JP6027250B2 - 前方モーメントアームを有するガスタービンエンジン - Google Patents

前方モーメントアームを有するガスタービンエンジン Download PDF

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Description

本発明は、ガスタービンエンジンに関し、特に、ガスタービンエンジンの重心に関する。
本出願は、2012年10月1日に出願された米国仮特許出願第61/708,510号の優先権を主張する。ガスタービンエンジンは、典型的には、ファン部、圧縮機部、燃焼器部、タービン部を含む。圧縮機部に入る空気は、圧縮されて、燃焼部内に送出され、そこで、それは、燃料と混合され、点火され、高速排気ガス流を生成する。高速排気ガス流は、タービン部を通して膨張し、圧縮機およびファン部を駆動する。圧縮機部は、典型的には、低圧および高圧圧縮機を含み、タービン部は、低圧および高圧タービンを含む。
ファン部が、エンジンの全体の推進効率を増大させるように、タービン部とは異なる速度で回転し得るように、エピサイクリックギアアセンブリ等の減速装置は、ファン部を駆動するために利用され得る。そのようなエンジン構造部では、タービン部のうちのいずれかによって駆動されるシャフトは、タービン部とファン部との両方が最適速度のより近くで回転し得るように、低減速度でファン部を駆動するエピサイクリックギアアセンブリへの入力を提供する。
ガスタービンエンジンの構造はエンジンの総重量に貢献し、平衡点は重心において画定される。ガスタービンエンジンの重心の位置は、どのようにエンジンが取り付けられ、かつどのように周囲のナセル構造体が構成されるかに影響する。エンジンの軸に沿って重心を前方に移動させると、内部モーメントアームが増大し、それによってエンジン搭載構造体にかかる荷重が増大する。エンジンの重心の位置は、材料および部品構成の選択によって影響される。
ギア構造部は推進効率を向上させたが、タービンエンジン製造業者は、熱効率、伝達効率、および推進効率の改善を含むエンジン性能のさらなる改善を求め続ける。
本開示の例示的な実施形態に係るガスタービンエンジンは、とりわけ、軸を中心として回転可能である複数のファンブレードであって、それぞれが前縁を含む複数のファンブレードと、後縁を有する最後方タービンブレードを含むタービン部と、軸を中心として複数のファンブレードを回転させるためのタービン部によって駆動されるギア構造部と、を備え、ガスタービンエンジンの重心が、複数のファンブレードの前縁と最後方タービンブレードの後縁との間の全長の約35%〜約75%である、最後方タービンブレードの後縁からの第1の軸方向距離に位置する。
上記ガスタービンエンジンのさらなる実施形態では、重心は実質的に軸に沿って配置される。
上記タービンエンジンの実施形態のうちのいずれかのさらなる実施形態では、重心は、エンジン取付構造体と、エンジンカウリング構造体と、ナセル構造体とを含まないガスタービンエンジンを構成する構造の重量を含めて決定される。
上記タービンエンジンの実施形態のうちのいずれかのさらなる実施形態では、重心は、ガスタービンエンジンの動作システム内に収容される流体の重量を含めて決定される。
上記タービンエンジンの実施形態のうちのいずれかのさらなる実施形態では、第1の軸方向距離は、複数のファンブレードの前縁と最後方タービンブレードの後縁との間の全長の約40%〜約70%である。
上記タービンエンジンの実施形態のうちのいずれかのさらなる実施形態では、複数のファンブレードは、ローター上に支持され、ローターおよびファンブレードが、約260.19kg/m 3 約0.0094ポンド/立方インチ約426.27kg/m 3 約0.01540ポンド/立方インチの密度を有する。
上記タービンエンジンの実施形態のうちのいずれかのさらなる実施形態では、ギア構造部は、約6089.58kg/m 3 約0.22ポンド/立方インチ約8303.97kg/m 3 約0.30ポンド/立方インチの密度を有するギアボックスを備える。
上記タービンエンジンの実施形態のうちのいずれかのさらなる実施形態では、重心は、ガスタービンエンジンの吊り上げ点を通って延びる垂直線と軸との交点に位置し、軸が垂直線に対して垂直である。
本開示の例示的な実施形態に係る別のガスタービンエンジンは、とりわけ、軸を中心として回転可能である複数のファンブレードであって、それぞれが前縁を含む複数のファンブレードと、後縁を有する最後方回転タービンブレードを含むタービン部と、軸を中心として複数のファンブレードを回転させるためのタービン部によって駆動されるギア構造部と、を備え、ターボファンエンジンの内部モーメントアームが、約35%〜約75%である、ターボファンエンジンの重心から最後方回転タービンブレードの後縁までの第1の距離と、複数のファンブレードの前縁と最後方タービンブレードの後縁との間の全長との比率を含む。
上記ガスタービンエンジンの他の実施形態では、比率は約40%〜70%である。
上記タービンエンジンの実施形態のうちのいずれかのさらなる実施形態では、ギア構造部は、約6089.58kg/m 3 約0.22ポンド/立方インチ約8303.97kg/m 3 約0.30ポンド/立方インチの密度を有するギアボックスを備える。
上記タービンエンジンの実施形態のうちのいずれかのさらなる実施形態では、複数のファンブレードを支持するローターを含み、ローターおよびファンブレードが、約260.19kg/m 3 約0.0094ポンド/立方インチ約426.27kg/m 3 約0.01540ポンド/立方インチの密度を有する。
上記タービンエンジンの実施形態のうちのいずれかのさらなる実施形態では、重心は、ターボファンエンジンの動作システム内に収容される流体の重量を含めて決定される。
上記タービンエンジンの実施形態のうちのいずれかのさらなる実施形態では、重心は、ターボファンエンジンの吊り上げ点を通って延びる垂直線と軸との交点に位置し、軸が垂直線に対して垂直である。
本開示の例示的な実施形態に係るガスタービンエンジンを組み立てる方法は、とりわけ、それぞれが前縁を含む複数のファンブレードを、回転軸を中心として支持することと、回転軸を中心として後縁を有する最後方タービンブレードを含むタービン部を支持することと、軸を中心として複数のファンブレードを回転させるためのタービン部によって駆動されるギア構造部を支持することと、複数のファンブレードの前縁と最後方タービンブレードの後縁との間の全長の約35%〜約75%である、最後方タービンブレードの後縁からの第1の軸方向距離にガスタービンエンジンの重心を配置するためにガスタービンエンジン構造体の構成部品を選択することと、を含む。
上記タービンエンジンの実施形態のうちのいずれかのさらなる実施形態では、複数のファンブレードをローター上に支持することを含み、ローターおよびファンブレードが、約260.19kg/m 3 約0.0094ポンド/立方インチ約426.27kg/m 3 (約0.01540ポンド/立方インチの密度を有する。
上記タービンエンジンの実施形態のうちのいずれかのさらなる実施形態では、ギア構造部を、約6089.58kg/m 3 約0.22ポンド/立方インチ約8303.97kg/m 3 (約0.30ポンド/立方インチの密度を有するギアボックスとして組み立てることを含む。
上記タービンエンジンの実施形態のうちのいずれかのさらなる実施形態では、複数のファンブレードの前縁と最後方タービンブレードの後縁との間の全長の約40%〜70%の範囲内に重心を配置するために、ガスタービンエンジンの構成部品を選択することを含む。
異なる例が図解に示された特定の構成要素を有するが、本開示の実施形態は、それらの特定の組み合わせに限定されるものではない。例のうちの1つからの構成要素または特徴のうちのいくつかを、例のうちの別の1つからの構成要素または特徴と組み合わせて用い得る。
本明細書に開示されるこれらおよび他の特徴は、以下の明細書および図面から最も理解され得、そのうち、以下は簡単な説明である。
ガスタービンエンジンの例の重心の概略図である。 ガスタービンエンジンの例の重心の概略図である。
図1は、ファン部22、圧縮機部24、燃焼器部26、およびタービン部28を含むガスタービンエンジン20の例を概略的に図解する。代替のエンジンは、他のシステムまたは特徴のうちのオーグメンタ部(図示せず)を含み得る。ファン部22が、空気をバイパス流路Bに沿って送る一方、圧縮機部24は、空気をコア流路Cに沿って吸い込み、そこでは空気が圧縮され、燃焼器部26に連通される。燃焼器部26において、空気は燃料と混合され、点火され、タービン部28を通って膨張する高圧排気ガス流を生成し、タービン部28では、エネルギーは抽出され、利用され、ファン部22および圧縮機部24を駆動する。
開示された非限定的な実施形態がターボファンガスタービンエンジンを描写するが、教示が他の種類のタービンエンジンに適用され得るように、本明細書に記載された概念が、ターボファンとの使用に限定されない、ことが理解されるべきである。例えば、教示は、共通の軸を中心として3軸が同心状に回転する3軸構造体を含むタービンエンジンに適用可能であり、このようなタービンエンジンは、低圧タービンにギアボックスを介してファンを駆動することを可能にさせる低スプール、中圧タービンに圧縮機部の第1の圧縮機を駆動することを可能にさせる中間スプール、および高圧タービンに圧縮機部の高圧圧縮機を駆動することを可能にさせる高スプールを含む。
エンジン20の例は、概して、いくつかの軸受けシステム38を介して、エンジンの静止構造体36に対してエンジンの長手方向中心軸Aを中心にした回転のために取り付けられた、低速スプール30および高速スプール32を含む。様々な位置における様々な軸受けシステム38が、代替的または追加的に提供され得る、ことが理解されるべきである。
低速スプール30は、概して、ファン42と低圧(または第1の)圧縮機部44とを低圧(または第1の)タービン部46に接続する内側シャフト40を含む。内側シャフト40は、ギア構造部48等の変速装置を介してファン42を駆動し、低速スプール30よりも遅い速度でファン42を駆動する。高速スプール32は、高圧(または第2の)圧縮機部52と高圧(または第2の)タービン部54とを相互に接続する外側シャフト50を含む。内側シャフト40と外側シャフト50は、同心であり、エンジンの長手方向中心軸Aを中心として軸受けシステム38を介して回転する。
燃焼器56は、高圧圧縮機52と高圧タービン54との間に配置される。一例では、高圧タービン54は、二段高圧タービン54を提供するための少なくとも2つの段を含む。別の例では、高圧タービン54は、単一の段のみを含む。本明細書で用いられる「高圧」圧縮機またはタービンは、対応する「低圧」圧縮機またはタービンよりも高い圧力を経験する。
低圧タービン46の例は、約5よりも大きい圧力比を有する。低圧タービン46の例の圧力比は、排気ノズルより前において低圧タービン46の出口で測定された圧力に関連して低圧タービン46の入口より前で測定される。
エンジンの静止構造体36の中間タービンフレーム58は、概して、高圧タービン54と低圧タービン46との間に配置される。中間タービンフレーム58は、低圧タービン46に入る空気流を設定するとともに、タービン部28内で軸受けシステム38をさらに支持する。
コア流路Cを通る空気流は、低圧圧縮機44によって、次に高圧圧縮機52によって圧縮され、燃料と混合され、燃焼器56内で点火され、高圧タービン54および低圧タービン46を通ってその後膨張される高速排気ガスを生成する。中間タービンフレーム58は、コア空気流路内にあり、かつ低圧タービン46のための入口ガイドベーンとして機能するベーン60を含む。低圧タービン46のための入口ガイドベーンとして、中間タービンフレーム58のベーン60を利用することにより、中間タービンフレーム58の軸方向長さを増大させることなく、低圧タービン46の長さが減少する。低圧タービン46内のベーンの数を削減または除去することは、タービン部28の軸方向の長さを短くする。したがって、ガスタービンエンジン20が小型化され、より高い動力密度が達成され得る。
一例における開示されたガスタービンエンジン20は、高バイパスギア付き航空機エンジンである。さらなる例では、ガスタービンエンジン20は、約6(6)よりも大きいバイパス比を含み、実施形態例では約10(10)よりも大きい。ギア構造部48の例は、約2.3よりも大きいギア減速比を有する、遊星ギアシステム、星ギアシステム、または他の公知のギアシステム等のエピサイクリックギア列である。
開示された一実施形態では、ガスタービンエンジン20は、約10(10:1)を超えるバイパス比を含み、ファン直径は、低圧圧縮機44の外径よりもかなり大きい。しかし、上記のパラメータが、ギア構造部を含むガスタービンエンジンの一実施形態の単なる例示であり、かつ本開示が、他のガスタービンエンジンに適用可能である、ことが理解されるべきである。
スラストのかなりの量は、高バイパス比に起因するバイパス流Bによって提供される。エンジン20のファン部22は、典型的には、約0.8マッハおよび約35,000フィートの巡航の特定の飛行条件のために設計される。「バケット巡航推力当たり燃料消費率(「TSFC」)」としても知られる、0.8マッハおよび35,000フィートの飛行条件におけるエンジンの最高の燃費は、エンジンがその最小点で生産するスラストのポンド力(lbf)で割った、燃焼されている時間あたりの燃料のポンド質量(lbm)の産業標準パラメータである。
「低ファン圧力比」は、ファン出口ガイドベーン(「FEGV」)システムなしの、単独のファンブレード前後の圧力比である。非限定的な一実施形態に従って本明細書に開示されるような低ファン圧力比は、約1.50未満である。別の非限定的な実施形態では、低ファン圧力比は約1.45未満である。
「低補正ファン先端速度」は、[(トラム°R)/(518.7°R)]0.5の産業標準温度補正値によって割られたフィート/秒の実ファン先端速度である。非限定的な一実施形態に従って本明細書に開示されるような「低補正ファン先端速度」は、約1150フィート/秒未満である。
ガスタービンエンジンの例は、非限定的な一実施形態において約26未満のファンブレードを含むファン42を含む。別の非限定的な実施形態では、ファン部22は、約20未満のファンブレードを含む。また、開示される一実施形態では、低圧タービン46は、概略的に34で示されるわずか約6つのタービンローターを含む。別の非限定的な例の実施形態では、低圧タービン46は、約3つのタービンローターを含む。ファンブレード42の数と低圧タービンローターの数との比は、約3.3〜約8.6である。低圧タービン46の例は、ファン部22を回転させるための駆動力を提供し、したがって低圧タービン46内のタービンローター34の数とファン部22内のブレード42の数との関係は、増大された動力伝達効率を有するガスタービンエンジン20の例を開示する。
図1を引き続き参照して、図2を参照すると、62で示される重心は、軸Aに沿って配置されたエンジンの中心線まで軸方向に移動されている。重心62は、エンジン20の前方端と後方端との間の第1の距離XCGに位置する。開示された実施例では、前方端は、ファンブレード42の前縁66であり、後方端は、最後方回転タービンブレード70の後縁68である。全長XLは、前縁66と後縁68との間で画定される。
軸Aに沿った重心62の位置は、第1の距離XCGに配置され、機体上にエンジンを支持するための構成に影響を与え、したがって、エンジン製造者および航空機設計者にとって関心事である。
開示された実施例では、64で概略的に示される取付構造体は、ガスタービンエンジン20の例を機体(図示せず)上に支持する。取付構造体64の位置が、それぞれのエンジンの用途に対して変動し得、そのような変動が、本開示の企図の範囲内であることが、理解されるべきである。
ガスタービンエンジン20の例は、ファン駆動タービンとは異なる速度でファン部22を駆動するためのギア構造部48を含む。この例では、ファン駆動タービンは、低圧タービン46である。
材料および部品構成の選択は、エンジン20の総重量をその重量の配分と共に定め、重心62の位置を決定する。ファン部22およびギア構造部48等の構造は、圧縮機部24およびタービン部28と共に、エンジン20の総重量だけでなく、重心62の位置を決定する重量の配分を定める。
ギア構造部48は、ファン部22と共に、エンジン20内の前方に位置した構造であり、それ故、材料の選択および構造の構成は、重心62の位置に影響を与える。また、ガスタービンエンジン構造体内の多くの構造は、重心62の位置付けおよび位置を考慮に入れて、かつ部分的に決定する。
この開示された例では、例えば、ジャーナル軸受け、潤滑ジェット、およびエピサイクリック構成部品の周りのガッタ等のギア構造部48の構成部品は、ギア構造部48の総重量を定め、かつそれによって重心62の定義を考慮に入れる軽量化および軸方向の小型化を提供するように選択される。開示された一例では、ギア構造部の重量は、ギア構造部の全体の大きさまたは体積を重量に関連付けるための密度として記載される。この例では、ギア構造部の例は、約6089.58kg/m 3 約0.22ポンド/立方インチ約8303.97kg/m 3 約0.30ポンド/立方インチの密度を有するギアボックスである。ギアボックスのパーツ密度は、重心62の位置に影響を与える1つの考慮の対象である。
さらに、ファン部22は、エンジンの例の最前方構成部品のうちの1つで、したがって、また、完成したエンジン22における重心62の最終位置に重要な影響を与える。したがって、ファン部22を構成する部品の選択は、推進効率の観点からだけでなく、ガスタービンエンジン20の全体構造に関しても考慮される。
開示された例では、ファン部22は、軸Aを中心とする回転のために複数のファンブレード42を支持するローター72を含む。軸受け38の周囲に径方向に折り返されるローター72の配置は、重量の利点を提供し、それによって、エンジンの重心62を修正し、かつ位置付けるための別の手段を提供する。また、軸受け38は、重心62の位置にさらに影響を与えるために追加の重量を加えることなく、ファン部の構造に有益な影響をさらに提供する円錐ころローラー軸受けを含み得る。
ファンローターの密度は、重心62の位置にさらに対応かつそれを達成する軽量構造体を利用するように、さらに選択され得る。この例では、ローター72を含むファン部22、および複数のファンブレードは、合わせて約260.19kg/m 3 約0.0094ポンド/立方インチ約426.27kg/m 3 約0.01540ポンド/立方インチの範囲内の密度を提供する。
さらに、ファン収容ケース16は、ブレード42を収容する必要があり、複合材料から製造されて重量を減らし、重心62の位置を決定する選択である。
これらおよび他の構成パラメータおよび材料選択オプションを利用して、ギア付きターボファンエンジンの例は、エンジンの重心62の位置の尺度である内部モーメントアームを有する。内部モーメントアームの例は、次の関係に従うエンジン20の長さの約40%〜70%の範囲内である。
内部モーメントアームMAは次のように定義される。
Figure 0006027250
この例では、MA=XCG/XLである。
したがって、ギア付きターボファンガスタービンエンジンにおいて、重心62の位置は、上記式によるモーメントアームに関連づけられ、ファンブレード42の前縁66と最後方回転タービンブレード70の後縁68との間の全長XLの約35%〜約75%の範囲内にある。別の開示された実施形態では、エンジン20の例に対するモーメントアームMAの例は、ファンブレード42の前縁66と最後方回転タービンブレード70の後縁68との間の全長XLの約40%〜約70%の範囲内にある。
開示されたギア付きガスタービンエンジンにおける重心62の位置は、先行技術の直接駆動タービンエンジンよりも約30%だけ長くなる。以下の表1は、ギア付きターボファンエンジンのモーメントアームMAのさらなる開示された実施形態の例を含む。
Figure 0006027250
開示されたモーメントアームMAは、ファンブレード72の前縁66と低圧タービン46内の最後の回転タービンブレード70の後縁68との間で測定されたエンジンの長さXL(図1)のパーセントとして重心62の位置を表す。
図2を参照すると、複雑な計算が、任意のエンジンの重心62の物理的位置を決定するために用いられ得るが、任意のエンジンにおいてこの位置を決定する別の手段がある。エンジンの中心線または軸Aが、吊り上げ点74を通って軸Aと交差する垂直線76に対して垂直であるとき、エンジン20上に位置する吊り上げ点74は、軸方向で重心62に位置する。したがって、重心62は、一例では、単一の吊り上げ点74で支持されたときに、垂直線76がエンジンの中心線すなわち軸Aと直角に交差する点として決定され得る。
実際の重心62は、局所的に取り付けられた付属部品に起因して軸Aから若干ずれ得るが、エンジンの重心62の例は、エンジンの中心線または軸Aに沿って考えられる。
開示された重心62は、ターボファンエンジン20の動作システム内に収容される流体を含む。しかし、重心の例は、重力62の位置にはほとんど影響を及ぼさないであろう機体に由来するもの等、例えば、典型的なチューブ、ブラケット、およびハーネス等のいくつかの構造を含まない。また、重心62の例は、エンジンマウント、ファンカウル、逆スラスト装置、入口、ノズル、およびプラグを含まないベアエンジンのみのために決定される。換言すれば、重心62の例は、エンジン取付構造体、エンジンカウリング構造体、ナセル構造体などのガスタービンエンジンを構成する構造の重量を含めて決定されない。
したがって、ファン部およびギア構造部等の構造の材料および設計の選択によって、重心62は、推進効率を向上させ、かつ取付構造体要件を低減するために、構造的に望ましい位置に位置し得る。
本発明の一実施形態が開示されたが、当業者は、ある一定の修正が本開示の範囲内に入るであろうことを認識するであろう。そのため、以下の特許請求の範囲は、本開示の範囲および内容を決定するために、検討されるべきである。

Claims (12)

  1. ガスタービンエンジンであって、
    軸を中心として回転可能である複数のファンブレードであって、それぞれが前縁を含む複数のファンブレードと、
    後縁を有する最後方タービンブレードを含むタービン部と、
    前記軸を中心として前記複数のファンブレードを回転させるように前記タービン部によって駆動されるギア構造部と、を備え、
    前記ガスタービンエンジンの重心が、前記最後方タービンブレードの前記後縁から第1の軸方向距離に位置し、この第1の軸方向距離は、前記複数のファンブレードの前記前縁と前記最後方タービンブレードの前記後縁との間の全長の35%〜75%であ
    前記複数のファンブレードが、ローター上に支持され、前記ローターおよびファンブレードが、260.19kg/m 3 〜426.27kg/m 3 の密度を有し、
    前記ギア構造部が、6089.58kg/m 3 〜8303.97kg/m 3 の密度を有するギアボックスを備える、ガスタービンエンジン。
  2. 前記重心が実質的に前記軸に沿って配置される、請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  3. 前記重心が、エンジン取付構造体と、エンジンカウリング構造体と、ナセル構造体とを含まない前記ガスタービンエンジンを構成する構造の重量を含めて決定される、請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  4. 前記重心が、前記ガスタービンエンジンの動作システム内に収容される流体の重量を含めて決定される、請求項3に記載のガスタービンエンジン。
  5. 前記第1の軸方向距離が、前記複数のファンブレードの前記前縁と前記最後方タービンブレードの前記後縁との間の前記全長の40%〜70%である、請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  6. 前記重心が、前記ガスタービンエンジンの吊り上げ点を通って延びる垂直線と前記軸との交点に位置し、前記軸が前記垂直線に対して垂直である、請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  7. ターボファンエンジンであって、
    軸を中心として回転可能である複数のファンブレードであって、それぞれが前縁を含む複数のファンブレードと、
    後縁を有する最後方回転タービンブレードを含むタービン部と、
    前記軸を中心として前記複数のファンブレードを回転させるように前記タービン部によって駆動されるギア構造部と、を備え、
    前記ターボファンエンジンの内部モーメントアームが、前記複数のファンブレードの前記前縁と前記最後方タービンブレードの前記後縁との間の全長に対する、前記ターボファンエンジンの重心から前記最後方回転タービンブレードの前記後縁までの第1の距離の比率であり、この比率は35%〜75%であ
    前記ギア構造部が、6089.58kg/m 3 〜8303.97kg/m 3 の密度を有するギアボックスを備え、
    前記複数のファンブレードを支持するローターを含み、前記ローターおよびファンブレードが、260.19kg/m 3 〜426.27kg/m 3 の密度を有する、ターボファンエンジン。
  8. 前記比率が40%〜70%である、請求項に記載のターボファンエンジン。
  9. 前記重心が、前記ターボファンエンジンの動作システム内に収容される流体の重量を含めて決定される、請求項に記載のターボファンエンジン。
  10. 前記重心が、前記ターボファンエンジンの吊り上げ点を通って延びる垂直線と前記軸との交点に位置し、前記軸が前記垂直線に対して垂直である、請求項に記載のターボファンエンジン。
  11. ガスタービンエンジンを組み立てる方法であって、
    それぞれが前縁を含む複数のファンブレードを、回転軸を中心として支持することと、
    前記回転軸を中心として後縁を有する最後方タービンブレードを含むタービン部を支持することと、
    前記軸を中心として前記複数のファンブレードを回転させるように前記タービン部によって駆動されるギア構造部を支持することと、
    前記最後方タービンブレードの前記後縁から第1の軸方向距離に前記ガスタービンエンジンの重心を配置するように前記ガスタービンエンジン構造体の構成部品を選択することと、を含み、前記第1の軸方向距離は、前記複数のファンブレードの前記前縁と前記最後方タービンブレードの前記後縁との間の全長の35%〜75%であ
    前記複数のファンブレードをローター上に支持することを含み、前記ローターおよびファンブレードが、260.19kg/m 3 〜426.27kg/m 3 の密度を有し、
    ギア構造部を、6089.58kg/m 3 〜8303.97kg/m 3 の密度を有するギアボックスとして組み立てることを含む、方法。
  12. 前記複数のファンブレードの前記前縁と前記最後方タービンブレードの前記後縁との間の全長の40%〜70%の範囲内に前記重心を配置するように、前記ガスタービンエンジンの構成部品を選択することを含む、請求項11に記載の方法。
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