JP6022707B2 - クレマのないコーヒー飲料を生成するための1杯抽出用カプセル - Google Patents

クレマのないコーヒー飲料を生成するための1杯抽出用カプセル Download PDF

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Description

本発明は、コーヒー飲料を生成するための1杯抽出用カプセルに関し、この1杯抽出用カプセルは、カプセルベース本体を有し、その中に、織物生地と飲料物質が配置され、飲料物質は、1杯抽出用カプセル内に保存され、1杯抽出用カプセル内で、加圧された熱湯によって織物生地を通じて抽出されるように提供され、飲料物質は、実質的に粉状であり、焙煎挽き豆コーヒー粉を含み、織物生地の単位面積あたり重量は、少なくとも100g/mである。
1杯分量に分けられてカプセルまたはパッドシステムに投入された飲料調製品は、先行技術から一般に知られている。
例えば、コーヒーとエスプレッソを調製するための汎用の1杯抽出用カプセルは、欧州特許第1792850 B1号明細書、欧州特許第1344722 A1号明細書、米国特許出願公開第2003/0172813 A1号明細書において開示されている。
これに加えて、独国特許出願第102010034206号明細書、国際特許出願第2012/010317号パンフレット、国際特許出願第2012/038063号パンフレット、独国特許出願第102011010534号明細書も参照されたい。
飲料を生成するための1杯抽出用カプセルは、好ましくは、円錐台形または円柱形であり、例えば、深絞り加工によるプラスチックフィルムから、またはプラスチック射出成形工程で製造される。
これらは、通例では、その上に膜(カバーフィルム)が密着または糊付けされるフランジを有する開放した充填側と、閉鎖または開放したカプセルベースと、を有し、飲料物質とカプセルベースとの間に1つまたは複数のアセンブリ要素、例えば、粒子ふるい、液分散手段、フリース、フェルト、遮断フィルム、および/または、これに類するものが存在しうる。
コーヒー飲料を調製するためには、1杯抽出用カプセルが調製装置の抽出室の中に導入される。
抽出室の閉鎖工程の後、または、その間に、1杯抽出用カプセルは、好ましくは、その閉鎖されたベース側で、抽出室に配置された排出口スパイクによって開かれる。
部分的に開放しているカプセルベースを有する1杯抽出用カプセルの場合は、すでにそのベース側に1つの開口部がある。
抽出室が密閉された後、1杯抽出用カプセルの、膜またはカバーフィルムで閉鎖された充填側が穿刺手段によって穿刺される。
その後、調製用液体、好ましくは、熱湯が、加圧されて1杯抽出用カプセルの中に輸送される。
調製用液体は、飲料物質を通って流れ、飲料物質から、飲料生成に必要な物質を抽出し、および/または溶解させる。
例えば、エスプレッソの調製では、最高20バールの抽出水圧が、コーヒー粉末に作用して精油を抽出する。
この圧力は、それに加えて、コーヒー粉末とカプセルベースの穿刺されたカプセル排出口との間に位置する濾過材にも作用する。
濾過材の底面の急激な圧力低下は、例えば、コーヒー飲料のクレマの形態での飲料の気泡形成につながる。
クレマは、粒子の細かさ、濾過システム、抽出容積内の高い圧力を通じて得られる。
システムが加圧されないと、クレマは、形成されない。
しかしながら、特定の飲料、例えば、特に、米国やスカンジナヴィアで消費されるクレマなしの古典的なドリップコーヒーの場合、気泡形成は、望まれない。
所望の飲料の体積を得るのに必要な挽き豆コーヒー粉の量は、1杯抽出用カプセルの中にある量であり、焙煎の度合いと挽きの度合い等の他の装入材の特徴が、標準に対応していれば、飲料の体積に事実上比例して増大する。
特に飲料の量が150mlより多い場合、挽き豆コーヒー粉をそれ以上抽出すると、望ましくない呈味成分が洗い出され、それによって、最終製品に苦味、酸味、かび臭い味が付くことが知られている。
自明な是正手段は、計量される1杯分量を増やすか、コーヒー豆をより細かく挽くことであろう。
しかしながら、計量される1杯分量を増やすと抽出不良につながり、これは、抽出媒体が粒子の周囲に均等に行き渡ることができなくなるからである。
媒体粒度を小さくすると、抽出空間内の圧力が高くなる。
これは、不要な成分まで抽出される原因となる。
先行技術において、変更不能な一定の1杯抽出用包装の体積で絶対的に異なる飲料出来上がり量を提供するシステムソリューションがすでにある。
しかしながら、このようなシステムでは、1杯抽出用包装内の保存量が、不相応となる。
均一な大きさで、したがってシステムソリューションの一部とすることのできる、コーヒー飲料を生成するための1杯抽出用カプセルが求められている。
この1杯抽出用カプセルは、様々な体積の、感覚品質において欠点のないコーヒー飲料について、高い生産性を有するべきである。
特に、好ましくはクレマのないコーヒー飲料を、好ましくは、80mlを超える体積で生成するための1杯抽出用カプセルが求められており、この1杯抽出用カプセルの中に収容されるコーヒーは、幅広い範囲の挽きの度合い(D[4,3]値で表現)で使用可能であり、それと同時に、高い感覚品質のコーヒー飲料を得ることができる。
D[4,3]値は、体積累積中位径D[4,3]であり、これは、当業者により知られている測定パラメータで、中位粒径を説明するために使用することができる。
本発明の目的は、先行技術の1杯抽出用カプセルより有利な、コーヒー飲料を生成するための1杯抽出用カプセルを提供することであった。
特に、1杯分量に分けられ、市場によって異なる飲料出来上がり量を有する飲料調製品が、事前設定された少量の変更不能の包装または保管空間内に提供されるべきである。
実現しようとする市場によって異なる飲料出来上がり量は、この場合、好ましくは、80ml〜350mlの間であるべきである。
これに加えて、得られる飲料調製品は、感覚品質において、これまで一般的であった調製装置で調製される飲料と同等か、それ以上であるべきである。
これに加えて、クレマのない飲料が得られるべきであり、この飲料は、したがって、加圧しない濾過装置で調製される飲料に対応する。
これに加えて、感覚品質に欠点のないコーヒー飲料を比較的大きな体積範囲(好ましくは、80〜350ml)で生成できるシステムを見出すべきであり、挽きの度合い(D[4,3]値で表現)を比較的広い範囲で変化させて自由に選択することができる。
上記の目的は、本発明により、すなわち、コーヒー飲料を生成するための1杯抽出用カプセルによって達成され、1杯抽出用カプセルは、カプセルベース本体を有し、その中に織物生地と飲料物質が配置され、飲料物質は、1杯抽出用カプセル内に保存され、1杯抽出用カプセル内で、加圧された熱湯によって織物生地を通じて抽出されるために提供され、飲料物質は、1杯抽出用カプセルの中に1〜20gの範囲の量で存在し、飲料物質は、実質的に粉状で、乾燥状態でのそのD[4,3]値が、100〜800μmの範囲である焙煎された挽き豆コーヒー粉を含み、織物生地の単位面積あたり重量が、少なくとも100g/mである。
驚くべきことに、織物生地、特に、透気性と単位面積あたり重量と、焙煎コーヒーの挽きの度合い、抽出空間内にあるコーヒーの量、焙煎度合いの特殊な組合せによって、それぞれ所望によりクレマを立たせずに、また所望の飲料体積で、実現しようとする飲料を設定できることがわかった。
本発明によれば、抽出空間内にあるコーヒーのパラメータ的な焙煎度合い、挽きの度合い、および、量(計量された1杯分量)が、計量された1杯分量が非常に少量であっても大きい飲料体積を実現することができ、それが、感覚品質において仕様に対応するように変更され、相互に適合される。
それゆえ、抽出空間内にあるコーヒーの量当たりの飲料体積の収率を改善することができる。
本発明による1杯抽出用カプセルの容積は、好ましくは、20〜35mLの範囲である。
好ましい実施形態において、本発明による1杯抽出用カプセルの容積は、25±10mL、より好ましくは、25±8mL、さらにより好ましくは、25±6mL、最も好ましくは、25±4mL、特に、25±2mLである。
他の好ましい実施形態において、本発明による1杯抽出用カプセルの容積は、30±10mL、より好ましくは、30±8mL、さらにより好ましくは、30±6mL、最も好ましくは、30±4mL、特に、30±2mLである。
本発明による1杯抽出用カプセルの中にある飲料物質は、実質的に粉状であり、焙煎された挽き豆コーヒー粉を含む。
コーヒーは、1種とすることも、または、2つまたはそれ以上のあらゆる所望のコーヒー種の混合からなるようにすることもできる。
好ましい実施形態において、1杯抽出用カプセル内にある飲料物質は、アラビカ、ロブスタ、リベリカから選択された1つまたは複数のコーヒー種を含む。
特に好ましい実施形態において、1杯抽出用カプセル内にある飲料物質は、焙煎された挽き豆コーヒー粉を含み、コーヒーは、アラビカとロブスタのコーヒー種の混合物である。
他の特に好ましい実施形態において、1杯抽出用カプセル内にある飲料物質は、焙煎された挽き豆コーヒー粉からなり、コーヒーは、アラビカとロブスタのコーヒー種の混合物である。
好ましい実施形態において、1杯抽出用カプセル内にある飲料物質は、焙煎された挽き豆コーヒー粉を含み、コーヒーは、アラビカコーヒーのみである。
他の好ましい実施形態において、1杯抽出用カプセル内にある飲料物質は、焙煎された挽き豆コーヒー粉を含み、コーヒーは、ロブスタコーヒーのみである。
コーヒーは、カフェイン抜きとすることができる。
コーヒーには、フレーバを付けることがきる。
フレーバコーヒーは、好ましくは、コーヒー豆を焙煎後に天然または合成香味料または油で処理することで得られる。
焙煎された挽き豆コーヒー粉の単位体積重量は、種類と挽きの度合いに応じて250g/l〜400g/lである。
単位体積重量は、Hag計測器によって測定される。
この目的のために、挽き豆コーヒー粉を、充填前に天秤で風袋計量された既知の容量(250ml)の容器に入れる。
コーヒーを容器に溢れるまで入れ、平らな物を使って容器の上縁で平らにすり切る。
満杯になった容器を計量して風袋重量と比較し、当業者により知られている係数でg/lに変換する。
焙煎された挽き豆コーヒー粉は、好ましくは、比表面積が5〜90m/kgの範囲である。
好ましくは、コーヒーの比表面積は、5±3m/kg、10±5m/kg、15±1m/kg、32±1m/kg、45±1m/kg、55±1m/kg、58±1m/kg、または、60±5m/kgである。
焙煎された挽き豆コーヒー粉は、好ましくは、水分含有量が1〜5%の範囲である。
異なる飲料体積を有する、すなわち、クレマあり、または、クレマなしの飲料を実現するために、個々の種の焙煎が重要な要素である。
この操作では、味と色が影響を受ける。
焙煎度合いは、色測定器(例えば、Probat,Emmerich,GermanyのColorette 3b)を使って測定することができる。
特に好ましい実施形態において、飲料物質の中に存在する挽き豆コーヒー粉の総量が焙煎される。
焙煎挽き豆コーヒー粉の色値(2011年製のProbat社のColorette 3bで測定)は、好ましくは、20〜170、より好ましくは30〜150、さらにより好ましくは、40〜130、特に、50〜120の範囲である。
焙煎された挽き豆コーヒー粉の色値は、一般に、焙煎度合いを定量化するための一般に認められている要素である。
色値は、本発明によれば、2011年製のProbat社のColorette 3bの色測定器を使って測定される。
測定の原理は、反射測定に基づく。
この場合、測定対象のコーヒーサンプルが2つの波長の光(赤色光と赤外光)で照明される。
反射光の合計が、電子的に評価されて、色値として表示される。
焙煎挽き豆コーヒー粉の焙煎度合いは、色値(2011年製のProbat社のColorette 3bで測定)により表現され、好ましくは、20〜170、より好ましくは、30〜120または30〜100、さらにより好ましくは、40〜100または40〜80、最も好ましくは、45〜95または45〜75、特に、50〜90または50〜70の範囲である。
他の好ましい実施形態において、焙煎挽き豆コーヒー粉の焙煎度合いは、色値(2011年製のProbat社のColorette 3bで測定)で表現され、20〜170、より好ましくは、50〜150、さらにより好ましくは、60〜130、最も好ましくは、65〜135、特に、70〜120の範囲である。
特に好ましい焙煎度合いの色値A〜色値A(2011年製のProbat社Colorette 3bで測定)を下表に示す。
飲料物質は、実質的に粉状であり、焙煎された挽き豆コーヒー粉を含み、その乾燥状態でのD[4,3]値は、100〜800μmである。
D[4,3]値は、体積累積中位径D[4,3]であり、これは、当業者により知られている測定パラメータで、媒体粒度を説明するために使用することができる。
好ましくは、飲料物質は、1杯抽出用カプセルの内容物全体を構成する。
飲料物質が、焙煎された挽き豆コーヒー粉に加えて他の固形成分、特に別の粉状成分を含む場合、本発明によれば、D[4,3]値は、すべての粒子全体に関する。
また、これは、その成分が個別に、すなわち分離した状態で、異なるD[4,3]値を有する、焙煎された挽き豆コーヒー粉のブレンドにも当てはまり、この場合も同様に、本発明によれば、D[4,3]値は、存在する何れの別の粉状成分も含むすべてのコーヒー粒子の全体に関する。
好ましい実施形態において、飲料物質は、実質的に粉状であり、焙煎された挽き豆コーヒー粉を含み、その乾燥状態でのD[4,3]値は、200〜650μmである。
別の好ましい実施形態において、飲料物質は、実質的に粉状であり、焙煎された挽き豆コーヒー粉を含み、その乾燥状態でのD[4,3]値は、300〜400μm、または、350〜600μmである。
織物生地と計量される1杯分量と組み合わせて所定の挽きの度合い(D[4,3]値で表現)を選択することにより、所望の感覚品質のそれぞれの飲料を調製することができる。
粒度分布と、また、媒体粒度を測定する方法は、当業者により知られている。
D[4,3]値は、体積累積中位径を示し、これは、本発明によれば、好ましくは、レーザ測定により、例えば、Malvern Mastersizer 3000と分散ユニットMalvern AeroSを使って測定される。
この場合、乾式測定で、好ましくは、約7gの挽き豆焙煎コーヒー粉が、4バールの分散圧力で測定セル内に輸送される。
レーザ回折を利用し、粒度分布とD[4,3]値が、フラウンホーファ理論に従って散乱光とその結果として得られる回折角度を測定することによって測定されてもよい。
挽き豆コーヒー粉の粒度、または、粒度分布は、抽出圧力、クレマの形成、コーヒー飲料の味に影響を与える。
好ましい実施形態において、挽き豆コーヒー粉の乾燥状態でのD[4,3]値は、215〜365μm、より好ましくは、240〜340μm、最も好ましくは、265〜315μmの範囲、特に、290μmである。
他の好ましい実施形態において、挽き豆コーヒー粉の乾燥状態でのD[4,3]値は、235〜385μm、より好ましくは、260〜360μm、最も好ましくは、285〜335μmの範囲、特に、310μmである。
別の好ましい実施形態において、挽き豆コーヒー粉の乾燥状態でのD[4,3]値は、255〜405μm、より好ましくは、280〜380μm、最も好ましくは、305〜355μmの範囲、特に、330μmである。
他の好ましい実施形態において、挽き豆コーヒー粉の乾燥状態でのD[4,3]値は、275〜425μm、より好ましくは、300〜400μm、最も好ましくは、325〜375μmの範囲、特に、350μmである。
別の好ましい実施形態において、挽き豆コーヒー粉の乾燥状態でのD[4,3]値は、325〜475μm、より好ましくは、350〜450μm、最も好ましくは、375〜425μmの範囲、特に、400μmである。
他の好ましい実施形態において、挽き豆コーヒー粉の乾燥状態でのD[4,3]値は、375〜525μm、より好ましくは、400〜500μm、最も好ましくは、425〜475μmの範囲、特に、450μmである。
別の好ましい実施形態において、挽き豆コーヒー粉の乾燥状態でのD[4,3]値は、425〜575μm、より好ましくは、450〜550μm、最も好ましくは、475〜525μmの範囲、特に、500μmである。
他の好ましい実施形態において、挽き豆コーヒー粉の乾燥状態でのD[4,3]値は、475〜625μm、より好ましくは、500〜600μm、最も好ましくは、525〜575μmの範囲、特に、550μmである。
別の好ましい実施形態において、挽き豆コーヒー粉の乾燥状態でのD[4,3]値は、550〜750μm、より好ましくは、600〜700μm、最も好ましくは、625〜675μmの範囲、特に、650μmである。
他の好ましい実施形態において、挽き豆コーヒー粉の乾燥状態でのD[4,3]値は、650〜800μm、より好ましくは、700〜800μm、最も好ましくは、725〜775μmの範囲、特に、750μmである。
特に好ましい実施形態B〜Bを、下表にまとめる。
特に非常に好ましいのは、実施形態B〜実施形態Bである。
D[4,3]値に基づいて、第一に抽出効率および抽出速度と第二に濾過速度との最適比を設定することができる。
好ましい実施形態において、挽き豆コーヒー粉の乾燥状態での全量が、同じ粒度を有する。
特に好ましい実施形態において、挽き豆コーヒー粉は、異なる粒度の所定の混合物である。
好ましい粒度分布を、下表にまとめる(実施形態C〜実施形態C10)。
特に好ましい実施形態は、実施形態C〜実施形態Cである。
飲料物質は、1杯抽出用カプセル内に1〜20gの範囲の量で存在する。
好ましくは、飲料物質は、1杯抽出用カプセル内に2〜11g、より好ましくは、3〜8gまたは4〜11g、さらにより好ましくは、4〜7gまたは5〜11g、最も好ましくは、4.5〜6.5gまたは6〜10g、特に、5〜6gまたは7〜10gの範囲の量で存在する。
好ましい実施形態において、飲料物質は、1杯抽出用カプセル内に4〜11gの範囲の量で存在する。
特に好ましい実施形態において、飲料物質は、1杯抽出用カプセル内に6±2g、より好ましくは、6±1.5g、さらにより好ましくは、6±1g、最も好ましくは、6±0.5g、特に、6±0.3gの量で存在する。
他の好ましい実施形態において、飲料物質は、1杯抽出用カプセル内に7.7±4g、より好ましくは、7.7±3g、さらにより好ましくは、7.7±2g、最も好ましくは、7.7±1g、特に、7.7±0.5gの量で存在する。
特に好ましい実施形態において、飲料物質は、1杯抽出用カプセル内に8±4g、より好ましくは、8±3g、さらにより好ましくは、8±2g、最も好ましくは、8±1g、特に、8±0.5gの量で存在する。
別の特に好ましい実施形態において、飲料物質は、1杯抽出用カプセル内に9±4g、より好ましくは、9±3g、さらにより好ましくは、9±2g、最も好ましくは、9±1g、特に、9±0.5gの量で存在する。
飲料物質には、任意選択により、添加物、例えば、チョコレート粉末、ミルク粉末、茶粉末、砂糖または砂糖代替物等の甘味料、スパイスまたはこれに類するものを含めることができる。
好ましい実施形態において、飲料物質には、いかなる添加物も含まれず、焙煎され、挽かれた豆のコーヒー粉のみを含む。
コーヒー飲料を生成するための1杯抽出用カプセルは、カプセルベース本体を有し、その中に織物生地と飲料物質が配置され、飲料物質は、1杯抽出用カプセル内に保存され、1杯抽出用カプセル内で、加圧された熱湯によって織物生地を通じて抽出されるために提供される。
カプセルベース本体は、好ましくは、深絞りカプセルベース本体であり、好ましくは、円錐台形または円柱形である。
カプセルベース本体は、壁領域をさらに有し、壁領域は、好ましくは、複数の溝を有し、溝は、開放充填側を閉鎖する膜とベース領域の間に、壁領域の高さ範囲の少なくとも一部にわたって延びるように設けられる。
これらの溝には、1杯抽出用カプセルが、抽出室内で抽出液体が1杯抽出用カプセルを通って流れている間により高い機械的安定性とよりよい挙動を示すという効果があり、それは、抽出工程の改善をもたらすことができる。
好ましくは、カプセルベース本体は、凹部の領域において、凹部とベース領域の間の壁領域より直径が大きい。
その結果、有利な点として、これによって、1杯抽出用カプセルの積み重ね可能性および/または1杯抽出用カプセルのカプセルベース本体の積み重ね可能性をもたらす、特に単純でロバストな可能性を生じさせる。
別の好ましい実施形態において、第一にフランジ/縁領域に隣接する壁領域の直径と第二にフランジの直径との比は、0.85〜0.89の間、より好ましくは、0.87である。
これに加えて、フランジに隣接する壁領域の直径は、好ましくは、39mmであり、および/または、フランジの直径は、好ましくは、45mmである。
他の好ましい実施形態において、ベース領域とフランジの間の壁領域におけるカプセルベース本体の壁厚は、凹部の領域より薄い。
この実施形態によれば、1杯抽出用カプセルは、これに加えて、好ましくは、壁領域に溝を有し、その結果、安定性の改善が実現される。
これによって、材料を大幅に節約でき、その結果、1杯抽出用カプセルを製造するためのエネルギーと経費を削減することができる。
カプセルベース本体のベース領域からフランジまでの高さは、好ましくは、20〜35mm、より好ましくは、22〜32mm、さらにより好ましくは、25〜29mm、最も好ましくは、27mmである。
1杯抽出用カプセルは、例えば、プラスチック、天然材料および/または生物分解可能材料からなる。
好ましくは、1杯抽出用カプセルは、ポリエチレン、交差結合ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、ビニルエステル、不飽和脂肪酸およびその塩とエステルのコポリマ、塩化ビニリデンコポリマ、アセチル樹脂、アクリルおよびメタクリル酸エステルポリマおよびそのコポリマ、ポリイソブチレン、イソブチレンコポリマ、ポリテトラフタル酸ジオールエステル、ポリビニルエーテル、シリコン、不飽和ポリエステル樹脂、ポリカーボネートおよびポリカーボネートとポリマまたはコポリマの混合物、ポリアミド、ポリスチレン、スチレンコポリマおよびグラフトポリマ、ポリ塩化ビニル、ポリブテン、ポリウレタン、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)、交差結合ポリ尿素、アクリロニトリルコポリマおよびグラフトポリマ、ポリアクリレート、熱可塑性澱粉等の澱粉プラスチック、ポリ乳酸コポリマまたはポリヒドロキシ脂肪酸の熱可塑性ポリエステルを含む。
カプセルベース本体は、無色とすることも、あらゆる所望の色に着色することもできる。
これに加えて、カプセルベース本体は、透明、半透明、または不透明とすることができる。
好ましくは、カプセルベース本体は、着色され、不透明である。
カプセルベース本体の外側には、印刷することができる。
1杯抽出用カプセルのカプセルベースは、部分的に開放または閉鎖することができる。
好ましい実施形態において、1杯抽出用カプセルのカプセルベースは、閉鎖されている。
この実施形態によれば、カプセルベースは、まず、抽出室の中で、1杯抽出用カプセルの外側から作用する穿孔手段によって穿孔されて、排出口用開口部が作られる。
特に好ましい実施形態において、1杯抽出用カプセルのカプセルベースは、部分的に開放している。
部分的に開放しているカプセルベースを有する1杯抽出用カプセルの場合、開口部は、製品保護のためにシール材によって閉鎖され、これは、例えば、穿孔手段によって穿孔可能であるか、カプセルベースから手で剥がすことができる。
このような1杯抽出用カプセルは、先行技術において知られている。
この実施形態によれば、カプセルベースの開口部は、好ましくは、中央に配置され、好ましくは円形の構造を有する。
カプセルベースの開口部の面積とカプセルベース全体の面積の相対比率は、好ましくは、0.08〜0.13、より好ましくは、0.09〜0.12、さらにより好ましくは、0.09〜0.11の範囲であり、最も好ましくは、0.10である。
1杯抽出用カプセルは、好ましくは、気密状態に密閉され、すなわち、1杯抽出用カプセル内にある飲料物質は、抽出工程前に、実質的に香りが漏れないように環境から密閉される。
カプセルベース本体の開放充填側は、膜またはカバーフィルムによって閉鎖される。
膜またはカバーフィルムは、カプセルベース本体と同じ材料でも、また、他の材料でも作製することができ、好ましくは、カプセルベース本体にシールおよび/または糊付けによって固定される。
好ましくは、膜は、製品保護に必要なバリアを有する1層または複数の層の異なるプラスチック、なかんずく、任意選択によりアルミニウムフォイルを含む。
そのために必要な組成物は、当業者により知られている。
好ましくは、膜の外側、すなわち充填物と反対に面する側は、部分的または完全に印刷される。
1杯抽出用カプセルのカプセルベース本体の中には、織物生地が配置され、フィルタとして機能する。
織物生地は、本発明の意味において、平坦な、すなわち、二次元的に延びる構造を含み、これは繊維を含む。
繊維自体は、どのような種類の生地、特に、織布、フリース、フェルト、スポンジ等でも形成することができる。
飲料生成のための1杯抽出用カプセルにおいて、異なる織物生地をフィルタとして使用できる。
異なる実施形態は、平坦で柔軟なものから剛性の立体的な織物生地を含む。
特に、本発明による多孔質カスケード型の織物生地が好ましい。
多孔質カスケード型の織物生地では、抽出空間内で十分に高い抽出圧力が実現され、これは、感覚品質に欠点のない飲料を提供する。
同時に、飲料物質が抽出空間内で所望の程度まで保持され、飲料上にクレマを生成するための気泡形成を防止することができる。
多孔質カスケード型の織物生地は、穴状の窩洞を含む著しい立体構造を有し、その中を通って流れる、濾過されるべき液体は、ある段の穴から次の段の穴とカスケード状に流れる。
存在する気泡は、すべて壊され、クレマを形成しない。
平坦透過性の織物生地は、平らな紙のように薄い形態である。
ランダムに配置された繊維が相互に積み重ねられた2、3の層を有することにより、メッシュ幅の小さい織物生地が得られる。
きっちり閉じたフィルタへの供給により、クレマを形成する物質を抽出するのに十分な圧力が生じる。
織物生地をフィルタとして使用することは、プラスチックフィルタを製造するための複雑なプラスチック射出成形工程や深絞りまたはエンボス加工を省くことができるという利点を有する。
それによって、製品のコストが、大幅に削減される。
これに加えて、織物生地がカプセルベース上に直接支持されるため、支持構造が、不要である。
先行技術から知られているプラスチックフィルタと比較して、織物生地は、さらに、その液体取り込み表面積が顕著に大きいという利点を有する。
これに加えて、液体の交叉流れが可能となり(フィルタ平面の範囲の主平面に平行)、それによって、混合と排出挙動の改善が実現される。
さらに、織物生地を使用すると、ふるいの目詰まりの危険性が、大幅に低減されるか、または、事実上排除されることがわかった。
織物生地は、調製用液体が比較的低圧の飲料調製の場合だけでなく、調製用液体が比較的高圧の飲料調製の場合も、目詰まりが起こりにくい。
これに加えて、織物生地の中で液体の交差流れが確実に常に保持され、織物生地の中へと流入した液体が確実に排出用開口部へと排出される。
織物生地は、好ましくは、破けないように構成される。
織物生地は、好ましくは、フリース、フェルトおよび、穴と通路を有するその他の生地または構造、例えば、開放穴スポンジ、開放穴発泡体またはそれらの組合せを含む。
本発明の好ましい実施形態において、織物生地は、フリースであり、これは、例えば、微細ポリエステル繊維等の微細プラスチック繊維から生成されるフリース材料を含み、特に、ランダム繊維および/または繊維配向フリース材料である。
フリースは、好ましくは、平坦透過性である。
本発明の特に好ましい実施形態において、織物生地は、フェルト構造を有する。
織物生地は、1つまたは、相互に重ねて配置された複数のフェルト構造を有することができる。
フェルトは、好ましくは、多孔質カスケード型であり、例えば、ビスコース、ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレンまたはこれらの組合せを含むことができる。
複数のフリースおよび/またはフェルトを次々に組み合わせることができる。
特に好ましくは、フェルトは、ニードルフェルト構造を有する。
この実施形態によれば、織物生地は、好ましくは、少なくとも1つのフェルト構造と1つの支持構造、特に、織布構造からなり、フェルト構造は、特に好ましくは、体積の少なくとも一部分において支持構造を含む。
好ましくは、織物生地は、2つのフェルト構造を有し、これらは、支持構造によって相互に分離される。
好ましくは、2つのフェルト構造は、1杯抽出用カプセルの中で重ねて配置され、相互に結合される。
2つのフェルト構造の厚さは、同じとすることも、異なるようにすることもできる。
好ましくは、飲料物質に面するフェルト構造は、カプセルベースに面するフェルト構造より薄いか、その逆である。
好ましくは、フェルト構造の表面は、例えば、毛羽立った繊維を固定するために、例えば、熱処理等で処理される。
支持構造、特に織布構造とフェルト構造を有する織物生地を製造することができ、その中で、例えば、縦糸と横糸からなる織布構造が提供される。
フェルト、特に、ニードルフェルトの構成に関して、好ましくは、繊維ユニットは、0.8〜7dtexから選択される。
個々の繊維を相互に組み合わせることによるフェルトの形成および/または支持構造へのその固定は、好ましくは、製造中のニードリング工程を通じて行われる。
この場合、逆棘を有する針理がセットされたファイバパッケージに高速で突き刺され、再び引き抜かれる。
逆棘により、その結果できる複数のループを介して繊維が、相互に、および/または支持織物と絡み合う。
織物生地がフェルトとフリースの両方を含む場合、これらは、好ましくは、相互に結合される。
フェルトおよび/またはフリースは、多層体として使用でき、これらの層は、使用される開始材料および/またはその処理の種類が異なっていてもよい。
本発明の別の好ましい実施形態において、織物生地は、フィルタ織布、例えば、開放穴スポンジおよび/または開放穴発泡体であり、これが、カプセルベースの領域に配置される。
スポンジは、例えば、網状のポリウレタン発泡体を含む。
好ましい実施形態において、織物生地は、平坦透過性であり、好ましくは、平坦透過性のフリースである。
織物生地が平坦透過性のフリースである場合、1杯抽出用カプセルのカプセルベースは、好ましくは、閉鎖される。
特に好ましい実施形態において、織物生地は、多孔質カスケード型であり、好ましくは、多孔質カスケード型のフェルトである。
織物生地が多孔質カスケード型のフェルトである場合、1杯抽出用カプセルのカプセルベースは、好ましくは、部分的に開放している。
織物生地は、縦および横方向に特定の伸び率を有する。
材料の厚さと材料の組成および/または構造に応じて、伸び率は、例えば、ISO 9073に明記されているように、または、例えば、ISO 13934に明記されているように測定される。
本発明によれば、織物生地の伸び率は、好ましくは、ISO 9073に明記されているように、または、ISO 13934に明記されているように測定される。
織物生地がフリースであり、材料の厚さが1ミリメートル未満である場合、縦方向の最大引張力は、好ましくは、5cmあたり50N〜150N、横方向には、好ましくは、5cmあたり30N〜90Nであり、縦および横方向の最大引張力での伸び率は、好ましくは、20%〜40%である。
材料の厚さが1ミリメートルを超える場合、縦および横方向への最大引張力は、好ましくは、40daN〜120daNであり、縦および横方向の最大引張力での伸び率は、20%〜40%である。
織物生地は、複数のフィルタ開口部を有し、フィルタ開口部は、好ましくは、中位径が100〜1000μm、より好ましくは、200〜700μm、最も好ましくは、250〜550μm、特に、300〜500μmの範囲である。
フィルタ開口部の中位径を測定する方法は、当業者により知られている。
好ましい実施形態において、織物生地は、複数のフィルタ開口部を有し、これらは、フィルタ開口部の断面積の合計が、織物生地の断面積全体の0.1〜10%の間、より好ましくは、1〜3%の間、最も好ましくは、1.4%を占めるような方法で構成される。
フィルタ開口部の中位径とD[4,3]値は、飲料物質内の粒子がまったくコーヒー飲料の中へと通過せず、同時にできるだけ急速で効率的な飲料物質の抽出が実現されるように相互に適合される。
織物生地の透気性は、DIN ISO 9237に明記されているように測定される。
この目的のために、サンプル材料の所定の面積が引っ張られる。
空気は、サンプルを通って表面に垂直に流れる。
測定は、真空または差圧測定として行うことができる。
透気性は、好ましくは、100パスカルの圧力で測定される。
織物生地の透気性は、50〜4000 l/(ms)の範囲であり得る。
織物生地の特に好ましい透気性を、実施形態D〜実施形態D43として下表にまとめる。
好ましい実施形態において、織物生地の透気性は、少なくとも50 l/(ms)である。
他の好ましい実施形態において、織物生地の透気性は、少なくとも100 l(ms)である。
特に好ましくは、織物生地の透気性は、160 l/(ms)を超える。
織物生地がフリースを含むか、フリースからなる場合、実施形態D24〜実施形態D26が、好ましく、実施形態D41が特に好ましい。
好ましい実施形態において、織物生地の透気性は、160〜500 l/(ms)の範囲である。
織物生地がフェルトを含むかフェルトからなる場合、実施形態D〜実施形態D、実施形態D〜実施形態D、実施形態D11〜実施形態D13が、好ましく、実施形態D32と実施形態D35が特に好ましい。
D[4,3]値が、380〜580μm、好ましくは、400〜550μmの範囲である時、実施形態D32が特に非常に好ましい。
D[4,3]値が、300〜400μm、好ましくは、320〜380μmの範囲である時、実施形態D35が特に非常に好ましい。
織物生地の単位面積あたり重量は、少なくとも100g/mである。
単位面積あたり重量は、面密度または坪量とも呼ばれる。
織物生地の単位面積あたり重量の測定方法は、当業者により知られている。
単位面積あたり重量は、好ましくは、DIN EN 12127に明記されているように測定される。
好ましい実施形態E〜実施形態E24を、下表にまとめる。
織物生地がフリースを含むか、フリースからなる場合、実施形態Eと実施形態Eが好ましく、実施形態E18が特に好ましい。
特に好ましい実施形態において、織物生地の単位面積あたり重量は、少なくとも500g/mである。
他の特に好ましい実施形態において、織物生地の単位面積あたり重量は、900g/mを超える。
別の好ましい実施形態において、織物生地の単位面積あたり重量は、1150±10 g/m、より無好ましくは、1150±8 g/m、さらにより好ましくは、1150±6 g/m、最も好ましくは、1150±4 g/m、特に、1150±2 g/mである。
この実施形態によれば、織物生地は、好ましくは、フェルトを含むか、好ましくは、フェルトからなる。
織物生地がフェルトを含むかフェルトからなる場合、実施形態E、実施形態E10、実施形態E11、実施形態E15、実施形態E17が好ましく、実施形態E19と実施形態E23が特に好ましい。
D[4,3]値が、380〜580μm、好ましくは、400〜550μmの範囲である時、実施形態E23が、特に非常に好ましい。
D[4,3]値が、300〜400μm、好ましくは、320〜380μmの範囲である時、実施形態E19が、特に非常に好ましい。
好ましい組合せは、D11、D11、D14、D3223、D3519である。
特に好ましい実施形態において、織物生地は、透気性が160 l/(ms)、単位面積あたり重量が900g/mを超える。
別の特に好ましい実施形態において、織物生地は、透気性が160 l/(ms)を超え、単位面積あたり重量が900g/mを超え、カプセルベースは、部分的に開放している。
好ましくは、織物生地の単位面積あたり重量g/mと透気性l/(ms)の商は、少なくとも1(gs)/1である。
好ましい実施形態において、織物生地の単位面積あたり重量g/mと透気性l/(ms)の商は、少なくとも1(gs)/1、より好ましくは、少なくとも2(gs)/1、さらにより好ましくは、少なくとも3(gs)/1または4(gs)/1、最も好ましくは、少なくとも5(gs)/1、特に、少なくとも、6(gs)/1である。
特に好ましい実施形態において、織物生地の単位面積あたり重量g/mと透気性l/(ms)の商は、6.76±0.2(gs)/lである。
他の特に好ましい実施形態において、織物生地の単位面積あたり重量g/mと透気性l/(ms)の商は、1.63±0.2(gs)/lである。
織物生地は、好ましくは、厚さが、0.20〜5mmの範囲である。
織物生地がフリースを含むか、フリースからなる場合、その厚さは、好ましくは、0.20〜0.8mm、より好ましくは、0.25〜0.39mmの範囲であり、最も好ましくは、0.32mmである。
織物生地がフェルトを含むか、フェルトからなる場合、その厚さは、好ましくは0.20〜5mm、より好ましくは、1.5〜3.5mmの範囲であり、最も好ましくは、3.2mmである。
特に好ましい実施形態において、織物繊維がフェルトを含むか、フェルトからなる場合、その厚さは、2〜6mm、より好ましくは、3〜5mm、最も好ましくは、3.8〜4.2mmの範囲である。
この実施形態によれば、織物生地は、好ましくは、単位面積あたり重量は、1150±10g/mである。
織物生地の直径は、カプセルベースの内径に対応させることができるが、それより大きくても、小さくてもよい。
織物生地の直径がカプセルベースの内径より大きい場合、1杯抽出用カプセルに飲料物質が充填されると、織物生地が底領域へと押し込まれ、突出する縁領域が強制的に1杯抽出用カプセルの側壁領域に押し付けられて、充填側の方向に突出するか、充填側の方向に曲がる。
これには、織物生地の中央領域が、外側から底領域を穿孔する穿孔手段と機械的に接触することによって、底部から持ち上がると、縁領域が、カプセルベースの方向と中央領域の方向に同時にスライドして、飲料物質が濾過されないまま織物生地の縁を通過して排出口開口部へと流れることがなくなるという利点がある。
これによって、特に、織物生地は、たとえ、非弾性織物生地の場合であってもカプセルベースから持ち上がり、濾過動作が損なわれない。
弾性織物生地の場合、濾過動作を損なわずに中央領域が持ち上がるには、少なくとも、織物生地の縁領域を同時にスライドさせることが有利となり、これは、カプセルベースを穿孔する場合に、伸張と同時にスライドすることとの組合せも考えられるからである。
好ましい実施形態において、織物生地の直径は、カプセルベースの内径より1〜15%大きい。
織物生地は、カプセルベースに固定することも、または、カプセルベースの上に載せるだけとすることもできる。
好ましい実施形態において、織物生地は、単純にカプセルベース本体の中にセットされ、それゆえ、1杯抽出用カプセルのベースに、できるだけ大きい面積が隣接するように配置される。
その後、飲料物質をカプセルベース本体の中に充填することができる。
好ましくは、この場合、織物生地は、カプセルベースにその上の飲料物質によって固定される。
他の好ましい実施形態において、織物生地は、カプセルベースに、例えば、糊付けまたはシーリングによって接続される。
シーリングは、好ましくは、超音波によって実行される。
特に好ましくは、フェルト構造を有する織物生地は、カプセルベースに、特に、超音波によって密着される。
織物生地が1つまたは複数のフェルト構造と1つの支持構造を有する場合、これらの構造は、1杯抽出用カプセルの中で重ねて配置され、任意選択によって相互に接続される。
織物生地がフリースを含むか、フリースからなる場合、フリースは、特に好ましくは、カプセルベースに特に超音波によって密着される。
さらに好ましくは、フリースは、それをカプセル、特に、カプセルベースに固定する前に引っ張り、ベース上によりよく配置されるようにする。
織物生地を含む空のカプセルベース本体の重量は、1.00〜2.50gである。
好ましくは、織物生地を含む空のカプセルベース本体の重量は、1.00〜1.80g、より好ましくは、1.10〜1.70g、さらにより好ましくは、1.20〜1.60g、最も好ましくは、1.30〜1.50、特に、1.35〜1.41gの範囲である。
他の特に好ましい実施形態において、織物生地を含む空のカプセルベース本体の重量は、1.70〜2.50g、より好ましくは、1.80〜2.40g、さらにより好ましくは、1.90〜2.30g、最も好ましくは、2.00〜2.20、特に、2.08〜2.14gの範囲である。
飲料物質を水分と酸素から保護し、1杯抽出用カプセルの保存安定性を増大させるために、1杯抽出用カプセルには、好ましくは、不活性ガスを充填して、カプセルの内部に若干の超過圧力を発生させる。
不活性ガスは、好ましくは、窒素である。
1杯抽出用カプセルには、識別手段を設けることができる。
それゆえ、例えば、機械的識別手段、または、1杯抽出用カプセルとコーヒー飲料生成装置の適合要素との機械的適合を、上記のようなカプセルベース本体の壁領域の溝によって実現することができる。
さらに、導電性または磁気に基づく識別手段も使用することができる。
抽出圧力は、標準的な条件下では、挽き豆コーヒー粉のD[4,3]値によって、また1杯抽出用カプセル内にある飲料物質の量によって影響を受ける。
抽出圧力は、好ましくは、1〜18バールの範囲である。
抽出圧力は、好ましくは、水を抽出室の中に設置された1杯抽出用カプセルの中に、およびそこを通じて送出するためにポンプが付与しなければならない測定された圧力を指す。
好ましい実施形態F〜実施形態F10を、下表にまとめる。
特に好ましいのは、実施形態F〜実施形態Fである。
本発明による1杯抽出用カプセルを使用し、各種のコーヒー飲料を生成することができる。
好ましいコーヒー飲料は、エスプレッソとドリップコーヒーであり、より好ましくは、ドリップコーヒーである。
好ましくは、「ドリップコーヒー」という表現は、体積が80mlを超える、クレマのないコーヒー飲料を指し、加圧されない濾過装置を使って調製可能なコーヒー飲料に対応する。
実現可能な飲料体積は、20〜400mlの範囲とすることができる。
コーヒー飲料がエスプレッソである場合、実現可能な飲料体積は、30〜50mlの間である。
実現可能な飲料体積は、好ましくは、80〜350mlの範囲である。
コーヒー飲料がドリップコーヒーである場合、実現可能な飲料体積は、好ましくは、20〜150ml、80〜180ml、または、150〜330mlの間である。
特に好ましい実施形態において、実現可能な飲料体積は、80〜180mlの間、特に、100〜150mlの間である。
別の特に好ましい実施形態において、実現可能な飲料体積は、150〜330mlの間、特に、180〜300mlの間である。
生成しようとするコーヒー飲料は、クレマのあるものとすることができる。
好ましい実施形態において、コーヒー飲料には、クレマがある。
この実施形態によれば、実現可能な飲料体積は、好ましくは、30〜50mlである。
特に好ましい実施形態において、コーヒー飲料には、クレマがない。
この実施形態によれば、実現可能な飲料体積は、好ましくは、80〜350mlの間、より好ましくは、80〜180mlの間、または、150〜330mlの間、最も好ましくは、100〜150mlの間、または、180〜300mlの間である。
特に好ましい実施形態の好ましい組合せを、下表にまとめる。
焙煎度合いは、色測定器、2011年製のProbatのColorette 3bを使って測定した。
測定原理は、反射測定に基づく。
この場合、測定対象のコーヒーサンプルを2つの波長の光(赤色光と赤外光)で照明する。
反射光の合計を電子的に評価し、色値として表示する。
非常に濃い色に焙煎されたコーヒー原料の測定値は、50〜70の間となる。
中程度の濃度から軽く焙煎されたコーヒー豆の数値は、70より高い。
粒度分布とD[4,3]値は、Malvern Mastersizer 3000測定器とMalvern AeroS分散ユニットを使った乾式測定で測定した。
この目的のために、約7gの挽き豆焙煎コーヒー粉を測定セルに分散圧力4バールで輸送した。
粒度分布は、レーザ回折を使って測定してもよく、D[4,3]値は、フラウンホーファ理論に従って散乱光とその結果として発生する回折角度を測定することによって測定してもよい。
織物生地の透気性は、DIN ISO 9237に明記されているように測定した。
この目的のために、サンプル材料の所定の面積を引っ張った。
空気は、サンプルの中を表面に垂直に流れた。
測定は、真空または差圧測定として行うことができる。
透気性は、100パスカルの圧力で測定した。
織物生地の単位面積あたり重量は、DIN EN 12127に明記されているように測定した。
抽出圧力は、ポンプが抽出室の中にある1杯抽出用カプセルの中に、また、そこを通って水を送出するために付加しなければならない測定圧力を指す。
評価基準として、クレマのなさに基づく視覚的特性と味覚特性の両方に関する飲料の感覚評価を用いた。
開放したカプセルベースの場合、クレマは、ほとんど、またはまったく形成されない。
少量の泡または気泡が10秒以内に消えた場合、サンプルは、クレマなしと指定した。
味覚試験では、0〜6段階評価で5.0と6.0の間の数値を実現する必要があった(0=不快、3=快でも不快でもない、6=極めて快)。
実質的に、香ばしさ、苦味、酸味、甘味、および、おそらく、こくの基準を実質的に用いた。
試験は、訓練を積んだ感覚試験官が行った。
実施例1
平坦で透過性の、および、多孔質カスケード様の織物生地を使って、D[4,3]値350μmのコーヒーから各種のコーヒー飲料を生成した(表1)。
表1の試験シリーズ1と試験シリーズ2は、70〜120の間の色値で、細挽き(D[4,3]値で表現)と各種の織物生地を組み合わせて、感覚特性に欠点のない飲料を30ml〜150mlの飲料体積で実現できることを示しており、これは、また、クレマありの場合(試験シリーズ1)(比較例)もクレマなしの場合(試験シリーズ2)も可能である。
これに対して、より低い色値では、高い感覚特性は、実現できなかった(試験シリーズ3)。
実施例2
異なる多孔質カスケード様の織物生地を使って各種のコーヒー飲料を生成した(表2)。
試験シリーズ4〜試験シリーズ9では、大きい飲料体積のクレマなしの飲料を実現するための比較調査結果が示されている。
この場合、異なる単位面積あたり重量と異なる透気性の多孔質カスケード様の織物生地が使用されている。
興味深いことに、単位面積あたり重量か大きいと絶対的にクレマが立たないが、また、抽出圧力が高くなるが(試験シリーズ8)、織物生地の透気性が変わるまで(試験シリーズ9)、卓越した感覚特性の飲料は、形成されなかった。
焙煎度合いを変えると(色値90〜120)、良好な飲料は、生成されない。
実施例3
多孔質カスケード様の織物生地を使い、コーヒーのD[4,3]値を変化させて各種のコーヒー飲料を生成した(表3)。
試験シリーズ10〜試験シリーズ12と試験シリーズ9(表2)から、これらの織物生地(単位面積あたり重量1150g/m、透気性170 l/(ms))を使用すれば、抽出圧力の上昇にかかわらず、幅広い範囲の挽きの度合い(D[4,3]値で表現)を使用できることがわかる。
これに対して、70〜120の間の色値では、満足できる感覚品質の飲料を実現することができない。

Claims (5)

  1. クレマのないコーヒー飲料を生成するための1杯抽出用カプセルであって、
    前記1杯抽出用カプセルはカプセルベース本体を有し、その中に織物生地と飲料物質が配置され、
    前記飲料物質は、前記1杯抽出用カプセル内に保存され、前記1杯抽出用カプセル内で、加圧された熱湯によって前記織物生地を通じて抽出されるために提供され、
    前記飲料物質は、前記1杯抽出用カプセルの中に1〜20gの範囲の量で存在し、
    前記飲料物質は、実質的に粉状で、乾燥状態でのそのD[4,3]値が100〜800μmの範囲である焙煎挽き豆コーヒー粉を含み、
    前記織物生地の単位面積あたり重量が、少なくとも100g/mであり、
    前記織物生地の透気性が、160〜500 l/(ms)の範囲であり、
    前記1杯抽出用カプセルのカプセルベースが、部分的に開放し、開口部が、穿孔手段によって穿孔可能であるか、カプセルベースから手で剥がすことができるシール材によって閉鎖されている1杯抽出用カプセル。
  2. 前記織物生地の単位面積あたり重量が、少なくとも500g/mである、請求項1に記載の1杯抽出用カプセル。
  3. 前記織物生地の単位面積あたり重量が、900g/mを超える、請求項1または請求項2に記載の1杯抽出用カプセル。
  4. 前記飲料物質が、前記1杯抽出用カプセルの中に4〜11gの範囲の量で存在する、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の1杯抽出用カプセル。
  5. 前記飲料物質が、実質的に粉状であり、乾燥状態でのD[4,3]値が、200〜650μmの範囲である焙煎挽き豆コーヒー粉を含む、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の1杯抽出用カプセル。
JP2015544437A 2012-11-30 2013-11-25 クレマのないコーヒー飲料を生成するための1杯抽出用カプセル Active JP6022707B2 (ja)

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