JP6028375B2 - タッチパネル装置及びプログラム。 - Google Patents
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Description
請求項4に係る本発明は、請求項3に係る本発明において、前記画像は、タッチ対象の位置であることが見た目上で想起されるタッチ想起画像であることを特徴とするタッチパネル装置である。
請求項8に係る本発明は、複数の操作子を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された操作子のいずれかへのタッチを検知する検知手段と、前記タッチされた操作子以外で、前記タッチの位置から予め定められた距離内の位置にある他の操作子が、前記タッチの位置側の端部に該端部以外の部分とは区別される画像を有する場合に、前記他の操作子を処理対象に決定する決定手段と、を備えたことを特徴とするタッチパネル装置である。
請求項9に係る本発明は、コンピュータに、複数の操作子を表示手段に表示させる表示機能と、前記表示手段に表示された操作子のいずれかへのタッチを検知する検知機能と、前記タッチされた操作子以外で、前記タッチの位置から予め定められた距離内の位置にある他の操作子が、前記タッチの位置側の端部に該端部以外の部分とは区別される画像を有する場合に、前記他の操作子を処理対象に決定する決定機能と、を実現させるためのプログラムである。
なお、以下では、本発明に係るタッチパネル装置を、文書の印刷・複写・ファクシミリといった複数の機能を複合的に備えた複合機に設けた構成を例に挙げて説明する。また、ユーザからタッチ(押下操作)を受け付ける操作子(表示パネルに表示する画面の構成要素となる部品(オブジェクト)の一種)の例としてボタンを用いるが、テキストボックス、リストボックス、チェックボタン、ラジオボタン、Webブラウザで見られるハイパーリンク等の他の種別の操作子にも適用できる。
本例のタッチパネル装置は、タッチパネル1、押下座標検出部2、ボタン領域記憶部3、領域比較部5、押下対象ボタン決定部7、ボタン処理記憶部8、ボタン処理実行部9を有する。
ここで、X軸とY軸からなる座標系を用いる場合には、タッチ位置のX軸方向の値をx0、タッチ位置のY軸方向の値をy0とすれば、タッチ位置の座標は(x0,y0)と表現することができる。また、本例では、表示パネルでの画像表示に用いる座標系と同じ座標系上でタッチ位置の座標を検出するが、どのような座標系を用いるかは任意である。
ここで、検知領域の原点(例えば左上)を示す原点座標を(x1,y1)、検知領域の幅(横(X軸)方向の長さ)をw1、検知領域の高さ(縦(Y軸)方向の長さ)をw1とすれば、検知領域は(x1,y1,w1,h1)と表現することができる。なお、本例では、矩形状を成すボタンの検知領域の例を示したが、操作子の形状に応じて検知領域の態様は異なり得る。
具体的な処理としては、例えば、タッチ位置の座標(x0,y0)を中心とし且つ閾値rを半径とする円領域を求め、この円領域と各ボタンの検知領域(x1,y1,w1,h1)との重なり具合をボタン領域記憶部3を参照して判定し、円領域の一部又は全体と重なり合う検知領域を有するボタンを特定する。このようにすれば、タッチ位置の座標を検知領域内に含むボタン(すなわち、タッチされたボタン)と、タッチ位置の座標との距離が閾値以下の検知領域を有するボタン(すなわち、タッチ位置の近傍に位置するボタン)を、押下対象ボタンの候補として特定することができる。
ここで、タッチ位置の近傍の判断基準となる閾値rとしては、タッチの誤差に相当する程度の値を用いることが望ましい。すなわち、例えば、複数の被験者について、予め定めた目標のタッチ位置と、当該タッチ位置を目標にタッチしようとした被験者がタッチした実際のタッチ位置との差分を算出し、その統計値(例えば、平均値や最大値など)を求めて閾値rに用いればよい。また、表示パネルの解像度を考慮して、高解像度の表示パネルほど閾値rを大きくするようにしてもよい。
なお、押下対象ボタン決定部7は、領域比較部5から1つのボタンの識別子が出力された場合(押下対象ボタンの候補が1つの場合)には、当該ボタンを押下対象ボタンに決定してその識別子をボタン処理実行部9へ出力する。
本例のタッチパネル装置では、タッチパネル1に対してユーザにタッチ(押下操作)がなされると、押下座標検出部2が、タッチ位置の座標を検出し、領域比較部5が、当該座標との距離が閾値以下の位置に検知領域を有するボタンを押下対象ボタン(処理対象)の候補に特定し、押下対象ボタン決定部7が、予め定められた選択基準に従って1つのボタンを押下対象ボタンに決定し、ボタン処理実行部9が、押下対象ボタンに割り当てられた処理を実行する。
図2の例では、ボタンAとボタンBとを互いに近接させて配置してある。また、ボタンBは、ボタンAに比べて検知領域のサイズが小さい。
[条件1−1]ボタンA上のタッチ位置Pの近傍に別のボタンBが配置されている(タッチ位置PとボタンBとの距離が閾値以下である)。
[条件1−2]ボタンBのサイズがボタンAよりも小さい。
このような基準を用いる理由について説明する。サイズが異なる複数のボタンが近接して配置された状況で、両者の境目近辺でタッチを検知した場合には、大きくて領域に余裕があるボタンAを押す意図であれば、わざわざ近くの小さなボタンBとの境目付近を押す可能性は低い。このため、実際には小さいボタンBを押そうとしたものの、失敗してボタンAを押してしまったと解釈するのが妥当であると推定される。そこで、この場合には、ボタンAへのタッチを誤操作であると判断してボタンBがタッチされたと見做して動作することで、操作性の向上を図る。
タッチパネル1に対してボタンAの検知領域上でユーザにタッチ(押下操作)がなされると、押下座標検出部2が、そのタッチ位置Pの座標を検出する(ステップS11)。
次に、領域比較部5が、押下座標検出部2により検出されたタッチ位置Pの座標とボタン領域記憶部3の記憶内容(各ボタンの検知領域の情報)に基づいて、タッチ位置Pの近傍(閾値以下の位置)に、タッチされたボタンAとは別のボタンBが存在するか否かを判定する(ステップS12)。
本例では、タッチ位置Pの近傍に別のボタンBが存在すると判定される。これにより、実際にタッチされたボタンAと、タッチ位置Pの近傍に位置するボタンBとが押下対象ボタンの候補として特定される。
そして、ボタンBの方が小さい場合には、ボタンBの検知領域上でタッチ(押下操作)がなされたと見做す補正を行う(ステップS14)。すなわち、実際にタッチされたボタンAに代えてボタンBを押下対象ボタンに決定する。なお、タッチ位置Pの近傍にボタンBが位置しない場合や、ボタンBがボタンAより小さくない場合には、ボタンAの方が押下対象ボタンに決定される。本例では、ボタンBの方がボタンAよりも小さいので、ボタンBの方が押下対象ボタンに決定される。
次に、ボタン処理実行部9が、押下対象ボタン決定部7により押下対象ボタンに決定されたボタンに応じた処理を実行する(ステップS15)。
図4の例では、ボタンAとボタンBとを互いに近接させて配置してある。また、タッチパネル装置には、ユーザの利き腕方向の情報(「右利き」又は「左利き」)が予め設定してあるものとする。
[条件2−1]ボタンB上のタッチ位置Pの近傍に別のボタンAが配置されている(タッチ位置PとボタンAとの距離が閾値以下である)。
[条件2−2]ボタンAはタッチ位置Pに対して利き腕方向の反対側(右利きの場合はタッチ位置Pの左側)に位置する。
このような基準を用いる理由について説明する。右利きのユーザがタッチパネルをタッチする場合には、右腕で操作することが一般的であるため、図5に利き腕とタッチ位置との関係を示すように、タッチする指は右から左方向に向いているのが自然である。この場合、指の先端は丸みを帯びているため、タッチを意図した位置(指の先端)P’よりも右側(利き腕側)の位置Pに触れてしまいがちである。このため、操作者が右利きであることがシステム設定として事前に判明している場合、タッチ位置Pのすぐ左に別のボタンAが配置されていれば、実際にはボタンAを押そうとしたものの、失敗してボタンBを押してしまったと解釈するのが妥当と推定される。そこで、この場合には、ボタンBへのタッチを誤操作であると判断してボタンAがタッチされたと見做して動作することで、操作性の向上を図る。
タッチパネル1に対してボタンBの検知領域上で操作者にタッチ(押下操作)がなされると、押下座標検出部2が、そのタッチ位置Pの座標を検出する(ステップS21)。
次に、領域比較部5が、押下座標検出部2により検出されたタッチ位置Pの座標とボタン領域記憶部3の記憶内容(各ボタンの検知領域の情報)に基づいて、タッチ位置Pの近傍(閾値以下の位置)に、タッチされたボタンAとは別のボタンBが存在するか否かを判定する(ステップS22)。
本例では、タッチ位置Pの近傍に別のボタンAが存在すると判定される。これにより、実際にタッチされたボタンBと、タッチ位置Pの近傍に位置するボタンAとが押下対象ボタンの候補として特定される。
そして、タッチ位置Pに対して利き腕方向の反対側にボタンAが位置する場合には、ボタンAの検知領域上でタッチ(押下操作)がなされたと見做す補正を行う(ステップS26)。すなわち、実際にタッチされたボタンBに代えてボタンAを押下対象ボタンに決定する。なお、タッチ位置Pの近傍にボタンAが位置しない場合や、ボタンAがタッチ位置Pに対して利き腕方向の反対側に位置しない場合には、ボタンBの方が押下対象ボタンに決定される。本例では、「右利き」の設定がなされており、ボタンAはタッチ位置Pに対して左側(利き腕方向の反対側)に位置するので、ボタンAの方が押下対象ボタンに決定される。
次に、ボタン処理実行部9が、押下対象ボタン決定部7により押下対象ボタンに決定されたボタンに応じた処理を実行する(ステップS27)。
図7の例では、ボタンAとボタンBとを互いに近接させて配置してある。これらのボタンは、図8に示すように、タッチ(押下操作)によってボタン上部にポップアップメニューMを表示する種別のボタンであり、ポップアップメニューMが表示されることを表現すべく、ボタンの右側端部に▲(上向き三角)の図柄の画像Dを配したグラフィックデザインとなっている。この端部の画像Dは、タッチ対象の位置であることが見た目上で想起される可能性が高い画像であり、本明細書ではタッチ想起画像と称する。本例では、ボタン領域記憶部3に、各ボタンの識別子に対応付けて、そのボタンの種別を示す情報が記憶されているものとする。
[条件3−1]ボタンB上のタッチ位置Pの近傍に別のボタンAが配置されている(タッチ位置PとボタンAとの距離が閾値以下である)。
[条件3−2]ボタンAはタッチ位置P側の端部にタッチ想起画像Dを有する種別のボタンである。
このような基準を用いる理由について説明する。図8に例示したようなポップアップメニューMを表示する種別のボタンであっても、通常のボタンと同様に検知領域全体で押下を検知可能であるが、右端に配されたタッチ想起画像D(▲の図柄)がその部分を押下可能であることを操作者に強く想起させるため、操作者の多くがこのタッチ想起画像Dの部分を押そうとしがちである。このような種別のボタンが単独で配置され、他のボタン等が周囲に存在しない場合には問題にならないが、図7のようにボタンAのタッチ想起画像Dの側に近接して別のボタンB等が配置された場合、タッチ想起画像Dの部分を押すつもりで、誤って近接する別のボタンを押してしまう誤操作の可能性が高くなる。このため、タッチ位置Pの近傍に配置された別のボタンAが、タッチ位置P側の端部にタッチ想起画像Dを有する種別のボタンである場合には、実際にはボタンAのタッチ想起画像Dの部分を押そうとしたものの、失敗してボタンBを押してしまったと解釈するのが妥当であると推定される。そこで、この場合には、ボタンBへのタッチを誤操作であると判断してボタンAがタッチされたと見做して動作することで、操作性の向上を図る。
タッチパネル1に対してボタンBの検知領域上で操作者にタッチ(押下操作)がなされると、押下座標検出部2が、そのタッチ位置Pの座標を検出する(ステップS31)。
次に、領域比較部5が、押下座標検出部2により検出されたタッチ位置Pの座標とボタン領域記憶部3の記憶内容(各ボタンの検知領域の情報)に基づいて、タッチ位置Pの近傍(閾値以下の位置)に、タッチされたボタンAとは別のボタンBが存在するか否かを判定する(ステップS32)。
本例では、タッチ位置Pの近傍に別のボタンAが存在すると判定される。これにより、実際にタッチされたボタンBと、タッチ位置Pの近傍に位置するボタンAとが押下対象ボタンの候補として特定される。
そして、ボタンAがボタンB側(タッチ位置P側)の端部にタッチ想起画像Dを有する場合には、ボタンAの検知領域上でタッチ(押下操作)がなされたと見做す補正を行う(ステップS34)。すなわち、実際にタッチされたボタンBに代えてボタンAを押下対象ボタンに決定する。なお、タッチ位置Pの近傍にボタンAが位置しない場合や、ボタンAはボタンB側(タッチ位置P側)の端部にタッチ想起画像Dを有しない場合には、ボタンBの方が押下対象ボタンに決定される。本例では、ボタンAはボタンB側(タッチ位置P側)の端部にタッチ想起画像Dを有するので、ボタンAの方が押下対象ボタンに決定される。
次に、ボタン処理実行部9が、押下対象ボタン決定部7により押下対象ボタンに決定されたボタンに応じた処理を実行する(ステップS35)。
本例では、押下対象ボタンの候補が複数の場合に自動的に押下対象ボタンを決定するのではなく、どちらを押す意図であったのかを操作者に確認する。すなわち、実施例4では、選択基準として、確認画面にて操作者に選択されたボタンを処理対象(押下対象ボタン)に選ぶ基準を用いる。
タッチパネル1に対してボタンAの検知領域上で操作者にタッチ(押下操作)がなされると、押下座標検出部2が、そのタッチ位置Pの座標を検出する(ステップS41)。
次に、領域比較部5が、押下座標検出部2により検出されたタッチ位置Pの座標とボタン領域記憶部3の記憶内容(各ボタンの検知領域の情報)に基づいて、タッチ位置Pの近傍(閾値以下の位置)に、タッチされたボタンAとは別のボタンBが存在するか否かを判定する(ステップS42)。
本例では、タッチ位置Pの近傍に別のボタンBが存在すると判定される。これにより、実際にタッチされたボタンAと、タッチ位置Pの近傍に位置するボタンBとが押下対象ボタンの候補として特定される。
そして、確認画面にて操作者にボタンBが選択されたか否かを判定し(ステップS44)、ボタンBが選択された場合には、ボタンBの検知領域上でタッチ(押下操作)がなされたと見做す補正を行う(ステップS45)。すなわち、実際にタッチされたボタンAに代えてボタンBを押下対象ボタンに決定する。なお、タッチ位置Pの近傍にボタンBが位置しない場合や、確認画面にて操作者にボタンAが選択された場合には、ボタンAの方が押下対象ボタンに決定される。
次に、ボタン処理実行部9が、押下対象ボタン決定部7により押下対象ボタンに決定されたボタンに応じた処理を実行する(ステップS46)。
なお、実施例1〜3の選択基準を適用した結果、押下対象ボタンを1つに絞り込めない場合には、実施例4の選択基準(確認画面で操作者に確認を求める)を更に適用すればよい。
また、実施例1〜3の選択基準を複数組み合わせて用いてもよい。この場合には、例えば、各選択基準を平等に適用してもよく、或いは、各選択基準を適用する順序を設定したり、各選択基準に重みを付与したりしてもよい。
図12には、タッチパネル装置の機能ブロックの他の例を示してある。
本例のタッチパネル装置は、タッチパネル1、押下座標検出部2、ボタン領域記憶部3、近傍領域記憶部4、座標比較部6、押下対象ボタン決定部7、ボタン処理記憶部8、ボタン処理実行部9を有する。
すなわち、図1に示したタッチパネル装置と比べ、近傍領域記憶部4を更に設けた点、及び、領域比較部5に代えて座標比較部6を有する点で異なる。なお、タッチパネル1、押下座標検出部2、ボタン領域記憶部3、押下対象ボタン決定部7、ボタン処理記憶部8、ボタン処理実行部9については図1に示したタッチパネル装置と同様であるので説明を省略し、近傍領域記憶部4、座標比較部6について説明する。
ここで、近傍領域の原点(例えば左上)を示す原点座標を(x2,y2)、近傍領域の幅(横(X軸)方向の長さ)をw2、近傍領域の高さ(縦(Y軸)方向の長さ)をw2とすれば、近傍領域は(x2,y2,w2,h2)と表現することができる。
近傍領域は、検知領域の上下左右の各辺に沿ってそれぞれ設けてもよく、或いはいずれかの辺に沿って設けてもよく、各ボタンのデザイン(見た目)やレイアウト(隣接する他のボタンとの距離)などに応じて設定箇所を定めればよい。なお、検知領域の右(又は左)に近傍領域を設ける場合には、近傍領域の幅w2を閾値r(タッチの誤差に相当する値)とすればよく、検知領域の上(又は下)に近傍領域を設ける場合には、近傍領域の高さh2を閾値r(タッチの誤差に相当する値)とすればよい。
また、本例では、近傍領域の形状を矩形状に設定した例を示したが、近傍領域の形状は任意である。
具体的な処理としては、例えば、タッチ位置の座標(x0,y0)とボタン領域記憶部3に記憶されている各ボタンの検知領域(x1,y1,w1,h1)を比較して、タッチ位置を検知領域に内包するボタンを特定し、また、タッチ位置の座標(x0,y0)と近傍領域記憶部4に記憶されている各ボタンの検知領域の近傍領域(x2,y2,w2,h2)を比較して、タッチ位置を検知領域の近傍領域に内包するボタンを特定する。このようにすれば、タッチ位置の座標を検知領域内に含むボタン(すなわち、タッチされたボタン)と、タッチ位置の座標を検知領域の近傍領域内に含むボタン(すなわち、タッチ位置の近傍に位置するボタン)を、押下対象ボタンの候補として特定することができる。
本例のタッチパネル装置では、タッチパネル1に対して操作者にタッチ(押下操作)がなされると、押下座標検出部2が、タッチ位置の座標を検出し、座標比較部5が、当該座標を検知領域内若しくは近傍領域内に含むボタンを押下対象ボタン(処理対象)の候補に特定し、押下対象ボタン決定部7が、予め定められた選択基準に従って1つのボタンを押下対象ボタンに決定し、ボタン処理実行部9が、押下対象ボタンに割り当てられた処理を実行する。
すなわち、本発明に係る検出手段の機能を押下座標検出部2により実現し、本発明に係る特定手段の機能を領域比較部5又は座標比較部6により実現し、本発明に係る決定手段の機能を押下対象ボタン決定部7により実現している。
なお、本例のようなソフトウェア構成により各機能部を実現するのではなく、各機能部を専用のハードウェアモジュールで実現するようにしてもよい。
Claims (9)
- 複数の操作子を表示する表示パネルに対して設けられたタッチパネルに対するタッチ位置の座標を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出された座標を検知領域内に含む操作子を特定する第1特定手段と、
前記第1特定手段で特定された操作子以外で、前記検出手段で検出された座標から予め定められた距離内の位置に検知領域を有する他の操作子を特定する第2特定手段と、
前記第1特定手段で特定された操作子と前記第2特定手段で特定された他の操作子とが予め定められた条件を満たす場合に、前記他の操作子を処理対象に決定する決定手段と、
を備え、
前記決定手段は、前記第1特定手段で特定された操作子よりも前記第2特定手段で特定された前記他の操作子の方が小さい場合に、前記他の操作子を処理対象に決定することを特徴とするタッチパネル装置。 - 複数の操作子を表示する表示パネルに対して設けられたタッチパネルに対するタッチ位置の座標を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出された座標を検知領域内に含む操作子を特定する第1特定手段と、
前記第1特定手段で特定された操作子以外で、前記検出手段で検出された座標から予め定められた距離内の位置に検知領域を有する他の操作子を特定する第2特定手段と、
前記第1特定手段で特定された操作子と前記第2特定手段で特定された他の操作子とが予め定められた条件を満たす場合に、前記他の操作子を処理対象に決定する決定手段と、
を備え、
前記決定手段は、予め設定されたユーザの利き腕方向の反対側に前記他の操作子が存在する場合に、前記他の操作子を処理対象に決定することを特徴とするタッチパネル装置。 - 複数の操作子を表示する表示パネルに対して設けられたタッチパネルに対するタッチ位置の座標を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出された座標を検知領域内に含む操作子を特定する第1特定手段と、
前記第1特定手段で特定された操作子以外で、前記検出手段で検出された座標から予め定められた距離内の位置に検知領域を有する他の操作子を特定する第2特定手段と、
前記第1特定手段で特定された操作子と前記第2特定手段で特定された他の操作子とが予め定められた条件を満たす場合に、前記他の操作子を処理対象に決定する決定手段と、
を備え、
前記表示パネルは、前記操作子の一つとして、いずれかの端部に該端部以外の部分とは区別される画像を有する操作子を表示し、
前記決定手段は、前記他の操作子が前記検出手段により検出された座標の側の端部に前記画像を有する場合に、前記他の操作子を処理対象に決定することを特徴とするタッチパネル装置。 - 前記画像は、タッチ対象の位置であることが見た目上で想起されるタッチ想起画像であることを特徴とする請求項3に記載のタッチパネル装置。
- コンピュータに、
複数の操作子を表示する表示パネルに対して設けられたタッチパネルに対するタッチ位置の座標を検出する検出機能と、
前記検出機能で検出された座標を検知領域内に含む操作子を特定する第1特定機能と、
前記第1特定機能で特定された操作子以外で、前記検出機能で検出された座標から予め定められた距離内の位置に検知領域を有する他の操作子を特定する第2特定機能と、
前記第1特定機能で特定された操作子と前記第2特定機能で特定された他の操作子とが予め定められた条件を満たす場合に、前記他の操作子を処理対象に決定する決定機能と、
を実現させるためのプログラムであって、
前記決定機能は、前記第1特定機能で特定された操作子よりも前記第2特定機能で特定された他の操作子の方が小さい場合に、前記他の操作子を処理対象に決定することを特徴とするプログラム。 - コンピュータに、
複数の操作子を表示する表示パネルに対して設けられたタッチパネルに対するタッチ位置の座標を検出する検出機能と、
前記検出機能で検出された座標を検知領域内に含む操作子を特定する第1特定機能と、
前記第1特定機能で特定された操作子以外で、前記検出機能で検出された座標から予め定められた距離内の位置に検知領域を有する他の操作子を特定する第2特定機能と、
前記第1特定機能で特定された操作子と前記第2特定機能で特定された他の操作子とが予め定められた条件を満たす場合に、前記他の操作子を処理対象に決定する決定機能と、
を実現させるためのプログラムであって、
前記決定機能は、予め設定されたユーザの利き腕方向の反対側に前記他の操作子が存在する場合に、前記他の操作子を処理対象に決定することを特徴とするプログラム。 - コンピュータに、
複数の操作子を表示する表示パネルに対して設けられたタッチパネルに対するタッチ位置の座標を検出する検出機能と、
前記検出機能で検出された座標を検知領域内に含む操作子を特定する第1特定機能と、
前記第1特定機能で特定された操作子以外で、前記検出機能で検出された座標から予め定められた距離内の位置に検知領域を有する他の操作子を特定する第2特定機能と、
前記第1特定機能で特定された操作子と前記第2特定機能で特定された他の操作子とが予め定められた条件を満たす場合に、前記他の操作子を処理対象に決定する決定機能と、
を実現させるためのプログラムであって、
前記表示パネルは、前記操作子の一つとして、いずれかの端部に該端部以外の部分とは区別される画像を有する操作子を表示し、
前記決定機能は、前記他の操作子が前記検出機能により検出された座標の側の端部に前記画像を有する場合に、前記他の操作子を処理対象に決定することを特徴とするプログラム。 - 複数の操作子を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された操作子のいずれかへのタッチを検知する検知手段と、
前記タッチされた操作子以外で、前記タッチの位置から予め定められた距離内の位置にある他の操作子が、前記タッチの位置側の端部に該端部以外の部分とは区別される画像を有する場合に、前記他の操作子を処理対象に決定する決定手段と、
を備えたことを特徴とするタッチパネル装置。 - コンピュータに、
複数の操作子を表示手段に表示させる表示機能と、
前記表示手段に表示された操作子のいずれかへのタッチを検知する検知機能と、
前記タッチされた操作子以外で、前記タッチの位置から予め定められた距離内の位置にある他の操作子が、前記タッチの位置側の端部に該端部以外の部分とは区別される画像を有する場合に、前記他の操作子を処理対象に決定する決定機能と、
を実現させるためのプログラム。
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