JP6027360B2 - 出入口扉開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、機械式駐車設備に用いられる出入口扉開閉装置に関する。
左右にスライド開閉する横開き扉は、例えば、機械式駐車設備用の出入口扉に使用されている。
この種の出入口扉の開閉は、信頼性に配慮する必要がある。
例えば、通常、出入口扉の前方に光学式の検知器(例えば、光電管センサ)が配されている。これにより、光電管センサが車両や人等の進入体を検知すると(つまり、進入体が光電管センサの光(光軸)を遮断すると)、出入口扉の閉動作が禁止される。よって、仮に出入口扉の閉動作中に、進入体が、誤って出入口扉に進入しようとしても、出入口扉の開閉は開動作に反転され、進入体は出入口扉に挟まれない。
また、光電管センサが故障した場合、或いは、進入体が光電管センサの光軸を遮断せずに光電管センサを擦り抜けできた場合等にも備え、出入口扉の駆動スプロケットに、特許文献1に記載のような機械式トルクリミッタが一体的に組み込まれている。
これにより、万一、進入体が出入口扉に挟まれても、機械式トルクリミッタを用いてギアを空回りさせて、大きな負荷が進入体に作用しない配慮がなされている。
特開2002−61666号公報
しかし、上記機械式トルクリミッタを機械式駐車設備用の出入口扉の駆動部に組み込む場合、以下の問題がある。
第1に、機械式トルクリミッタの摩擦力の適切な調整には熟練を必要とするので、機械式トルクリミッタの扱いに不慣れな作業者が上記調整を行うと、出入口扉の出入口扉の開閉の信頼性が低下する場合がある。
第2に、機械式トルクリミッタによって出入口扉の駆動部の機械的要素が増える。これにより、装置のコストアップを招く。また、出入口扉の駆動部の機械的要素が増えると、一般的に、駆動部の故障確率が上がる傾向にあるので、出入口扉の開閉の信頼性が低下する場合がある。
第3に、機械式トルクリミッタの作動後、進入体に一定の負荷がかかり続けるので、進入体への機械的負荷の低減には難点が残る。
本発明の一形態(aspect)は、このような事情に鑑みてなされたものであり、従来例よりも出入口扉の開閉の信頼性向上および装置の低コスト化を図ることができる出入口扉開閉装置を提供することを目的とする。また、従来例よりも、出入口扉による進入体挟み込み時の進入体への機械的負荷を低減できる出入口扉開閉装置を提供することも目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1形態は、機械式駐車設備用の出入口扉と、前記出入口扉の開閉の動力を発生する動力源と、前記動力源に駆動電流を出力する電源装置と、制御器と、を備え、前記制御器は、前記駆動電流に基づいて前記動力源に作用する過負荷を検出した場合、前記出入口扉の開閉動作を停止させる、出入口扉開閉装置を提供する。
そして、本発明の第2形態の出入口扉開閉装置は、第1形態の出入口扉開閉装置において、前記電源装置にインバータが用いられてもよく、前記過負荷の検出を、前記インバータの過電流検出信号に基づいて行ってもよい。
上記構成により、仮に、出入口扉の前方の光電管センサが故障した場合、或いは、進入体が、この光電管センサの光軸を遮断せずに光電管センサを擦り抜けできた場合でも、制御器は、出入口扉による進入体の挟み込み(つまり、動力源に作用する過負荷)を検知できる。よって、従来の機械式トルクリミッタを廃止できるので、従来例よりも出入口扉の開閉の信頼性向上および装置の低コスト化を図ることができる。
また、本発明の第3形態の出入口扉開閉装置は、第1形態または第2形態の出入口扉開閉装置において、前記動力源が、前記出入口扉の慣性力を抑えるブレーキを備えてもよく、前記過負荷検出による前記動力源の動力停止時は、前記ブレーキの制動が禁止されてもよい。
上記構成により、従来の機械式トルクリミッタの如く、出入口扉の進入体挟み込みによる一定の負荷(挟圧力)が残った状態とはならずに済み、従来例よりも出入口扉による進入体挟み込み時の進入体への機械的負荷を低減できる。
また、本発明の第4形態の出入口扉開閉装置は、第1形態、第2形態、第3形態のいずれかの出入口扉開閉装置において、前記過負荷を検出した場合、前記出入口扉の開閉が反転してもよい。
上記構成により、出入口扉による進入体挟み込みの挟圧力を適切に解放でき、出入口扉から進入体を容易に取り除くことができる。
本発明の一形態によれば、従来例よりも出入口扉の開閉の信頼性向上および装置の低コスト化を図ることができる出入口扉開閉装置が得られる。また、従来例よりも、出入口扉による進入体挟み込み時の進入体への機械的負荷を低減できる出入口扉開閉装置も得られる。
図1は、出入口扉における進入体の挟み込み検出の検証実験に用いる検証装置の一例を示した図である。 図2は、出入口扉によるプッシュプルゲージの挟み込みの検証実験の結果の一例を示した図である。 図3は、出入口扉によるプッシュプルゲージの挟み込みの検証実験の結果の一例を示した図である。 図4は、本発明の実施形態の出入口扉開閉装置を備える機械式駐車設備の一例を示した図である。 図5は、本発明の実施形態の出入口扉開閉装置の制御系の一例を示したブロック図である。 図6は、本発明の実施形態の出入口扉開閉装置による出入口扉の動作の一例を示したフローチャートである。 図7は、本発明の第1変形例の出入口扉開閉装置による出入口扉の動作の一例を示したフローチャートである。 図8は、本発明の第2変形例の出入口扉開閉装置による出入口扉の速度のパターンの一例を示した図である。
まず、本発明の実施形態の具体的な構成および動作を説明する前に、本実施形態に至った経緯を説明する。
上記のとおり、従来の機械式トルクリミッタの使用は、様々な問題を内包しているので、本件発明者等は、このような機械式トルクリミッタの代替手段の検討を行っている。そして、その鍵となる技術が、出入口扉における進入体の挟み込み検出技術の確立にあると考えている。
この点に関して、本件発明者等は、出入口扉の動力源(モータ)に駆動電流を出力するインバータの過負荷電流検出に着目した。そして、出入口扉における進入体の挟み込み検出の検証実験を行い、鋭意検討を重ねた結果、以下の知見を得た。
図1は、出入口扉における進入体の挟み込み検出の検証実験に用いる検証装置の一例を示した図である。
図1に示すように、検証装置100は、モータ101と、インバータ102と、プッシュプルゲージ103と、クランプメータ104と、メモリハイコーダ105と、を備える。
本検証実験では、まず、プッシュプルゲージ103を、左右に全開状態の一対の出入口扉の中央に設置した。この状態で、左右の出入口扉を所定の速度のパターンで閉動作させ、プッシュプルゲージ103が出入口扉に挟まれる時の出入口扉の速度が、所定の値になるように調整された。
そして、このプッシュプルゲージ103は、上記出入口扉の速度で、所定の重量の出入口扉を閉める場合のプッシュプルゲージ103に与えられる負荷(挟まれ力)を計測し、この負荷信号の波形をメモリハイコーダ105に出力する。
インバータ102は、モータ101にモータ駆動電流を出力するが、本検証装置100では、クランプメータ104が、上記モータ駆動電流を計測し、モータ駆動電流の波形をメモリハイコーダ105に出力する。
メモリハイコーダ105は、図1に示す如く、インバータ102にも接続され、これにより、インバータ102の速度指令の出力信号(FM端子)および過電流検出の出力信号(Y端子)を受け取る。
なお、ここでは、インバータ102の過電流検出の設定値として、電流検出の動作レベルを「1.0A(アンペア)」とし、タイマ時間を「0.01S(秒)」としている。つまり、モータ駆動電流が、「0.01S(秒)」に亘って「1.0A(アンペア)」以上になった場合に、上記過電流検出の信号が、インバータ102からメモリハイコーダ105に出力される。
このようにして、本検証実験では、メモリハイコーダ105が、インバータ102、プッシュプルゲージ103およびクランプメータ104のそれぞれの出力信号を受け取り、これらを適宜のサンプリング時間で記録および表示する。
図2および図3は、出入口扉によるプッシュプルゲージの挟み込みの検証実験の結果の一例を示した図である。図2および図3の横軸に時間が取られ、メモリハイコーダ105のモニター画面上の観測波形の一例が模式的に図示されている。
図2および図3において、モータ駆動電流(本例では、クランプメータ104の電流波形)が実線で示され、出入口扉によるプッシュプルゲージ103の挟み込み力(本例では、プッシュプルゲージ103の負荷信号波形)が点線で示され、インバータ102の過電流検出の信号波形が一点鎖線で示され、インバータ102の速度指令の信号波形が二点鎖線で示されている。
ところで、モータ101は、出入口扉の慣性力を抑えるディスク状のブレーキ(図示せず)を備える。そして、機械式駐車設備用の出入口扉の開閉では、モータ101の動力停止時は、出入口扉の慣性力を抑えるように、上記ブレーキを制動させる制御が一般的に行われている。
そこで、本検証実験では、出入口扉によるプッシュプルゲージ103の挟み込み検出時(インバータ102の過電流検出信号のON時)において、モータ101の動力停止とともに、モータ101のブレーキが制動する場合と、モータ101の動力停止のみを行い、本ブレーキが制動しない場合と、について、上記挟み込み力(プッシュプルゲージ103の負荷信号波形)の大小を比較した。その結果、両者の挟み込み力に有意な差が生じることがわかった。
図2には、出入口扉によるプッシュプルゲージ103の挟み込み検出時(インバータ102の過電流検出信号のON時)に、モータ101の動力停止とともに、モータ101のブレーキを制動する場合の上記信号波形のそれぞれが図示されている。
図2に示すように、出入口扉によるプッシュプルゲージ103の挟み込み力202(プッシュプルゲージ103の出力)が増加するに連れて、モータ駆動電流201(クランプメータ104の出力)の振幅は急激に大きくなる。そして、本振幅の絶対値が、所定の判定条件(ここでは、本絶対値が0.01S(秒)に亘って1.0A以上)を満たした時、インバータ102の過電流検出信号203が出力される。同時に、インバータ102の速度指令信号204はゼロになる。これにより、モータ駆動電流が遮断される(つまり、モータ101の動力が停止する)。
このとき、モータ101のブレーキが制動すると、出入口扉の慣性力が抑えられ、出入口扉が、プッシュプルゲージ103を強く押しつけることを阻止できるという従来の一般的な認識とは異なり、プッシュプルゲージ103の出力は、所定の継続的な挟み込み力の値Bを示す。つまり、図2に示す如く、モータ101の動力停止直後に、プッシュプルゲージ103の出力は、挟み込み力のピーク値Aを示し、本ピーク値Aの約半分の挟み込み力の値Bまで低下した後、この値Bに固定される。
図3には、出入口扉によるプッシュプルゲージ103の挟み込み検出時(インバータ102の過電流検出信号のON時)に、モータ101の動力停止のみを行い、モータ101のブレーキを制動しない場合の上記信号波形のそれぞれが図示されている。
図3に示すように、出入口扉によるプッシュプルゲージ103の挟み込み力302(プッシュプルゲージ103の出力)が増加するに連れて、モータ駆動電流301(クランプメータ104の出力)の振幅は急激に大きくなる。そして、本振幅の絶対値が、所定の判定条件(ここでは、本絶対値が0.01S(秒)に亘って1.0A以上)を満たした時、インバータ102の過電流検出信号303が出力される。同時に、インバータ102の速度指令信号304はゼロになる。これにより、モータ駆動電流が遮断される(つまり、モータ101の動力が停止する)。
このとき、モータ101の動力停止直後に、プッシュプルゲージ103の出力は、挟み込み力のピーク値Cを示す。なお、本ピーク値Cは、上記のピーク値Aとほぼ等しい。しかし、本例では、モータ101のブレーキの制動が禁止されているので、プッシュプルゲージ103の出力は速やかにゼロ付近にまで低下する。その後、出入口扉のバウンドの作用により、プッシュプルゲージ103の出力は、所定の値Dに増加するが、この値Dは、図2の挟み込み力の値Bよりも遙かに小さい。
なお、ここで、モータ101のブレーキの制動は、所定時間かそれ以上禁止すればよく、必ずしも、図3に例示するように、長時間、禁止しなくてもよい。図3に示すように、プッシュプルゲージ103の出力は速やかにゼロ付近にまで低下する。よって、上記所定時間を、プッシュプルゲージ103の出力がゼロ付近にまで低下した時に設定し、それ以降は、モータ101のブレーキが制動するようにしてもよい。換言すると、モータ101の動力停止時に、モータ101のブレーキの制動を、上記所定時間だけ、遅らせてもよい。かかるブレーキの制動により、出入口扉のバウンドの作用を抑制できる。
なお、機械式トルクリミッタが作動する場合に進入体に与えられる負荷データの図示は省略するが、図3の挟み込み力のピーク値Cは、機械式トルクリミッタの作動時に進入体にかかる負荷のピーク値とほぼ同等レベルであった。
一方、図3の挟み込み力の値Dは、機械式トルクリミッタの作動後に進入体にかかり続ける一定の負荷よりも小さいはずである。これは以下の理由による。
図3の挟み込み力の値Dは、扉やウェイト等の重力の作用によって生じると考えられるが、機械式トルクリミッタの作動時には、出入口扉には、このような重力の作用の他、ギアの空回りによるモータ動力も作用する。よって、図3の挟み込み力の値Dが、機械式トルクリミッタの作動後に進入体にかかる負荷よりも小さくなる。
以上により、出入口扉における進入体の挟み込み検出について、以下の知見が得られた。
第1に、出入口扉によるプッシュプルゲージの挟み込み(つまり、モータに作用する過負荷)を、インバータの過電流検出信号に基づいて適切に検出できることがわかった。
第2に、モータ101の動力停止時には、モータ101のブレーキを制動させる方が、出入口扉の慣性力抑制に好適であるという従来の一般的な認識とは異なり、本検証実験では、モータ101の動力停止時に、モータ101のブレーキの制動を禁止する方が、出入口扉によるプッシュプルゲージ103の挟み込み力が大幅に低下することがわかった。
そして、このような知見によれば、従来の機械式トルクリミッタと比較した、本例の有利な効果(例えば、出入口扉の開閉の信頼性向上、装置の低コスト化、進入体への機械的負荷の低減等)を検証することができた。
以下、本発明の実施形態の具体例について、図面を参照しながら説明する。
なお、以下の具体例の説明は、上記出入口扉開閉装置の特徴を例示しているに過ぎない。例えば、上記出入口扉開閉装置の構成を特定した用語と同じ用語或いは相当する用語に適宜の参照符号を付して以下の具体例を説明する場合、当該具体的な構成要素は、これに対応する上記出入口扉開閉装置の構成要素の一例である。
従って、上記出入口扉開閉装置の特徴は、以下の具体例によって限定されない。
[装置構成]
図4は、本発明の実施形態の出入口扉開閉装置を備える機械式駐車設備の一例を示した図である。
図4に示すように、機械式駐車設備10は、鉄骨構造体の外面に外装板が設けられた駐車塔12と、駐車塔12の地上1階に配された車両Vの乗り入れ部15と、を備える。駐車塔12は、その内部にエレベータ式駐車装置(図示せず)を備える。
図4(a)に示す如く、乗り入れ部15には三方枠で形成された入出庫口16が設けられ、入出庫口16の外部の右側壁部には運転操作盤31が配されている。運転操作盤31は、表示画面および各種のメカニカルスイッチ(いずれも図示せず)を備える。よって、作業者は、この運転操作盤31を用いて機械式駐車設備10の様々な操作を行うことができる。
図4(b)に示す如く、入出庫口16内の所定の高さ位置に、光電管センサ32が配されている。なお、光電管センサ32の光(光軸)は、出入口扉11の開閉方向と平行に出入口扉11を横切ように投光されている。そして、光電管センサ32によって車両Vの進入が検知されると(つまり、車両Vが光電管センサ32の光軸を遮断すると)、制御器50(後述)は、光電管センサ32の検知信号に基づいて、出入口扉11の閉動作を禁止する。また、出入口扉11が閉動作中の時は、出入口扉11の開閉を開動作に反転させる。
これにより、出入口扉11による車両Vの挟み込みを未然に防止できる。
また、本実施形態の出入口扉開閉装置20は、左右にスライド開閉する各1枚、合計2枚の出入口扉11を備える。本例では、2枚の出入口扉11が例示されているが、これに限らない。出入口扉開閉装置20は、例えば、左右各2枚1組、合計4枚の出入口扉を備えてもよい。更に、出入口扉開閉装置20は、左右にスライド開閉する一対の出入口扉11に代えて、例えば、昇降式扉や片開き式扉(いずれも図示せず)を備えてもよい。
図5は、本発明の実施形態の出入口扉開閉装置の制御系の一例を示したブロック図である。
図5に示すように、出入口扉開閉装置20の制御系は、制御器50と、モータ51と、インバータ52とを備える。
モータ51は、出入口扉11の開閉の動力を発生する動力源であり、インバータ52は、モータ51にモータ駆動電流を出力する電源装置である。
制御器50は、出入口扉開閉装置20の動作を制御する。制御器50は、制御機能を有するものであればどのようなものよく、処理部(図示せず)と、制御プログラムを記憶する記憶部(図示せず)とを備える。処理部としては、PLC(programmable logic controller)、MPU、CPUが例示される。記憶部としては、メモリーが例示される。制御器50は、集中制御を行う単独の制御器でもいいし、分散制御を行う複数の制御器でもいい。
例えば、制御器50は、モータ駆動電流に基づいてモータ51に作用する過負荷を検出した場合、出入口扉11の開閉動作を停止させる。
特に、本例では、図5に示すように、上記過負荷の検出を、インバータ52から出力される過電流検出信号に基づいて行うことに特徴がある。
上記構成により、光電管センサ32が故障した場合、或いは、車両Vや人等の進入体が光電管センサ32の光軸を遮断せずに光電管センサ32を擦り抜けできた場合でも、制御器50は、出入口扉11による進入体の挟み込み(つまり、モータ51に作用する過負荷)を検知できる。よって、従来の機械式トルクリミッタを廃止できるので、上記のとおり、従来例よりも出入口扉11の開閉の信頼性向上および装置の低コスト化を図ることができる。
また、このような過負荷検出によるモータ51の動力停止時には、モータ51内のブレーキ(図示せず)の制動を禁止することにも特徴がある。
上記構成により、従来の機械式トルクリミッタの如く、出入口扉11の進入体挟み込みによる一定の負荷(挟圧力)が残った状態とはならずに済み、従来例よりも出入口扉11による進入体挟み込み時の進入体への機械的負荷を低減できる。
なお、このとき、制御器50は、上記過負荷を検出した場合、出入口扉11の閉動作の停止後、出入口扉11の開閉が反転するよう、インバータ52に反転指令を出力してもいい。
上記構成により、出入口扉11による進入体挟み込みの負荷(挟圧力)を適切に解放でき、出入口扉11から進入体を容易に取り除くことができる。
[動作]
以下、本実施形態の出入口扉開閉装置20による出入口扉11の動作について説明する。なお、以下の動作は、制御器50の制御によって行われる。
図6は、本発明の実施形態の出入口扉開閉装置による出入口扉の動作の一例を示したフローチャートである。
なお、本例では、全開状態の出入口扉11が、以下のとおり閉まるものとする。
ステップS601において、モータ51の動力を正転に制御するとともに、モータ51のブレーキの制動を禁止する。具体的には、モータ51のブレーキコイル(図示せず)の通電を行い、ブレーキコイルの励磁により、ブレーキを解放する。このようにして、出入口扉11の閉動作が開始する。
ステップS602において、出入口扉11の全閉状態を検知する出入口扉閉センサ(図示せず)がオンしたか否かが判定される。
出入口扉閉センサがオンした場合(ステップS602において「YES」の場合)、出入口扉11による進入体の挟み込み等の異常がなく、出入口扉11は正常に閉まったと判断される。
この場合、モータ51の動力を停止し、出入口扉11の慣性力を抑えるよう、モータ51のブレーキを制動し(ステップS603)、出入口扉開閉装置20による出入口扉11の動作を終了する。
一方、出入口扉閉センサがオンしない間は(ステップS602において「No」の間は)、適時に、次の判定ステップS604において、時間T1に亘って、モータ駆動電流の絶対値が、閾値Isを超えているか否かが判定される。
時間T1は、インバータ52の過電流検出に必要なタイマ時間に相当し、例えば、0.01S(10mS)である。これにより、出入口扉11の開閉案内部の引っ掛かりや振動による瞬間的な電流上昇(過負荷状態)等を誤って検出するという誤検出を抑制できる。但し、本時間T1の値(0.01S)は、例示であって、本例に限定されない。時間T1は装置の個体差や経年変化等に適合するように適宜設定すればよい。上記のとおり、作業者は、運転操作盤31を用いて時間T1を適宜のタイマ時間に設定できる。
閾値Isは、インバータ52の過電流検出に必要なモータ駆動電流の動作レベルに相当し、時間T1と同様、装置の個体差や経年変化等に適合するように適宜設定すればよい。上記のとおり、作業者は、運転操作盤31を用いて閾値Isを適宜の電流値に設定できる。
なお、本例では、モータ51に作用する過負荷の検出に、インバータ52の二次側の出力電流(モータ駆動電流)を用いている。これにより、インバータ52の一次側電流を用いる場合に比べて、モータ51に作用する過負荷の検出に対する精度がよいと考えられる(つまり、モータ51に作用する実トルクを検出し易いと考えられる)。
また、閾値Isとの比較にモータ駆動電流の絶対値を用いている。これにより、出入口扉11による進入体の挟み込み(モータ51に作用する過負荷)の検出速度が速くなると考えられる。つまり、モータ駆動電流の絶対値を取らないと、モータ駆動電流の周期の略1/2分、上記検出が遅れる場合がある。
ステップS604において、時間T1に亘って、モータ駆動電流の絶対値が、閾値Isを超えていない場合、出入口扉11による進入体の挟み込みがないと判断される。
この場合、ステップS602に戻り、ステップS602以降の動作が再実行される。
一方、ステップS604において、時間T1に亘って、モータ駆動電流の絶対値が、閾値Isを超えた場合、出入口扉11による進入体の挟み込みの可能性があると判断される。
この場合、インバータ52から制御器50に過電流検知信号が出力される(ステップS605)。
これにより、制御器50は、インバータ52の過電流検知信号に基づいて、出入口扉11による進入体の挟み込み(つまり、モータ51に作用する過負荷)を検出できる。特に、本例の如く、閾値Isとの比較による単純なオン/オフ判定で、上記の検出を行えるので制御プログラムが簡素になり都合がよい。
次いで、ステップS606において、出入口扉11の閉動作開始時からの時間が、tを経過したか否かが判定される。
時間tは、例えば、数秒である。これにより、出入口扉11の閉動作開始(起動時や加速時)に伴う抵抗等による一時的な電流上昇(過負荷状態)等を誤って検出するという誤検出を抑制できる。但し、本時間tの値は、例示であって、本例に限定されない。時間tは装置の個体差や経年変化等に適合するように適宜設定すればよい。上記のとおり、作業者は、運転操作盤31を用いて時間tを適宜の時間に設定できる。
例えば、出入口扉11に挟み込まれる進入体の幅寸法を事前に予測可能な場合、出入口扉11の全開時の幅寸法と、出入口扉11の閉動作の速度と、進入体の幅寸法(予測値)とから、出入口扉11による進入体の挟み込みが起こらないと想定される時間を時間tとして見積もることもできる。
ステップS606において、出入口扉11の閉動作開始時からの時間が、tを経過していない場合、出入口扉11による進入体の挟み込みがないと判断される。
この場合、ステップS602に戻り、ステップS602以降の動作が再実行される。このように、時間tは、ステップS604の検出を一時的に無視する時間として設定されている。
一方、ステップS606において、出入口扉11の閉動作開始時からの時間が、tを経過している場合、出入口扉11による進入体の挟み込みの可能性が高いと判断される。
この場合、更に、次の判定ステップS607に進み、出入口扉11の全閉状態を検知する出入口扉閉センサ、および出入口扉11の全開状態を検知する出入口扉開センサ(何れも図示せず;以下、両方をまとめて「出入口扉開閉センサ」と略す場合がある)の両方がオフしているか否かが判定される。
出入口扉開閉センサの少なくとも一方がオンしている場合(ステップS607において「No」の場合)、出入口扉11による進入体の挟み込みがないと判断される。
この場合、ステップS602に戻り、ステップS602以降の動作が再実行される。
一方、出入口扉開閉センサの両方がオフしている場合(ステップS607において「Yes」の場合)、出入口扉11による進入体の挟み込みがあると最終的に判断される。
この場合、ステップS608において、モータ51の動力を停止し、モータ51のブレーキの制動を禁止状態のまま、維持する。その後、適時に(例えば、ステップS608の動作時から1秒経過後に)、ステップS609において、出入口扉11の開閉を、出入口扉11を開く方向に反転する(つまり、モータ51の動力を逆転に制御する)。
次いで、出入口扉11の全開状態を検知する出入口扉開センサ(図示せず)がオンしたか否かが判定される(ステップS610)。
出入口扉開センサがオンした場合(ステップS610において「YES」の場合)、出入口扉11が全開した判断され、モータ51の動力を停止し、出入口扉11の慣性力を抑えるよう、モータ51のブレーキを制動し(ステップS611)、出入口扉開閉装置20による出入口扉11の動作を終了する。
一方、出入口扉開センサがオンしない間は(ステップS610において「No」の間は)、出入口扉11を開いている途中と判断され、ステップS610の判定動作を継続する。
なお、ステップS610の判定動作に代えて、ステップS609の出入口扉11の反転動作開始後、所定時間(例えば、2秒)経過したか否かを判定してもよい。つまり、ステップS609の出入口扉11の反転動作開始後、所定時間経過すると、出入口扉11は、若干開く方向に動くので、この状態で、ステップS611の動作を行ってもよい。
ステップS610の判定動作の場合でも上記代替判定動作の場合でも、出入口扉11を進入体挟み込み状態の位置から所定量、開けることができるので、出入口扉11による進入体挟み込みの負荷(挟圧力)を解放できて、出入口扉11から進入体を容易に取り除くことができる。
(第1変形例)
実施形態では、出入口扉11が閉まっている途中において、出入口扉11による進入体の挟み込み(モータ51に作用する過負荷)を検出する例を述べた。
これに対して、本変形例では、出入口扉11が開いている途中において、モータ51に作用する過負荷を検出する例を説明する。出入口扉11が開いている途中でも、進入体を出入口扉11の戸袋に巻き込む場合がある。よって、この場合でも、モータ51に作用する過負荷を検出することは有益であると考えられる。
[装置構成]
本変形例の出入口扉開閉装置は、実施形態の図4と同様、左右にスライド開閉する各1枚、合計2枚の出入口扉11を備える。また、本変形例の出入口扉開閉装置の制御系は、実施形態の図5と同様、制御器50と、モータ51と、インバータ52とを備える。よって、本変形例の装置構成は、実施形態と同じなので説明を省略する。
[動作]
図7は、本発明の第1変形例の出入口扉開閉装置による出入口扉の動作の一例を示したフローチャートである。
なお、本例では、全閉状態の出入口扉11が、以下のとおり開くものとする。
ステップS701において、モータ51の動力を逆転に制御するとともに、モータ51のブレーキの制動を禁止する。具体的には、モータ51のブレーキコイル(図示せず)の通電を行い、ブレーキコイルの励磁により、ブレーキを解放する。このようにして、出入口扉11の開動作が開始する。
ステップS702において、出入口扉11の全開状態を検知する出入口扉開センサ(図示せず)がオンしたか否かが判定される。
出入口扉開センサがオンした場合(ステップS702において「YES」の場合)、出入口扉11による進入体の戸袋巻き込み等の異常がなく、出入口扉11は正常に開いたと判断される。
この場合、モータ51の動力を停止し、出入口扉11の慣性力を抑えるよう、モータ51のブレーキを制動し(ステップS703)、出入口扉開閉装置による出入口扉11の動作を終了する。
一方、出入口扉開センサがオンしない間は(ステップS702において「No」の間は)、適時に、次の判定ステップS704において、時間T1に亘って、モータ駆動電流の絶対値が、閾値Is’を超えているか否かが判定される。
時間T1は、インバータ52の過電流検出に必要なタイマ時間に相当し、例えば、0.01S(10mS)である。これにより、出入口扉11の開閉案内部の引っ掛かりや振動による瞬間的な電流上昇(過負荷状態)等を誤って検出するという誤検出を抑制できる。但し、本時間T1の値(0.01S)は、例示であって、本例に限定されない。時間T1は装置の個体差や経年変化等に適合するように適宜設定すればよい。上記のとおり、作業者は、運転操作盤31を用いて時間T1を適宜のタイマ時間に設定できる。
閾値Is’は、インバータ52の過電流検出に必要なモータ駆動電流の動作レベルに相当し、時間T1と同様、装置の個体差や経年変化等に適合するように適宜設定すればよい。上記のとおり、作業者は、運転操作盤31を用いて閾値Is’を適宜の電流値に設定できる。
なお、本例では、モータ51に作用する過負荷の検出に、インバータ52の二次側の出力電流(モータ駆動電流)を用いている。これにより、インバータ52の一次側電流を用いる場合に比べて、モータ51に作用する過負荷の検出に対する精度がよいと考えられる。(つまり、モータ51に作用する実トルクを検出し易いと考えられる)。
また、閾値Is’との比較にモータ駆動電流の絶対値を用いている。これにより、出入口扉11による進入体の戸袋巻き込み(モータ51に作用する過負荷)の検出速度が速くなると考えられる。つまり、モータ駆動電流の絶対値を取らないと、モータ駆動電流の周期の略1/2分、上記検出が遅れる場合がある。
ステップS704において、時間T1に亘って、モータ駆動電流の絶対値が閾値Is’を超えていない場合、出入口扉11による進入体の戸袋巻き込みがないと判断される。
この場合、ステップS702に戻り、ステップS702以降の動作が再実行される。
一方、ステップS704において、時間T1に亘って、モータ駆動電流の絶対値が、閾値Is’を超えた場合、出入口扉11による進入体の戸袋巻き込みの可能性があると判断される。
この場合、インバータ52から制御器50に過電流検知信号が出力される(ステップS705)。
これにより、制御器50は、インバータ52の過電流検知信号に基づいて、出入口扉11による進入体の戸袋巻き込み(つまり、モータ51に作用する過負荷)を検出できる。特に、本例の如く、閾値Is’との比較による単純なオン/オフ判定で、上記の検出を行えるので制御プログラムが簡素になり都合がよい。
次いで、ステップS706において、出入口扉11の開動作開始時からの時間が、tを経過したか否かが判定される。
時間tは、例えば、コンマ数秒である。これにより、出入口扉11の開動作開始(起動時や加速時)に伴う抵抗等による一時的な電流上昇(過負荷状態)等を誤って検出するという誤検出を抑制できる。但し、本時間tの値は、例示であって、本例に限定されない。時間tは装置の個体差や経年変化等に適合するように適宜設定すればよい。上記のとおり、作業者は、運転操作盤31を用いて時間tを適宜の時間に設定できる。
ステップS706において、出入口扉11の開動作開始時からの時間が、tを経過していない場合、出入口扉11による進入体の戸袋巻き込みがないと判断される。
この場合、ステップS702に戻り、ステップS702以降の動作が再実行される。このように、時間tは、ステップS704の検出を一時的に無視する時間として設定されている。
一方、ステップS706において、出入口扉11の開動作開始時からの時間が、tを経過している場合、出入口扉11による進入体の戸袋巻き込みの可能性が高いと判断される。
この場合、更に、次の判定ステップS707に進み、出入口扉11の全閉状態を検知する出入口扉閉センサ、および出入口扉11の全開状態を検知する出入口扉開センサ(何れも図示せず;以下、両方をまとめて「出入口扉開閉センサ」と略す場合がある)の両方がオフしているか否かが判定される。
出入口扉開閉センサの少なくとも一方がオンしている場合(ステップS707において「No」の場合)、出入口扉11による進入体の戸袋巻き込みがないと判断される。
この場合、ステップS702に戻り、ステップS702以降の動作が再実行される。
一方、出入口扉開閉センサの両方がオフしている場合(ステップS707において「Yes」の場合)、出入口扉11による進入体の戸袋巻き込みがあると最終的に判断される。
この場合、ステップS708において、モータ51の動力を停止し、モータ51のブレーキの制動を禁止状態のまま、維持する。その後、適時に(例えば、ステップS708の動作時から1秒経過後に)、ステップS709において、出入口扉11の開閉を、出入口扉11を閉める方向に反転する(つまり、モータ51の動力を正転に制御する)。
なお、ステップS709の反転動作を行わずに、モータ51の動力を停止後の上記の適時に、モータ51のブレーキを制動してもよい。
次いで、出入口扉11の全閉状態を検知する出入口扉閉センサ(図示せず)がオンしたか否かが判定される(ステップS710)。
出入口扉閉センサがオンした場合(ステップS710において「YES」の場合)、出入口扉11が全閉した判断され、モータ51の動力を停止し、出入口扉11の慣性力を抑えるよう、モータ51のブレーキを制動し(ステップS711)、出入口扉開閉装置による出入口扉11の動作を終了する。
一方、出入口扉閉センサがオンしない間は(ステップS710において「No」の間は)、出入口扉11を閉まっている途中と判断され、ステップS710の判定動作を継続する。
なお、ステップS710の判定動作に代えて、ステップS709の出入口扉11の反転動作開始後、所定時間(例えば、2秒)経過したか否かを判定してもよい。つまり、ステップS709の出入口扉11の反転動作開始後、所定時間経過すると、出入口扉11は、若干閉じる方向に動くので、この状態で、ステップS711の動作を行ってもよい。
(第2変形例)
本件発明者等は、上記の検証実験において、出入口扉11を閉める速度が速い程、挟み込み力のピーク値A、C(プッシュプルゲージ103の出力ピーク)が上がる傾向があることに見出した。一方、出入口扉11を閉める速度を低速にし過ぎると、出入口扉のスムーズな開閉に支障が生じる。
そこで、出入口扉の閉める速度のパターンを、以下に例示する如く、多段階に調整する方が好ましい。
[装置構成]
本変形例の出入口扉開閉装置は、実施形態の図4と同様、左右にスライド開閉する各1枚、合計2枚の出入口扉11を備える。また、本変形例の出入口扉開閉装置の制御系は、実施形態の図5と同様、制御器50と、モータ51と、インバータ52とを備える。よって、本変形例の装置構成は、実施形態と同じなので説明を省略する。
[動作]
図8は、本発明の第2変形例の出入口扉開閉装置による出入口扉の速度のパターンの一例を示した図である。
図8では、全開状態の出入口扉11を閉める場合の出入口扉の速度のパターンが図示されている。横軸に、出入口扉11の閉動作開始時からの経過時間(秒)を取り、縦軸に出入口扉11の閉動作速度(Hz)を取っている。
本例では、出入口扉11の閉動作速度を、モータ駆動電流の周波数(Hz)で表し、V1(Hz)、V2(Hz)、V3(Hz)の順に低速になるように(つまり、V1>V2>V3になるよう)、3段階に調整している。そして、出入口扉11の閉動作速度をV1からV2にするタイミングを、実施形態(図6)のステップS604の時間tと一致させている。なお、本時間tは、上記のとおり、出入口扉11による進入体の挟み込みが起こらないと想定される時間として設定されている。
よって、時間t迄、出入口扉11の速度をV1(高速)に設定することにより、出入口扉11のスムーズな閉動作が妨げられることを抑制できる。
一方、時間tと、出入口扉11の全閉時tとの間の時間間隔tでは、出入口扉11の速度を、V1よりも低速のV2またはV3に設定することにより、出入口扉11による進入体の挟み込みが起こった場合でも、挟み込み力のピーク値が上がることを抑制できる。
また、出入口扉11の閉止動作の最終段階で、出入口扉11の速度を、V3に落とすことにより、出入口扉11の戸当り時の騒音を低減できる。
本発明の一形態は、従来例よりも出入口扉の開閉の信頼性向上および装置の低コスト化を図ることができる出入口扉開閉装置を提供する。よって、本発明の一形態は、例えば、機械式駐車設備用の出入口扉を開閉する出入口扉開閉装置として利用できる。
10 機械式駐車設備
11 出入口扉
12 駐車塔
15 乗り入れ部
16 入出庫口
20 出入口扉開閉装置
31 運転操作盤
32 光電管センサ
50 制御器
51 モータ(動力源)
52 インバータ(電源装置)

Claims (6)

  1. 機械式駐車設備用の出入口扉と、
    前記出入口扉の開閉の動力を発生する動力源と、
    前記動力源に駆動電流を出力する電源装置と、
    制御器と、を備え、
    前記動力源は、前記出入口扉の慣性力を抑えるブレーキを備え、
    前記制御器は、前記駆動電流に基づいて前記動力源に作用する過負荷を検出した場合、前記動力源の動力を停止させ、前記過負荷検出による前記動力源の動力停止時は、前記ブレーキの制動が禁止される、出入口扉開閉装置。
  2. 前記電源装置にインバータが用いられ、前記過負荷の検出は、前記インバータの過電流検出信号に基づいて行われる、請求項1に記載の出入口扉開閉装置。
  3. 前記過負荷を検出した場合、前記出入口扉の開閉が反転する請求項1または2に記載の出入口扉開閉装置。
  4. 前記出入口扉の全閉状態を検知する出入口扉閉センサを備え、
    前記制御器は、前記出入口扉閉センサがオンした場合、前記動力源の動力を停止させるとともに、前記ブレーキを制動させる、請求項1−3のいずれかに記載の出入口扉開閉装置。
  5. 前記出入口扉の閉動作開始時から所定時間が経過した後、前記駆動電流に基づいた前記動力源に作用する過負荷の検出が行われる請求項1−4のいずれかに記載の出入口扉開閉装置。
  6. 前記出入口扉の閉動作開始時から前記所定時間までの間、前記出入口扉の閉動作速度が第1速度に設定され、前記所定時間経過後は、前記出入口扉の閉動作速度が第2速度に設定され、前記第1速度は前記第2速度よりも高速である請求項5に記載の出入口扉開閉装置。
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