JP6032133B2 - ディーゼル燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンク内から供給先への供給燃料を燃料フィルタで濾過するディーゼル燃料供給装置に関する。
従来から、燃料タンクから燃料フィルタを通して燃料噴射ポンプへ燃料を供給する通常の燃料通路の他に、電磁弁を介して燃料タンクと燃料噴射ポンプとを接続するバイパス通路を設けたディーゼル燃料供給装置が知られている。この燃料供給装置では、電子制御装置(ECU)がエンジン始動直後の所定時間だけ電磁弁を開弁することで、バイパス通路を介して燃料供給を行っている。これにより、低温始動時に燃料中に析出するワックスにより燃料フィルタが目詰まりしていたとしても、エンジン始動性を確保するようになっている(例えば、下記特許文献1参照。)。
特開平5−215029号公報
しかしながら、上記従来技術のディーゼル燃料供給装置では、低温時の燃料供給不足の防止を目的として、電磁弁と電磁弁を開閉動作制御する電子制御装置とを必要とするため、構成が複雑であるという問題がある。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、低温時の燃料供給不足を防止するための構成を簡素化することが可能なディーゼル燃料供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、
バイパス通路に臨むように形成された弁座(81)と、
バイパス通路内の供給燃料の温度を感知して変位し、変位に伴い弁座に離着座して、バイパス通路を開閉する温度感知弁体(20)と、を備え、
温度感知弁体は、バイパス通路内の供給燃料の温度が所定温度未満に低下したときには弁座から離座するものであり、
弁座を第1弁座(81)とした場合に、バイパス通路に対して第1弁座と直列に位置づけられて、バイパス通路に臨むように形成された第2弁座(82)と、
燃料通路の燃料フィルタよりも上流側部(61)と下流側部(62)との圧力差を感知して変位し、変位に伴い第2弁座に離着座してバイパス通路を開閉する差圧感知弁体(30)と、を更に備え、
差圧感知弁体は、下流側部に対する上流側部の圧力差が所定値以上になったときには、第2弁座から離座することを特徴としている。
これによると、温度感知弁体は、バイパス通路内の供給燃料の温度が所定温度未満になったときには弁座から離座してバイパス通路を開き、燃料フィルタを介さずに燃料タンク内から供給先へ燃料を供給する。したがって、低温時に燃料中に析出するワックスにより燃料フィルタが目詰まりしていたとしても、バイパス通路を介して供給先へ燃料を供給することができる。このように、温度感知弁体を用いることで、電磁弁や電子制御装置等を用いることなく、低温時の燃料供給不足を防止することができる。このようにして、低温時の燃料供給不足を防止するための構成を簡素化することができる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明を適用した第1の実施形態におけるディーゼル燃料供給装置の概略構成図である。 ディーゼル燃料供給装置に用いられるバイパスバルブ装置(バイパス通路開閉弁装置)の概略構成を示す断面図であり、バイパス通路を閉じた状態を示している。 バイパスバルブ装置がバイパス通路を開いた状態を示す断面図である。 バイパスバルブ装置の感圧弁体(差圧感知弁体)のみが開弁し、バイパス通路を閉じた状態を示している。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1の実施形態)
本発明を適用した第1の実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態のディーゼル燃料供給装置は、例えば車両に搭載されるコモンレール式燃料噴射システムである。ディーゼル燃料供給装置は、燃料タンク2、サプライポンプ3、コモンレール4、インジェクタ5、および、燃料タンク2とサプライポンプ3との間に介装された燃料フィルタ装置9、を備えている。
サプライポンプ3は、具体的な構成の図示を省略しているが、フィードポンプ(低圧給送ポンプ)、流量制御装置としての電磁弁、および、高圧ポンプ等から構成されている。フィードポンプには、例えばトロコイド式ポンプやベーン式ポンプを用いることができる。また、高圧ポンプには、例えばプランジャ式ポンプを用いることができる。
サプライポンプ3が作動すると、燃料タンク2の内部に蓄えられた常圧の燃料が吸引され、燃料配管6内を流通してコモンレール4内に供給される。その際に、燃料フィルタ装置9において燃料中から水が分離され、燃料中の異物が捕捉される。
コモンレール4は、内部にサプライポンプ3の高圧ポンプで加圧された燃料を蓄圧状態で保持する。コモンレール4には、エンジンの各気筒の内部へ燃料を噴射するインジェクタ5が気筒数に応じて接続されている。コモンレール4内部に蓄圧状態で保持された燃料は、インジェクタ5から噴射される。コモンレール4には還流配管7が接続されている。コモンレール4で余剰となった燃料は還流配管7を経由して燃料タンク2へ還流される。
各インジェクタ5の制御圧力室に流入してインジェクタ作動に用いられた燃料やリーク燃料等のインジェクタ5低圧ポートから排出される低圧燃料、および、サプライポンプ3からのリーク燃料等の低圧燃料も、還流配管7に合流して燃料タンク2へ還流する。
また、本実施形態のコモンレール式燃料噴射システムには制御手段である図示を省略したECUが接続されている。このECUは、入力されるコモンレール4の内部の燃料圧力、エンジンの回転数Neならびにアクセル開度α等に基づいてサプライポンプ3から吐出される燃料の流量を最適に制御する。さらに、ECUはコモンレール4に接続されているインジェクタ5の電磁弁の開閉時期を制御する。これにより、エンジンの各気筒の内部への燃料の噴射時期ならびに燃料噴射量が制御される。
燃料配管6には、燃料フィルタ装置9を迂回するようにバイパス配管8が接続している。バイパス配管8の上流端は、燃料フィルタ装置9の燃料フィルタ(濾過体)9aよりも燃料流れ上流側となる部分で燃料配管6に接続している。バイパス配管8の下流端は、燃料フィルタ9aよりも燃料流れ下流側となる部分で燃料配管6に接続している。燃料フィルタ9aは、例えばパルプ材等からなるハニカム状のフィルタにより構成することができる。バイパス配管8には、バイパス通路開閉弁装置であるバイパスバルブ装置1が設けられている。
サプライポンプ3、コモンレール4およびインジェクタ5は、燃料配管6およびバイパス配管8を介して燃料タンク2からの供給燃料が供給される供給先に相当する。
図2に示すように、燃料配管6内およびバイパスバルブ装置1内に形成される燃料通路60は、燃料フィルタ9aよりも上流側部(上流側の部分)である上流部61と、燃料フィルタ9aよりも下流側部(下流側の部分)である下流部62とからなる。バイパス配管8内およびバイパスバルブ装置1内に形成されるバイパス通路80は、燃料通路60の上流部61と下流部62とを燃料フィルタ9aを迂回して接続している。
バイパスバルブ装置1は、ハウジング10、感温弁体20(温度感知弁体に相当)、感圧弁体30(差圧感知弁体に相当)およびスプリング40を備えている。ハウジング10は、例えばアルミニウム合金等の金属製もしくは樹脂製であり、上ハウジング11、中ハウジング12および下ハウジング13を組み合わせて構成されている。上ハウジング11と中ハウジング12とは、例えば螺子止めにより相互に接合されている。中ハウジング12と下ハウジング13とは、例えば螺子止めにより相互に接合されている。ハウジング10は3部材により構成されているが、これに限定されるものではない。
図示を省略しているが、上ハウジング11と中ハウジング12との間、および、中ハウジング12と下ハウジング13との間には、シール部材である例えばOリングが介設されている。これらのOリングによって、ハウジング10内の燃料通路60やバイパス通路80が外部空間から隔絶されるシール構造が形成されている。
上ハウジング11には、図示左方端面から図示右方へ延びる導入通路83が形成されている。導入通路83の図示左方端の導入口には、バイパス配管8の上流側の部分が接続している。上ハウジング11内には、図示上下方向に延びる断面円環状の環状通路84と、環状通路84の内方で図示上下方向に延びる断面円形の中央通路85とが形成されている。
上ハウジング11は、環状通路84と中央通路85との間に位置する環状壁111を有している。環状壁111の下端は、感温弁体20が図示上方へ最大変位した際のストッパとして機能し、感温弁体20の過剰変位を規制する。環状通路84の内方に中央通路85を設けることで、感温弁体20が図示上方へ最大変位した際にも、感温弁体20の燃料接触面積を確実に確保することができる。
環状通路84および中央通路85は、図示上方の上流端が導入通路83と連通している。環状通路84および中央通路85の図示下方の下流端は、感温弁体20が配置される弁室86に連通している。弁室86は、上ハウジング11と中ハウジング12とにそれぞれ形成した断面円形の凹部同士を対向するように配置することで成されている。
感温弁体20は、例えば異種金属層を積層一体化してなるバイメタル板により構成されている。感温弁体20は、例えば中央部が湾曲構造をなす円盤状に形成され、周縁部が上ハウジング11と中ハウジング12との間に挟持されている(例えば緩やかに挟持されている)。弁室86のうち、感温弁体20よりも図示上部の空間と図示下部の空間とは、感温弁体20の側方を回り込むように形成された連通路87で連通している。
弁室86の図示下面には、中ハウジング12の凹部底面から立設する円環状凸部が形成されている。この円環状凸部の図示上端面は、感温弁体20が離着座する環状の弁座81(弁座、第1弁座に相当)となっている。中ハウジング12には、弁座81の内方を弁口(開弁時流入口)とする燃料の流通路88が形成されている。流通路88の図示下端は、感圧弁体30が配設される弁室89に連通している。
弁室89は、中ハウジング12の図示下面から上方へ凹んだ断面円形の凹部として形成されている。一方、弁室89の図示下方には、背圧室63が形成されている。背圧室63は、下ハウジング13の図示上面から下方へ凹んだ断面円形の凹部として形成されている。弁室89と背圧室63とは、感圧弁体30を挟んで対向するように配置されている。
感圧弁体30は、例えば金属製であり、湾曲板部31、ニードル部32、および、突出部33が一体的に形成されている。湾曲板部31は、中央部が湾曲構造をなす円盤状に形成され、周縁部が中ハウジング12と下ハウジング13とにより挟持されている。
ニードル部32は、湾曲板部31の図示上面の中央から図示上方に向かって突出している。一方、突出部33は、湾曲板部31の図示下面の中央から図示下方に向かって突出している。
中ハウジング12には、弁室89の凹部底面(凹部の図示上面)の中央部から円環状の垂下壁121が図示下方に向かって突出している。弁室89の凹部底面の中央部には、垂下壁121が突出する部位の内方に開口が形成され、開口周縁部が弁座82(第2弁座に相当)となっている。感圧弁体30が変位した際には、垂下壁121の内方をニードル部32が図示上下方向に変位し、ニードル部32の先端部が弁座82に離着座する。
中ハウジング12には、弁座82の内方を弁口(開弁時流入口)とする燃料の流通路が形成され、この流通路の図示上端は、導出通路90に連通している。導出通路90は、中ハウジング12の図示右端面まで図示右方へ延びている。導出通路90の図示右方端の導出口には、バイパス配管8の下流側の部分が接続している。
下ハウジング13には、図示左右方向に貫通する貫通孔が形成され、この貫通孔が燃料通路6の下流部62の一部を成している。背圧室63は、下流部62と連通路64で連通している。下ハウジング13には、背圧室63の凹部底面から図示上方に向かってストッパ131が突出している。ストッパ131は、連通路64の図示上部開口の周縁部に突出している。ストッパ131は、感圧弁体30が図示下方へ最大変位した際に、例えば突出部33が当接して、感圧弁体30の過剰変位を規制する。ストッパ131は、周方向において相互に間隔を空けて複数形成され、感圧弁体30の変位に係わらず、下流部62と背圧室63との常時連通状態を阻害しないようになっている。
弁室89は、感圧弁体30の湾曲板部31の上面にバイパス通路80内の供給燃料の圧力を印加する圧力印加室となっている。一方、背圧室63は、感圧弁体30の湾曲板部31の下面に燃料通路60の下流部62の燃料圧力を印加する背面側圧力印加室となっている。
感圧弁体30と下ハウジング13との間には、例えばコイル状のスプリング40が縮設されている。スプリング40は、感圧弁体30を常に図示上方へ付勢する付勢手段をなしている。スプリング40は、湾曲板部31の反転を所定圧力差で安定して行うために設けられている。
スプリング40の図示上端は、湾曲板部31の図示下面に当接している。スプリング40の図示上端は、内方に位置する突出部33により径方向の位置決めがなされている。スプリング40の図示下端は、背圧室63の凹部底面に当接している。スプリング40の図示下端は、内方に位置するストッパ131により径方向の位置決めがなされている。
上記したバイパスバルブ装置1では、導入通路83、環状通路84、中央通路85、弁室86、連通路87、流通路88、弁室89および導出通路90が、バイパス通路80のハウジング10内の部分を構成している。弁座81および弁座82は、それぞれがバイパス通路80に臨むように円環状に形成されている。弁座81と弁座82とは、バイパス通路80の燃料流れに対して直列に位置づけられている。
感温弁体20は、バイパス通路80内の(具体的には弁室86内の)供給燃料の温度に応じて湾曲状態が変化し、中央部が図示上下方向に変位する温度感知変位弁体である。感温弁体20は、供給燃料の温度が比較的高い場合には図2に示すように弁座81に着座している。供給燃料の温度が第1所定温度(例えば20℃)未満にまで低下すると、感温弁体20は弁座81から離座して弁口を開くようになっている。一方、供給燃料の温度が第1所定温度よりも高い第2所定温度(例えば40℃)以上に上昇すると、感温弁体20は弁座81に着座して弁口を閉じるようになっている。
感温弁体20は、バイメタル板を用いるとともに、変位部分を湾曲構造としていることで、熱容量や反転時の構造的な剛性等により、開弁温度と閉弁温度とが異なっている。すなわち、感温弁体20は、開弁動作と閉弁動作とにヒステリシスを形成する。
感圧弁体30は、弁室89と背圧室63との圧力差に応じて湾曲板部31の湾曲状態が変化し、ニードル部32が図示上下方向に変位する差圧感知変位弁体である。背圧室63の圧力に対する弁室89の圧力の差が比較的低い場合には、図2に示すようにニードル部32が弁座82に着座している。背圧室63に対する弁室89の圧力差が第1所定値以上にまで上昇すると、湾曲板部31の湾曲状態が反転し、ニードル部32が弁座82から離座して弁口を開くようになっている。一方、背圧室63に対する弁室89の圧力差が第1所定値よりも小さい第2所定値未満に下降すると、ニードル部32が弁座82に着座して弁口を閉じるようになっている。
感圧弁体30は、湾曲板部31の変位部分を湾曲構造としていることで、反転時の構造的な剛性等により、開弁圧力差と閉弁圧力差とが異なっている。すなわち、感圧弁体30は、開弁動作と閉弁動作とにヒステリシスを形成する。
上述の構成のバイパスバルブ装置1では、例えば外気温が比較的低く、弁室86内の燃料温度が第1所定温度未満に低下していると、感温弁体20は、図3に示すように弁座81から離れて弁口を開いている。このとき、サプライポンプ3が駆動すると、燃料通路60に燃料が流通し、燃料フィルタ装置9の燃料フィルタ9aで燃料が濾過される。サプライポンプ3起動時に供給燃料が比較的低温となっていると、燃料中のワックス成分が析出し、燃料フィルタ9aが目詰まりして圧力損失が大きくなる。サプライポンプ3起動時には、燃料フィルタ9a中に含まれる燃料中から析出したワックス成分により、既に目詰まりを起こしている場合もある。
燃料フィルタ9aの圧力損失が大きい状態で燃料通路60に燃料が流通すると、燃料通路60の下流部62の圧力は上流部61の圧力よりも大きく低下する(所謂負圧が発生する。)。したがって、下流部62に連通する背圧室63の圧力に対して、バイパス通路80の上流部80a(弁座82よりも燃料流れ上流側となるバイパス通路上流部)を介して上流部61に連通する弁室89の圧力が高くなる。背圧室63に対する弁室89の圧力差が第1所定値以上となると、感圧弁体30は、図3に示すように弁座82から離れて弁口を開く。
感温弁体20が弁座81から離座するとともに、感圧弁体30が弁座82から離座すると、バイパス通路80は開放され、供給燃料が流通可能となる。バイパス通路80には、燃料フィルタ9aの圧力損失が大きい燃料通路60よりも多量の燃料が流通し、サプライポンプ3等の供給先へ供給燃料が不足なく供給される。
サプライポンプ3等の供給先から還流配管7を介して燃料タンク2へ比較的高温の還流燃料が戻ると、燃料通路60およびバイパス通路80を流通する供給燃料の温度が上昇する。供給燃料の温度が上昇し弁室86内の燃料温度が第2所定温度以上に上昇すると、感温弁体20は弁座81に着座してバイパス通路80を閉じる。
また、供給燃料の温度が上昇すると、燃料フィルタ9aに付着していたワックス成分が融解し目詰まりが解消する。これに伴い、燃料フィルタ9aの圧力損失が低減され、背圧室63に対する弁室89の圧力差が低下する。圧力差が第2所定値未満にまで下降すると、感圧弁体30は弁座82に着座してバイパス通路80を閉じる。両弁体20、30のいずれかが弁座に着座した時点で、バイパス通路80は閉じられ、燃料通路60を介して供給先へ供給燃料が供給される。
上述の構成および作動によれば、バイパスバルブ装置1は、バイパス通路80に臨むように形成された弁座81を備えている。バイパスバルブ装置1は、バイパス通路80内の供給燃料の温度を感知して変位し、変位に伴い弁座81に離着座してバイパス通路80を開閉する感温弁体20を備えている。そして、感温弁体20は、バイパス通路80内の供給燃料の温度が第1所定温度未満に低下したときに弁座81から離座する。
また、バイパスバルブ装置1は、バイパス通路80に対して弁座81と直列に位置づけられて、バイパス通路80に臨むように形成された弁座82を備えている。バイパスバルブ装置1は、燃料通路60の燃料フィルタ9aよりも上流部61と下流部62との圧力差を感知して変位し、変位に伴い弁座82に離着座してバイパス通路80を開閉する感圧弁体30を備えている。そして、感圧弁体30は、下流部62に対する上流部61の圧力差が第1所定値以上になったときには、弁座82から離座する。
これによると、バイパスバルブ装置1は、バイパス通路80内の供給燃料の温度が第1所定温度未満であり、かつ、下流部62に対する上流部61の燃料圧力差が第1所定値以上であるときに、感温弁体20および感圧弁体30がバイパス通路80を開く。したがって、燃料フィルタ9aが目詰まりしており、この目詰まりがワックスによるものであるときに、バイパス通路80を介して供給先へ燃料を供給することができる。
このように、感温弁体20および感圧弁体30を用いることで、電磁弁や電子制御装置等を用いることなく、燃料中から析出したワックスに起因する燃料供給不足を防止することができる。このようにして、析出ワックスに起因する燃料供給不足を防止するための構成を簡素化することができる。
サプライポンプ3が駆動しているときに、下流部62に対する上流部61の圧力差が第1所定値以上になったときには、感圧弁体30は弁座82から離座する。しかしながら、バイパス通路80内の供給燃料の温度が比較的高く感温弁体20が弁座81に着座していると、図4に示すようにバイパス通路80は閉じられたままである。したがって、目詰まりが短時間では解消し難いワックス以外の固形異物による燃料フィルタ9a目詰まり時には、バイパス通路80を開かないようにすることができる。
また、感温弁体20は、バイパス通路80内の供給燃料の温度が第1所定温度未満に低下したとき弁座81から離座し、バイパス通路80内の供給燃料の温度が第1所定温度よりも高い第2所定温度以上に上昇したときに弁座81に着座する。
これによると、感温弁体20の弁座81への着座温度と離座温度とを異ならせることで、感温弁体20が弁座81にチャタリングすることを防止することができる。また、供給燃料の温度が第1所定温度未満となった低温時にはバイパス通路80を介して供給先へ燃料を供給することができる。これに加え、供給燃料の温度がワックスによる目詰まりが確実に発生していない第2所定温度以上となったときには、燃料フィルタ9aを介して供給先へ燃料を供給することができる。
また、感温弁体20はバイメタル板からなっている。これによると、バイメタル板を用いて感温弁体20を容易に構成することができる。
また、バイパス通路80の弁座82よりも燃料流れ上流側となるバイパス通路上流部80aは、燃料通路60の上流部61に連通しており、感圧弁体30は、バイパス通路上流部80aと、燃料通路60の下流部62との圧力差に応じて変位する。これによると、感圧弁体を、バイパス通路上流部80aの燃料と燃料通路60の下流部62の燃料とに触れるように配設することにより、容易に燃料通路60の燃料フィルタ9aよりも上流部61と下流部62との圧力差を感知して変位させることができる。
また、感圧弁体30は、下流部62に対する上流部61の圧力差が第1所定値以上となったときに弁座82から離座し、圧力差が第1所定値よりも小さい第2所定値未満となったときに、弁座82に着座する。
これによると、感圧弁体30の弁座82への着座圧力差と離座圧力差とを異ならせることで、感圧弁体30が弁座82にチャタリングすることを防止することができる。また、燃料フィルタ9aよりも上流部61と下流部62との圧力差が第1所定値以上となった燃料フィルタ9aの目詰まり時にはバイパス通路80を開くことができる。これに加え、燃料フィルタ9aよりも上流部61と下流部62との圧力差が目詰まりが確実に解消している第2所定値未満となったときにはバイパス通路80を閉じ、燃料フィルタ9aを介して供給先へ燃料を供給することができる。
また、感圧弁体30は、上流部61と下流部62との圧力差に応じて湾曲方向が反転する湾曲板部材である湾曲板部31を含んでいる。これによると、湾曲方向が反転する湾曲板部材を用いて感圧弁体30を容易に構成することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上記実施形態では、温度感知弁体である感温弁体20は、バイメタル板のみからなっていたが、これに限定されるものではない。例えばバイメタル板を含むものであればよい。バイメタル板にニードル弁部を一体化した弁体であってもかまわない。また、温度感知弁体は、バイメタル板を用いるものに限定されるものではない。例えば、容器体に封入したワックスの体積変化によりロッド弁部を変位させるものであってもよい。
また、上記実施形態では、差圧感知弁体である感圧弁体30は、湾曲板部材である湾曲板部31と一体となったニードル部32が弁座82に離着座するものであったが、これに限定されるものではない。例えば、ニードル部を有さず、湾曲板部材が直接弁座に離着座するものであってもよい。また、差圧感知弁体は湾曲板部材を有するものでなくてもかまわない。例えば、ダイヤフラムやベローズを有して、圧力差に応じて変位可能な弁体であってもかまわない。
また、上記実施形態では、感圧弁体30は、バイパス通路80の上流部80aと燃料通路60の下流部62との圧力差に応じて変位するものであったが、これに限定されるものではない。燃料通路60の燃料フィルタ9aよりも上流部61と下流部62との圧力差を感知して変位するものであればよい。
また、上記実施形態では、感温弁体20は、開弁動作温度と閉弁動作温度とが異なるものであったが、これに限定されるものではない。開弁動作温度と閉弁動作温度とが同一である温度感知弁体であってもかまわない。また、感圧弁体30は、開弁動作圧力差と閉弁動作圧力差とが異なるものであったが、これに限定されるものではない。開弁動作圧力差と閉弁動作圧力差とが同一である差圧感知弁体であってもかまわない。
また、上記実施形態では、バイパスバルブ装置1は、感温弁体20が離着座する弁座81に対して感圧弁体30が離着座する弁座82が、バイパス通路80の燃料流れ下流側に配置されていたが、これに限定されるものではない。感温弁体20が離着座する弁座81に対して感圧弁体30が離着座する弁座82が、バイパス通路80の燃料流れ上流側に設けられていてもかまわない。弁座81と弁座82とは、バイパス通路80において直列に設けられるものであればよい。
また、上記実施形態では、バイパスバルブ装置1は、感温弁体20と感圧弁体30とを備えるものであったが、これに限定されるものではない。感圧弁体30を有しないものであってもよい。
すなわち、バイパス通路に臨むように形成された弁座と、バイパス通路内の供給燃料の温度を感知して変位し、この変位に伴い弁座に離着座して、バイパス通路を開閉する温度感知弁体と、を備えるものであればよい。そして、温度感知弁体は、バイパス通路内の供給燃料の温度が所定温度未満に低下したときには弁座から離座するものであればよい。
これによれば、温度感知弁体は、バイパス通路内の供給燃料の温度が所定温度未満になったときには弁座から離座してバイパス通路を開き、燃料フィルタを介さずに燃料タンク内から供給先へ燃料を供給する。したがって、低温時に燃料中に析出するワックスにより燃料フィルタが目詰まりしていたとしても、バイパス通路を介して供給先へ燃料を供給することができる。このように、温度感知弁体を用いることで、電磁弁や電子制御装置等を用いることなく、低温時の燃料供給不足を防止することができる。このようにして、低温時の燃料供給不足を防止するための構成を簡素化することができる。
また、上記実施形態では、ディーゼル燃料供給装置はコモンレール式燃料噴射システムであり、供給燃料の供給先は、サプライポンプ3等であったがこれに限定されるものではない。例えば、供給燃料の供給先は、分配型燃料噴射ポンプ等のポンプ手段であってもかまわない。
1 バイパスバルブ装置(バイパス通路開閉装置)
2 燃料タンク
3 サプライポンプ(供給先)
4 コモンレール(供給先)
5 インジェクタ(供給先)
9a 燃料フィルタ
20 感温弁体(温度感知弁体)
30 感圧弁体(差圧感知弁体)
60 燃料通路
80 バイパス通路
81 弁座(第1弁座)
82 弁座(第2弁座)

Claims (6)

  1. 燃料タンク(2)内から供給先(3、4、5)へ供給される供給燃料を流通する燃料通路(60)と、
    前記燃料通路を流通する前記供給燃料を濾過する燃料フィルタ(9a)と、
    前記供給燃料を前記燃料フィルタを迂回して流通するためのバイパス通路(80)と、
    前記バイパス通路に臨むように形成された弁座(81)と、
    前記バイパス通路内の前記供給燃料の温度を感知して変位し、当該変位に伴い前記弁座に離着座して、前記バイパス通路を開閉する温度感知弁体(20)と、を備え、
    前記温度感知弁体は、前記バイパス通路内の前記供給燃料の温度が所定温度未満に低下したときには前記弁座から離座するものであり、
    前記弁座を第1弁座(81)とした場合に、前記バイパス通路に対して前記第1弁座と直列に位置づけられて、前記バイパス通路に臨むように形成された第2弁座(82)と、
    前記燃料通路の前記燃料フィルタよりも上流側部(61)と下流側部(62)との圧力差を感知して変位し、当該変位に伴い前記第2弁座に離着座して前記バイパス通路を開閉する差圧感知弁体(30)と、を更に備え、
    前記差圧感知弁体は、前記下流側部に対する前記上流側部の前記圧力差が所定値以上になったときには、前記第2弁座から離座することを特徴とするディーゼル燃料供給装置。
  2. 前記所定温度を第1所定温度とした場合に、
    前記温度感知弁体は、前記バイパス通路内の前記供給燃料の温度が前記第1所定温度未満に低下したとき前記弁座から離座し、前記バイパス通路内の前記供給燃料の温度が前記第1所定温度よりも高い第2所定温度以上に上昇したときに前記弁座に着座することを特徴とする請求項1に記載のディーゼル燃料供給装置。
  3. 前記温度感知弁体は、バイメタル板を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のディーゼル燃料供給装置。
  4. 前記バイパス通路の前記第2弁座よりも燃料流れ上流側となるバイパス通路上流部(80a)は、前記上流側部(61)に連通しており、
    前記差圧感知弁体は、前記バイパス通路上流部と、前記下流側部との圧力差に応じて変位することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のディーゼル燃料供給装置。
  5. 前記所定値を第1所定値とした場合に、
    前記差圧感知弁体は、前記圧力差が前記第1所定値以上となったときに、前記第2弁座から離座し、前記圧力差が前記第1所定値よりも小さい第2所定値未満になったときに、前記第2弁座に着座することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のディーゼル燃料供給装置。
  6. 前記差圧感知弁体は、前記圧力差に応じて湾曲方向が反転する湾曲板部材(31)を含むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1つに記載のディーゼル燃料供給装置。
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