JP6028426B2 - 立体判別画像生成装置、立体判別画像生成方法、立体判別画像生成プログラム - Google Patents

立体判別画像生成装置、立体判別画像生成方法、立体判別画像生成プログラム Download PDF

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本発明は、画像データとは独立して画像データの奥行き情報を示す奥行きデータが与えられている場合に、奥行きデータが画像データに対応して適切に生成されているか否かを判別することができる立体判別画像生成装置、立体判別画像生成方法、立体判別画像生成プログラムに関する。
非立体画像の画像データと、この画像データとは独立して与えられているの奥行きデータとを用いて立体画像データを生成する場合がある。奥行きデータは、画像データが有する奥行き情報を明示的に示す。
例えば2視点の立体画像データを生成する立体画像生成装置は、画像データと奥行きデータとを用いて左目画像データと右目画像データとよりなる立体画像データを生成する。立体画像データを立体画像表示装置に供給すれば、立体画像を表示させることができる。
特開2011−258153号公報
例えば人為的な誤りによって、奥行きデータが画像データに対応して適切に生成されていない場合がある。そこで、画像データに基づいて奥行きデータを生成して立体画像コンテンツを製作する現場では、奥行きデータが画像データに対応して適切に生成されているか否かを確認することがある。
そこで、奥行きデータが画像データに対応して適切に生成されているか否かを視覚的に容易に判別することができる判別方法を確立することが求められる。
本発明はこのような要望に対応するため、奥行きデータが画像データに対応して適切に生成されているか否かを視覚的に容易に判別することができる立体判別画像生成装置、立体判別画像生成方法、立体判別画像生成プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、画像データの奥行き度を輝度レベルで表現した奥行きデータに基づいて、前記奥行きデータに含まれるオブジェクトの輪郭部分と輪郭部分以外とを識別し、さらに、前記輪郭部分の前景側の部分と背景側の部分とを識別して、前記前景側の部分と前記背景側の部分とで異なる輪郭抽出データを生成する輪郭抽出部(5)と、前記輪郭抽出データが輪郭部分以外を示すとき前記画像データをそのまま出力し、前記輪郭抽出データが輪郭部分を示すとき、前記画像データを前記前景側の部分と前記背景側の部分とで視覚的に異なる輪郭識別データ置換するか前記画像データに前記前景側の部分と前記背景側の部分とで視覚的に異なる輪郭識別データを付加することによって、前記画像データに対して輪郭識別データを重畳して出力する輪郭識別データ重畳部(6)とを備えることを特徴とする立体判別画像生成装置を提供する。
上記の立体判別画像生成装置において、前記輪郭識別データ重畳部は、前記輪郭部分の前景側の部分と背景側の部分とで異なる色の輪郭識別データを重畳することが好ましい。
上記の立体判別画像生成装置において、前記輪郭抽出部は、前記奥行きデータにおける注目画素を中心とした少なくとも21画素の領域より、中央レベルより大きいレベルの画素を上限値として検出する上限検出部(524)と、前記注目画素を中心とした少なくとも21画素の領域より、中央レベルより小さいレベルの画素を下限値として検出する下限検出部(525)と、前記上限値と前記下限値との差分を算出する差分算出部(526)と、前記上限値と前記下限値との中間値を算出する中間値算出部(527)と、前記差分算出部で算出した差分が所定の値以上であるか否かを判定する第1の比較部(528)と、前記中間値算出部で算出した中間値が前記注目画素のデータ以上であるか否かを判定して、判定結果に応じて互いに極性が異なるデータ値を出力する第2の比較部(529)と、前記第1の比較部による比較結果に応じて、第2の比較部からのデータ値と値0とを選択する選択部(530)とを有することが好ましい。
また、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、画像データの奥行き度を輝度レベルで表現した奥行きデータに基づいて、前記奥行きデータに含まれるオブジェクトの輪郭部分と輪郭部分以外とを識別し、さらに、前記輪郭部分の前景側の部分と背景側の部分とを識別して、前記前景側の部分と前記背景側の部分とで異なる輪郭抽出データを生成し、前記輪郭抽出データが輪郭部分以外を示すとき前記画像データをそのまま出力し、前記輪郭抽出データが輪郭部分を示すとき、前記画像データを前記前景側の部分と前記背景側の部分とで視覚的に異なる輪郭識別データ置換するか前記画像データに前記前景側の部分と前記背景側の部分とで視覚的に異なる輪郭識別データを付加することによって、前記画像データに対して輪郭識別データを重畳することを特徴とする立体判別画像生成方法を提供する。
また、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、コンピュータに、画像データの奥行き度を輝度レベルで表現した奥行きデータに基づいて、前記奥行きデータに含まれるオブジェクトの輪郭部分と輪郭部分以外とを識別し、さらに、前記輪郭部分の前景側の部分と背景側の部分とを識別して、前記前景側の部分と前記背景側の部分とで異なる輪郭抽出データを生成するステップと、前記輪郭抽出データが輪郭部分以外を示すとき前記画像データをそのまま出力するステップと、前記輪郭抽出データが輪郭部分を示すとき、前記画像データを前記前景側の部分と前記背景側の部分とで視覚的に異なる輪郭識別データ置換するか前記画像データに前記前景側の部分と前記背景側の部分とで視覚的に異なる輪郭識別データを付加することによって、前記画像データに対して輪郭識別データを重畳するステップとを実行させることを特徴とする立体判別画像生成プログラムを提供する。
本発明の立体判別画像生成装置、立体判別画像生成方法、立体判別画像生成プログラムによれば、奥行きデータが画像データに対応して適切に生成されているか否かを視覚的に容易に判別することが可能となる。
本発明の立体判別画像生成装置の一実施形態を示すブロック図である。 立体表示する画像の例と、その画像に対して適切に生成された奥行きデータを示す図である。 立体表示する画像の例と、その画像に対して誤って生成された奥行きデータの例を示す図である。 立体表示する画像の例と、その画像に対して誤って生成された奥行きデータの他の例を示す図である。 図1中の輪郭抽出部5の具体的な構成例を示すブロック図である。 図5に示す輪郭抽出部5の動作を説明するための波形図である。 図1中の輪郭識別データ重畳部6の概念的な構成を示すブロック図である。 一実施形態による作用効果を示す図である。
以下、本発明の立体判別画像生成装置、立体判別画像生成方法、立体判別画像生成プログラムの一実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1において、入力端子1には非立体画像の画像データが入力される。入力端子2には、入力端子1に入力される画像データに対応して生成された奥行きデータが入力される。立体画像生成部3には、画像データと奥行きデータが入力される。
立体画像生成部3は、公知の方法によって立体画像データを生成する。立体画像生成部3が2視点の立体画像データを生成する立体画像生成装置であれば、立体画像生成部3は、入力された画像データをそのまま右目画像データとし、奥行きデータを参照して画像データの画素をシフトすることによって左目画像データを生成する。
立体画像生成部3は、入力された画像データをそのまま左目画像データとし、奥行きデータを参照して画像データの画素をシフトすることによって右目画像データを生成してもよい。立体画像生成部3は、入力された画像データをそのまま右目画像データまたは左目画像データとはせず、奥行きデータを参照し、入力された画像データに基づいて、左目画像データと右目画像データとをそれぞれ生成してもよい。
立体画像生成部3は、3視点以上のいわゆる多視点の立体画像データを生成する立体画像生成装置であってもよい。
立体画像生成部3によって生成された左目画像データ及び右目画像データは、立体画像表示装置(3D表示部4)に入力される。3D表示部4は、入力された左目画像データ及び右目画像データに基づいて立体画像を表示する。
ここで、入力端子2に入力される奥行きデータの形式について説明する。奥行き度を輝度レベルで表現した輝度データを奥行きデータとすることができる。奥行きデータを、輝度レベルが低い(暗い)ほど物体が手前側に位置し、輝度レベルが高い(明るい)ほど物体が奥側に位置する輝度データで表すこととする。
図2において、(a)は立体表示する画像の例であり、入力端子1に入力される画像データが示す画像であるとする。図2の(a)に示す画像は、遠景に山MT1,MT2があり、前景に人物HBや所定の物体OB1〜OB5が存在し、前景と遠景との中間に木TRが存在している画像を概念的に示している。
図2の(a)に示す画像の奥行きデータは、図2の(b)に示すような複数の輝度レベルが存在するグレースケールの画像で表現することができる。山MT1,MT2、木TR、人物HB、物体OB1〜OB5は、それぞれ、グレーの画像GMT1,GMT2,GTR,GHB,GOB1〜GOB5で表現されている。ここでは特に符号を付して示していないが、地面や空も奥行き度に応じた輝度レベルで表現されている。
グレーの画像GMT1,GMT2,GTR,GHB,GOB1〜GOB5それぞれを被写体としての物体(オブジェクト)と称することとする。
図2の(a)に示す画像と、図2の(b)に示す輝度データで表現した奥行きデータとを比較すれば、奥行きデータが画像データに対応して適切に生成されているか否かをある程度判別することができる。しかしながら、この第1の判別方法では、正確な判別が困難な場合がある。
図3は、奥行きデータが誤って生成された例を示している。図3の(a)に示す画像は図2の(a)に示す画像と同じである。図3の(b)では、山MT1に対応するグレーの画像GMT1と木TRに対応するグレーの画像GTRが正しい位置にはなく、誤った位置にある。人物HBに対応するグレーの画像GHBの位置が正しい位置から少しずれており、画像GHBの位置も誤っている。
また、物体OB1〜OB5に対応するグレーの画像GOB1〜GOB5が存在せず、図3の(a)の画像には存在しないグレーの画像GOB6が存在している。
このように、元の画像と奥行きデータとが一見して明らかに異なる場合には、奥行きデータが画像データに対応して適切に生成されていないことは容易に判別できる。
図4は、奥行きデータが誤って生成された他の例を示している。図4の(a)に示す画像は図2の(a)に示す画像と同じである。図4の(b)では、物体OB2に対応するグレーの画像GOB2の代わりにグレーの画像GOB20が表示され、物体OB3に対応するグレーの画像GOB3が存在しない。
このように、元の画像と奥行きデータとの違いがわずかな場合には、奥行きデータが画像データに対応して適切に生成されていないことを判別するのは容易ではない。
図3,図4のように、奥行きデータが画像データに対応して適切に生成されていない状態は、画像データに基づいて奥行きデータを生成して立体画像コンテンツを製作する現場において、人為的な誤りによって起こり得る。
そこで、立体画像生成部3で生成した立体画像データを3D表示部4に表示し、立体画像を確認することによって、奥行きデータが画像データに対応して適切に生成されているか否かを判別しなければならない。実際の立体画像を確認する第2の判別方法は、立体画像生成部3で立体画像データを生成して、3D表示部4に表示しなければならないため煩雑である。
次に、第1及び第2の判別方法による不具合を解消する本実施形態による判別方法について説明する。
図1において、奥行きデータは輪郭抽出部5に入力される。輪郭抽出部5は、奥行きデータに基づいて、奥行きデータに含まれるそれぞれのオブジェクトの輪郭部分と輪郭部分以外とを識別する輪郭抽出データを生成する。画像データは輪郭識別データ重畳部6に入力される。輪郭識別データ重畳部6は、輪郭抽出部5より出力された輪郭抽出データに基づいて、画像データに輪郭識別データを重畳する。
輪郭識別データが重畳された画像データは、非立体画像を表示する表示装置(2D表示部7)に入力される。2D表示部7は、輪郭識別データが重畳された画像データによる画像を表示する。
輪郭抽出部5及び輪郭識別データ重畳部6は、本実施形態の立体判別画像生成装置を構成している。
図5を用いて、輪郭抽出部5の具体的構成及び動作について説明する。図5において、入力端子501には奥行きデータを構成する画素データが順次入力される。画素データは1水平期間の遅延素子502〜505に順次入力され、1水平期間ずつ遅延される。遅延素子502〜505はラインメモリによって構成することができる。
入力端子501に入力された画素データは、1クロック遅延素子であるDフリップフロップ506〜508に順次入力され、1クロックずつ遅延される。遅延素子502より出力された1水平期間遅延の画素データは、Dフリップフロップ509〜512に順次入力され、1クロックずつ遅延される。
遅延素子503より出力された2水平期間遅延の画素データは、Dフリップフロップ513〜516に順次入力され、1クロックずつ遅延される。遅延素子504より出力された3水平期間遅延の画素データは、Dフリップフロップ517〜520に順次入力され、1クロックずつ遅延される。
遅延素子505より出力された4水平期間遅延の画素データは、Dフリップフロップ521〜523に順次入力され、1クロックずつ遅延される。
遅延素子502〜504それぞれより出力された画素データと、Dフリップフロップ506〜523それぞれより出力された画素データは、上限検出部524,下限検出部525に入力される。
Dフリップフロップ514より出力された画素データを信号S101とする。信号S101の画素データを注目画素とする。
上限検出部524及び下限検出部525には、信号S101を中心として水平方向5画素,垂直方向5画素の領域内の21画素の画素データが入力されることになる。信号S101は、時間の経過に伴って図6の(a)に示すようにレベル(輝度値)が変化する波形であるとする。
図6の(a)〜(h)において、黒丸はそれぞれの信号を構成する画素データである。図6では、簡略化のため、それぞれの信号の水平方向の波形のみを示している。
図6の(a)に示すようにレベルが変化する信号S101において、破線は、相対的な前景の領域と背景の領域との境界面を示している。破線の左側の部分は前景の領域に相当し、右側の部分は背景の領域に相当する。
上限検出部524は、注目画素である信号S101の画素データを中心とする入力された21画素の画素データを、レベルの小さい順(または大きい順)に1〜21に順位付けする。上限検出部524は、その21画素の画素データより、好ましくは、最大レベルの画素データではなく、例えば最大レベルから4番目に大きいレベルの画素データを検出する。
上限検出部524が検出した画素データは、図6の(b)に示すような波形の信号S102として減算器526及び加算器527に入力される。
このように、上限検出部524は、入力された画素データのうちから上限値を検出する。上限検出部524は、上限値として最大レベルの画素データを検出してもよいが、ここでは、最大レベルの画素データを除き中央レベルより大きいレベルの画素データを検出する。
望ましくは、上限検出部524は、入力された画素データの最小レベルから最大レベルまでを小レベル部,中間レベル部,大レベル部に3等分し、その大レベル部のうち、最大レベルの画素データを除いたレベルの画素データを検出する。従って、図5の構成においては、上限検出部524は、2番目に大きいレベルの画素データ、3番目に大きいレベルの画素データ、5番目に大きいレベルの画素データを検出してもよい。
上限検出部524で最大レベルの画素データを除き中央レベルより大きいレベルの画素データを検出するのは、信号S101に図6の(a)の縦軸の上方向に突出するノイズが含まれている場合にノイズを除去するためである。上限検出部524がどのレベルの画素データを検出するかは、ノイズの除去効果と輪郭抽出の効果との関係で最適なものを選択すればよい。
下限検出部525は、注目画素である信号S101の画素データを中心とする入力された21画素の画素データを、レベルの小さい順(または大きい順)に1〜21に順位付けする。下限検出部525は、その21画素の画素データより、好ましくは、最小レベルの画素データではなく、例えば最小レベルから4番目に小さいレベルの画素データを検出する。
下限検出部525が検出した画素データは、図6の(c)に示すような波形の信号S103として減算器526及び加算器527に入力される。
このように、下限検出部525は、入力された画素データのうちから下限値を検出する。下限検出部525は、下限値として最小レベルの画素データを検出してもよいが、ここでは、最小レベルの画素データを除き中央レベルより小さいレベルの画素データを検出する。
望ましくは、下限検出部525は、入力された画素データの最小レベルから最大レベルまでを小レベル部,中間レベル部,大レベル部に3等分し、その小レベル部のうち、最小レベルの画素データを除いたレベルの画素データを検出する。従って、図5の構成においては、下限検出部525は、2番目に小さいレベルの画素データ、3番目に小さいレベルの画素データ、5番目に小さいレベルの画素データを検出してもよい。
下限検出部525で最小レベルの画素データを除き中央レベルより小さいレベルの画素データを検出するのは、信号S101に図6の(a)の縦軸の下方向に突出するノイズが含まれている場合にノイズを除去するためである。下限検出部525がどのレベルの画素データを検出するかは、ノイズの除去効果と輪郭抽出の効果との関係で最適なものを選択すればよい。
輪郭抽出部5に入力される奥行きデータにノイズが含まれていない場合には、上限検出部524で最大レベルを検出し、下限検出部525で最小レベルを検出してもよい。奥行きデータにノイズが含まれていても、ノイズを除去しない場合には、上限検出部524で最大レベルを検出し、下限検出部525で最小レベルを検出すればよい。
減算器526は、上限検出部524で検出された上限値から下限検出部525で検出された下限値を減算する。減算器526は、上限値と下限値との差分を算出する差分算出部である。減算器526で減算されたデータは、図6の(d)に示すような波形の信号S104として比較部528に入力される。
加算器527は、上限検出部524で検出された上限値と下限検出部525で検出された下限値とを加算して1/2倍することによって、上限値と下限値の中間値を出力する。加算器527は、上限値と下限値との中間値を算出する中間値算出部である。加算器527より出力されたデータは、図6の(e)に示すような波形の信号S105として比較部529に入力される。
比較部528は、減算器526より出力されたデータ(信号S104)が、図6の(d)に示す所定の値Sth以上であれば“1”を、所定の値Sthより小さければ“0”を出力する。比較部528によって減算器526からのデータを所定の値Sthに対して大小比較した結果のデータは、図6の(f)に示すような波形の信号S106として選択部530に入力される。
比較部528より出力された図6の(f)に示す信号S106は、選択部530における選択を制御するための制御データとして選択部530に入力される。
比較部529は、加算器527より出力されたデータが注目画素の画素データである信号S101以上であれば“−1”を、信号S101より小さければ“1”を出力する。比較部529によって加算器527からのデータを信号S101に対して大小比較した結果のデータは、図6の(g)に示すような波形の信号S107として選択部530の端子Taに入力される。
選択部530の端子Tbには、データ“0”が入力される。
選択部530は、比較部528より出力された信号S106が“1”のときは、端子Taに接続して比較部529の出力を選択し、信号S106が“0”のときは、端子Tbに接続して“0”を選択する。
選択部530より出力されたデータは、図6の(h)に示すような波形の信号S108として出力端子531より出力される。
図6の(h)に示すように、破線で示す境界面に対して左側の部分は前景の領域に相当し、右側の部分は背景の領域に相当する。輪郭抽出部5より出力された図6の(h)に示すデータは、奥行きデータに含まれるオブジェクトの輪郭を抽出した輪郭抽出データである。
輪郭抽出データは、奥行きデータの局所的な前景となる領域と背景とを判別するための判別データとなっている。図5に示す構成によれば、信号S108の前景の領域と背景の領域との境界面に隣接する部分を極性が互いに異なる輪郭抽出データとすることができる。
オブジェクトの輪郭部分でプラス方向またはマイナス方向の一方の極性のみの輪郭抽出データとしてもよいが、信号S108のように前景の領域と背景の領域とで極性が異なる輪郭抽出データとすることが好ましい。
図6では、(a)に示すように信号S101が、低いレベルから高いレベルへと上昇するエッジ部を含む場合の輪郭抽出部5の各部の波形を示している。信号S101が、高いレベルから低いレベルへと下降するエッジ部を含む場合には、(h)に示す信号S108は、破線で示す前景と背景との境界面の左側の部分で“1”、右側の部分で“−1”となる。
即ち、図5に示すように構成される輪郭抽出部5は、低いレベルから高いレベルへと上昇するエッジ部と、高いレベルから低いレベルへと下降するエッジ部とを区別する。輪郭抽出部5は、輪郭部分の前景側の部分と背景側の部分とで極性が異なる輪郭抽出データを生成することができる。
信号S108における境界面に隣接する前景の領域と背景の領域との部分の極性を、図6の(h)とは逆になるように輪郭抽出部5を構成してもよい。
以上のようにして生成された輪郭抽出データは、輪郭識別データ重畳部6に入力される。
ところで、本実施形態においては、輪郭抽出部5は、水平方向5画素,垂直方向5画素の領域内の21画素の画素データから上限値と下限値とを検出している。水平方向5画素,垂直方向5画素の25画素の画素データから上限値と下限値とを検出してもよい。但し、次の理由によって21画素の画素データから上限値と下限値とを検出することが好ましい。
25画素とした場合には検出エリアが四角形となる。検出エリアを四角形とした場合には、縦横方向に対して斜め方向の距離が長いので、画像の横エッジや縦エッジに比べて角エッジや斜めエッジを検出しやすくなる。従って、検出される輪郭線が階段状(ギザギザ)になりやすくなる。
一方、本実施形態のように21画素とした場合には、四隅の4画素を除いているので、検出エリアは円形に近い形状となる。検出エリアを円形に近付ければ、横エッジ,縦エッジ,角エッジ,斜めエッジを均等に検出するので、検出される輪郭線が滑らかとなる。
次に、輪郭識別データ重畳部6の構成及び動作について説明する。図7の概念図に示すように、輪郭識別データ重畳部6は、端子TAに入力される画像データと、端子TBに入力される固定の赤色データDfrと、端子TCに入力される固定の青色データDfbとを選択的に切り換えるスイッチ61を有する。
輪郭識別データ重畳部6は、輪郭抽出データが輪郭部分以外であることを示す“0”のとき、スイッチ61を端子TAに接続させて、画像データをそのまま出力する。
輪郭識別データ重畳部6は、輪郭抽出データが輪郭部分であることを示す“−1”のとき、スイッチ61を端子TBに接続させて、画像データの代わりに赤色データDfrを出力する。輪郭識別データ重畳部6は、輪郭抽出データが輪郭部分であることを示す“1”のとき、スイッチ61を端子TCに接続させて、画像データの代わりに青色データDfbを出力する。
赤色データDfr及び青色データDfbは輪郭識別データの一例である。
輪郭識別データ重畳部6に入力される画像データによる画像が図2の(a)であり、輪郭抽出部5に入力される奥行きデータが図2の(b)に示すような複数の輝度レベルで表現されているとする。
輪郭識別データ重畳部6より出力され、2D表示部7に表示される画像は、図8のようになる。図8に示すように、それぞれのオブジェクトは、赤色データDfrによる赤色輪郭画像ImDfrと、青色データDfbによる青色輪郭画像ImDfbとで2重に囲まれている。
図8に示す画像は、赤色輪郭画像ImDfrに囲まれた赤色輪郭画像ImDfrよりも内側の部分は、青色輪郭画像ImDfbよりも外側の部分(赤色輪郭画像ImDfrとは反対側の部分)よりも手前に配置されることを示している。
図8に示す赤色輪郭画像ImDfr及び青色輪郭画像ImDfbを重畳させた画像は、奥行きデータが画像データに対応して適切に生成されているか否かを視覚的に判別可能な立体判別画像である。
図3,図4に示すように、奥行きデータが画像データに対応して適切に生成されていない場合には、画像データにおいてオブジェクトが存在しない部分に赤色輪郭画像ImDfr及び青色輪郭画像ImDfbが重畳されたり、オブジェクトが存在する部分に赤色輪郭画像ImDfr及び青色輪郭画像ImDfbが重畳されなかったりする。
従って、本実施形態による立体判別画像を2D表示部7に表示させれば、奥行きデータが画像データに対応して適切に生成されているか否かを容易に判別することが可能となる。
本実施形態においては、輪郭識別データ重畳部6は、輪郭部分の前景側の部分を赤色輪郭画像ImDfrによって赤色とし、輪郭部分の背景側の部分を青色輪郭画像ImDfbによって青色としているが、色は赤と青に限定されない。
輪郭部分の前景側の部分と背景側の部分との色を異ならせる代わりに、または、色を異ならせるのに加えて、輝度を異ならせてもよい。
本実施形態においては、輪郭識別データ重畳部6は、画像データを赤色データDfrや青色データDfbに置換しているが、画像データに輪郭識別データを付加してもよい。輪郭識別データ重畳部6は、画像データに対して、輪郭部分に輪郭識別データを重畳すればよい。
輪郭識別データ重畳部6は、画像データに対して、輪郭部分の前景側の部分と背景側の部分とで視覚的に異なる輪郭識別データを重畳することが好ましい。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。本実施形態の立体判別画像生成装置をハードウェアによって構成してもよいし、コンピュータプログラムによるソフトウェアによって構成してもよい。
コンピュータに以上説明した立体判別画像生成装置及び方法と同様の処理を実行させる場合、立体判別画像生成プログラムを記録媒体より読み出してコンピュータにインストールさせてもよいし、立体判別画像生成プログラムを、ネットワークを介してコンピュータにインストールさせてもよい。
図1に示す構成では、3D表示部4と2D表示部7とを別々に設けているが、2D表示と3D表示とを切り換えることができる1つの表示装置を用いてもよい。
3 立体画像生成部
4 立体画像表示装置(3D表示部)
5 輪郭抽出部
6 輪郭識別データ重畳部
7 表示装置(2D表示部)
524 上限検出部
525 下限検出部
526 減算器(差分算出部)
527 加算器(中間値算出部)
528,529 比較部
530 選択部

Claims (6)

  1. 画像データの奥行き度を輝度レベルで表現した奥行きデータに基づいて、前記奥行きデータに含まれるオブジェクトの輪郭部分と輪郭部分以外とを識別し、さらに、前記輪郭部分の前景側の部分と背景側の部分とを識別して、前記前景側の部分と前記背景側の部分とで異なる輪郭抽出データを生成する輪郭抽出部と、
    前記輪郭抽出データが輪郭部分以外を示すとき前記画像データをそのまま出力し、前記輪郭抽出データが輪郭部分を示すとき、前記画像データを前記前景側の部分と前記背景側の部分とで視覚的に異なる輪郭識別データ置換するか前記画像データに前記前景側の部分と前記背景側の部分とで視覚的に異なる輪郭識別データを付加することによって、前記画像データに対して輪郭識別データを重畳して出力する輪郭識別データ重畳部と、
    を備えることを特徴とする立体判別画像生成装置。
  2. 前記輪郭識別データ重畳部は、前記前景側の部分と前記背景側の部分とで異なる色の輪郭識別データを重畳することを特徴とする請求項1に記載の立体判別画像生成装置。
  3. 前記輪郭抽出部は、前記前景側の部分と前記背景側の部分とで極性の異なる輪郭抽出データを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の立体判別画像生成装置。
  4. 前記輪郭抽出部は、
    前記奥行きデータにおける注目画素を中心とした少なくとも21画素の領域より、中央レベルより大きいレベルの画素を上限値として検出する上限検出部と、
    前記注目画素を中心とした少なくとも21画素の領域より、中央レベルより小さいレベルの画素を下限値として検出する下限検出部と、
    前記上限値と前記下限値との差分を算出する差分算出部と、
    前記上限値と前記下限値との中間値を算出する中間値算出部と、
    前記差分算出部で算出した差分が所定の値以上であるか否かを判定する第1の比較部と、
    前記中間値算出部で算出した中間値が前記注目画素のデータ以上であるか否かを判定して、判定結果に応じて互いに極性が異なるデータ値を出力する第2の比較部と、
    前記第1の比較部による比較結果に応じて、第2の比較部からのデータ値と値0とを選択する選択部と、
    を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の立体判別画像生成装置。
  5. 画像データの奥行き度を輝度レベルで表現した奥行きデータに基づいて、前記奥行きデータに含まれるオブジェクトの輪郭部分と輪郭部分以外とを識別し、さらに、前記輪郭部分の前景側の部分と背景側の部分とを識別して、前記前景側の部分と前記背景側の部分とで異なる輪郭抽出データを生成し、
    前記輪郭抽出データが輪郭部分以外を示すとき前記画像データをそのまま出力し、
    前記輪郭抽出データが輪郭部分を示すとき、前記画像データを前記前景側の部分と前記背景側の部分とで視覚的に異なる輪郭識別データ置換するか前記画像データに前記前景側の部分と前記背景側の部分とで視覚的に異なる輪郭識別データを付加することによって、前記画像データに対して輪郭識別データを重畳する
    ことを特徴とする立体判別画像生成方法。
  6. コンピュータに、
    画像データの奥行き度を輝度レベルで表現した奥行きデータに基づいて、前記奥行きデータに含まれるオブジェクトの輪郭部分と輪郭部分以外とを識別し、さらに、前記輪郭部分の前景側の部分と背景側の部分とを識別して、前記前景側の部分と前記背景側の部分とで異なる輪郭抽出データを生成するステップと、
    前記輪郭抽出データが輪郭部分以外を示すとき前記画像データをそのまま出力するステップと、
    前記輪郭抽出データが輪郭部分を示すとき、前記画像データを前記前景側の部分と前記背景側の部分とで視覚的に異なる輪郭識別データ置換するか前記画像データに前記前景側の部分と前記背景側の部分とで視覚的に異なる輪郭識別データを付加することによって、前記画像データに対して輪郭識別データを重畳するステップと、
    を実行させることを特徴とする立体判別画像生成プログラム。
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