JP6034926B1 - 指標出力装置、指標出力方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
(概略)
本実施形態における指標出力システムは、人の状態に影響を与える演出を行うアトラクションの演出による効果の評価を容易にするシステムである。具体的には、指標出力システムは、人の生体情報及びユーザの動きに関する3軸加速度情報を用いて、演出に対する人の状態の変動及び人の動きの変動のいずれかに関する指標を取得し、取得した指標をアトラクションの演出に対するユーザの状態結果として出力する。本実施形態において、ユーザとはアトラクションの利用者である。このように構成されることによって、アトラクションの運営者や演出家は、出力された指標を確認するだけで演出による効果を評価することができる。ここで、人の状態に影響を与える演出を行うアトラクションとは、例えばお化け屋敷、ジェットコースターなどである。本実施形態では、アトラクションの具体例としてお化け屋敷を例に説明する。また、本実施形態では、人の状態の変動及び人の動きの変動のいずれかに関する指標として、ビビり度(瞬間恐怖度)、達成度、安心度、不安度及び楽しみ度の5つの指標を用いる。以下、各指標について詳細に説明する。
達成度は、お化け屋敷の演出を堪能した程度を表す。
安心度は、不安や恐怖から解放されて安心を感じた程度を表す。より具体的には、安心度は、不安や恐怖から解放された際の心拍数の変動の大きさに関する指標である。安心度は、心拍数の下降具合、下降傾向から推定される。
不安度は、不安や恐怖を感じた程度を表す。不安度は、不安や恐怖に駆られている際の心拍数の変動の大きさに関する指標である。不安度は、心拍数の上昇具合、上昇傾向から推定される。
楽しみ度は、お化け屋敷を堪能した程度を表す。楽しみ度は、ビビり度、達成度、安心度及び不安度を用いて算出される。
以下、具体例を挙げて説明する。
図1は、本発明における指標出力システム100のシステム構成を示す図である。
指標出力システム100は、センサー端末10及び指標出力装置20を備える。
センサー端末10は、ユーザが身に着けて使用するセンサーである。センサー端末10は、ユーザの生体情報及び3軸加速度情報を取得する。生体情報は、例えば心拍、心臓の活動電位、体温、音声の出力レベル及び血圧等の値である。
指標出力装置20は、センサー端末10が取得したユーザの生体情報及び3軸加速度情報に基づいて各指標を取得する。以下の説明では、指標出力装置20が、センサー端末10が取得したユーザの生体情報及び3軸加速度情報に基づいて各指標を算出する場合を例に説明する。
指標出力装置20は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、指標出力プログラムを実行する。指標出力プログラムの実行によって、指標出力装置20は、取得部201、識別部202、生体情報記憶部203、加速度情報記憶部204、第1特徴量算出部205、第2特徴量算出部206、テーブル記憶部207、指標算出部208、出力部209を備える装置として機能する。なお、指標出力装置20の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、指標出力プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、指標出力プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
識別部202は、取得部201に取得された情報を識別する。具体的には、識別部202は、取得された情報が生体情報であるか3軸加速度情報であるかを識別する。
生体情報記憶部203は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。生体情報記憶部203は、生体情報を時系列順に記憶する。
加速度情報記憶部204は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。加速度情報記憶部204は、3軸加速度情報を時系列順に記憶する。
取得部201は、センサー端末10から生体情報及び加速度情報を取得する(ステップS101)。取得部201は、取得した情報を識別部202に出力する。識別部202は、出力された情報を識別する(ステップS102)。出力された情報が生体情報である場合(ステップS102−生体情報)、識別部202は出力された情報を生体情報記憶部203に記憶させる(ステップS103)。一方、出力された情報が加速度情報である場合(ステップS102−加速度情報)、識別部202は出力された情報を加速度情報記憶部204に記憶させる(ステップS104)。
また、第2特徴量算出部206は、加速度情報記憶部204に記憶されている3軸加速度情報に基づいて第2特徴量算出処理を行う(ステップS106)。第2特徴量算出処理の具体的な処理については後述する。第2特徴量算出部206は、第2特徴量算出処理により取得した第2特徴量を指標算出部208に出力する。
まず、第1特徴量算出部205は、生体情報記憶部203に記憶されている生体情報に基づいて、時刻iにおける心拍の波の頂点をR(i)としてRR間隔であるRRliを以下の式1に基づいて算出する(ステップS201)。
図5において、横軸は時間を表し、左側の縦軸は心拍数を表し、右側の縦軸は動きの推定結果を表す。また、図5において、遷移線30は心拍数の変動を表し、遷移線40は動きの推定結果の変動を表す。図5に示されるように、機械学習によってどの時刻にユーザがどのような動きをしていたのかが推定されている。さらに、その時のユーザの心拍数の値も示されている。
指標算出部208は、ビビり度を算出する(ステップS401)。具体的には、まず指標算出部208は、第1特徴量算出処理で算出された第1特徴量及び第2特徴量算出処理で算出された第2特徴量を用いて、以下の式22から式24に基づいて各指標候補値を算出する。
その後、指標算出部208は、ステップS401〜ステップS404の処理で得られた指標を用いて、以下の式31に基づいて楽しみ度Pleasureを算出する(ステップS405)。なお、式31におけるa、b、c及びdは、自然数である。
指標出力装置20は、アトラクションを体験しているユーザの生体情報及び3軸加速度情報を用いて、アトラクションの演出に対するユーザの状態の変動及び前記ユーザの動きの変動のいずれかに関する指標を算出する。ここで、ユーザの状態の変動及び前記ユーザの動きの変動のいずれかに関する指標は、ビビり度、達成度、安心度、不安度及び楽しみ度である。このように、指標出力装置20は、各指標を算出することでアトラクションを体験しているユーザのアトラクション体験時における状態を数値化することができる。そのため、アトラクションの演出による効果の評価を容易にすることが可能になる。その結果、アトラクションの運営者や演出家は、指標を見ることでアトラクションの演出による効果を容易に評価することができる。さらに、アトラクションの運営者や演出家は、その結果をフィードバックすることで効果的な演出の検討が可能になる。
本実施形態では、指標出力システム100が一台のセンサー端末10を備える構成を示したが、指標出力システム100は複数台のセンサー端末10を備えるように構成されてもよい。また、本実施形態では、センサー端末10が生体情報及び3軸加速度情報を取得する構成を示したが、生体情報及び3軸加速度情報は、それぞれ別の装置で取得するように構成されてもよい。例えば、第1センサー端末が生体情報を取得し、第2センサー端末が3軸加速度情報を取得してもよい。この場合、第1センサー端末がウェアラブルセンサー、第2センサー端末がスマートフォンなどであってもよい。
人の状態に影響を与える演出を行うアトラクションは、お化け屋敷及びジェットコースター以外であってもよい。例えば、人の状態に影響を与える演出を行うアトラクションは、遊園地などの設備に設置されているアトラクションであってもよいし、人の状態を変動させる設備や催し物などであってもよい。
このように構成されることによって、アトラクションの運営者や演出家は、演出毎のユーザの状態変化をより正確に把握することができる。その結果、より効果的な演出の検討が可能になる。
Claims (9)
- ユーザの生体情報と、前記ユーザの動きに関する加速度情報とを取得する取得部と、
取得された前記生体情報と前記加速度情報とに基づいて、遊戯施設として人の状態に影響を与える演出を行うアトラクションの演出に対する前記ユーザの状態の変動及び前記ユーザの動きの変動のいずれかに関する指標を取得する指標取得部と、
取得された前記指標を出力する出力部と、
を備える指標出力装置。 - 前記生体情報から得られる、前記指標を算出するために用いる複数の第1特徴量を算出する第1特徴量算出部と、
前記加速度情報から得られる、前記指標を算出するために用いる複数の第2特徴量を算出する第2特徴量算出部と、をさらに備え、
前記指標取得部は、前記第1特徴量及び前記第2特徴量のいずれかを用いて、前記ユーザの状態に関する値及び前記ユーザの動きに関する値のいずれかを取得し、取得結果を正規化することによって前記指標を取得する、請求項1に記載の指標出力装置。 - 前記指標は、人が恐怖に駆られている中から解放された時の程度を表す瞬間恐怖度であり、
前記指標取得部は、前記第1特徴量及び前記第2特徴量を用いて、前記ユーザの状態に関する値及び前記ユーザの動きに関する値を取得し、各取得結果を正規化して加重平均することによって前記瞬間恐怖度を取得する、請求項2に記載の指標出力装置。 - 前記指標は、前記演出を堪能した程度を表す達成度をさらに含み、
前記指標取得部は、前記第2特徴量を用いて、前記ユーザの動きに関する値を取得し、取得結果を正規化することによって前記達成度を取得する、請求項3に記載の指標出力装置。 - 前記指標は、不安や恐怖から解放されて安心を感じた程度を表す安心度をさらに含み、
前記指標取得部は、前記第1特徴量を用いて前記ユーザの状態に関する値を複数取得し、各取得結果を正規化して加重平均することによって前記安心度を取得する、請求項4に記載の指標出力装置。 - 前記指標は、不安や恐怖を感じた程度を表す不安度をさらに含み、
前記指標取得部は、前記第1特徴量を用いて前記ユーザの状態に関する値を複数取得し、各取得結果を正規化して加重平均することによって前記不安度を取得する、請求項5に記載の指標出力装置。 - 前記指標は、前記アトラクションを堪能した程度を表す楽しみ度をさらに含み、
前記指標取得部は、前記瞬間恐怖度、達成度、安心度及び不安度に所定の演算を行うことによって前記楽しみ度を取得する、請求項6に記載の指標出力装置。 - ユーザの生体情報と、前記ユーザの動きに関する加速度情報とを取得する取得ステップと、
取得された前記生体情報と前記加速度情報とに基づいて、遊戯施設として人の状態に影響を与える演出を行うアトラクションの演出に対する前記ユーザの状態の変動及び前記ユーザの動きの変動のいずれかに関する指標を取得する指標取得ステップと、
取得された前記指標を出力する出力ステップと、
を有する指標出力方法。 - ユーザの生体情報と、前記ユーザの動きに関する加速度情報とを取得する取得ステップと、
取得された前記生体情報と前記加速度情報とに基づいて、遊戯施設として人の状態に影響を与える演出を行うアトラクションの演出に対する前記ユーザの状態の変動及び前記ユーザの動きの変動のいずれかに関する指標を取得する指標取得ステップと、
取得された前記指標を出力する出力ステップと、
をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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