JP6022855B2 - ハウジングレスコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、ハウジングレスコネクタに関する。
この種の技術として、特許文献1は、本願の図11に示すように、板状の金属板100にスリット101を形成することで、複数の接触部102を形成したハウジングレスのコネクタ103を開示している。
特開2006−228612号公報
上記特許文献1において、各接触部102は、各接触部102を挟むように形成されたスリット101の存在により、個別に弾性変位可能とされている。しかしながら、各接触部102の弾性変位のし易さには改善の余地が残されている。
本願発明の目的は、接触部の弾性変位のし易さを改善する技術を提供することにある。
本願発明の観点によれば、金属板上に絶縁層と導電パターンがこの順に積層されて成る、複数の梁部と、前記複数の梁部を片持梁状に支持する支持部と、隣り合う前記梁部を連結する連結部と、前記複数の梁部を取り囲む外枠体と、を備え、基板のコネクタ実装面に実装されて用いられるハウジングレスコネクタであって、各梁部は、相手コネクタに対して接触する接触部を有し、前記連結部は、前記接触部と前記支持部の間において、隣り合う前記梁部を連結し、前記外枠体は、前記複数の梁部を前記基板の前記コネクタ実装面に対して平行な方向において挟む一対の側板と、前記基板の前記コネクタ実装面と前記複数の梁部を挟んで反対側に配置される天板と、を有する、ハウジングレスコネクタが提供される。
前記支持部は、前記基板の前記コネクタ実装面に固定される。
各梁部は、前記支持部から離れるにつれて前記基板の前記コネクタ実装面から離れるように、前記基板の前記コネクタ実装面に対して傾斜する基板離間部と、前記接触部を含み、前記基板離間部の先端から前記基板の前記コネクタ実装面に向かって延びる基板近接部と、を含み、前記連結部は、前記基板離間部において、隣り合う前記梁部を連結する。
前記基板離間部は、前記支持部側に配置され、略直線状に延びる直線部と、前記基板近接部側に配置され、湾曲して延びる湾曲部と、を含む。
前記連結部は、前記直線部と前記湾曲部との境界の近傍において、隣り合う前記梁部を連結する。
前記天板には、前記相手コネクタが挿入される挿入開口が形成されている。
前記天板は、前記挿入開口を取り囲む切れ目のない周縁を有する。
前記天板は、各梁部のうち前記基板の前記コネクタ実装面から最も離れた部分である頂部を覆っている。
前記複数の梁部と、前記外枠体と、は一体的に形成されている。
前記複数の梁部と、前記外枠体と、は別体として形成されている。

本願発明によれば、隣り合う前記梁部間の距離を一定に維持しつつ、前記接触部の弾性変位のし易さを確保することができる。
図1は、レセプタクルコネクタからプラグコネクタを取り外した状態の斜視図である。 図2は、レセプタクルコネクタの斜視図である。 図3は、レセプタクルコネクタの別の角度から見た斜視図である。 図4は、絶縁シートを取り外した状態のレセプタクルコネクタの斜視図である。 図5は、絶縁シートを取り外した状態のレセプタクルコネクタの別の角度から見た斜視図である。 図6は、図5のA部拡大図である。 図7は、図2のVII-VII線断面図である。 図8は、プラグコネクタの斜視図である。 図9は、プラグコネクタの別の角度から見た斜視図である。 図10は、絶縁シートを取り外した状態のプラグコネクタの斜視図である。 図11は、特許文献1の図14に相当する図である。
(基板対基板コネクタ1)
以下、図1〜図10を参照しつつ、基板対基板コネクタ1(電気コネクタ、コネクタ)を説明する。各図において、断面以外に施されている細かいハッチングは、導電パターンを表現したものである。
図1に示すように、基板対基板コネクタ1は、プラグ側基板2(第2基板)のコネクタ実装面2aに実装されるプラグコネクタ3(第2ハウジングレスコネクタ、相手コネクタ)と、レセプタクル側基板4(第1基板、基板)のコネクタ実装面4aに実装されるレセプタクルコネクタ5(第1ハウジングレスコネクタ、ハウジングレスコネクタ)と、によって構成されており、プラグコネクタ3をレセプタクルコネクタ5に嵌合させることでプラグ側基板2とレセプタクル側基板4を電気的に接続するものである。本実施形態においてプラグコネクタ3及びレセプタクルコネクタ5は、何れも、金属板上に絶縁層と導電パターンをこの順に積層して構成されており、樹脂製のハウジングを有していない。
(レセプタクルコネクタ5)
次に、図2〜図7を参照して、レセプタクルコネクタ5について説明する。
図2及び図3に示すように、レセプタクルコネクタ5は、金属板6上に絶縁層7と複数の導電パターン8をこの順に積層して成るレセプタクルコネクタ本体9と、一対の絶縁シート10と、によって構成されている。
(レセプタクルコネクタ本体9)
図4及び図5に示すように、レセプタクルコネクタ本体9は、略角筒状に形成されている。詳しくは、レセプタクルコネクタ本体9は、天板11、一対の側板12、一対の底板13(支持部)、4つの嵌合案内部14、一対の湾曲板部15、複数の梁部16、複数の連結部17によって構成されている。
天板11は、2つの挿入開口18を有する長方形状の平板である。天板11は、レセプタクル側基板4のコネクタ実装面4a(図1を併せて参照)に対して平行となるように配置される。2つの挿入開口18は、天板11の長手方向に沿って細長く形成されている。2つの挿入開口18は、天板11の短手方向に並べて形成されている。天板11は、一対の周縁18aを有している。一対の周縁18aは、各挿入開口18を取り囲む切れ目のない周縁である。
ここで、「ピッチ方向」「幅方向」「基板直交方向」を定義する。ピッチ方向は、天板11の長手方向である。ピッチ方向のうち、レセプタクルコネクタ5の中央に向かう方向をピッチ中央方向とし、レセプタクルコネクタ5の中央から離れる方向をピッチ反中央方向とする。幅方向は、天板11の短手方向である。幅方向のうち、レセプタクルコネクタ5の中央に向かう方向を幅中央方向とし、レセプタクルコネクタ5の中央から離れる方向を幅反中央方向とする。基板直交方向は、図1に示すように、レセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aに対して直交する方向である。基板直交方向のうち、レセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aに向かう方向を基板近接方向とし、レセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aから離れる方向を基板離間方向とする。ピッチ方向と幅方向、基板直交方向は、相互に直交している。
図4及び図5に示すように、一対の側板12は、天板11の幅反中央方向側の端部から基板近接方向に向かって延びる長方形状の平板である。一対の側板12は、幅方向に対して直交している。
一対の底板13は、一対の側板12の基板近接方向側の端部から幅中央方向に向かって延びる長方形状の平板である。一対の底板13は、レセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aに固定される。一対の底板13は、基板直交方向に対して直交している。
4つの嵌合案内部14は、2つの挿入開口18内に形成されている。4つの嵌合案内部14のうち2つの嵌合案内部14が一方の挿入開口18内に形成されており、残りの2つの嵌合案内部14が他方の挿入開口18内に形成されている。各嵌合案内部14は、挿入開口18のピッチ反中央方向側の縁から基板近接方向に延びて形成されている。各嵌合案内部14は、ピッチ中央方向に凸となるように湾曲している。
2つの湾曲板部15は、2つの挿入開口18内に形成されている。2つの湾曲板部15のうち一方の湾曲板部15が一方の挿入開口18内に形成されており、他方の湾曲板部15が他方の挿入開口18内に形成されている。各湾曲板部15は、挿入開口18の幅反中央方向側の縁から基板近接方向に延びて形成されている。各湾曲板部15は、幅中央方向に凸となるように湾曲している。
複数の梁部16は、一対の側板12の間に形成されている。複数の梁部16のうち半数の梁部16が一方の底板13に支持されており、残りの半数の梁部16が他方の底板13に支持されている。複数の梁部16は、幅方向に対して平行に延びる片持ち梁状に形成されている。複数の梁部16は、所定の間隔でピッチ方向に並べて配置されている。複数の梁部16は、互いに平行である。図7に示すように、各梁部16は、底板13の幅中央方向側の端部から延びて形成されている。
各梁部16は、基板離間部20と基板近接部21によって構成されている。図7において、基板離間部20と基板近接部21の境界を破線Qで示している。
基板離間部20は、底板13の幅中央方向側の端部に接続している。基板離間部20は、底板13から離れるにつれてレセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aから離れるように、レセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aに対して傾斜する部分である。基板離間部20は、底板13側の直線部22と基板近接部21側の湾曲部23によって構成されている。直線部22は、底板13の幅中央方向側の端部に接続している。直線部22は、底板13の幅中央方向側の端部から概ね幅中央方向に略直線状に延びる部分である。直線部22は、レセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aに対して若干傾いて延びている。湾曲部23は、直線部22の幅中央方向側の端部に接続している。湾曲部23は、直線部22の幅中央方向側の端部から概ね基板離間方向に湾曲状に延びる部分である。湾曲部23は、幅中央方向に向かって凸となるように湾曲している。
基板近接部21は、相手コネクタに対して接触する接触部24を有し、基板離間部20の先端20aからレセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aに向かって延びる部分である。基板近接部21は、幅反中央方向に向かって凸となるように湾曲している。基板近接部21のうち、最もピッチ反中央方向側の部分が上記の接触部24に相当している。
そして、天板11は、各梁部16のうちレセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aから最も離れた部分である頂部25を覆っている。即ち、各梁部16の頂部25は、基板直交方向において、レセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aと天板11によって挟まれている。
連結部17は、図6に示すように、隣り合う梁部16を連結する部分である。具体的には、図7に示すように、連結部17は、接触部24と底板13との間において、隣り合う梁部16を連結している。更に具体的には、連結部17は、基板離間部20において、隣り合う梁部16を連結している。図7によれば、連結部17は、基板離間部20の直線部22と湾曲部23との境界Pの近傍において、隣り合う梁部16を連結している。
複数の導電パターン8は、何れも、細長いテープ状に形成されている。図4及び図5に示すように、複数の導電パターン8のうち半数の導電パターン8は、一方の湾曲板部15、天板11、一方の側板12、一方の底板13、一方の底板13に支持されている複数の梁部16、の順に跨るように延びて形成されている。複数の導電パターン8のうち、残りの半数の導電パターン8は、他方の湾曲板部15、天板11、他方の側板12、他方の底板13、他方の底板13に支持されている複数の梁部16、の順に跨るように延びて形成されている。詳しくは、各導電パターン8は、少なくとも、図7に示す直線部22、湾曲部23、及び、接触部24を含む基板近接部21に跨るように延びている。図5に示すように、各導電パターン8には、円形半田付け部8a又は矩形半田付け部8bが形成されている。図6に示すように、円形半田付け部8aは、円形に膨らんだパターン部である。円形半田付け部8aは、底板13の膨出部13aに対して被さるように形成されている。底板13の膨出部13aは、底板13の部分的に基板近接方向に膨らみ出た部分である。図5に示すように、矩形半田付け部8bは、矩形に膨らんだパターン部である。矩形半田付け部8bは、側板12と底板13に跨るように形成されている。
(絶縁シート10)
各絶縁シート10は、図2〜図5に示すように、天板11と各側板12、各底板13に跨るように設けられている。各絶縁シート10は、外部へ露出した複数の導電パターン8が基板対基板コネクタ1と隣接する他の電気部品と電気的に接触するのを防止するためのシートである。図3に示すように、各絶縁シート10には、複数のハンダ窓10aと一対のホールドダウン窓10bが形成されている。各ハンダ窓10aは、各導電パターン8の円形半田付け部8a又は矩形半田付け部8bをレセプタクル側基板4のコネクタ実装面4a上に形成した図示しない信号電極用パッドにハンダ付けするための窓である。ここで、各導電パターン8の円形半田付け部8aは、底板13の膨出部13aに被さるように形成されているので(図6も併せて参照)、各導電パターン8の円形半田付け部8aは、各ハンダ窓10aから基板近接方向に突出しており、もって、上記の信号電極用パッドに半田付けし易いようになっている。ホールドダウン窓10bは、各底板13をレセプタクル側基板4のコネクタ実装面4a上に形成した図示しないホールドダウン用パッドにハンダ付けするための窓である。ホールドダウン窓10b内には、ホールドダウン用の導電パターンが形成されている。
本実施形態において、図4に示すように、複数の梁部16を取り囲む外枠体Eは、天板11と一対の側板12によって構成されている。
(プラグコネクタ3)
次に、図8〜図10を参照して、プラグコネクタ3について説明する。なお、プラグコネクタ3を説明するに際し、図2で定義した各方向をそのまま使用することとする。ただし、レセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aを参照して定義した「基板近接方向」及び「基板離間方向」もそのまま使用するので、基板直交方向について言及する際は留意されたい。即ち、「基板近接方向」及び「基板離間方向」はあくまでレセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aを基準にして定義付けした方向であるから、「基板近接方向」はプラグ側基板2のコネクタ実装面2aから離間する方向となり、「基板離間方向」はプラグ側基板2のコネクタ実装面2aに近接する方向となる。
図8及び図9に示すように、プラグコネクタ3は、金属板30上に絶縁層31と複数の導電パターン32をこの順に積層して成るプラグコネクタ本体33と、絶縁シート34と、によって構成されている。
(プラグコネクタ本体33)
図10に示すように、プラグコネクタ本体33は、底板35と、一対のU字部36と、によって構成されている。
底板35は、長方形状の平板である。底板35は、基板直交方向に対して直交している。底板35の長手方向はピッチ方向に対して平行である。
各U字部36は、湾曲部接点部36aと湾曲部36b、梁部接点部36cによって構成されている。湾曲部接点部36aは、底板35の幅反中央方向側の端部から基板近接方向に向かって延びる平板状の部分である。湾曲部接点部36aは、幅方向に対して直交している。湾曲部36bは、湾曲部接点部36aの基板近接方向側の端部から幅中央方向に向かって延びる部分である。湾曲部36bは、基板近接方向に凸となるように湾曲している。梁部接点部36cは、湾曲部36bの幅中央方向側の端部から基板離間方向に向かって延びる平板状の部分である。梁部接点部36cは、幅方向に対して直交している。
複数の導電パターン32は、何れも、細長いテープ状に形成されている。複数の導電パターン32のうち半数の導電パターン32は、底板35及び一方のU字部36に跨るように延びて形成されている。複数の導電パターン32のうち残りの半数の導電パターン32は、底板35及び他方のU字部36に跨るように延びて形成されている。各導電パターン32には、円形半田付け部32aが形成されている。円形半田付け部32aは、円形に膨らんだパターン部である。円形半田付け部32aは、底板35の膨出部35aに対して被さるように形成されている。底板35の膨出部35aは、底板35の部分的に基板離間方向に膨らみ出た部分である。
(絶縁シート34)
絶縁シート34は、図8に示すように、底板35に被さるように設けられている。絶縁シート34は、外部へ露出した複数の導電パターン32がプラグ側基板2のコネクタ実装面2a上の意図しないパターンと電気的に接触するのを防止するためのシートである。絶縁シート34には、複数のハンダ窓34aが形成されている。各ハンダ窓34aは、各導電パターン32の円形半田付け部32aをプラグ側基板2のコネクタ実装面2a上に形成した図示しない信号電極用パッドにハンダ付けするための窓である。ここで、各導電パターン32の円形半田付け部32aは、底板35の膨出部35aに被さるように形成されているので(図10を併せて参照)、各導電パターン32の円形半田付け部32aは、各ハンダ窓34aから基板離間方向に突出しており、もって、上記の信号電極用パッドに半田付けし易いようになっている。
(素材)
本実施形態において、レセプタクルコネクタ5の金属板6(図2)やプラグコネクタ3の金属板30(図8)の素材は、SUSであって、その厚みは50〜80マイクロメートルである。しかし、これに代えて、銅や銅合金であってもよい。レセプタクルコネクタ5の絶縁層7(図2)やプラグコネクタ3の絶縁層31(図8)の素材はポリイミドであって、その厚みは概ね25〜50マイクロメートルである。しかし、これに代えて、アラミドであってもよいし、レセプタクルコネクタ5の絶縁層7やプラグコネクタ3の絶縁層31は、夫々、レセプタクルコネクタ5の金属板6やプラグコネクタ3の金属板30の酸化膜であってもよい。また、各導電パターン8や各導電パターン32の素材は銅箔であって、その厚みは概ね20マイクロメートルである。しかし、これに代えて、導電パターン8や導電パターン32は蒸着や鍍金により形成してもよい。また、各絶縁シート10や絶縁シート34の素材は、ポリイミドであって、その厚みは10〜30マイクロメートルである。なお、各絶縁シート10や絶縁シート34は、曲げや用途に応じた耐環境性を持つ絶縁体であれば、材料は適宜選択することができる。
(嵌合作動)
以下、図1に示すプラグコネクタ3とレセプタクルコネクタ5との嵌合について説明する。ここでは、既に、プラグ側基板2のコネクタ実装面2aにプラグコネクタ3が実装されており、レセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aにレセプタクルコネクタ5が実装されているものとする。
先ず、図1に示すように、プラグコネクタ3とレセプタクルコネクタ5を対向させた状態で、プラグコネクタ3をレセプタクルコネクタ5に向けて下降させ、図8に示すプラグコネクタ3の一対のU字部36を、図4に示すレセプタクルコネクタ5の天板11の一対の挿入開口18に夫々挿入する。このとき、図8に示すプラグコネクタ3の一対のU字部36が図4に示すレセプタクルコネクタ5の嵌合案内部14に接触することで、レセプタクルコネクタ5に対するプラグコネクタ3のピッチ方向における位置決めが行われる。
継続して、図8に示すプラグコネクタ3の一対のU字部36を、図4に示すレセプタクルコネクタ5の天板11の一対の挿入開口18に夫々挿入していくと、図7に示すレセプタクルコネクタ5の梁部16の基板近接部21の接触部24の幅中央方向への弾性変位を伴いつつ、図8のプラグコネクタ3の各U字部36が、図7のレセプタクルコネクタ5の湾曲板部15と梁部16の基板近接部21の接触部24との間に挿入される。この結果、図10のプラグコネクタ3のU字部36の湾曲部接点部36aが、図7のレセプタクルコネクタ5の湾曲板部15に対して幅方向において対向し、接触する。同様に、図10のプラグコネクタ3のU字部36の梁部接点部36cが、図7のレセプタクルコネクタ5の梁部16の基板近接部21の接触部24に対して幅方向において対向し、接触する。これにより、図8のプラグコネクタ3の各導電パターン32と、図2のレセプタクルコネクタ5の各導電パターン8と、が夫々2ヶ所で接触して導通することになる。
以上に、本願発明の好適な実施形態を説明したが、上記実施形態は、以下の特長を有している。
(1)図2〜図7に示すように、レセプタクルコネクタ5(ハウジングレスコネクタ)は、金属板6上に絶縁層7と導電パターン8がこの順に積層されて成る、複数の梁部16と、複数の梁部16を片持梁状に支持する底板13(支持部)と、隣り合う梁部16を連結する連結部17と、を備える。レセプタクルコネクタ5は、レセプタクル側基板4(基板)のコネクタ実装面4aに実装されて用いられる。各梁部16は、プラグコネクタ3(相手コネクタ)に対して接触する接触部24を有する。連結部17は、接触部24と底板13の間において、隣り合う梁部16を連結する。以上の構成によれば、隣り合う梁部16間の距離を一定に維持しつつ、接触部24の個々独立した弾性変位のし易さを確保することができる。
また、連結部17の存在により、各梁部16は捻れ変形などのイレギュラーな変形を起こし難くなる。
(2)また、図7に示すように、底板13は、レセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aに固定される。
(3)また、各梁部16は、底板13から離れるにつれてレセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aから離れるように、レセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aに対して傾斜する基板離間部20と、接触部24を含み、基板離間部20の先端20aからレセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aに向かって延びる基板近接部21と、によって構成されている。連結部17は、基板離間部20において、隣り合う梁部16を連結する。以上の構成によれば、隣り合う梁部16間の距離を一定に維持しつつ、連結部17が接触部24から遠くなるので、接触部24の個々独立した弾性変位のし易さを一層確保することができる。
(4)また、基板離間部20は、底板13側に配置され、略直線状に延びる直線部22と、基板近接部21側に配置され、湾曲して延びる湾曲部23と、によって構成されている。以上の構成によれば、直線部22の存在により、基板離間部20の先端20aを低くしつつ、梁部16のバネ長を確保することができる。
(5)また、連結部17は、直線部22と湾曲部23との境界Pの近傍において、隣り合う梁部16を連結する。以上の構成によれば、連結部17が底板13から遠くなるので、梁部16全体の弾性のし易さは維持しつつ、隣り合う梁部16間の距離を一層効果的に一定に維持することができる。
(6)また、レセプタクルコネクタ5は、図4に示すように、複数の梁部16を取り囲む外枠体Eを更に備える。以上の構成によれば、複数の梁部16は、外枠体Eによって取り囲まれるので、破損し難い。
(7)また、外枠体Eは、複数の梁部16をレセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aに対して平行な方向において挟む一対の側板12と、レセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aと複数の梁部16を挟んで反対側に配置される天板11と、を有する。以上の構成によれば、複数の梁部16は、外枠体Eによって覆われるように取り囲まれるので、一層破損し難い。
(8)また、天板11には、プラグコネクタ3が挿入される挿入開口18が形成されている。
(9)また、天板11は、挿入開口18を取り囲む切れ目のない周縁18aを有する。
(10)また、天板11は、図7に示すように、各梁部16のうちレセプタクル側基板4のコネクタ実装面4aから最も離れた部分である頂部25を覆っている。以上の構成によれば、プラグコネクタ3を挿入開口18に挿入する際に、プラグコネクタ3が各梁部16を座屈変形させてしまうのを防止できる。
(11、12)また、本実施形態において、複数の梁部16と、外枠体Eと、は一体的に形成されている。以上の構成によれば、組立の工数を減らすことができる。しかし、これに代えて、複数の梁部16と、外枠体Eと、は別体として形成されていてもよい。以上の構成によれば、レセプタクルコネクタ本体9を複数の簡素な部品で構成できるので、製造し易い。
1 基板対基板コネクタ
2 プラグ側基板
2a コネクタ実装面
3 プラグコネクタ(相手コネクタ)
4 レセプタクル側基板(基板)
4a コネクタ実装面
5 レセプタクルコネクタ(ハウジングレスコネクタ)
6 金属板
7 絶縁層
8 導電パターン
8a 円形半田付け部
8b 矩形半田付け部
9 レセプタクルコネクタ本体
10 絶縁シート
10a ハンダ窓
10b ホールドダウン窓
11 天板
12 側板
13 底板(支持部)
13a 膨出部
14 嵌合案内部
15 湾曲板部
16 梁部
17 連結部
18 挿入開口
18a 周縁
20 基板離間部
20a 先端
21 基板近接部
22 直線部
23 湾曲部
24 接触部
25 頂部
30 金属板
31 絶縁層
32 導電パターン
32a 円形半田付け部
33 プラグコネクタ本体
34 絶縁シート
34a ハンダ窓
35 底板
35a 膨出部
36 U字部
36a 湾曲部接点部
36b 湾曲部
36c 梁部接点部
E 外枠体
P 境界
Q 破線

Claims (10)

  1. 金属板上に絶縁層と導電パターンがこの順に積層されて成る、複数の梁部と、
    前記複数の梁部を片持梁状に支持する支持部と、
    隣り合う前記梁部を連結する連結部と、
    前記複数の梁部を取り囲む外枠体と、
    を備え、
    基板のコネクタ実装面に実装されて用いられるハウジングレスコネクタであって、
    各梁部は、相手コネクタに対して接触する接触部を有し、
    前記連結部は、前記接触部と前記支持部の間において、隣り合う前記梁部を連結し、
    前記外枠体は、
    前記複数の梁部を前記基板の前記コネクタ実装面に対して平行な方向において挟む一対の側板と、
    前記基板の前記コネクタ実装面と前記複数の梁部を挟んで反対側に配置される天板と、
    を有する、
    ハウジングレスコネクタ。
  2. 請求項1に記載のハウジングレスコネクタであって、
    前記支持部は、前記基板の前記コネクタ実装面に固定される、
    ハウジングレスコネクタ。
  3. 請求項2に記載のハウジングレスコネクタであって、
    各梁部は、
    前記支持部から離れるにつれて前記基板の前記コネクタ実装面から離れるように、前記基板の前記コネクタ実装面に対して傾斜する基板離間部と、
    前記接触部を含み、前記基板離間部の先端から前記基板の前記コネクタ実装面に向かって延びる基板近接部と、
    を含み、
    前記連結部は、前記基板離間部において、隣り合う前記梁部を連結する、
    ハウジングレスコネクタ。
  4. 請求項3に記載のハウジングレスコネクタであって、
    前記基板離間部は、
    前記支持部側に配置され、略直線状に延びる直線部と、
    前記基板近接部側に配置され、湾曲して延びる湾曲部と、
    を含む、
    ハウジングレスコネクタ。
  5. 請求項4に記載のハウジングレスコネクタであって、
    前記連結部は、前記直線部と前記湾曲部との境界の近傍において、隣り合う前記梁部を連結する、
    ハウジングレスコネクタ。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載のハウジングレスコネクタであって、
    前記天板には、前記相手コネクタが挿入される挿入開口が形成されている、
    ハウジングレスコネクタ。
  7. 請求項に記載のハウジングレスコネクタであって、
    前記天板は、前記挿入開口を取り囲む切れ目のない周縁を有する、
    ハウジングレスコネクタ。
  8. 請求項6又は7に記載のハウジングレスコネクタであって、
    前記天板は、各梁部のうち前記基板の前記コネクタ実装面から最も離れた部分である頂部を覆っている、
    ハウジングレスコネクタ。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載のハウジングレスコネクタであって、
    前記複数の梁部と、前記外枠体と、は一体的に形成されている、
    ハウジングレスコネクタ。
  10. 請求項1〜8の何れかに記載のハウジングレスコネクタであって、
    前記複数の梁部と、前記外枠体と、は別体として形成されている、
    ハウジングレスコネクタ。
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