JP6027003B2 - 保護コーティング組成物 - Google Patents

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Description

自動車に見出されるような塗装金属表面は、至る所に存在する。通常の使用にて、これらの表面は、雨、雪、みぞれ、氷生成、及び他の降水等の気候影響、並びに環境汚染物(例えば、埃、すす、塵、浮遊汚染物質、路面残留物、鳥及び他の動物の***物等)に定期的に暴露される。それらを浄化又は洗浄し、場合により、続いてワックスがけ及び研磨又はバフ研磨することによって、これらの自動車の物理的状態を維持することが望ましい。
自動車の仕上げを改善又は復原することが意図される多数の製品は、この仕事用に市販されている。気候に対する繰り返される若しくは長期の暴露、又は頻繁な自動車の浄化及び洗浄サイクルの後であっても、自動車に卓越した外観を付与することができ、続いてその外観を維持することができる、使用が容易な製品は、特に貴重である。
Silversらに付与された米国特許第7,562,966号、Anhydrous Protectant Chemical Compositionは、いくつかの実施形態では1種以上のコポリマー類、共溶媒、及びヘキサメチルジシロキサンを含有する、金属表面上で使用するための表面保護剤組成物に関する。
一実施形態において、本発明は、アクリル樹脂、反応性ポリオルガノシロキサン又はその前駆体、ヘキサメチルジシロキサン、及び溶媒系を含有する保護コーティング組成物を提供し、本明細書に記載する水流出試験に従って、パネル(保護コーティング組成物で被覆されているパネル)上に滴下された水滴が、パネルを10秒以下で流れ出るであろう。いくつかの実施形態では、水滴は、パネルを5秒以下で流れ出るであろう。
別の実施形態では、本発明は、アクリル樹脂、反応性ポリオルガノシロキサン又はその前駆体、ヘキサメチルジシロキサン、及び溶媒系を含有する保護コーティング組成物を提供し、この保護コーティング組成物は、70°F±5°F(21.1℃±2.8℃)で自動車の塗装金属パネルに塗布された後、約3〜5分以内に乾燥し、その後、手により、乾燥した布を用いて澄んだ、筋のない仕上げにバフ研磨されることができる。
更なる別の実施形態では、本発明は、(保護コーティング組成物の重量に基づいて)約0.2重量%〜約3.2重量%未満のアクリル樹脂、反応性ポリオルガノシロキサン又はその前駆体、ヘキサメチルジシロキサン及び溶媒系を含有する保護コーティング組成物を提供する。
上記の要約は、本明細書に記載する保護コーティング組成物のそれぞれの実施形態又はあらゆる実現形態を記述することを意図するものではない。むしろ、本発明に対する一層の理解は、下記の詳細な説明及び請求項を参照することにより明らかになり、理解されるであろう。
本明細書及び添付の「特許請求の範囲」において使用される場合、文脈上特に明記されない限り、単数形「a」、「an」及び「the」は複数の指示物を含むものとする。したがって、例えば、「1つの(a)」又は「該(the)」構成要素への言及は、構成要素及び当業者に既知のその等価物の1つ以上を含み得る。その上、「a」、「an」、「the」、「少なくとも1つの」及び「1つ以上の」は交換可能に使用される。「少なくとも1つの」には、1以上の全ての数値が含まれている(例えば、少なくとも2、少なくとも4、少なくとも6、少なくとも8、少なくとも10、少なくとも25、少なくとも50、少なくとも100等が含まれる)。端点による範囲の列挙は、その範囲内に含まれる全ての数値を含む(例えば1〜10の範囲には、1.4、1.9、2.33、5.75、9.98等が含まれる)。更に、「及び/又は」という用語は、列記される要素若しくは列記される要素の任意の2つ以上の組み合わせのうちの1つ、又は全てを意味する。「含む(comprises)」という用語及びその変化形は、それらの用語が添付の説明に出現する箇所において、限定的な意味を有するものではない。保護コーティング組成物の構成要素が記載される際、重量%又は重量による%に対する全ての引用は、保護コーティング組成物の重量に基づくものである。
本発明による組成物は、その組成物が塗布された表面に保護コーティングを提供する。所定の代表的な実施形態では、保護コーティング組成物は、例えば動力車(例えば、自動車、トラック、オートバイ等)の塗装金属表面等の塗装金属表面に卓越した外観を付与することができる。有利には、そのような組成物は、塗装金属表面が気候に長期に暴露され、又は繰り返される浄化及び洗浄サイクルに供された後であっても外観を維持することを援助し得る。
雨、雪、みぞれ、氷生成、及び他の降水等の気候効果は、降水が蒸発するにつれて、埃、すす、及び他の環境汚染物を捕捉し、見苦しい「水滴跡」又は「水滴斑」を塗装金属表面上に残留させ得るため、自動車上に見出されるもの等の塗装金属表面の外観を損ない得る。
加えて、日常的な自動車の維持管理は、通常、水と洗剤との混合物で自動車を洗浄した後、自動車を水で洗い流し、蓄積した環境汚染物を任意の洗剤残留物と共に除去することを含む。洗浄された表面上に残る洗浄水は、最終的には蒸発するが、「水滴跡」又は「水滴斑」を残留させる場合があり、それらは、続いて摩擦し、バフ研磨し、又は研磨して除去される必要がある。これは時間を要する仕事であるが、高品質の仕上げ及び外観を自動車に付与するために自動車所有者が行い得る仕事である。
保護コーティング組成物の所定の代表的な実施形態は、その組成物を塗布した塗装金属表面上での卓越した水滴の球状化(water-beading)を促進することができる。そのような組成物は、多数の小さい、高度に丸まった半球形の水滴(降水への暴露、又は自動車の通常の洗浄及び洗い流し中に使用される水から生じた)の形成又は「球状化(bead up)」を促す。これらの水滴は、所定の代表的な実施形態による保護コーティング組成物で処理されていない塗装金属表面上に形成される可能性がより高い、より少数のより大きい、より平坦な水液滴と比較してより急速に蒸発するであろう。それ故、本明細書に記載する保護コーティング組成物は、その組成物で被覆され、続いて湿潤される塗装金属表面のより急速な乾燥を促進し得る。
所定の保護コーティング組成物の代表的な実施形態は、その組成物を塗布した塗装金属表面からの水の流出を容易にすることができる。このことは、水が塗装金属表面からより容易に「流れ出る」ことによって、残留水がいずれも蒸発したら除去する必要があり得る水滴跡又は水滴斑を低減することができる。
いくつかの実施形態では、保護コーティング組成物は、表面の実質的なバフ研磨を必要とすることなく、洗浄され及び洗い流された自動車の塗装金属表面上に、澄んだ、筋のない、いくつかの変形ではガラス状の、仕上げを提供することができる。保護コーティング組成物は、十分な耐久性を提供して、自動車が繰り返される洗浄及び洗い流しサイクルに供された後でも、許容可能な性能及び所望の外観を維持し得ることが望ましい。
自動車上に見出されるような塗装金属表面は、その表面が暗色かつ光沢がある場合、非常に望ましく、光沢のある外観を有すると考えられ得る。保護コーティング組成物のいくつかの代表的な実施形態は、その組成物が塗布された塗装金属表面上の暗色かつ光沢のある外観を維持することを容易にし得、また、塗装表面が気候又は年月に晒されるにつれて生じ得るその表面の外観の低下又は悪化に抵抗し得る。
塗装金属表面が暴露され得る浮遊汚染物質及び他の環境汚染物には、「酸性雨」(即ち、異常に酸性のpHを有する降水)がある。酸性雨の腐食作用は、塗装金属表面の悪化を加速し得る。本明細書に記載する保護コーティング組成物の所定の代表的な実施形態は、酸性雨の腐食効果(例えば、表面のよごれ及び/又は食刻)に対する保護を高めることができ、そのような効果が生じた場合(例えば、水による洗い流しにより)、そのような効果を容易に除去することができ、また、別様に生じ得る塗装金属表面の悪化に対する抵抗を援助することができる。
上述したように、時には、自動車が洗浄され及び洗い流された後、好適なバフ研磨材、ワックス、光沢剤、つや出し及び他の美化剤を用いたバフ研磨又は研磨によって、自動車の物理的状態を維持することが望ましい。動力回転及び二重作用バフ研磨機等の、これらの仕事を補助する多数の道具が開発されてきた。しかしながら、これらの道具は不注意な又はうっかりしたユーザーの手で自動車の塗装表面を損傷する場合があり、及び/又は変色を生じるのに十分な熱を生成する場合がある。本明細書に記載する保護コーティング組成物の所定の代表的な実施形態は、動力バフ研磨機を使用した際に、又は高温に暴露された場合に生じ得る、塗装金属表面の損傷に対する向上された保護を提供することができる。
保護コーティング組成物は、概してアクリル樹脂、反応性ポリオルガノシロキサン又はその前駆体、ヘキサメチルジシロキサン(hexamethlydisiloxane)及び溶媒系を含有し、より好ましくはアクリル樹脂、反応性ポリオルガノシロキサン又はその前駆体、ヘキサメチルジシロキサン(hexamethlydisiloxane)及び溶媒系から本質的になる。組成物は、水様の粘度を有する澄んだ液体である傾向を有する。いくつかの実施形態では、組成物は、約0.75〜0.81g/mLの比重を有してもよい。アクリル樹脂及び反応性ポリオルガノシロキサン又はその前駆体は、物理的ブレンドとして組成物中に存在し得る。
保護コーティング組成物は、通常、「一液」型で提供され、一液型とは、組成物が、最初に組成物を別の共−反応性材料と組み合わせることなく表面に直接塗布できることを意味する。有利には、これは、保護コーティング組成物を手により一工程で容易に塗布することを可能にする。保護コーティング組成物の所定の代表的な実施形態は、保存安定(shelf-stable)な、及び/又は水分に反応しないものあってもよく、それにより特別な容器を使用することなく又は性能に悪影響を及ぼすことなく、長期間保管及び使用することができる。
有用なアクリル樹脂には、1種以上の(メタ)アクリレートモノマー類のポリマー類及びコポリマー類が挙げられる。(「(メタ)アクリレート」という表現は、モノマー形態のアクリレート及びメタクリレートの両方が含まれることを意味する。)好適な(メタ)アクリレートモノマー類には、下記の構造に一致するものが挙げられる。
Figure 0006027003
式中、Rは、H又は−CH(メチル)であり、Rは、1〜10個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖アルキル基であるが、Rがより少ない炭素原子(例えば、1〜6個又は1〜4個の炭素原子)を有するモノマー類が好ましい可能性がある。単独で重合し又は他の(メタ)アクリレートモノマー類と重合し得る有用な(メタ)アクリレートモノマー類の特定の例には、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソ−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソ−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、及びヘキシル(メタ)アクリレートが挙げられる。(メタ)アクリレートモノマー類は、場合により、スチレン等の他の適合可能なモノマー類と共重合して、スチレン(メタ)アクリレートコポリマーを提供することができ、それらは使用し得るアクリル樹脂の範囲内に含まれる。
使用し得る市販のアクリル樹脂の例には、それぞれがDow Chemical Company(Midland,Michigan,U.S.A.)製のPARALOID B−67及びPARALOID B−67MTと、Euclid Chemical Company(Cleveland,Ohio,U.S.A.)製のLUSTER SEAL 300とが挙げられる。
組成物中のアクリル樹脂の量が増大するにつれて、得られる保護コーティングの耐久性が良好となり得るが、組成物は、表面に対する塗布がより困難となり得(例えば、任意の過剰の組成物の拭き去りが困難となり得、又は澄んだ、筋のない仕上げではなく望ましくない筋が形成され得る)、また、その水を流出する能力が衰え得る。保護コーティング組成物中のアクリル樹脂の量が低下するにつれて、保護コーティングの耐久性が悪化し得る。その結果、保護コーティング組成物が塗布された表面は、その後、所望の性能レベルを維持するように、より頻繁に処理される必要があり得る。
これらのパラメータの範囲内で、有用な最小量のアクリル樹脂は、少なくとも約0.2重量%であってもよく、又は少なくとも約0.23重量%であってもよく、又は少なくとも約0.45重量%であってもよい。またこれらのパラメータの範囲内で、有用な最大量のアクリル樹脂は、約3.2重量%未満であってもよく、又は約3重量%未満であってもよく、又は約2.3重量%未満であってもよく、又は約2重量%未満であってもよい。アクリル樹脂の量の好適な範囲は、例えば約0.2〜2.3重量%のアクリル樹脂の範囲を提供するように、上記の有用な最小量及び最大量の任意の値を組み合わせることにより得ることができる。一般に、約0.6〜0.7重量%のアクリル樹脂の量が有用である。
保護コーティング組成物は反応性ポリオルガノシロキサンも含有するが、更に下記に説明するいくつかの実施形態では、この構成成分は、部分的に又は完全に、好適な前駆体で代替されてもよい。反応性ポリオルガノシロキサンは、ポリオルガノシロキサン(即ち、交互に存在しかつ繰り返すケイ素及び酸素原子のバックボーン構造を有し、ケイ素原子に側方基及び末端基として結合した炭化水素部分を有する、ポリマー)を指し、炭化水素側方基及び/又は末端基の少なくとも一部は、保護コーティング組成物が塗布される表面と反応することができる他の有機官能基と置き換えられ又はその官能基で置換されている。
本明細書に記載する保護コーティング組成物は、自動車に見出されるような塗装金属パネルに特に有用である。典型的には、これらのパネルは、有色又は着色基層と、上を覆う澄んだ保護皮膜層とを含み、本明細書で引用する、自動車に見出されるような塗装金属パネルとは、そのような構造を有するパネルを意味する。従来の澄んだ保護皮膜層は、アクリル系、ウレタン又はウレタン−アクリル系樹脂を用いて配合されている。したがって、反応性ポリオルガノシロキサン中に存在する反応性有機官能基は、自動車の澄んだ皮膜、即ちアクリル系、ウレタン若しくはウレタン−アクリル系表面と反応し、その表面に結合することが可能な基を含んでもよい。反応性ポリオルガノシロキサンに含まれる好適な反応性有機基には、アクリロ基、アミノ基、エポキシ基、ヒドロキシル基、メルカプト基、及びメタクリロ基が挙げられる。第一級、第二級及び/又は第三級アミノ基を含むアミノ基が有用である。
好適な反応性ポリオルガノシロキサン類には、以下の一般構造に一致し得る反応性ポリジメチルシロキサン類が挙げられる。
Figure 0006027003
式中、「n」は、少なくとも1の値を有する整数であり、−CH部分の1つ以上は、上述したような反応性有機基であるか又はその有機基を含む側方基及び/又は末端基で置き換えられる。
反応性ポリジメチルシロキサンの例には、アミノ変性ポリジメチルシロキサン類が挙げられ、これは
−CH部分の1つ以上が、第一級アミノ基、第二級アミノ基、第三級アミノ基、若しくは第一級、第二級及び第三級アミノ基の混合物であるか又はそれらを含む1つ以上の側方基及び/又は1つ以上の末端基で置き換えられているポリジメチルシロキサンを指す。
上記したように、反応性ポリオルガノシロキサンは、組成物中で、好適な前駆体で部分的に又は完全に代替されてもよく、その前駆体は、本明細書に記載したような反応性ポリオルガノシロキサンに変換され得る材料を指す。
反応性ポリオルガノシロキサン前駆体としては、更なる重合が可能な、上述した反応性ポリオルガノシロキサン類(例えば、ポリジメチルシロキサン類)のオリゴマー形態及び部分的に重合された形態が挙げられる。
有用な反応性ポリオルガノシロキサン前駆体には、上述したような反応性ポリジメチルシロキサン類及び他の反応性ポリオルガノシロキサン類に変換できる、オルガノシラン類(少なくとも1つの炭素−ケイ素結合を含む単量体シリコーン化学物質)も挙げられる。一般に、他のヒドロキシル官能性オルガノシラン類と反応して(例えば、縮合重合により)、反応性ポリジメチルシロキサン類及び他の反応性ポリオルガノシロキサン類を形成し得るように、ヒドロキシル官能基を含むオルガノシランが有用である。好適な反応性ポリオルガノシロキサン前駆体である他のオルガノシランは、水分の存在下で加水分解して、得られた加水分解生成物(一種又は複数)が更に反応して(例えば、縮合重合により)、反応性ポリジメチルシロキサン類及び他の反応性ポリオルガノシロキサン類を提供することができるものである。
保護コーティング組成物の所定の実施形態において、反応性ポリオルガノシロキサン前駆体として使用できるオルガノシラン類には、以下の一般構造に一致するトリメトキシ及びトリエトキシシラン類等のトリアルコキシシラン類が挙げられる。
Figure 0006027003
式中、Rは、−CH又は−CHCHであり、Rは、場合によりアクリルオキシ−、メタクリルオキシ−、グリシドキシ−、又はアミノ−官能基を含むアルキル基である。そのようなオルガノシラン類の特定の例には、トリエトキシオクチルシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、及びγ−アミノプロピルトリエトキシシランが挙げられる。
反応性ポリオルガノシロキサン前駆体として機能できるオルガノシラン類の他の例には、以下の一般構造に一致するもの等のテトラ(トリアルキルシロキシ)シラン類が挙げられる。
Figure 0006027003
式中、各Rは、同一の又は異なっていてもよいアルキルラジカルである。一実施形態では、各Rは、テトラ(トリメチルシロキシ)シランを提供するように−CHである。
反応性ポリオルガノシロキサン類(例えば、ポリジメチルシロキサン類)を提供できる前駆体として好適なオルガノシラン類の商品の例には、Dow Corning Corporation(Midland,Michigan,U.S.A.)製のDOW CORNING 20 RELEASE COATING、それぞれがShin−Etsu Chemical Co.,Ltd.(Tokyo,Japan)製のKF−859、KF−860、KF−8012、及びSILICONE TEXTILE SOFTENER BASE KF−8704、並びにMomentive Performance Materials(Albany,New York,U.S.A.)製のSILQUEST A−1110 SILANEが挙げられる。
保護コーティング組成物中の反応性ポリオルガノシロキサン又は前駆体の量が低下するにつれて、コーティング組成物の水滴の球状化特性は、顕著ではなくなり得る。加えて、保護コーティング組成物が塗布された表面から水を流出させるその組成物の能力が低下し得、水滴跡又は水滴斑の形成の低減における効果が低下し得、また耐久性が低下し得る。一方、保護コーティング組成物中の反応性ポリオルガノシロキサン又は前駆体の量が増大するにつれて、組成物は油性が高くなり過ぎる場合があり、このことは、被覆した表面上に容易に塗布、及び澄んだ、筋のない仕上げを獲得することをより困難にし得る。
これらの指針の範囲内で、有用な最小量の反応性ポリオルガノシロキサン又は前駆体は、少なくとも約0.005重量%であってもよく、又は少なくとも約0.02重量%であってもよく、又は少なくとも約0.08重量%であってもよい。またこれらのパラメータの範囲内で、有用な最大量の反応性ポリオルガノシロキサン又は前駆体は、約0.1重量%未満であってもよく、又は約0.3重量%であってもよく、又は約0.4重量%であってもよい。反応性ポリオルガノシロキサン又は前駆体の量の好適な範囲は、例えば約0.02〜0.3重量%の範囲を提供するように、上記の有用な最小量及び最大量の任意の値を組み合わせることにより得ることができる。
ヘキサメチルジシロキサン(HMDS)も保護コーティング組成物の構成成分である。HMDSは、表面に対する保護コーティング組成物の塗布を容易にし、表面上で保護コーティング組成物の滑らかな、均一な厚さの層を得ることを促進する。HMDSの量が低下するにつれて、表面上で保護コーティング組成物の滑らかな、均一な厚さの層を得るために、保護コーティング組成物を塗布することがより困難となり得、またコーティング組成物の乾燥に必要な時間が、所望よりも長くなり得る。HMDSの量が増大するにつれて、保護コーティング組成物の他の構成成分の溶解度に悪影響を与える場合があり、組成物は、保護コーティング組成物が塗布されている表面からの水の流出において、同様の効果を有さない可能性がある。
これらの指針の範囲内で、有用な最小量のHMDSは、約12重量%を超えてもよく、又は少なくとも約18重量%であってもよい。またこれらのパラメータの範囲内で、有用な最大量のHMDSは、30重量%未満であり、又は約28重量%未満であってもよい。HMDSの量の好適な範囲は、例えば約18〜28重量%の範囲を提供するように、上記の有用な最小量及び最大量の任意の値を組み合わせることにより得ることができる。一般に、約24重量%のHMDSの使用が有用である。
保護コーティング組成物は好適な溶媒系も含有し、溶媒系とは、組成物に所望の特性を付与するために2つ以上の異なる溶媒を組み合わせることを指す。溶媒の組み合わせは、良好な拡がり特性を有し、表面上を容易に拭くことができ、蒸発が速過ぎ又は遅過ぎることがなく、また仕上げられた被覆表面の外観を損ねる筋を形成することなく過剰なコーティング組成物を除去することができ、また保護コーティング組成物の他の構成成分、特にアクリル樹脂及び反応性ポリオルガノシロキサン又は前駆体を可溶化させる、滑らかな保護コーティング組成物を提供するように選択される。
有用な溶媒の1つのクラスは、イソパラフィン類;例えば、ほぼ9〜13個の炭素原子と、約100°F〜270°F(約38℃〜132℃)の引火点(ASTM D56により測定して)とを有する油状の、完全に飽和された直鎖及び/又は分岐鎖の脂肪族炭化水素である。許容できる市販のイソパラフィン溶媒の例には、ExxonMobil Chemical Company(Houston,Texas,U.S.A.)製の多数の「ISOPAR」シリーズの溶媒、特にISOPAR G、ISOPAR L、ISOPAR M、及びISOPAR Vが挙げられる。
使用される場合、イソパラフィン溶媒の量は、コーティング組成物が筋状の外観を有するようになり又は別様に過剰な組成物を全て拭き去ることを困難にし得る、塗布中の保護コーティング組成物の速過ぎる蒸発を防止するのに十分である必要がある。しかしながら、多過ぎるイソパラフィン溶媒は、保護コーティング組成物中の他の構成要素を沈殿させ得、又は蒸発が遅過ぎるか若しくは塗布が困難な組成物をもたらし得る。
これらの指針の範囲内で、イソパラフィン溶媒の量は、一般に5重量%を超え、少なくとも約25重量%であってもよいが、一般に45重量%未満であり、約40重量%未満であってもよい。イソパラフィン溶媒の量の好適な範囲は、例えば約25〜40重量%の範囲を提供するように、上記の有用な最小量及び最大量の任意の値を組み合わせることにより得ることができる。
適切な組み合わせで使用され得る他の有用な溶媒には、アセトン;短い直鎖又は分岐鎖アルコール類(例えば、エタノール、プロパノール類、ブタノール類等);ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル;及び保護コーティング組成物が塗布される表面と反応できる有機基で置換されていないポリシロキサン(例えば、ポリジメチルシロキサン、並びにヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、及びドデカメチルシクロヘキサシロキサン(dodecamethylcyclohesasiloxane)等のシクロシロキサン類)が挙げられる。アセトンとイソプロパノールとの混合物が有用である。
適宜、他の成分を保護コーティング組成物中に含ませて所望の特性を付与してもよい。例えば、染料又は他の着色剤、香料、芳香剤、トリメチル化シリカ、流動調整剤、均染剤、粘度調整剤、並びに他の添加剤及び補助剤。
保護コーティング組成物は、容易に使用することができる。少量のコーティング組成物を、処理するべき表面に塗布する。例えば、処理される表面の状態に応じて、およそ6滴の/ft(65滴/m)を使用してもよい(風化又は悪化された表面は、より多量の保護コーティング組成物を使用することから利益を得ることができる)。1つの便利な手法では、清浄な乾燥布又はパッド(例えば、スエード若しくはマイクロファイバー布又はフォームパッド)を使用して、重なり合う円を描いて手で拭くことにより、コーティング組成物を一工程で表面上に均一に分配することができる。過剰の組成物を拭き去ってもよく、被覆した表面上の組成物を乾燥させる。組成物は、約70°F±5°F(21.1℃±2.8℃)及び50%±3%相対湿度の条件下で3〜5分間の最適時間により乾燥することが好ましい。より短い又は長い乾燥時間は、特に問題ではないが、ユーザーにとって不便であり得る。次いで、綿、合成若しくは天然マイクロファイバー、又は他の好適な材料からなる清浄な乾燥布を使用して、重なり合う円を描いて被覆表面を手でバフ研磨する。所定の実施形態は、被覆表面上に澄んだ、筋のない、及び場合によりガラス様の仕上げを生成する。必須ではないが、保護コーティング組成物は、乾燥条件下で20〜60分間、好ましくは45〜60分間硬化させることが好ましい。
所定の代表的な実施形態による保護コーティング組成物の疎水性の特性は、その組成物が塗布された塗装金属表面上での卓越した水滴の球状化を促進し、多数の小さい、高度に丸まった半球形水滴の形成又は「球状化」を促す。これらは、保護コーティング組成物で処理されていない塗装金属表面上に形成される可能性がより高い、より少数のより大きい、平坦な水液滴と比較してより急速に蒸発するであろう。それ故、本明細書に記載する保護コーティング組成物は、その組成物で被覆され、続いて湿潤される表面のより急速な乾燥を促進し得る。
所定の代表的な実施形態による保護コーティング組成物はまた、その組成物が塗布された表面からの水の流出を容易にし得る。そのような表面に塗布された水(例えば、降水から又は塗装金属表面の洗浄及び浄化に使用された洗浄水から)は、表面から容易に流出し又はその表面を「流れ出る」ため、被覆表面上に残留する水がいずれも蒸発したら除去される必要があり得る水滴跡又は水滴斑を低減するであろう。例えば、角度60°に配置された塗装自動車パネル(保護コーティング組成物の所定の実施形態で処理されているパネル)の4インチ×4インチ(10.16cm×10.16cm)区分の上に滴下された水は、そのパネルの区分を6〜10秒又は5秒以下で流れ出るであろう。
保護コーティング組成物は、被覆表面が繰り返される洗浄及び洗い流しサイクルに供された後でも、許容できる性能及び所望の外観を維持するよう十分な耐久性を提供し得ることが望ましい。例えば、保護コーティング組成物の所定の実施形態で処理された塗装自動車パネルは、尚、卓越した水滴の球状化を促進することができ、5%水性自動車用シャンプー溶液で飽和させた軟性フォームパッドを用いて100回を超える、又は200サイクルを超える、又は250サイクルを超える往復拭き動作(サイクル)の後でも、多数の小さい、高度に丸まった半球形水滴の形成又は「球状化」を促す。
様々な実施形態が、自動車に見出されるような塗装金属パネルの状況で特に記載されたが、これは単なる例示であり、これらの実施形態の理解を容易にするためのものである。所定の実施形態は、例えば裸金属パネル、ポリウレタン又はアクリル樹脂由来の高分子表面、及びガラス等の、塗装金属パネル以外の表面にも塗布することができる。加えて、様々な実施形態は、特に自動車に有用であるが、海洋及び航空宇宙環境に関連した表面上での使用、家庭使用(例えば、浴槽及びシャワーの囲い)、並びに建物の管理維持(例えば、窓)用等の他の用途も検討される。
本発明の様々な実施形態は、以下の実施例を参照して、より完全に理解されるであろう。特に示さない限り、実施例に言及されている全ての試薬は、Sigma−Aldrich Company(St.Louis,Missouri,U.S.A.)から得られ若しくは入手可能であり、又は既知の方法により合成することができる。特に報告しない限り、全ての量及び割合は、重量パーセントである。
以下の略語は、実施例、及び詳細な説明中の他の箇所に使用されている。
Figure 0006027003
AR−1(アクリル樹脂1):Dow Chemical Company(Midland,Michigan,U.S.A.)から商品名「PARALOID B−67」で得られる熱可塑性アクリル樹脂の45重量%溶液(90重量%/10重量%のVMPナフタ/キシレン中)。
AR−2(アクリル樹脂2):Dow Chemical Companyから商品名「PARALOID B−67 MT」で得られる熱可塑性アクリル樹脂の45重量%溶液(ミネラルシンナー中)。
AR−3(アクリル樹脂3):The Euclid Chemical Company(Cleveland,Ohio,U.S.A.)から商品名「LUSTER SEAL 300」で得られるアクリル樹脂。
HMDS:Chemsil Silicones,Inc.(Chatsworth,California)から商品名VOLASIL DM−0.65で得られるヘキサメチルジシロキサン。
SARS:1モル濃度の硫酸中の、Celite Corporation(Lampoc,California,U.S.A.)から商品名「CELITE SUPER FLOSS」で得られる1%珪藻土の合成酸性雨溶液。
RP/P−1(反応性ポリオルガノシロキサン又は前駆体1):Dow Corning Corporation(Midland,Michigan,U.S.A.)から商品名「DOW CORNING 20 RELEASE COATING」で得られる、テトラ(トリメチルシロキシ)シラン及びトリメチル化シリカを含む、溶媒中のポリジメチルシロキサン及び高分子量シリコーン樹脂。
RP/P−2(反応性ポリオルガノシロキサン又は前駆体2):Shin−Etsu Chemical Co.,Ltd.(Tokyo,Japan)から商品名「KF−859」で得られる、6,000グラム/モルの機能的当量を有するジアミノ変性シリコーン流体。
RP/P−3(反応性ポリオルガノシロキサン又は前駆体3):Shin−Etsu Chemical Co.,Ltd.から商品名「KF−860」で得られる、7,600グラム/モルの機能的当量を有するジアミノ変性シリコーン流体。
RP/P−4(反応性ポリオルガノシロキサン又は前駆体4):Shin−Etsu Chemical Co.,Ltd.から商品名「KF−8012」で得られる、2,200グラム/モルの機能的当量を有するアミノ変性シリコーン流体。
RP/P−5(反応性ポリオルガノシロキサン又は前駆体5):Shin−Etsu Chemical Co.,Ltd.から商品名「SILICONE TEXTILE SOFTENER BASE KF−8704」で得られる、4,000グラム/モルの機能的当量を有するアミノ変性シリコーン流体。
RP/P−6(反応性ポリオルガノシロキサン又は前駆体6):Momentive Performance Materials(Albany,New York,U.S.A.)から商品名「SILQUEST A−1110 SILANE」で得られるγ−アミノプロピルトリメトキシシラン。
SV−1(溶媒1):イソプロピルアルコール。
SV−2(溶媒2):アセトン。
SV−3(溶媒3):ExxonMobil Chemical Company(Houston,Texas,U.S.A.)から商品名「ISOPAR M」で得られるイソパラフィン系流体。
一般的な調製
溶媒及びHMDSを70°F±5°F(21.1℃±2.8℃)で、SV−1、SV−2、HMDS、及びSV−3の順で、窒素のブランケット下で1リットルのガラスビーカー内に入れ、アルミホイルで覆った。この溶液を、IKA Works,Inc.(Wilmington,North Carolina)から得られる気流型混合機、モデル番号「IKA RW20D2M」を用いて5分間撹拌した。次いで、アクリル樹脂を加え、撹拌を5分間継続した。最後に、反応性ポリオルガノシロキサン又は前駆体を加え、澄んだ無色溶液を得るまで混合を更に5分間継続した。次いで、溶液を窒素下で密封プラスチック瓶に移動した。
(実施例1〜26)
実施例1〜26は、上述した一般的調製に従って調製し、溶媒、HMDS、アクリル樹脂、及び反応性ポリオルガノシロキサン又は前駆体のタイプ及び量は、表1に従って変更した。
Figure 0006027003
実施例を以下の試験の1つ以上に供し、試験を各サンプルに関して少なくとも2回行った。結果を、平均として表2に報告する。
塗布試験
下塗り、塗装、透明被覆された(clear-coated)18×24インチ×32ミル(45.7×60.1cm×0.81mm)の冷延鋼試験パネル(従来の塗装自動車パネルをシミュレートする)を、ACT Laboratories,Inc.(Hillsdale,Michigan,U.S.A.)から得た。パネルの試験区分、4×4インチ(10.16×10.16cm)を、マスキングテープを使用して区切った。乾燥マイクロファイバー布を使用して、およそ6滴/ft(65滴/m)の実施例の組成物を70°F±5°F(21.1℃±2.8℃)で、水平状態の間、1試験区分当たり1つの組成物にてパネルに塗布した。重なり合う円を描いて、組成物を均一に塗布した。評価「1」は、組成物が3分未満で乾燥した場合、評価「2」は、組成物が3〜5分以内の最適時間で乾燥した場合、評価「3」は、組成物が乾燥するのに5分超を要した場合に割り当てられた。組成物を乾燥させた後、被覆パネルを別の乾燥マイクロファイバー布で均一に手でバフ研磨し、45〜60分間硬化させた。
外観試験
塗布試験後(即ち、硬化させた後)、組成物が試験パネル上に澄んだ、筋のない仕上げを提供した程度を、1〜5の等級(それぞれ、「非常に悪い」、「悪い」、「普通」、「良い」及び「非常に良い」)上で主観的に評価し、「1」は試験パネル上のむら及び/若しくは油性筋又は乳白色外観の存在を表し、「5」は、試験パネル上の澄んだ、筋のないガラス様の仕上げを表す。
水滴球状化試験
塗布試験に従って調製した試験パネルに、水を噴霧した。組成物が疎水性を提供した程度を1〜5の等級上で主観的に評価し、「1」は、試験パネルの表面をすっかり濡らした水の大きい平坦な滴から明らかなように非常に悪い性能を表し、「5」は、試験パネルの表面をすっかり濡らすことのなかった水の多数の小さい、高度に丸まった半球形の滴から明らかなように卓越した性能を表す。
水流出試験
塗布試験に従って調製した試験パネルを角度60°(水平に対して)に配置した。試験パネルの4インチ(10.16cm)上方の高さに保持された水点滴器(water dropper)を使用して、4×4インチ(10.16×10.16cm)のパネルの試験区分の上端部上に水を滴下した。水液滴がパネルの試験区分を流れ出るのに要した時間を記録し、以下の等級に従って評価を割り当てた。
評価1=液滴がパネルの試験区分上に60秒を超えて残留した。
評価2=液滴がパネルの試験区分を16〜60秒で流れ出た。
評価3=液滴がパネルの試験区分を11〜15秒で流れ出た。
評価4=液滴がパネルの試験区分を6〜10秒で流れ出た。
評価5=液滴がパネルの試験区分を5秒以下で流れ出た。
耐久性試験
Meguiar’s,Inc.(Irvine,California,U.S.A.)から商品名「GOLD CLASSS CAR WASH SHAMPOO AND CONDITIONER」で得た自動車用シャンプーを5%水性溶液に希釈した。軟性フォームパッドを希釈シャンプー溶液で飽和させ、試験パネル(塗布試験に従って調製した)全域にわたって、70°F±5°F(21.1℃±2.8℃)で往復動作にて25サイクル、手動で拭いた。各往復動作は、1サイクルを表した。次いで、パネルを水滴球状化試験に供し、水滴球状化試験の「1」の評価を達成するまでプロセスを繰り返した。以下のように1〜5の主観的な耐久性評価を割り当てた。
評価1=水滴球状化試験評価1を25サイクル以下で達成。
評価2=水滴球状化試験評価1を26〜99サイクルで達成。
評価3=水滴球状化試験評価1を100〜199サイクルで達成。
評価4=水滴球状化試験評価1を200〜249サイクルで達成。
評価5=水滴球状化試験評価1を250サイクルで尚達成しない。
Figure 0006027003
NT=未試験
塗布試験に従って調製した試験パネルを、2つの試験範囲(4つの試験範囲に代わって)、即ち非処理試験範囲と、実施例2の組成物が塗布された試験範囲(「処理」範囲)とに分割した。試験パネルを水平に配置し、数滴のSARSをパネルの処理及び非処理範囲に塗布し、70°F±5°F(21.1℃±2.8℃)で72時間、パネル上で残留させた。次いで、試験パネルを水で洗い流し、乾燥させた。SARSに暴露された試験パネルの非処理範囲は白色となった一方、SARSに暴露された試験パネルの対応する処理範囲上には、表面変色又は食刻は観察されなかった。
26×19cm、厚さ1.5mmの裸アルミニウム試験パネルをイソプロピルアルコールで拭き、乾燥させた。およそ6滴/ft(65滴/m)の実施例2の組成物を、乾燥マイクロファイバー布を使用して、70°F±5°F(21.1℃±2.8℃)でパネルの半分に塗布した。組成物を乾燥させた後、被覆パネルを別の乾燥マイクロファイバー布を用いて均一にバフ研磨し、45〜60分間硬化させた。次いで、842°F(450℃)に設定した研究室のホットプレート上にパネルを20分間配置し、その後パネルを除去し、周囲温度に再度冷却させた。処理した区分は、分解又は変色の形跡を有することなく、澄んだ及び透明な状態のままであった。
実施例2の組成物を、塗布試験に従って調製した試験パネルに塗布した。ASTM D5402−06「STANDARD PRACTICE FOR ASSESSING THE SOLVENT RESISTANCE OF ORGANIC COATINGS USING SOLVENT RUBS」の手順に従って、10%水性イソプロピルアルコールで湿潤させたマイクロファイバー布で、パネルを25回の二重−摩擦(1回の二重−摩擦は、1往復の手動での拭き動作)に供した。次いで、パネルを水流出試験に供し、乾燥させ、25回の二重−摩擦の区間におけるプロセスを更に11回繰り返した。300回の二重−摩擦後、パネルは水流出試験の「5」の評価から明らかなように、その撥水性を維持した。
保護コーティング組成物の例示的な実施形態が論じられ、可能な変形が参照されている。これら及び他の変形、組み合わせ、並びに修正は、本発明の範囲を逸脱することなく、当業者にとって明らかとなり、本発明は、本明細書に説明される例示的実施形態に制限されないことを理解されたい。むしろ、本発明は、以下に提供される特許請求の範囲及びその同等物によってのみ制限される。
以下に、本願発明に関連する発明の実施形態について列挙する。
[実施形態1]
保護コーティング組成物であって、
アクリル樹脂と、
反応性ポリオルガノシロキサン又はその前駆体と、
ヘキサメチルジシロキサンと、
溶媒系と、を含有し、
水流出試験に従って、前記保護コーティング組成物で被覆されているパネル上に滴下された水滴が、前記パネルを10秒以下で流れ出る、保護コーティング組成物。
[実施形態2]
保護コーティング組成物であって、
アクリル樹脂と、
反応性ポリオルガノシロキサン又はその前駆体と、
ヘキサメチルジシロキサンと、
溶媒系と、を含有し、
前記保護コーティング組成物が、70°F±5°F(21.1℃±2.8℃)で自動車の塗装金属パネルに塗布された後、約3〜5分以内に乾燥し、その後、手により、乾燥した布を用いて澄んだ、筋のない仕上げにバフ研磨されることができる、保護コーティング組成物。
[実施形態3]
保護コーティング組成物であって、
前記組成物の重量に基づいて、約0.2重量%〜約3.2重量%未満のアクリル樹脂と、
反応性ポリオルガノシロキサン又はその前駆体と、
ヘキサメチルジシロキサンと、
溶媒系と、を含有する、保護コーティング組成物。
[実施形態4]
前記アクリル樹脂が、前記組成物の重量に基づいて、約0.2重量%〜約3.2重量%未満含まれる、実施形態1又は2に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態5]
前記アクリル樹脂が、前記組成物の重量に基づいて、約0.2重量%〜約2.3重量%含まれる、実施形態1〜4のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態6]
前記アクリル樹脂が、前記組成物の重量に基づいて、約0.6重量%〜約0.7重量%含まれる、実施形態5に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態7]
前記アクリル樹脂が、1種以上の(メタ)アクリレートモノマー類のポリマー又はコポリマーである、実施形態1〜6のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態8]
前記1種以上の(メタ)アクリレートモノマー類が、構造:
Figure 0006027003
(式中、Rは、H又は−CH であり、R は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖のアルキル基である)に一致する、実施形態7に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態9]
前記組成物が、ポリジメチルシロキサンである反応性ポリオルガノシロキサンを含有し、前記−CH 部分の1つ以上が、アクリロ基、アミノ基、エポキシ基、ヒドロキシル基、メルカプト基、若しくはメタクリロ基であるか又はアクリロ基、アミノ基、エポキシ基、ヒドロキシル基、メルカプト基、若しくはメタクリロ基を含む側方基及び/又は末端基で置き換えられている、実施形態1〜8のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態10]
前記反応性ポリオルガノシロキサンがポリジメチルシロキサンであり、前記−CH 部分の1つ以上が、アミノ基であるか又はアミノ基を含む側方基及び/又は末端基で置き換えられている、実施形態9に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態11]
前記組成物が、反応性ポリオルガノシロキサンの前駆体を含有し、前記前駆体が、一般構造:
Figure 0006027003
(式中、R は、−CH 又は−CH CH であり、R は、場合により、アクリルオキシ−、メタクリルオキシ−、グリシドキシ−、又はアミノ−官能基を含むアルキル基である)に一致するアルコキシ−シランである、実施形態9に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態12]
前記組成物が反応性ポリオルガノシロキサンの前駆体を含有し、前記前駆体が、一般構造:
Figure 0006027003
(式中、各R は、同一の又は異なっていてもよいアルキルラジカルである)に一致するテトラ(トリアルキルシロキシ)シラン類である、実施形態9に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態13]
前記反応性ポリオルガノシロキサンの前駆体が、テトラ(トリメチルシロキシ)シランである、実施形態12に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態14]
反応性ポリオルガノシロキサン又はその前駆体の量が、前記組成物の重量に基づいて、少なくとも約0.005重量%である、実施形態1〜13のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態15]
反応性ポリオルガノシロキサン又はその前駆体の量が、前記組成物の重量に基づいて、少なくとも約0.02重量%である、実施形態1〜14のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態16]
反応性ポリオルガノシロキサン又はその前駆体の量が、前記組成物の重量に基づいて、少なくとも約0.08重量%である、実施形態1〜15のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態17]
反応性ポリオルガノシロキサン又はその前駆体の量が、前記組成物の前記重量に基づいて約0.4重量%未満である、実施形態1〜16のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態18]
反応性ポリオルガノシロキサン又はその前駆体の量が、前記組成物の重量に基づいて、約0.3重量%未満である、実施形態1〜17のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態19]
ヘキサメチルジシロキサンの量が、前記組成物の重量に基づいて、約12重量%を超える、実施形態1〜18のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態20]
ヘキサメチルジシロキサンの量が、前記組成物の重量に基づいて、約18重量%を超える、実施形態1〜19のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態21]
ヘキサメチルジシロキサンの量が、前記組成物の重量に基づいて、約30重量%未満である、実施形態1〜20のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態22]
ヘキサメチルジシロキサンの量が、前記組成物の重量に基づいて、約28重量%未満である、実施形態1〜21のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態23]
前記溶媒系が、少なくとも約100°Fの引火点を有するイソパラフィン溶媒を含む、実施形態1〜22のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態24]
前記溶媒系が、前記組成物の重量に基づいて、少なくとも約5重量%を提供するイソパラフィン溶媒を含む、実施形態1〜23のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態25]
前記溶媒系が、前記組成物の重量に基づいて、少なくとも約25重量%を提供するイソパラフィン溶媒を含む、実施形態1〜24のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態26]
前記溶媒系が、前記組成物の重量に基づいて、約45重量%未満を提供するイソパラフィン溶媒を含む、実施形態1〜25のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態27]
前記溶媒系が、前記組成物の重量に基づいて、約40重量%未満を提供するイソパラフィン溶媒を含む、実施形態1〜26のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態28]
水流出試験に従って、前記保護コーティング組成物で被覆されているパネル上に滴下された水滴が、前記パネルを10秒以下で流れ出る、実施形態2〜27のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態29]
水流出試験に従って、前記保護コーティング組成物で被覆されているパネル上に滴下された水滴が、前記パネルを5秒以下で流れ出る、実施形態1〜28のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態30]
保護コーティング組成物であって、
前記組成物の重量に基づいて、約0.5重量%〜約2.3重量%の、構造:
Figure 0006027003
(式中、RはH又は−CH であり、R は、1〜4個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖のアルキル基である)に一致する2種以上の(メタ)アクリレートモノマー類のコポリマーであるアクリル樹脂と、
アミノ変性ポリジメチルシロキサン類、トリエトキシオクチルシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、及びγ−アミノプロピルトリエトキシシラン、並びにテトラ(トリメチルシロキシ)シランからなる群から選択される反応性ポリオルガノシロキサン又はその前駆体と、
ヘキサメチルジシロキサンと、
9〜13個の炭素原子を有するイソパラフィン溶媒と、アセトン、短い直鎖及び分岐鎖アルコール類、及びジプロピレングリコールモノプロピルエーテルからなる群から選択される少なくとも1つの他の溶媒とを含む溶媒系と、を含有する、保護コーティング組成物。
[実施形態31]
反応性ポリオルガノシロキサン又はその前駆体の量が、前記組成物の重量に基づいて、約0.02重量%〜0.3重量%である、実施形態29に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態32]
前記反応性ポリオルガノシロキサン前駆体が、テトラ(トリメチルシロキシ)シランである、実施形態30に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態33]
ヘキサメチルジシロキサンの量が、前記組成物の重量に基づいて、約18重量%〜28重量%である、実施形態31に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態34]
イソパラフィン溶媒の量が、前記組成物の重量に基づいて、約25重量%〜40重量%である、実施形態32に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態35]
前記少なくとも1つの他の溶媒が、アセトン及びイソプロピルアルコールである、実施形態33に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態36]
トリメチル化シリカを更に含有する、実施形態34に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態37]
水流出試験に従って、前記保護コーティング組成物で被覆されているパネル上に滴下された水滴が、前記パネルを10秒以下で流れ出る、実施形態30〜36のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態38]
水流出試験に従って、前記保護コーティング組成物で被覆されているパネル上に滴下された水滴が、前記パネルを5秒以下で流れ出る、実施形態30〜37のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。
[実施形態39]
前記保護コーティング組成物が、70°F±5°F(21.1℃±2.8℃)で自動車の塗装金属パネルに塗布された後、約3〜5分以内に乾燥し、その後、手により、乾燥した布を用いて澄んだ、筋のない仕上げにバフ研磨されることができる、実施形態30〜38のいずれか一項に記載の保護コーティング組成物。

Claims (1)

  1. 保護コーティング組成物であって、
    前記組成物の重量に基づいて、0.5重量%〜2.3重量%の、構造:
    Figure 0006027003
    (式中、RはH又は−CHであり、Rは、1〜4個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖のアルキル基である)に一致する2種以上の(メタ)アクリレートモノマーのコポリマーであるアクリル樹脂と、
    アミノ変性ポリジメチルシロキサン、トリエトキシオクチルシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、及びγ−アミノプロピルトリエトキシシラン、並びにテトラ(トリメチルシロキシ)シランからなる群から選択される反応性ポリオルガノシロキサン又はその前駆体と、
    ヘキサメチルジシロキサンと、
    9〜13個の炭素原子を有するイソパラフィン溶媒と、アセトン、直鎖及び分岐鎖アルコール、及びジプロピレングリコールモノプロピルエーテルからなる群から選択される少なくとも1つの他の溶媒とを含む溶媒系と、を含有する、保護コーティング組成物。
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