JP6024568B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、扁平な配管内を流れる流体とその外側を流れる流体との間で熱交換が行われる熱交換器に関する。
特許文献1には、燃焼室で発生した排気を冷却水との熱交換により冷却し、吸気系に還流させる熱交換器の一例が開示されている。こうした熱交換器は、内部を冷却水が循環するケーシングと、このケーシング内に配置される複数の配管とを備えている。各配管は、幅方向における寸法が同幅方向と直交する厚さ方向における寸法よりも大きく、扁平になっている。そして、ケーシング内では、こうした扁平な各配管が上記厚さ方向に並んでおり、各配管内を排気が流れるようになっている。
各配管の上流端及び下流端には、上流端と下流端との間に位置する通路部よりも上記厚さ方向における寸法の大きい拡開部が設けられている。拡開部は、隣り合う他の配管の拡開部に当接している。一方、上流端の拡開部と下流端の拡開部との間に位置する通路部は隣り合う他の配管の通路部と当接しておらず、互いに隣り合う通路部同士の間を冷却水が流れるようになっている。そして、こうした冷却水と各配管内を流れる排気との熱交換によって、排気が冷却される。
特開2011−112331号公報
配管の内部を排気が流れている場合、排気の圧力により配管の内部の圧力が配管の外部の圧力よりも高くなることがある。その場合、図9に示すように、断面視略四角環状をなす配管100の側壁には、同側壁を外側に押し広げようとする力F1が作用する。また、図9に示すように、配管100の管壁が厚さ方向から幅方向に折り曲がっている4隅の部分をコーナー部分130としたとき、コーナー部分130には同コーナー部分130を展開させようとする力F2が作用する。その結果、コーナー部分130ではこの力F2による応力集中が生じやすい。
なお、配管100の拡開部は、他の配管の拡開部に当接しているために拡大されにくく、同拡開部のコーナー部分には上記力F2が作用しにくい。一方、上流端の拡開部と下流端の拡開部との間に位置する通路部は、他の配管に当接していないために拡開部と比較して排気の圧力によって拡大されやすく、コーナー部分を展開させようとする力F2による応力集中が生じやすい。
本発明の目的は、扁平な配管の内部を流体が流れる際に、同配管の特定箇所に応力が集中することを抑制することができる熱交換器を提供することにある。
上記課題を解決するための熱交換器は、通路部と同通路部よりも厚さ方向における寸法が大きく同通路部と連通している拡開部とを有し、上記厚さ方向と直交する幅方向における寸法が上記厚さ方向における寸法よりも大きい扁平な複数の配管が、上記厚さ方向に並んだ態様でケーシング内に配置されている。また、この熱交換器では、上記厚さ方向で互いに隣り合う拡開部同士が当接している一方、上記厚さ方向で互いに隣り合う通路部同士が当接しておらず、配管内を流れる流体と通路部同士の間を流れる流体との間で熱交換が行われる。そして、この熱交換器においては、上記幅方向及び上記厚さ方向の双方と直交する方向を長さ方向とし、この長さ方向と直交する断面において上記配管の管壁が折れ曲がっている部分をコーナー部分としたとき、通路部のコーナー部分の曲率半径が、拡開部のコーナー部分の曲率半径よりも大きい。
配管のコーナー部分には、配管内を流れる流体の圧力による同配管の側壁の拡大によって同コーナー部分を展開させようとする力が作用することになる。ここで、コーナー部分の曲率半径が大きいほど、上記のようなコーナー部分を展開させようとする力が作用したときに同コーナー部分に作用する応力が広く分散して作用するようになる。そこで、上記構成では、通路部のコーナー部分の曲率半径を拡開部のコーナー部分の曲率半径よりも大きくした。これにより、通路部のコーナー部分の曲率半径が拡開部のコーナー部分の曲率半径と同一であった場合と比較して、通路部のコーナー部分において応力集中が生じにくくなる。したがって、扁平な配管の内部を流体が流れる際に、同配管の特定箇所に応力が集中することを抑制することができるようになる。
上記熱交換器において、拡開部を配管の上記長さ方向における両端に設けるようにすることもできる。
また、配管のうち、同配管の並ぶ厚さ方向において最も外側に位置する配管を最外配管としたとき、最外配管の拡開部を、隣り合う他の配管の拡開部に加えて、ケーシングの側壁にも当接させることが好ましい。この構成によれば、最外配管をケーシングによって支持させ、各配管をより強固に支持することができるようになる。
そして、互いに隣り合う各拡開部のコーナー部分とケーシングの側壁とに囲まれている隙間を、接合剤で埋めるようにしてもよい。この構成によれば、拡開部のコーナー部分の曲率半径が通路部のコーナー部分の曲率半径よりも小さいため、上記隙間が狭い分、同隙間を埋めるのに使用する接合剤の使用量が少なくてすむ。また、上記のように最外配管をケーシングにも当接させる構成によれば、最外配管内の圧力の増大によって、最外配管の拡開部が拡大しようとしても、他の配管の拡開部やケーシングの側壁によって最外配管の拡開部の拡大を規制することができる。また、最外配管よりも内側の配管の拡開部は、同配管の両側に位置する配管の拡開部に当接しているため、同拡開部の拡大は規制されている。そのため、上記のように拡開部のコーナー部分の曲率半径を通路部のコーナー部分の曲率半径よりも小さくして接合剤の使用量を抑制する場合であっても、同拡開部のコーナー部分への応力集中を抑制できるようになる。
さらに、最外配管の通路部とケーシングの側壁との間に隙間が設けられていることが好ましい。この構成によれば、最外配管の通路部とケーシングの側壁との間に設けられた隙間にも熱交換用の流体を介在させることが可能となり、最外配管内を流れる流体との間で効果的に熱交換させることができるようになる。
また、この熱交換器は、内燃機関の排気を吸気系に還流させる排気還流通路の一部に取り付け、配管内を流れる排気とケーシング内の配管外側を流れる冷却水との間で熱交換を行ういわゆる冷却器として適用することが可能である。
熱交換器の一実施形態を模式的に示す斜視図。 同熱交換器の分解斜視図。 同熱交換器の内部構成の一部を示す断面図。 同熱交換器においてケーシング内で複数の配管が並んでいる状態を示す平面図。 (a)は図4における5−5線で同熱交換器を切断した場合の断面図、(b)は図5(a)の一部を拡大した断面図。 (a)は図4における6−6線で同熱交換器を切断した場合の断面図、(b)は図6(a)の一部を拡大した断面図。 コーナー部分の曲率半径と同コーナー部分への応力集中度との関係を示すグラフ。 (a)は別の実施形態の熱交換器を示す断面図、(b)は図8(a)の一部を拡大した断面図。 従来の熱交換器の配管のコーナー部分に力が作用している状態を示す作用図。
以下、図1〜図8を参照して、熱交換器を、吸気系に還流させる排気を冷却する内燃機関の熱交換器として具体化した一実施形態について説明する。
図1に示す熱交換器11は、排気をEGRガスとして吸気系に還流させる還流経路の途中に配置されており、同熱交換器11内を流れるEGRガスを冷却する機能を有しているいわゆるEGRクーラーである。なお、EGRとは、「Exhaust Gas Recirculation」の略記である。
図1に示すように、熱交換器11のケーシング20は、ケース本体22と、固定部材23と、第1の蓋体25と、第2の蓋体26とを備えている。固定部材23には、ケーシング20内に熱交換用の流体の一例としての冷却水を流入させる冷却水流入部231と、ケーシング20内を循環した冷却水を外部に流出させる冷却水流出部232とが設けられている。また、第1の蓋体25にはEGRガスをケーシング20内に流入させるガス流入部251が設けられ、第2の蓋体26にはケーシング20内を流れたEGRガスを外部に流出させるガス流出部261が設けられている。
図2に示すように、ケース本体22は、略U字状に構成されている。すなわち、ケース本体22は、固定部材23に対向する基部221と、この基部221の両側に立設されている一対の側壁部222とを有している。そして、一対の側壁部222の先端に固定部材23が固定されることにより、略四角筒状をなす筒状体21が構成される。この筒状体21の一端の開口が第1の蓋体25によって閉塞され、筒状体21の他端の開口が第2の蓋体26によって閉塞されている。
また、ケーシング20内には、幅方向における寸法L1が同幅方向に直交する厚さ方向における寸法L2よりも大きい扁平な複数(ここでは5つ)の配管30が収容されている。配管30は、一枚の板材を折り曲げることにより構成されている。各配管30は、上記厚さ方向に並べられているとともに、厚さ方向及び幅方向の双方に直交する長さ方向が筒状体21の長さ方向と一致する態様で、ケーシング20内に配置されている。
そして、第1の蓋体25のガス流入部251を通じてケーシング20内に流入したEGRガスは、各配管30の手前で分流されて各配管30内に流入する。また、各配管30内を流れたEGRガスは、各配管30を流出してから合流し、第2の蓋体26のガス流出部261を通じてケーシング20外に流出する。
図3に示すように、ケーシング20を構成するケース本体22の基部221の長さ方向における端部のうち、第1の蓋体25が固定されている側の端部を「上流端部分221A」とし、第2の蓋体26が固定されている側の端部を「下流端部分221B」とする。そして、上流端部分221Aと下流端部分221Bとの間となる部分を「中央部分221C」とする。基部221には、中央部分221Cが上流端部分221A及び下流端部分221Bよりも外側に位置するように凹みが形成されている。これに対して、配管30は、ケース本体22の基部221の上流端部分221A及び下流端部分221Bに当接している一方で、中央部分221Cに当接していない。そして、各配管30と中央部分221Cとの間に形成されている空間SP1には冷却水が流れるようになっている。
図4に示すように、配管30の上流端及び下流端には、上流端と下流端との間の通路部32よりも上記厚さ方向における寸法の大きい拡開部31が設けられている。こうした拡開部31内は通路部32内と連通しており、ガス流入部251からケーシング20内に流入し、上流端の拡開部31内を流れたEGRガスは通路部32内を流れてから下流端の拡開部31内に流入し、同拡開部31から配管30外に流出し、ガス流出部261を通じてケーシング20外に流出する。
図5(a)に示すように、配管30の拡開部31は、隣り合う配管30の拡開部31に当接している。また、拡開部31の幅方向における両側壁は、固定部材23及びケース本体22の基部221に当接している。さらに、配管30のうち最も外側に位置する最外配管30Aの拡開部31は、最外配管30Aの内側に位置する配管30の拡開部31、固定部材23及びケース本体22の基部221に加え、ケース本体22の側壁部222にも当接している。すなわち、各配管30は、それらの上流端及び下流端でケーシング20に支持されている。
なお、図5(b)に示すように、断面視略四角環状をなす拡開部31において折れ曲がっている4隅をそれぞれ「コーナー部分311」としたとき、コーナー部分311の曲率半径は、比較的小さい第1の曲率半径R1となっている。そのため、互いに隣り合う各拡開部31とケーシング20の側壁との間に形成される隙間SP2は非常に狭い。そして、こうした隙間SP2内には、同隙間SP2を埋めるべく接合剤としての鑞(ろう)が充填されている。
図6(a)に示すように、配管30の通路部32は、隣り合う他の配管30に当接していない。また、最外配管30Aの通路部32は、ケース本体22の側壁部222にも当接していない。そして、こうした通路部32同士の間及び最外配管30Aの通路部32とケース本体22の側壁部222との間に形成されている隙間SP3を冷却水が流れるようになっている。また、図6(b)に示すように、断面視略四角環状をなす通路部32において折れ曲がっている4隅をそれぞれ「コーナー部分321」としたとき、コーナー部分321の曲率半径は、拡開部31のコーナー部分311の曲率半径である第1の曲率半径R1よりも大きい第2の曲率半径R2となっている。
次に、図7を参照して、本実施形態の熱交換器11の作用について説明する。
熱交換器11の各配管30内をEGRガスが流れている場合、EGRガスの圧力によって配管30の内部の圧力が配管30の外部の圧力よりも高くなり、配管30が外側に拡大しようとする。このとき、配管30の通路部32は、隣り合う他の配管30やケーシング20のケース本体22の側壁部222に当接していないため、外側に拡大しやすい。そのため、通路部32のコーナー部分321には、同コーナー部分321を展開させようとする力が作用しやすい。
その一方で、配管30の拡開部31は、隣り合う他の配管30の拡開部31やケーシング20に当接しているため、拡開部31の拡大が規制されている。その結果、拡開部31のコーナー部分311には、同コーナー部分311を展開させようとする力が作用しにくい。
ここで、図7には、コーナー部分の曲率半径と応力集中度との関係を示すグラフが図示されている。図7に示すように、配管を構成する板材の厚みが同等という条件下では、応力集中度はコーナー部分の曲率半径が大きいときほど小さくなる。
本実施形態の熱交換器11においては、通路部32のコーナー部分321の曲率半径(R2)は、拡開部31のコーナー部分311の曲率半径(R1)よりも大きい。そのため、力が作用しやすい通路部32のコーナー部分321であっても、同コーナー部分321への応力集中が抑制される。
上記構成に及び作用によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)通路部32のコーナー部分321の曲率半径を拡開部31のコーナー部分311の曲率半径よりも大きくした。これにより、通路部32のコーナー部分321の曲率半径が拡開部31のコーナー部分311の曲率半径と同一であった場合と比較して、通路部32のコーナー部分321において応力集中が生じにくくなる。したがって、扁平な配管30の内部をEGRガスが流れる際に、配管30の特定箇所への応力集中を抑制することができる。
(2)最外配管30Aの上流端及び下流端に設けられている拡開部31をケーシング20に支持させるようにしたことにより、各配管30をより強固に支持することができる。
(3)また、拡開部31のコーナー部分311の曲率半径を通路部32のコーナー部分321の曲率半径よりも小さくしたことにより、各拡開部31の間の隙間SP2が狭くなり、同隙間SP2を埋めるのに使用する鑞(ろう)の使用量を少なくすることができる。
また、上記隙間SP2内に鑞(ろう)を充填する処理は、鑞(ろう)付け用の炉内で行われることがある。この場合、上記隙間SP2を囲む各コーナー部分311で発生する表面張力によって鑞(ろう)を保持できるため、少量の鑞(ろう)によって上記隙間SP2を確実に埋めることができる。
(4)互いに隣り合う各通路部32は離れているため、各通路部32の間に冷却水を流すことができる。また、最外配管30Aの通路部32は、ケーシング20の側壁部222にも当接していないため、最外配管30Aの通路部32と側壁部222との間にも冷却水を流すことができる。したがって、配管30の通路部32内を流れるEGRガスを効率良く冷却することができる。
(5)互いに隣り合う各拡開部31は当接しており、最外配管30Aの拡開部31は、同最外配管30Aの内側に位置する配管30の拡開部31に加え、ケーシング20の側壁部222にも当接している。そのため、配管30内の圧力の増大によって、拡開部31が拡大しようとしても他の配管30の拡開部31やケーシング20の側壁部222によって拡開部31の拡大を規制することができる。そのため、拡開部31のコーナー部分311の曲率半径を通路部32のコーナー部分321の曲率半径よりも小さくしても、同拡開部31のコーナー部分311への応力集中を抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・配管30内には高温のEGRガスが流入することとなるため、配管30も温度上昇する。そのため、互いに隣り合う各配管30の拡開部31のコーナー部分311の間に形成される隙間SP2内に充填される接合剤は、想定される配管30の温度上限よりも高い融点を有するものにする必要がある。ただし、想定される配管30の温度上限よりも高い融点を有するものであれば鑞(ろう)以外の他の接合剤であってもよい。
・配管30は、その上流端及び下流端以外の任意の箇所に拡開部31を設けた構成であってもよい。例えば、配管30の長さ方向における中央に拡開部31を設けてもよい。この場合、こうした拡開部31の上流側及び下流側には通路部32が設けられることとなる。
・最外配管30Aの拡開部31を、ケーシング20のケース本体22の側壁部222に当接させなくてもよい。この場合、拡開部31と側壁部222との間に支持部材を別途介在させることで、各配管30をケーシング20に支持させるようにしてもよい。
・配管30の通路部32は、その側壁から外側に突出する突起又はリブを設けた構成であってもよい。この場合、隣り合う他の配管30にこうした突起又はリブが当接することにより、通路部32の拡大を抑制することができる。
・配管30の通路部32の特定箇所への応力集中を抑制するためには、通路部32のコーナー部分321の曲率半径を極力大きくすることが好ましい。例えば、図8(a),(b)に示すように、通路部32の厚さ方向における寸法を「T」とし、コーナー部分321の曲率半径を「R」としたとき、R=T/2の関係が成立するように、コーナー部分321を形成してもよい。この場合、一つの通路部32において厚さ方向に並ぶ2つのコーナー部分321が滑らかに繋がることになり、通路部32の上記幅方向における両端は円弧状になる。
・ケーシング20内において配管30外を循環する流体は、配管30内を流れるEGRガスの冷却効率を十分に確保することができるのであれば、空気などの気体やオイルといった冷却水以外の他の流体であってもよい。
・配管30は、長さ方向と直交する方向で切断した場合の断面形状が多角環状をなす形状であれば、断面視略三角環形状などのように断面視略四角環形状以外の形状であってもよい。
・熱交換器を具現化した一例としてEGRガスを冷却する熱交換器を例示したが、扁平な配管を流れる流体とその外側を流れる流体との間で熱交換が行われる熱交換器であれば、上記熱交換器と同様の構成を適用することにより、配管への応力集中を抑制することができる。例えば過給内燃機関において吸気を冷却するインタークーラーにこの熱交換器の構成を適用することもできる。
・配管を流れる流体は気体に限らず液体であってもよいし、配管の外側を流れる流体が気体であってもよい。
・配管内を流れる流体を配管の外側を流れる冷媒としての流体で冷却する冷却器として機能する熱交換器を例示した。これに対して、この熱交換器の構成は、配管内を流れる流体と配管の外側を流れる流体との間で熱交換を行うものであれば蓄熱器として機能する熱交換器や、配管内を流れる流体を配管の外側を流れる流体で暖める加熱器として機能する熱交換器にも適用可能である。
11…熱交換器、20…ケーシング、222…ケーシングの側壁としての側壁部、30…配管、30A…最外配管、31…拡開部、311…拡開部のコーナー部分、32…通路部、321…通路部のコーナー部分、SP2…隙間。

Claims (6)

  1. 通路部と同通路部よりも厚さ方向における寸法が大きく同通路部と連通している拡開部とを有し、前記厚さ方向と直交する幅方向における寸法が前記厚さ方向における寸法よりも大きい扁平な複数の配管が、前記厚さ方向に並んだ態様でケーシング内に配置されており、
    前記厚さ方向で互いに隣り合う前記拡開部同士が当接している一方、前記厚さ方向で互いに隣り合う前記通路部同士が当接しておらず、前記配管内を流れる流体と前記通路部同士の間を流れる流体との間で熱交換を行う熱交換器において、
    前記幅方向及び前記厚さ方向の双方と直交する方向を長さ方向とし、同長さ方向と直交する断面において前記配管の管壁が折れ曲がっている部分をコーナー部分としたとき、
    前記通路部のコーナー部分の曲率半径が、前記拡開部のコーナー部分の曲率半径よりも大きい
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記拡開部が、前記配管の前記長さ方向における両端に設けられている
    請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記配管のうち、同配管の並ぶ前記厚さ方向において最も外側に位置する配管を最外配管としたとき、
    前記最外配管の拡開部が、前記ケーシングの側壁に当接している
    請求項1又は請求項2に記載の熱交換器。
  4. 互いに隣り合う前記各拡開部のコーナー部分と前記ケーシングの側壁とに囲まれている隙間が、接合剤で埋められている
    請求項3に記載の熱交換器。
  5. 前記配管のうち、同配管の並ぶ前記厚さ方向において最も外側に位置する配管を最外配管としたとき、
    前記最外配管の前記通路部と前記ケーシングの側壁との間に隙間が設けられている
    請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の熱交換器。
  6. 内燃機関の排気を吸気系に還流させる排気還流通路の一部に取り付けられ、
    前記配管内を流れる排気と前記ケーシング内の前記配管外側を流れる冷却水との間で熱交換を行う
    請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の熱交換器。
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