JP6020175B2 - モジュール型データセンタとその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、モジュール型データセンタとその制御方法に関する。
高度情報化社会の到来に伴い、データセンタに設置されるサーバ等の電子機器では大量のデータが扱われるようになり、データセンタ全体の消費電力は増加傾向にある。また、一つのラックに実装されるサーバの数が増加していることもこのように消費電力が増大する一因となっている。
消費電力の増大によってサーバの発熱量も増大することになるが、その発熱量はサーバの使用率によって変動する。例えば、サーバの使用率が大きくなれば発熱量が増大し、使用率が小さくなれば発熱量が低減する。そして、全てのサーバの使用率が最大となったときに、各サーバの総発熱量も最大となる。
データセンタにはサーバを空冷するための空調機が設けられる。各サーバの冷却不足を防止するために、その空調機の最大冷却能力は、最大の使用率で最大の発熱量を発生している全サーバを冷却し得る値に設定されることがある。
但し、データセンタ内の全サーバが常に最大の使用率で動作することはまれである。更に、その空調機の最大冷却能力にみあった発熱量を発生するサーバがデータセンタ内に設置されているとも限らない。
これらの場合には、空調機の風量を減らすことにより各サーバの過剰冷却を防止することになるが、各サーバの使用率が低い場合には風量を最低に設定してもなお各サーバが過剰に冷却され、かつ、空調機の消費電力が無駄になる。
データセンタの省エネルギ特性を表す指標の一つにPUE(Power Usage Effectiveness)がある。PUEは、データセンタの全体の消費電力をその中のサーバの消費電力で除したものであり、その値が1に近いほどデータセンタにおける電力の使用効率が良いことになる。上記のようにサーバが過剰冷却されている場合等は、空調機で必要以上に電力が消費されているため、PUEは1よりもかなり大きくなってしまう。
このように、データセンタにおいては各サーバの使用率が低い場合に空調機に無駄な電力消費が発生して省エネルギ化が図れないという問題がある。
特開2011−226737号公報
モジュール型データセンタとその制御方法において、電子機器の使用率が低い場合でも空調に要する電力を低減できるようにすることを目的とする。
以下の開示の一観点によれば、筐体と、前記筐体内に設けられ、第1の冷却風を生成する第1のファンと、前記筐体内に設けられ、前記第1の冷却風が供給される複数の電子機器と、前記複数の電子機器のうちの一部の電子機器に第2の冷却風を供給すると共に、前記第1のファンの消費電力の最低値よりも低い消費電力で駆動する第2のファンとを有し、前記複数の電子機器の使用率又は消費電力の代表値が所定値よりも小さくなったときに、複数の前記電子機器の各々のジョブを前記一部の電子機器に移し、前記一部以外の電子機器の電源を切り、前記第2のファンの駆動を開始し、前記第1のファンの駆動を停止するモジュール型データセンタが提供される。
また、その開示の別の観点によれば、筐体内の第1のファンで生成された第1の冷却風を、前記筐体内の複数の電子機器に供給し、複数の前記電子機器の使用率又は消費電力の代表値が所定値よりも小さくなったときに、前記複数の電子機器のうちの一部の電子機器に、前記複数の電子機器の各々のジョブを移し、前記一部以外の前記電子機器の電源を切り、前記第1のファンの消費電力の最低値よりも低い消費電力で駆動する第2のファンで第2の冷却風を生成することにより、前記一部の電子機器に前記第2の冷却風を供給し、前記第1のファンの駆動を停止するモジュール型データセンタの制御方法が提供される。
以下の開示によれば、複数の電子機器の使用率等が低くなったとき、一部の電子機器にジョブを移してこれらの電子機器に第2のファンで第2の冷却風を供給する。第2のファンの消費電力は、第1のファンの消費電力の最低値よりも低いので、これによりモジュール型データセンタ内において空調に要する電力を削減することができる。
図1は、第1実施形態に係るデータセンタの断面図である。 図2は、第1実施形態におけるフレームとその周囲の拡大断面図である。 図3は、第1実施形態において、排気口側から見たラックの背面図である。 図4は、第1実施形態において、ラック側から見たファンユニットの正面図である。 図5は、第1実施形態に係るモジュール型データセンタの制御方法について示すフローチャートである。 図6は、第1実施形態においてステップP1を行った時点におけるデータセンタの断面図である。 図7は、第1実施形態においてステップP8を行った時点におけるデータセンタの断面図である。 図8は、第1実施形態における片寄せ処理のフローチャートである。 図9は、第1実施形態における開閉部の開閉動作について示すフローチャートである。 図10は、全ての電子機器のCPU使用率と消費電力との関係について示すグラフである。 図11は、ファンユニットの回転数の設定値と、ファンユニットの消費電力との関係を示すグラフである。 図12は、第2実施形態におけるラックの一部拡大断面図である。 図13は、第3実施形態におけるフレームとその周囲の拡大断面図である。
以下に、添付図面を参照しながら各実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係るデータセンタの断面図である。
このデータセンタ1は、屋外や建物内に設置される直方体状のコンテナ2を備え、そのコンテナ2の内側にファンユニット3とこれに対向するラック5が設けられる。
コンテナ2は、筐体の一例であって、外気Aが通る吸気口2aと排気口2bとを有する。吸気口2aには開閉部19として複数の可動ルーバが設けられており、その稼働ルーバによって吸気口2aが開いたり閉じたりする。
更に、吸気口2aにはフィルタ17が設けられる。フィルタ17は、例えば集塵フィルタやケミカルフィルタであって、吸気口2aからコンテナ2の内部に粉塵や有害な化学物質が侵入するのを防止する機能を有する。
ファンユニット3は、コンテナ2の吸気口2aから外気Aを吸気するための複数の第1のファン4を有しており、その第1のファン4によって外気Aから第1の冷却風B1が生成される。
そのファンユニット3には外気Aを冷却するための熱交換器が設けられておらず、第1のファン4によって外気Aと同じ温度の第1の冷却風B1が生成される。
ラック5は複数の電子機器7を収容する。電子機器7は、例えばラックマウント型のサーバであって、ラック5内において平積みにされる。本実施形態では電子機器7のうちの一台を制御部7xとして用い、その制御部7xがファンユニット3に対して第1の制御信号S1を出力することにより第1のファン4の回転数を制御する。
なお、電子機器7とは別にホストコンピュータを設け、そのホストコンピュータを制御部7xとして用いてもよい。
また、制御部7xは、上記の開閉部19に対して開閉信号SGを出力することにより、開閉部19の開閉動作を制御する。
そして、ファンユニット3とラック5との間の空間は、第1の冷却風B1が流通するコールドアイル14として機能すると共に、作業者が各電子機器7に対してメンテナンスを行うための空間としても供せられる。
また、コールドアイル14の上部には温度センサ16が設けられる。温度センサ16は、コールドアイル14内の温度Tを計測し、その結果を温度情報STとして制御部7xに出力する。
上記の第1の冷却風B1は各電子機器7を空冷した後、これらの電子機器7によって暖められて排気流Eとなり、コンテナ2の排気口2bから排気される。
なお、この例ではコールドアイル14の上に天板8を設けると共に、その天板8とコンテナ2の天井面2cとの間にクリアランスを設け、排気流Eの一部をそのクリアランスを介してファンユニット3の上流側に戻す。これにより、暖かな排気流Eで第1の冷却風B1が暖められるので、各電子機器7が第1の冷却風B1で過剰に冷却されるのを防止できる。
また、ラック5の上面5aには、後述の第2のファン9aを保持したフレーム9が設けられる。
その第2のファン9aの回転数は、制御部7xから出力される第2の制御信号S2によって制御される。
図2は、フレーム9とその周囲の拡大断面図である。
図2に示すように、ラック5の上面5aには、第1のギア13を回転駆動させるモータ11が固定される。そして、フレーム9には、第1のギア13と噛み合った第2のギア15が固定される。
本実施形態では、モータ11の回転運動で各ギア13、15を介してフレーム9が矢印Jの方向に回転し、複数の電子機器7のうちの一部に第2のファン9aを対向させたり、ラック5の上に第2のファン9aを退避させたりすることができる。
そのモータ11の回転数は、上記の第2の制御信号S2に基づいて制御部7xが制御する。
なお、フレーム9の回転がラック5によって妨げられないようにするため、ラック5の上面5aにはフレーム9が通過する大きさの開口5bが設けられる。また、図2の例ではラック5の上に第2のファン9aを退避させるときにフレーム9を倒立させているが、第2のファン9aの退避時にフレーム9を水平に寝かせることによりフレーム9で開口5bを塞いでもよい。
また、第2のファン9aに対向させる電子機器7の台数は特に限定されない。この例では、一つのラック5において上から三台目までの電子機器7を第2のファン9aに対向させる。
そして、この状態で第2のファン9aを駆動すると第2の冷却風B2が生成され、この第2の冷却風B2によって第2のファン9aに対向している電子機器7が冷却されることになる。
第2のファン9aは、このように複数の電子機器7のうちの一部のみを冷却すればよいため、そのファンの直径や風量は第1のファン4のそれよりも小さい。これにより、一つの第2のファン9aの消費電力も、一つの第1のファン4の消費電力の最低値Pminよりも小さい。
なお、消費電力の最低値Pminは、第1のファン4の回転数の制御範囲のうち、最低の回転数を得るときの第1のファン4の消費電力である。その回転数よりも低いと第1のファン4の挙動が安定しなくなったり、第1のファン4が回転せずに停止してしまうので、第1の冷却風B1の風量を更に低くするには第1のファン4をオフ状態にし、第1の冷却風B1の風量を0にする。
また、各電子機器7には、上記の第1の冷却風B1や第2の冷却風B2を流通させるための第1の開口7aと第2の開口7bとが互いに対向するように設けられる。本実施形態ではこれらの冷却風B1、B2によって各電子機器7の内部が冷却されるため、電子機器7自身に冷却用のファンを設ける必要がなく、各電子機器7としてファンレスサーバを使用することができる。ファンレスサーバは、ファンがない分だけ消費電力が低いため、データセンタ1の省エネルギ化に資することができる。
また、各開口7a、7bの位置も特に限定されない。本実施形態では、第1の開口7aを第1のファン4(図1参照)に対向させることにより、第1の開口7aから第1の冷却風B1を取り込み易くする。そして、第2の開口7bを第2のファン9aに対向させることにより、第2の冷却風B2が第2の開口7bを通り易くなるようにする。
更に、各電子機器7の内部には、上記の第1の冷却風B1や第2の冷却風B2で冷却されるCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、及びGPU(Graphical Processing Unit)等の演算処理ユニット7yが設けられる。
図3は、排気口2b側から見たラック5の背面図である。
図3に示すように、この例では三つのラック5を横方向に並べる。そして、これらのラック5に対応して三つのフレーム9が各ラック5に設けられ、各フレーム9においては第2のファン9aが行列状に複数配置される。
図4は、ラック5側から見たファンユニット3の正面図である。
図4に示すように、第1のファン4は三つのラック5の各々に対向するように行列状に配列される。この例では、一つのラック5に対して6行×2列の合計12個の第1のファン4が対向する。
第1のファン4の各々は、上記のように第1の冷却風B1を生成して各電子機器7を冷却する役割を担うが、各電子機器7の発熱量はその使用率に応じて変わる。そのため、本実施形態では複数の第1のファン4の各々の回転数を制御することにより第1の冷却風B1の風量を最適化し、各電子機器7が過剰冷却や冷却不足の状態にならないようにする。
第1のファン4の制御の単位は特に限定されないが、本実施形態では第1のファン4の回転数の制御をラック単位で行ごとに行うことにより、各ファン4に対向する電子機器7の発熱量に適した風量の第1の冷却風B1を生成する。その結果、一つのラック5に対向する同じ行にある二つの第1のファン4の回転数は同一となる。また、行が異なれば第1のファン4の回転数が異なることもある。
次に、本実施形態に係るモジュール型データセンタの制御方法について説明する。
図5は、本実施形態に係るモジュール型データセンタの制御方法について示すフローチャートである。
以下では、このフローチャートに従ってラック5ごとに制御を行うが、制御対象を各ラック5に制限せずに、全てのラック5の全ての電子機器7をこのフローチャートに従って制御してもよい。
最初のステップP1では、制御部7xの制御下で第1のファン4を駆動することにより、電子機器7の各々に第1の冷却風B1を供給する。
図6は、このステップP1を行った時点におけるデータセンタ1の断面図である。
なお、図6では電源が入れられている電子機器7にハッチングを掛けており、この例では全ての電子機器7の電源が入れられている。
また、本ステップでは第1のファン4を駆動させるので、吸気口2aから外気Aが取り込まれる。
そして、第2のファン9aを保持するフレーム9はラック5の上面側に退避しており、電子機器7から出る排気流Eの流れが第2のファン9aによって妨げられないようにする。
次に、ステップP2に移り、制御部7xが、一つのラック5における全ての電子機器7の各々の使用率Riを取得する。
使用率Riは、各電子機器7が備える演算処理ユニット7yの使用率であって、これらの演算処理ユニット7yから出力される信号に基づいて制御部7xが電子機器7ごとに取得する。一つのラック5に電子機器7がn台あるときは、n個の使用率R1、R2、…、Rnを求めることになる。
なお、使用率Riに代えて、一つのラック5における全ての電子機器7の各々の消費電力P iを取得してもよい。
次に、ステップP2に移り、上記の使用率R1、R2、…、Rnの平均値を制御部7xが求め、その値をこれらの使用率の代表値Rとする。各使用率が大きいほど各電子機器7の発熱量は多くなるため、この代表値Rは各電子機器7の発熱量を知る目安となる。
なお、代表値Rの計算方法はこれに限定されず、使用率R1、R2、…、Rnの最大値を代表値Rとして求めてもよい。
また、ステップP1において各電子機器7の消費電力P iを取得する場合は、使用率の代表値Rに代えて、消費電力P1、P2、…、Pnの平均値を消費電力の代表値Pとして求め、以下の各ステップでその代表値Pを使用してもよい。消費電力P1、P2、…、Pnが大きいほど各電子機器7の発熱量は多くなるため、代表値Pも各電子機器7の発熱量を知る目安となり得る。
次いで、ステップP4に移り、上記の使用率の代表値Rを用いて後述の片寄せ処理を行う。片寄せ処理は、複数の電子機器7のうちの一部の電子機器7で処理しているジョブを他の電子機器7に移動し、移動元の電子機器7の電源を切ることで省エネルギ化を実現する処理である。
詳細については後述するが、本実施形態では片寄せ処理をラック単位で行い、一つのラック5で稼働している電子機器7のうち最も下に位置する電子機器7のジョブを同一のラック5内でそれよりも上の電子機器7に移す。
その結果、ステップP4の終了時には、一つのラック5において下から数台の電子機器7の電源が停止され、これらの電子機器7を第1の冷却風B1で冷却する必要がない場合が生じる。
この場合は、ファンユニット3の消費電力を削減するために、複数の第1のファン4を下から順に停止させ、稼働中の電子機器7に対向する第1のファン4のみを回転させるのが好ましい。
そこで、次のステップP5では、1ラックあたり6行×2列に配列された第1のファン4のうち、下から何台目までの第1のファン4を停止すべきかを判断する。この判断も、制御部7xがラック単位で行う。
停止すべき第1のファン4の台数Nを計算する方法は特に限定されない。この例では、次の式(1)によりNを算出し、一つのラック3において下からN台目までの第1のファン4を将来的に停止させるものとする。
N=[6−Int[(稼働している電子機器7の台数)/6]]×2…(1)
なお、式(1)におけるInt()は、引数を超えない最大の整数値を与える関数である。本実施形態ではその引数が6で除されているので、6台の電子機器7ごとに第1のファン4の駆動の有無を判断することになる。また、最後に2を乗じているのは、図4のように1ラックあたり2列の第1のファン4が設けられていることによる。
式(1)によれば、例えば、片寄せ処理によってもなお稼働が継続している電子機器7の台数が6台のときはN=10となるため、下から10台の第1のファン4を将来的に停止させることになる。
また、本ステップでは、これらN台以外の第1のファン4については駆動させたままにすると判断する。駆動させたままにする第1のファン4の台数Kは、1ラックあたりの第1のファン4の総数とNとの差で与えられ、例えば1ラックあたり12台の第1のファン4があるときは、K=12−Nとなる。
ここで、この時点でN台の第1のファン4を停止させてしまうと、コールドアイル14(図1参照)の圧力が低下して排気流Eが各電子機器7を逆流するおそれがある。
よって、このステップP5では、上記のN台の第1のファン4の電源を切らずに、これらの第1のファン4の設定風量を最低値にする。
次に、ステップP6に移り、ステップP5で駆動したままにすると判断された第1のファン4の台数Nが、1ラックあたり1台より多いかどうかを制御部7xが判断する。ここで、1台よりも多いと判断された場合には、図4の少なくとも一番上の行の2台の第1のファン4の回転は維持されることになる。
本ステップで1台よりも多いである(YES)と判断された場合には、ステップP31に移り、制御部7xが第2のファン9aが稼働しているかどうかを判断する。そして、稼働している(YES)と判断された場合にはステップP32で第2のファン9aを停止すると共にフレーム9をラック5の上に退避させ、稼働していない(NO)と判断した場合には所定の時間をおいた後に再びステップP2〜P6を行う。
一方、ステップP6で1台よりも多くはない(NO)と判断された場合には、ステップP7に移る。
上記のように、この例では1ラックあたり6行×2列に第1のファン4が設けられており、第1のファン4の制御を行単位で行うため、1ラックにおいて同じ行の2つの第1のファン4は同時に制御される。よって、ステップP6で1台よりも多くはないと判断されたときは、全ての第1のファン4を停止させることになる。
但し、ここで全ての第1のファン4を停止させてしまうと、上記のように排気流Eが各電子機器7を逆流するおそれがある。
したがって、ステップP7においては、全ての第1のファン4の回転を停止させる前に、フレーム9を回転させて第2のファン9aを一部の電子機器7に対向させる。そして、この状態で第2のファン9aを回転させることにより、第2の冷却風B2で一部の電子機器7を冷却する。
次に、ステップP8に移り、全ての第1のファン4の回転を停止させる。
図7は、このステップP8を行った時点におけるデータセンタ1の断面図である。
なお、図6と同様に図7でも電源が入れられている電子機器7にハッチングを掛けある。この例では、ステップP4の片寄せ処理によって一つのラック5の上から3台までの電子機器7の電源が入れられており、それ以外の電子機器7の電源は切られている。
また、この時点では第1のファン4が停止しているため外気Aは吸気口2aを流通しない。
そして、電源が入れられている電子機器7に第2のファン9aが対向し、その第2のファン9aによって生成された第2の冷却風B2(図2参照)によってのみこれらの電子機器7が冷却される。
これにより、ファンユニット3の消費電力は0となり、本ステップの実行中に消費される空調用の消費電力は第2のファン9aの消費電力のみとなる。
その第2のファン9aの消費電力は、上記したように第1のファン4の消費電力の最低値よりも低いので、本実施形態では第1のファン4のみで空調を行う場合よりも空調用の電力を削減できる。
なお、この時点では駆動中の電子機器7に対して第2のファン9aから第2の冷却風B2が供給されているので、全ての第1のファン4を停止させてもこれらの電子機器7を排気流Eが逆流するおそれはない。
続いて、ステップP9に移り、コールドアイル14の温度に応じて開閉部19を開閉させる。このステップの詳細については後述する。
次に、上記したステップP4の片寄せ処理について説明する。
片寄せ処理は、ラック全体でのジョブの処理数が少ない場合に、ラック5の下から順に電子機器7のジョブを他の電子機器7に移動し、ジョブの移動元の電子機器7の電源を切ってデータセンタ1の省エネルギ化を実現する技術である。
その片寄せ処理は、以下のようにラックごとに行われる。
図8は、片寄せ処理のフローチャートである。
まず、最初のステップP11では、制御部7xが、図5のステップP2で計算した使用率の代表値Rが第1の所定値R01よりも小さいかどうかを判断する。第1の所定値R01は、片寄せ処理が可能な程度にまで一つのラック内において電子機器7の使用率が低下しているかどうかを判断するための目安となる値であって、ユーザによって予め設定される。この例では第1の所定値R01を例えば60%とする。
ここで、代表値Rは第1の所定値R01よりも小さい(YES)と判断された場合にはステップP12に移る。
ステップP12では、一つのラック5内で稼働している電子機器7のうち、最も下にある電子機器7に新規にジョブを投入するのを中止する。
次いで、ステップP13に移り、一つのラック5内で稼働している電子機器7のうち、最も下にある電子機器7が処理していたジョブを、同一ラック内でその電子機器7よりも上にある他の電子機器7に移す。
そして、ステップP14に移り、一つのラック5内で稼働している電子機器7のうち最も下にある電子機器7の電源を切る。
なお、電源を切る対象に制御部7xとして供される電子機器7が含まれないようにするため、制御部7xは一つのラック5の一番上に設けるのが好ましい。
ここまでのステップにより上記の片寄せ処理が終了する。
一方、上記のステップP11において使用率の代表値Rが第1の所定値R01よりも小さくない(NO)と判断された場合にはステップP15に移る。
ステップP15では、制御部7xの制御下において、一つのラック5の中に電子機器7の電源が切られているものがあるかどうかを判断する。
ここで、電源が切られている電子機器7がない(NO)と判断された場合には片寄せ処理を終了し、電源が切られている電子機器7がある(YES)と判断された場合にはステップP16に移る。
そのステップP16では、制御部7xが、図5のステップP2で計算した使用率の代表値Rが、第2の所定値R02以上であるかどうかを判断する。第2の所定値R02は、片寄せ処理で電源が切られている電子機器7の電源を再投入しなければならない程度にジョブ数が増えているかどうかを判断するための目安となる値であって、ユーザによって予め設定される。この例では、第2の所定値R02を例えば90%とする。
ここで、第2の所定値R02以上ではない(NO)と判断された場合には処理を終了し、第2の所定値R02以上である(YES)と判断された場合にはステップP17に移る。
そのステップP17では、一つのラック5において電源が切られている電子機器7のうち、最も上にある電子機器7の電源を再び入れる。このように電子機器7の電源を入れるか否かの判断を上記の第1の所定値R01と第2の所定値R02を基準にして行うことで、各電子機器7の使用率の代表値RはR01〜R02の範囲に収まることになる。
その後、ステップp18に移り、ステップP17で電源を入れた電子機器7に、それ以外の電子機器7で処理していたジョブを投入する。
以上により、片寄せ処理の基本ステップを終了する。
このような片寄せ処理によって、一つのラック5において稼働している電子機器7の数は片寄せ処理を行う前と比較して少なくなる。よって、これらの電子機器7を冷却するために吸気口2aから取り込む外気Aの量も少なくて済み、開閉部19を制御して吸気口2a一時的に閉じることも可能となる。
開閉部19の開閉動作は、上記のように図5のステップP9において行われる。そこで、以下ではステップP9における開閉部19の開閉動作について説明する。
図9は、開閉部19の開閉動作について示すフローチャートである。
まず、ステップP20において、開閉信号SGに基づいて制御部7xが開閉部19を制御して、開閉部19で吸気口2aを閉じる。
コンテナ2を建物の室内に設置しており、外気Aとしてその建物内の空調機で生成された冷気を使用している場合には、このように吸気口2aを閉じることでその冷気を他のコンテナ2に使用することができる。また、この場合には、上記のように可動している電子機器7の台数が少ないため、建物内の空調機の設定温度を下げることもできる。
また、コンテナ2を屋外に設置している場合には、このように吸気口2aを閉じることで冬季等において冷たい外気Aで電子機器7が過剰に冷却されるのを防止することができる。
更に、屋外と屋内のいずれにコンテナ2を設置している場合でも、外気Aに含まれる粉塵等でフィルタ17が目詰まりを起こすのを抑制でき、フィルタ17の寿命を延ばすことが可能となる。
次に、ステップP21に移り、温度センサ16から出力される温度情報STに基づいて、制御部7xがコールドアイル14の上部の温度Tを把握する。
そして、ステップP22に移り、その温度Tが所定温度T0よりも高いか否かを制御部7xが判断する。所定温度T0は、これよりも高い温度で各電子機器7を運用したのではこれらの電子機器7が不具合を起こすおそれのある温度であって、本実施形態では所定温度T0として30℃を採用する。
そして、本ステップにおいて温度Tが所定温度T0よりも高い(YES)と判断された場合にはステップP23に移る。
そのステップP23では、開閉部19を開くことにより吸気口2aから外気Aを取り込み、コールドアイル14の温度Tを下げるようにする。なお、本ステップは、開閉信号SGに基づいて制御部7xが開閉部19を制御することにより行われる。
一方、ステップP22において温度Tが所定温度T0よりも高くない(NO)と判断された場合には、高温によって各電子機器7が不具合を起こすおそれがないので、吸気口2aを閉じた状態を維持する。
以上により、開閉部19の開閉動作の基本ステップを終了する。
各電子機器7の使用率が低い場合にはラック5の全体の発熱量も小さくなるため、上記のステップP20のように吸気口2aを閉じてもコンテナ2内の温度が上昇するまである程度の時間を要する。よって、ステップP20やステップP23を繰り返して吸気口2aを間欠的に開くことで、電子機器7の過剰冷却やフィルタ17の目詰まり等を防止できる。
上記した本実施形態によれば、図5と図8に示したように、片寄せ処理で一部の電子機器7のみにジョブを処理させつつ、第1のファン4を停止してそれらの電子機器7を第2のファン9aで冷却すると共に、残りの電子機器7の電源を切る。
このように電子機器7の電源を切ることでデータセンタ1の消費電力を低減でき、また、第1のファン4よりも消費電力が低い第2のファン9aで駆動中の電子機器7を冷却することで一層の低消費電力化が図られる。
次に、本願発明者が行った調査結果について説明する。
この調査では、上記の片寄せ処理でどの程度の電力が削減するかについて調べられた。
その調査では、一つのラック5につき40台の電子機器7を搭載することにより、三つのラック5で合計で120台の電子機器7を搭載した。
そして、120台の全ての電子機器7の電源を入れた状態で、これら全ての電子機器7におけるCPU使用率と消費電力との関係を調査した。なお、CPU使用率は、専用のソフトウェアを用いることで、120台の全ての電子機器5に対して同一の値に設定した。
その結果を図10に示す。
図10に示すように、CPU使用率が0%のときであっても、電子機器7の消費電力の合計値は8kW程度の値となる。よって、電子機器7の電源が入れられている限り、CPU使用率が0%であっても消費電力は0kWにはならない。
また、低負荷状態の電子機器7を想定するため、全ての電子機器7のCPU使用率が6%の場合を考える。この場合は、図10より電子機器7の合計の消費電力は9kWとなる。片寄せ処理をしない場合はこの消費電力が全電子機器7によって消費されることになる。
その消費電力が片寄せ処理によってどの程度低減するのかを試算するため、各ラック5において上から3台までの電子機器7に対してのみ電源を入れ、これ以外の電子機器7の電源を切った場合を想定する。なお、ラック5は3台あるので、電源が入れられている電子機器7の台数は9台(=3×3台)である。
この場合、電源を入れている9台の電子機器7の各々のCPU使用率を80%とすると、電源を切ってあるものを含めて120台全ての電子機器7のCPU使用率の平均値は6%(={(80×9)+(0×111)}/120)となる。よって、上記のようにCPU使用率が6%の120台の電子機器7で処理しているジョブを9台の電子機器7に移すと、その9台の電子機器7のCPU使用率は80%となる。
図10によれば、全ての電子機器7のCPU使用率が80%のとき、全ての電子機器7の合計の消費電力は17kWであるから、一台の電子機器7では約0.14kW(=17kW/120)の電力が消費される。
したがって、上記のように9台の電子機器7にジョブを移した場合、これら9台の電子機器7における合計の消費電力は1.3kW(=9×0.14kW)となる。この消費電力は、片寄せ処理をしない場合の消費電力(9kW)よりも小さな値である。このことから、片寄せ処理により電子機器7の合計の消費電力が低減できることが明らかとなった。
次に、このように片寄せ処理で9台の電子機器7にジョブを移し、これら9台の電子機器7を第2のファン9aのみで冷却することで、第1のファン4で冷却する場合よりも空調に要する消費電力がどの程度削減できるのかについて調査した。
図11は、ファンユニット3の回転数の設定値と、ファンユニット3の消費電力との関係を示すグラフである。
ファンユニット3の回転数の設定値は、全ての第1のファン4に共通に設定した回転数の設定値であって、これらのファン4で設定できる最大の回転数に対する百分率で表される。また、ファンユニット3の消費電力は、これら全ての第1のファン4の消費電力の合計値である。
なお、回転数の設定値の最小値を25%としたのは、設定値をこれよりも小さくすると第1のファン4で生成される第1の冷却風B1の風量が安定しなくなるためである。
また、ファンユニット3の回転数の設定値を増加させれば第1の冷却風B1の風量も増大する。
ここで、図10の場合と同様に、片寄せ処理によって各ラック5において上から3台までの電子機器7に対してのみ電源が入れられ、これらの電子機器7のCPU使用率が80%の場合を想定する。この場合は、三つのラック5において合計で9台の電子機器7の電源が入れられていることになる。
本実施形態を適用せずに第1のファン4のみで冷却を行う場合、ファンユニット3においてこれら9台の電子機器7に対向している図4の一番上の行の6台のみの第1のファン4を駆動すればよい。また、CPU使用率が80%で各電子機器7は高負荷状態にあるため、これらの電子機器7を冷却するには6台の第1のファン4の回転数の設定値を100%にすればよいと考えられる。
図11によれば、設定値が100%のとき全ての第1のファン4の合計の消費電力は約4.41kWであるから、6台の第1のファン4の合計の消費電力は735W(=4.41kW/6)となる。第2のファン9aを用いずに第1のファン4のみで冷却を行う場合にはこれだけの電力が消費されることになる。
一方、本実施形態では、上記のように1ラックあたり3台の電子機器5の電源が入れられているとき、図5のステップP5で駆動したままにすると判断される第1のファン4の台数Nは、0台(=12−[6−Int[3/6]]×2)となる。
よって、この場合は図5のステップP6において第1のファン4は1台よりも多くはない(NO)と判断され、ステップP7で第2のファン9aを駆動すると共に、ステップP8で全ての第1のファン4を停止させる。
ここで、第2のファン9aの一台あたりの消費電力を12Wとし、一つの電子機器7に対して4台の第2のファン9aを対向させるとする。このとき、電源が入れられている9台の電子機器7に対して合計で36台(=9×4台)の第2のファン9aが駆動することとなり、これら36台の第2のファン9aの合計の消費電力は432W(=36×12W)となる。
この消費電力は、本実施形態を適用しない場合の消費電力(735W)よりも格段に小さく、空調に要する電力が本実施形態によって実際に削減できることが確認できた。
(第2実施形態)
本実施形態では、以下のようにして各電子機器7の最上段に記憶ユニットを設ける。
図12は、本実施形態におけるラック5の一部拡大断面図である。なお、図10において第1実施形態で説明したのと同じ要素には同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
図12に示すように、各電子機器7の最上段には記憶ユニット18が設けられる。記憶ユニット18は、各電子機器7で共有されるデータを記憶するのに使用され、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等を記憶ユニット18として採用し得る。
このような記憶ユニット18を設ける場合は、データを記憶するためのHDDやSSD等を各電子機器7に設ける必要がなくなり、各電子機器7としてディスクレスサーバを使用することができる。
また、各電子機器7で共有されるデータをこれらの電子機器7に分散させておいたのでは、片寄せ処理で電子機器7の電源を切ったときにその電子機器7が記憶していたデータを他の電子機器7が使用できなくなる。本実施形態では上記のように各電子機器7で共有されるデータを記憶ユニット18に集約してあるので、片寄せ処理に伴って各電子機器7がデータを使用できなくなるのを防止することができる。
(第3実施形態)
第1実施形態では、図2に示したように、第2のファン9aはラック5の上面5aに回転可能な状態で設けられた。
これに対し、本実施形態では、以下のように第2のファン9aを昇降可能な状態でラック5に設ける。
図13は、本実施形態におけるフレーム9とその周囲の拡大断面図である。なお、図13において、第1実施形態で説明したのと同じ要素には第1実施形態におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
図13に示すように、本実施形態では鉛直方向に延びる二つのレール26をラック5に固定する。これらのレール26の対向面には歯26aが形成されており、これらの歯26aに噛み合う第1のギア27と第2のギア28が設けられる。
このうち、第1のギア27は、第2のギア28と噛み合うと共に、モータ29によって回転可能である。
本実施形態では、制御部7x(図1参照)が第2の制御信号S2に基づいてモータ29の回転数を制御することにより矢印Kの方向にフレーム9を昇降させる。これにより、一部の電子機器7に第2のファン9aを対向させたり、ラック5の上に第2のファン9aを退避させたりすることができる。
そして、第2のファン9aで生成された第2の冷却風B2を一部の電子機器7の冷却に使用することで、第1実施形態と同様に本実施形態でも空調に要する電力を削減することが可能となる。
以上説明した各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 筐体と、
前記筐体内に設けられ、第1の冷却風を生成する第1のファンと、
前記筐体内に設けられ、前記第1の冷却風が供給される複数の電子機器と、
前記複数の電子機器のうちの一部の電子機器に第2の冷却風を供給すると共に、前記第1のファンの消費電力の最低値よりも低い消費電力で駆動する第2のファンとを有し、
前記複数の電子機器の使用率又は消費電力の代表値が所定値よりも小さくなったときに、複数の前記電子機器の各々のジョブを前記一部の電子機器に移し、前記一部以外の電子機器の電源を切り、前記第2のファンの駆動を開始し、前記第1のファンの駆動を停止するモジュール型データセンタ。
(付記2) 前記複数の電子機器を収容するラックと、
前記ラックに移動可能な状態で設けられ、前記第2のファンを保持するフレームとを更に有し、
前記代表値が前記所定値よりも小さくなったときに、前記フレームが移動して前記第2のファンが前記一部の電子機器に対向し、
前記代表値が前記所定値以上になったときに、前記フレームが移動して前記第2のファンが前記一部の電子機器から退避することを特徴とする付記1に記載のモジュール型データセンタ。
(付記3) 前記フレームは、前記ラックの上面に回転可能な状態で設けられたことを特徴とする付記2に記載のモジュール型データセンタ。
(付記4) 前記フレームは、前記ラックの上面に昇降可能な状態で設けられたことを特徴とする付記2に記載のモジュール型データセンタ。
(付記5) 前記電子機器は、第1の開口と第2の開口とを有し、
前記第1のファンは前記第1の開口に対向し、
前記第2のファンは前記第2の開口に対向することを特徴とする付記1乃至付記4のいずれかに記載のモジュール型データセンタ。
(付記6) 前記筐体に、前記第1のファンによって吸気された外気が通る吸気口が設けられ、
前記筐体内の温度が所定温度よりも高いときに前記吸気口を開き、前記筐体内の温度が前記所定温度以下のときに前記吸気口を閉じる開閉部を更に有することを特徴とする付記1乃至付記5のいずれかに記載のモジュール型データセンタ。
(付記7) 前記複数の電子機器とは別に記憶ユニットが設けられ、
前記複数の電子機器の各々で共有されるデータが、前記記憶ユニットに記憶されたことを特徴とする付記1乃至付記6のいずれかに記載のモジュール型データセンタ。
(付記8) 前記電子機器はファンレスサーバであることを特徴とする付記1乃至付記7のいずれかに記載のモジュール型データセンタ。
(付記9) 筐体内の第1のファンで生成された第1の冷却風を、前記筐体内の複数の電子機器に供給し、
複数の前記電子機器の使用率又は消費電力の代表値が所定値よりも小さくなったときに、前記複数の電子機器のうちの一部の電子機器に、前記複数の電子機器の各々のジョブを移し、
前記一部以外の前記電子機器の電源を切り、
前記第1のファンの消費電力の最低値よりも低い消費電力で駆動する第2のファンで第2の冷却風を生成することにより、前記一部の電子機器に前記第2の冷却風を供給し、
前記第1のファンの駆動を停止する、
モジュール型データセンタの制御方法。
(付記10) 前記筐体内の温度が所定温度よりも高いときに、前記筐体に設けられた吸気口を開くことにより、前記第1のファンが前記吸気口から外気を吸気して前記第1の冷却風を生成し、
前記筐体内の温度が前記所定温度以下のときに、前記吸気口を閉じて前記外気の吸気を停止することを特徴とする付記9に記載のモジュール型データセンタの制御方法。
1…データセンタ、2…コンテナ、2a…吸気口、2b…排気口、2c…天井面、3…ファンユニット、4…第1のファン、5…ラック、5a…上面、5b…開口、7…電子機器、7a…第1の開口、7b…第2の開口、7x…制御部、7y…演算処理ユニット、8…天板、9…フレーム、9a…第2のファン、11…モータ、13、27…第1のギア、15、28…第2のギア、16…温度センサ、17…フィルタ、18…記憶ユニット、19…開閉部、26…レール、26a…歯。

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に設けられ、第1の冷却風を生成する第1のファンと、
    前記筐体内に設けられ、前記第1の冷却風が供給される複数の電子機器と、
    前記複数の電子機器のうちの一部の電子機器に第2の冷却風を供給すると共に、前記第1のファンの消費電力の最低値よりも低い消費電力で駆動する第2のファンとを有し、
    前記複数の電子機器の使用率又は消費電力の代表値が所定値よりも小さくなったときに、複数の前記電子機器の各々のジョブを前記一部の電子機器に移し、前記一部以外の電子機器の電源を切り、前記第2のファンの駆動を開始し、前記第1のファンの駆動を停止するモジュール型データセンタ。
  2. 前記複数の電子機器を収容するラックと、
    前記ラックに移動可能な状態で設けられ、前記第2のファンを保持するフレームとを更に有し、
    前記代表値が前記所定値よりも小さくなったときに、前記フレームが移動して前記第2のファンが前記一部の電子機器に対向し、
    前記代表値が前記所定値以上になったときに、前記フレームが移動して前記第2のファンが前記一部の電子機器から退避することを特徴とする請求項1に記載のモジュール型データセンタ。
  3. 前記筐体に、前記第1のファンによって吸気された外気が通る吸気口が設けられ、
    前記筐体内の温度が所定温度よりも高いときに前記吸気口を開き、前記筐体内の温度が前記所定温度以下のときに前記吸気口を閉じる開閉部を更に有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のモジュール型データセンタ。
  4. 前記複数の電子機器とは別に記憶ユニットが設けられ、
    前記複数の電子機器の各々で共有されるデータが、前記記憶ユニットに記憶されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のモジュール型データセンタ。
  5. 筐体内の第1のファンで生成された第1の冷却風を、前記筐体内の複数の電子機器に供給し、
    複数の前記電子機器の使用率又は消費電力の代表値が所定値よりも小さくなったときに、前記複数の電子機器のうちの一部の電子機器に、前記複数の電子機器の各々のジョブを移し、
    前記一部以外の前記電子機器の電源を切り、
    前記第1のファンの消費電力の最低値よりも低い消費電力で駆動する第2のファンで第2の冷却風を生成することにより、前記一部の電子機器に前記第2の冷却風を供給し、
    前記第1のファンの駆動を停止する、
    モジュール型データセンタの制御方法。
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