JP6021190B2 - セルラー携帯電気通信ネットワーク内の携帯端末の屋内位置を特定する処理およびシステム、並びにその携帯端末 - Google Patents

セルラー携帯電気通信ネットワーク内の携帯端末の屋内位置を特定する処理およびシステム、並びにその携帯端末 Download PDF

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Description

本願発明は、セルラー携帯電気通信ネットワーク内の携帯端末の屋内位置を特定する処理およびシステム、並びに関連する携帯端末に関する。
知られているように、米国および欧州で、単一の緊急電話番号を呼び出す発信を行うユーザの位置をその呼び出しを受信する緊急センターへ知らせることを無線インフラのオペレータに義務付ける規制が定められ、携帯端末の位置の特定は特に重要となってきている。特に米国ではこのサービスをE−911(Enhanced−911)と呼んでいる。Federal Communication Commissionに作成された文書「A Report on Technical and Operational Issues Impacting The Provision of Wireless Enhanced 911 Services」は、用いられる技術に応じて、50〜300メートルの範囲の正確性でユーザの位置を特定することの可能性について述べている。
欧州においても現在同様の、2002年3月7日付けのDIRECTIVE 2002/22/EC OF THE EUROPEAN PARLIAMENT AND OF THE COUNCILに準拠したサービスが提供されており、「参加国は、公衆電話ネットワークを運営する事業に、単一の欧州緊急呼び出し電話番号「112」への全ての呼び出しに関し、緊急事態を取り扱う機関へ、呼び出し機の位置特定情報を技術的に可能な範囲で提供させること」とされている。
固定電話装置に関しては、電話会社が提供する、電話番号を装置の位置の地理的アドレスと関連付けるデータベースを用いたユーザ位置特定サービスが既に利用可能である。
位置特定サービスにおいては、以下のデータを「プッシュ」モードで利用可能とすることが求められる(つまり、911/112運営局の情報システムへ直接送信され、呼び出し音が鳴り次第、局のオペレータのモニタ上に表示される)。
−住所、通り、街区、および番号
−地理座標(x、y)
−呼び出し機の電話番号
携帯端末の位置の特定に関しては、アーキテクチャの観点でアプローチが異なる2つの規格が存在している。
−「3GPP Functional stage 2 description of Location Services(LCS)」で説明される第1の規格においては、位置を特定される端末と、位置特定サーバとの間でシグナリングチャネル上で位置特定メッセージが交換される(Control Planeアプローチ)。
−「User Plane Location Protocol」で説明される第2の規格においては、位置を特定される端末と、位置特定サーバとの間でクライアント−サーバアプローチを用いて、GPRSまたはSMS接続により位置特定メッセージが送信される(User Planeアプローチ)。両方の場合において、端末とサーバとの間で交換されるメッセージは、位置特定目的において有用なデータを含んでいる。それらデータの例としては、
−電話番号(MSID)
−位置特定技術識別子
−用いられる位置特定技術に応じたデータおよび測定結果
などが挙げられる。
屋外環境にある携帯電話装置に関して、位置特定は典型的には、最も普及しているのがGPS(Global Positioning System)であるGNSS(Global Navigation Satellite System)衛星システムを用いて行われる。当該システムはおよそ10メートルの正確性を有する。市街地または屋内環境にある、衛星からの可視性が低い状況にある装置の位置特定には、正確性が十分でなく、正確に動作するには、受信機と4以上の衛星との間の接続に可視ライン(visibility line)が必要となるGPSはそれほど効率性が高くない。
建物が密集する市街地における位置特定の課題を解決するべく、GSM(登録商標)/UMTSセルラーネットワーク測定に基づく多くの位置特定技術が提案されてきた。携帯端末からの緊急呼び出しはそのような技術を搭載したオブジェクトにより行われるので、このことにより、サービスをより効率的な方法で実施することが可能となる。
文献において説明されている主な提案は以下の通りである。
−Enhanced Cell−ID(E−CID)では、携帯端末の位置は、当該携帯端末にサービスを提供する無線基地局の位置を用いて、呼び出しの段階で当該端末と交換される測定結果に基づき距離を推定することにより識別される(Network Measurements Report、Timing Advance)。
−Uplink Time Difference of Arrival(U−TDOA)においては、端末の位置は、当該端末から3以上の異なる無線基地局への上り回線信号の到着時間の差異を計算することにより推定される。
−Advanced Forward Link Trilateration(AFLT)においては、端末が、3以上の無線基地局から発せられる信号の強度/時間/角度の測定結果を収集し、それらをネットワークへ転送し、当該ネットワークはそれらを用いて三角測量を実行する。
−Enhanced Observed Time of Difference(E−OTD)においては、端末は、3以上の異なる無線基地局からの下り回線信号の到着時間の差異を計算することにより、自身の位置を推定する。
E−CID技術は、はその正確性がセルのカバーエリアに影響され、屋内からの呼び出しの位置を特定するには十分ではない。三角測量/三辺測量に基づく他の技術は正確性がより高いが、端末が3以上の無線基地局と通信を行う必要がある。さらに、米国のE−911で事実上用いられているU−TDOA技術は、セルラーネットワークに変更を加える必要がある。
屋内環境でも動作可能であるものとして文献で言及されている技術の一つはAssisted−GPSである。Assisted−GPSではGPS受信機を搭載した端末が、例えば無線基地局内に位置する他のGPSを介して、何らかのアシスタンスデータ(可視である衛星の番号およびID、天***置表、GPS時間)を受信出来る。このことにより、(探すべき衛星およびその位置を知っているので)受信機のTime−To−First−Fixをスピードアップ出来る。このことは、屋内環境において典型的に発生し得る状況である、低い強度で受信する衛星の位置も特定され得るよう擬似距離の計算により多くの時間を費やし得る受信機によっても利用され得る。このことは、いわゆるHigh Sensitive GPS受信機を用いてのみ実現可能であり、当該受信機の端末への統合は、非常にコストが高い。
建物内のオブジェクトまたは人の位置を特定する必要性があるため、ローカルなインフラに依存した技術を用いることが出来る多くの方法が提案されてきた。これらの方法はインフラが整備されたエリア内の端末の位置特定を可能とする。主な技術は、
−赤外線または超音波センサ、
−Wi−Fi/IEEE802.11端末、
−ZigBee(登録商標)/IEEE802.15端末、
−RFIDプラットフォーム、
に基づいている。
最も正確性の高い、また最もコストが高くもある解決方法は、複数のセンサから端末へ発せられる赤外線信号または超音波信号の三角測量に基づく。コストが非常に高いことに加え、それらの技術は、短距離のカバーエリアしか提供せず、かつ、マルチパスの影響を受ける。そのような解決方法の一例は、米国特許第6,317,386号に説明されており、屋内位置特定に超音波システムを採用する。
位置特定サービスを行うための無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)の利用が普及している。文献で説明される当技術分野の研究の多くは、最新世代のあらゆるスマートフォンに着実に統合されつつある技術であるIEEE 802.11 Wi−Fi規格(特にリリースbおよびg)に関するものである。この場合であっても、複数のアクセスポイントから受信する信号の三角測量は、マルチパスの影響を受けることとなる。この課題を解決すべく、フィンガープリント法として知られる他の位置特定技術が開発されている。フィンガープリント法は、位置特定が行われるエリアのいくつかの地点にある(WLANアクセスポイントなど)複数のアクセスポイントから受信する無線電気信号の強度の測定が行われ、データベースへ格納される較正処理に基づいている。位置特定段階において、端末は複数のアクセスポイントから受信する信号の強度レベルを測定し、データベース内に格納される強度レベルと関連付け、リアルタイムで得られた強度レベルと最も関連のあるそれら測定結果と関連付けられた位置にあるものとして自身の位置特定を行う。マルチパスの影響はそれほど受けないが、当該方法は、アクセスポイントが追加される毎、または環境内のオブジェクトの配置が変更される毎に較正処理を行う必要があるという点で拡張性が低く、処理にかかる時間が長い。フィンガープリント法の技術に基づく屋内位置特定の一例は、米国特許第7,305,245に説明されている。
低い送信強度を用いた技術に基づく解決方法は、リファレンス局が電源を共有する他のデバイスに埋め込まれた形態で用いることが出来るという特性を利用し、リファレンス局の数を増やすことによりカバーエリアの低さを補うという点で、アーキテクチャの観点でコストが低くより柔軟に用いることが出来る。
これらの技術の1つはZigBee(登録商標)であり、ZigBee(登録商標)は、IEEE802.15プロトコルに基づき、ノード間の通信の機能を活用することにより、センサネットワーク位置特定の分野で広く用いられている。
他の普及している技術は、オブジェクト、動物、または人の自動識別を目的として開発されたRFID(Radio−Frequency IDentification)である(AIDC Automatic Identifying and Data Capture)。当該技術は、RFIDタグまたはトランスポンダー(以下、単にタグと呼ぶこともある)と呼ばれる電子デバイスを用いた、識別されるべきオブジェクト、動物、または人と関連付けられたデータを格納する機能に基づいている。RFIDタグまたはトランスポンダーはそのような情報の通信を、RFIDリーダ(以下、単にリーダと呼ぶこともある)と呼ばれる遠隔のリーダシステムと行うことが出来る。当該通信は、以下の2つのモードで行われる。
−パッシブモードでは、タグはすぐ近くに位置するリーダによって問い合わせを受けた時にのみデータを送信する。
−アクティブモードでは、バッテリを搭載したタグは、一定の間隔で情報を送信する。
位置特定の分野ではアクティブモードが一般的に用いられている。アクティブモードでは、
−位置が特定されるオブジェクトまたは人は、データを含みうる信号を送信するRFIDを搭載している。
−位置特定を行うべき環境内に配置される複数のRFIDリーダは、位置特定目的で基地局として動作し、かつ同時に、その後中央サーバによって処理される必要があるRFIDタグにより送信される信号のアグリゲータとして動作する。
−中央サーバは、様々なリーダから受信する信号を処理し信号の特性(複数のリーダから受信するRFIDタグの強度、複数のRFIDリーダからの信号の遅着時間の差異)、およびリーダの位置に関する情報に基づいてタグの位置を計算する。
UWB(UltraWide Band)の場合、位置特定技術には、フィンガープリント法、および強度の測定、または時間の測定による三角測量などが含まれる。
当技術分野において、屋内エリア内のオブジェクトおよび人の位置を特定し、トラッキングする(病院内での医者または患者のトラッキング、産業資産のトラッキングなど)RTLS(Real Time Locating System)と呼ばれる多くの解決方法が開発されている。また、グループを結成することにより、ISO/IEC団体による規格化が不十分であることを埋め合わせようという試みがなされており、当該グループは、2.4GHzバンドで送信を行うRFIDタグに関するいくつかの規格を既に定めている。
"LANDMARC: Indoor location Sensing Using Active RFID",Proceedings of the First IEEE International Conference on Pervasive Computing and Communications,2003で説明されるLANDMARCの解決方法は、リファレンスタグの概念を採用している。つまり当該技術においては、いくつかのタグの位置を特定する目的でリファレンス局として用い、リーダの役割を、アグリゲータとしての役割に限定している。この場合、リファレンスタグのリストを知っている位置特定サーバは、これらのタグおよび位置が特定されるタグの両方から発せられるリーダ信号を受信し、よって、位置が特定されるタグの位置を相関測定を用いて取得出来る。
リファレンスとしてタグを用いることにより、位置が特定されるモバイルオブジェクトとリーダが関連付けられる第3の解決方法の可能性が生まれる。
米国特許第7,589,616号は、建物内に多数のRFIDタグデバイスを設置し、携帯端末に組み込まれたリーダを用いることを提案する。携帯端末は読み取ったデータを、フィンガープリント法により端末の位置を特定出来るアクセスポイントへ転送する。
米国特許第7,242,303には、建物内の緊急事態を取り扱うサービスセンターを用いる同様の解決方法が説明されている。
米国特許第7,388,490号では、VOIP端末からの緊急呼び出しの位置を特定するのにタグリーダを用いた解決方法が提案されている。当該解決方法において、リーダを搭載した端末は、タグから出力されるデータを読み取り、無線方式によりサーバへ中継する。当該サーバは、その後、データを内部データベースと比較し、呼び出し機の位置を判断する。
上述した米国特許第7,589,616号、第7,242,303号、および第7,388,490号で提案される解決方法は、建物内の端末の相対的な位置を特定することを目的としている(部屋、エリア、または相対的な座標、「屋内」)。よって、それら解決方法は、位置特定が行われる場所の地理(特に、リファレンスタグの位置)を知ることが出来、タグにより送信され、リーダ自体に関連付けられたオブジェクトの位置を計算するべくリーダにより中継されたデータを処理することが出来るサーバの利用に基づいている。
緊急呼び出しの位置を特定する場合など最も一般的な場合において、対応する場所の地理(特に建物内のタグの配置)を知らず、よって携帯端末が建物内にあるのかどうかだけを知る必要がある緊急センターにとって位置情報は有用である。上述した方法では、このことは可能ではない。
よって本願発明の目的の1つは、携帯端末が位置する屋内環境について知らない位置特定局により、セルラー携帯電気通信ネットワーク(以下、セルラー電話ネットワークまたはセルラーネットワークと呼ぶこともある)内の携帯端末の屋内位置を特定する処理を提供することにより上述した従来技術の課題を解決することである。以下、セルラー携帯端末、つまりセルラー携帯電気通信ネットワークと何らかの類の通信を行う携帯端末を指すのに、「携帯端末」という用語を用いることもある。
本願発明の他の目的は、位置が特定される端末および屋内環境の両方に容易に統合され得るサイズの小さなデバイスを用いて、低消費電力の技術に基づく最小限のインフラを用い得る、セルラー携帯電気通信ネットワーク内の携帯端末の屋内位置を特定する処理を提供することである。
本願発明のさらに他の目的は、位置特定局が呼び出しの位置を即座に特定することを可能とするデータを端末から当該位置特定局へ直接送信することにより、位置が特定される携帯端末と位置特定情報を必要とする位置特定局との間に配置される位置特定サーバを必要とせず、よって、緊急呼び出しサービスの応答時間が有利に減少する、セルラー携帯電気通信ネットワーク内の携帯端末の屋内位置を特定する処理を提供することである。
本願発明のさらに他の目的は、セルラーネットワークのインフラを変更することなく、既存の呼び出し位置特定メカニズムを利用できる、セルラー携帯電気通信ネットワーク内の携帯端末の屋内位置を特定する処理を提供することである。
以下の説明からより明らかとなる本願発明のこれらおよび他の目的および利点は、請求項1に記載の、セルラー携帯電気通信ネットワーク内の携帯端末の屋内位置を特定する処理を用いて達成出来る。
さらに、本願発明のこれらおよび他の目的および利点は、請求項7に記載の、セルラー携帯電気通信ネットワーク内の携帯端末の屋内位置を特定するシステムを用いて達成出来る。
最後に、本願発明のこれらおよび他の目的および利点は、請求項12に記載のセルラー携帯端末を用いて達成出来る。
本願発明の好ましい実施形態および自明でない変形例は、従属項に特定されている。
本明細書で説明する実施形態には、添付の請求項に述べられる本願発明の態様から逸脱することなく、(形状、寸法、配置、および同等の機能を有する部材など)無数の変更および修正を加えることが可能である。
添付の図面を参照し、非限定的な例として提供されるいくつかの好ましい実施形態に基づき、本願発明を以下に詳細に説明する。
図1は、本願発明に係るシステムの好ましい実施形態を表す図である。 図2は、本願発明に係る処理の一段階における図1のシステムを示す。 図3は、本願発明に係る、処理の他の実施形態における図1のシステムを示す。 図4は、本願発明に係る、処理のさらに他の実施形態における図1のシステムを示す。
以下により詳細に説明するように、本願発明に係る処理およびシステムは、セルラー携帯電気通信ネットワークを用い、かつ、環境内の1以上の送信装置、および端末内の1以上の受信装置を含む最小限のインフラを加えることにより、屋内環境にある携帯端末の位置を有利に特定することを可能とする。
示されるように、最も一般的な場合において、送信装置の数、および送信装置が設置される場所は、屋内環境の対象エリアを確実にカバーするように設定する必要があり、つまり、あらゆるポイントにおいて、受信装置は1以上の送信装置からの信号を受信出来る必要がある。加えて、送信装置は識別子を送信出来、当該識別子により、位置が特定される携帯端末の屋内環境外に配置される位置特定局は、端末が位置する場所の地理的アドレスを直接的に関連付けることが出来る。これらの全てが、固定の呼び出し端末の番号をその地理的アドレスと関連付けるデータベースを用いることにより呼び出し機の位置を判断出来る固定端末からの緊急呼び出しの位置を特定するメカニズムに頼ることにより、実現できる。本願発明の一実施形態において、送信装置は、建物内に存在する固定電話の電話番号を送信する。当該識別子が、携帯端末内に存在する受信装置により受信され、その後、セルラー電話ネットワークを介して外部位置特定局へ送信される。電話ネットワーク上での位置特定を目的としたデータの送信は既に、OMAおよび3GPPにより定められる位置特定規格により提供されている。
位置が特定される携帯端末が位置する屋内環境内に複数の固定端末が存在するより一般的な場合において、送信装置のエリア内に存在する固定端末の電話番号に対応する異なる識別子を送信装置に送信させてもよい。これにより、より正確な情報が得られ、位置特定局は、地理的アドレスに加えて、位置が特定される端末が位置するエリアの表示も受信することが出来る。固定端末が存在しないエリアにおいて、送信装置は建物のメインの電話番号を送信してもよい。
当然、電話番号は端末の位置を特定するために位置特定局へ送信される識別子の一例に過ぎず、そのような電話番号の利用は従来の位置特定技術により容易に実施可能である。
特に、本願発明に係るシステムおよび処理は、地理的位置および周辺状況に応じて携帯端末ユーザの要求に対する適切な応答を提供するべく、携帯端末ユーザの地理的位置の情報を利用する付加価値サービスである位置情報サービス(LBS)に有利に適用可能である。そのような適用例は後述する。
特に図1を参照すると、本願発明に係る、屋内環境6内のセルラー携帯電気通信ネットワーク2と通信を行う送受信装置を搭載したセルラー携帯端末3の位置を特定するシステム1は、
−1以上の識別子IDを送信する複数の送信装置5a〜5gの1以上の送信装置と、
−識別子IDを受信する1以上の受信装置4、および識別子IDをセルラー携帯電気通信ネットワーク2へ中継する送受信装置を搭載した1以上のセルラー携帯端末3と、
−携帯端末3の送受信装置により中継された識別子IDをセルラー電話ネットワーク2を介して受信し、受信した識別子IDに応じて携帯端末3の位置を特定する1以上の位置特定局7と
を備える。
好ましくは上述したようなシステム1により実行される、セルラー携帯電気通信ネットワーク2内のセルラー携帯端末3の屋内位置を特定する処理は、
a)屋内環境6内に位置する送信装置5a〜5gのうち1以上が、送信装置5a〜5gが位置する屋内環境6の1以上の識別子IDを送信する段階と、
b)セルラー携帯端末3の受信装置4が、送信装置5a〜5gのうち1以上により送信された識別子IDを受信する段階と、
c)セルラー携帯端末3の送受信装置が、識別子IDを、セルラー携帯電気通信ネットワーク2を介して位置特定局7へ中継する段階と、
d)位置特定局7が、セルラー携帯電気通信ネットワーク2を介してセルラー携帯端末3により中継された識別子IDに応じてセルラー携帯端末3のうち1以上の位置を特定する段階と
を備える。
全体的に同等の代替例として、携帯端末3は送信機から受信した識別子IDと関連付けられたデータをセルラー携帯電気通信ネットワークを介して位置特定局7へ送信してもよく、特定局7は例えばその暗号化されたバージョンなどである当該データに基づいて、オリジナルの識別子IDを判断できる。
送信装置5a〜5gは、携帯端末3と関連付けられた受信装置4が、携帯端末3の位置が特定されるべき対象の屋内環境6のエリアに配置される送信装置5a〜5gのうち少なくとも1つと通信を行えるように、当該屋内環境6をカバー出来るように位置しなければならない。
例えば、図1に示す本願発明に係るシステム1は、7つの送信装置5a〜5gを備え、受信装置4はその位置する場所から、送信機5gと通信を行うことが出来る。
図2に示すような本願発明の好ましい実施形態によると、送信装置5a〜5gの全てがそれらが配置される屋内環境6の同一の識別子IDを送信することが考えられる。当該識別子は、例えば、屋内環境6内に存在する固定端末8、つまり固定電話の電話番号123123を含んでよい。例として、緊急呼び出しの位置を特定する必要があると仮定すると、携帯端末3に関連付けられた受信装置4により受信され、携帯端末3によりセルラー電話ネットワーク2を介して位置特定局7(この場合、緊急呼び出しを受信する局)へ中継される識別子123123により、位置特定局7は、例えば、地理的アドレスLOCATIONを固定電話番号123123と関連付ける事前に利用可能とされている既存のデータベース9を用いることにより、屋内環境6の地理的アドレス(LOCATION)を判断することが出来る。位置特定局7は、1以上の(一般的にハードウェアデバイスおよびソフトウェアデバイスから成る)サーバ、またはセルラー携帯電話通信を介して携帯端末3から受信した識別子IDまたは当該識別子IDと関連付けられたデータを受信しインタープリト出来、それらを用いて携帯端末3の位置を判断出来る他の任意の装置を備える。局7は、受信した識別子IDと、および当該識別子IDを携帯端末3へ送信した送信機5a〜5gの位置に関するデータとの関連性を格納する、セーバへアクセス可能なデータベース9を利用するのが有利である。
加えて、当該受信を確認する通信を行うことにより、位置特定局7は識別子IDを受信したことに応答してもよい(このオプションは図面に示されていない)。このことは、携帯端末のユーザが通常、自身が発信した緊急呼び出しが受信されたことの確認を所望する、システム1が緊急呼び出し位置特定システムに適用される場合において特に重要である。
なお、位置特定目的で電話ネットワーク2上でデータを送信する技術は、OMAおよび3GPPにより定められる位置特定規格により既に提供されている。これら2つの規格の両方において、携帯端末3とセルラー電話ネットワーク2との間でメッセージを交換する必要がある。当該メッセージは、
−位置が特定される端末3の電話番号、
−位置特定技術識別子、および
−使用される位置特定技術に応じたデータおよび測定結果
を含むデータを含む。
この場合、使用される技術の識別子、および固定端末8の電話番号123123をデータフィールドに入力するだけでよい。
1より多い固定端末が存在する本願発明の他の実施形態において、送信装置5a〜5gが、それぞれどの固定端末8a〜8cに最も近いかに応じて異なる電話番号がプログラムされることも考えられる。図3は、図2に示すシステム1に基づいて緊急呼び出しの位置を特定する処理の実施例を示す。ここで携帯端末3と関連付けられた受信装置4は、3種類の屋内環境A、B、C内にそれぞれ位置する3つの異なる送信装置5a〜5cから識別子を受信し、セルラー電話ネットワーク2を介して識別子を位置特定局7へ中継すべく、最も近い送信装置を選択する。特に、携帯端末3の受信装置4は、携帯端末3が付近に位置する屋内環境A、B、C内に存在する3つの固定通信端末8a〜8cの電話番号123123、123456、123789に対応する3つの異なる送信装置5a〜5cから3つの異なる識別子を受信する。よって各送信装置5a〜5cは、それぞれが位置するエリア内に存在する対応する固定通信端末8a〜8cの電話番号を送信する。当然、当該3種類の屋内環境とは、同一の建物内の3つの異なる部屋、同一の建物内の3つの異なる区画またはフロア、任意の場所の密集市街地の3つの隣接する建物であってよい。携帯端末3と関連付けられた受信装置4は、例えば3つの送信装置5a〜5cから識別子IDを受信した際の強度レベルを測定することにより送信装置からの距離を推定することが出来、電話ネットワーク2を介して位置特定局7へ中継すべく、受信の際の強度が最も高い(識別子123789などの)送信装置を選択する。位置特定局7は利用可能なデータベース9を用い、携帯端末3の位置を、識別子IDとして受信した電話番号が123789である固定端末5c(および対応する屋内環境C)の地理的アドレス(LOCATION)と関連付ける。より一般的には、データベース9は、受信した識別子IDを、当該識別子IDを携帯端末3へ送信した送信装置5a〜5gが位置する屋内環境の位置と関連付ける情報を含んでいればよい。
当然、受信強度を用いるのは、端末3に最も近い送信装置5cにより送信された識別子123789を選択する処理における段階の一例に過ぎない。事実、(信号の飛行時間測定に基づくなどによる)携帯端末3による送信装置の距離の推定を可能とする他の何らかの方法を用いることが可能であり、この場合であっても、本願発明の態様から逸脱することはない。
図面に示されるシステム1、およびシステム1が行う処理の例においては、屋内環境において緊急呼び出しの位置を特定するサービスの、特定的かつ例示的なケースが示されている。しかし当業者であれば、本願発明に係るシステム1および処理が、屋内環境に配置される携帯端末の位置が当該環境外の外部のアプリケーションによって特定される他の何らかの状況においても適用可能であることを理解されよう。
当然、電話番号を用いるのも、携帯端末の位置が特定される屋内環境の識別子の一例に過ぎない。本願発明に係るシステム1および処理は、携帯端末の位置が特定される屋内環境のアドレスまたは位置の位置特定局による判断を可能とする(部屋番号、ホール名、建物のウィングなど)他の何らかの識別子を用いてもよいことが理解されるであろう。このやり方によれば、端末内に組み込まれた受信装置と通信を行える複数の送信装置から成る位置特定システムのカバーエリア内で用いるインフラを最小限とすることが可能となり、屋内環境内および携帯端末内で特別な位置特定手段および手順を用いる必要がなくなる。
技術的な観点から見ると、システム1、およびシステム1が行う処理は、当技術分野で公知の技術を用いて実施することが出来る。特に、RFID技術は、タグを送信装置として用いることが出来、位置が特定される携帯端末に組み込まれるリーダを受信装置として用いることが出来るので、本願発明の目的によく適合している。位置特定に関する分野で現在標準化されているRFID技術は、他の技術と容易に統合させることが出来るサイズの小さなデバイスを用いる、低コストかつ低消費電力の技術である。事実、既にこの技術を用いている従来の携帯端末に容易に統合することが可能である、Wi−Fi IEEE802.11規格に基づくRFIDプラットフォームが利用可能である。他のオプションは、センサネットワークで広く採用されるZigBee(登録商標) IEEE802.15技術である。
容易な構成およびメンテナンスを可能とするようタグを配置することも考えられる。本願発明に係るシステム1の一実施形態において、タグを、固定端末と電源を共有することが出来るよう、屋内環境6内に存在する(共通の固定電話ネットワークに属する複数の固定の、またはコードレスの電話など)固定通信端末8a〜8cに直接統合させてもよい。ここでタグは、識別子として、それらタグが統合される固定端末の電話番号を送信するようプログラムされる。
本願発明は、1以上の固定端末と関連付けられた1以上の送信装置5a〜5gをさらに備える。ここでRFIDタグは、それぞれが電話のレセプタクルと電源を共有できるよう、屋内環境6内に存在する電話のレセプタクルに直接統合される。
本願発明に係るシステム1の他の実施形態においては、送信装置として用いることが出来る、建物内の無線アクセスポイントが増設され、現在利用可能な端末に無線インタフェースがさらに統合される。この場合、IPアドレスをアクセスポイントの地理的アドレスと関連付けるデータベースを用いる外部のアプリケーションが用いることが出来るよう、屋内環境の識別子として、アクセスポイントと関連付けられたIP(インタネットプロトコル)アドレスを用いることも考えられる。
上述したように、本願発明は例えば、セルラー電話通信ネットワークによってカバーされるがGNSS位置特定システムによってカバーされない建物またはエリア内でLBS(位置情報サービス)を提供するように実施されてもよい。
図4は、屋内エリア10内でLBS型サービスを提供する本願発明の他の実施形態を示す。サービスが実施される(博物館、または大型ショッピングセンターなどの)建物内には、対象となる(美術品、ショップ、販売取扱品の種類など)特定の要素の存在により特徴付けられる特定の屋内エリアまたは環境A〜Gをそれぞれ識別する送信機が分散されている。この場合、識別子ID<A>〜<G>は、サービス提供者による、例えば、携帯端末3が固定される送信機、または特定の識別子を送信している最も近い送信機のカバーエリア内に存在する対象の要素に関する情報などの「位置情報」サービスの提供先である携帯端末が存在する屋内エリアまたは環境を識別してもよい。例えば、LBSシステムは、送信機5a〜5gの近くに配置される、または無線カバーエリア内に存在するオブジェクトまたは要素を用いる、またはそれらと相互作用するのに必要なソフトウェアアプリケーションを携帯端末3へ提供してもよい。
セルラー携帯端末3は、自身の受信装置4を介して当該携帯端末により受信可能である自身の識別子(<A>〜<G>)をそれぞれ送信する送信装置5a〜5gが存在する屋内エリア10に位置する。ここで、何らかの推定方法を用いることにより、携帯端末3が、識別子<G>を送信した送信機5gが対応可能であるエリア内に位置するものであると推定すると判断するものとする。ここで、携帯端末3は当該識別子、または当該識別子に関連付けられたデータを、例えば、位置特定局7への到達を可能とするサービスセンターへSMSメッセージを送信することにより、セルラーネットワーク2との通信により位置特定局7のサーバへ送信する。局7は、(ホール内のエリア、部屋名、部屋番号、フロア名、フロア番号、建物のウィング、駅名など)携帯端末3の位置、および送信機5gに定められている対応可能な位置またはエリアに関連付けられたサービスSERVICE<G>を取得し、例えばセルラーネットワーク2を介して携帯端末へ供給する。このことが可能なのは、位置特定局7のサーバがSMSメッセージ発信元の携帯端末3を識別でき、場合によっては当該SMSメッセージに応答出来るよう、一般的にSMSの送信には発信番号の送信も必要でからである。
サービスは典型的にあらゆる性質の情報の提供を含んでよい。それら情報の例としては、いずれの場合であっても受信される識別子<A>〜<G>に基づいて位置特定局7により検出される携帯端末3の位置に応じて提供される、(例えば携帯端末の近くに位置する商品を宣伝する)コマーシャル情報、(携帯端末の近くに配置される美術品に関するテキスト、オーディオトラック、画像、または動画を伴うマルチメディアデータなどの)博物館情報、(「おもちゃ屋さんが近くにあります」などの)位置情報などが挙げられる。
位置特定局7のサーバにより提供されるサービスには、位置特定局7のサーバにより直接的、または間接的に提供されるあらゆる種類のサービスが含まれ得る。それらサービスの例としては、1以上の固定、またはセルラー電話ユーザへの警告メッセージの送信(音声通信またはSMSメッセージ)、および携帯端末3が位置する屋内環境内に存在する機器の起動などが挙げられる。
位置特定局7はある一定の正確性で携帯端末3の位置を特定出来る。当然、正確性の程度は送信機5a〜5gの無線カバーエリア、つまり、識別信号<A>〜<G>が送信される際の強度、およびアンテナの指向性および放射ダイアグラムに応じて決まる。そのような特性は、システム1を設計する際に決めることが出来、場合によっては動作中において変更することも可能である。
例えば携帯端末3から局7へのセルラー電話通信のコストはサービス自体のコストに含められるのでLBSサービス提供者により全体的にまたは部分的に負担され得る点で、当該セルラー電話通信のコストはゼロであるか、または非常に低くなり得る。通信パラメータ(ダイアルされる番号、メッセージ送信プロトコル)は、携帯端末3と、システム1の他のデバイスとの間の相互作用を制御する、携帯端末3により実行されるアプリケーションによって含まれてもよい。
一般的にこれらのサービスは、セルラー電話ネットワーク2の代替として、またはそれに追加して、任意の通信手段を介して携帯端末へ提供されてもよい。例えば送信機5a〜5gがLAN、WLAN、またはWANネットワークを介して位置特定局7へ接続されたアクセスポイントを用いて実装された場合、位置特定局7は、携帯端末3により受信された位置特定識別子<A>〜<G>を送信したアクセスポイントを介してシステム1のLBSサービスを携帯端末3に提供できる。この場合、位置特定局7はこれらのアクセスポイントにアクセスすることが出来る。よって、携帯端末3は当該Wi−Fiアクセスポイントのカバーエリア内に存在するので、サービスによって届けられる追加的なデータを受信することが可能であろう。
セルラー携帯電話端末3に定義上含まれる(GSM(登録商標)/GPRS/EDGE、および/またはUMTS/HSPA、および/またはLTEなどのタイプの)セルラー電話送受信装置に加えて、無線受信装置(または、パッシブ型のRFIDデバイスを用いた場合、無線送受信装置)4の存在に起因する携帯端末の電力消費の増加を最小化するべく、より長いアイドル期間により隔てられる周期的な時間間隔の間のみ動作する受信装置4により用いられる(Wi−Fi、UHF RFID、ZigBee(登録商標)などの)何らかの無線インタフェースで屋内位置を特定する送信装置の存在を携帯端末がモニタリングすることが出来るので有利である。
携帯端末3が、(GPS、GLONASS、またはGalileoなどの)GNSS位置特定装置、および、屋内位置特定システム1が存在するエリアの位置を(ユーザインタフェースなどを介して)格納させられるメモリを搭載している場合、システムの位置から距離が予め定められた値より短く、当該システムによりカバーされるエリアに入ったことを携帯端末が検出すると、送信装置5をリッスンすべく、受信装置4は(起動されていないのであれば)自動的に電源オンされる(またはパッシブ型のRFIDタグが用いられる場合、当該RFIDタグの起動が試みられる)のが有利である。逆もまた当てはまり、システム1によりカバーされるエリアを端末が出る際に、受信装置4が自動的に電源オフされてもよい。
当然、代替的または追加的に端末は、システム1のエリア内に存在することについて、携帯端末3内に何らかの手段で格納された音声、および/または視覚信号を用いてユーザに対して通知を発することも可能である。入力動作により、ユーザは手動で受信装置4を起動し、システム1内で動作するように設定を行うことが出来る。
他の有用な特徴は、端末3のユーザまたは製造者が設定出来、かつ端末自身が検出出来る何らかの予め定められたイベントが発生した時に、端末が識別子IDまたは<A>〜<G>をセルラー電話ネットワークへ中継できる点にある。このイベントには様々なイベントが含まれ得る。その例としては以下のものが含まれる。
−(キーボード、タッチスクリーンなどの)ユーザインタフェース上での、ユーザによる(特定のキーボタンを押すなどの)入力動作。
−(緊急番号112または911など)予め設定された電話ユーザへの音声通話の発信、または予め設定された番号へのSMSメッセージの送信。この場合、識別子(ID;A〜G)または当該識別子に関連付けられたデータは、当該発信またはSMSメッセージの送信を行うべく携帯端末により発せられるデータフローの特定のフィールド内でカプセル化されてもよい。
−予め定められた時間からの予め定められた期間の経過の検出。
−煙またはガスの存在、予め定められた範囲外の(身体の、または周囲の)温度、予め定められたエリア外の地理的位置などの、携帯端末3と関連付けられたハードウェアまたはソフトウェア手段により検出される何らかの他のイベント。
当然、技術的な観点から多くの変更を加えることが可能であり、要素のいくつかは他の技術的に同等な要素と置き換えることが可能であるので、上述した構成は可能な構成を網羅しているわけではない。
それでも、本願発明に係るシステム1、および処理の特徴および利点は、上記の説明より明らかである。
本願発明の処理の第1の利点は屋内環境内に位置する携帯端末の位置を、当該屋内環境について、特にその内部構造について情報を有さない外部の位置特定局が特定できる点にある。例えば、ネットワークオペレータにとって義務となったサービスである緊急呼び出しの間の携帯端末の位置特定を、固定端末に関して証明済みの技術を用いて、例え当該端末が屋内環境に位置していても行うことが出来る。
本願発明の処理の第2の利点は、建物の内部インフラへの影響、および従来技術の端末のアーキテクチャに加える修正を限定的なものに出来る点にある。事実、建物内で既に利用可能である場合が多い普及した技術を用いる、屋内環境内の送信装置、および送信装置からの信号を受信出来る端末内の受信装置を構成する必要がある。これらのことが全て、
−無線アクセスポイントなどの屋内環境内、およびクライアントとして端末内で広く用いられる送信装置に関する、WLAN IEEE802.11インフラに基づくものなど証明済みの技術を用い、
−位置特定に関する分野で現在標準化され、他の技術と容易に統合され得、屋内環境において次第に採用されてきているデバイスを用いる低コストかつ低電力消費のRFIDプラットフォームを用いる、
などにより実施することが出来る。
送信装置としてRFIDタグを用いた場合に実現される、本願発明の他の利点は、そのようなデバイスが固定電話端末、または電話のレセプタクルに容易に統合され得るので、遠隔的に電力の供給を受け(遠隔電力供給)、場合によってはモニタリング/構成することが出来る点にある。
本願発明の処理の他の利点は、送信装置としてWi−Fiアクセスポイントを用い、携帯端末と関連付けられた受信装置としてWi−Fiクライアントインタフェースを用いることが容易になるということがある。この特定の実施形態において、送信側で必要となる修正の数が減少し(アクセスポイントは多くの建物内で利用可能である)、かつ、従来のモバイル端末の多くは既に、組み込まれたハードウェアWi−Fiインタフェースを有するので受信側での修正はソフトウェアに関わるもののみである。
本願発明に係る処理のさらに他の利点は、携帯端末内で専用の位置特定手段および手順を用いる必要なく、かつセルラーネットワークに変更を加える必要なく、送信装置により送信され受信装置により受信される、携帯端末ユーザの位置を識別するデータをセルラーネットワークを介して位置特定局へ直接送信することにより、携帯端末の位置を特定できることにある。
最後に、本願発明は、一般的に非常に混雑した(ショッピングセンター、博物館など)、GNSSサービスにはカバーされ得ないがセルラー携帯電気通信ネットワークによりカバーされる屋内環境に適用可能である。事実、そのようなネットワークは相当な量のトラフィック量を生じるので、これらの環境をカバーすることはそれらネットワークのオペレータにとって有益となる。
当然、本明細書で説明した本願発明の好ましい実施形態には、本願発明の精神および態様から逸脱することなくさらに修正および変更を加えることが可能である。特に、本明細書で説明された特徴と機能的に同等であり、本願発明の主要部分であるよう意図されている、添付の請求項に記載の本願発明の態様の範囲内に含まれる様々な修正および変更が当業者には理解されるであろう。

Claims (14)

  1. 屋内環境内に存在する1以上の送信装置と、
    セルラー携帯電気通信ネットワークと通信を行うことが出来る送受信装置と、前記屋内環境内に存在する前記1以上の送信装置のうちの少なくとも1つにより送信されるデータを受信することが出来、かつ、前記セルラー携帯電気通信ネットワーク上で前記送受信装置を介して位置特定局へ前記データを中継することが出来る1以上の受信装置とを搭載した1以上のセルラー携帯端末と
    を有するシステムを介して、前記1以上のセルラー携帯端末の屋内位置を特定する方法であり、
    a)前記屋内環境内に存在する前記1以上の送信装置のうちの少なくとも1つが、前記1以上の送信装置のうちの前記少なくとも1つが位置する前記屋内環境の付近に位置する固定通信端末の1以上の識別子を送信する段階と、
    b)前記セルラー携帯端末の前記受信装置が、前記1以上の送信装置のうちの前記少なくとも1つにより送信された前記識別子を受信する段階と、
    c)前記セルラー携帯端末の前記送受信装置が、前記識別子を前記セルラー携帯電気通信ネットワークを介して前記位置特定局へ中継する段階と、
    d)前記位置特定局が、前記位置特定局がアクセス可能な既存のデータベースに問い合わせることにより、前記セルラー携帯電気通信ネットワークを介して前記セルラー携帯端末から受信した前記識別子に応じて前記セルラー携帯端末の位置を特定する段階と
    を備え、
    前記データベースは、前記固定通信端末の位置を特定する地理的アドレスと前記固定通信端末の少なくとも1つの前記識別子との間の直接的な関連付けを含み、
    前記識別子は、1以上のIPアドレスまたは前記固定通信端末の電話番号を含む、方法。
  2. 前記b)の段階は、
    前記セルラー携帯端末が、前記1以上の送信装置のうちの異なる固定通信端末と関連付けられた送信装置から複数の異なる識別子を受信するサブ段階と、
    前記セルラー携帯端末が、前記複数の異なる識別子から、前記位置特定局へ送信される前記複数の異なる識別子のうち1つを選択するサブ段階と
    を有し、
    選択された前記複数の異なる識別子のうち1つは、前記1以上の送信装置のうちの前記セルラー携帯端末に最も近い送信装置により送信されたものと推定される識別子であり、
    前記d)の段階は、前記最も近い送信装置の前記選択された識別子を、前記データベースを用いて前記最も近い送信装置の地理的アドレスと関連付けるサブ段階を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記1以上の送信装置はRFIDタグであり、
    前記セルラー携帯端末と関連付けられた前記受信装置は、RFIDリーダであり、
    前記データベースは、前記IPアドレスまたは前記電話番号と前記地理的アドレスと関連付け含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記1以上の送信装置はWLANアクセスポイントであり、
    前記セルラー携帯端末と関連付けられた前記受信装置は、WLANクライアントであり、

    前記データベースは、前記IPアドレスまたは前記電話番号と前記地理的アドレスと関連付けを含む、請求項1または2に記載の方法。
  5. 前記セルラー携帯端末の前記送受信装置は、予め定められた電話ユーザへの音声通話の発信時、予め設定された番号へのSMSメッセージの送信時、または前記セルラー携帯端末と関連付けられたハードウェアまたはソフトウェア手段により、煙またはガスの存在、予め定められた範囲外の温度、もしくは予め定められたエリア外の地理的位置の検出時に、前記識別子を前記セルラー携帯電気通信ネットワークを介して前記位置特定局へ中継する、請求項1から4のいずれか1つに記載の方法。
  6. セルラー携帯電気通信ネットワークと通信を行うことが出来る送受信装置を搭載したセルラー携帯端末の屋内位置を特定するシステムであり、
    −屋内環境内に位置し、前記屋内環境の付近に位置する固定通信端末の1以上の識別子を前記セルラー携帯端末へ送信する1以上の送信装置と、
    −前記識別子を受信する1以上の受信装置、および、前記識別子を前記セルラー携帯電気通信ネットワークを介して位置特定局へ中継する前記送受信装置を少なくとも搭載した1以上の前記セルラー携帯端末と
    を備え、
    前記位置特定局は、受信した前記識別子に応じて前記セルラー携帯端末の位置を特定し、
    前記位置特定局は、前記位置特定局がアクセス可能な1以上の既存のデータベースに問い合わせ、
    前記データベースは、前記識別子前記固定通信端末の地理的アドレスとの間の関連付けを含
    前記識別子は、1つ以上のIPアドレスまたは前記固定通信端末の電話番号を含む、システム。
  7. 前記1以上の送信装置はRFIDタグであり、
    前記セルラー携帯端末と関連付けられた前記受信装置はRFIDリーダである、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記1以上の送信装置はWLANアクセスポイントであり、
    前記セルラー携帯端末と関連付けられた前記受信装置はWLANクライアントである、請求項6に記載のシステム。
  9. 前記セルラー携帯端末の前記送受信装置は、予め定められた電話ユーザへの音声通話の発信時、予め設定された番号へのSMSメッセージの送信時、または前記セルラー携帯端末と関連付けられたハードウェアまたはソフトウェア手段により、煙またはガスの存在、予め定められた範囲外の温度、もしくは予め定められたエリア外の地理的位置の検出時に、前記識別子を前記セルラー携帯電気通信ネットワークを介して前記位置特定局へ中継する、請求項6から8のいずれか1つに記載のシステム。
  10. 1以上の位置特定局へデータを送信することが可能なセルラー携帯電気通信ネットワークと通信を行う送受信装置と、屋内環境内に存在する1以上の送信装置により送信されるデータを受信することが出来、かつ、前記送受信装置を介して前記位置特定局へ前記データを中継することが出来る1以上の受信装置とを搭載したセルラー携帯端末であり、
    前記セルラー携帯端末は、
    a)前記屋内環境内に存在する前記1以上の送信装置のうちの少なくとも1つから、前記屋内環境の付近に位置する固定通信端末の識別子を受信し、および
    b)前記位置特定局が、前記識別子に応じて前記セルラー携帯端末の位置を特定するよう、前記セルラー携帯電気通信ネットワークを介して前記識別子を前記位置特定局に送信し、
    前記位置特定局は、前記位置特定局がアクセス可能な1以上の既存のデータベースを有し、
    前記データベースは、前記識別子前記固定通信端末の地理的アドレスとの間の関連付けを含み、
    前記識別子は、1つ以上のIPアドレスまたは前記固定通信端末の電話番号を含む、セルラー携帯端末。
  11. 前記受信装置は、所定の時間間隔の間だけ周期的に起動させられ、
    前記所定の時間間隔は、さらに長いアイドル期間によって隔てられる、請求項10に記載のセルラー携帯端末。
  12. 前記セルラー携帯端末は、GNSS位置特定装置およびメモリを搭載し、前記メモリへ前記屋内環境のうち1以上の前記位置を格納し、
    前記位置からの前記セルラー携帯端末の距離が予め設定された値より短いことを前記GNSS位置特定装置が検出すると、前記受信装置が起動させられる、請求項10または11に記載のセルラー携帯端末。
  13. 予め定められたイベントが発生すると、前記識別子が自動的に中継される、請求項10から12のいずれか1項に記載のセルラー携帯端末。
  14. 前記予め定められたイベントは、予め設定された電話ユーザへの電話呼び出し、またはSMSメッセージの送信を含み、
    前記電話呼び出し、または前記SMSメッセージの送信を行うべく、前記識別子が、前記セルラー携帯端末により出力されるデータフローに入力される、請求項13に記載のセルラー携帯端末。
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