JP6019653B2 - 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置およびその制御方法と制御プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置およびその制御方法と制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6019653B2
JP6019653B2 JP2012068503A JP2012068503A JP6019653B2 JP 6019653 B2 JP6019653 B2 JP 6019653B2 JP 2012068503 A JP2012068503 A JP 2012068503A JP 2012068503 A JP2012068503 A JP 2012068503A JP 6019653 B2 JP6019653 B2 JP 6019653B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
device connection
mobile terminal
user
information processing
event
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012068503A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013200701A (ja
Inventor
小林 佳和
佳和 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2012068503A priority Critical patent/JP6019653B2/ja
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to CN201380016269.2A priority patent/CN104205072A/zh
Priority to US14/387,695 priority patent/US9509950B2/en
Priority to CA2867561A priority patent/CA2867561A1/en
Priority to PCT/JP2013/055547 priority patent/WO2013146082A1/ja
Priority to EP13768961.8A priority patent/EP2829981A4/en
Priority to AU2013238427A priority patent/AU2013238427A1/en
Publication of JP2013200701A publication Critical patent/JP2013200701A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6019653B2 publication Critical patent/JP6019653B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/15Conference systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/16Arrangements for providing special services to substations
    • H04L12/18Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
    • H04L12/1813Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast for computer conferences, e.g. chat rooms
    • H04L12/1818Conference organisation arrangements, e.g. handling schedules, setting up parameters needed by nodes to attend a conference, booking network resources, notifying involved parties
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/50Service provisioning or reconfiguring
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/18Processing of user or subscriber data, e.g. subscribed services, user preferences or user profiles; Transfer of user or subscriber data
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/22Processing or transfer of terminal data, e.g. status or physical capabilities

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、携帯端末へのデバイスの接続技術に関する。
上記技術分野において、特許文献1には、デバイスをシンクライアントに接続した場合に、サーバにおいて対応するデバイスドライバを実行する技術が開示されている。
特開2007−102308号公報
しかしながら、上記文献に記載の技術は、デバイスの接続をトリガにサーバがサービスを開始するものであり、デバイスの接続を予測することはできなかった。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、
携帯端末に対するデバイス接続を要求するイベント発生を検出するイベント検出手段と、
前記イベント検出手段の前記イベント発生の検出に応答して、前記イベントに対処するための前記デバイス接続を予測するデバイス接続予測手段と、
前記デバイス接続予測手段が予測した前記デバイス接続となるようユーザに指示するデバイス接続指示情報を、ネットワークを介してユーザが携帯する携帯端末に送信するデバイス接続指示情報送信手段と、
を備え
前記イベント検出手段は、前記ユーザが携帯する携帯端末の通信容量を予測する通信容量予測手段を有し、前記通信容量の変化の予測をイベント発生として検出し、
前記デバイス接続予測手段は、前記通信容量予測手段が予測した前記携帯端末の通信容量の変化を参照して、前記通信容量の変化の影響を回避するよう前記携帯端末に対するデバイス接続を予測することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置の制御方法は、
携帯端末に対するデバイス接続を要求するイベント発生を検出するイベント検出ステップと、
前記イベント検出ステップにおける前記イベント発生の検出に応答して、前記イベントに対処するための前記デバイス接続を予測するデバイス接続予測ステップと、
前記デバイス接続予測ステップにおいて予測した前記デバイス接続となるようユーザに指示するデバイス接続指示情報を、ネットワークを介してユーザが携帯する携帯端末に送信するデバイス接続指示情報送信ステップと、
を含み、
前記イベント検出ステップは、前記ユーザが携帯する携帯端末の通信容量を予測する通信容量予測ステップを有し、前記通信容量の変化の予測をイベント発生として検出し、
前記デバイス接続予測ステップは、前記通信容量予測ステップにおいて予測した前記携帯端末の通信容量の変化を参照して、前記通信容量の変化の影響を回避するよう前記携帯端末に対するデバイス接続を予測することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るプログラムは、
携帯端末に対するデバイス接続を要求するイベント発生を検出するイベント検出ステップと、
前記イベント検出ステップにおける前記イベント発生の検出に応答して、前記イベントに対処するための前記デバイス接続を予測するデバイス接続予測ステップと、
前記デバイス接続予測ステップにおいて予測した前記デバイス接続となるようユーザに指示するデバイス接続指示情報を、ネットワークを介してユーザが携帯する携帯端末に送信するデバイス接続指示情報送信ステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理装置の制御プログラムであって、
前記イベント検出ステップは、前記ユーザが携帯する携帯端末の通信容量を予測する通信容量予測ステップを有し、前記通信容量の変化の予測をイベント発生として検出し、
前記デバイス接続予測ステップは、前記通信容量予測ステップにおいて予測した前記携帯端末の通信容量の変化を参照して、前記通信容量の変化の影響を回避するよう前記携帯端末に対するデバイス接続を予測することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るシステムは、
ユーザが携帯する携帯端末と、該携帯端末とネットワークを介して接続する情報処理装置とを備える情報処理システムであって、
前記情報処理装置が、
携帯端末に対するデバイス接続を要求するイベント発生を検出するイベント検出手段と、
前記イベント検出手段の前記イベント発生の検出に応答して、前記イベントに対処するための前記デバイス接続を予測するデバイス接続予測手段と、
前記デバイス接続予測手段が予測した前記デバイス接続となるようユーザに指示するデバイス接続指示情報を、ネットワークを介してユーザが携帯する携帯端末に送信するデバイス接続指示情報送信手段と、
を備え、
前記イベント検出手段は、前記ユーザが携帯する携帯端末の通信容量を予測する通信容量予測手段を有し、前記通信容量の変化の予測をイベント発生として検出し、
前記デバイス接続予測手段は、前記通信容量予測手段が予測した前記携帯端末の通信容量の変化を参照して、前記通信容量の変化の影響を回避するよう前記携帯端末に対するデバイス接続を予測し、
前記携帯端末が、
前記デバイス接続指示情報送信手段から送信された前記デバイス接続指示情報を受信するデバイス接続指示情報受信手段と、
前記デバイス接続指示情報に従うデバイスを接続可能なデバイス接続手段と、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る方法は、
デバイスを接続可能なデバイス接続手段を有し、ユーザが携帯する携帯端末と、該携帯端末とネットワークを介して接続する情報処理装置とを備える情報処理システムの情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、携帯端末に対するデバイス接続を要求するイベント発生を検出するイベント検出ステップと、
前記情報処理装置が、前記イベント検出ステップにおける前記イベント発生の検出に応答して、前記イベントに対処するための前記デバイス接続を予測するデバイス接続予測ステップと、
前記情報処理装置が、前記デバイス接続予測ステップにおいて予測した前記デバイス接続となるようユーザに指示するデバイス接続指示情報を、ネットワークを介してユーザが携帯する携帯端末に送信するデバイス接続指示情報送信ステップと、
前記携帯端末が、前記デバイス接続指示情報送信ステップにおいて送信された前記デバイス接続指示情報を受信するデバイス接続指示情報受信ステップと、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、携帯端末へのデバイスの接続を予測して予測したデバイス接続となるようユーザに指示することができる。
本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムの動作を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムにおいて、接続指示された携帯端末にデバイスを接続する動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムにおいて、接続指示された携帯端末と異なる携帯端末にデバイスを接続する動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係るクラウドサーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る携帯端末の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るユーザ登録データベース(以下、データベースをDBと略す)の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るデバイスDBの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る接続デバイスDBの一部構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る接続デバイスDBの一部構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る接続コネクタDBの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るクラウドサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るデバイス接続指示テーブルの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るクラウドサーバの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る接続デバイス選定処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る携帯端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る携帯端末の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る情報処理システムの動作を説明する図である。 本発明の第3実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る情報処理システムの動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第3実施形態に係るクラウドサーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係るスケジュールDBの構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る接続デバイスDBの構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る接続コネクタDBの構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るデバイス接続指示テーブルの構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るクラウドサーバの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る接続デバイス選定処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る情報処理システムの動作を説明する図である。 本発明の第4実施形態に係る情報処理システムにおける、通信障害発生予測時の動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第4実施形態に係る情報処理システムにおける、通信量増大予測時の動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第4実施形態に係るクラウドサーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る通信容量DBの構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る通信量DBの構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係るデバイス接続指示テーブルの構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係るクラウドサーバの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態に係る情報処理システムの動作を説明する図である。 本発明の第5実施形態に係る情報処理システムにおける、デバイス接続後の動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第5実施形態に係るクラウドサーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態に係るスケジュールDBの構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係るプログラム組合蓄積DBの構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る実行プログラムテーブルの構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係るクラウドサーバの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第6実施形態に係る情報処理システムにおける、携帯端末が複数の通信経路で通信する場合の動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第7実施形態に係る情報処理システムにおける、携帯端末がデバイス情報を取得できない場合の動作手順を示すシーケンス図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は単なる例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としての情報処理装置100について、図1を用いて説明する。情報処理装置100は、携帯端末111へのデバイスの接続指示を行なう装置である。
図1に示すように、情報処理装置100は、デバイス接続予測部101と、デバイス接続指示情報送信部102と、を含む。デバイス接続予測部101は、携帯端末111、112に対するデバイス接続を予測する。デバイス接続指示情報送信部102は、デバイス接続予測部101が予測したデバイスの接続となるようユーザ120に指示するデバイス接続指示情報102aを、ネットワーク130を介してユーザ120が携帯する携帯端末111に送信する。
本実施形態によれば、携帯端末へのデバイスの接続を予測して指示することによって、携帯端末へのデバイス接続をあらかじめ準備することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る情報処理システムについて説明する。本実施形態に係る情報処理システムは、種々のイベントの発生を予測し、そのイベントに関連するデバイス接続を選定、決定して、予めユーザの携帯端末にデバイス接続指示をする。
本実施形態によれば、イベント発生を予測し、ユーザが対応するためのデバイスを選定して指示することによって、イベント発生に対応する携帯端末へのデバイスの接続をあらかじめ準備することができる。
なお、本実施形態においては、イベント発生時に使用したデバイスの履歴を蓄積しておき、接続するデバイスを選定するが、イベントに対応して特定の接続デバイスを記憶する構成であってもよい。
《情報処理システム》
まず、図2、図3、図4Aおよび図4Bを参照して、本実施形態に係る情報処理システムの構成および動作を説明する。
(動作説明)
図2は、本実施形態に係る情報処理システム200の動作を説明する図である。
図2の上段は、テレビ会議の開始というイベント発生に当たって、Aさんにテレビ会議に参加するか否かを問い合わせる動作である。情報処理装置であるクラウドサーバ210は、Aさんがタブレットである携帯端末220を用いてこのテレビ会議に参加するためには、携帯端末220に接続デバイスとしてキーボードとマウスとを接続する必要があることを通知する。通知に応答して携帯端末220にキーボード221とマウス222とが接続されると、クラウドサーバ210は、キーボード221とマウス222との制御に必要なプログラムを選定して起動する。そして、クラウドサーバ210は、携帯端末220、キーボード221、マウス222を仮想PC(パーソナルコンピュータ)に接続して、Aさんのテレビ会議への参加を可能にする。
図2の中段は、テレビ会議中に参加していないBさんのコメントが欲しいというイベント発生に当たって、Bさんにコメントを求める動作である。情報処理装置であるクラウドサーバ210は、Bさんがスマートフォンである携帯端末230を用いてこのテレビ会議にコメントするためには、携帯端末230に接続デバイスとしてキーボードを接続する必要があることを通知する。通知に応答して携帯端末230にキーボード231が接続されると、クラウドサーバ210は、キーボード231の制御に必要なプログラムを選定して起動する。そして、クラウドサーバ210は、携帯端末230とキーボード231とを仮想PC(パーソナルコンピュータ)に接続して、Bさんが携帯端末230の画面を見ながらキーボード231によりコメントを入力することを可能にする。
図2の下段は、石油価格が高騰したというイベント発生に当たって、Cさんにそのことを報知する動作である。情報処理装置であるクラウドサーバ210は、Cさんが携帯電話である携帯端末240を用いてこの報知を取得するためには、携帯端末240に接続デバイスとして大型ディスプレイを接続する必要があることを通知する。通知に応答して携帯端末240に大型ディスプレイ241が接続されると、クラウドサーバ210は、大型ディスプレイ241の制御に必要なプログラムを選定して起動する。そして、クラウドサーバ210は、Cさんの携帯端末240を経由して大型ディスプレイ241に詳細な石油価格変動の情報を表示する。
(構成)
図3は、本実施形態に係る情報処理システム200の構成を示すブロック図である。
情報処理システム200は、図3のように、ネットワーク330を介して接続されたクラウドサーバ210と、携帯端末321〜325(ルータ325を含む)とを有する。携帯端末321〜325には、本実施形態において、USBデバイスが接続可能である。
クラウドサーバ210は、発生したイベントと関連付けて携帯端末に接続された接続デバイスの履歴を蓄積した接続デバイスDB312と、特定の接続コネクタ(コネクタが1つの場合は携帯端末に相当)に対して接続した接続デバイスの履歴を蓄積した接続コネクタDB313と、を有する。そして、接続デバイスDB312と接続コネクタDB313とに基づいて、イベント発生時に選定されたデバイスの選定されたコネクタへの接続を携帯端末に指示するデバイス接続指示部311を有する。デバイス接続指示部311は、デバイス節測指示情報として指示先携帯端末と接続デバイスと接続コネクタとを記憶する。
(動作手順)
図4Aは、本実施形態に係る情報処理システム200において、接続指示された携帯端末にデバイスを接続する動作手順を示すシーケンス図である。
クラウドサーバ210は、ステップS401において、イベントの発生を待機する。イベント発生を検出するとステップS403に進んで、発生したイベントに対応する処理を選定する。次に、ステップS405において、選定した処理に必要なデバイスを選定する。ステップS407においては、選定されたデバイスを接続するユーザを選定する。そして、ステップS409において、選定したユーザが有する携帯端末に対するデバイス接続指示情報を生成して、タブレットやスマートフォンや携帯電話である携帯端末220〜240に送信する。
デバイス接続指示情報を受信した携帯端末220〜240は、ステップS411において、デバイス接続の指示を行なう(図2参照)。このデバイス接続指示に応答して、ステップS413において指示されたデバイスを接続すると、携帯端末220〜240は、ステップS415において、汎用USBドライバを起動する。そして、ステップS417において、携帯端末220〜240によるデバイスアドレスを設定して、ステップS419において、デバイスのディスクリプタを取得する。取得したディスクリプタは、ステップS421において、クラウドサーバ210に転送される。
ディスクリプタを取得したクラウドサーバ210は、ステップS423において、ディスクリプタから判定した接続デバイスを駆動するUSBデバイスドライバを起動する。また、ステップS425において、クラウドサーバ210と接続デバイスとを携帯端末220〜240を介して結ぶためのドライバアプリケーションを起動する。そして、ステップS427において、クラウドサーバ210と接続デバイスとの携帯端末220〜240を介したデータ入出力を実現する。
図4Bは、本実施形態に係る情報処理システム200において、接続指示された携帯端末と異なる携帯端末にデバイスを接続する動作手順を示すシーケンス図である。なお、図4Bにおいて、図4Aと同様のステップには同じステップ番号を付して、説明を省略する。
ステップS451において、デバイス接続指示情報を通知するユーザの携帯端末を選定する。ステップS453においては、選定されたデバイスを接続する接続コネクタを選定する。本例では、デバイス接続指示情報を通知する携帯端末と、デバイスを接続する接続コネクタ(コネクタが1つの場合は携帯端末に相当)そして、ステップS455において、選定したユーザが有する携帯端末に対するデバイス接続指示情報を生成して、送信する。このデバイス接続指示情報には、接続コネクタ情報が含まれる。図4Bにおいては、携帯端末aにデバイス接続指示情報を通知する。デバイス接続指示情報には、携帯端末bに出力デバイスBを接続し、ルータcに入力デバイスAを接続する指示が含まれているとする。通知ユーザの携帯端末aは、ステップS457において、接続コネクタを含むデバイス接続指示を行なう。
携帯端末aへのデバイス接続指示に応答して、ステップS461において、出力デバイスBを携帯端末bに接続する。携帯端末aは、ステップS463において、デバイス情報(ディスクリプタ)を取得する。なお、図4Bにおいては、煩雑さを避けるため、詳細なUSBドライバのプロトコルは省略している。ステップS465において、デバイス情報はクラウドサーバ210に転送される。
クラウドサーバ210では、ステップS467において、出力デバイスBを駆動するデバイスドライバを起動する。次に、ステップ469において、クラウドサーバ210と出力デバイスBとを携帯端末bを介して結ぶためのドライバアプリケーションを起動する。
一方、ステップS471において、ルータcに入力デバイスAが接続される。ルータcは、ステップS473において、デバイスの接続をクラウドサーバ210に通知する。クラウドサーバ210は、ステップS475において、ルータcを経由してUSBプロトコルに従って入力デバイスAにデバイス情報(ディスクリプタ)を要求する。これに応答して、入力デバイスAは、ステップS477において、ルータcを経由してデバイス情報を返信する。クラウドサーバ210は、ステップS479において、入力デバイスAを駆動するデバイスドライバを起動する。
その後、入力デバイスAからの入力データを出力デバイスB出力すると仮定する。ステップS481において、入力デバイスAからの入力データがルータcを経由してクラウドサーバ210に取得される。そして、必要であればデータ処理後に、ステップS483において、出力データが携帯端末bを介して出力デバイスBに送出される。例えば、入力デバイスAがDVDドライブであり、出力デバイスBがディスプレイであれば、DVD映像がディスプレイに出力されることになる。
《クラウドサーバの機能構成》
図5は、本実施形態に係るクラウドサーバ210の機能構成を示すブロック図である。
クラウドサーバ210は、ネットワーク330を介して携帯端末220〜240、321〜325と通信する通信制御部501を有する。通信制御部501において携帯端末から受信したメッセージからは、ユーザ情報受信部502においてユーザIDや認証情報などのユーザ情報を受信する。また、端末情報受信部503において携帯端末IDや認証情報などの端末情報を受信する。ユーザ情報と端末情報とに基づいて、ユーザ登録部504は、ユーザ登録DB505にユーザを登録する(図7参照)。
また、イベント取得部506は、通信制御部501を介して外部からのイベントを取得したり、クラウドサーバ210の内部で発生するイベントを取得したりするイベント検出手段として機能する。送信先選定部507は、イベント取得部506がイベントを取得すると、ユーザ登録DB505を参照して、デバイス接続指示情報を送信する送信先の携帯端末を選定する。
また、イベント取得部506がイベントを取得すると、接続デバイス選定部508は、接続デバイスDB312(図9Aおよび図9B参照)およびデバイスDB510(図8)に基づいて、デバイス接続指示を行なう接続デバイスを選定する。一方、接続コネクタ選定部509は、接続コネクタDB313(図10参照)に基づいて、デバイス接続指示に含まれる接続デバイスの接続先である接続コネクタを選定する。
接続デバイス選定部508が選定した接続デバイスと、接続コネクタ選定部509が選定した接続コネクタとは、デバイス接続指示部311のデバイス接続指示テーブル311aに記憶される。そして、デバイス接続指示部311は、送信先選定部507が選定した送信先の携帯端末に、デバイス接続指示テーブル311aに基づいて生成されたデバイス接続指示情報を送信する。
デバイス情報受信部512は、携帯端末を介して接続したデバイスのデバイス情報(ディスクリプタ)を受信する。デバイスドライバ実行部513は、接続したデバイスを駆動する。そして、データ送受信部514により接続したデバイスと携帯端末経由でのデータ送受信を行なう。
《携帯端末の機能構成》
図6は、本実施形態に係る携帯端末220〜240、321〜324の機能構成を示すブロック図である。以下、いずれも同様の構成であるので、携帯端末220を代表させて説明する。
本実施形態の携帯端末220は、USBデバイスを接続するためのUSBコネクタ601を有する。そして、USBコネクタ601に接続したデバイスのディスクリプタを取得するための汎用USBドライバ602を有する。さらに、携帯端末220は、USBデバイスからの入力データをIPカプセリングして、通信制御部605を介しIPネットワークを経由してクラウドサーバ210に送信するため、USBデバイス入力データ送信部603を有する。また、携帯端末220は、通信制御部605を介しIPネットワークを経由してクラウドサーバ210から受信したUSBデバイスへの出力データを受信し、アンカプセリングして汎用USBドライバ602に渡すUSBデバイス出力データ受信部604を有する。なお、USBデバイス入力データ送信部603やUSBデバイス出力データ受信部604においては、ドライバアプリケーションの一部がクラウドサーバ210からダウンロードされて動作してもよい。通信制御部605は、ネットワークを介してクラウドサーバ210あるいは他の携帯端末との通信を制御する制御部である。ここで、一般に、画像やデータ通信は4G/3Gにより通信され、携帯電話やスマートフォンなどの音声通信はWiFiにより通信される。
また、携帯端末220は、通信制御部605を介してUSBデバイスとは異なるデータの送信を行なう送信部613と受信部614とを有する。また、携帯端末220は、タッチパネルやキーボードなどからなる操作部609と、入出力部610とを有する。入出力部610は、受信部614が受信したデータを表示する表示部611と、音声を入出力する音声入出力部612とを有する。
(ユーザ登録DB)
図7は、本実施形態に係るユーザ登録DB505の構成を示す図である。なお、ユーザ登録DB505は、図7の構成に限定されない。
ユーザ登録DB505は、ユーザID701に対応付けて、携帯端末ID702、携帯端末の機種703、通信性能704、携帯端末が有するデバイスコネクタ705、搭載されているデバイスドライバ706、音声通信方式707、データ通信方式708などを記憶する。
(デバイスDB)
図8は、本実施形態に係るデバイスDB510の構成を示す図である。なお、デバイスDB510は、図8の構成に限定されない。
デバイスDB510は、デバイスID801に対応付けて、デバイスの機種802、入力デバイスか出力デバイスかの種別803、デバイスが有する接続コネクタ804、通信方式805、デバイスの能力806などを記憶する。ここで、接続コネクタ804と通信方式805とは対応するので、いずれかを記憶するのみでもよい。
(接続デバイスDB)
図9Aおよび図9Bは、本実施形態に係る接続デバイスDB312の構成を示す図である。なお、接続デバイスDB312は、図9Aおよび図9Bの構成に限定されない。
図9Aは、本実施形態に係る接続デバイスDB312の一部構成を示す図である。図9Aは、発生したイベント内容から、クラウドサーバ210がどのような対応処理を行なったかの履歴を蓄積するデータベース910である。
データベース910は、イベント内容901に対応付けて、第1対応処理902、第2対応処理903、...を記憶する。記憶順序は、出現回数の多い順などであってよい。また、各対応処理に対応して出現頻度や出現率を記憶してもよい。
図9Bは、本実施形態に係る接続デバイスDB312の一部構成を示す図である。図9Bは、図9Aから選定された対応処理から、ユーザがどの接続デバイスを接続したか、あるいはクラウドサーバ210がどの接続デバイスの接続を指示したかの履歴を蓄積するデータベース920である。
データベース920は、対応処理921に対応付けて、接続デバイス922を記憶する。そして、各接続デバイス922には、対応処理921の出現回数に対するデバイスの使用回数を示す使用率923を記憶する。また、各接続デバイス922が有する機種924を記憶する。各機種924に対応付けて、接続コネクタ925、コネクタ搭載機器926、今までの全登録ユーザの累積満足度927を記憶する。なお、コネクタ搭載機器926には、携帯端末やルータなどが含まれる。
(接続コネクタDB)
図10は、本実施形態に係る接続コネクタDB313の構成を示す図である。なお、接続コネクタDB313は、図10の構成に限定されない。
接続コネクタDB313は、コネクタ搭載機器1001に対応付けて、その所有者1002、GPS(Global Positioning System)などによって測定された現在地1003、その現在地を含む例えば部屋などの領域1004を記憶する。そして、各コネクタ搭載機器1001に対応付けて、接続コネクタ1005、第1接続デバイスとその接続回数1006、第2接続デバイスとその接続回数1007、...を記憶する。なお、コネクタ搭載機器1001には、携帯端末やルータなどが含まれる。
《クラウドサーバのハードウェア構成》
図11は、本実施形態に係るクラウドサーバ210のハードウェア構成を示すブロック図である。
図11で、CPU1110は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで図5のクラウドサーバ210の各機能構成部を実現する。ROM1120は、初期データおよびプログラムなどの固定データおよびプログラムを記憶する。また、通信制御部501は通信制御部であり、本実施形態においては、ネットワーク330を介して携帯端末220、240および321〜324、ルータ325と通信する。なお、CPU1110は1つに限定されず、複数のCPUであっても、あるいは画像処理用のGPU(Graphics Processing Unit)を含んでもよい。
RAM1140は、CPU1110が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。RAM1140には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域が確保されている。通知先ユーザID1141は、デバイス接続指示情報を送信する通信先のユーザの識別子である。通知先端末ID1142は、通信先の携帯端末の識別子である。デバイス接続指示テーブル311aは、通知先端末ID1142が示す携帯端末に送信するデバイス接続指示情報を生成するテーブルである。デバイス接続情報1143は、デバイス接続指示情報を生成するために、接続デバイスDB312や接続コネクタDB313などから検索された、ユーザの満足度などを含むデバイス接続の履歴情報である(図12参照)。デバイス用データ1144は、デバイスに入出力するためのデータである。送受信データ1145は、携帯端末と通信制御部501を介して送受信するメッセージである。
ストレージ1150には、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要な以下のデータまたはプログラムが記憶されている。ユーザ登録DB505は、図7に示したデータベースである。デバイスDB510は、図8に示したデータベースである。接続デバイスDB312は、図9Aおよび図9Bに示したデータベースである。接続コネクタDB313は、図10に示したデータベースである。
ストレージ1150には、以下のプログラムが格納される。クラウドサーバ制御プログラム1151は、本クラウドサーバ210の全体を制御するプログラムである。デバイス接続指示モジュール1152は、クラウドサーバ制御プログラム1151において、携帯端末に対するデバイス接続指示情報を生成して送信するモジュールである。デバイス接続指示モジュール1152には、接続デバイス選定処理(図14参照)が含まれる。接続デバイス制御モジュール1253は、クラウドサーバ制御プログラム1151において、接続したデバイスを制御するモジュールである。接続デバイス制御モジュール1153には、USBデバイスドライバや、携帯端末のドライバアプリケーションと協働して、クラウドサーバ210と携帯端末220とデバイスをつなぐためのドライバアプリケーションとが含まれる。
なお、図11には、本実施形態に必須なデータやプログラムのみが示されており、本実施形態に関連しないデータやプログラムは図示されていない。
(デバイス接続指示テーブル)
図12は、本実施形態に係るデバイス接続指示テーブル311aの構成を示す図である。
デバイス接続指示テーブル311aは、イベント内容1201に対応付けて選定した対応処理を記憶する。各対応処理には、接続が必要として選定した接続デバイス1203を記憶する。各接続デバイス1203に対応付けて、機種1204、接続コネクタ1205、コネクタ搭載機器1206を記憶する。なお、コネクタ搭載機器1206には、携帯端末やルータなどが含まれる。
また、各イベント内容1201および対応処理1202に対応付けて、デバイス接続指示情報を送信する通知先端末ID1207、通知先のユーザID1208を記憶する。なお、図12においては、1つの通知先端末としたが、通知先端末が複数であってもよい。
《クラウドサーバの処理手順》
図13は、本実施形態に係るクラウドサーバ210の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図11のCPU1110がRAM1140を使用して実行し、図5の機能構成部を実現する。
まず、ステップS1311において、イベント発生が検出したか否か(あるいはイベント発生を取得したか否か)を判定する。また、ステップS1321においては、携帯端末からのデバイス接続通知か否かを判定する。また、ステップS1331においては、携帯端末に接続されたデバイスからの入力データを要求するか否かを判定する。また、ステップS1341においては、携帯端末に接続されたデバイスへのデータ出力を要求するか否かを判定する。
イベント発生の検出であればステップS1313に進んで、発生したイベント内容から接続デバイスDB312を参照して対応処理を選定する。次に、ステップS1315において、生成するデバイス接続指示情報の送信先である携帯端末を選定する。そして、ステップS1317において、接続デバイスDB312および接続コネクタDBを参照して接続デバイスを選定し、デバイス接続指示情報を生成する接続デバイス選定処理を実行する(図14参照)。ステップS1319においては、生成されたデバイス接続指示情報を送信先の携帯端末に送信する。
また、携帯端末からのデバイス接続通知であればステップS1323に進んで、携帯端末から接続されたデバイスのデバイス情報(ディスクリプタ)を取得する。なお、後述の第7実施形態において説明するが、携帯端末がデバイス情報を取得できない場合は、クラウドサーバ210が直接、携帯端末を介して接続されたデバイスからデバイス情報を取得する。そして、ステップS1325においては、デバイス情報から対応するデバイスドライバを起動する。次に、クラウドサーバ210と携帯端末220と接続デバイスを結ぶためのドライバアプリケーションを起動する。
また、デバイスからの入力データの要求であればステップS1333に進んで、携帯端末に接続されたデバイスからのデータ入力をリクエストする。続いて、ステップS1335において、入力データの受信を待つ。入力データの受信があればステップS1337に進んで、受信データをアンカプセリングして入力データを記憶する。
また、デバイスへのデータ出力の要求であればステップS1343に進んで、出力データを取得する。出力データはクラウドサーバ210で生成したデータであっても、クラウドサーバ210が他の携帯端末経由や外部サーバから取得したデータであってもよい。次に、取得したデータをカプセリングして送信データを生成して、携帯端末に対して接続されたデバイス宛に送信する。そして、ステップS1347において、携帯端末からの受信完了を待って、送信OKが確認できればデータ出力を終了する。
(接続デバイス選定処理)
図14は、本実施形態に係る接続デバイス選定処理S1317の処理手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS1401において、選定された対応処理に必要で適切なデバイス候補を、接続デバイスDB312を参照して選定する。次に、ステップS1403において、送信先およびその周辺にあって使用可能で適切な接続コネクタ候補を、接続コネクタDB313を参照して選定する。さらに、ステップS1405において、選定した適切な接続デバイスと接続コネクタとの組の候補をユーザの満足度などを参考に選定する。そして、ステップS1407において、選定した適切な接続デバイスと接続コネクタとの組の候補から、携帯端末に通知するデバイス接続指示情報を生成する。
《携帯端末のハードウェア構成》
図15は、本実施形態に係る携帯端末220〜240、321〜324のハードウェア構成を示すブロック図である。なお、同様の構成であるので、以下、携帯端末220を代表させて説明する。
図15で、CPU1510は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで図6の携帯端末220の各機能構成部を実現する。ROM1520は、初期データおよびプログラムなどの固定データおよびプログラムを記憶する。また、通信制御部605は通信制御部であり、本実施形態においては、ネットワークを介してクラウドサーバ210と通信する。なお、CPU1510は1つに限定されず、複数のCPUであっても、あるいは画像処理用のGPUを含んでもよい。
RAM1540は、CPU1510が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。RAM1540には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域が確保されている。ユーザID1541は、携帯端末を使用中のユーザの識別子である。デバイス接続指示情報1542は、クラウドサーバ210から受信したデバイス接続を指示する情報である。デバイス接続フラグ1543は、USBコネクタ601にデバイスを接続したことを示すフラグである。取得したディスクリプタ1544は、接続したUSBデバイスから取得したディスクリプタである。デバイス入出力パケット1545は、USBデバイスに入出力するパケットである。サーバ送受信パケット1546は、通信制御部605を介してクラウドサーバ210と送受信するカプセリングしたパケットである。入出力データ1547は、入出力インタフェース1560を介して入出力される入出力データを示す。
ストレージ1550には、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要な以下のデータまたはプログラムが記憶されている。携帯端末ID1551は、本携帯端末の識別子である。ストレージ1550には、以下のプログラムが格納される。携帯端末制御プログラム1552は、本携帯端末220の全体を制御する制御プログラムである。デバイス接続指示モジュール1553は、携帯端末制御プログラム1552において、クラウドサーバ210からデバイス接続指示情報を受信して、表示部611に表示するモジュールである。接続デバイス制御モジュール1554は、携帯端末制御プログラム1552において、接続したデバイスを制御するモジュールである。接続デバイス制御モジュール1653には、汎用USBドライバ、あるいは、クラウドサーバ210のドライバアプリケーションと協働して、クラウドサーバ210−携帯端末220−デバイスを結ぶドライバアプリケーションとが含まれる。
入出力インタフェース1560は、入出力機器との入出力データをインタフェースする。入出力インタフェース1560には、表示部611、タッチパネルなどからなる操作部609が接続される。また、スピーカやマイクなどの音声入出力部612が接続される。さらに、GPS(Global Positioning System)位置生成部1561やカメラ1562などが接続される。そして、USBコネクタ601が接続される。
なお、図15には、本実施形態に必須なデータやプログラムのみが示されており、本実施形態に関連しないデータやプログラムは図示されていない。
《携帯端末の処理手順》
図16は、本実施形態に係る携帯端末220〜240、321〜324の処理手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS1611において、クラウドサーバ210からのデバイス接続指示情報の受信か否かを判定する。また、ステップS1621においては、USBコネクタへのUSBデバイスの接続か否かを判定する。また、ステップS1431においては、接続したデバイスの入出力処理か否を判定する。
デバイス接続指示情報の受信であればステップS1613に進んで、デバイス接続指示情報を報知する。報知は画面表示および/または音声出力を含む。ステップS1615においては、ユーザのデバイス接続指示情報の受領確認を待つ。デバイス接続指示情報の受領がユーザによるタッチなどで確認されると、ステップS1617において、受領通知をクラウドサーバ210に送信する。なお、この受領確認は、デバイス接続指示情報を送信したユーザの不在などによるデバイス接続の遅延を防ぐための処理である。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る情報処理システムについて説明する。本実施形態に係る情報処理システムは、上記第2実施形態と比べると登録したスケジュールの接近をイベント発生とした点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
本実施形態によれば、スケジュールの接近に対応してデバイス接続をユーザに指示することによって、スケジュールに対応する携帯端末へのデバイスの接続をあらかじめ準備することができる。
なお、本実施形態においては、所定の携帯端末の接続コネクタへのデバイス接続を指示する例を説明したが、ユーザにデバイス指示のみを行ない、接続コネクタはユーザの自由選択にしても構わない。また、第2実施形態と同様に、スケジュールで使用したデバイスの履歴を蓄積しておき、接続するデバイスを予測するが、スケジュールに対応して特定の接続デバイスを記憶する構成であってもよい。
《情報処理システム》
図17および図18を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの構成および動作を説明する。
(動作説明)
図17は、本実施形態に係る情報処理システム1700の動作を説明する図である。図17は、あらかじめスケジュール登録されたテレビ会議開催のためのデバイス準備というイベント発生を処理する場合の動作を示す。
図17の左図では、Aさんのスマートフォンである携帯端末1720から、3月21日のテレビ会議開催のスケジュールが登録されている。スケジュール情報には、例えば、使用する部屋名(第1会議室)、議題(スマホ開発)、テレビ会議の参加者(A、B、...)が含まれる。スケジュールは、携帯端末1720からクラウドサーバ1710に送信されて、クラウドサーバ1710のスケジュールDB1715に登録される。つまりスケジュールDB1715はスケジュール記憶手段として機能する。
本例では、テレビ会議開始1週間前、テレビ会議開始前日、テレビ会議開始30分前、をイベント発生とする。まず、テレビ会議開始1週間前に、右図上段のAさんのスマートフォンである携帯端末1720に対して、予約が必要なデバイスの予約が済んでいるか否かを報知している。次に、テレビ会議開始前日に、右図中段のAさんのスマートフォンである携帯端末1720に対して、必要なデバイスとその接続コネクタとを報知している。
そして、テレビ会議開始30分前に、右図下段のBさんのスマートフォンである携帯端末1730に対して、必要なデバイスとその接続コネクタとをユーザBに対して報知している。ここでは、Aさんのスマートフォンである携帯端末1720に対するクラウドサーバ210からの報知に対して、欠席の応答があった場合、あるいは応答がなくタイムアウトになった場合を仮定している。その場合、DBを参照してクラウドサーバのユーザ(ここではAさん)以外の参加者(ここではBさん)を履歴から推測または検出して、その参加者に対してデバイス接続の指示を行なう。それで、報知が次の参加者であるBさんのスマートフォンである携帯端末1730に行なわれる。右図下段においては、デバイス接続指示に従って、Bさんのスマートフォンである携帯端末1730にプロジェクタ1731が接続され、Cさんのタブレットである携帯端末1740にルータ1741を介してキーボード1742とマウス1743とが接続される。
クラウドサーバ1710は、必要なデバイスの接続を確認して、デバイスドライバ、ドライバアプリケーション、データ処理アプリケーション、WEBアプリケーションを含むテレビ会議プログラムを仮想PC上で走らせる。そして、各デバイスを接続することでテレビ会議開始への準備を完了して、参加者の到着を待つ。
(構成)
図18は、本実施形態に係る情報処理システム1700の構成を示すブロック図である。図18においては、東京本社会議室1820と奈良研究所会議室1830とを含むテレビ会議を仮定する。
情報処理システム1700は、ネットワーク1840を介して接続された、クラウドサーバ1710と、東京本社会議室1820にある各携帯端末(ルータを含む)と、奈良研究所会議室1830にある各携帯端末とを有する。
クラウドサーバ1710は、ユーザから登録指示したスケジュールをスケジュールDB1715に登録するスケジュール登録部1814を有する。また、本実施形態のスケジュール内容に対応して接続デバイスを選定するための接続履歴を蓄積する接続デバイスDB1812と、スケジュール内容に対応して接続コネクタを選定するための接続履歴を蓄積する接続コネクタDB1813と、を有する。接続デバイスDB1812と、接続コネクタDB1813とは、接続履歴蓄積手段として機能する。そして、スケジュールDB1715と、接続デバイスDB1812と、接続コネクタDB1813と、を参照して、適時にデバイス接続指示情報を生成して携帯端末に指示するデバイス接続指示部1811を有する。デバイス接続指示部1811は、デバイス接続指示情報を送る指示先端末と、デバイス接続指示情報である接続デバイスおよび接続コネクタとを記憶する。
東京本社会議室1820には、Bさんのスマートフォンである携帯端末1730と、携帯端末1730に接続したプロジェクタ1731が配置される。また、Cさんのスマートフォンである携帯端末1740と、携帯端末1740にルータ1741を介して接続したキーボード1742およびマウス1743が配置される。さらに、会議室に配備されたルータ1821には、ビデオカメラ1822とマイクおよびスピーカ1823とが接続デバイスとして接続されている。
奈良研究所会議室1830においても、各携帯端末にクラウドサーバ210から指示されたデバイスが接続されて、テレビ会議開始の準備が完了している。なお、奈良研究所会議室1830の携帯端末および接続デバイスについては詳説しない。
(動作手順)
図19は、本実施形態に係る情報処理システム1700の動作手順を示すシーケンス図である。なお、図19において、第2実施形態の図4Aと同様のステップには同じステップ番号を付して、説明を省略する。
まず、ステップS1901において、Aさんの携帯端末1720からスケジュールが入力される。クラウドサーバ1710は、携帯端末1720からのスケジュール情報を受信して、ステップS1903において、スケジュールDB1715にスケジュールを登録する。その後、クラウドサーバ1710は、登録されたスケジュールを管理し、適時にユーザの携帯端末に対して接続デバイスに関する情報を報知する。
ステップS1911において、接続デバイスの報知タイミングであるか否かを判定する。例えば、図17に示した、1週間前、前日、30分前、などである。なお、報知タイミングは、あらかじめ統一されていても、ユーザから設定されてもよい。以下、図17における30分前の動作手順を説明する。
イベントとしての報知タイミングになると、接続デバイスと接続コネクタの選定が行なわれる。ステップS1913においては、スケジュール登録をしたAさんが参加するか否かを判定する。Aさんが参加であれば携帯端末1720にデバイス接続指示情報を送信して、以下、Aさんによるデバイス接続の準備が行なわれる。
Aさんが欠席する場合にはステップS1921に進んで、デバイス接続指示情報の次の送信先を選定する。次の送信先は、同じスケジュールへの他の参加者や、Aさんと親しい人を過去の参加履歴などを参考に選定してもよい。そして、ステップS1923において、選定された送信先の携帯端末1730(本例の場合は、Bさんのスマートフォン)にデバイス接続指示情報を送信する。携帯端末1730は、ステップS1925において、デバイス接続指示情報を受信して、Bさんにデバイス接続を指示する。
その後、ステップS1931において、参加するBさんの携帯端末1730およびCさんの携帯端末1740と、会議室のルータ1741とに、各デバイスa〜cが接続される。ステップS1933においては、各携帯端末およびルータからクラウドサーバ1710にデバイス接続の通知が送られる。
ステップS1935において、仮想PCが生成されてテレビ会議アプリケーションを起動する。かかる、テレビ会議アプリケーションにより他の場所の参加グループである、本例では奈良研究所会議室なども画面共有が可能となる。そして、ステップS1937、S1939およびS1941により、仮想PCへのデータ入出力が実行して、画面を共有したテレビ会議が実現する。
《クラウドサーバの機能構成》
図20は、本実施形態に係るクラウドサーバ1710の機能構成を示すブロック図である。なお、図20において、第2実施形態の図5と同様の機能構成部には同じ参照番号を付して、説明は省略する。
スケジュール受信部2015は、携帯端末から受信したスケジュール登録内容を受信する。スケジュール登録内容はスケジュール登録部1814に送られて、スケジュールDB1715(図21参照)に登録される。接続デバイスDB1812は、スケジュール内容に対応した接続デバイスの履歴を蓄積する(図22参照)。接続コネクタDB1813は、スケジュール内容に対応した接続コネクタの履歴を蓄積する(図23参照)。
接続デバイス報知タイミング検出部2006は、スケジュールDB1715のスケジュール情報に基づいて、接続デバイスの報知タイミングを検出する。そして、接続デバイス報知タイミング検出部2006は、送信先選定部507や接続デバイス選定部508や接続コネクタ選定部509を起動させる。デバイス接続指示部1811は、デバイス接続指示テーブル1811a(図23参照)を有し、スケジュール内容に対応して選定された接続デバイスおよび接続コネクタを記憶する。そして、デバイス接続指示部1811は、デバイス接続指示情報を生成して、送信先選定部507が選定した送信先の携帯端末に送信する。
(スケジュールDB)
図21は、本実施形態に係るスケジュールDB1715の構成を示す図である。なお、スケジュールDB1715は、図21に限定されない。
スケジュールDB1715は、スケジュール開催の日時2101に対応付けて、スケジュール内容2102を記憶する。日時2101の間隔は、スケジュールの数により可変であってもよい。スケジュール内容2102に対応付けて、接続デバイスの指示タイミング2103、スケジュールを登録した登録ユーザID2104、を記憶する。さらに、第1使用場所と準備責任者と参加者を含む第1場所情報2105、第2使用場所と準備責任者と参加者を含む第2場所情報2106、...を記憶する。なお、場所情報は1つであってもよい。使用場所からは、その場所に配備されているデバイス機器やルータなどの情報が検索可能となる。
(接続デバイスDB)
図22は、本実施形態に係る接続デバイスDB1812の構成を示す図である。なお、接続デバイスDB1812、図22に限定されない。
接続デバイスDB1812は、スケジュール内容2201と接続デバイス指示タイミング2202とに対応付けて、接続デバイス候補2203を記憶する。接続デバイス候補2203には、第1デバイス、第2デバイス、...が記憶され、このスケジュールに対応する各デバイスの使用率やユーザの満足度が付加される。そして、各接続デバイス候補2203に対応付けて、デバイスの組合せに対する使用率やユーザの満足度を記憶する。
(接続コネクタDB)
図23は、本実施形態に係る接続コネクタDB1813の構成を示す図である。なお、接続コネクタDB1813、図23に限定されない。
接続コネクタDB1813は、スケジュールの情報に含まれる対象場所2301に対応付けて、その位置座標2302と、その対象場所で使用可能な接続コネクタ2303とを記憶する。接続コネクタ2303は、第1接続コネクタ、第2接続コネクタ、...を記憶する。それぞれの接続コネクタには、種類と位置、コネクタ数、現在の使用数の情報が含まれる。
なお、ユーザが携帯する携帯端末が有するコネクタについては、ユーザの移動につれてDPSで位置を確認して、随時、接続コネクタDB1813を更新してもよいし、接続コネクタ選定時に、接続コネクタDB1813とは別に、追加してもよい。
(デバイス接続指示テーブル)
図24は、本実施形態に係るデバイス接続指示テーブル2011aの構成を示す図である。
デバイス接続指示テーブル2011aは、送信タイミング2401に対応付けて、スケジュール内容2402を記憶する。そして、各スケジュール内容2402に対応付けて、デバイス接続指示情報の送信先2403、第1デバイス接続候補2404、第2デバイス接続候補2405、...を記憶する。各デバイス接続候補としては、接続コネクタ候補を含む少なくとも1つの接続デバイス候補(図では、第1および第2のみを示す)を記憶する。
なお、各接続デバイス候補やデバイス接続候補には、使用率やユーザの満足度などが付加されてもよい。
《クラウドサーバの処理手順》
図25は、本実施形態に係るクラウドサーバ1710の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図11のCPU1110がRAM1140を使用して実行し、図20の機能構成部を実現する。なお、図25において、第2実施形態の図13と同様の処理は省略し、同様のステップには同じステップ番号を付して、説明は省略する。
ステップS2511においては、携帯端末からのスケジュール登録か否かを判定する。また、ステップS2521において、デバイス接続指示情報の報知タイミングであるか否かを判定する。
携帯端末からのスケジュール登録であればステップS2513に進んで、登録するユーザIDと携帯端末IDとを取得する。次に、ステップS2515において、スケジュール内容を取得する。そして、ステップS2517において、取得したスケジュールをスケジュールDB1715に登録する。
デバイス接続指示情報の報知タイミングであればステップS2523に進んで、スケジュールDB1715からスケジュール内容を読み出す。次に、ステップS2525において、デバイス接続指示情報の送信先の携帯端末を選定する。そして、ステップS2527において、接続デバイスおよび接続コネクタを選定して、デバイス接続指示情報を生成する接続デバイス選定処理を実行する(図26参照)。ステップS2529において、生成されたデバイス接続指示情報を選定された送信先の携帯端末に送信する。
(接続デバイス選定処理)
図26は、本実施形態に係る接続デバイス選定処理S2527の処理手順を示すフローチャートである。なお、図26において、第2実施形態の図14と同様のステップには同じステップ番号を付して、説明は省略する。
まず、ステップS2601において、スケジュール内容に従って、必要なデバイス候補を選定する。次に、ステップS2603において、スケジュールの実施場所の接続コネクタ候補や、周辺にあって接続デバイスを接続して》使用可能な接続コネクタ候補を選定する。以下の処理は、図14と同様である。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る情報処理システムについて説明する。本実施形態に係る情報処理システムは、上記第2実施形態と比べると、通信容量や通信量の変化の予測をイベント発生とした点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
本実施形態によれば、通信容量や通信量の変化予測に対応してデバイス接続をユーザに指示することによって、通信状況に対応する携帯端末へのデバイスの接続をあらかじめ準備することができる。
《情報処理システム》
図27、図18Aおよび図18Bを参照して、本実施形態に係る情報処理システムの構成および動作を説明する。
(動作説明)
図27は、本実施形態に係る情報処理システム2700の動作を説明する図である。
図27の上段は、スマートフォンである携帯端末2720の表示画面2721で動画を鑑賞中に、クラウドサーバ2710が通信環境予測部2711において、イベントとしての通信障害の発生を予測した場合の処理である。通信障害としては、車両がトンネルに入った場合などの通信遮断領域の場合や、磁気嵐などの自然環境で通信障害が起こる場合、あるいは中継局の故障や通信容量減少、あるいは通信量増大による接続障害などが含まれる。通信環境予測部2711がこれらの通信障害を予測した場合には、上段中央部の携帯端末2720の表示画面2722にウィンドウ2723が開く。そして、ウィンドウ2723には、例えば、"20分後に通信障害発生。大容量記憶部へのダウンロードをお勧めします。"とのメッセージが表示されて、ユーザに大容量メモリデバイスの接続を促す。上段右図のように、携帯端末2720のUSBコネクタに大容量メモリデバイス2730が接続されると、表示画面2724にはダウンロード中のメッセージ2725が表示される。なお、表示メッセージは音声出力を伴ってもよい。
図27の下段は、スマートフォンである携帯端末2720の表示画面2721のUSBコネクタに、ルータ2740を介してキーボード2741とマウス2742とを接続して、クラウドサーバ2710の仮想PCを使用している場合を想定している。そして、携帯端末2720の表示画面2726を大型スクリーンで表示したい場合、あるいは、新たに大型画面を必要として、大型ディスプレイ2750を接続した、あるいは、クラウドサーバ1710の指示で接続しようとしている状況である。この時に、例えば、通信量予測部2712は、全デバイスの総通信量あるいは平均通信量などを予測して、携帯端末の通信容量では通信に問題が発生すると予測すると、それを携帯端末2720に報知する。そのために、下段中央部の携帯端末2720の表示画面2727にウィンドウ2728が開く。そして、ウィンドウ2728には、例えば、"通信容量が不足する可能性があります。ディスプレイは屋の端末に接続して下さい。"とのメッセージが表示されて、ユーザに大型ディスプレイを他の携帯端末に接続することを促す。下段右図のように、近くにいる友人のタブレットである携帯端末2760のUSBコネクタに大型ディスプレイ2750を接続することによって、通信量増大による携帯端末2720の通信障害を未然に防ぐことができる。
(動作手順)
図28Aおよび図28Bに、本実施形態に係る情報処理システム2700の動作手順を示す。なお、図28Aおよび図28Bにおいて、第2実施形態の図4Aや図4Bと同様のステップには同じステップ番号を付して、説明は省略する。
図28Aは、本実施形態に係る情報処理システム2700における、通信障害発生予測時の動作手順を示すシーケンス図である。
ステップS2811においては、クラウドサーバ2710と携帯端末2720との通信は確立しており、携帯端末2720においては、ステップS2813において、データ処理が行なわれている。
ここで、通信障害発生を予測しているクラウドサーバ2710が、ステップS2815において、通信容量DB2816に基づいて通信障害の発生を予測すると、ステップS2817に進む。ステップS2817においては、デバイス接続指示情報の送信先を選定する。図27の上段の場合は概ね送信先は携帯端末2720である。しかし、周辺の他の携帯端末に送信することも可能である。続いて、ステップS2819において、通信容量DB2816を参照して接続デバイスを選定する。そして、デバイス接続指示情報を生成して携帯端末2720送信して以降、デバイス(本例では、メモリデバイス)を接続して、クラウドサーバ2710から制御可能となるまでの手順は、図4Aと同様である。
ステップS2827においては、クラウドサーバ2710からメモリデバイスにデータがダウンロードされる。ダウンロードされたデータは、ステップS2829においてメモリデバイスで記憶される。その後、ステップS2831において、通信障害により、クラウドサーバ2710と携帯端末2720との通信が途絶える、あるいは容量不足になる。その時には、ステップS2833において、あらかじめメモリデバイスにダウンロードされたデータが携帯端末2720により読み出される。そして、携帯端末2720のデータ処理は、ステップS2835において、通信障害の影響を受けずに継続される。
図28Bは、本実施形態に係る情報処理システム2700における、通信量増大予測時の動作手順を示すシーケンス図である。図28Bにおいて、図28Aと同様のステップには同じステップ番号を付して、説明を省略する。
ステップS2851において、新しいデバイスが携帯端末2720に接続される。そして、ステップS2853において、接続されたデバイスのデバイス情報が携帯端末2720からクラウドサーバ2710に送信される。
クラウドサーバ2710では、ステップS2855において、通信量DB2817を参照して通信量の増大が予測される。ステップS2859においては、通信量増大を抑えるためにデバイスを接続変更する接続コネクタを選定する。
携帯端末2720のデバイス接続指示を知って、ステップS2861においては、新デバイスが携帯端末2720から外される。そして、ステップS2863において、他の携帯端末2760に接続される。携帯端末2760は、ステップS2865において、取得したデバイス情報をクラウドサーバ2710に送信する。その後、クラウドサーバ2710は、仮想PCに新デバイスを接続することで、クラウドサーバ2710を介した、携帯端末2720に接続したデバイスと、携帯端末2760に接続した新デバイスとのデータ入出力が可能となる。
《クラウドサーバの機能構成》
図29は、本実施形態に係るクラウドサーバ2710の機能構成を示すブロック図である。なお、図29において、第2実施形態の図5と同様の機能構成部には同じ参照番号を付して、説明を省略する。
通信環境取得部2918は、通信制御部501を介して携帯端末や他の通信装置から通信環境の情報を取得する。その通信環境の情報は、通信環境記憶部2919により、通信容量DB2816(図30参照)および通信量DB2817(図31参照)に記憶される。イベント予測部2906は、通信環境予測部2711と通信量予測部2712とを有する。通信環境予測部2711は、通信容量DB2816を参照して、通信容量を予測する通信容量予測手段として機能し、されに通信障害の発生を予測する。通信量予測部2712は、通信量DB2817を参照して通信量の増大を予測する。そして、イベント予測部2906は、通信環境予測部2711の通信障害や通信量予測部2712の通信量増大をイベント発生として予測する。
デバイス接続指示部2911は、デバイス接続指示テーブル2911a(図32参照)を有し、接続デバイスと接続コネクタを含むデバイス接続指示情報を生成して、選定した送信先の携帯端末に送信する。
(通信容量DB)
図30は、本実施形態に係る通信容量DB2816の構成を示す図である。なお、通信容量DB2816の構成は、図30に限定されない。
通信容量DB2816は、定常的な特定場所あるいは領域の通信容量減少の履歴を蓄積するデータベース3010と、突発的に発生する通信障害を記録するデータベース3020とを有する。
データベース3010は、地域情報3011に対応付けて、道路に関連する場合の道路情報3012、通信容量の減少状態3013、通信容量減少が継続する最大継続時間3014、通信容量減少が及ぶ最大範囲3015を記憶する。
データベース3020は、地域情報3021に対応付けて、通信障害が及ぶ最大範囲3022、通信障害の数値3023、通信障害のスタート時間3024、継続予測時間3025を記憶する。
(通信量DB)
図31は、本実施形態に係る通信量DB2817の構成を示す図である。なお、通信量DB2817の構成は、図31に限定されない。
通信量DB2817は、個々のデバイスに対応する通信量の履歴を蓄積するデータベース3110と、デバイスを組み合わせて使用した場合の通史量の履歴を蓄積するデータベース3120とを有する。
データベース3110は、各デバイス3111に対応付けて、最大通信量3112と平均通信量5113とを記憶する。データベース3120は、各デバイス組合せ3121に対応付けて、最大通信量3122と平均通信量5123とを記憶する。
(デバイス接続指示テーブル)
図32は、本実施形態に係るデバイス接続指示テーブル2911aの構成を示す図である。
デバイス接続指示テーブル2911aは、図28Aの動作で使用されるテーブル3210と、図28Bの動作で使用されるテーブル3220とを有する。
テーブル3210は、携帯端末ID3211に対応付けて、現在位置3212、通信使用状態3213、通信容量減少予測時間3214、通信化/不可3215、接続デバイスと接続コネクタとを含むデバイス接続指示情報3216を記憶する。
テーブル3220は、携帯端末ID3221に対応付けて、携帯端末の許容する通信容量3222、接続デバイス3223、予測通信量3224、通信化/不可3225、接続デバイスと接続コネクタとを含むデバイス接続指示情報3226を記憶する。
《クラウドサーバの処理手順》
図33は、本実施形態に係るクラウドサーバ2710の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図11のCPU1110がRAM1140を使用して実行し、図29の機能構成部を実現する。なお、図33において、第2実施形態の図13と同じ処理は削除した。
まず、ステップS3311において、通信障害の発生が予測されるか否かを判定する。また、ステップS3321において、通信量増大が予測されるか否かが判定される。
通信障害の発生が予測されるとステップS3313に進んで、デバイス接続指示情報の送信先の携帯端末を選定する。次に、ステップS3315において、通信容量DB2816に基づきデバイス接続指示情報を生成する。そして、ステップS3317において、選定した送信先の携帯端末にデバイス接続指示情報を送信する。
また、通信量増大の発生が予測されるとステップS3323に進んで、デバイス接続指示情報の送信先の携帯端末を選定する。次に、ステップS3325において、通信量DB2817に基づきデバイス接続指示情報を生成する。そして、ステップS3317において、選定した送信先の携帯端末にデバイス接続指示情報を送信する。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係る情報処理システムについて説明する。本実施形態に係る情報処理システムは、上記第2乃至第4実施形態と比べると、デバイス接続後のプログラムをデバイスと使用プログラムとの組合せの履歴に基づいて決定して実行する点で異なる。その他の構成および動作は、第2乃至第4実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
本実施形態によれば、ユーザの指示したデバイスの接続後、接続したデバイスに適切なプログラムを情報処理装置が選定して実行することによって、ユーザによる操作なしに接続デバイスを使用するサービスを受けることができる。
《情報処理システム》
図34および図35を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの構成および動作を説明する。なお、本実施形態においては、第3実施形態のスケジュールによるイベント予測からデバイスを接続して、適切なプログラムを選定して起動することによって、接続したデバイスをユーザに操作なしにクラウドサーバ3410で処理する例を示す。特に、携帯端末を使用した、定期的な患者の生体情報(脈拍や血圧、体温など)を、センサデバイスを接続することで収集する例を説明する。しかし、これに限定されることはない。
(動作説明)
図34は、本実施形態に係る情報処理システム3400の動作を説明する図である。
図34の左図では、Aさんのスマートフォンである携帯端末3420から、患者であるAさんの生体情報の測定スケジュールが登録されている。スケジュール情報には、例えば、脈拍測定は3時間間隔で測定、血圧測定は毎朝6時に測定、体温測定は起床時と就寝前に測定、が設定されている。スケジュールは、携帯端末3420からクラウドサーバ3410に送信されて、クラウドサーバ3410のスケジュールDB3415に登録される。
例えば、設定されたスケジュールのうち、脈拍測定の測定時刻接近をイベント発生とする。まず、上段中央図のように、Aさんのスマートフォンである携帯端末3420の画面に、"脈拍測定時間が近づきました。脈拍センサを接続してください。"とのメッセージが表示される。携帯端末3420のUSBコネクタに接続可能なUSB脈拍センサ3421が近くにあれば、携帯端末3420に接続して、脈拍測定が行なわれる。この場合に、USB脈拍センサ3421が、いつもAさんが使用しているUSB脈拍センサやその同機種であれば、問題はない。しかしながら、他機種であった場合に、そのデバイスドライバを含むプログラムを検索してインストールしなければならないことが発生する。しかしながら、本実施形態においては、クラウドサーバ3410が有するプログラム組合蓄積DB3418に基づいて、接続したUSB脈拍センサ3421に対応するプログラムを自動的に選定されてインストールする。そのため、ユーザの操作は必要でない。
また、例えば、USB脈拍センサが近くになく、HDMI脈拍センサ3431が近くにあったと仮定する。その場合に、近くにBさんのHDMIコネクタを有するタブレットである携帯端末3430があった場合、携帯端末3430にHDMI脈拍センサ3431を接続することで、Aさんの脈拍が測定可能となる。この場合に、通常は、携帯端末3430で脈拍測定をしてない場合が多く、接続するのみでは動作しない。HDMI脈拍センサ3431のデバイスドライバ、クラウドサーバ3410から携帯端末3430を介してHDMI脈拍センサ3431を制御するためのドライバアプリケーション、生体情報を収集して処理するデータ処理アプリケーション、それを携帯端末との間で行なうためのWEBアプリケーションなどは、ユーザがそれぞれ検索してインストールしなければならない。しかしながら、本実施形態においては、クラウドサーバ3410のプログラム組合蓄積DB3418に蓄積された履歴を参照して、自動的にプログラムをインストールして実行する。したがって、ユーザの操作は必要ない。
その結果として、携帯端末3420あるいは3430には、同じメッセージ"脈拍測定終了です。激しい運動は避けてください。"がAさんに対して通知されている。
(動作手順)
図35は、本実施形態に係る情報処理システム3400における、デバイス接続後の動作手順を示すシーケンス図である。なお、図35において、第2実施形態の図4Aと同様のステップには同じ番号を付して、説明は省略する。
携帯端末3420に接続したデバイスからのディスクリプタを取得したクラウドサーバ3410は、ステップS3501において、プログラム組合蓄積DB3418を参照して、接続したデバイスを使用した処理に適切なプログラムを選定する。選定されたUSBデバイスドライバおよびドライバアプリケーションを起動した後、ステップS3505において、クラウドサーバ3410によるデバイスアドレスを設定する。そして、ステップS3505において、選定されたWEBアプリケーションを起動する。
その後の、データ入出力は次のように行なわれる。デバイスからのデータ入力である場合は、クラウドサーバ3410が、ステップS3511において、データ入力リクエストを携帯端末3420に送る。携帯端末3420は、ステップS3513において、バルク転送(IN)によって入力データを取得する。そして、ステップS3515において、携帯端末3420は、入力データをIPカプセリングしてクラウドサーバ3410に送信する。クラウドサーバ3410は、ステップS3517において、入力データを記憶する。そして、データ処理が必要であれば、ステップS3519において、データ処理アプリケーションを起動する。なお、データ処理アプリケーションも、ステップS3501において、選定される。
一方、デバイスへのデータ出力である場合は、クラウドサーバ3410が、ステップS3521において、出力データを取得する。そして、クラウドサーバ3410は、ステップS3523において、携帯端末3420に対してデータ出力リクエストを出力データと共に送信する。携帯端末3420は、ステップS3525において、アンカプセリングした出力データをバルク転送(OUT)によりデバイスに送出する。
《クラウドサーバの機能構成》
図36は、本実施形態に係るクラウドサーバ3410の機能構成を示すブロック図である。なお、図36において、第2実施形態の図5あるいは第3実施形態の図20と同様の機能構成部には同じ参照番号を付して、説明を省略する。
スケジュールDB3415は、本実施形態の生体情報測定に係るスケジュールを登録する(図37参照)。
ディスクリプタ受信部3621は、携帯端末が送信した接続されたデバイスのディスクリプタを受信する。デバイス判定部3622は、受信したディスクリプタとデバイスDB510の内容とから、接続されたデバイスを判定する。組合選定部3623は、実行プログラムテーブル3623a(図39参照)を含み、プログラム組合蓄積DB3418(図38参照)を参照して実行プログラムの組合せを選定する。プログラム実行部3624は、選定したプログラムを実行する。選定して実行するプログラムには、USBデバイスドライバ、ドライバアプリケーション(図中、ドライバアプリ)、WEBアプリケーション(図中、WEBアプリ)を含む。
(スケジュールDB)
図37は、本実施形態に係るスケジュールDB3415の構成を示す図である。なお、スケジュールDB3415は、図37に限定されない。また、第3実施形態の図21と同様の欄には同じ参照番号を付す。
スケジュールDB3415は、スケジュールに従ってユーザの携帯端末にデバイスの接続を指示するというイベント発生の日時2101に対応付けて、スケジュール内容3702を記憶する。各スケジュール内容3702に対応付けて、接続デバイス指示タイミング3703、スケジュールを登録したユーザID2104、測定対象の患者ID3705を記憶する。
(プログラム組合蓄積DB)
図38は、本実施形態に係るプログラム組合蓄積DB3418の構成を示す図である。なお、プログラム組合蓄積DB3418は、図38に限定されない。
プログラム組合蓄積DB3418は、携帯端末3801と携帯端末3801が有する接続コネクタ3802に対応付けて、接続した履歴にある接続デバイス3803を記憶する。各接続デバイス3803に対応付けて、使用ドライバ3804と使用アプリケーション3805との組合せを記憶する。なお、使用ドライバはデバイスドライバである。使用アプリケーションは、ドライバアプリケーション、データ処理アプリケーション、WEBアプリケーションを含む。使用アプリケーション3805も異なる組合せを記憶してよい。
使用ドライバ3804と使用アプリケーション3805との組合せに対応付けて、利用回数3806、全ユーザの累積満足度3807、平均満足度3808、最大/最小満足度3809を記憶する。さらに、他の指標を記憶できる。
組合選定部3623は、これらの利用回数3806、全ユーザの累積満足度3807、平均満足度3808、最大/最小満足度3809を参照することにより、接続したデバイスとの組み合わせとして用いることが可能な各種プログラムにポイントを付与し、そのポイントの一番高いプログラムを自動的に選定してインストールする。
(実行プログラムテーブル)
図39は、本実施形態に係る実行プログラムテーブル3623aの構成を示す図である。
実行プログラムテーブル3623aは、携帯端末ID3901とユーザID3902とを対応付けて、患者ID3903、接続デバイス3904、クラウドサーバ3410が選定したクラウドサーバ選定プログラム3905を記憶する。クラウドサーバ選定プログラム3905は、デバイスドライバとドライバアプリケーションとWEBアプリケーションとの適切な組合せであり、クラウドサーバ3410で自動的に実行されるので、ユーザは接続デバイスを何の操作もなく使用可能である。
《クラウドサーバの処理手順》
図40は、本実施形態に係るクラウドサーバ3410の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図11のCPU1110がRAM1140を使用して実行し、図36の機能構成部を実現する。
まず、ステップS4011において、パケットの受信か否かを判定する。また、ステップS4031において、パケットの送信か否かを判定する。パケットの受信であればステップS4013に進み、アンカプレリングして、接続したデバイスのディスクリプタの受信であるか否かを判定する。ディスクリプタでなければ、入力データの受信とする。
ディスクリプタの受信であればステップS4015に進んで、ディスクリプタから接続したデバイスのデバイス情報を取得する。そして、ステップS4017において、デバイス情報に基づいてプログラム組合蓄積DB3418を検索してデバイスを適切に動作させるプログラムを選定する。ステップS4019においては、選定されたデバイスドライバを起動する。なお、デバイスに対しては、クラウドサーバ3410によるデバイスアドレスが設定される。次に、ステップS4021において、選定されたドライバアプリケーションを起動する。必要であれば、携帯端末3420に対応するアプリケーションをダウンロードする。さらに、ステップS4023において、選定されたWEBアプリケーションを起動する。
入力データの受信であればステップS4025に進んで、入力データを取得する。そして、ステップS4027において、必要に応じてデータ処理が行なわれる。なお、データ処理アプリケーションもステップS4017において選定されてよい。ステップS4029においては、デバイスからの入力データを記憶する。
一方、デバイスへのパケット送信であればステップS4033に進んで、出力データを取得する。そして、ステップS14035において、デバイスへカプセリングした出力データを出力する。すなわち、デバイスドライバおよびドライバアプリケーション、WEBアプリケーションに出力データを渡す。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態に係る情報処理システムについ説明する。本実施形態に係る情報処理システムは、上記第2乃至第5実施形態と比べると、通信量あるいは通信容量を予測して帯域が十分でない場合に、携帯端末が複数の通信経路で通信する点で異なる。その他の構成および動作は、第2乃至第5実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
本実施形態によれば、通信量あるいは通信容量を予測して帯域を自動的に変化させるので、通信量あるいは通信容量の変化をユーザが意識せずに接続したデバイス処理が可能である。
《情報処理システムの動作手順》
図41は、本実施形態に係る情報処理システム4100における、携帯端末が複数の通信経路で通信する場合の動作手順を示すシーケンス図である。
ステップS4101において、クラウドサーバ4110とデバイス4130とは、携帯端末4120を経由してデータ入出力が行なわれている。
ここで、ステップS4111において、通信量と通信容量との予測を行なう。ステップS4113においては、通信量と通信容量との予測の結果、携帯端末4120の通信帯域は十分か否を判定する。通信帯域が十分であればそのままデータ入出力を計測する。
携帯端末4120の通信帯域が通信量に比して十分でないと予測すると、クラウドサーバ4110はステップ4115に進んで、適切な携帯端末4120の通信方式を選定する。ここで、携帯端末4120の通信方式とは、例えば、4G/3G単独で通信するか、WiFi単独で通信するか、4G/3G+WiFi併用で通信帯域を拡張して通信するか、である。
ステップS4117においては、選定された通信方式に変更する。そして、ステップS4119においては、4G/3Gである第1チャネル用ドライバアプリケーションを起動する。また、ステップS4121においては、EiFiである第2チャネル用ドライバアプリケーションを起動する。それ以降のデータ入出力は、ステップS4123におけるデバイス4130と携帯端末4120とのデータ入出力を、携帯端末4120で分離する。そして、ステップS4125においては、4G/3G+WiFi併用の広帯域の通信を行なう。なお、通信分離は、複数のデバイスが接続されていれば、デバイス単位で分離してもよい。あるいは、入力データと出力データとを分離してもよい。あるいは、画像データと音声データとを分離してもよい。
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態に係る情報処理システムについ説明する。本実施形態に係る情報処理システムは、上記第2乃至第6実施形態と比べると、デバイスが携帯端末に接続された時に、携帯端末がデバイス情報を取得できない点で異なる。その他の構成および動作は、第2乃至第6実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
本実施形態によれば、携帯端末がデバイス情報を取得できない場合であってもクラウドサーバが接続デバイスを制御するので、どんなデバイスが接続されても制御が可能である。
《情報処理システムの動作手順》
図42は、本実施形態に係る情報処理システム4200における、携帯端末がデバイス情報を取得できない場合の動作手順を示すシーケンス図である。
図42においては、携帯端末4220がデバイス情報を取得できない例として、デバイスがRS232ケーブルからUSBケーブルに接続されている場合を説明する。携帯端末4220は、USBパケットからRS232に接続されたデバイスのデバイス情報を取得する特殊ドライバを有しないとする。しかし、これに限定されない。なお、図42において第2実施形態の図4Aと同様のステップには同じステップ番号を付して、説明は省略する。
ステップS4201においては、RS232ケーブルとUSBケーブルによってデバイスが携帯端末4220に接続される。携帯端末4220は、ステップS415以降、汎用USBドライバを起動してデバイスのディスクリプタを取得しようとするが、ステップS419において、ディスクリプタを取得できないまま、タイムアウトをする。
携帯端末4220は、タイムアウトを検出すると、ステップS4209において、汎用USBドライバの処理を停止する。そして、ステップS4211において、クラウドサーバ4210に接続したデバイスの制御を依頼する。
デバイス制御の依頼を受けたクラウドサーバ4210は、ステップS4213において、接続したデバイスを動作させ得るドライバ類を順に動作させて、接続したデバイスを判定する。詳細には、まず、ステップS4215において1組のドライバを起動する。次に、ステップS4217において、起動したドライバでデバイスをアクセスする。ステップS4219において、デバイスを制御可能か否かが判定される。制御可能と判定されれば、ステップS4221において、そのドライバによってデバイス情報を取得する。かかるドライバには、デバイスを駆動可能なドライバと共に、RS232とUSBとの変換を実現するドライバが含まれる。
デバイス情報が獲得できれば、ステップS3501において、プログラム組合蓄積D3418を参照して、デバイスドライバ、ドライバアプリケーション、データ処理アプリケーション、WEBアプリケーションを含む適切なプログラムを選定する。
[他の実施形態]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する制御プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされる制御プログラム、あるいはその制御プログラムを格納した媒体、その制御プログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。

Claims (14)

  1. 携帯端末に対するデバイス接続を要求するイベント発生を検出するイベント検出手段と、
    前記イベント検出手段の前記イベント発生の検出に応答して、前記イベントに対処するための前記デバイス接続を予測するデバイス接続予測手段と、
    前記デバイス接続予測手段が予測した前記デバイス接続となるようユーザに指示するデバイス接続指示情報を、ネットワークを介してユーザが携帯する携帯端末に送信するデバイス接続指示情報送信手段と、
    を備え
    前記イベント検出手段は、前記ユーザが携帯する携帯端末の通信容量を予測する通信容量予測手段を有し、前記通信容量の変化の予測をイベント発生として検出し、
    前記デバイス接続予測手段は、前記通信容量予測手段が予測した前記携帯端末の通信容量の変化を参照して、前記通信容量の変化の影響を回避するよう前記携帯端末に対するデバイス接続を予測することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記イベント検出手段は、ユーザのスケジュールを記憶するスケジュール記憶手段を有し、前記スケジュールの接近をイベント発生として検出し、
    前記デバイス接続予測手段は、前記スケジュールの接近に応答して、前記ユーザのスケジュール実施に必要となる前記デバイス接続を予測することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記ユーザのスケジュールはテレビ会議のスケジュールであって、前記スケジュール記憶手段はテレビ会議への参加者を記憶し、
    前記デバイス接続指示情報送信手段による前記ユーザに対する前記デバイス接続指示情報への応答がない場合に、前記デバイス接続予測手段は、前記テレビ会議への参加者のうち前記ユーザでない参加者の携帯端末に対するデバイス接続を予測し、前記デバイス接続指示情報送信手段は、前記ユーザでない参加者の携帯端末に前記デバイス接続指示情報を送信することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記ユーザのスケジュールはテレビ会議のスケジュールであって、
    前記ユーザによるネットワークを介した接続履歴を蓄積する接続履歴蓄積手段をさらに備え、
    前記デバイス接続指示情報送信手段による前記ユーザに対する前記デバイス接続指示情報への応答がない場合に、前記デバイス接続予測手段は、前記接続履歴蓄積手段を参照して前記ユーザでない参加者を推測して、前記推測した参加者の携帯端末に対するデバイス接続を予測し、前記デバイス接続指示情報送信手段は、前記ユーザでない参加者の携帯端末に前記デバイス接続指示情報を送信することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記イベント検出手段は、前記ユーザが携帯する携帯端末の通信量を予測する通信量予測手段を有し、前記通信量の増大の予測をイベント発生として検出し、
    前記デバイス接続予測手段は、前記通信量予測手段が予測した前記携帯端末の通信量の増大を考慮して、前記携帯端末と異なる携帯端末に対するデバイス接続を予測することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 携帯端末に対するデバイス接続に関連する情報を蓄積するデバイス接続情報蓄積手段をさらに備え、
    前記デバイス接続予測手段は、デバイス接続に関連する前記情報に基づいて、携帯端末に対するデバイス接続を予測することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記デバイス接続情報蓄積手段は、発生するイベントに対応して使用したデバイスの履歴を蓄積し、
    前記デバイス接続予測手段は、使用したデバイスの前記履歴に基づいて、前記イベントに対処するための前記デバイス接続を予測することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記デバイス接続情報蓄積手段は、スケジュールの実施に使用したデバイスの履歴を蓄積し、
    前記デバイス接続予測手段は、使用したデバイスの前記履歴に基づいて、前記ユーザのスケジュール実施に必要となる前記デバイス接続を予測することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記携帯端末と接続したデバイスと、前記デバイスを動作させるために使用したプログラムとの組合せを蓄積するプログラム組合蓄積手段と、
    前記携帯端末に前記デバイスを接続した場合に、前記プログラム組合蓄積手段を参照して、前記デバイスとプログラムとの適切な組合せを決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定したデバイスとプログラムとの前記適切な組合せに従って前記プログラムを実行するプログラム実行手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記プログラムは、前記デバイスを駆動するデバイスドライバと、前記デバイスを前記ネットワークおよび前記携帯端末を介して制御するためのドライバアプリケーションと、前記デバイスを使用したデータ処理を前記ネットワークおよび前記携帯端末を介して所定の通信プロトコル上で実行するデータ処理アプリケーションと、を含むことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  11. 携帯端末に対するデバイス接続を要求するイベント発生を検出するイベント検出ステップと、
    前記イベント検出ステップにおける前記イベント発生の検出に応答して、前記イベントに対処するための前記デバイス接続を予測するデバイス接続予測ステップと、
    前記デバイス接続予測ステップにおいて予測した前記デバイス接続となるようユーザに指示するデバイス接続指示情報を、ネットワークを介してユーザが携帯する携帯端末に送信するデバイス接続指示情報送信ステップと、
    を含み、
    前記イベント検出ステップは、前記ユーザが携帯する携帯端末の通信容量を予測する通信容量予測ステップを有し、前記通信容量の変化の予測をイベント発生として検出し、
    前記デバイス接続予測ステップは、前記通信容量予測ステップにおいて予測した前記携帯端末の通信容量の変化を参照して、前記通信容量の変化の影響を回避するよう前記携帯端末に対するデバイス接続を予測することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. 携帯端末に対するデバイス接続を要求するイベント発生を検出するイベント検出ステップと、
    前記イベント検出ステップにおける前記イベント発生の検出に応答して、前記イベントに対処するための前記デバイス接続を予測するデバイス接続予測ステップと、
    前記デバイス接続予測ステップにおいて予測した前記デバイス接続となるようユーザに指示するデバイス接続指示情報を、ネットワークを介してユーザが携帯する携帯端末に送信するデバイス接続指示情報送信ステップと、
    をコンピュータに実行させる情報処理装置の制御プログラムであって、
    前記イベント検出ステップは、前記ユーザが携帯する携帯端末の通信容量を予測する通信容量予測ステップを有し、前記通信容量の変化の予測をイベント発生として検出し、
    前記デバイス接続予測ステップは、前記通信容量予測ステップにおいて予測した前記携帯端末の通信容量の変化を参照して、前記通信容量の変化の影響を回避するよう前記携帯端末に対するデバイス接続を予測することを特徴とする制御プログラム。
  13. ユーザが携帯する携帯端末と、該携帯端末とネットワークを介して接続する情報処理装置とを備える情報処理システムであって、
    前記情報処理装置が、
    携帯端末に対するデバイス接続を要求するイベント発生を検出するイベント検出手段と、
    前記イベント検出手段の前記イベント発生の検出に応答して、前記イベントに対処するための前記デバイス接続を予測するデバイス接続予測手段と、
    前記デバイス接続予測手段が予測した前記デバイス接続となるようユーザに指示するデバイス接続指示情報を、ネットワークを介してユーザが携帯する携帯端末に送信するデバイス接続指示情報送信手段と、
    を備え、
    前記イベント検出手段は、前記ユーザが携帯する携帯端末の通信容量を予測する通信容量予測手段を有し、前記通信容量の変化の予測をイベント発生として検出し、
    前記デバイス接続予測手段は、前記通信容量予測手段が予測した前記携帯端末の通信容量の変化を参照して、前記通信容量の変化の影響を回避するよう前記携帯端末に対するデバイス接続を予測し、
    前記携帯端末が、
    前記デバイス接続指示情報送信手段から送信された前記デバイス接続指示情報を受信するデバイス接続指示情報受信手段と、
    前記デバイス接続指示情報に従うデバイスを接続可能なデバイス接続手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  14. デバイスを接続可能なデバイス接続手段を有し、ユーザが携帯する携帯端末と、該携帯端末とネットワークを介して接続する情報処理装置とを備える情報処理システムの情報処理方法であって、
    前記情報処理装置が、携帯端末に対するデバイス接続を要求するイベント発生を検出するイベント検出ステップと、
    前記情報処理装置が、前記イベント検出ステップにおける前記イベント発生の検出に応答して、前記イベントに対処するための前記デバイス接続を予測するデバイス接続予測ステップと、
    前記情報処理装置が、前記デバイス接続予測ステップにおいて予測した前記デバイス接続となるようユーザに指示するデバイス接続指示情報を、ネットワークを介してユーザが携帯する携帯端末に送信するデバイス接続指示情報送信ステップと、
    前記携帯端末が、前記デバイス接続指示情報送信ステップにおいて送信された前記デバイス接続指示情報を受信するデバイス接続指示情報受信ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
JP2012068503A 2012-03-24 2012-03-24 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置およびその制御方法と制御プログラム Active JP6019653B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012068503A JP6019653B2 (ja) 2012-03-24 2012-03-24 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置およびその制御方法と制御プログラム
US14/387,695 US9509950B2 (en) 2012-03-24 2013-02-28 Information processing system, information processing method, information processing apparatus, and control method and control program of information processing apparatus
CA2867561A CA2867561A1 (en) 2012-03-24 2013-02-28 Information processing system, information processing method, information processing apparatus, and control method and control program of information processing apparatus
PCT/JP2013/055547 WO2013146082A1 (ja) 2012-03-24 2013-02-28 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置およびその制御方法と制御プログラム
CN201380016269.2A CN104205072A (zh) 2012-03-24 2013-02-28 信息处理***、信息处理方法、信息处理装置和信息处理装置的控制方法和控制程序
EP13768961.8A EP2829981A4 (en) 2012-03-24 2013-02-28 INFORMATION PROCESSING SYSTEM, INFORMATION PROCESSING METHOD, INFORMATION PROCESSING DEVICE, AND CONTROL PROCESS AND CONTROL PROGRAM THEREFOR
AU2013238427A AU2013238427A1 (en) 2012-03-24 2013-02-28 Information processing system, information processing method, information processing apparatus, and control method and control program of information processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012068503A JP6019653B2 (ja) 2012-03-24 2012-03-24 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置およびその制御方法と制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013200701A JP2013200701A (ja) 2013-10-03
JP6019653B2 true JP6019653B2 (ja) 2016-11-02

Family

ID=49259357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012068503A Active JP6019653B2 (ja) 2012-03-24 2012-03-24 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置およびその制御方法と制御プログラム

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9509950B2 (ja)
EP (1) EP2829981A4 (ja)
JP (1) JP6019653B2 (ja)
CN (1) CN104205072A (ja)
AU (1) AU2013238427A1 (ja)
CA (1) CA2867561A1 (ja)
WO (1) WO2013146082A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6155555B2 (ja) * 2012-05-30 2017-07-05 日本電気株式会社 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置、携帯端末およびその制御方法と制御プログラム
EP3195246A4 (en) * 2014-09-15 2018-04-18 Capsule Tech, Inc. Capturing and managing healthcare information
US10372632B2 (en) 2014-11-19 2019-08-06 Nec Corporation Information processing system, information processing method and information processing device
CN106170948B (zh) * 2015-07-30 2019-11-29 华为技术有限公司 一种用于双活数据中心的仲裁方法、装置及***
JP6610082B2 (ja) * 2015-08-24 2019-11-27 富士ゼロックス株式会社 中継装置及び中継処理プログラム
US10348891B2 (en) * 2015-09-06 2019-07-09 Deborah M. Manchester System for real time, remote access to and adjustment of patient hearing aid with patient in normal life environment
US20190325401A1 (en) * 2017-01-31 2019-10-24 Sony Corporation Information processing apparatus, information processing method, and program
CN108881789B (zh) * 2017-10-10 2019-07-05 视联动力信息技术股份有限公司 一种基于视频会议的数据交互方法和装置
US10212104B1 (en) * 2017-11-17 2019-02-19 Capital One Services, Llc Automatic communication failure recovery systems

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0991341A (ja) * 1995-09-21 1997-04-04 Hitachi Ltd 会議開催及びスケジュール管理支援装置
US5781731A (en) 1995-09-21 1998-07-14 Hitachi, Ltd. Schedule management support system
US6738635B1 (en) 2000-09-21 2004-05-18 Bellsouth Intellectual Property Corporation Wireless schedule notification method and system
US7356575B1 (en) 2001-11-09 2008-04-08 Sony Corporation System, method, and computer program product for remotely determining the configuration of a multi-media content user
US7730165B2 (en) 2001-11-09 2010-06-01 Sony Corporation System, method, and computer program product for remotely determining the configuration of a multi-media content user
US7480703B2 (en) 2001-11-09 2009-01-20 Sony Corporation System, method, and computer program product for remotely determining the configuration of a multi-media content user based on response of the user
JP2005109710A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Hitachi East Japan Solutions Ltd 情報提供あるいは情報の受取を行うための支援システム、その支援方法及び支援のためのコンピュータプログラム
US20050084082A1 (en) * 2003-10-15 2005-04-21 Microsoft Corporation Designs, interfaces, and policies for systems that enhance communication and minimize disruption by encoding preferences and situations
US7831679B2 (en) 2003-10-15 2010-11-09 Microsoft Corporation Guiding sensing and preferences for context-sensitive services
CN101330525B (zh) * 2003-10-31 2011-08-10 索尼株式会社 远程确定多媒体内容用户的配置的***和方法
JP4227131B2 (ja) 2005-09-30 2009-02-18 株式会社東芝 シンクライアントサーバシステム
US7983201B2 (en) * 2006-05-09 2011-07-19 Avaya Inc. Coordinated invitations to a conference call
JP4985527B2 (ja) * 2008-04-10 2012-07-25 カシオ計算機株式会社 電子システムおよび腕装着型端末
US8250141B2 (en) * 2008-07-07 2012-08-21 Cisco Technology, Inc. Real-time event notification for collaborative computing sessions
KR101580839B1 (ko) 2008-08-05 2015-12-29 삼성전자주식회사 홈 네트워크에서 rui 서버의 이벤트를 통지하는 방법 및이를 위한 장치
US9276761B2 (en) 2009-03-04 2016-03-01 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for group media consumption
US8797380B2 (en) * 2010-04-30 2014-08-05 Microsoft Corporation Accelerated instant replay for co-present and distributed meetings
US9252950B2 (en) * 2010-05-28 2016-02-02 Ram Caspi Methods and apparatus for interactive multimedia communication
JP2011254158A (ja) * 2010-05-31 2011-12-15 Toshiba Corp 通信装置及び通信システム
US8698872B2 (en) * 2011-03-02 2014-04-15 At&T Intellectual Property I, Lp System and method for notification of events of interest during a video conference

Also Published As

Publication number Publication date
CA2867561A1 (en) 2013-10-03
US20150116447A1 (en) 2015-04-30
EP2829981A4 (en) 2015-10-28
EP2829981A1 (en) 2015-01-28
JP2013200701A (ja) 2013-10-03
WO2013146082A1 (ja) 2013-10-03
US9509950B2 (en) 2016-11-29
CN104205072A (zh) 2014-12-10
AU2013238427A1 (en) 2014-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6019653B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置およびその制御方法と制御プログラム
CN110537165B (zh) 一种显示方法及装置
EP3346696B1 (en) Image capturing method and electronic device
US11690018B2 (en) Systems and methods for power consumption management
US10911818B2 (en) Electronic device and method for controlling the same
CN104584650B (zh) 计算机***以及相关方法
US20160147293A1 (en) Device and method for controlling a plurality of input/output devices
KR102607647B1 (ko) 전자 장치 및 전자 장치의 테더링 연결 방법
JP2013200793A (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
US20180082214A1 (en) Information processing device, method of processing information, and method of providing information
KR102412425B1 (ko) 전자 장치 및 그의 터치 입력 처리 방법
US20170168766A1 (en) Content displaying method and device
JP6380812B2 (ja) 経路誘導方法、知能端末デバイス及びウェアラブルデバイス
EP3270582A1 (en) Object or area based focus control in video
EP3333587A1 (en) Electronic device and method for providing location data
US8810604B2 (en) System and method for activating, actioning and providing feedback on interactive objects within line of sight
EP2985981B1 (en) Communication terminal and communication method
JP6774561B2 (ja) 情報インタラクション方法、サーバ、クライアント、記憶媒体及び装置
US10477261B2 (en) Sensory communication sessions over a network
CN113289330A (zh) 渲染方法和装置
EP3591514A1 (en) Electronic device and screen image display method for electronic device
JPWO2015174112A1 (ja) 端末装置、システム、情報提示方法およびプログラム
JP5891967B2 (ja) 制御装置、制御方法、プログラムおよび記録媒体
US11304093B2 (en) Apparatus and method for transmitting/receiving data in an electronic device
CN114650364A (zh) 设备控制方法、装置、可穿戴设备和存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6019653

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150