JP6020845B2 - 帯状体の非接触式搬送装置 - Google Patents
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Description
また、上記特許文献3に開示の技術は、ノズル開口面積の変更は、蛇行している帯状体に対しては、圧力分布を帯状体幅方向で積極的に非対称にする効果となるため、圧力分布を均一にして振動やしわの防止に対しては逆効果となってしまう。また、帯状体幅方向で非対象となった圧力分布や気体の流れに対しての対策がなされていないため、帯状体の幅端部方向に流出する気体が、周囲の壁面に沿って流れて帯状体の反対側に到達し、反対側の端部を押し下げるため、帯状体の横揺れや蛇行を却って助長してしまうという問題がある。
また、上記特許文献4に開示の技術は、前述した壁面にそって流れる気流によって引き起こされる横揺れや蛇行の助長は抑制できるが、帯状体自体を安定して搬送するための蛇行強制力の向上については何ら検討がなされていない。
本発明の非接触式搬送装置は、周囲を壁面で囲まれた空間内を連続して走行する帯状体の下方位置に、気体を噴射するフローターを配設し、該フローターから気体を帯状体の下面に向けて進行方向の前方および後方から噴射することによって、帯状体を浮上・支持しつつ搬送するものである。図1は、本発明の非接触式搬送装置の進行方向断面図であり、帯状体1が走行する下方に、フローター2が設置され、そのフローター2の内部には、図示されていないファンやブロアなどによって高圧の気体が供給されている。そのため、フローターに設けられたノズル開口5からは高圧の気体が噴射され、帯状体1とフローター2の天板6との間の空間には、帯状体1の自重を支える静圧が発生し、帯状体1は浮上した状態で保持される。
上記遮蔽板を取り付ける角度は、気体の流れを遮る観点から、図10に示したように、気体の流れる方向に垂直な角度(壁面に垂直)に対して、気体の上流側に向かって60°以下とするのが好ましい。取り付け角度が気体の流れる方向に対して垂直な角度から気体の下流側になると、あるいは、60°を超えると、遮蔽板に沿って気体が流れてしまい、流れを遮る効果が小さくなってしまう。
また、上記遮蔽板の幅(壁面からの突出高さ)は、帯状体と炉壁面との距離にもよるが、帯状体の幅の1/30以上1/4以下とするのが好ましい。
なお、上記遮蔽板の素材は、気体の流れの強さや、気体の種類、空間内(炉内)の温度等によって適宜選択すればよく、特に限定されるものではないが、例えば、ステンレス鋼板、セラミックス板、樹脂板等を用いることができる。
また、炉内に設置した遮蔽板は、長さ(帯状体の進行方法)が2000mm、幅が100mm、厚さが5mmのステンレス鋼板製で、図8のように、フローターの両側壁面の高さ1500mmの位置に設置した。
また、比較例として、図4に示した形状で、図1〜3に示したフローターとノズル間隔および幅方向長さが同じで、かつ、ノズル開口面積が幅方向で一定(スリット幅20mm、総開口面積60000mm2)のフローターを有する搬送装置を用いた搬送実験も行った。
なお、蛇行量は、5台目のフローター近傍の下流側にて、2次元レーザーセンサーを用いて鋼板エッジを検出することにより測定した。この際、1条件あたりの通板時間は、蛇行発生頻度から考えて十分に平均化処理が可能である1時間以上とした。
また、横振れ振幅は、蛇行量と同様に、5台目のフローター近傍の下流側に設置した2次元レーザーセンサーで測定した鋼板エッジの位置データからを求めた。
また、擦り傷の発生有無の判定は、乾燥炉出側の検査にて十分に明るい蛍光灯の下で、目視により判定した。
2:フローター
3:サイドプレート
4:リブ板
5:ノズル開口
6:天板
7:周囲壁
9:遮蔽板
Claims (7)
- 周囲を壁面で囲まれた空間内を連続して走行する帯状体の下面に向かってフローターに設けられたノズルから気体を噴射して帯状体を浮上させ、該帯状体を非接触に支持して搬送する帯状体の搬送装置であって、上記フローターに設けられたノズルの開口面積を、フローターの幅方向中央部より両幅端部側を広くし、かつ、フローター周囲の壁面の板幅方向両側に、帯状体の下方から帯状体の幅端部方向に向かって流出し、上記壁面に沿って流れて帯状体の上面に至る気体の流れを抑止する遮蔽板を設けてなることを特徴とする帯状体の非接触式搬送装置。
- 上記フローターに設けられたノズルにおける幅方向中央部の開口面積に対する帯状体の両幅端部に対応する位置の開口面積の比であるノズル開口面積比が1.1〜5の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の帯状体の非接触式搬送装置。
- 上記遮蔽板は、空間を構成する4壁面の両側面および/または天井面に設置してなることを特徴とする請求項1または2に記載の帯状体の非接触式搬送装置。
- 帯状体の下面に対向して設けられたフローターの天板上に、帯状体の進行方向に平行するリブ板を、フローターの幅方向に複数立設してなり、かつ、上記天板上の両幅端部に、帯状体の進行方向に平行し、かつ、上記リブ板よりも背の高いサイドプレートを立設してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の帯状体の非接触式搬送装置。
- 上記リブ板の高さは、2〜100mmであることを特徴とする請求項4に記載の帯状体の非接触式搬送装置。
- 上記サイドプレートの高さは、上記リブ板の高さの1.5〜8倍であることを特徴とする請求項4または5に記載に帯状体の非接触式搬送装置。
- 上記フローターの天板上に、帯状体の進行方向に直交するリブ板を、帯状体の進行方向に複数立設してなることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の帯状体の非接触式搬送装置。
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- 2014-10-10 JP JP2014208513A patent/JP6020845B2/ja active Active
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