JP6018233B2 - リレー - Google Patents

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Description

本発明は、リレーに関し、特に電磁反発力により可動子が固定子から離脱することを抑制できるリレーに関する。
周知のように、電磁開閉装置は、電流を供給又は遮断する電気的接点開閉装置の一種であり、各種産業用設備、機械や車両などに用いられる。
図7は従来のリレーを示す断面図である。
図7に示すように、従来のリレーは、ケースの内部に回路を開閉する接点部20及び接点部20を駆動する駆動部10を備えて構成される。
接点部20は、電源側固定子22と、負荷側固定子24と、電源側固定子22及び負荷側固定子24(以下、「固定子22、24」という)に接離する可動子26とを備えて構成される。
駆動部10は、例えば、電気力により駆動力を発生するアクチュエータで構成される。
より具体的には、駆動部10は、電源供給時に磁力を発生して磁場空間を形成するコイル12と、コイル12の磁場空間内に固定配置される固定コア14と、固定コア14に接離するようにコイル12の磁場空間内に移動可能に配置される可動コア16と、可動コア16と可動子26を機構的に連結するシャフト18とを備えたソレノイドで構成される。
シャフト18は、一端部が可動コア16に結合され、他端部が固定コア14を貫通して可動子26に連結される。
よって、シャフト18が貫通するように、固定コア14の中央には貫通孔14aが形成される。
固定コア14と可動コア16との間には、可動コア16を固定コア14から遠ざかる方向に付勢するリターンスプリング15が備えられる。
以下、従来のリレーの作用効果について説明する。
コイル12に電源が供給されると、コイル12は磁力を発生する。
コイル12の磁力により、可動コア16は磁気抵抗が小さくなる方向、すなわち固定コア14に近づく方向(図の上方)に移動する。
このとき、リターンスプリング15は固定コア14と可動コア16の間で蓄勢される。
可動コア16の移動により、シャフト18はシャフト18の他端部が固定コア14から遠ざかる方向(図の上方)に移動する。
シャフト18の移動により、可動子26は固定子22、24に接触する方向(図の上方)に移動し、結局固定子22、24に接触する。
可動子26が固定子22、24に接触すると、回路が通電可能に接続され、電源から引き込まれた電流が電源側固定子22、可動子26及び負荷側固定子24を介して負荷に供給される。
コイル12の磁力発生が中断されると、可動コア16はリターンスプリング15の付勢力により固定コア14から離隔する方向(図の下方)に移動する。
可動コア16の移動により、シャフト18はシャフト18の他端部が固定コア14に近づく方向(図の下方)に移動する。
シャフト18の移動により、可動子26は固定子22、24から分離する方向(図の下方)に移動し、結局固定子22、24から分離する。
可動子26が固定子22、24から分離すると、回路が遮断され、電源供給が中断される。
しかし、このような従来のリレーにおいては、短絡電流発生時に電磁反発力により可動子26が固定子22、24から離脱することがあった。
よって、電磁反発力により可動子26が固定子22、24から離脱しないように、駆動部10のピックアップ電圧を高めて駆動することができる。しかし、駆動部10のピックアップ電圧を高めて駆動するには多くの電気エネルギーが必要である。
そこで、本発明は、電磁反発力により可動子が固定子から離脱することを抑制できるリレーを提供することを目的とする。
また、本発明は、可動子を駆動する駆動部のピックアップ電圧を高めることなく、電磁反発力により可動子が固定子から離脱することを抑制できるリレーを提供することを他の目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、電源側に接続される第1固定子と、前記第1固定子から離隔して負荷側に接続される第2固定子と、前記第1固定子及び前記第2固定子に接離する可動子とを含み、前記可動子は、前記第1固定子及び前記第2固定子に接離する第1可動子と、前記第1可動子から離隔して前記第1固定子及び前記第2固定子に接離する第2可動子とを備える、リレーを提供する。
本発明の一実施形態によれば、前記可動子が前記第1固定子及び前記第2固定子に接触する際に、前記第1可動子には、前記第1可動子を流れる電流及び前記第2可動子を流れる電流によりローレンツ力が作用し、前記第1可動子は、前記第1可動子に作用するローレンツ力の方向と同じ方向に移動して前記第1固定子及び前記第2固定子に接触するように備えられてもよい。
前記第1固定子は、電流が引き込まれる第1本体部と、前記第1本体部から前記第2固定子側に突出した第1アーム部とを備えてもよい。
前記第2固定子は、電流が引き出される第2本体部と、前記第2本体部から前記第1固定子側に突出した第2アーム部とを備えてもよい。
前記第1可動子は、前記第1アーム部及び前記第2アーム部から前記第1可動子の分離方向に離隔した状態で前記第1本体部及び前記第2本体部に接触するように備えられてもよい。
前記第2可動子は、前記第1可動子から前記第1アーム部及び前記第2アーム部側に突出して前記第1アーム部及び前記第2アーム部に接触するように備えられてもよい。
前記第1本体部及び前記第1可動子のいずれか一方は、前記第1本体部及び前記第1可動子の他方側に突出して前記第1本体部及び前記第1可動子の他方に接触する第1接触端部を備えてもよい。
前記第2本体部及び前記第1可動子のいずれか一方は、前記第2本体部及び前記第1可動子の他方側に突出して前記第2本体部及び前記第1可動子の他方に接触する第2接触端部を備えてもよい。
前記第1アーム部は、前記第1可動子が前記第1本体部に接触したとき前記第1可動子から離隔した前記第1本体部の一側から突出するようにしてもよい。
前記第2アーム部は、前記第1可動子が前記第2本体部に接触したとき前記第1可動子から離隔した前記第2本体部の一側から突出するようにしてもよい。
前記第1可動子は、一側に前記第2可動子が貫通する貫通孔が形成されてもよい。
前記第2可動子は、前記第1可動子から前記第1アーム部及び前記第2アーム部側に突出するように形成されてもよい。
本実施形態の一態様によれば、前記第1アーム部、前記第2アーム部及び前記第1可動子は、空間的制約が許す範囲内で長く形成されてもよい。
ここで、前記第1接触端部は、前記第1アーム部の端部から最も遠く離れた前記第1本体部の一側に備えられるか又は接触するようにしてもよい。
また、前記第2接触端部は、前記第2アーム部の端部から最も遠く離れた前記第2本体部の一側に備えられるか又は接触するようにしてもよい。
また、前記第2可動子は、前記第1アーム部の端部及び前記第2アーム部の端部に接触可能に備えられてもよい。
本実施形態の他の態様によれば、前記第1固定子、前記第2固定子及び前記第1可動子は、前記可動子が前記第1固定子及び前記第2固定子に接触する際に、前記第1可動子と前記第1アーム部との間及び前記第1可動子と前記第2アーム部との間に通電が行われない範囲内で前記第1可動子が前記第1アーム部及び前記第2アーム部に近接するように形成されてもよい。
本実施形態のさらに他の態様によれば、前記第1アーム部、前記第2アーム部及び前記第1可動子は、それぞれ前記第1可動子の移動軸に垂直に形成されてもよい。
ここで、前記第1可動子は、前記第1アーム部及び前記第2アーム部に平行に配置されてもよい。
本実施形態のさらに他の態様によれば、前記第1アーム部及び前記第2アーム部は、前記第1本体部及び前記第2本体部と交差する軸方向に突出するようにしてもよい。
ここで、前記第1可動子は、一軸方向に延設されてもよい。
本実施形態において、前記第1可動子及び前記第2可動子は、駆動部により駆動されてもよい。
前記駆動部は、電源供給時に磁力を発生して磁場空間を形成するコイルと、前記磁場空間内に固定配置される固定コアと、前記固定コアに接離するように前記磁場空間内に移動可能に配置される可動コアと、前記可動コアと前記第1可動子及び前記第2可動子を連結するシャフトとを備えてもよい。
前記シャフトは、前記第1可動子を支持する第1コンタクトスプリングと、前記第2可動子を支持する第2コンタクトスプリングとを備えてもよい。
一方、本発明の他の実施形態によれば、前記可動子が前記第1固定子及び前記第2固定子に接触する際に、前記第1可動子には、前記第1可動子を流れる電流及び前記第2可動子を流れる電流によりローレンツ力が作用し、前記第2可動子には、前記第1可動子を流れる電流及び前記第2可動子を流れる電流によりローレンツ力が作用するようにしてもよい。
ここで、前記第1可動子は、前記第1可動子に作用するローレンツ力の方向と同じ方向に移動して前記第1固定子及び前記第2固定子に接触するように備えられてもよい。
また、前記第2可動子は、前記第2可動子に作用するローレンツ力の方向と同じ方向に移動して前記第1固定子及び前記第2固定子に接触するように備えられてもよい。
本実施形態の一態様によれば、前記第1固定子、前記第2固定子及び前記可動子は、前記可動子が前記第1固定子及び前記第2固定子に接触する際に、前記第1可動子と前記第2可動子との間に通電が行われない範囲内で前記第1可動子と前記第2可動子とが近接するように形成されてもよい。
本実施形態の他の態様によれば、前記第1可動子は、前記第1可動子の移動軸に垂直に形成されてもよい。
ここで、前記第2可動子は、前記第2可動子の移動軸に垂直に形成されてもよい。
また、前記第1可動子の移動軸及び前記第2可動子の移動軸は同一軸上に配置されてもよい。
また、前記第1可動子及び前記第2可動子は平行に配置されてもよい。
本実施形態のさらに他の態様によれば、前記第1可動子及び前記第2可動子は、それぞれ一直線方向に延設されてもよい。
本実施形態のさらに他の態様によれば、前記第1可動子及び前記第2可動子は、空間的制約が許す範囲内で通電路が長く形成されてもよい。
ここで、前記第1固定子は、前記第1可動子の一端部及び前記第2可動子の一端部に接触可能に備えられてもよい。
また、前記第2固定子は、前記第1可動子の他端部及び前記第2可動子の他端部に接触可能に備えられてもよい。
本実施形態において、前記第1可動子及び前記第2可動子は、駆動部により駆動されてもよい。
前記駆動部は、電源供給時に磁力を発生して磁場空間を形成するコイルと、前記磁場空間内に固定配置される固定コアと、前記固定コアに接離するように前記磁場空間内に移動可能に配置される第1可動コアと、前記固定コアを基準として前記第1可動コアの反対側で前記固定コアに接離するように前記磁場空間内に移動可能に配置される第2可動コアと、前記第1可動コアと前記第1可動子を連結する第1シャフトと、前記第2可動コアと前記第2可動子を連結する第2シャフトとを備えてもよい。
前記第1シャフトは、前記第1可動子を支持する第1コンタクトスプリングを備えてもよい。
前記第2シャフトは、前記第2可動子を支持する第2コンタクトスプリングを備えてもよい。
本発明によるリレーにおいては、電流が固定子と可動子間で分岐して流れるので電磁反発力を減少させることができ、分岐した電流により発生するローレンツ力は可動子と固定子との間の接圧力を増加させることができる。つまり、電磁反発力により可動子が固定子から離脱することを抑制することができる。
また、可動子を駆動する駆動部のピックアップ電圧を高めることなく、電磁反発力により可動子が固定子から離脱することを抑制することができる。
本発明の一実施形態によるリレーを示す断面図である。 図1の接点部を示す斜視図である。 図1の可動子と固定子が接触した状態を示す断面図である。 本発明の他の実施形態によるリレーを示す断面図である。 図4のリレーを側面から見た断面図である。 図4の可動子と固定子が接触した状態を示す断面図である。 従来のリレーを示す断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
まず、図1〜図3を参照して、本発明の一実施形態によるリレーについて説明する。
図1は本発明の一実施形態によるリレーを示す断面図であり、図2は図1の接点部を示す斜視図であり、図3は図1の可動子と固定子が接触した状態を示す断面図である。
図1〜図3に示すように、本発明の一実施形態によるリレー1000は、駆動力を発生する駆動部1100と、駆動部1100により駆動されて回路を開閉する接点部1200とを含み、接点部1200は、電源側に接続される第1固定子1210と、第1固定子1210から離隔して負荷側に接続される第2固定子1220と、駆動部1100により第1固定子1210及び第2固定子1220(以下、「固定子1210、1220」という)に接離する可動子1230、1240とを含み、可動子1230、1240は、固定子1210、1220に接離する第1可動子1230と、第1可動子1230から離隔して固定子1210、1220に接離する第2可動子1240とを備えて構成される。
駆動部1100は、例えば、電気力により駆動力を発生するアクチュエータで構成される。
より具体的には、駆動部1100は、電源供給時に磁力を発生して磁場空間を形成するコイル1110と、コイル1110の磁場空間内に固定配置される固定コア1120と、固定コア1120に接離するようにコイル1110の磁場空間内に移動可能に配置される可動コア1140と、可動コア1140と第1可動子1230及び第2可動子1240を機構的に連結するシャフト1150とを備えたソレノイドで構成される。
ここで、可動コア1140、固定コア1120、第1可動子1230、第2可動子1240及び固定子1210、1220の順に配置される。
シャフト1150は、可動コア1140から一直線方向に延び、固定コア1120を貫通して第1可動子1230及び第2可動子1240に連結される。
固定コア1120と可動コア1140との間には、可動コア1140を固定コア1120から遠ざかる方向に付勢するリターンスプリング1130が備えられる。
シャフト1150は、一端部1152が可動コア1140に結合され、他端部1154が固定コア1120を貫通して第1可動子1230及び第2可動子1240に連結される。
よって、固定コア1120の中央には、シャフト1150が貫通するように貫通孔1122が形成される。
シャフト1150、第1可動子1230及び第2可動子1240は、可動コア1140が固定コア1120に近づく方向に移動する際にシャフト1150の他端部1154が後述する第1コンタクトスプリング1170及び第2コンタクトスプリング1180により第1可動子1230及び第2可動子1240を固定子1210、1220側に加圧するように連結される。
シャフト1150、第1可動子1230及び第2可動子1240は、可動コア1140が固定コア1120から遠ざかる方向に移動する際にシャフト1150の他端部1154がシャフト1150の他端部1154に備えられた係止部1154aにより第1可動子1230及び第2可動子1240を固定子1210、1220から遠ざかる方向に加圧するように連結される。
シャフト1150、第1可動子1230及び第2可動子1240の連結構造をより具体的に説明すると次の通りである。
シャフト1150、第1可動子1230及び第2可動子1240の連結構造を説明するために、後述する第1可動子1230及び第2可動子1240の詳細の一部を先に説明しておく。
第1可動子1230は、一軸方向に延設された板状に形成されてもよい。
第1可動子1230は、中心部に第2可動子1240が貫通する貫通孔1236が形成される。
第2可動子1240は、第1可動子1230の貫通孔1236を貫通し、第1可動子1230から後述する第1アーム部1214及び第2アーム部1224側に突出するように形成される。
第2可動子1240は、一端部1242のほうが他端部1244より小さい楔状に形成される。
第2可動子1240の一端部1242は、第1可動子1230の貫通孔1236より小さく形成される。
第2可動子1240の他端部1244は、第1可動子1230の貫通孔1236より大きく形成される。
また、第2可動子1240は、第1可動子1230の貫通孔1236を基準として可動コア1140の反対側に配置され、第1可動子1230の貫通孔1236とシャフト1150がなす軸上に配置される。
また、第2可動子1240は、一端部1242が可動コア1140に向かい、他端部1244が可動コア1140から遠ざかる方向に向かうように配置される。
よって、第2可動子1240は、可動コア1140側に移動すると、第1可動子1230の貫通孔1236に係止される。
第1可動子1230の貫通孔1236は、内周面がその深さ方向に対して傾斜するように形成され、可動コア1140に向かう第1開口部1236aより可動コア1140から遠ざかる方向に向かう第2開口部1236bのほうが大きく形成される。
つまり、第1可動子1230の貫通孔1236の内周面は、第2可動子1240の一端部1242及び他端部1244がなす傾斜面に面接触するようになっている。
一方、第2可動子1240には、一端部1242及び他端部1244をシャフト1150の他端部1154が貫通するように、貫通孔1246が形成される。
第2可動子1240の貫通孔1246は、内周面がその深さ方向に対して段差を有するように形成され、可動コア1140に向かう第1開口部1246aより可動コア1140から遠ざかる方向に向かう第2開口部1246bのほうが大きく形成される。
ここで、第2可動子1240の貫通孔1246は、第1開口部1246aが係止部1154aより小さく、第2開口部1246bが係止部1154aより大きく形成される。
これは、後述するように、シャフト1150が可動コア1140側に移動すると、シャフト1150の他端部1154に備えられた係止部1154aが第2可動子1240の貫通孔1246に係止されるようにするためである。
前述したように第1可動子1230及び第2可動子1240が形成されて配置された状態で、シャフト1150は、シャフト1150の他端部1154が第1可動子1230の貫通孔1236及び第2可動子1240の貫通孔1246を貫通するように配置される。
シャフト1150の他端部1154には、第2可動子1240の貫通孔1246の第1開口部1246aを基準として可動コア1140の反対側に位置する部位から半径方向に突出した係止部1154aが備えられる。
係止部1154aは、シャフト1150が可動コア1140側に移動するときに第2可動子1240の貫通孔1246を通過しないように、第2可動子1240の貫通孔1246の第1開口部1246aより大きく形成される。
また、シャフト1150の他端部1154には、第1可動子1230及び第2可動子1240を基準として可動コア1140側に位置する部位から半径方向に突出したスプリング支持部1154cが備えられる。
第1可動子1230とスプリング支持部1154cとの間には、一端が第1可動子1230に支持され、他端がスプリング支持部1154cに支持される第1コンタクトスプリング1170が備えられる。
第2可動子1240とスプリング支持部1154cとの間には、一端が第2可動子1240に支持され、他端がスプリング支持部1154cに支持される第2コンタクトスプリング1180が備えられる。
第1コンタクトスプリング1170及び第2コンタクトスプリング1180(以下、「コンタクトスプリング1170、1180」ともいう)は、例えばコイルスプリングであってもよい。
この場合、第1コンタクトスプリング1170のコイル部の直径は、第1可動子1230の貫通孔1236(より正確には、第1開口部1236a)の直径より大きく形成される。
また、第2コンタクトスプリング1180のコイル部の直径は、第1コンタクトスプリング1170のコイル部の直径より小さく、第2可動子1240の貫通孔1246(より正確には、第1開口部1246a)の直径より大きく形成される。
シャフト1150は、コンタクトスプリング1170、1180が取り付けられるスプリング取付部1154bの直径が、第2コンタクトスプリング1180のコイル部の直径より小さく形成される。
よって、第2コンタクトスプリング1180は、シャフト1150が第2コンタクトスプリング1180のコイル部の内部に挿入される方式で、第2可動子1240とスプリング支持部1154cとの間に備えられる。
また、第1コンタクトスプリング1170は、シャフト1150及び第2コンタクトスプリング1180が第1コンタクトスプリング1170のコイル部の内部に挿入される方式で、第1可動子1230とスプリング支持部1154cとの間に備えられる。
このような構造により、シャフト1150、第1可動子1230及び第2可動子1240は、可動コア1140が固定コア1120に近づく方向に移動する際にシャフト1150の他端部1154がコンタクトスプリング1170、1180により第1可動子1230及び第2可動子1240を固定子1210、1220側に加圧し、可動コア1140が固定コア1120から遠ざかる方向に移動する際にシャフト1150の他端部1154がシャフト1150の他端部1154に備えられた係止部1154aにより第1可動子1230及び第2可動子1240を固定子1210、1220から遠ざかる方向に加圧するように連結される。
接点部1200は、前述したように、電源側に接続される第1固定子1210と、第1固定子1210から離隔して負荷側に接続される第2固定子1220と、駆動部1100により固定子1210、1220に接離する可動子1230、1240とを含み、可動子1230、1240は、固定子1210、1220に接離する第1可動子1230と、第1可動子1230から離隔して固定子1210、1220に接離する第2可動子1240とを備えて構成される。
接点部1200においては、第1可動子1230及び第2可動子1240が固定子1210、1220に接触する際に、第1可動子1230には、第1可動子1230を流れる電流I1及び第2可動子1240を流れる電流I2によりローレンツ力F1が作用し、第1可動子1230は、第1可動子1230に作用するローレンツ力F1の方向と同じ方向に移動して固定子1210、1220に接触するように備えられる。
このために、第1固定子1210は、電流が引き込まれる第1本体部1212と、第1本体部1212から第2固定子1220側に突出した第1アーム部1214とを備えて構成される。
また、第2固定子1220は、負荷により電流が引き出される第2本体部1222と、第2本体部1222から第1固定子1210側に突出した第2アーム部1224とを備えて構成される。
第1可動子1230は、第1アーム部1214及び第2アーム部1224(以下、「アーム部1214、1224」ともいう)から第1可動子1230の分離方向に離隔した状態で第1本体部1212及び第2本体部1222(以下、「本体部1212、1222」という)に接触するように備えられる。
ここで、第1可動子1230の分離方向とは、第1可動子1230が本体部1212、1222から分離する方向をいう。
第2可動子1240は、第1可動子1230からアーム部1214、1224側に突出してアーム部1214、1224に接触するように備えられる。
より具体的には、第1本体部1212は、円柱状に形成されてもよい。
また、第1本体部1212は、ケースに固定支持されてもよい。
この場合、第1本体部1212は、一端部1212aがケースの内部に配置され、他端部1212bがケースの外部に突出するようにしてもよい。
第1本体部1212の一端部1212aは、第1可動子1230の後述する第1接触端部1232aに接触する。
第1本体部1212の他端部1212bは、例えば、バッテリなどの電源に通電可能に接続される。
第1アーム部1214は、第1本体部1212の一端部1212aから突出している。
ここで、第1アーム部1214は、第1可動子1230が第1本体部1212に接触しているときも第1可動子1230から離隔するように形成される。
なお、第1アーム部1214は、第1可動子1230を基準として第1本体部1212の一端部1212aより遠い第1本体部1212の一側から突出するようにしてもよい。
しかし、この場合、後述するように第1アーム部1214と第1可動子1230との間隔が大きくなり、第1可動子1230に作用するローレンツ力F1が減少する。これにより、第1可動子1230と第1本体部1212との間の接圧力が減少する。
よって、第1アーム部1214は、第1アーム部1214と第1可動子1230との間隔を小さくするために、本実施形態のように第1本体部1212の一端部1212aから突出していることが好ましい。
また、第1アーム部1214は、第1アーム部1214を流れる電流I21が第1可動子1230の移動軸に垂直に流れるように、第1可動子1230の移動軸に垂直に形成されてもよい。
また、第1アーム部1214は、第1アーム部1214を流れる電流I21が一直線方向に流れるように、一直線方向に延設されてもよい。
また、第1アーム部1214は、第1アーム部1214及び第2アーム部1224を流れる電流I2が一直線方向に流れるように、本体部1212、1222と交差する軸方向に延設されてもよい。この場合、第2アーム部1224も、本体部1212、1222と交差する軸方向に延設され、第1アーム部1214及び第2アーム部1224の延長軸が一致するようにしてもよい。
また、第1アーム部1214は、第1アーム部1214を流れる電流I21の通電路を長くするために、空間的制約が許す範囲内で突出長さを長くし、第1本体部1212から離隔している端部が第2可動子1240に接触するようにしてもよい。
第1アーム部1214の端部には、第2可動子1240の他端部1244の形状に対応するように、第1本体部1212側に凹んだ凹部1214aが備えられる。
また、第1アーム部1214の端部は、凹部1214aにおける第2可動子1240に対向する角部が第2可動子1240の移動方向に対して傾斜した第1接触面1214bとなるように、面取りされていてもよい。
第2本体部1222は、円柱状に形成されてもよい。
また、第2本体部1222は、第1本体部1212から離隔し、ケースに固定支持されてもよい。
この場合、第2本体部1222は、軸方向が第1本体部1212の軸方向と平行に配置されてもよい。
また、第2本体部1222は、一端部1222aがケースの内部に配置され、他端部1222bがケースの外部に突出するようにしてもよい。
第2本体部1222の一端部1222aは、第1可動子1230の後述する第2接触端部1234aに接触する。
第2本体部1222の他端部1222bは、負荷に通電可能に接続される。
第2アーム部1224は、第2本体部1222の一端部1222aから突出している。
ここで、第2アーム部1224は、第1可動子1230が第2本体部1222に接触しているときも第1可動子1230から離隔するように形成される。
なお、第2アーム部1224は、第1可動子1230を基準として第2本体部1222の一端部1222aより遠い第2本体部1222の一側から突出するようにしてもよい。
しかし、この場合、後述するように第2アーム部1224と第1可動子1230との間隔が大きくなり、第1可動子1230に作用するローレンツ力F1が減少する。これにより、第1可動子1230と第2本体部1222との間の接圧力が減少する。
よって、第2アーム部1224は、第2アーム部1224と第1可動子1230との間隔を小さくするために、本実施形態のように第2本体部1222の一端部1222aから突出していることが好ましい。
また、第2アーム部1224は、第2アーム部1224を流れる電流I22が第1可動子1230の移動軸に垂直に流れるように、第1可動子1230の移動軸に垂直に形成されてもよい。
また、第2アーム部1224は、第2アーム部1224を流れる電流I22が一直線方向に流れるように、一直線方向に延設されてもよい。
また、前述したように、第2アーム部1224は、第1アーム部1214と共に、第1アーム部1214及び第2アーム部1224を流れる電流I2が一直線方向に流れるように、本体部1212、1222と交差する軸方向に延設されてもよい。この場合、第2アーム部1224及び第1アーム部1214の延長軸は一致する。
また、第2アーム部1224は、第2アーム部1224を流れる電流I22の通電路を長くするために、空間的制約が許す範囲内で突出長さを長くし、第2本体部1222から離隔している端部が第2可動子1240に接触するようにしてもよい。
第2アーム部1224の端部には、第2可動子1240の他端部1244の形状に対応するように、第2本体部1222側に凹んだ凹部1224aが備えられる。
また、第2アーム部1224の端部は、凹部1224aにおける第2可動子1240に対向する角部が第2可動子1240の移動方向に対して傾斜した第2接触面1224bとなるように、面取りされていてもよい。
第1可動子1230は、第1可動子1230を流れる電流I1が直線方向に流れるように、一軸方向に延設された板状に形成されてもよい。
第1可動子1230の延長長さは、第1本体部1212と第2本体部1222との間隔以上であってもよい。
第1可動子1230は、中心部に貫通孔1236が形成される。
また、第1可動子1230は、第1可動子1230が本体部1212、1222に接触しているときもアーム部1214、1224から離隔するように、第1可動子1230の延長方向の両端部1232、1234にそれぞれ第1接触端部1232a及び第2接触端部1234aを備える。
より具体的には、第1可動子1230は、第1本体部1212の一端部1212aに対向する第1可動子1230の一端部1232から第1本体部1212の一端部1212a側に突出して第1本体部1212の一端部1212aに接触するように形成された第1接触端部1232aを備える。
また、第1可動子1230は、第2本体部1222の一端部1222aに対向する第1可動子1230の他端部1234から第2本体部1222の一端部1222a側に突出して第2本体部1222の一端部1222aに接触するように形成された第2接触端部1234aを備える。
ここで、第1接触端部1232a及び第2接触端部1234a(以下、「接触端部1232a、1234a」ともいう)は、アークの発生を抑制するために、本体部1212、1222と面接触するように形成されてもよい。
本実施形態においては、接触端部1232a、1234aが第1可動子1230に形成されるが、これに限定されるものではない。
図示していないが、一例として、第1接触端部1232aは、第1可動子1230の一端部1232に対向する第1本体部1212の一端部1212aから第1可動子1230の一端部1232側に突出して第1可動子1230の一端部1232に接触するように形成されてもよい。
この場合、第2接触端部1234aは、第1可動子1230の他端部1234に対向する第2本体部1222の一端部1222aから第1可動子1230の他端部1234側に突出して第1可動子1230の他端部1234に接触するように形成されてもよい。
他の例として、第1接触端部1232aは、前記方式で第1可動子1230の一端部1232に形成され、第2接触端部1234aは、前記方式で第2本体部1222の一端部1222aに形成されるようにしてもよい。
さらに他の例として、第1接触端部1232aは、前記方式で第1本体部1212の一端部1212aに形成され、第2接触端部1234aは、前記方式で第1可動子1230の他端部1234に形成されるようにしてもよい。
さらに他の例として、第1接触端部1232a及び第2接触端部1234aが本実施形態のように形成され、それに加えて、第3接触端部が、第1接触端部1232aに対向する第1本体部1212の一端部1212aから第1接触端部1232a側に突出して第1接触端部1232aに接触するように形成されてもよい。
この場合、第4接触端部が、第2接触端部1234aに対向する第2本体部1222の一端部1222aから第2接触端部1234a側に突出して第2接触端部1234aに接触するように形成されてもよい。
この他にも、第1可動子1230が本体部1212、1222に接触しているときも第1可動子1230がアーム部1214、1224から離隔するように第1可動子1230及び本体部1212、1222を形成する方式は様々であるが、その説明は省略する。
また、第1可動子1230は、第1可動子1230を流れる電流I1が第1可動子1230の移動軸に垂直に流れるように、第1可動子1230の移動軸に垂直に形成されてもよい。
また、第1可動子1230は、第1可動子1230を流れる電流I1がアーム部1214、1224を流れる電流I2と同じ方向に平行に流れるように、アーム部1214、1224に平行に配置されてもよい。
また、第1可動子1230は、第1可動子1230を流れる電流I1の通電路を長くするために、空間的制約が許す範囲内で延長長さを長くしてもよい。
ここで、第1接触端部1232aは、第1本体部1212の一端部1212aのうち第1アーム部1214の端部から最も遠く離れた部分に接触する。
また、第2接触端部1234aは、第2本体部1222の一端部1222aのうち第2アーム部1224の端部から最も遠く離れた部分に接触する。
一方、分岐して流れる2つの電流により発生するローレンツ力は、一般的にその2つの電流の間隔に反比例する。すなわち、分岐して流れる2つの電流の間隔が近いほど、ローレンツ力が増加する。
よって、アーム部1214、1224を流れる電流I2及び第1可動子1230を流れる電流I1により第1可動子1230に作用するローレンツ力F1を増加させるために、第1可動子1230は、第1可動子1230及び第2可動子1240が固定子1210、1220に接触する際に、第1可動子1230と第1アーム部1214との間及び第1可動子1230と第2アーム部1224との間に通電が行われない範囲内で第1アーム部1214及び第2アーム部1224に近接するように形成されてもよい。
第2可動子1240は、前述したように、楔状に形成され、第1可動子1230の貫通孔1236を基準として可動コア1140の反対側に配置され、第1可動子1230からアーム部1214、1224側に突出してアーム部1214、1224に接触するように備えられる。
ここで、第2可動子1240は、第1可動子1230及び第2可動子1240が固定子1210、1220に接触する際に、第1可動子1230から離隔してアーム部1214、1224に接触するように備えられる。つまり、第2可動子1240を流れる電流I2は第1可動子1230に通電しない。
第2可動子1240は、アーム部1214、1224を通電可能に接続するが、アーム部1214、1224を流れる電流I2の通電路が長くなるように、第1アーム部1214の端部及び第2アーム部1224の端部を通電可能に接続する長さの範囲内でできるだけ小さく形成され、第1アーム部1214の端部及び第2アーム部1224の端部に接触するように備えられる。
また、第2可動子1240は、アーム部1214、1224に接触する際に、アークの発生を抑制するために、アーム部1214、1224と面接触するように形成されてもよい。
本実施形態において、第2可動子1240は、他端部1244の角部が第2可動子1240の移動軸に対して傾斜するように面取りされている。これにより、第2可動子1240の他端部1244には、第1接触面1214bに対向して面接触可能な第3接触面1244a、及び第2接触面1224bに対向して面接触可能な第4接触面1244bが備えられる。
ここで、第1可動子1230、第2可動子1240及び固定子1210、1220は、シャフト1150を含む一面を基準として対称となるように備えられる。
これにより、第1可動子1230と第1固定子1210との間の接圧力と、第1可動子1230と第2固定子1220との間の接圧力とはほぼ同じレベルとなる。
また、第2可動子1240と第1固定子1210との間の接圧力と、第2可動子1240と第2固定子1220との間の接圧力とはほぼ同じレベルとなる。
以下、本発明の一実施形態によるリレー1000の作用効果について説明する。
コイル1110に電源が供給されると、コイル1110は磁力を発生する。
コイル1110の磁力により、可動コア1140は磁気抵抗が小さくなる方向、すなわち固定コア1120に近づく方向(図の上方)に移動する。
この過程で、リターンスプリング1130は固定コア1120と可動コア1140の間で蓄勢される。
可動コア1140の移動により、シャフト1150はシャフト1150の他端部1154が固定コア1120から遠ざかる方向(図の上方)に移動する。
シャフト1150の移動により、コンタクトスプリング1170、1180は可動子1230、1240とスプリング支持部1154cの間で蓄勢される。
より詳細には、第1コンタクトスプリング1170は、第1可動子1230とスプリング支持部1154cの間で蓄勢され、第2コンタクトスプリング1180は、第2可動子1240とスプリング支持部1154cの間で蓄勢される。
第1コンタクトスプリング1170の蓄勢により、第1可動子1230は固定子1210、1220に接触する方向(図の上方)に移動し、結局固定子1210、1220に接触する。
より詳細には、第1可動子1230の第1接触端部1232aが第1本体部1212の一端部1212aに接触し、第1可動子1230の第2接触端部1234aが第2本体部1222の一端部1222aに接触する。
第1可動子1230が本体部1212、1222に接触すると、第1本体部1212、第1可動子1230及び第2本体部1222により第1通電路C1が形成される。
そして、第2コンタクトスプリング1180の蓄勢により、第2可動子1240は固定子1210、1220に接触する方向(図の上方)に移動し、結局第1可動子1230から離隔して固定子1210、1220に接触する。
より詳細には、第2可動子1240の第3接触面1244aが第1アーム部1214の第1接触面1214bに接触し、第2可動子1240の第4接触面1244bが第2アーム部1224の第2接触面1224bに接触する。
第2可動子1240がアーム部1214、1224に接触すると、第1本体部1212、第1アーム部1214、第2可動子1240、第2アーム部1224及び第2本体部1222により第2通電路C2が形成される。
第1通電路C1及び第2通電路C2が形成されると、電源から引き込まれた電流が第1通電路C1及び第2通電路C2を介して負荷に分岐して流れる。
一方、第1可動子1230及び第2可動子1240が固定子1210、1220に接触した後も、シャフト1150はシャフト1150の他端部1154が固定コア1120から遠ざかる方向(図の上方)に移動し続ける。
これにより、第1可動子1230及び第2可動子1240は固定子1210、1220に接触した位置に固定されるが、スプリング支持部1154cは第1可動子1230及び第2可動子1240側に移動し続ける。
つまり、第1コンタクトスプリング1170及び第2コンタクトスプリング1180は、さらに蓄勢され、第1可動子1230及び第2可動子1240を固定子1210、1220側に加圧する力がさらに大きくなる。
その結果、第1可動子1230及び第2可動子1240が固定子1210、1220に所定の接圧力で接触し、第1可動子1230、第2可動子1240及び固定子1210、1220の接触状態が安定して維持される。
一方、コイル1110への電源供給が中断されると、コイル1110の磁力発生が中断される。
コイル1110の磁力発生が中断されると、可動コア1140はコンタクトスプリング1170、1180及びリターンスプリング1130の付勢力により固定コア1120から離隔する方向(図の下方)に移動する。
この過程で、リターンスプリング1130は固定コア1120と可動コア1140の間で放勢される。
可動コア1140の移動により、シャフト1150はシャフト1150の他端部1154が固定コア1120に近づく方向(図の下方)に移動する。
このとき、シャフト1150は、係止部1154aが第2可動子1240の貫通孔1246を通過するのではなく、第2可動子1240に係止される。
係止部1154aが第2可動子1240に係止されたまま移動するシャフト1150により、第2可動子1240は固定子1210、1220から分離する方向(図の下方)に移動し、結局固定子1210、1220から分離する。
また、第2可動子1240は、他端部1244が第1可動子1230の貫通孔1236を通過するのではなく、第1可動子1230に係止される。
他端部1244が第1可動子1230に係止されたまま移動する第2可動子1240により、第1可動子1230は固定子1210、1220から分離する方向(図の下方)に移動し、結局固定子1210、1220から分離する。
この過程で、第1コンタクトスプリング1170及び第2コンタクトスプリング1180は可動子1230、1240とスプリング支持部1154cの間で放勢される。
第1可動子1230及び第2可動子1240が固定子1210、1220から分離すると、回路が遮断される。すなわち、電源から第1固定子1210、第1可動子1230、第2可動子1240及び第2固定子1220を介して負荷に供給されていた電源供給が中断される。
ここで、本発明の一実施形態によるリレー1000においては、電流が第1通電路C1及び第2通電路C2に分岐して流れる。
つまり、1つの通電路に流れる電流の大きさが減少する。
電流の大きさが減少すると、電流の大きさの自乗に比例する電磁反発力は、電流の大きさの減少より大幅に減少する。
その結果、電磁反発力により第1可動子1230及び第2可動子1240が固定子1210、1220から離脱することが抑制される。
本発明の一実施形態によるリレー1000においては、第2通電路C2に流れる電流I2により磁場B2が発生する。
第2通電路C2に流れる電流I2により発生した磁場B2は、図3に示すように、第1通電路C1上において紙面の表から裏に作用する。
第1通電路C1上において第1本体部1212側から第2本体部1222側に(図の左から右に)流れる電流I1には、磁場B2によりローレンツ力F1が発生する。ここで、ローレンツ力F1の方向は、フレミングの左手の法則によるローレンツ力の方向(図の上方)である。
より詳細には、第1アーム部1214に流れる電流I21により発生した磁場B21は、第1可動子1230の第1加圧部P1上において紙面の表から裏に作用する。ここで、第1加圧部P1は、第1可動子1230の第1接触端部1232aと第1可動子1230の貫通孔1236間の延長部分であり、第1アーム部1214に対向する部分である。
第1加圧部P1上において第1接触端部1232a側から第1可動子1230の貫通孔1236側に(図の左から右に)流れる電流I11には、第1アーム部1214に流れる電流I21により発生した磁場B21によりローレンツ力が発生する。ここで、ローレンツ力の方向は、フレミングの左手の法則によるローレンツ力の方向(図の上方)である。
また、第2アーム部1224に流れる電流I22により発生した磁場B22は、第1可動子1230の第2加圧部P2上において紙面の表から裏に作用する。ここで、第2加圧部P2は、第1可動子1230の第2接触端部1234aと第1可動子1230の貫通孔1236間の延長部分であり、第2アーム部1224に対向する部分である。
第2加圧部P2上において第1可動子1230の貫通孔1236側から第2接触端部1234a側に(図の左から右に)流れる電流I12には、第2アーム部1224に流れる電流I22により発生した磁場B22によりローレンツ力が発生する。ここで、ローレンツ力の方向は、フレミングの左手の法則によるローレンツ力の方向(図の上方)である。
しかし、第1可動子1230は、第1加圧部P1及び第2加圧部P2に作用するローレンツ力F1の方向に移動して本体部1212、1222に接触するように構成されているので、ローレンツ力F1により第1可動子1230と固定子1210、1220との間の接圧力がさらに増加する。
つまり、電磁反発力により第1可動子1230が固定子1210、1220から離脱することが抑制される。
本発明の一実施形態によるリレー1000においては、第1可動子1230及び第2可動子1240を駆動する駆動部1100のピックアップ電圧を高めなくても、電磁反発力により第1可動子1230及び第2可動子1240が固定子1210、1220から離脱することが抑制される。
よって、駆動部1100の駆動に必要な電気エネルギーを、ピックアップ電圧を高めて駆動部1100を駆動する場合より低減することができる。
本発明の一実施形態によるリレー1000において、電流は、空間的制約内でできるだけ長く形成された第1通電路C1上で一直線方向に流れる。
また、電流は、空間的制約内でできるだけ長く形成された第2通電路C2上で一直線方向に流れる。
さらに、第1通電路C1に流れる電流I1及び第2通電路C2に流れる電流I2は、同じ方向に向かって平行に流れる。
さらに、第1通電路C1に流れる電流I1及び第2通電路C2に流れる電流I2は、第1可動子1230の移動軸に垂直に流れる。
ここで、第1通電路C1に流れる電流I1は、第2通電路C2に流れる電流I2を基準として第1可動子1230が本体部1212、1222から分離する方向に離隔して配置される。
これにより、第1可動子1230と固定子1210、1220との間の接圧力の増加に利用されるローレンツ力がさらに増加する。
これについてより具体的に説明すると次の通りである。
まず、第1可動子1230、第2可動子1240及び固定子1210、1220は、第1通電路C1及び第2通電路C2の長さが空間的制約内でできるだけ長くなるように形成される。
こうすることにより、ローレンツ力F1の発生する部位が大きくなり、第1可動子1230に作用するローレンツ力F1がさらに増加する。
また、第1可動子1230、第2可動子1240及び固定子1210、1220は、第1通電路C1に流れる電流I1が一直線方向に流れるように形成される。
さらに、第1可動子1230、第2可動子1240及び固定子1210、1220は、第2通電路C2に流れる電流I2が一直線方向に流れるように形成される。
こうすることにより、第1アーム部1214に流れる電流I21により発生した磁場B21が、第2アーム部1224に流れる電流I22により発生した磁場B22と同じ方向に第1加圧部P1に作用する。
つまり、第1加圧部P1には、第1アーム部1214に流れる電流I21により発生した磁場B21だけではなく、第2アーム部1224に流れる電流I22により発生した磁場B22も作用し、第1加圧部P1に作用する2つの磁場B21、B22の方向は一致する。
これにより、2つの磁場B21、B22は、互いに相殺することなく第1加圧部P1に作用する。また、2つの磁場B21、B22が重畳するので、第1加圧部P1に作用する磁場B2が増加する。
その結果、第1加圧部P1に作用するローレンツ力F11がさらに増加する。
同じ原理で、第2アーム部1224に流れる電流I22により発生した磁場B22が、第1アーム部1214に流れる電流I21により発生した磁場B21と同じ方向に第2加圧部P2に作用する。
つまり、第2加圧部P2には、第2アーム部1224に流れる電流I22により発生した磁場B22だけではなく、第1アーム部1214に流れる電流I21により発生した磁場B21も作用し、第2加圧部P2に作用する2つの磁場B21、B22の方向は一致する。
これにより、2つの磁場B21、B22は、互いに相殺することなく第2加圧部P2に作用する。また、2つの磁場B21、B22が重畳するので、第2加圧部P2に作用する磁場B2が増加する。
その結果、第2加圧部P2に作用するローレンツ力F12がさらに増加する。
以上、第1アーム部1214に流れる電流I21により発生した磁場B21と第2アーム部1224に流れる電流I22により発生した磁場B22の関係を例に挙げてローレンツ力F1の増加について説明したが、このような原理は、第1アーム部1214に流れる電流I21により発生した磁場B21及び第2アーム部1224に流れる電流I22により発生した磁場B22内でも適用することができる。
例えば、第1アーム部1214に流れる電流I21により発生した磁場B21のうち、第1アーム部1214の一側に流れる電流I211により発生した磁場B211が、第1アーム部1214の他側に流れる電流I212により発生した磁場B212と同じ方向に第1加圧部P1に作用する。
つまり、第1加圧部P1には、第1アーム部1214の一側に流れる電流I211により発生した磁場B211だけではなく、第1アーム部1214の他側に流れる電流I212により発生した磁場B212も作用し、第1加圧部P1に作用する2つの磁場B211、B212の方向は一致する。
これにより、2つの磁場B211、B212は、互いに相殺することなく第1加圧部P1に作用する。また、2つの磁場B211、B212が重畳するので、第1加圧部P1に作用する磁場B2が増加する。
その結果、第1加圧部P1に作用するローレンツ力F11がさらに増加する。
さらに、第1可動子1230、第2可動子1240及び固定子1210、1220は、第2通電路C2に流れる電流I2が第1可動子1230の移動軸に垂直に流れるように形成される。
さらに、第1可動子1230、第2可動子1240及び固定子1210、1220は、第1通電路C1に流れる電流I1が第1可動子1230の移動軸に垂直に流れるように形成される。
さらに、第1可動子1230、第2可動子1240及び固定子1210、1220は、第1通電路C1に流れる電流I1及び第2通電路C2に流れる電流I2が同じ方向に向かって平行に流れるように形成される。
さらに、第1可動子1230、第2可動子1240及び固定子1210、1220は、第1通電路C1に流れる電流I1が第2通電路C2に流れる電流I2を基準として第1可動子1230が本体部1212、1222から分離する方向に離隔して流れるように形成される。
こうすることにより、第1可動子1230に作用する磁場B2の強度が第1可動子1230全体にわたってほぼ同じレベルとなる。
さらに、第1可動子1230に作用する磁場B2の方向と第1可動子1230を流れる電流I1の方向が垂直である。
さらに、第1可動子1230に作用する磁場B2の方向及び第1可動子1230を流れる電流I1の方向のどちらにも垂直なローレンツ力F1の方向と第1可動子1230の接触方向が一致する。
こうすることにより、第1可動子1230に作用する磁場B2及び第1可動子1230に流れる電流I1により発生するローレンツ力F1が最大化され、最大化されたローレンツ力F1を第1可動子1230と固定子1210、1220との間の接圧力の増加に完全に利用することができる。
次に、図4〜図6を参照して、本発明の他の実施形態によるリレーについて説明する。
図4は本発明の他の実施形態によるリレーを示す断面図であり、図5は図4のリレーを側面から見た断面図であり、図6は図4の可動子と固定子が接触した状態を示す断面図である。
前述した第1実施形態と同一又は相当部分には説明の便宜上同一符号を付し、一部の構成については重複する説明を省略する。
図4〜図6に示すように、本発明の他の実施形態によるリレー2000は、駆動力を発生する駆動部2100と、駆動部2100により駆動されて回路を開閉する接点部2200とを含み、接点部2200は、電源側に接続される第1固定子2210と、第1固定子2210から離隔して負荷側に接続される第2固定子2220と、駆動部2100により第1固定子2210及び第2固定子2220(以下、「固定子2210、2220」という)に接離する可動子2230、2240とを含み、可動子2230、2240は、固定子2210、2220に接離する第1可動子2230と、第1可動子2230から離隔して固定子2210、2220に接離する第2可動子2240とを備えて構成される。
駆動部2100は、例えば、電気力により駆動力を発生するアクチュエータで構成される。
より具体的には、駆動部2100は、電源供給時に磁力を発生して磁場空間を形成するコイル1110と、コイル1110の磁場空間内に固定配置される固定コア2120と、固定コア2120に接離するようにコイル1110の磁場空間内に移動可能に配置される第1可動コア2140と、固定コア2120を基準として第1可動コア2140の反対側で固定コア2120に接離するようにコイル1110の磁場空間内に移動可能に配置される第2可動コア2170と、第1可動コア2140と第1可動子2230を機構的に連結する第1シャフト2150と、第2可動コア2170と第2可動子2240を機構的に連結する第2シャフト2180とを備えたソレノイドで構成される。
ここで、第1可動コア2140、固定コア2120、第2可動コア2170、第1可動子2230、固定子2210、2220及び第2可動子2240の順に配置される。
第1シャフト2150は、第1可動コア2140から一直線方向に延び、固定コア2120及び第2可動コア2170を貫通して第1可動子2230に連結される。
第2シャフト2180は、第2可動コア2170から延び、第1シャフト2150及び第1可動子2230と干渉しないように折り曲げられて第2可動子2240に連結される。
固定コア2120と第1可動コア2140との間には、第1可動コア2140を固定コア2120から遠ざかる方向(図の下方)に付勢する第1リターンスプリング2130が備えられる。
固定コア2120と第2可動コア2170との間には、第2可動コア2170を固定コア2120から遠ざかる方向(図の上方)に付勢する第2リターンスプリング2160が備えられる。
第1シャフト2150は、一端部2152が第1可動コア2140に結合され、他端部2154が固定コア2120及び第2可動コア2170を貫通して第1可動子2230に連結される。
よって、第1シャフト2150が貫通するように、固定コア2120の中央には貫通孔2122が形成され、第2可動コア2170の中央には貫通孔2172が形成される。
第2シャフト2180は、一端部2182が第2可動コア2170に結合され、他端部2184が第2可動子2240に連結される。
ここで、第1シャフト2150と第1可動子2230の連結構造及び第2シャフト2180と第2可動子2240の連結構造は、前述した実施形態と同様の方式でコンタクトスプリング及び係止部を備えて構成することもできる。
本実施形態においては、第1シャフト2150と第1可動子2230とが溶接などの結合手段で固定連結され、第2シャフト2180と第2可動子2240とが溶接などの結合手段で固定連結される。
接点部2200は、前述したように、電源側に接続される第1固定子2210と、第1固定子2210から離隔して負荷側に接続される第2固定子2220と、駆動部2100により固定子2210、2220に接離する可動子2230、2240とを含み、可動子2230、2240は、固定子2210、2220に接離する第1可動子2230と、第1可動子2230から離隔して固定子2210、2220に接離する第2可動子2240とを備えて構成される。
接点部2200においては、第1可動子2230及び第2可動子2240が固定子2210、2220に接触する際に、第1可動子2230には、第1可動子2230を流れる電流I1及び第2可動子2240を流れる電流I2によりローレンツ力F1が作用し、第1可動子2230は、第1可動子2230に作用するローレンツ力F1の方向と同じ方向に移動して固定子2210、2220に接触するように備えられる。
また、接点部2200においては、第1可動子2230及び第2可動子2240が固定子2210、2220に接触する際に、第2可動子2240には、第1可動子2230を流れる電流I1及び第2可動子2240を流れる電流I2によりローレンツ力F2が作用し、第2可動子2240は、第2可動子2240に作用するローレンツ力F2の方向と同じ方向に移動して固定子2210、2220に接触するように備えられる。
より具体的には、第1固定子2210は、ケースに固定支持されてもよい。
この場合、第1固定子2210は、一端部2212がケースの内部に配置され、他端部2214がケースの外部に突出するようにしてもよい。
第1固定子2210の一端部2212は、一側が第1可動子2230に接触し、他側が第2可動子2240に接触する。
第1固定子2210の他端部2214は、例えば、バッテリなどの電源に通電可能に接続される。
第2固定子2220は、第1固定子2210から離隔し、ケースに固定支持されてもよい。
この場合、第2固定子2220は、一端部2222がケースの内部に配置され、他端部2224がケースの外部に突出するようにしてもよい。
第2固定子2220の一端部2222は、一側が第1可動子2230に接触し、他側が第2可動子2240に接触する。
第2固定子2220の他端部2224は、負荷に通電可能に接続される。
第1可動子2230は、固定子2210、2220に接触できるように、固定子2210、2220の間隔以上の長さを有する板状に形成される。
ここで、第1可動子2230は、第1可動子2230を流れる電流I1が一直線方向に流れるように、一直線方向に延設される。
また、第1可動子2230は、第1可動子2230を流れる電流I1が第1可動子2230の移動軸に垂直な方向に流れるように、第1可動子2230の移動軸に垂直に形成される。
第2可動子2240は、固定子2210、2220に接触できるように、固定子2210、2220の間隔以上の長さを有する板状に形成される。
ここで、第2可動子2240は、第2可動子2240を流れる電流I2が一直線方向に流れるように、一直線方向に延設される。
また、第2可動子2240は、第2可動子2240を流れる電流I2が第2可動子2240の移動軸に垂直な方向に流れるように、第2可動子2240の移動軸に垂直に形成される。
第1可動子2230、第2可動子2240及び固定子2210、2220は、第1可動子2230が一方向に移動して第1固定子2210の一端部2212の一側及び第2固定子2220の一端部2222の一側に接触するように備えられる。
また、第1可動子2230、第2可動子2240及び固定子2210、2220は、第2可動子2240が一方向の反対方向に移動して第1固定子2210の一端部2212の他側及び第2固定子2220の一端部2222の他側に接触するように備えられる。
ここで、第1可動子2230及び第2可動子2240は、第1可動子2230に流れる電流I1及び第2可動子2240に流れる電流I2が同じ方向に平行に流れるように、平行に配置される。
また、第1可動子2230及び第2可動子2240は、後述するように、第1可動子2230に作用するローレンツ力F1及び第2可動子2240に作用するローレンツ力F2を最大化するために、第1可動子2230の移動軸及び第2可動子2240の移動軸が同一軸上に配置される。
第1可動子2230、第2可動子2240及び固定子2210、2220は、第1可動子2230に作用するローレンツ力F1及び第2可動子2240に作用するローレンツ力F2を増加させるために、第1可動子2230及び第2可動子2240が固定子2210、2220に接触する際に、第1可動子2230と第2可動子2240との間に通電が行われない範囲内で第1可動子2230と第2可動子2240とが互いに近接するように形成される。
このために、第1固定子2210の一端部2212及び第2固定子2220の一端部2222の厚さは、第1可動子2230と第2可動子2240との間に通電が行われない範囲内でできるだけ薄く形成される。
ここで、第1固定子2210の一端部2212の厚さとは、第1可動子2230に接触する第1固定子2210の一端部2212の一側と、第2可動子2240に接触する第1固定子2210の一端部2212の他側との距離をいう。
また、第2固定子2220の一端部2222の厚さとは、第1可動子2230に接触する第2固定子2220の一端部2222の一側と、第2可動子2240に接触する第2固定子2220の一端部2222の他側との距離をいう。
第1可動子2230、第2可動子2240及び固定子2210、2220は、空間的制約が許す範囲内で、第1可動子2230を流れる電流I1及び第2可動子2240を流れる電流I2の通電路が長くなるように形成される。
すなわち、第1可動子2230及び第2可動子2240は、空間的制約が許す範囲内で長く形成され、第1固定子2210は、第1可動子2230の一端部2232及び第2可動子2240の一端部2242に接触し、第2固定子2220は、第1可動子2230の他端部2234及び第2可動子2240の他端部2244に接触するように形成されてもよい。
第1可動子2230、第2可動子2240及び固定子2210、2220は、アークの発生を抑制するために、第1可動子2230も固定子2210、2220と面接触し、第2可動子2240も固定子2210、2220と面接触するように形成される。
第1可動子2230、第2可動子2240及び固定子2210、2220は、第1シャフト2150及び第2シャフト2180を含む一面を基準として対称となるように備えられる。
これにより、第1可動子2230と第1固定子2210との間の接圧力と、第1可動子2230と第2固定子2220との間の接圧力とはほぼ同じレベルとなる。
また、第2可動子2240と第1固定子2210との間の接圧力と、第2可動子2240と第2固定子2220との間の接圧力とはほぼ同じレベルとなる。
以下、本発明の他の実施形態によるリレー2000の作用効果について説明する。
コイル1110に電源が供給されると、コイル1110は磁力を発生する。
コイル1110の磁力により、第1可動コア2140は磁気抵抗が小さくなる方向、すなわち固定コア2120に近づく方向(図の上方)に移動する。
この過程で、第1リターンスプリング2130は固定コア2120と第1可動コア2140の間で蓄勢される。
第1可動コア2140の移動により、第1シャフト2150は第1シャフト2150の他端部2154が固定コア2120から遠ざかる方向(図の上方)に移動する。
第1シャフト2150の移動により、第1可動子2230は固定子2210、2220に接触する方向(図の上方)に移動し、結局固定子2210、2220に接触する。
より詳細には、第1可動子2230の一端部2232が第1固定子2210の一端部2212の一側に接触し、第1可動子2230の他端部2234が第2固定子2220の一端部2222の一側に接触する。
第1可動子2230が固定子2210、2220に接触すると、第1固定子2210、第1可動子2230及び第2固定子2220により第1通電路C1が形成される。
また、コイル1110の磁力により、第2可動コア2170は磁気抵抗が小さくなる方向、すなわち固定コア2120に近づく方向(図の下方)に移動する。
この過程で、第2リターンスプリング2160は固定コア2120と第2可動コア2170の間で蓄勢される。
第2可動コア2170の移動により、第2シャフト2180は第2シャフト2180の他端部2184が固定コア2120に近づく方向(図の下方)に移動する。
第2シャフト2180の移動により、第2可動子2240は固定子2210、2220に接触する方向(図の下方)に移動し、結局第1可動子2230から離隔して固定子2210、2220に接触する。
より詳細には、第2可動子2240の一端部2242が第1固定子2210の一端部2212の他側に接触し、第2可動子2240の他端部2244が第2固定子2220の一端部2222の他側に接触する。
第2可動子2240が固定子2210、2220に接触すると、第1固定子2210、第2可動子2240及び第2固定子2220により第2通電路C2が形成される。
第1通電路C1及び第2通電路C2が形成されると、電源から引き込まれた電流が第1通電路C1及び第2通電路C2を介して負荷に分岐して流れる。
一方、コイル1110への電源供給が中断されると、コイル1110の磁力発生が中断される。
コイル1110の磁力発生が中断されると、第1可動コア2140は第1リターンスプリング2130の付勢力により固定コア2120から離隔する方向(図の下方)に移動する。
この過程で、第1リターンスプリング2130は固定コア2120と第1可動コア2140の間で放勢される。
第1可動コア2140の移動により、第1シャフト2150は第1シャフト2150の他端部2154が固定コア2120に近づく方向(図の下方)に移動する。
第1シャフト2150の移動により、第1可動子2230は固定子2210、2220から分離する方向(図の下方)に移動し、結局固定子2210、2220から分離する。
コイル1110の磁力発生が中断されると、第2可動コア2170は第2リターンスプリング2160の付勢力により固定コア2120から離隔する方向(図の上方)に移動する。
この過程で、第2リターンスプリング2160は固定コア2120と第2可動コア2170の間で放勢される。
第2可動コア2170の移動により、第2シャフト2180は第2シャフト2180の他端部2184が固定コア2120から遠ざかる方向(図の上方)に移動する。
第2シャフト2180の移動により、第2可動子2240は固定子2210、2220から分離する方向(図の上方)に移動し、結局固定子2210、2220から分離する。
第1可動子2230及び第2可動子2240が固定子2210、2220から分離すると、回路が遮断される。すなわち、電源から第1固定子2210、第1可動子2230、第2可動子2240及び第2固定子2220を介して負荷に供給されていた電源供給が中断される。
ここで、本発明の他の実施形態によるリレー2000においては、電流が第1通電路C1及び第2通電路C2に分岐して流れる。
つまり、1つの通電路に流れる電流の大きさが減少する。
電流の大きさが減少すると、電流の大きさの自乗に比例する電磁反発力は、電流の大きさの減少より大幅に減少する。
その結果、電磁反発力により第1可動子2230及び第2可動子2240が固定子2210、2220から離脱することが抑制される。
本発明の他の実施形態によるリレー2000においては、第1通電路C1に流れる電流I1により第1磁場B1が発生する。
第1磁場B1は、図6に示すように、第2通電路C2上において紙面の裏から表に作用する。
第2通電路C2上において第1固定子2210側から第2固定子2220側に(図の左から右に)流れる電流I2には、第1磁場B1によりローレンツ力F2が発生する。ここで、ローレンツ力F2の方向は、フレミングの左手の法則によるローレンツ力の方向(図の下方)である。
しかし、第2可動子2240は、ローレンツ力F2の方向に移動して固定子2210、2220に接触するように構成されているので、ローレンツ力F2により第2可動子2240と固定子2210、2220との間の接圧力がさらに増加する。
つまり、電磁反発力により第2可動子2240が固定子2210、2220から離脱することが抑制される。
一方、本発明の他の実施形態によるリレー2000においては、第2通電路C2に流れる電流I2により第2磁場B2が発生する。
第2磁場B2は、図6に示すように、第1通電路C1上において紙面の表から裏に作用する。
第1通電路C1上において第1固定子2210側から第2固定子2220側に(図の左から右に)流れる電流I1には、第2磁場B2によりローレンツ力F1が発生する。ここで、ローレンツ力F1の方向は、フレミングの左手の法則によるローレンツ力の方向(図の上方)である。
しかし、第1可動子2230は、ローレンツ力F1の方向に移動して固定子2210、2220に接触するように構成されているので、ローレンツ力F1により第1可動子2230と固定子2210、2220との間の接圧力がさらに増加する。
つまり、電磁反発力により第1可動子2230が固定子2210、2220から離脱することが抑制される。
本発明の他の実施形態によるリレー2000においては、第1可動子2230及び第2可動子2240を駆動する駆動部2100のピックアップ電圧を高めなくても、電磁反発力により第1可動子2230及び第2可動子2240が固定子2210、2220から離脱することが抑制される。
よって、駆動部2100の駆動に必要な電気エネルギーを、ピックアップ電圧を高めて駆動部2100を駆動する場合より低減することができる。
本発明の他の実施形態によるリレー2000において、電流は、空間的制約内でできるだけ長く形成された第1通電路C1上で一直線方向に流れる。
また、電流は、空間的制約内でできるだけ長く形成された第2通電路C2上で一直線方向に流れる。
さらに、第1通電路C1に流れる電流I1は、第1可動子2230の移動軸に垂直に流れる。
さらに、第2通電路C2に流れる電流I2は、第2可動子2240の移動軸に垂直に流れる。
さらに、第1通電路C1に流れる電流I1及び第2通電路C2に流れる電流I2は、同じ方向に向かって平行に流れる。
ここで、第1可動子2230の移動軸及び第2可動子2240の移動軸は同一軸上に配置される。
これにより、第1可動子2230と固定子2210、2220との間の接圧力の増加に利用されるローレンツ力及び第2可動子2240と固定子2210、2220との間の接圧力の増加に利用されるローレンツ力がさらに増加する。
これについてより具体的に説明すると次の通りである。
まず、第1可動子2230、第2可動子2240及び固定子2210、2220は、第1通電路C1及び第2通電路C2の長さが空間的制約内でできるだけ長くなるように形成される。
こうすることにより、ローレンツ力F1、F2の発生する部位が大きくなり、第1可動子2230に作用するローレンツ力F1及び第2可動子2240に作用するローレンツ力F2がさらに増加する。
また、第1可動子2230、第2可動子2240及び固定子2210、2220は、第1通電路C1に流れる電流I1が一直線方向に流れるように形成される。
さらに、第1可動子2230、第2可動子2240及び固定子2210、2220は、第2通電路C2に流れる電流I2が一直線方向に流れるように形成される。
こうすることにより、第1可動子2230の一側に流れる電流I11により発生した磁場B11が、第1可動子2230の他側に流れる電流I12により発生した磁場B12と同じ方向に第2可動子2240に作用する。
つまり、第2可動子2240には、第1可動子2230の一側に流れる電流I11により発生した磁場B11だけではなく、第1可動子2230の他側に流れる電流I12により発生した磁場B12も作用し、第2可動子2240に作用する2つの磁場B11、B12の方向は一致する。
これにより、2つの磁場B11、B12は、互いに相殺することなく第2可動子2240に作用する。また、2つの磁場B11、B12が重畳するので、第2可動子2240に作用する第1磁場B1が増加する。
その結果、第2可動子2240に作用するローレンツ力F2がさらに増加する。
同じ原理で、第2可動子2240の一側に流れる電流I21により発生した磁場B21が、第2可動子2240の他側に流れる電流I22により発生した磁場B22と同じ方向に第1可動子2230に作用する。
つまり、第1可動子2230には、第2可動子2240の一側に流れる電流I21により発生した磁場B21だけではなく、第2可動子2240の他側に流れる電流I22により発生した磁場B22も作用し、第1可動子2230に作用する2つの磁場B21、B22の方向は一致する。
これにより、2つの磁場B11、B12は、互いに相殺することなく第1可動子2230に作用する。また、2つの磁場B11、B12が重畳するので、第1可動子2230に作用する第2磁場B2が増加する。
その結果、第1可動子2230に作用するローレンツ力F1がさらに増加する。
さらに、第1可動子2230、第2可動子2240及び固定子2210、2220は、第1通電路C1に流れる電流I1が第1可動子2230の移動軸に垂直に流れるように形成される。
さらに、第1可動子2230、第2可動子2240及び固定子2210、2220は、第2通電路C2に流れる電流I2が第2可動子2240の移動軸に垂直に流れるように形成される。
さらに、第1可動子2230、第2可動子2240及び固定子2210、2220は、第1通電路C1に流れる電流I1及び第2通電路C2に流れる電流I2が同じ方向に向かって平行に流れるように形成される。
ここで、第1可動子2230の移動軸及び第2可動子2240の移動軸は同一軸上に配置される。
こうすることにより、第1可動子2230に作用する第2磁場B2の強度が第1可動子2230全体にわたってほぼ同じレベルとなる。
さらに、第1可動子2230に作用する第2磁場B2の方向と第1可動子2230を流れる電流I1の方向が垂直であり、かつ第1可動子2230に作用する第2磁場B2の方向及び第1可動子2230を流れる電流I1の方向のどちらにも垂直なローレンツ力F1の方向と第1可動子2230の接触方向が一致する。
こうすることにより、第1可動子2230に作用する第2磁場B2及び第1可動子2230に流れる電流I1により発生するローレンツ力F1が最大化され、最大化されたローレンツ力F1を第1可動子2230と固定子2210、2220との間の接圧力の増加に完全に利用することができる。
また、第2可動子2240に作用する第1磁場B1の強度が第2可動子2240全体にわたってほぼ同じレベルとなり、第2可動子2240に作用する第1磁場B1の方向と第2可動子2240を流れる電流I2の方向が垂直であり、かつ第2可動子2240に作用する第1磁場B1の方向及び第2可動子2240を流れる電流I2の方向のどちらにも垂直なローレンツ力F2の方向と第2可動子2240の接触方向が一致する。
こうすることにより、第2可動子2240に作用する第1磁場B1及び第2可動子2240に流れる電流I2により発生するローレンツ力F2が最大化され、最大化されたローレンツ力F2を第2可動子2240と固定子2210、2220との間の接圧力の増加に完全に利用することができる。
以上、本発明の特定の実施形態について説明したが、本発明は、その思想や基本的な特徴から逸脱しない限り様々な形態で実施することができるので、前述した実施形態により本発明の権利範囲が限定されるものではない。
なお、本明細書に開示されていない実施形態であっても、添付された特許請求の範囲に定義された技術思想の範囲内で広く解釈されるべきである。また、添付された特許請求の範囲に定義された技術思想の範囲とその均等範囲内で行われるあらゆる変更及び変形も当該特許請求の範囲に含まれる。
1000 本発明の一実施形態によるリレー
1100 駆動部
1110 コイル
1120 固定コア
1122 (固定コアの)貫通孔
1130 リターンスプリング
1140 可動コア
1150 シャフト
1152 (シャフトの)一端部
1154 (シャフトの)他端部
1154a 係止部
1154b スプリング取付部
1154c スプリング支持部
1170 第1コンタクトスプリング
1180 第2コンタクトスプリング
1200 接点部
1210 第1固定子
1212 第1本体部
1212a (第1本体部の)一端部
1212b (第1本体部の)他端部
1214 第1アーム部
1214a 凹部
1214b 第1接触面
1220 第2固定子
1222 第2本体部
1222a (第2本体部の)一端部
1222b (第2本体部の)他端部
1224 第2アーム部
1224a 凹部
1224b 第2接触面
1230 第1可動子
1232 (第1可動子の)一端部
1232a 第1接触端部
1234 (第1可動子の)他端部
1234a 第2接触端部
1236 (第1可動子の)貫通孔
1236a (第1可動子の貫通孔の)第1開口部
1236b (第1可動子の貫通孔の)第2開口部
1240 第2可動子
1242 (第2可動子の)一端部
1244 (第2可動子の)他端部
1244a 第3接触面
1244b 第4接触面
1246 (第2可動子の)貫通孔
1246a (第2可動子の貫通孔の)第1開口部
1246b (第2可動子の貫通孔の)第2開口部
2000 本発明の他の実施形態によるリレー
2100 駆動部
2120 固定コア
2130 第1リターンスプリング
2140 第1可動コア
2150 第1シャフト
2152 (第1シャフトの)一端部
2154 (第1シャフトの)他端部
2160 第2リターンスプリング
2170 第2可動コア
2172 (第2可動コアの)貫通孔
2180 第2シャフト
2182 (第2シャフトの)一端部
2184 (第2シャフトの)他端部
2200 接点部
2210 第1固定子
2212 (第1固定子の)一端部
2214 (第1固定子の)他端部
2220 第2固定子
2222 (第2固定子の)一端部
2224 (第2固定子の)他端部
2230 第1可動子
2232 (第1可動子の)一端部
2234 (第1可動子の)他端部
2240 第2可動子
2242 (第2可動子の)一端部
2244 (第2可動子の)他端部
1、B11、B12、B2、B21、B22、B211、B212 磁場
1 第1通電路
2 第2通電路
1、F11、F12、F2 ローレンツ力
1、I11、I12、I2、I21、I22、I211、I212 電流
1 第1加圧部
2 第2加圧部

Claims (16)

  1. 電源側に接続される第1固定子と、
    前記第1固定子から離隔して負荷側に接続される第2固定子と、
    前記第1固定子及び前記第2固定子に接離する可動子と、を含み、
    前記可動子は、
    前記第1固定子及び前記第2固定子に接離する第1可動子と、
    前記第1可動子から離隔して前記第1固定子及び前記第2固定子に接離する第2可動子と、を備え
    前記第1固定子は、
    電流が引き込まれる第1本体部と、
    前記第1本体部から前記第2固定子側に突出した第1アーム部と、を備え、
    前記第2固定子は、
    電流が引き出される第2本体部と、
    前記第2本体部から前記第1固定子側に突出した第2アーム部と、を備え、
    前記第1可動子は、前記第1アーム部及び前記第2アーム部から前記第1可動子の分離方向に離隔した状態で前記第1本体部及び前記第2本体部に接触するように備えられ、
    前記第2可動子は、前記第1可動子から前記第1アーム部及び前記第2アーム部側に突出して前記第1アーム部及び前記第2アーム部に接触するように備えられる、リレー。
  2. 前記第1可動子及び前記第2可動子が前記第1固定子及び前記第2固定子に接触する際に、前記第1可動子には、前記第1可動子を流れる電流及び前記第2可動子を流れる電流によりローレンツ力が作用し、
    前記第1可動子は、前記第1可動子に作用するローレンツ力の方向と同じ方向に移動して前記第1固定子及び前記第2固定子に接触するように備えられる、請求項1に記載のリレー。
  3. 前記第1本体部及び前記第1可動子のいずれか一方は、前記第1本体部及び前記第1可動子の他方側に突出して前記第1本体部及び前記第1可動子の他方に接触する第1接触端部を備え、
    前記第2本体部及び前記第1可動子のいずれか一方は、前記第2本体部及び前記第1可動子の他方側に突出して前記第2本体部及び前記第1可動子の他方に接触する第2接触端部を備え、
    前記第1アーム部は、前記第1可動子が前記第1本体部に接触したとき前記第1可動子から離隔した前記第1本体部の一側から突出し、
    前記第2アーム部は、前記第1可動子が前記第2本体部に接触したとき前記第1可動子から離隔した前記第2本体部の一側から突出し、
    前記第1可動子は、一側に前記第2可動子が貫通する貫通孔が形成され、
    前記第2可動子は、前記第1可動子から前記第1アーム部及び前記第2アーム部側に突出するように形成される、請求項に記載のリレー。
  4. 前記第1アーム部、前記第2アーム部及び前記第1可動子は、空間的制約が許す範囲内で長く形成され、
    前記第1接触端部は、前記第1アーム部の端部から最も遠く離れた前記第1本体部の一側に備えられるか又は接触し、
    前記第2接触端部は、前記第2アーム部の端部から最も遠く離れた前記第2本体部の一側に備えられるか又は接触し、
    前記第2可動子は、前記第1アーム部の端部及び前記第2アーム部の端部に接触可能に備えられる、請求項に記載のリレー。
  5. 前記第1可動子及び前記第2可動子が前記第1固定子及び前記第2固定子に接触する際に、前記第1可動子と前記第1アーム部との間及び前記第1可動子と前記第2アーム部との間に通電が行われない範囲内で前記第1可動子が前記第1アーム部及び前記第2アーム部に近接するように形成される、請求項のいずれか一項に記載のリレー。
  6. 前記第1アーム部、前記第2アーム部及び前記第1可動子は、それぞれ前記第1可動子の移動軸に垂直に形成され、
    前記第1可動子は、前記第1アーム部及び前記第2アーム部に平行に配置される、請求項のいずれか一項に記載のリレー。
  7. 前記第1アーム部及び前記第2アーム部は、前記第1本体部及び前記第2本体部と交差する軸方向に突出し、
    前記第1可動子は、一軸方向に延設される、請求項のいずれか一項に記載のリレー。
  8. 前記第1可動子及び前記第2可動子は、駆動部により駆動され、
    前記駆動部は、
    電源供給時に磁力を発生して磁場空間を形成するコイルと、
    前記磁場空間内に固定配置される固定コアと、
    前記固定コアに接離するように前記磁場空間内に移動可能に配置される可動コアと、
    前記可動コアと前記第1可動子及び前記第2可動子を連結するシャフトと、を備える、請求項2〜のいずれか一項に記載のリレー。
  9. 前記シャフトは、
    前記第1可動子を支持する第1コンタクトスプリングと、
    前記第2可動子を支持する第2コンタクトスプリングと、を備える、請求項に記載のリレー。
  10. 前記第1可動子及び前記第2可動子が前記第1固定子及び前記第2固定子に接触する際に、前記第1可動子には、前記第1可動子を流れる電流及び前記第2可動子を流れる電流によりローレンツ力が作用し、前記第2可動子には、前記第1可動子を流れる電流及び前記第2可動子を流れる電流によりローレンツ力が作用し、
    前記第1可動子は、前記第1可動子に作用するローレンツ力の方向と同じ方向に移動して前記第1固定子及び前記第2固定子に接触するように備えられ、
    前記第2可動子は、前記第2可動子に作用するローレンツ力の方向と同じ方向に移動して前記第1固定子及び前記第2固定子に接触するように備えられる、請求項1に記載のリレー。
  11. 前記第1可動子及び前記第2可動子が前記第1固定子及び前記第2固定子に接触する際に、前記第1可動子と前記第2可動子との間に通電が行われない範囲内で前記第1可動子と前記第2可動子とが近接するように形成される、請求項1又は10に記載のリレー。
  12. 前記第1可動子は、前記第1可動子の移動軸に垂直に形成され、
    前記第2可動子は、前記第2可動子の移動軸に垂直に形成され、
    前記第1可動子の移動軸及び前記第2可動子の移動軸は同一軸上に配置され、
    前記第1可動子及び前記第2可動子は平行に配置される、請求項1、1011のいずれか一項に記載のリレー。
  13. 前記第1可動子及び前記第2可動子は、それぞれ一直線方向に延設される、請求項1、1012のいずれか一項に記載のリレー。
  14. 前記第1可動子及び前記第2可動子は、空間的制約が許す範囲内で通電路が長く形成され、
    前記第1固定子は、前記第1可動子の一端部及び前記第2可動子の一端部に接触可能に備えられ、
    前記第2固定子は、前記第1可動子の他端部及び前記第2可動子の他端部に接触可能に備えられる、請求項1、1013のいずれか一項に記載のリレー。
  15. 前記第1可動子及び前記第2可動子は、駆動部により駆動され、
    前記駆動部は、
    電源供給時に磁力を発生して磁場空間を形成するコイルと、
    前記磁場空間内に固定配置される固定コアと、
    前記固定コアに接離するように前記磁場空間内に移動可能に配置される第1可動コアと、
    前記固定コアを基準として前記第1可動コアの反対側で前記固定コアに接離するように前記磁場空間内に移動可能に配置される第2可動コアと、
    前記第1可動コアと前記第1可動子を連結する第1シャフトと、
    前記第2可動コアと前記第2可動子を連結する第2シャフトと、を備える、請求項1、1014のいずれか一項に記載のリレー。
  16. 前記第1シャフトは、前記第1可動子を支持する第1コンタクトスプリングを備え、
    前記第2シャフトは、前記第2可動子を支持する第2コンタクトスプリングを備える、請求項15に記載のリレー。
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