した本発明の一実施形態による水栓装置100によれば、押さえ板260によって、より強固に水栓本体160と給水継手220との接続を保持することができる。また、押さえ板260の切欠部260bは、押さえ板260をケーシング180の固定部188に固定した際に、切欠部260b下端と吐水部164との間に給水継手220の段部220aを挟み込むように形成されているため、接続保持具240による給水継手220と水栓本体160との接続の保持がなされていない場合、給水継手220の段部220aを挟み込むことができない。そのため、施工者は、接続保持具240による給水継手220と水栓本体160との接続がなされていないことを確認することができ、より確実に給水継手220と水栓本体160との接続を保持することができる。
さらに、上述した本発明の一実施形態による水栓装置100によれば、取付孔184にネジ270を挿入し、間柱300にケーシング180を固定する際、その取付孔184と対向するケーシング180壁面の切欠部186を介して、ドライバー等の工具が間柱300に対してより垂直に近い角度からネジ270に入るようになる。従って、ネジ270によるケーシング180の固定作業が行いやすく、また、ネジ270の取付孔184への挿入角度がより垂直に近いため、ケーシング180が所定の取付位置からずれて取付けられることを抑制することができる。
なお、上述した一実施形態においては、全自動洗濯器等の吐水先機器の継手のフック部(図示せず)を係合するために、吐水継手168の溝168aに樹脂リング280を嵌合しているが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。例えば、図7に示すように、樹脂リング280の替わりに吐水継手168の溝168aにフランジ320を取付ける構成としてもよい。ここで、図7は本発明の一実施形態に係る水栓装置の変形例における吐水継手を示す断面図である。
図7及び図8を参照して上述した本発明の一実施形態に係る水栓装置の変形例におけるフランジについて説明する。図8(a)は本発明の一実施形態に係る水栓装置の変形例におけるフランジを示す上面図であり、(b)は(a)のB−B断面図である。図7及び図8に示すように、フランジ320は略円筒状であり、樹脂にて形成される。フランジ320の一端(図7における下端)には、その外周から突出する鍔部322が設けられている。また、フランジ320は、その内周から突出する第1爪部324a及び第2爪部324bを有する。
鍔部322には、樹脂リング280と同様に、全自動洗濯器等の吐水先機器の継手のフック部(図示せず)が係合する。両爪部324a、324bは、吐水継手168の溝168aに嵌合することで、フランジ320を吐水継手168に固定する。
また、図8に示すように、第1爪部324aと第2爪部324bとは、フランジ320の軸心を挟んで対向しない位置であり、かつ、軸心を中心として互いに90度以上離れた位置となるように設けられる。さらに、第1爪部324a及び第2爪部324bの上面は、その先端からフランジ320の挿入方向側(図7における上側)のフランジ320内周へ向けて所定角度傾斜している。この所定角度は、例えば、フランジ320内周面から20度である。なお、所定角度はフランジ320内周面から20度に限られるものではなく、フランジ320を吐水継手168に固定可能な範囲で適当な角度とすることができる。
上述したフランジ320によると、第1爪部324aと第2爪部324bとは、フランジ320の軸心を挟んで対向しない位置となるように設けられるため、フランジ320を吐水継手168に固定させるときに両爪部324a、324bが吐水継手168に当接する際、フランジ320と吐水継手168が互いの軸心がずれる方向に動くことができる。そのため、両爪部が互いに対向する位置に設けられた場合に比べて、フランジ320内周と吐水継手168外周との間の隙間の狭まり量を少なくすることができ、固定の際に要する挿入力を軽減することができる。従って、フランジ320を吐水継手168に固定する作業を容易に行える。また、第1爪部324aと第2爪部324bとは、フランジ320の軸心を中心として互いに90度以上離れた位置となるように設けられるため、両爪部324a、324bの配置場所が大きく偏ることがなく、フランジ320が吐水継手168に固定した際の、がたつきを軽減することができ、フランジ320が吐水継手168から外れることを防止することができる。
さらに、上述したフランジ320によると、第1爪部324a及び第2爪部324bの上面は、その先端からフランジ320の挿入方向側(図7における上側)のフランジ320内周へ向けて所定角度傾斜しているため、よりスムーズに両爪部324a、324bを溝168aに嵌合させることができる。
なお、フランジ320は、第1爪部324a及び第2爪部324bという2つの爪部に加えて、さらに、第3爪部を有する構成としてもよい。その場合、第2爪部324b及び第3爪部はともにフランジ320の軸心を中心として、第1爪部324aに対して180度未満の角度となる領域内に設けられる。爪部を3つ以上設ける場合でも、いずれの爪部もフランジ320内周の上面視における半分側の領域に設けることで、吐水継手168の溝168aへ嵌合する際に要する挿入力を軽減することができる。また、上述したフランジ320は、壁に埋め込まれる水栓装置のみならず、壁から露出し吐水継手168が設けられた水栓装置にも適用可能である。壁から露出した水栓装置においても、吐水継手168にフランジ320を取付けることで、洗濯機等の吐水先機器の継手のフック部をフランジ320の鍔部322に係止させて固定することができる。
100…水栓装置
110…固定枠
120…カバー
140…ハンドル
160…水栓本体
162…立上部
162a…突出部
164…吐水部
165…バルブ
166…逆止弁
167…緊急止水弁
168…吐水継手
168a…溝
180…ケーシング
182…開口部
184…取付孔
186…切欠部
188…固定部
188a…ネジ孔
200…樹脂管
220…給水継手
220a…段部
240…接続保持具
242…係合部
242a…係合開口
244…固定部
244a…ネジ孔
260…押さえ板
260a…ネジ孔
260b…切欠部
270、272…ネジ
280…樹脂リング
300…間柱
320…フランジ
322…鍔部
324a…第1爪部
324b…第2爪部

Claims (4)

  1. 前面が開口し壁に埋め込まれるケーシングと、
    このケーシング内で上下方向に延びる立上部、及び、この立上部から前記ケーシングの前方かつ下方に向けて、正面視にて前記立上部の下端部と重なるように突出する吐水部を有する水栓本体と、
    前記ケーシング内に挿通される給水配管が一端側に接続され、他端側が前記立上部の下端部に接続される給水継手と、
    前記ケーシングの背面壁に固定されるとともに、前記ケーシングの前面の開口から挿入された前記水栓本体と前記給水継手との接続部分に係合し、前記水栓本体と前記給水継手との接続を保持する接続保持具と、を備える水栓装置。
  2. 前記水栓本体と前記給水継手との接続部分及び前記接続保持具に前方から係合し、前記水栓本体と前記給水継手との接続を保持する押さえ具を備える請求項1に記載の水栓装置。
  3. 前記ケーシングの両側壁の内少なくとも一方の側壁には、前記ケーシングを取付面に取付けるためのネジが挿入される取付孔が穿設され、
    前記ケーシングの前記取付孔が穿設された側壁と対向する側壁の前端部には、前記取付孔と上下方向における位置が重なる位置に、所定の大きさの切欠部を有する請求項1または2に記載の水栓装置。
  4. 前記給水継手は、可撓性を有する給水配管に接続されている請求項1〜3いずれか1項に記載の水栓装置。
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